コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ヒリゾ浜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒリゾ浜
巡視対象海岸
崖上を走る県道下田石廊松崎線から見たヒリゾ浜。奥に見える大きな島が「大根島」。
ヒリゾ浜の位置(静岡県内)
ヒリゾ浜
ヒリゾ浜
静岡県の地図
所在地日本の旗 日本: 静岡県賀茂郡南伊豆町中木(もしくは南伊豆町入間)
座標北緯34度36分26.4秒 東経138度49分32.8秒 / 北緯34.607333度 東経138.825778度 / 34.607333; 138.825778座標: 北緯34度36分26.4秒 東経138度49分32.8秒 / 北緯34.607333度 東経138.825778度 / 34.607333; 138.825778
アクセス中木港から渡船[1]
全長約250 m[2]ないし約300 m[3]
巡回者ヒリゾ浜渡し組合
利用

ヒリゾ浜(ヒリゾはま、座標: Hirizo Beach[4][5] もしくは Hirizohama Beach[6])は、静岡県伊豆半島最南部にある海岸[7]賀茂郡南伊豆町の「中木」という集落と石廊崎の中間に位置する海岸で[8][9]、行政区画上は南伊豆町中木[10]、もしくは同町入間に属する[11]

伊豆半島最南端の石廊崎から西方約2 kmに位置する[12]。陸路では入ることができず、普段は立入禁止となっているが、夏季には海水浴場として開放され、最寄りの集落である中木の港とヒリゾ浜を結ぶ渡船が運航される[1]。国内屈指のシュノーケリングダイビングの好スポットとして知られ、夏季には大変混雑する[2]

「伊豆最後の秘境」とも呼ばれる[13]。2024年(令和6年)時点では、南伊豆町議会の出版物で「町内一の人気スポット」として紹介されている[14]

名称

[編集]

かつては「日入り洞浜[3]、もしくは「日入堂浜」(ひいりどうはま)と呼ばれていたが[15]、それらの名称が転じて「ヒリゾ浜」と呼ばれるようになったとされている[3][15]。『静岡新聞』によれば旧名の「日入り洞浜」は、アーチ型の岩の中に夕日が沈む光景が見られたことが由来である[3]。古関千恵子によれば、2015年時点で船着き場として用いられている場所の付近にはかつて洞窟があり、「日入り洞」「日入り堂」と呼ばれていたものが「ヒリド浜」となり、最終的に「ヒリゾ浜」という名称が浸透した[16]

ひりぞ浜[17]ひりぞ浜海水浴場[18][19]ヒリゾ海岸[20][21]ヒリド浜[22][23][24][25]との表記も見られる。

地理

[編集]
ヒリゾ浜周辺の空中写真。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。2013年8月11日撮影。

ヒリゾ浜のある南伊豆町中木地区は、海底火山活動によって形成された奥石廊エリア[注 1]に位置する集落である[27]。この集落にある漁港は、第1種漁港である三坂漁港(中木地区)[28][29]座標)で、この港は三坂(中木)漁港[30]中木漁港[1][31][32]中木港[33][34][35][36][12][37]中木海岸[38][39]とも呼ばれる。なお、ヒリゾ浜を「中木海岸」と呼称する場合もある[40][41][42]。この港は湾口に東西から2本の堤防が伸びており、また県道16号方面から流れてくる中木川の河口の東側にも突堤がある[35]。この港は沖磯へ磯釣り客を運ぶ渡船や[35]、ヒリゾ浜への唯一の交通手段である渡船(後述)の発着拠点にもなっている港であり[12][34]、その青い海と入り組んだ岩礁地帯から成り立つ景観はアドリア海沿岸の城砦都市に似ているとも評される[43]。南伊豆町三坂地区には沿岸部に入間とこの中木の2集落があり[44]、「三坂漁港」と呼ばれる漁港も入間(中木より東方に位置する)と中木の2か所に分かれている[注 2][48]。中木は2024年4月時点で64世帯、人口125人[注 3]の集落で[50][51]、高齢化率は2013年8月時点で約41%と町内でも高い[49]。また同姓の住民が多いため、1996年時点でどの家も屋号を持っていた[24]イセエビ漁や潜水漁(漁対象はアワビサザエなどの貝類)、スクーバダイビングが盛んな集落であり[48]、1996年時点では80世帯のうち40戸ほどが民宿やエビ網漁[注 4]などの漁業で生計を立てていた[24]。同集落は1974年(昭和49年)の伊豆半島沖地震で甚大な被害を受けた後、埠頭の前に3階建ての集合住宅が何棟か建てられ、1996年時点では草刈りや海水浴場の清掃などといった共同作業が義務付けられていた[24]。また地震前の中木(仲木とも)の集落は遠浅で小砂利が混じった砂浜に面した集落で、手掘りの小さなトンネルで東西に分かれており、西側の浜は漁船の船着場になっていた一方、東側の浜は海水浴に適していたが[53]、この浜は地震で失われた[注 5][56]。地震前の1970年(昭和45年)ごろには、伊豆急行が仲木海岸に面した共有地14万8,500 m2を買収した上で、見晴台から崖下に向けて海中に降下する構造の大規模な海中水族館を建設することを構想していたが[57]、この構想は実現しなかった。

ヒリゾ浜は中木の港から約500 m離れた場所に位置する[3]。切り立った崖に囲まれた小さな浜で[58]、海岸はゴロタ石で覆われている[3]。海岸の全長は約250 m[2]ないし約300 mである[3]。 伊豆半島と陸続きではあるが[59]、波の侵食でできた断崖の真下にあり、陸路がないためでしか行くことができない[3]。周囲は駿河湾および相模灘で、対岸には「大根島」(おおねじま[60]座標)と呼ばれる無人島がある[11]。またヒリゾ浜と大根島の間には、ヒリゾ浜とほぼ陸続きになっている小島「平五郎岩」(座標[61]や、「岡葉山」[注 6]座標)・「沖葉山」[注 7]座標)という2つの小島[64][60]、またヒリゾ浜より南側の「ヒカゲ」(座標)という島など[64]、様々な島がある[11]。大根島と対岸一帯は、静岡県により「今守りたい大切な自然」の候補地に指定されている[65]。ヒリゾ浜と大根島の間の海峡は、「石廊崎岬めぐり」という遊覧船の航路となっている[66]。この航路は加森観光のグループ会社である伊豆クルーズ(本社:下田市)が石廊崎港から運行している遊覧船の航路の1つで、「奥石廊埼(ヒリゾ海岸)コース」と呼ばれ[67]、石廊崎の南を廻り、大根島の周りを一周して(途中でヒリゾ浜と大根島の間の海峡を経由して)石廊崎港に戻るという航路である[66]

