ドカベン
ドカベン | |||
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ジャンル | スポーツ漫画(野球) | ||
漫画 | |||
作者 | 水島新司 | ||
出版社 | 秋田書店 | ||
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掲載誌 | 週刊少年チャンピオン | ||
レーベル | 少年チャンピオン・コミックス | ||
発表期間 | 1972年18号 - 1981年16号 | ||
巻数 | 全48巻 | ||
その他 | 豪華版:全21巻 文庫版:全31巻 | ||
アニメ | |||
シリーズ構成 | 岡部英二 | ||
キャラクターデザイン | 近藤英輔、小華和ためお | ||
音楽 | 菊池俊輔 | ||
アニメーション制作 | 土田プロダクション | ||
製作 | 日本アニメーション、フジテレビ | ||
放送局 | フジテレビ系列 | ||
放送期間 | 1976年10月6日 - 1979年12月26日 | ||
話数 | 全163話 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画・アニメ | ||
ポータル | 漫画・アニメ |
『ドカベン』は、水島新司の日本の野球漫画、およびそれを原作としたアニメ・映画・ゲーム作品。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、1972年から1981年まで連載された。2020年11月時点で単行本の累計発行部数は4800万部を記録している[1]。
概要
[編集]神奈川県の明訓高校野球部に所属する主人公の「ドカベン」こと山田太郎と、同級生でチームメイトの岩鬼正美、殿馬一人、里中智、微笑三太郎などのライバル達の高校野球での活躍を描く。
ただ、連載初期に描かれた中学時代では山田、岩鬼、山田の妹サチ子の3人を主軸とし、鷹丘中学を舞台とした柔道漫画だった(この部分は実写版映画で忠実に再現された。山田はストーリー中で柔道部から野球部に移籍している)。単行本7巻目に至り、野球漫画へ方向転換する。元々野球漫画として描く計画だったようで、野球をやることへの伏線は最初から張られている。作者は「当時ライバル誌に『男どアホウ甲子園』で同じく野球作品を連載していたため控えていた」と雑誌のインタビューで答えている[要出典]。
当時魔球などの超人的・非現実的要素の多かった野球漫画にあって、配球の読みなどのリアルな野球の描写を盛り込んだことは斬新で、躍動感のある水島独特の画風も手伝って野球漫画の新境地を開拓した[注 1]。漫画評論家の夏目房之介は、「いわゆるスポ根の事大主義、精神主義が水島野球劇画にないわけではない。むしろ逆である。しかし彼の作品がスポ根から一線を画するのは、キャラクターのドラマを必殺技から救ったからだ。」と指摘している[2]。
また水島によれば、本作品以前はヒット作に恵まれていなかったものの、本作品では前述の岩鬼を主人公の山田に絡ませたことで物語が大きく展開してヒットに繋がり、さらに里中、殿馬の登場時にはそれまで自分の作品には恵まれなかった女性ファンが倍増したという[3]。
続編に『大甲子園』、『ドカベン プロ野球編』、『ドカベン スーパースターズ編』、『ドカベン ドリームトーナメント編』がある。ドリームトーナメント編の終了を以てドカベンシリーズが完全完結した。全シリーズを含めた総巻数は205巻[4]で、シリーズ累計としては作品終了時点で日本で最も巻数の多い作品となった[注 2]。
時代設定
[編集]山田が明訓高校に入学した年の夏の甲子園大会は、1974年の「第56回全国高等学校野球選手権大会」だった(アニメ版では、1977年の「第59回全国高等学校野球選手権大会」)。ただし、以降の大会では第何回かは明記されておらず、必ずしも1974年から1976年の高校野球・プロ野球界を反映したものではない。岩鬼家が倒産の危機に瀕した際、大阪ガメッツが岩鬼をスカウトに来るなど、架空の設定も多く含まれている。以下、作中の時代設定に関する描写を挙げる。
- 山田世代が高校1年夏にいわき東高校と対戦したとき、常磐炭鉱の閉山が背景にあったが、これは1971年から[5]1976年ごろになる。
- 山田世代の高校2年夏に犬飼小次郎が南海に入団するが、その時の監督は1978年から1980年まで務めていた広瀬叔功。作中の日本ハム対南海戦の日本ハムの出場メンバーに、1979年のみ在籍したサム・ユーイングがおり、1979年と推測される。
- 高1秋の関東大会は会場が千葉(銚子)で、高2秋の関東大会は埼玉(大宮)で行われている。実際には1972、1973年に開催されていた。ということは山田世代の高校時代は1972から1974年までということになる。
- 山田世代は高校3年夏に、1978年春開場の横浜スタジアムで試合を行っている。
『ドカベン プロ野球編』(1995年 - )以降は現実の時間と並行して展開しているため、小次郎のホークス入団など、作中の話が全て1990年代初めに設定し直されている。
主な登場人物
[編集]書誌情報
[編集]単行本
[編集]- 水島新司 『ドカベン』 秋田書店〈少年チャンピオンコミックス〉、全48巻
- 1972年10月21日発売[6]、ISBN 4-253-03063-7
- 1973年2月28日発売[7]、ISBN 4-253-03064-5
- 1973年6月15日発売[8]、ISBN 4-253-03065-3
- 1973年9月28日発売[9]、ISBN 4-253-03066-1
- 1973年12月18日発売[10]、ISBN 4-253-03067-X
- 1974年3月12日発売[11]、ISBN 4-253-03068-8
- 1974年5月17日発売[12]、ISBN 4-253-03069-6
- 1974年7月15日発売[13]、ISBN 4-253-03070-X
- 1974年9月17日発売[14]、ISBN 4-253-03071-8
- 1974年10月11日発売[15]、ISBN 4-253-03072-6
- 1974年11月7日発売[16]、ISBN 4-253-03073-4
- 1974年12月12日発売[17]、ISBN 4-253-03074-2
- 1974年12月19日発売[18]、ISBN 4-253-03075-0
- 1975年1月23日発売[19]、ISBN 4-253-03076-9
- 1975年3月20日発売[20]、ISBN 4-253-03077-7
- 1975年4月25日発売[21]、ISBN 4-253-03078-5
- 1975年6月30日発売[22]、ISBN 4-253-03079-3
- 1975年8月11日発売[23]、ISBN 4-253-03080-7
- 1975年10月13日発売[24]、ISBN 4-253-03081-5
- 1975年12月10日発売[25]、ISBN 4-253-03082-3
- 1976年3月4日発売[26]、ISBN 4-253-03083-1
- 1976年5月20日発売[27]、ISBN 4-253-03084-X
- 1976年9月2日発売[28]、ISBN 4-253-03085-8
- 1976年11月10日発売[29]、ISBN 4-253-03086-6
- 1977年1月11日発売[30]、ISBN 4-253-03087-4
- 1977年3月4日発売[31]、ISBN 4-253-03088-2
- 1977年4月7日発売[32]、ISBN 4-253-03089-0
- 1977年7月6日発売[33]、ISBN 4-253-03090-4
- 1977年10月5日発売[34]、ISBN 4-253-03091-2
- 1977年12月15日発売[35]、ISBN 4-253-03092-0
- 1978年3月18日発売[36]、ISBN 4-253-03093-9
- 1978年4月27日発売[37]、ISBN 4-253-03094-7
- 1978年7月6日発売[38]、ISBN 4-253-03095-5
- 1978/年9月6日発売[39]、ISBN 4-253-03096-3
- 1978年2月5日発売[40]、ISBN 4-253-03097-1
- 1979年3月6日発売[41]、ISBN 4-253-03098-X
