国松さまのお通りだい
国松さまのお通りだい | |
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大泉アニメゲートに設置されている「ねりまアニメ年表」の一コマ。 | |
アニメ | |
原作 | ちばてつや |
監督 | 波多正美(チーフディレクター名義) |
脚本 | 山崎晴哉、伊東恒久、田村多津夫、 松岡清治、鈴木良武 ほか |
アニメーション制作 | 虫プロダクション |
製作 | 虫プロダクション、フジテレビ |
放送局 | フジテレビ系列局 |
放送期間 | 1971年10月6日 - 1972年9月25日 |
話数 | 全46話 |
その他 | 放送期間中に6話分の再放送を実施。 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『国松さまのお通りだい』(くにまつさまのおとおりだい)は、1971年10月6日から1972年9月25日まで、フジテレビ系列で全52回[1]が放送された、虫プロダクション・フジテレビ共同制作のテレビアニメ。
放送時間は放送開始当初から1972年3月29日放送分(第26話)まで毎週水曜19:00 - 19:30、同4月3日放送分(第27話)以降は毎週月曜19:00 - 19:30(いずれもJST)。
概要
[編集]ちばてつやの漫画作品『ハリスの旋風』の2度目のアニメ化作品で、カラーテレビの普及に合わせて本作品はカラーでのリメイクとなった。アニメ第1作にて、カネボウハリス(クラシエフーズの前身)と結んでいたスポンサー契約が満了していた都合上、番組タイトルは原題から一新されている。また、物語終盤はオリジナルストーリーとして、原作のその後にあたる話が描かれた。
スタッフは前番組である『あしたのジョー』とほぼ同じ布陣が参加している[2]。本作品の制作に入った時点で、すでに虫プロダクションは経営危機に陥っており、スタッフの多くは番組終了後に独立しマッドハウスの設立メンバーとなった[2]。
ストーリー
[編集]この節には内容がありません。 |
登場人物
[編集]- 石田 国松
- 声 - 大山のぶ代
- オチャラ(朝井 葉子)
- 声 - 松島みのり、坂井寿美江(45話のみ)
- おでこ
- 声 - 田の中勇
- メガネ
- 声 - 小原乃梨子
- アー坊
- 声 - 山本嘉子
- 横地
- 声 - 増岡弘 → 北川国彦
- 伊野
- 声 - 肝付兼太
- 殿山
- 声 - 飯塚昭三 → 岡本敏明
- 父ちゃん
- 声 - 西桂太
- 母ちゃん
- 声 - 渡辺典子
- 岩波先生
- 声 - 田中信夫
- 園長
- 声 - 和田啓
- 鬼塚
- 声 - 中田浩二
- 大番長
- 声 - 柴田秀勝
- 佐々木
- 声 - 加藤修
- 小山
- 声 - 小宮山清
- 豪田
- 声 - 増岡弘
- 川地
- 声 - はせさん治
- 沼田
- 声 - 田中亮一
- 塩原
- 声 - 山田俊司
スタッフ
[編集]- 原作 - ちばてつや
- プロデューサー - 岸本吉功、別所孝治
- 制作 - おおだ靖夫
- 設定 - 丸山正雄
- 作画監督 - 杉野昭夫、佐々門信芳、新田敏夫
- 作画担当 - 八幡正
- 仕上担当 - 増田恵子
- 美術担当 - 阿部幸次、窪田忠雄
- 特殊効果 - 橋爪朋二
- 撮影 - 大岩久剛、坂東昭雄
- 編集 - 伊藤叡、塚原瞳
- 音響 - 浦上靖夫、松原武俊
- チーフディレクター - 波多正美
- 作画 - スタジオLOOK
- 仕上 - タマプロダクション
- 背景 - ジャック
- 資料 - 松本豊
- 制作担当 - 成川誠一郎
- 効果 - イシダサウンドプロ(月岡弘)
- 録音 - 番町スタジオ
- 現像 - 東京現像所
- 制作 - 虫プロダクション、フジテレビ
主題歌
[編集]- オープニングテーマ「国松さまのお通りだい」
- 作詞 - いしいたもつ / 作曲・編曲 - 淡の圭一 / 歌 - 山本喜代子
- 旧作の主題歌を改作したもの。但し旧作の替歌には出来ない程の完全新規作品。
- エンディングテーマ「逆転の応援歌」
- 作詞 - いしいたもつ / 作曲・編曲 - 淡の圭一 / 歌 - 嶋崎由理、ボーカル・ショップ
- 1番は野球、2番は剣道、3番は拳闘(ボクシング)がモチーフ。尚3番はエンディングでは聞けない。
各話リスト
[編集]話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 |
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1 | 1971年 10月6日 |