伊豆にはヒリゾ浜以外にも船で渡る海岸は存在するが、岬の突端に位置しながら浜の正面に島がそびえ、外洋と直接面さないような地形になっている海岸はヒリゾ浜だけだという[注 8][16]。遊泳区域はブイで囲われており、その範囲は浅瀬から水深20 m前後の沖合まで含まれている[62]。海底の地形はドロップオフ(断崖)、白い砂地、岩礁など変化に富む[69]

ヒリゾ浜から約100 m先にある岬の上には「愛逢岬」(「あいあい岬」とも、座標)がある[20]。愛逢岬からはヒリゾ浜を眼下に望むことができるが[70]、岬からヒリゾ浜まで泳いで渡ることは禁止されている[20]。また愛逢岬の近くには「ユウスゲ公園」(座標)があり、こちらからもヒリゾ浜を見渡すことができる[71]

海水の透明度が非常に高く、水面から水深5 m以上の海底まで明瞭に見渡せる場合がある[1]。その要因として、以下の理由が挙げられている[72]

生態系

[編集]
周辺海域ではソラスズメダイなど、様々な魚を観察することができる。

東伊豆(相模灘)と西伊豆(駿河湾)の中間に位置し、双方に生息する生物が見られる[25]。周辺海域は静岡県内でも、サンゴ種の多様性が比較的高いとされ[29]サンゴ礁も見られる[7][73]。周辺には希少なエダサンゴも群生している[注 9][58]。2001年には環境省が「日本の重要湿地500」の1つとして「伊豆ヒリド、トナイ、中木港付近」を選定し[75]、2016年に公表された「重要湿地」でも「トナイ、中木港付近」が「造礁サンゴ分布の北限に近い」として選定されている[76]

黒潮の影響を受けるため、熱帯性の季節回遊魚や大型の回遊魚も含め、多様な魚を見ることができる[8]。周辺海域ではソラスズメダイイワシ[58]ボラタイウツボ[34]クマノミマンボウエイ[3]フグカワハギウミウシ[77]などの生物が観察されており、2020年(令和2年)からはナンヨウハギの生息も確認されている[1]。またウミガメが見られる場合もある[1]

1967年時点では中木(仲木)の海ではベラタカノハダイニザダイ、カワハギ、ハコフグイシダイなどを観察することができた[78]

観光地として

[編集]

2022年(令和4年)の海開き7月1日で、静岡県の海水浴場としては最も早かった[1]。ただし南伊豆町の条例で指定されている海水浴場は弓ヶ浜海水浴場と子浦海水浴場の2か所のみで[注 10]、ヒリゾ浜は条例指定の海水浴場ではなく[80]、地元区などが独自に運営している[81]

夏季(毎年7月[注 11] - 9月末ごろ)にかけ、「ヒリゾ浜渡し組合」[注 12]により[84]、中木の港から渡船(所要時間は約5分)が運航されているが[34]、オフシーズンは立入禁止になっている[1][8]。渡船は中木地区の遊漁船8隻で[32]、約2 - 5分間隔で港とヒリゾ浜を往復しており[69]、乗客に冒険気分を味わわせるための「演出」として、時速50 km/hの高速で運航している[49]。繁盛期には1日500人の行楽客が訪れ、8隻の渡船が計100往復することもある[3]。透明度の高い海水だけでなく、漁港から船で見渡す景観も人々を惹きつける魅力となっている[27]

海岸自体に店舗やトイレなどはなく、それらを利用する場合は渡船で港まで戻る必要がある[72]。ブームを機に渡船の発着基地となる港に駐車場やトイレが整備され、シーズン中は水難事故防止のため、浜辺の監視小屋に渡組合員が常駐する[3]。2018年までの10年間で水難事故が5件発生し、3人が死亡していることから、「ヒリゾ浜渡し組合」がライフセーバーの巡回、遊泳可能エリアを示すブイの増設、安全啓発の拡大などといった取り組みを行っている[85]。同組合は2019年(令和元年)以降、水難事故対策を強化するためシーズン中にライフセーバーを常駐させ[86]、監視員の増強、英語による注意喚起なども実施している[87]。同組合代表の高野克宏[注 13]は安全対策として、渡船の運航期間を(2018年時点で)7月の最初の土曜日から9月末の日曜日までとした上で、水難事故防止のための取り組みとしては期間中に監視船を常駐させる、渡船スタッフに救急救命講習を受講させるなどといった取り組みを行ってていると述べている[88]

また観光客の増加に伴って環境悪化が懸念されたため、伊豆漁業協同組合(伊豆漁協)南伊豆支所青年部はサンゴの生育場所・種類・個体数などを調査したり、観光客にサンゴ保護に関する啓発パンフレットを配布したり、ウェブサイトで生物の採集・バーベキューの禁止[注 14]、ゴミの持ち帰り喚起などルール・マナーの遵守を啓発したり、毎日最終渡船が出た後に海岸清掃を行ったりなどといった取り組みを行い、環境維持に努めている[90]。場合によっては入場制限が行われる[91][62]。渡船運行期間中は中木地区の宿泊施設が連日満室になるようになったため、伊豆漁協南伊豆支所青年部は地区外の温泉旅館や休暇村南伊豆(座標)、ゴルフ場などと提携して送迎などのサービスも行っている[92]

歴史

[編集]

沼津経済新聞』によれば、ヒリゾ浜の観光地としての起源は、2016年(平成28年)から遡って約40年前に中木地区の民宿経営者らが宿泊者向けに行ったサービスをきっかけに浜を整備したことである[9]山と溪谷社が発行していた雑誌『ハイカー』1971年2月号では、現在のヒリゾ浜の位置が「ヒリド」、「岡葉山」が「ハヤマ」と呼称されているのが確認できる[93]