- 1979年4月20日発売[42]、ISBN 4-253-03099-8
- 1979年6月5日発売[43]、ISBN 4-253-03100-5
- 1979年8月2日発売[44]、ISBN 4-253-03101-3
- 1979年11月7日発売[45]、ISBN 4-253-03102-1
- 1980年1月22日発売[46]、ISBN 4-253-03103-X
- 1980年4月2日発売[47]、ISBN 4-253-03104-8
- 1980年6月4日発売[48]、ISBN 4-253-03105-6
- 1980年8月1日発売[49]、ISBN 4-253-03106-4
- 1980年10月2日発売[50]、ISBN 4-253-03107-2
- 1980年11月28日発売[51]、ISBN 4-253-03108-0
- 1981年1月30日発売[52]、ISBN 4-253-03109-9
- 1981年3月31日発売[53]、ISBN 4-253-03110-2
豪華版
[編集]- 水島新司 『ドカベン』 秋田書店〈豪華版シリーズ〉、全21巻
- 1989年4月13日発売[54]、ISBN 4-253-10234-4
- 1989年5月25日発売[55]、ISBN 4-253-10235-2
- 1989年7月28日発売[56]、ISBN 4-253-10236-0
- 1989年10月2日発売[57]、ISBN 4-253-10237-9
- 1990年2月15日発売[58]、ISBN 4-253-10238-7
- 1990年4月2日発売[59]、ISBN 4-253-10239-5
- 1990年5月25日発売[60]、ISBN 4-253-10240-9
- 1990年6月14日発売[61]、ISBN 4-253-10241-7
- 1990年7月26日発売[62]、ISBN 4-253-10242-5
- 1990年8月23日発売[63]、ISBN 4-253-10243-3
- 1990年9月21日発売[64]、ISBN 4-253-10244-1
- 1990年10月18日発売[65]、ISBN 4-253-10245-X
- 1990年11月26日発売[66]、ISBN 4-253-10246-8
- 1990年12月17日発売[67]、ISBN 4-253-10247-6
- 1991年1月24日発売[68]、ISBN 4-253-10248-4
- 1991年2月28日発売[69]、ISBN 4-253-10249-2
- 1991年3月28日発売[70]、ISBN 4-253-10250-6
- 1991年4月24日発売[71]、ISBN 4-253-10251-4
- 1991年5月16日発売[72]、ISBN 4-253-10252-2
- 1991年6月27日発売[73]、ISBN 4-253-10253-0
- 1991年7月26日発売[74]、ISBN 4-253-10254-9
文庫版
[編集]- 水島新司 『ドカベン』 秋田書店〈秋田文庫〉、全31巻
- 1994年7月14日発売[75]、ISBN 4-253-17041-2
- 1994年7月14日発売[76]、ISBN 4-253-17042-0
- 1994年7月14日発売[77]、ISBN 4-253-17043-9
- 1994年7月14日発売[78]、ISBN 4-253-17044-7
- 1994年7月14日発売[79]、ISBN 4-253-17045-5
- 1994年7月14日発売[80]、ISBN 4-253-17046-3
- 1994年10月28日発売[81]、ISBN 4-253-17047-1
- 1994年10月28日発売[82]、ISBN 4-253-17048-X
- 1994年10月28日発売[83]、ISBN 4-253-17049-8
- 1995年1月26日発売[84]、ISBN 4-253-17050-1
- 1995年1月26日発売[85]、ISBN 4-253-17051-X
- 1995年1月26日発売[86]、ISBN 4-253-17052-8
- 1995年3月10日発売[87]、ISBN 4-253-17053-6
- 1995年3月10日発売[88]、ISBN 4-253-17054-4
- 1995年3月10日発売[89]、ISBN 4-253-17055-2
- 1995年5月10日発売[90]、ISBN 4-253-17056-0
- 1995年5月10日発売[91]、ISBN 4-253-17057-9
- 1995年5月10日発売[92]、ISBN 4-253-17058-7
- 1995年7月9日発売[93]、ISBN 4-253-17059-5
- 1995年7月10日発売[94]、ISBN 4-253-17060-9
- 1995年9月9日発売[95]、ISBN 4-253-17061-7
- 1995年9月9日発売[96]、ISBN 4-253-17062-5
- 1995年11月10日発売[97]、ISBN 4-253-17063-3
- 1995年11月10日発売[98]、ISBN 4-253-17064-1
- 1996年1月10日発売[99]、ISBN 4-253-17065-X
- 1996年1月10日発売[100]、ISBN 4-253-17066-8
- 1996年3月8日発売[101]、ISBN 4-253-17067-6
- 1996年3月8日発売[102]、ISBN 4-253-17068-4
- 1996年5月10日発売[103]、ISBN 4-253-17069-2
- 1996年5月10日発売[104]、ISBN 4-253-17070-6
- 1996年7月10日発売[105]、ISBN 4-253-17071-4
テレビアニメ
[編集]概要
[編集]テレビアニメ版は1976年10月6日から1979年12月26日にフジテレビ系列で放送された。のちにCS放送フジテレビ739で再放送された。全163話。
アニメ化された時点で既に野球漫画として人気があったため、アニメ版では序盤の柔道編が短縮された。テレビアニメは原作連載の約2倍のペースで進行し、結果追いついてしまったため高2夏の弁慶高校戦敗退時点で終了している。なお、アニメオリジナルシーンもいくつか存在する(山田と岩鬼の初対面シーンで夏子が出ているなど)。
キャスト
[編集]- 山田太郎:田中秀幸
- 岩鬼正美:玄田哲章
- 殿馬一人:肝付兼太
- 里中智:神谷明
- 微笑三太郎、坂田三吉:安原義人
- 土井垣将:森功至
- 山岡鉄司:佐藤輝昭→千葉繁
- 石毛幸一:中野文吾
- 北満男:池田一臣
- 今川正夫:千葉繁
- 渚圭一:古川登志夫
- 高代智秋:水島裕
- 徳川家康:野本礼三
- 山田サチ子:松島みのり
- じっちゃん:矢田稔
- 不知火守、平手:市川治
- 雲竜大五郎:大竹宏
- 土門剛介:大前田伝
- 谷津吾郎:塩屋翼
- 南海権左:和久井節緒
- 小林真司:井上真樹夫
- 影丸隼人:津嘉山正種→池水通洋
- 中二美夫:田中亮一→田中崇
- 賀間剛介:桑原たけし
- 木下次郎:加藤春哉
- 国定忠治、隼走:塩沢兼人
- 犬飼小次郎、長島:伊武雅之
- 犬飼武蔵:兼本新吾
- 犬神了:八代駿
- 緒方勉、景浦秋男、義経光:納谷六朗
- 武蔵坊数馬:阪脩
- 夏川夏子、おつる:丸山裕子
- 明智先生:若本紀昭
- 猛司:石丸博也
- 大河内光:小宮山清
- 朝日奈麗子:横沢啓子
- 小林稔子:小山まみ
スタッフ
[編集]- 原作:水島新司
- 企画:別所孝治(フジテレビ)、佐藤昭司
- 製作:本橋浩一
- 脚本:馬嶋満、田村多津夫
- 構成:岡部英二
- キャラクター設計:近藤英輔、小華和ためお
- 美術監督:河野次郎、半藤克美、千葉秀雄
- 撮影監督:黒木敬七→諫川弘→佐藤均→熊瀬哲郎→萩原享
- 音楽:菊池俊輔
- 音響効果:森賢一(イシダサウンド)
- 録音監督:斯波重治
- 録音制作:オムニバスプロモーション
- 録音調整:桑原邦男
- スタジオ:シネビーム
- 編集:岡安肇
- 現像所:東京現像所
- プロデューサー:渡辺忠美
- 制作協力:土田プロダクション
- 制作担当:柴山達雄
- 制作デスク:野崎絹代、岡迫和之
- 制作進行:別府幸司、小平正夫
- 制作事務:大島君江
- 制作:日本アニメーション、フジテレビ、電通大阪支社
主題歌・挿入歌
[編集]オープニング
[編集]- 「がんばれドカベン」(第1話 - 第106話)