学園なんかこわくない | 山崎晴哉 | 波多正美 |
2 | 10月13日 | エースになったるぞ! | 伊東恒久 | 平田敏夫 |
3 | 10月20日 | やったぜ小さな大選手 | 柴山達雄 | 杉山卓 |
4 | 10月27日 | スターはつらいよ | 山崎晴哉 | 石黒昇 |
5 | 11月3日 | がんばれチビ助 | 田村多津夫 | 神田武幸 |
6 | 11月10日 | 日本一のへんてこチーム | 松岡清治 | 取手近史 |
7 | 11月17日 | サーカスの少女 | 鈴木良武 | 崎枕 |
8 | 11月24日 | 大暴れ見習いキャプテン | 伊東恒久 | 杉山卓 |
9 | 12月1日 | たのも~っ!剣道部 | 山崎晴哉 | 富野喜幸 |
10 | 12月8日 | 大番長登場! | 杉山卓 | |
11 | 12月15日 | 決闘!富士見ヶ原 | 高橋良輔 | |
12 | 12月22日 | も~れつ新入部員 | 田村多津夫 | 平田敏夫 |
13 | 12月29日 | 町一番のいじめっ子 | 波多正美 | |
14 | 1972年 1月5日 |
合宿所は大さわぎ | 伊東恒久 | 神田武幸 |
15 | 1月12日 | 男度胸の闇げいこ | 鈴木良武 | 高橋良輔 |
16 | 1月19日 | 俺はNo1剣士 | 田村多津夫 | 杉山卓 |
17 | 1月26日 | 友情の応援歌 | 山崎晴哉 | 高橋良輔 |
18 | 2月2日 | 国松の特ダネ記者 | 平田敏夫 | |
19 | 2月9日 | うなれ!ばくだんパンチ | 濠喜人 | 富野喜幸 |
20 | 2月16日 | 憎いあいつをぶっとばせ | 神田武幸 | |
21 | 2月23日 | 俺は男だ泣くもんか | 田村多津夫 | 高橋良輔 |
22 | 3月1日 | それ行け新拳闘部 | 伊東恒久 | 取手近史 |
23 | 3月8日 | 輝け!おんぼろリング | 濠喜人 | 黒木大介 |
24 | 3月15日 | あっぱれ国松大逆転 | 奈良虫丸 | 高橋良輔 |
25 | 3月22日 | 花は美しい | 柴山達雄 | 杉野昭夫 |
26 | 3月29日 | 身代り養子は大弱り | 濠喜人 | 平田敏夫 |
27 | 4月3日 | てんやわんやの裏方さん | 山崎晴哉 | 高橋良輔 |
28 | 4月10日 | 国松の忠臣蔵 | 神田武幸 | |
29 | 4月17日 | 田舎よいとこ一度はおいで | 濠喜人 | 平田敏夫 |
30 | 4月24日 | 石田家最大のピンチ | 黒木大介 | |
31 | 5月1日 | 俺は黒帯三四郎 | 山崎晴哉 | 杉山卓 |
32 | 5月8日 | 黒いサッカー野郎 | 濠喜人 | 吉川惣司 |
33 | 5月15日 | オッス!よろしくサッカー部 | 山崎晴哉 | 石黒昇 |
34 | 5月22日 | 大張り切りゴールキーパー | 濠喜人 | 平田敏夫 |
35 | 5月29日 | 男国松どこへ行く | 田村多津夫 | 棚橋一徳 |
36 | 6月5日 | すごーい野郎がやって来た | 山崎晴哉 | 奥田誠治 |
37 | 6月12日 | 国松花の大勝利 | 佐藤健一 | 波多正美 |
38 | 6月26日[3] | マキの子守り唄 | 濠喜人 | |
39 | 7月3日 | 走れ国松名ランナー | 山崎晴哉 | 平田敏夫 |
40 | 7月10日 | おれたちチビッ子渡り鳥 | 濠喜人 | 崎枕 |
41 | 7月24日[4] | 月の国からこんばんわ | 田村多津夫 | 石黒昇 |
42 | 8月7日[5] | 祭りだ喧嘩だ国松だい! | 山崎晴哉 | 鈴木正俊 |
43 | 8月21日[6] | こんちは船長 | 田村多津夫 | 黒木大介 |
44 | 9月4日[7] | バンザイ!のんき先生 | 崎枕 | |
45 | 9月18日[8] | 助っ人国松大暴れ | 佐藤健一 | 取手近史 |
46 | 9月25日 | 決闘!男国松ここにあり | 濠喜人 | 波多正美 |
放送局
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- フジテレビ:水曜 19:00 - 19:30(1972年3月まで) → 月曜 19:00 - 19:30(1972年4月より)
- 札幌テレビ:水曜 19:00 - 19:30(1972年3月まで)[9]
- 岩手放送:火曜 18:00 - 18:30 → 木曜 17:00 - 17:30[11]
- 秋田テレビ:水曜 19:00 - 19:30(1972年3月まで) → 月曜 19:00 - 19:30(1972年4月から)[12]