1990年代からは首都圏から1泊2日で行ける「秘境の浜」として人気が高まり[3]、遅くとも1991年(平成3年)ごろにはシュノーケリングスポットとして利用されていた[22]。また『伊豆新聞』によれば、ヒリゾ浜は旅行雑誌による伊豆の秘境紹介によってブームが浸透した[27]。『南伊豆町誌』 (1995) によれば、「ダイバーは漁業資源を荒らす」という警戒感から漁業者の警戒が強かったスキューバダイビングと異なり、シュノーケリングは酸素ボンベを背負って潜水するわけではないため漁業者の抵抗が少なく、中木地区では平成初頭からシュノーケリング客の受け入れを開始しており、50人程度の特定グループが年2回程度訪れ、中木の宿泊施設と案内船を利用していたという[94]

伊豆漁協南伊豆支所青年部の高野克宏[注 13]は2018年、全国にヒリゾ浜の名が知られるようになったきっかけについて、同年から遡って20年以上前にテレビで「伊豆の秘境、プライベートビーチ」として紹介されたことであると述べている[97]。南伊豆町議会議員の加畑毅は、自身の同級生である高野がインターネット掲示板で宣伝したことがきっかけで徐々に全国的に知られるようになっていったと答弁している[98]。加畑によれば、2022年から遡って27、8年前に自身の友人が海中散歩をメジャーにしたいと考えて趣味の範囲で整備し、自由に書き込みや写真の貼り付けができる掲示板を設置してPRした結果、多くの観光客が集まるようになったという[99]。 1996年3月には、南伊豆で漁業・遊漁船業・ダイビング案内業などを営む若者が中心となって伊豆漁協南伊豆支所青年部を結成し[100]、同年には地元の漁師がシーズン中の観光客輸送を手掛ける「ヒリゾ浜渡組合」を設立した[3]。高野はまだインターネットの普及率が低かった1997年(平成9年)にヒリゾ浜を紹介するウェブサイトを開設し、後にインターネットの普及に合わせて画像紹介を増やすなどしてPRに努めた結果、首都圏からシュノーケリングを目的とする観光客が多く集まるようになった[97]

高野がヒリゾ浜をPRし始めた当初は、観光客が事前に渡船を予約して浜に渡っていたが、観光客の増加に伴い、どの客をどの渡船が対応するのかわからずに混乱が生じるようになったため、渡船を行う漁船8隻が共同して組織的に対応できるよう、予約の受付を統合した[97]。また観光客の安全対策や環境悪化への懸念といった課題も浮上したため、前述の安全対策や環境保護対策にも取り組むようになった[88]。2002年(平成14年)ごろまでには伊豆一の海水透明度を誇る海岸、および磯遊びやシュノーケリングの穴場として人気を集めていた[77]。2000年(平成12年)から少なくとも2004年(平成16年)までは、「中木マリンセンター」が南伊豆町観光協会の委託を受け[101]、ヒリゾ浜で[21]海中散歩体験を実施していた[101]

2008年(平成20年)夏までには「秘境の海岸」として、インターネットや情報誌などで取り上げられるようになっていた[82]。当時南伊豆町長を務めていた鈴木史鶴哉は、中木海岸(ヒリゾ浜)は同年から人気スポットとなったと述べており[102][103]、2012年(平成24年)には新しい観光スポットとして定着していると述べていた[104]。また下田市議会議員の岸山久志は、ヒリゾ浜は2007年(平成19年)から人気になっていたと述べている[105]

2013年(平成25年)7月時点では「下田周辺で最も元気な観光地の一つ」として[49]、2017年(平成29年)時点では「谷川浜」(南伊豆町妻良、座標)と並ぶ町内の「2大秘境」としてそれぞれ紹介されており、伊豆を代表する海水浴場である弓ヶ浜とともに[106]、南伊豆町の主要な観光地となっている[106][107][108]

観光客数

[編集]

高野がヒリゾ浜を紹介するウェブサイトを開設した1997年当時、観光客数は年間3,000 - 4,000人程度だった[97]エド山口は1998年(平成10年)、ヒリゾ浜は近くの「大根島」も含めて主に釣り人が訪れる場所であるが、渡船に乗船できる人数が限られていることから人が少なく、仲間同士でバーベキュー[注 14]をするのに向いている「穴場中の穴場」であると述べていた[17]

2009年(平成21年)時点で周辺を含む一帯には年間約25,000人が訪れ[109]、2013年(平成25年)シーズンには3万人以上の観光客が[110]、2018年(平成30年)は夏の2か月間で約3万人が、それぞれヒリゾ浜を来訪した[86]。2014年(平成26年)夏時点では、明け方から駐車場が関東ナンバーの車で満車になる光景が見られた[111]。南伊豆町議会議員の谷正によれば、新型コロナウイルスの世界的大流行により行動制限がなされていた2020年(令和2年)夏でも、午前中に駐車場が満車になるようなことがあった[112]

2022年夏には、関東地方を中心に静岡県外から多数の観光客がヒリゾ浜を来訪していることが報じられている[34]。海岸および駐車場のキャパシティの少なさから、訪問客数は南伊豆町に隣接する下田市の海水浴場(田牛海水浴場・外浦海水浴場など)を下回ってはいるが[113]、下田市議会でもヒリゾ浜の成功例に倣って市内の海水浴場の集客策を練るべきではないかという声が出ている[114]

アクセス

[編集]

2012年時点で伊東からの所要時間は車や公共交通機関で約2時間と、アクセスは良くない[115]。しかし東京からのでの所要時間は約4時間(2020年時点)で、日帰りも可能である[72]

中木港までの所要時間は、沼津IC東名高速道路)から自動車で国道414号を経由して約2時間30分[116]東海バスの「下田駅」バス停(伊豆急下田駅に隣接)からヒリゾ浜の最寄りバス停である「中木」(座標)までの所要時間は約1時間で、夏季には伊豆急下田駅発「石廊崎オーシャンパーク」(座標)行きのバスに接続する形で「中木」行きの臨時便が運行される[117]

メディアでの紹介

[編集]

2015年(平成27年)には、Yahoo! JAPANの「ビーチランキングTOP300」で1位を獲得した[97]