- 作詞 - 水島新司、保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73
- 再放送用のオープニング映像では間奏で岩鬼がバットを捕ってから挿入される場面(石毛が打球を処理するなど)がカットされている。
- ロイヤルナイツによるカヴァー版がアポロン音楽工業から1982年に発売されたカセット絵本に収録された。
- 「スポ根TVヒッツ!」(TECH-25111、テイチクエンタテインメント)に収録されているのはテレビサウンズ合唱団によるカヴァー版である。
- 「九人のマーチ」(第107話 - 第128話)
- 作詞 - 薩摩忠 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - 杉並児童合唱団
- 「青春フィーバー(コンバット・マーチ)」(第129話 - 第163話)
- 作詞 - 保富康午 / 作曲 - 菊池俊輔、三木佑二郎、牛島芳 / 編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - コロムビア・オールスターズ(水木一郎、ささきいさお、堀江美都子、大杉久美子、かおりくみこ、こおろぎ'73)
- 前奏として早稲田大学の応援曲「コンバットマーチ」が使用されており、三木・牛島はその作曲者としてクレジットされている。
- EDクレジットでは「青春フィバー」と誤記されている。
- 近年[いつ?]の再放送では「がんばれドカベン」のみ使用されることも多い。
エンディング
[編集]- 「ああ青春よいつまでも」(第1話 - 第106話)
- 作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73
- 「きみこそみんなのアイドルだ!」(第107話 - 第128話)
- 作詞 - 薩摩忠 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73、杉並児童合唱団
- 「太陽の子」(第129話 - 第163話)
- 作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - コロムビア・オールスターズ
挿入歌
[編集]- 「ホームランソング」
- 作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73
- 「男は岩鬼」
- 作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73 / セリフ - 玄田哲章
- 「仲間たち」
- 作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73
- 「光る青春 今ここに」
- 作詞 - 水島新司 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73
- 「ああ甲子園」
- 作詞 - 保富康午 / 作曲 - 古関裕而 / 編曲 - 横山菁児 / 歌 - 日唱
- 「小さな巨人 里中くん」
- 作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - ザ・チャープス
- 「野球小唄」
- 作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73
- 「殿馬ずら」
- 作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73 / セリフ - 肝付兼太
挿入歌の初出は番組放送中に発売された主題歌・挿入歌LPで、「ああ甲子園」と「小さな巨人 里中くん」はシングルカットもされた。挿入歌のメロオケもBGMとして使われた。
各話リスト
[編集]話数 | 初回放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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1 | 1976年 10月6日 |
ドカベン太郎です! よろしく | 田村多津夫 | 光延博愛 | 光延博愛 岡部英二 |
金沢比呂司 |
2 | 10月13日 | 男岩鬼の葉っぱがゆれる! | 馬嶋満 | 山崎修二 | 近藤英輔 | |
3 | 10月20日 | ワンツーストライクアウト! | 田村多津夫 | 光延博愛 | 小華和ためお | |
4 | 10月27日 | 逃げろ逃げろ逃げまくれ! | 馬嶋満 | 山崎修二 | 金沢比呂司 | |
5 | 11月3日 | サンマの味が目にしみるデ! | 田村多津夫 | 樋口雅一 | 木村圭市郎 | |
6 | 11月10日 | 帰る家がなくなったぁ! | 高たつま | 川島彰 | ||
7 | 11月17日 | これぞ! 花の一本背負いや | 馬嶋満 | 水沢わたる | 内山正幸 | |
8 | 11月24日 | サチ子! 兄ちゃんは勝つ | 田村多津夫 | 三家本泰美 | 小華和ためお | |
9 | 12月1日 | 山田! 柔道部をやめろ | 小華和ためお | 金沢比呂司 | ||
10 | 12月8日 | 男の涙は熱いのです! | 馬嶋満 | 石黒昇 | 木村圭市郎 | |
11 | 12月15日 | よみがえれ! ライバル | 田村多津夫 | 樋口雅一 | 川島彰 | |
12 | 12月22日 | 山田! おまえは補欠や | 馬嶋満 | 水沢わたる | 内山正幸 | |
13 | 12月29日 | そろいもそろった鷹丘ナイン! | 田村多津夫 | 山田茂雄 | 岡迫亘弘 | |
14 | 1977年 1月5日 |
岩鬼キャプテン猛ダッシュ! | 馬嶋満 | 高たつま | ||
15 | 1月12日 | おーよ! ピッチャーで四番ズラか? | 田村多津夫 | 山崎修二 | 金沢比呂司 | |
16 | 1月19日 | 勇次君立て! ラストボールだ | 木村圭市郎 | |||
17 | 1月26日 | サインプレイのサインはV? | 田村多津夫 馬嶋満 |
樋口雅一 | 川島彰 | |
18 | 2月2日 | プレーボール! さあゆけ鷹丘中学 | 水沢わたる | 林和男 | ||
19 | 2月9日 | 出ました! 秘打白鳥の湖 | 三家本泰美 | 金沢比呂司 | ||
20 | 2月16日 | ファウルファウル! 23球 | 光延博愛 | 岡迫亘弘 | ||
21 | 2月23日 | 殿馬! 花のワルツでかっとばせ | 小華和ためお | 木村圭市郎 | ||
22 | 3月2日 | 同点か! ゲームセットか?! | 渋市節 | 林和男 | ||
23 | 3月9日 | ああ花の野球部大ピンチ! | 樋口雅一 | 川島彰 | ||
24 | 3月16日 | 鷹丘野球部よ! いつまでも | 水沢わたる | 近藤英輔 | ||
25 | 3月23日 | 小さな巨人! 里中くん | 金沢比呂司 | |||
26 | 3月30日 | 山田! 高校野球へ来い | 近藤英輔 | 木村圭市郎 | ||
27 | 4月6日 | ああ! 明訓野球新入部員 | 山谷光和 | 岡迫亘弘 | ||
28 | 4月13日 | 男が泣いた! 酔いどれノック | 渋市節 | 川島彰 | ||
29 | 4月20日 | 葉っぱも泣いたゴボーヌキ! | 樋口雅一 | 岡迫亘弘 | ||
30 | 4月27日 | 初登板! 小さな巨人里中くん | 小華和ためお | 金沢比呂司 | ||
31 | 5月4日 | 二死満塁・バッター山田! | 水沢わたる | 木村圭市郎 | ||
32 | 5月11日 | 見たか! 男岩鬼の悪球打ち | 三家本泰美 | 川島彰 | ||
33 | 5月18日 | 恐打雲竜! ドラゴンキルたい | 山谷光和 | 白土武 | ||
34 | 5月25日 | 秘密投手? 緒方くん | 近藤英輔 | 岡迫亘弘 | ||
35 | 6月1日 | 甲子園かけたプレイボール! | 渋市節 | 金沢比呂司 | ||
36 | 6月8日 | 小さな巨人対大きな巨人 | 樋口雅一 | 白土武 | ||
37 | 6月15日 | なるか! 里中パーフェクト | 水沢わたる | 川島彰 | ||
38 | 6月22日 | 思いはあこがれの甲子園へ | 近藤英輔 | 木村圭市郎 | ||
39 | 6月29日 | 大阪通天閣の阪田三吉や | 山谷光和 | 岡迫亘弘 | ||