- 山形テレビ:水曜 19:00 - 19:30(1972年3月まで) → 金曜 18:00 - 18:30(1972年4月から) [13]
- 仙台放送:水曜 19:00 - 19:30(1972年3月まで) → 月曜 19:00 - 19:30(1972年4月から) [14]
- 福島テレビ:日曜 9:00 - 9:30[15]
- 東海テレビ:水曜 19:00 - 19:30(1972年3月まで) → 月曜 19:00 - 19:30(1972年4月から)
- 富山テレビ:水曜 19:00 - 19:30(1971年10月時点)[16]→月曜 19:00 - 19:30(1972年4月より。本番組の終了に伴いフジテレビ同時ネットを取り止めた)[17]
- 石川テレビ:水曜 19:00 - 19:30(1971年10月時点)[16]→月曜 19:00 - 19:30(1972年4月より)[17]
- テレビ岡山:水曜 19:00 - 19:30(1972年3月まで) → 金曜 18:00 - 18:30
- 広島テレビ:水曜 19:00 - 19:30(1972年3月まで) → 水曜 18:00 - 18:30
- テレビ熊本:火曜 18:00 - 18:30[18]
映像ソフト化
[編集]全話収録のDVD-BOXは、コロムビアミュージックエンタテインメント(現・日本コロムビア)より2004年9月1日から12月1日にかけて全2巻(第1巻は5枚組・24話収録、第2巻は4枚組、22話収録)が発売された。
劇場版
[編集]1972年7月16日に上映された『東映まんがまつり へんしん大会』にて、第8話「大暴れ見習いキャプテン」のテレビブローアップ版が上映された。併映は作品、『魔犬ライナー0011変身せよ!』、『仮面ライダー対じごく大使』、『超人バロム・1』、『変身忍者 嵐』、『魔法使いチャッピー』の5本。
脚注
[編集]- ^ 本放送全46話+再放送6話。
- ^ a b 「吉田豪インタビュー 巨匠ハンター 9回戦 丸山正雄」『キャラクターランドSPECIAL ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』徳間書店〈HYPER MOOK〉、2017年2月5日、pp.93-97頁。ISBN 978-4-19-730144-7。
- ^ 6月19日は第5話の再放送。
- ^ 7月17日は第6話の再放送。
- ^ 7月31日は第7話の再放送。
- ^ 8月14日は第13話の再放送。
- ^ 8月28日は第4話の再放送。
- ^ 9月11日は第25話の再放送。
- ^ 『北海道新聞』(縮刷版) 1972年(昭和47年)3月 テレビ欄。
- ^ 『北海道新聞』(縮刷版) 1972年(昭和47年)4月 テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1972年4月4日 - 9月7日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1972年2月7日 - 9月25日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『河北新報』1972年2月7日 - 9月29日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1971年10月6日 - 1972年9月25日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『福島民報』1972年1月30日 - 9月24日付朝刊、テレビ欄。
- ^ a b 『北國新聞』1971年10月6日付朝刊テレビ欄より。
- ^ a b 『北日本新聞』1972年4月3日付朝刊、テレビ欄。
- ^ 『南日本新聞』1972年5月2日付朝刊、テレビ欄。
外部リンク
[編集]- 国松さまのお通りだい - 虫プロダクション株式会社
フジテレビ系列 水曜19:00 - 19:30 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
あしたのジョー
(1970年4月1日 - 1971年9月29日) |
国松さまのお通りだい
(1971年10月6日 - 1972年3月29日) |
赤胴鈴之助
(1972年4月5日 - 1973年3月28日) |
フジテレビ系列 月曜19:00 - 19:30 | ||
レモンの天使
(1971年10月4日 - 1972年3月27日) |
国松さまのお通りだい
(1972年4月3日 - 1972年9月25日) |
剣道一本!
(1972年10月2日 - 1972年12月25日) |