2017年時点ではGoogleのコマーシャルで取り上げられている[42]。2018年に放送された『さまぁ~ずの神ギ問』(フジテレビ系列)では、日本各地の海を透明度を基準にランキング付けしているが、ヒリゾ浜は同番組で全国第6位(本州では最高位)に選出されている[2]。2019年に発売されたあいみょんの新曲「ハルノヒ」のミュージック・ビデオには、東伊豆町の町営風力発電所、伊東市の美術館とともにヒリゾ浜が映っている[118]

その雰囲気はタイ南部のリゾート地であるピピ諸島に似ているとも評され、2020年(令和2年)には『じゃらん』がまとめた「「まるで海外」絶景ランキング」で第4位に選出されている[59]。同年にはヒリゾ浜の空撮写真が、南伊豆町と同町観光協会の発行する観光パンフレット「ぬくといら」の表紙に用いられている[119]。2022年に南伊豆町観光協会が夏の誘客に向けて制作したポスターでは、弓ヶ浜海岸の航空写真とヒリゾ浜の海中写真が配されている[120]

『静岡新聞』では「伊豆のセブ島」とも称されていることが報じられている[121]

その他

[編集]
伊豆半島ジオパークにおけるジオサイトの1つ「中木の柱状節理」[6]。手前に見える通路は「トガイ浜」へ通じる遊歩道。ヒリゾ浜行きの渡船から撮影。

2013年(平成25年)3月時点の想定では、南海トラフ巨大地震東海地震)発生時には中木地区に最短8分で津波が到達し、同地区は最大18 m浸水することが想定されているが[122]、ヒリゾ浜は三方を断崖に囲まれていて道路がないため、脱出方法が町の重要課題になっている[123]。また、付近は携帯電話が繋がりにくい[124]

渡船の発着拠点となっている中木の湾西側には戸外浜[6](「トガイ浜」とも)と呼ばれる海岸(座標)があり、港とトガイ浜とを結ぶ約300 mの遊歩道[注 15]では[126]、ジオサイトである「中木の柱状節理[6]を間近に見ることができた[126]。トガイ浜はかつて、ヒリゾ浜が満員の時などに多くの観光客が訪れていたが[127]、落石の危険性が排除できないことから、2022年6月1日以降は港とトガイ浜を結ぶ通路が通行止めになっている[128]