40 | 7月6日 | ああ友情に涙あり | 小華和ためお | 金沢比呂司 | ||
41 | 7月13日 | 明訓ナイン甲子園へレッツゴー | 樋口雅一 | 白土武 | ||
42 | 7月20日 | 夏の甲子園! 堂々の入場行進 | 山崎修二 | 川島彰 | ||
43 | 7月27日 | 打った! 始球式ホームラン | ||||
44 | 8月3日 | 見たか驚異の通天閣打法 | 小華和ためお | 岡迫亘弘 | ||
45 | 8月10日 | 殿馬走った! 秘走「運命」 | 近藤英輔 | 金沢比呂司 | ||
46 | 8月17日 | 準決勝! 里中対土佐丸作戦 | 山谷光和 | 藤原万秀 | ||
47 | 8月24日 | 危ない里中! 足からすべれ | 三家本泰美 | 川島彰 | ||
48 | 8月31日 | 里中! 里中がんばれ! 大コール | 山崎修二 | 白土武 | ||
49 | 9月7日 | 延長10回! なるか明訓逆転劇 | 小華和ためお | 金沢比呂司 | ||
50 | 9月14日 | 雨! 里中復調決勝のマウンドへ | 山谷光和 | 岡迫亘弘 | ||
51 | 9月21日 | 決勝戦! 打った幻のホームラン | 近藤英輔 | 藤原万秀 | ||
52 | 9月28日 | つかめ真紅の大優勝旗 | 三家本泰美 | 川島彰 | ||
53 | 10月5日 | ああ! 栄冠に涙あり | 白土武 | 白土武 | ||
54 | 10月12日 | 大優勝花のパレードを追っかけろ | 光延博愛 | 岡迫亘弘 | ||
55 | 10月19日 | 男岩鬼の大放送! | 石崎すすむ | 福田皖 | ||
56 | 10月26日 | 明訓狂騒曲「背番号5」 | 山崎修二 | 金沢比呂司 | ||
57 | 11月2日 | 殿馬作曲秘打「白鳥の湖」 | 近藤英輔 | 川島彰 | ||
58 | 11月9日 | ほほえみ野球! 三太郎登場 | 山谷光和 | 白土武 | ||
59 | 11月16日 | 剛球豪打! ふたりのドカベン | 山崎修二 | 藤原万秀 | ||
60 | 11月23日 | ピンチ明訓! ピッチャー殿馬 | 三家本泰美 | 金沢比呂司 | ||
61 | 11月30日 | 出た! DHアベックホーマー | 石崎すすむ | 福田皖 | ||
62 | 12月7日 | 奇跡! 不知火驚異のカムバック | 三家本泰美 | 岡迫亘弘 | ||
63 | 12月14日 | リリーフ山田! 一球入魂 | 近藤英輔 | 金沢比呂司 | ||
64 | 12月21日 | 激投不知火! ひるむな明訓 | 山谷光和 | 白土武 | ||
65 | 12月28日 | 山田! 準決勝への大アーチ | 石崎すすむ | 川島彰 | ||
66 | 1978年 1月4日 |
遂に出た! 土門投手の剛速球 | 三家本泰美 | 百瀬義行 | ||
67 | 1月11日 | 秘投ハゲ山の一夜!ずら | 石崎すすむ | 藤原万秀 | ||
68 | 1月18日 | 代打里中! 山田をかえせ! | 山谷光和 | 岡迫亘弘 | ||
69 | 1月25日 | 前略!? 土門の捕手はボクです | 白土武 | 白土武 | ||
70 | 2月1日 | 決勝! 鉄人土門対小さな巨人 | 三家本泰美 | 百瀬義行 | ||
71 | 2月8日 | 遠いこの一点! 本塁死守だ! | 山崎修二 | 岡迫亘弘 | ||
72 | 2月15日 | 再演! 秘打「白鳥の湖」ずら | 光延博愛 | 近藤英輔 | ||
73 | 2月22日 | 痛烈! ピッチャーがえしの片手打ち | 石崎すすむ | 福田皖 | ||
74 | 3月1日 | 走れ山田! ホームはそこだ! | 山谷光和 | 飯村一夫 | ||
75 | 3月8日 | 最終回! ああ痛恨の大エラー | 康村正一 | 笠原茂 | ||
76 | 3月15日 | 二死満塁! たのむぞ三太郎 | 三家本泰美 | 金沢比呂司 | ||
77 | 3月22日 | 消えた? 深紅の大優勝旗 | 石崎すすむ | 岡迫亘弘 | ||
78 | 3月29日 | 挑戦? 影丸背負い投げ投法 | 山崎修二 | 川島彰 | ||
79 | 4月5日 | 出場辞退!? 嵐の中の土井垣 | 山谷光和 | 飯村一夫 | ||
80 | 4月12日 | 私には見える! 消えた優勝旗 | 三家本泰美 | 岡迫亘弘 | ||
81 | 4月19日 | きのうの友はきょうの敵 | 金沢比呂司 | 金沢比呂司 | ||
82 | 4月26日 | 生涯のライバルだ! 山田太郎 | 鈴木行 | 岡迫亘弘 | ||
83 | 5月3日 | 賀門さんが犯人!? 脅迫電話 | 石崎すすむ | 川島彰 | ||
84 | 5月10日 | センバツへ! 関東大会開幕 | 三家本泰美 | |||
85 | 5月17日 | 敵はスタンドにあり!? | 石崎すすむ | 百瀬義行 | ||
86 | 5月24日 | 砲丸投法! 重いその差一点 | 山谷光和 | 野館誠一 谷田部雄次 | ||
87 | 5月31日 | ゆらぐマウンド! くずれる里中 | 近藤英輔 | 岡迫亘弘 | ||
88 | 6月14日 | 暴投岩鬼のストライク!? | 鈴木行 | 川島彰 | ||
89 | 6月21日 | これぞ殿馬の秘打!「黒田節」 | 山崎修二 | 岡迫亘弘 | ||
90 | 6月28日 | 「僕は誰だ?」さまよう太郎 | 原田益次 | 岡迫亘弘 野館誠一 | ||
91 | 7月5日 | 危うし明訓! 山田はいない | 石崎すすむ | 川島彰 | ||
92 | 7月12日 | 返った優勝旗! かえらぬ記憶 | 山谷光和 | 岡迫亘弘 | ||
93 | 7月19日 | 太郎! 空白の同点スリーラン | 石崎すすむ | 野館誠一 谷田部雄次 | ||
94 | 7月26日 | 激突のフェンス! 記憶をキャッチ | 原田益次 | 岡迫亘弘 | ||
95 | 8月2日 | 殿馬! G線上のアリアずら | 山崎修二 | |||
96 | 8月9日 | 逆転! フォアマン黒い閃光 | 光延博愛 | 野館誠一 谷田部雄次 | ||
97 | 8月16日 | 岩鬼代走! 再演バックドロップ | 石崎すすむ | |||
98 | 8月23日 | ほえろっ! 栄光ってなんだ | 原田益次 | 川島彰 | ||
99 | 8月30日 | 野球に甦る! 燃える青春 | 白土武 | 山谷光和 | ||
100 | 9月6日 | スイッチ投手! わび助登場 | 山谷光和 | |||
101 | 9月13日 | 山田封じ! マウンドの仕掛人 | 石崎すすむ | 野館誠一 谷田部雄次 | ||
102 | 9月20日 | 主砲凡退! 沈む明訓 | 原田益次 | 岡迫亘弘 | ||
103 | 9月27日 | 再び会おう! 春の甲子園 | 石崎すすむ | 野館誠一 谷田部雄次 | ||
104 | 10月11日 | センバツへ! それぞれの青春 | 井内秀治 | 岡迫亘弘 | ||
105 | 10月18日 | ドラフト蹴って! 甲子園へGO | 鈴木行 | 川島彰 | ||
106 | 10月25日 | 土佐丸兄弟! かくされた牙 | 原田益次 | 岡迫亘弘 | ||
107 | 11月1日 | 高く響け! 春夏二連覇のマーチ | 石崎すすむ | |||
108 | 11月08日 | アイパッチ! 底知れぬ土佐丸 | 蔭山康生 | 原田益次 | ||
109 | 11月15日 | 明訓苦戦! 荒れ狂う甲子園 | 奥田誠治 | 石崎すすむ | ||
110 | 11月22日 | 出た! サウスモンスター「中」 | 和泉洋 | 原田益次 | ||
111 | 11月29日 | 山田対「中」! 二本足のカカシ | 奥田誠治 | 石崎すすむ | ||
112 | 12月6日 | 土井垣作戦! 満塁に敬遠はない! | 原田益次 | |||
113 | 12月13日 | 起死回生! 秘打回転木馬ズラ | 石崎すすむ | |||
114 | 12月20日 | 準決勝! 策士徳川明訓をのむ | 原田益次 | |||
115 | 12月27日 | 敬遠策! 太郎怒りの一撃 | 石崎すすむ | |||
116 | 1979年 1月3日 |
里中負傷! 明訓ピンチ無死満塁 | 原田益次 | |||
117 | 1月10日 | 頑張れ里中! 小さな巨人 | 岡崎邦彦 | |||
118 | 1月17日 | 明訓・土佐丸! 再度の決戦 | 奥田誠治 | 原田益次 | ||