石廊崎ジャングルパーク跡地(一部は再整備され、2019年に「石廊崎オーシャンパーク」として開業)周辺の利用にあたっては、「第2のヒリゾ浜」を目指し、石廊崎漁港南東側の海岸の一部をプライベートビーチとして整備してはどうかという提言がなされている[129]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 中木(仲木)から石廊崎にかけての海岸を「奥石廊崎海岸」と呼ぶ[26]
  2. ^ ゼンリン (2023) の「索引図」では、入間と中木の両集落にそれぞれ「三坂漁港」がある[45]。10頁(E-3およびF-3)では、大字中木(F-2)に面して「三坂漁港」があり[46]、また18頁F-5では入間地区に面して「入間漁港 三坂漁港」がある[47]
  3. ^ 1996年(平成8年)時点で80世帯[24]、2013年8月時点で72世帯、人口184人[49]
  4. ^ 中木周辺の海域はイシダイが多く、明るくなると網にかかったエビがイシダイに食い荒らされてしまうため、中木の漁師はエビ網を暗いうちに上げるという[52]
  5. ^ 地震前の1972年に東海善隣出版社から発行された住宅地図では、現在の漁港がある地点(付近の座標)に砂浜が広がっていたが[54]、地震後の1976年12月に国土地理院が現地調査を行った際には中木の集落の砂浜(砂礫地)は失われており、集落の前の海岸は護岸化されていた[55]
  6. ^ 「陸葉山」[60]、「丘ハヤマ」とも呼ばれる[62]
  7. ^ 「沖葉山」は「おきはやま」と読む[63]。「沖ハヤマ」とも呼ばれる[62]
  8. ^ 大根島南端の内側(東側)は水深5 - 10 mである一方、外側(西側)の外洋は水深10 - 35 mに達する[68]
  9. ^ 2004年時点では沖合約30 m地点にエダサンゴの一種であるエダミドリイシの群生域が確認されていた。同種は同年時点で、県内が生息域の北限近くとされていた[74]
  10. ^ 参照:南伊豆町海水浴場条例[79]
  11. ^ 2008年の渡船運航期間は6月20日から9月末まで[82]、2018年は6月30日から9月30日まで[83]、2020年は7月1日から9月30日まで[81]。1998年は4月15日 - 10月15日に「浜渡し」の船が運航されていた[17]
  12. ^ 2008年時点では「中木浜渡し組合」を名乗っていた[82]
  13. ^ a b 高野は2020年7月9日 - 2022年7月8日の任期で、「伊豆漁業協同組合南伊豆支所」青年部長および「ヒリゾ浜渡し組合」代表を務めている[95]。また地元の渡船「殿羽根丸」(どんばねまる)の船長でもあり[9]、ウェブサイト「中木へ行こうよ!」の制作・管理人でもある[96]
  14. ^ a b ヒリゾ浜では1998年時点ではバーベキューができたが[17]、2017年以前から禁止になっていた[89]
  15. ^ 遊歩道の設置時期は不明だが、昭和40年代には既にあったという[125]。高野によれば、トガイ浜への遊歩道は1974年に発生した伊豆半島沖地震により、それまで海水浴できた中木の浜が消失したことから、その代替として整備されたものである[56]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h 南伊豆・ヒリゾ浜で海開き 異例の「梅雨明け後」海開き」『沼津経済新聞』みんなの経済新聞ネットワーク、2022年7月1日。オリジナルの2023年6月18日時点におけるアーカイブ。2023年6月18日閲覧。
  2. ^ a b c d 波奈美月 (2018年). “南伊豆「ヒリゾ浜」透明度に感動!船でしか行けない秘境浜が美しすぎる”. トラベルjp. ベンチャーリパブリック. 2023年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月18日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m 『静岡新聞』2016年7月18日朝刊7頁「ソノ仕事×コノ絶景(22)=渡主 ヒリゾ浜(南伊豆町)−青く輝く秘密基地 案内」(静岡新聞社 文・小林稔和、写真・宮崎隆男)
  4. ^ Shimoda Port > 6. Regional Tourist Resources” (英語). 静岡県. 2023年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。 “Hirizo Beach” - 静岡県が訪日外国人観光客向けに制作した資料。
  5. ^ Hirizo Beach - All You Need to Know BEFORE You Go (with Photos)” (英語). Tripadvisor. TripAdvisor, Inc.. 2023年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月18日閲覧。
  6. ^ a b c d 伊豆半島ジオパーク > 南伊豆エリア:奥石廊海岸ジオサイト 中木付近 > 中木:「火山の根」と柱状節理”. 伊豆半島ジオパーク. 一般社団法人 美しい伊豆創造センター. 2023年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年12月18日閲覧。
  7. ^ a b 朝日新聞』2009年7月9日名古屋朝刊第一社会面27頁「渡船業者ら20人、2.5億円申告漏れ 南伊豆、組合で帳簿操作 国税指摘【名古屋】」(朝日新聞名古屋本社
  8. ^ a b c d ヒリゾ浜の紹介”. 仲木へ行こうよ SNORKELING WORLD. 高野克宏(殿羽根丸 船長) (2018年7月28日). 2023年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月18日閲覧。
  9. ^ a b c 南伊豆・ヒリゾ浜で清掃活動 地元漁師ら「気持ちいい浜辺づくり」」『沼津経済新聞』みんなの経済新聞ネットワーク、2016年6月21日。オリジナルの2023年12月17日時点におけるアーカイブ。2023年12月17日閲覧。
  10. ^ 昭文社 2021, 92頁「下田」C-5.
  11. ^ a b c ゼンリン 2023, F-2・G-2.
  12. ^ a b c 南伊豆「ヒリゾ浜」が海開き 船でしか行けない透明度の高い浜に多くの観光客」『伊豆下田経済新聞』みんなの経済新聞ネットワーク、2023年7月6日。オリジナルの2023年12月17日時点におけるアーカイブ。2023年12月17日閲覧。
  13. ^ 『静岡新聞』2013年12月1日朝刊21頁「日本酒熟成へ海底に沈める―南伊豆で都内のバー」(静岡新聞社)
  14. ^ 議会広報編集委員会(編)「町内一の人気スポット ヒリゾ浜」(PDF)『みなみいず町議会だより』第98号、南伊豆町議会、2024年8月1日、1頁、2024年9月14日閲覧 
  15. ^ a b 構成/増田明代「絶景日本遺産 連載/題六百四十三回 渡し船で行くヒリゾ浜の真っ青な海 静岡県/南伊豆町」『週刊現代』第65巻第22号、講談社、2023年8月19日、11頁。  - 通巻:第3135号(2023年8月12日・19日号)。
  16. ^ a b 古関千恵子「まるで地中海の秘密のビーチみたい! 南伊豆の美しき至宝「ヒリゾ浜」へ」『文春オンライン文藝春秋、2015年8月29日、1面。オリジナルの2023年10月16日時点におけるアーカイブ。2023年10月16日閲覧。
  17. ^ a b c d エド山口■特集 伊豆・箱根新発見 ■インタビュー■ 伊豆を知り尽くした著名人のとっておきスポット 南伊豆・中木から釣り船で渡る、無人島体験の休日」『』第72巻第6号、新潮社、1998年6月1日、57頁、doi:10.11501/7888135NDLJP:7888135/1/29  - 通巻:第857号(1998年6月号)。
  18. ^ 『読売新聞』2006年8月20日東京朝刊静岡版27頁「遊泳中に2人行方不明 南伊豆と浜松で相次ぐ=静岡」(読売新聞東京本社・静岡支局)
  19. ^ 『読売新聞』2006年8月21日東京朝刊静岡版31頁「水難事故相次ぐ 不明者は遺体で発見=静岡」(読売新聞東京本社・静岡支局)
  20. ^ a b c 『静岡新聞』1997年7月26日朝刊1頁「南伊豆の岩場の6人を救助 高波で海岸に戻れず(海難事故)」(静岡新聞社)
  21. ^ a b 『読売新聞』2004年6月28日東京夕刊レジャー面7頁「[レジャースポット] 6月28日 静岡・南伊豆町の海中散歩」(読売新聞東京本社)
  22. ^ a b NEW RECREATION PROGRAM――海の生き物たちのドラマを眺めるスノーケリングでの自然観察」『レクリエーション』第369号、日本レクリエーション協会、1991年7月1日、20-23頁、doi:10.11501/2811395NDLJP:2811395/1/13  - 1991年7月号。
  23. ^ ネイチャーレクリエーション――自然とより深く交流するために」『レクリエーション』第444号、日本レクリエーション協会、1996年7月1日、29-31頁、doi:10.11501/2811467NDLJP:2811467/1/17  - 1991年7月・8月号。
  24. ^ a b c d e 『朝日新聞』1996年6月21日東京夕刊第2版科学面11頁「海のゆりかご 藻場 海浜のゴミ(東大海洋研究所助手 相生啓子)」(朝日新聞東京本社) - 『朝日新聞』縮刷版 1996年(平成8年)8月号1019頁。
  25. ^ a b 静岡新聞』2000年10月12日朝刊21頁「ヒリド浜の保全を探る 環境庁が海中景観調査―南伊豆町中木地区」(静岡新聞社)
  26. ^ 週刊サンケイ』1969年12月1日(第18巻第49号、通巻:第975号)「東名神高速GO!GO!ガイド いまも残る南伊豆の秘境 野猿群棲豊かな旅情湧く 16回 ピット・イン 下田はやはり夜の町」(産経新聞社出版部)
  27. ^ a b c 『伊豆新聞』2011年8月20日下田版1頁「記者コラム=多くの人を引き付けるヒリゾ」(伊豆新聞本社)
  28. ^ 三坂漁港」『静岡県の漁港2022』(PDF)静岡県交通基盤部港湾局漁港整備課、2022年7月、35頁。オリジナルの2023年12月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231217132640/https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/051/532/shizuokakennogyokou_2022.pdf#page=372023年12月17日閲覧 
  29. ^ a b 静岡県 2018, p. 80.
  30. ^ 1. 中木川の概要 > 1.1 流域の概要」『中木川水系河川整備計画』(PDF)静岡県、2009年3月、1頁。オリジナルの2023年12月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231217142515/https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/042/371/keikaku_8.pdf#page=42023年12月17日閲覧 
  31. ^ 『伊豆新聞』2011年7月9日伊東版1頁「伊豆ジオパーク 世界認定を目指して(42)=海底火山の内部構造と根 奥石廊海岸(南伊豆エリア)」(伊豆新聞本社)
  32. ^ a b 『伊豆新聞』2011年8月11日伊東版2頁「透明度高く人気―南伊豆の秘境ヒリゾ浜」(伊豆新聞本社)
  33. ^ ヒリゾ浜”. ハローナビしずおか 静岡県観光情報. 公益社団法人 静岡県観光協会. 2023年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年12月19日閲覧。
  34. ^ a b c d e 毎日新聞』2022年8月23日東京朝刊静岡地方版17頁「クリック!:秘境体験 /静岡」(毎日新聞東京本社
  35. ^ a b c 『改訂版 伊豆半島釣り場ガイド』2012年6月14日第1刷発行、68頁、横山順一「Field 042 中木港(なかぎこう)」(海悠出版)
  36. ^ 『伊豆新聞』2012年7月27日下田版1頁「“秘境”ヒリゾ浜人気―南伊豆 夏休みで家族連れどっと」(伊豆新聞本社)
  37. ^ 「106 中木(なかぎ)港(南伊豆町)」『航空写真で見る 静岡の海釣りベストポイント312』(初版発行)静岡新聞社、2008年10月25日、76頁。ISBN 978-4783807629国立国会図書館書誌ID:000009722130全国書誌番号:21501974 
  38. ^ 静岡県告示第379号” (PDF). 静岡県. p. 12 (2023年3月24日). 2024年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。 “第13図 中木海岸キャンプ禁止区域(太線内の区域)”
  39. ^ 齋田滉大 (2021年1月22日). “伊豆半島のジオサイトを紹介します! 第1弾”. 関東地方環境事務所. 環境省. 2024年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年1月21日閲覧。
  40. ^ 平成26年9月定例会 南伊豆町議会会議録 平成26年9月9日開会 平成26年9月26日閉会” (PDF). 南伊豆町 (2014年9月9日). 2024年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年1月21日閲覧。
  41. ^ 平成28年9月定例会 南伊豆町議会会議録 平成28年9月7日開会 平成28年9月26日閉会” (PDF). 南伊豆町 (2014年9月9日). 2024年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年1月23日閲覧。
  42. ^ a b 南伊豆町議会 2017, p. 9.
  43. ^ 『ハイカー』山と渓谷社、第160号、1969年2月1日、64頁「伊豆の民宿オールガイド > 仲木民宿」。NDLJP:2295933/35
  44. ^ 『静岡新聞』2017年3月14日朝刊21頁「三坂に防災センター完成―南伊豆・全地区で指定避難所」(静岡新聞社)
  45. ^ ゼンリン 2023, 索引図.
  46. ^ ゼンリン 2023, 10頁E-3・F-3.
  47. ^ ゼンリン 2023, 18頁F-5.
  48. ^ a b 『静岡新聞』2000年4月16日別刷1頁「ぶらり・しずおか港町=中木(南伊豆町) 箱庭のような地形、穏やかな湾」(静岡新聞社 文・杉山一彦/写真・望月康)
  49. ^ a b c d 『静岡新聞』2013年8月17日朝刊18頁「清流=“秘境”の観光誘客」(静岡新聞社 下田支局・坂本昌信)
  50. ^ 『朝日新聞』2024年5月16日東京朝刊静岡全県版第1地方面19頁「(選択 しずおかのミライ)能登半島地震を自分事に防災対策 50年前の伊豆半島沖地震、被災の南伊豆町民ら/静岡県」(朝日新聞東京本社 南島信也)
  51. ^ 『毎日新聞』2024年5月14日東京朝刊静岡地方版19頁「伊豆半島沖地震:伊豆半島沖地震 次世代へ継承誓う 半世紀で慰霊祭 /静岡」(毎日新聞東京本社)