119 | 1月24日 | 里中襲う! 土佐丸野球 | 石崎すすむ | |||
120 | 1月31日 | 腕が伸びる?! 怪奇投手犬神 | 原田益次 | |||
121 | 2月7日 | 山田! さとるボールを投げさせろ | 岡崎邦彦 | |||
122 | 2月14日 | 殺人野球! 里中再起不能か? | 奥田誠治 | 石崎すすむ | 岡迫亘弘 川島彰 | |
123 | 2月21日 | 特別代走! 時間よ止まれ | 原田益次 | 岡迫亘弘 | ||
124 | 2月28日 | 不死鳥里中! 再びマウンドへ | 福冨博 | 石崎すすむ | ||
125 | 3月7日 | スーパースター男岩鬼! 一球入魂 | 岡崎邦彦 | 岡迫亘弘 川島彰 | ||
126 | 3月14日 | 死神ボール! 山田を襲う激痛 | 原田益次 | 岡迫亘弘 | ||
127 | 3月21日 | 見せるぞ! 小さな巨人の心意気 | 石崎すすむ | |||
128 | 3月28日 | 秘執念! 殿馬ファイトの謎 | 奥田誠治 | 原田益次 | ||
129 | 4月4日 | 春夏連覇の円舞曲! 秘打「別れ」 | 原田益次 | |||
130 | 4月11日 | 守れるか! 明訓二本の優勝旗 | 岡崎邦彦 | |||
131 | 4月18日 | 男岩鬼! 我が青春に悔いなし | 石崎すすむ | |||
132 | 4月25日 | 任侠野球道! 南海権左なんよ | 福冨博 | 原田益次 | ||
133 | 5月2日 | 見たか渚! ミットの謎 | 奥田誠治 | 石崎すすむ | ||
134 | 5月9日 | 明訓! 傷だらけの春季大会 | 原田益次 | 岡迫亘弘 川島彰 福島淳隆 松田あつ子 | ||
135 | 5月16日 | 予選開幕! 打倒明訓の合言葉 | 岡崎邦彦 | 岡迫亘弘 | ||
136 | 5月23日 | 走れ里中! 栄光のマウンドへ | 石崎すすむ | |||
137 | 5月30日 | 渚メッタ打ち! 勝負あった! | 原田益次 | 岡迫亘弘 川島彰 尾鷲英俊 内田守 | ||
138 | 6月13日 | 痛い! ドカベン山田大ピンチ | 奥田誠治 | 石崎すすむ | 岡迫亘弘 | |
139 | 6月20日 | 男岩鬼! ろれろれ大ホームラン | 岡崎邦彦 | |||
140 | 7月4日 | ネット裏! 立ち上った小さな巨人 | 奥田誠治 | 原田益次 | ||
141 | 7月11日 | 不滅! 明訓黄金バッテリー | 原田益次 | |||
142 | 7月18日 | 殿馬帰る! ハイジャックずら! | 石崎すすむ | |||
143 | 7月25日 | 不知火登板! 殿馬復帰ずら | 岡崎邦彦 | |||
144 | 8月1日 | 山田封じ? ハエ・ボール! | 石崎すすむ | |||
145 | 8月15日 | 判定は?! 灼熱のアクシデント | 原田益次 | |||
146 | 8月22日 | 翔んでる! 秘打ハイジャック | ||||
147 | 8月29日 | 不知火散る! 痛恨のルールブック | 岡崎邦彦 | |||
148 | 9月5日 | 負けて勝つんよ! 念力野球? | 石崎すすむ | |||
149 | 9月12日 | 悪霊! 吹き荒れる権左旋風 | 原田益次 | |||
150 | 9月19日 | 金縛り!? 不動のスラッガー! | 石崎すすむ | |||
151 | 9月26日 | 谷津決勝ホーマー! ピンチ里中 | 原田益次 | |||
152 | 10月10日 | 常勝明訓ついに破る! | 石崎すすむ | |||
153 | 10月17日 | 鈍足ドカベン! 決死の本盗 | 原田益次 | |||
154 | 10月24日 | 甲子園キップ! 岩鬼火山大爆発 | 近藤英輔 | 石崎すすむ | ||
155 | 10月31日 | 冥土の使者! 武蔵坊 | 原田益次 | |||
156 | 11月7日 | 消えた! 明訓高校ナイン | 石崎すすむ | |||
157 | 11月14日 | 夏の祭典! 甲子園大会開幕 | 原田益次 | |||
158 | 11月21日 | 怪足B・T学園! 謎の鈍行プレイ | 石崎すすむ | |||
159 | 11月28日 | 爆走ブルートレイン! 逆転特急 | 原田益次 | |||
160 | 12月5日 | 弁慶起つ! 予告投球の謎 | 石崎すすむ | |||
161 | 12月12日 | 明訓! 甲子園三連覇へ赤ランプ | 原田益次 | |||
162 | 12月19日 | 明訓敗れるか! どたん場の激突 | 石崎すすむ | |||
163 | 12月26日 | 最終回! ドカベン今日敗れる | 原田益次 |
放送局
[編集]※放送日時は1979年9月中旬 - 10月上旬時点(西日本放送については1979年2月中旬 - 3月上旬時点[106])、放送系列は放送当時のものとする[107]。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | 水曜 19:00 - 19:30 | フジテレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | |||
宮城県 | 仙台放送 | |||
秋田県 | 秋田テレビ | |||
山形県 | 山形テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
||
長野県 | 長野放送 | フジテレビ系列 | ||
静岡県 | テレビ静岡 | |||
富山県 | 富山テレビ | |||
石川県 | 石川テレビ | |||
福井県 | 福井テレビ | |||
中京広域圏 | 東海テレビ | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ | |||
島根県・鳥取県 | 山陰中央テレビ | |||
岡山県 →岡山県・香川県 |
岡山放送 | 1979年3月まではテレビ朝日系列とのクロスネット局。 1979年3月(第128話)までの放送エリアは岡山県のみ。 1979年4月の岡山・香川の電波相互乗り入れで香川県にもエリア拡大。 | ||
広島県 | テレビ新広島 | |||
愛媛県 | 愛媛放送 | 現・テレビ愛媛。 | ||
福岡県 | テレビ西日本 | |||
佐賀県 | サガテレビ | |||
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
||
沖縄県 | 沖縄テレビ | フジテレビ系列 | ||
青森県 | 青森放送 | 水曜 17:30 - 18:00 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
岩手県 | テレビ岩手 | 土曜 18:00 - 18:30 | ||
福島県 | 福島テレビ | 土曜 17:00 - 17:30 | TBS系列 フジテレビ系列 |
|
山梨県 | 山梨放送 | 木曜 19:00 - 19:30 | 日本テレビ系列 | |
新潟県 | 新潟総合テレビ | 金曜 18:30 - 19:00 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
現・NST新潟総合テレビ。 |
山口県 | テレビ山口 | 土曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 フジテレビ系列 |
1978年9月まではテレビ朝日系列とのトリプルクロスネット局。 |
香川県 | 西日本放送 | 金曜 18:00 - 18:30 | 日本テレビ系列 | 当時の放送エリアは香川県のみ。 岡山放送の岡山・香川の電波相互乗り入れまで放映。 |
高知県 | 高知放送 | 金曜 17:30 - 18:00 | ||
長崎県 | テレビ長崎 | 土曜 18:00 - 18:30 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
|
熊本県 | テレビ熊本 | 水曜 17:25 - 17:55 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
大分県 | テレビ大分 | 金曜 17:30 - 18:00 | ||
鹿児島県 | 南日本放送 | 土曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 |