  52. ^ 村越正海 1986, p. 91.
  53. ^ 新潮社 1967, 132頁「民宿ガイド 仲木 大根島の野猿見物も楽しみ」.
  54. ^ 「南伊豆町 > 仲木・石廊崎」『下田市・賀茂郡南伊豆町・東伊豆町・河津町 1973』東海善隣出版社〈ゼンリンの住宅地図〉、1972年12月1日、69頁。国立国会図書館書誌ID:000003579989全国書誌番号:20462198 
  55. ^ 『1:25000石廊崎 [1977]』御前崎 1号-3、国土地理院〈1:25000地形図〉、1977年11月30日。国立国会図書館書誌ID:000007626310全国書誌番号:20727165 
  56. ^ a b ヒリゾ浜の紹介”. 仲木へ行こうよ SNORKELING WORLD. 高野克宏(殿羽根丸 船長) (2022年5月30日). 2023年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月17日閲覧。
  57. ^ 『静岡年鑑 昭和46年度版』静岡新聞社(編集・発行)、1971年7月発行、319頁「市町村現勢(賀茂郡南伊豆町) > トピックス」。NDLJP:9568870/186
  58. ^ a b c 『毎日新聞』2008年7月19日東京朝刊静岡地方版22頁「静岡の海:21日は海の日、魅力探る /静岡」(毎日新聞東京本社【望月和美】)
  59. ^ a b 日本経済新聞』2020年7月22日東京朝刊静岡版地方経済面6頁「伊豆のヒリゾ浜「まるで海外」4位」(日本経済新聞東京本社
  60. ^ a b c 伊豆半島釣り場ガイド西 2023, 48-49頁「053 大根島周辺(おおねじましゅうへん)」.
  61. ^ 清水浩史 2022, p. 140.
  62. ^ a b c d 清水浩史 2022, p. 141.
  63. ^ 伊豆半島釣り場ガイド西 2023, 46頁「053 沖葉山(おきはやま)」.
  64. ^ a b 静岡新聞社 2008, p. 77.
  65. ^ 静岡県 2018, p. 162.
  66. ^ a b 昭文社 2021, 92頁「下田」C-5およびD-5.
  67. ^ 遊覧船 > 石廊崎岬めぐり”. 伊豆クルーズ(加森観光グループ). 2024年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年1月23日閲覧。
  68. ^ 村越正海 1986, p. 92.
  69. ^ a b 古関千恵子「まるで地中海の秘密のビーチみたい! 南伊豆の美しき至宝「ヒリゾ浜」へ」『文春オンライン』文藝春秋、2015年8月29日、2面。オリジナルの2023年10月16日時点におけるアーカイブ。2023年10月16日閲覧。
  70. ^ 『伊豆新聞』2016年1月1日号伊東版6頁「伊豆の穴場(1) 公園内に「幸せ招く鐘」 南伊豆町・愛逢岬」
  71. ^ 『伊豆新聞』2012年7月12日号下田版3頁「記者コラム=奥石廊にジオビジターセンター」
  72. ^ a b c d e f g 古関千恵子「光を閉じ込めたようなブルーの海 南伊豆町・ヒリゾ浜」『朝日新聞デジタルマガジン&[and]』朝日新聞東京本社、2020年4月16日。オリジナルの2023年10月11日時点におけるアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
  73. ^ 『読売新聞』2009年7月9日中部朝刊社会面33頁「渡船業者ら所得隠し2億円 南伊豆町の組合が過少明細書 名古屋国税指摘=中部」(読売新聞中部支社
  74. ^ 『読売新聞』2004年12月5日東京朝刊静岡版36頁「南伊豆のエダサンゴ群生地 台風23号の波浪で大被害 再生に長い時間=静岡」(読売新聞東京本社・静岡支局)
  75. ^ 重要湿地リスト” (PDF). 環境省 (2001年12月1日). 2024年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月21日閲覧。 “伊豆ヒリド、トナイ、中木港付近”
  76. ^ 「重要湿地」の詳細情報(伊豆半島南東部沿岸)”. 生物多様性保全上重要な湿地(略称「重要湿地」). 環境省. 2024年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年1月21日閲覧。 “トナイ,中木港付近など”
  77. ^ a b 東京新聞』2002年6月20日朝刊情報3面27頁「ふるさとアラカルト ブクブク… だれでもできる海中散歩」(中日新聞東京本社
  78. ^ 新潮社 1967, 101頁「伊豆の海底散歩」(文/大橋禄郎).
  79. ^ 南伊豆町海水浴場条例 平成28年6月10日条例第30号”. 南伊豆町 (2016年6月10日). 2023年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年10月18日閲覧。
  80. ^ 『伊豆新聞』2023年6月27日下田版2頁「海水浴場開設 弓ケ浜22日、子浦23日―南伊豆」(伊豆新聞本社)
  81. ^ a b 『伊豆新聞』2020年6月20日下田版6頁「ヒリゾ浜の渡船来月1日に開始 南伊豆町中木」(伊豆新聞本社)
  82. ^ a b c 読売新聞』2008年9月11日東京朝刊静岡県版第二地方面34頁「[ほのぼの@タウン]9月11日=静岡」(読売新聞東京本社・静岡支局)
  83. ^ 『伊豆新聞』2018年6月22日下田版1頁「30日からヒリゾ浜渡し 南伊豆の組合」(伊豆新聞本社)
  84. ^ ヒリゾ浜の紹介”. 仲木へ行こうよ SNORKELING WORLD. 高野克宏(殿羽根丸 船長) (2017年6月24日). 2023年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月18日閲覧。
  85. ^ 『伊豆新聞』2019年6月21日下田版1頁「死亡事故ゼロへ初連絡会 南伊豆・ヒリゾ浜6団体」(伊豆新聞本社)
  86. ^ a b 『静岡新聞』2019年6月21日朝刊21頁「ヒリゾ浜の事故防止 関係機関が対策検討 南伊豆」(静岡新聞社)
  87. ^ 『静岡新聞』2019年11月16日朝刊29頁「ヒリゾ浜渡し組合 啓発に功績で表彰 県水難防止対策協」(静岡新聞社)
  88. ^ a b 高野克宏 & 吉川康夫 2018, pp. 11–12.
  89. ^ 中木区でのバーベキューについて(お願い)”. 南伊豆町 (2017年6月12日). 2023年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月20日閲覧。
  90. ^ 高野克宏 & 吉川康夫 2018, p. 12.
  91. ^ 山之内伸仁(南伊豆町地域おこし協力隊)(著)、山之内伸仁(編)「南伊豆ビーチガイド」(PDF)『ミナミイズム』第1号、南伊豆町地域おこし協力隊、2013年6月1日、4-5頁、2023年12月30日閲覧  - 2013年初夏号。
  92. ^ 高野克宏 & 吉川康夫 2018, p. 13.
  93. ^ 『ハイカー』山と溪谷社、第184号、1971年2月1日、82頁「伊豆半島内にある伊豆急行・東海自動車・伊豆箱根鉄道協定の全民宿をくまなくガイド 伊豆の民宿オールガイド > 仲木民宿」。NDLJP:2295957/44
  94. ^ 南伊豆町誌編さん委員会(編さん)『南伊豆町誌』南伊豆町、1995年12月31日発行、490-492頁「第10章 産業と観光 > 第4節 漁業 > 三 観光漁業」
  95. ^ 南伊豆町 生活環境課 編『南伊豆町 環境基本計画 (改訂版)』(PDF)(策定)南伊豆町、2021年3月5日、125頁。オリジナルの2023年11月6日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231106133038/https://www.town.minamiizu.shizuoka.jp/docs/2021053100026/file_contents/honpenisshiki.pdf#page=1302023年11月6日閲覧 
  96. ^ 『伊豆新聞』2016年12月7日下田版2頁「自然資源生かす方法 27日に伊豆下田元気塾」(伊豆新聞本社)
  97. ^ a b c d e 高野克宏 & 吉川康夫 2018, p. 11.
  98. ^ 南伊豆町議会 2017, p. 35.
  99. ^ 令和4年3月定例会 南伊豆町議会会議録 令和4年2月24日開会 令和4年3月17日閉会” (PDF). 南伊豆町. p. 39 (2022年2月24日). 2023年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年10月18日閲覧。
  100. ^ 高野克宏 & 吉川康夫 2018, p. 10.
  101. ^ a b 『読売新聞』2004年7月29日東京朝刊静岡県版第二地方面33頁「[ほのぼの@タウン]7月29日=静岡 タウンリポーターのコーナー 海中散歩体験が好評 中木マリンセンター 魚との触れ合い楽しく」(読売新聞東京本社・静岡支局 中川洋子)
  102. ^ 平成20年9月南伊豆町議会定例会会議録目次” (PDF). 南伊豆町. p. 5 (2008年9月10日). 2024年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年1月21日閲覧。
  103. ^ 平成21年9月南伊豆町議会定例会会議録” (PDF). 南伊豆町. p. 6 (2009年9月8日). 2024年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年1月21日閲覧。
  104. ^ 平成24年9月南伊豆町議会定例会会議録” (PDF). 南伊豆町. p. 71 (2012年9月4日). 2024年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年1月23日閲覧。
  105. ^ 下田市議会 2008, p. 37.
  106. ^ a b 『静岡新聞』2017年4月22日朝刊19頁「魅力あるまちへ 南伊豆町町長選(下)=基幹産業の観光振興―新たな資源 回遊性期待」(静岡新聞社 下田支局・杉山諭)
  107. ^ 『静岡新聞』2018年6月28日朝刊19頁「夏の海水浴前に事故防止を確認―南伊豆の対策協」(静岡新聞社)
  108. ^ 『静岡新聞』2019年1月18日朝刊10頁「解説・主張 SHIZUOKA=南伊豆の石廊崎再開発 自然公園、4月開園 地域活性化の追い風に」(静岡新聞社 下田支局・杉山諭)
  109. ^ 『毎日新聞』2009年7月10日東京朝刊静岡地方版21頁「申告漏れ:南伊豆の渡船など20業者、7年間で2億5000万円 /静岡」(毎日新聞東京本社・静岡支局【山口知】)
  110. ^ 『伊豆新聞』2015年7月5日下田版1頁「“第二のヒリゾ”PR 誘客へ今夏、観光協本腰―南伊豆・谷川浜 自然、渡し船…同じ「秘境」」(伊豆新聞本社)
  111. ^ 『伊豆新聞』2014年10月19日号下田版1頁「伊豆路=不易流行 伊豆の海(西伊豆町、西伊豆町教育長・宮崎文秀)」(伊豆新聞本社)
  112. ^ 令和2年9月定例会 南伊豆町議会会議録 令和2年9月2日開会 令和2年3月25日閉会” (PDF). 南伊豆町. p. 51 (2020年9月2日). 2023年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年11月6日閲覧。
  113. ^ 下田市議会 2008, p. 41.
  114. ^ 下田市議会 2008, pp. 37–38.
  115. ^ 『伊豆新聞』2012年9月7日伊東版3頁「記者コラム=ヒリゾ浜の取り組みに感銘」(伊豆新聞本社)
  116. ^ 【ヒリゾ浜】アクセス・営業時間・料金情報”. じゃらんnet. リクルートライフスタイル. 2023年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
  117. ^ 下田市・南伊豆町の海水浴場へのアクセスに便利な臨時バスを運行します - 新着情報”. 東海バス (2022年7月20日). 2022年7月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月11日閲覧。
  118. ^ 『静岡新聞』2019年5月29日朝刊22頁「清流=大きな風車の価値」(静岡新聞社 下田支局・尾藤旭)
  119. ^ 『伊豆新聞』2020年4月2日下田版2頁「写真主に風景、行事紹介 新観光パンフ「ぬくといら」2万部製作―南伊豆」(伊豆新聞本社)
  120. ^ 『伊豆新聞』下田版2022年7月3日付3頁「南伊豆町観光協 夏の誘客へポスター “外と中”から海写す」(伊豆新聞本社)
  121. ^ 『静岡新聞』2023年9月22日朝刊14頁「清流=伊豆のセブ島 東部総局・菊地真生」(静岡新聞社東部総局・菊地真生)
  122. ^ 南伊豆町 中木地区防災マップ 地震時(一次避難地:中木入口広場 )” (PDF). 南伊豆町 (2013年2月). 2023年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月6日閲覧。
  123. ^ 『毎日新聞』2007年午前7月8日東京朝刊静岡地方版27頁「津波避難訓練:16市町沿岸で実施 8636人参加 /静岡」(毎日新聞東京本社【中村隆】)
  124. ^ 『静岡新聞』2006年8月20日朝刊31頁「海で2人行方不明 水難事故が相次ぐ―浜松、南伊豆」(静岡新聞社)
  125. ^ 『伊豆新聞』2018年6月28日号下田版1頁「中木トガイ浜歩道修復工事 南伊豆町」(伊豆新聞本社)
  126. ^ a b 『伊豆新聞』2018年8月1日号下田版3頁「橋げた修復が完了 台風被害の中木トガイ浜遊歩道―南伊豆」(伊豆新聞本社)
  127. ^ 『伊豆新聞』2019年6月16日号下田版3頁「落石で通行止め トガイ浜遊歩道 再開は未定 南伊豆」(伊豆新聞本社)
  128. ^ 中木地区「トガイ浜」への通行禁止について”. 南伊豆町ホームページ. 南伊豆町 (2022年5月30日). 2023年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年12月17日閲覧。
  129. ^ 木村亜維子、ペナバツ・ワイリー・ソフィア、高橋菜月、木下勇「住民参加によるまちづくりワークショップに関する成果と課題―石廊崎ジャングルパーク跡地利用計画策定ワークショップを事例として―」『都市計画報告集』第14号、日本都市計画学会、2015年5月、89頁、doi:10.11361/reportscpij.14.1_87 

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
  • ヒリゾ海岸”. 南伊豆町ホームページ. 南伊豆町 (2002年2月19日). 2023年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月18日閲覧。
  • 仲木へ行こうよ - ヒリゾ浜への渡船の1つである「殿羽根丸」船長・高野克宏が運営する、中木の観光情報などを紹介するウェブサイト。