補足
[編集]当番組終了後、関東地区では1980年7月4日から同年9月26日まで、『翔んだカップル』開始までのつなぎ番組として、毎週金曜の19:00 - 19:30に1話から13話までを再放送したことがあった。
フジテレビ系列 水曜19:00 - 19:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
アラビアンナイト シンドバットの冒険
(1975年10月1日 - 1976年9月29日) |
ドカベン
(1976年10月6日 - 1979年12月26日) |
メーテルリンクの青い鳥 チルチルミチルの冒険旅行
(1980年1月9日 - 7月9日) |
映画作品
[編集]- ドカベン -カラーまんが[108]。春休み東映まんがまつりにて公開[108]。日本アニメーション=フジテレビ=東映製作[108]。21分。
- ドカベン〈甲子園への道〉 - カラーまんが[108]。夏休み東映まんがまつりにて公開。日本アニメーション=東映製作[108]。20分。
- ドカベン - 実写。下記にて解説
ドカベン(実写映画)
[編集]ドカベン | |
---|---|
監督 | 鈴木則文 |
脚本 | 掛札昌裕 |
原作 | 水島新司 |
出演者 | #キャスト(実写映画)を参照 |
音楽 | 菊池俊輔 |
主題歌 | こおろぎ'73「がんばれドカベン」 |
撮影 | 出先哲也 |
編集 | 田中修 |
製作会社 | 東映東京撮影所 |
配給 | 東映 |
公開 | 1977年4月29日 |
上映時間 | 84分[109] |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
実写映画版『ドカベン』は、1977年春に公開された日本映画。製作・配給:東映。監督:鈴木則文。カラー、シネマスコープ(2.35:1)、84分。主人公・山田太郎が所属していた柔道部をやめ、野球部に入って猛練習を積むまでが描かれる[109][110]。封切り時の同時上映作品は『恐竜・怪鳥の伝説』『池沢さとしと世界のスーパーカー』。
原作における鷹丘中学でのエピソードが明訓高校を舞台にしたものに改変されている(野球部主将の長島や柔道部員らが、本作では明訓高校の生徒となっているなど)他は、多くのエピソードが原作漫画に忠実に再現されている[111]。
キャスト(実写映画)
[編集]順は本作オープニングのタイトルバックに基づく。
- 山田太郎 - 橋本三智弘[110]
- 長島徹 - 永島敏行[110]
- 岩鬼正美 - 高品正広[110][112]
- 朝日奈麗子 - 山本由香利
- 山田サチ子 - 渡辺麻由美
- 影丸隼人 - 清水昭博
- 賀間剛介 - 無双大介
- わびすけ - 中村俊男
- じっちゃん - 吉田義夫
- 亀田(明訓高校の校医) - 南利明[109]
- 野川(山田らの担任教師) - 佐藤蛾次郎[109]
- 岩鬼虎之助(岩鬼の父) - 小松方正
- 夏川夏子 - マッハ文朱
- 徳川家康 - 水島新司[110]
- 殿馬一人 - 川谷拓三[109]
スタッフ(実写映画)
[編集]- 企画 - 太田浩児
- 原作 - 水島新司(「週刊少年チャンピオン」連載)
- 脚本 - 掛札昌裕
- 撮影 - 出先哲也
- 録音 - 宗方弘好
- 照明 - 川崎保之丞
- 美術 - 藤田博
- 編集 - 田中修
- 助監督 - 森光正
- 記録 - 宮本衣子
- 擬斗 - 日尾孝司
- 柔道指導 - 池内憲二
- スチール - 加藤光男
- 進行主任 - 志村一治
- 装置 - 畠山耕一
- 装飾 - 五十嵐靖治
- 美粧 - 住吉久良蔵
- 美容 - 宮島孝子
- 衣裳 - 福崎精吾
- 演技事務 - 石原啓二
- 現像 - 東映化学
- 監督 - 鈴木則文
主題歌・挿入歌(実写映画)
[編集]テレビアニメ版・アニメ映画版と同じものが用いられた。
- 「がんばれドカベン」
- 作詞 - 水島新司、保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73
- 「ああ青春よいつまでも」
- 作詞 - 保富康午 / 作曲・編曲 - 菊池俊輔 / 歌 - こおろぎ'73
製作(実写映画)
[編集]企画経緯
[編集]岡田茂東映社長が1976年11月頃のインタビューで、「ゴールデンウイークは3年連続で(興行)失敗してるので、今度は子供狙いの『恐竜・怪鳥の伝説』で、中高校生を根こそぎにしたろうと思ってるんだ」と[113]、子供を劇場に引き込むべく、『恐竜・怪鳥の伝説』との組み合わせを考慮し[113]、『恐竜・怪鳥の伝説』だけでは、なかなかパブリシティの面でも売りにくいと判断し、前述のテレビアニメが当たっていたことで、当時最高に人気があった『ドカベン』で少年たちを呼び込もうという狙いで企画された[114][115]。
1977年1月18日に東京プリンスホテルで東映が関係者を集めて年賀パーティを行った席で、正式に『恐竜・怪鳥の伝説』との二本立てと公表された[116]。続いて1977年2月に「興行は4月29日から5月13日までの2週間とし、ターゲットを中学生の大量動員に絞り、1億円の超大型宣伝費を投入し、TVに比重を置いたゴールデンタイムのTV集中スポットなど、新しい思い切ったプランニングを展開する」等と発表された[115](直前に『池沢さとしと世界のスーパーカー』が追加され、三本立てとなった)[117]。東映がゴールデンウィークに子供番組を掛けるのは初めてだった[118]。
この年東映は、当時の漫画ブームを受け『ドカベン』『空手バカ一代』『ドーベルマン刑事』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『サーキットの狼』と人気漫画を次々に映画化した[119]。またこの年の正月映画で、日本でも大ヒットした『がんばれ!ベアーズ』の影響やアメリカでスポーツ映画が量産されていた関係で、日本の映画各社もスポーツ映画を製作しようという流れがあった[120][121]。同時期に日活も同じ水島新司原作の『野球狂の詩』の製作を発表し、相乗効果もあり大きな話題を呼んだ[121]。
監督選定、キャスティング
[編集]監督はプログラムピクチャーの名手・鈴木則文[122]。当時の鈴木は「トラック野郎シリーズ」を大当たりさせ、深作欣二と共に東映切っての売れっ子社員監督[111][123]。本作監督のオファーにはじめは逡巡したが、原作が持つ「少年の理想」に打たれ監督を承諾した[111]。鈴木はこの年東映の正月、ゴールデンウイーク、お盆作品の全てを担う快挙だった[111]。鈴木は「映画でできないものはない」が自身の信念[124]。「撮影はスタッフもみんな楽しんでたよ」と話している[114]。
全国公募は2700人で[108][110][120]、この中にはプロレスラーや、警察官、自衛官の他、日本ハムの現役プロ野球選手らが含まれていた[121]。東映でこれを90人に絞り、1977年2月6日、東京練馬東大泉の東映東京撮影所(以下、東映東京)で、ドカベンこと山田太郎、岩鬼正美、長島徹役3人の主役オーディションが行われ[121]、書類選考をパスしたそれぞれ30人ずつの計90人が参加した[121]。審査委員は水島新司、鈴木則文監督、幸田清東映東京所長と、水島新司の息子を含むファン代表3人[121]。イメージテストや柔道と野球の実技テストがあり、終了後、審査員間で長い時間をかけて話し合いが行われ、この日、ドカベンこと山田太郎役の橋本三智弘、岩鬼正美役の 高品正広が決まった[121]。合格者の賞金はなし[121]。橋本は当時日大高校の1年で、実際に野球部に所属し、ポジションもキャッチャーであだ名もドカベンだった[121]。身長162センチ、体重80キロ。当時の文献にはアマ規定により、野球部は辞めなければならないと書かれている[121]。高品は東映演技研修所に通うプロの役者であるが、当時の文献にはズブの素人で建築手伝いと書かれている[121]。身長185センチ、体重73キロ。長島徹役の永島敏行の3人は、原作そっくりに再現された[119]。オーディションの模様を取材した1977年2月の文献では、長島徹役はこの日は決まらなかったと書かれており、永島敏行の名前も記事にない[121]。
ドカベン役の橋本三智弘は役者がやりたいのではなく、「ドカベンのファンでドカベンをやりたいから」と応募して来た[114]。
長島徹を演じた永島敏行は専修大学の準硬式野球部に所属していた学生であり、父親が本人に無断で応募したオーディションによって俳優デビューした[112]。「映画が大好きな父親が自分の夢を僕に託したような気がする」と話している[125]。永島は東映のスタッフの誰かに毎晩酒を飲みに連れて行かれ、とっかえひっかえ「お前は役者をやめた方がいい」と芝居のヘタさを貶され、全員に言われて腹が立ち、「クソ~このまま引き下がれるものか。見返してやる」という気持ちになり、『サード』のオーディションを受けに行ったと話している[125]。永島は春日太一とのインタビューの中で、ラッシュフィルムを見た際、二度と見たくないくらい自分の演技が下手だと感じたと振り返る一方、「(鈴木)則文さんはその下手さを逆に狙ったのかもしれません。僕は真剣にやればやるほど下手になるところがあるんで。」とも話している[112]。
岩鬼役の高品正広は、鈴木監督が「主役は素人でもいいが脇役はプロの役者が欲しい」という意向で抜擢された[124][114]。殿馬役の川谷拓三も同じ理由での抜擢[124]。
オーディション時の記事で東映宣伝部が「ドカベンチームを作って、少年チームあたりを相手にして試合度胸をつけるつもりです。勿論、最終的に狙うのは水原勇気がマウンドに立つ東京メッツです」等と話していることから、最初から野球メインで構想されていたものと考えられる[121]。
書店の娘で学校のマドンナを演じる山本由香利は、東映の専属女優で[126]、1970年代半ばから他社が成功していたヤング路線、青春映画に触発され、東映も山本を売り出す計画があったが[126]、東映は伝統的に清純派女優を活かす映画製作が得意でなく[127]、東映では山本を売り出すことは出来なかった。
撮影
[編集]ドカベンたちの通う明訓高校は神奈川県にあるという設定だが、神奈川県内でのロケーション撮影は横浜マリンタワーが映る10秒程度で、大半の撮影は東京都練馬区の東映東京撮影所で行われた。
- 岩鬼がコカ・コーラの大きな看板前で、花園学院柔道部主将・影丸(清水昭博)と決闘するシーンは、鈴木監督が東京撮影所の近くと話している[124]。「モルタルの庶民の建売住宅が目障りで、美術に「あれ隠せ」と指示したら、美術があの看板を作って来た」という。また、タイアップではなかったが、一応使用の許可を日本コカ・コーラに伝えたら、コカ・コーラが何ダースもコーラを差し入れして来てくれ、皆で飲みながら撮影したとも鈴木は話している[124](作中では、マッハ文朱演じる夏子が常に缶のコカ・コーラを飲んでいる)。
- 冒頭の書店前に飾られた漫画『ドカベン』の看板から実写のドカベンが抜け出るシーン[114][128][129]は、東京・豊島区雑司が谷鬼子母神表参道入口の店舗建物前(当時)で撮影された[注 3]。
- 山田畳店、岩鬼の家、学校の教室、柔道部部室、医院診察室、柔道試合会場などは撮影所内のセット、屋上や中庭、校舎裏などは同撮影所の敷地と見られる[独自研究?]。
- ラストに流れる実際の全国高校野球甲子園大会の映像は、近い映像は貸してくれず、あちこち手を回して借りてきた古い1960年の第42回夏の甲子園全国大会の映像という[124]。
- 冒頭で書店に来るシーンおよび、神社の境内で野球ごっこをするシーンで、実際のプロ球団に準拠したデザインの野球帽や野球ユニフォームを着用した少年たちが登場する。この内2人は南海ホークスの背番号1と17を付けたユニフォームを着ている(当時の南海の1番は桜井、17番は江夏)。他の2人はクラウンライターライオンズと中日ドラゴンズ、神社のシーンから加わる1人は阪急ブレーブスの野球帽をかぶっている。この時代にアトランダムに選んだ東京近辺の子供たちがこのような野球帽やユニフォームの構成は有り得ず、本作に野球部監督としても出演する原作者水島新司がパリーグファンのための忖度と見られる。[独自研究?]
評価(実写映画)
[編集]- 鈴木監督はインタビューで「子どもの夢を壊したくないという明確な意図のもと実写で漫画を表現することを徹底した」と話している[114][124]。
- ライターのモルモット吉田はリアルサウンドに寄せた別作品のレビュー記事で本作に触れ、本作を「跳ね上がった内容を持つ漫画の実写化の成功例」とみている[130]。
- 伴ジャクソンも「『実写をマンガに寄せる』アプローチは数々の奇跡を生み出し『ドカベン』ではアヴァンタイトルで『漫画のキャラが看板から抜け出す』という『カイロの紫のバラ』よりも早い二次元キャラの実体化を描写。『誰が何と言っても、こいつが山田太郎です!』と観客に有無を言わせない画期的な演出が素晴らし過ぎる」と評価している[129]。
- 磯田勉は「鈴木則文の演出は漫画そのまんまのテイストを映画に持ち込み、紙の上に描かれたキャラクターや表現を生身の俳優を使ってフィルムに再現しようとする過激な試み。痛快なまでの実験精神は成功し、『伊賀野カバ丸』などの80年代の漫画原作映画に引き継がれた」と評している[119]。
- 春日太一は「週刊文春」2018年8月2日号の中で、殿馬一人役の川谷拓三が原作における殿馬の軽やかなイメージからかけ離れているとしつつも、佐藤蛾次郎演じる外国かぶれの教師・野川や、南利明演じるいい加減な医者・亀田をはじめとする喜劇的に脚色されたキャラクターたちの織り成すギャグを通じて、監督の鈴木則文が本作を軽いコメディとしてとらえていたと分析し、殿馬の違和感も狙ったものではないかと推測している[109]。
続編構想(実写映画)
[編集]脚本の掛札昌裕は「続編のシナリオは出来ていたんです。続編で本格的に野球映画になる予定でした」[131]、「岡田社長や天尾完次プロデューサーは、アニメを使って、ホントにアニメの動きをしたりギャグっぽいのが好きでなく、『こんな滑ったり転んだりはやめろ』とよく注意された」などと述べている[132]。
鈴木監督は「続編をやるつもりだった。結構当たったんだけどな。ただ、同時上映の『恐竜・怪鳥の伝説』が……。俺は愛情持って『ドカベン』を撮ってるんだから、俺が必ずやると言ったら企画も通ったと思う」等と述べている[114]。
ネット配信(実写映画)
[編集]YouTubeの東映公式チャンネル「東映シアターオンライン」(旧「toei xstream theater」が2022年10月21日よりリニューアル)の第1回配信作品として、2022年10月21日21:00から同年11月4日20:59まで期間限定無料配信が行われた。
外部リンク(実写映画)
[編集]ゲーム作品
[編集]- ドカベン(カプコン、アーケードゲーム)
- ドカベン2(同上)
- CRぱちんこドカベン(京楽、パチンコ)
- CRぱちんこドカベン パチってちょんまげ達人7(2004年10月7日、ハックベリー、上記のパチンコシミュレータ、PlayStation 2)[133]
- ドカベン(ロデオ、パチスロ)
※以下はドカベン以外の水島漫画のキャラも登場している作品。
- 水島新司の大甲子園(カプコン、ファミリーコンピュータ)
- 激闘プロ野球 水島新司オールスターズVSプロ野球(セガ、アーケードゲーム・PlayStation 2・ニンテンドーゲームキューブ)
- ドカベン×大甲子園!水島オールスターズ(エンターブレインとクルーズ、Mobage)
エピソード
[編集]全般
[編集]- 「明訓高校」は、水島新司が入学を果たせなかった新潟明訓高校が由来。同校が甲子園初出場を果たした1991年夏、『週刊少年チャンピオン』誌上に読み切りで「新潟明訓対神奈川明訓」と題した練習試合が描かれた(1992年の短編集『I Love Baseball』に収録)。
- 作者の母校である新潟市立白新中学校は当時の新潟明訓高校の隣に位置していた。母校の名は明訓高校のライバル校(白新高校)として劇中に登場する。
- プロ野球選手の香川伸行は、風貌が主人公の山田太郎に似ていたこと、山田太郎と同じ捕手のポジションが主だったことから「ドカベン」の愛称で呼ばれ[134]、プロ野球マスターズリーグにドカベンの登録名で参加していた。
- 神奈川県大和市にある大和スタジアムは、かながわ・ゆめ国体開催を前に実施した改築工事の際、水島をアドバイザーに迎えて設備内容の検討を行った。これが縁で、市は竣工後の1997年、施設に愛称「ドカベンスタジアム」を付与。その後メインスタンド正面には打者・山田と投手・里中が対峙する一対の銅像が建立された[135]。引地台野球場は高校野球神奈川大会の試合会場として使用されている他、不定期ながらベイスターズ二軍主催のイースタン・リーグ公式戦も開催される。
- なお、この「ドカベン」の名称を2009年夏竣工の新潟県立野球場の愛称にするよう求める動きが新潟県内の政財界・野球関係者の間で起こり、水島もこれに全面的に協力していた。しかし上述の通り、既に神奈川県に「ドカベン」を冠した野球場が存在し、且つ新潟明訓高等学校を容易に想起させるため不公平感が生じる可能性もあるなど、問題点が指摘されていた。結局、新潟県が施設命名権の導入を優先させたことから、この計画は頓挫した(詳細は同野球場の施設名称に関する問題を参照)。
- 2002年、新潟商工会議所と同商店街振興組合により、新潟市中央区古町通のアーケード内に「ドカベン」の山田、里中、岩鬼、殿馬、「あぶさん」の景浦、「野球狂の詩」の水原、岩田の計7体の銅像が設置された[136]。これらの銅像については2015年に撤去の話が持ち上がったが、撤去の見直しを求める地元商店街などの要望もあり、2016年2月に撤去は見送られることとなった[136]。
ルール面
[編集]- 山田達の2年夏の県予選、対白新高校戦で描かれた、「ルールブックの盲点の1点」のエピソード(一死満塁、スクイズプレイが崩れ併殺でチェンジのはずが明訓が1点得点)は、当時現役のプロ野球選手でも理解できず、「いい加減なことを書くな」と抗議が来たほどだった。しかし、後にルールとして正しいことが判明、野球漫画家としての水島の名を上げることになった。現在でもしばしば野球のアピールプレイの説明のために引用され、それどころか初歩的なアピールプレイ忘れであり少年野球のレベルから練習してなくすべきものとして広く認知されている。なお、「ルールブックの盲点」とは言うが、公認野球規則の不備ではなく、「意外に知られていないルール」という意味合いである。
- 山田達の2年夏の甲子園大会、対ブルートレイン学園(以下BT学園)戦では、安全進塁権に関するエピソードが描かれている。BT学園の1点リードで迎えた8回裏、BT学園の打者桜の打球は左中間の深い位置に飛ぶ大飛球だったが、センター山岡はこの打球に自分のグラブを投げつけて止めてしまう。同時にこの打球を追っていたレフト微笑をはじめ、明訓守備陣はこれをエンタイトル三塁打と勘違いしていた。既に三塁を回っていた桜も三塁打だと思い、腹いせに本塁を踏みつけて三塁に戻ろうとするが、球審はホームインを認める。即ち、グラブを当てて打球を止めた場合、安全進塁権として走者に3つの進塁が与えられ、且つボールインプレイなので、桜の本塁踏み付けは正規に本塁に触れた(安全進塁権によって三塁まで進んだのち、アウトになるリスクを賭してさらに本塁への進塁を試み、生還した)ものと見做される。
- 以上のように野球に関してはルールを熟知した描写が見られるが、初期の柔道編では山田と賀間との決勝戦で押さえ込み25秒の技ありを取らず(その時点で山田は合わせ技一本で勝利しているはず)、技ありによる優勢勝ちも取らず(賀間も押さえ込みで技ありを取っている可能性があるが、山田が押さえを解いている可能性があり、審判もポイントを宣告していない)に引き分け再試合にしているなど、競技への取材が不足している部分が多々見られる。実際、水島は柔道の知識が全く無く、出版社から柔道マンガの連載を依頼されて困惑していた。しかし大阪でのサイン会で同席した永井豪に「柔道マンガで始めて、途中から(得意な)野球マンガに変えちゃえば良いじゃない!連載がいったん始まってしまえば、編集よりマンガ家の方が強い。人気が出てしまえば、編集は何も言わなくなるよ。」とそそのかされたという[137]。
- 山田達の2年春の甲子園大会で土佐丸高校の犬神了が殿馬の打球を捕った時、さらに夏の予選で東海高校の雪村が山田の打球を捕った時など、捕球した野手がスタンドまたはラッキーゾーンに落ちた場合、これを「ホームラン」としているのは誤りである。ルール上は当時も現在もキャッチの時点で打者はアウトで、その後のスタンド・ラッキーゾーン転落はボールデッドとなり、無死もしくは一死であれば走者は投球当時の占有塁から1つ進塁できる。続編の「スーパースターズ」編では同様のプレイに正確な判定をしている[注 4]。
関連項目
[編集]- 新潟交通(「ドカベン号」が走っていた[138])
- 香川伸行
- BS12 プロ野球中継(2022年度の応援キャラクターに起用)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ただし、プロ野球編以降の続編は球団の新設や主要登場人物によるプロ野球新記録達成の乱発など、違った意味での非現実的な要素が多くなっている。
- ^ 単独作品として最も巻数が多いのはゴルゴ13、少年チャンピオンコミックス内では弱虫ペダル(2024年1月現在既刊87巻、ドカベンシリーズの最多はプロ野球編の全52巻)。
- ^ 同地は2018年のドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系列)のロケ地でもあった。
- ^ 1984年以前の野球規則2.15【原注】には「野手はフェンス、手摺、ロープなど、グラウンドと観客席との境界線へ、身体を伸ばして(身体の大部分は競技場内になければならない)飛球をとらえることは許される」と記載されており、水島はこの規則(特に括弧内の記述解釈について)を誤解していた可能性がある。なおこの括弧内の記述については、1981年に山森雅文がフェンスに飛び乗り飛球をキャッチしたファインプレイがあった当時に「山森が飛球をキャッチ後に勢いあまってラッキーゾーンに落ちたらどうなるのか」という議論が起こった際に、野球関係者の中で「フェンスによじ登ってたら身体の大部分はグラウンドに無いから、そのままスタンドに落ちたらホームランではないか」との意見が出たため、アウトになるルールに対して誤解を生じる記述だとして1985年に削除されている。※元日本野球規則委員、元パ・リーグ記録部長・千葉功著「日米プロ野球 珍場面名ジャッジ」(2003年4月第1版)参照
出典
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- ^ a b c d e f g 「鈴木則文インタビュー」『Hotwax 日本の映画とロックと歌謡曲 vol.8』シンコーミュージック・エンタテイメント、2007年、22-23頁。ISBN 978-4-401-75116-7。
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- ^ 「想像を絶する東映異色作 『ドカベン』から『恐竜・怪鳥の伝説』まで驚いた! 文・中原昌也+B・R」『悪趣味邦画劇場〈映画秘宝Vol.2〉』洋泉社、1995年、168–169頁。ISBN 978-4-89691-170-1。
- ^ a b 「東映不良性感度映画の世界 東映オトナのまんがまつり 文・伴ジャクソン」『映画秘宝』2011年8月号、洋泉社、63頁。
- ^ “『帝一の國』の実写化はなぜ成功したのか? 菅田将暉らが息づかせたキャラクターのリアルさ”. Real Sound|リアルサウンド 映画部 (2017年5月22日). 2021年10月23日閲覧。
- ^ 「掛札昌裕インタビュー」『Hotwax 日本の映画とロックと歌謡曲 vol.8』シンコーミュージック・エンタテイメント、2007年、43-44頁。ISBN 978-4-401-75116-7。
- ^ 「奇想の天才再降臨! 鈴木則文ふたたび『掛札昌裕インタビュー』 文・柳下毅一郎」『映画秘宝』2007年10月号、洋泉社、59頁。
- ^ “ハックベリー、「ドカベン」のパチンコシミュレータ PS2「CRぱちんこドカベン パチってちょんまげ達人7」”. 2024年2月3日閲覧。
- ^ ドカベン香川伸行さん、心筋梗塞で急死 浪商「甲子園のスター」まだ52歳ハフィンポスト
- ^ 引地台野球場の人工芝全面を張り替え 球場の名称も4月1日から「大和スタジアム」に 大和市
- ^ a b “古町のドカベン像 存続決まる”. 新潟日報. (2016年2月23日) 2016年2月23日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 『マンガ街道一人旅』永井豪、北國新聞 2022年2月23日付朝刊
- ^ キャラクター:新潟からドカベン消える?毎日新聞、2015年4月30日観覧 [リンク切れ]
外部リンク
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