チャアム駅
チャアム駅 | |
---|---|
ชะอำ Cha-am | |
◄ノーンサーラー (11.66 km) (10.80 km) フワイサイヌア► | |
所在地 |
タイ王国 ペッチャブリー県 チャアム郡 |
駅番号 | 4111 |
所属事業者 | タイ国有鉄道 |
等級 | 三等駅 |
所属路線 | 南本線 |
キロ程 | 187.06 km(旧トンブリー駅起点) |
電報略号 | ชอ. |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1911年6月9日 |
チャアム駅 (チャアムえき、タイ語:สถานีรถไฟชะอำ)は、タイ王国中部ペッチャブリー県チャアム郡にある、タイ国有鉄道南本線の駅である。
概要
[編集]チャアム駅は、タイ王国中部ペッチャブリー県の人口7万人が暮らすチャアム郡にある。駅の正面側は東向きであり、町の中心部に位置する。三等駅であり1日に10本(5往復)の列車が発着しその内訳は快速2往復、普通3往復である。
当駅に発着するバンコク発着の列車は、トンブリー駅とクルンテープ・アピワット中央駅、クルンテープ駅の3箇所からの発着である為注意が必要である。クルンテープ・アピワット中央駅から、快速列車利用で3時間20分程度である。
現在では使用されていないが、当駅の北方よりセメント工場までの専用線が伸びている。
歴史
[編集]タイ国有鉄道南本線は東北本線、北本線に次ぐ3番目の幹線として1899年に着工された。南本線は前記2線とは異なり始めから1,000mm軌間を採用して敷設された[1]。(前記2線は当初は標準軌間である1,435mmで敷設されたがその後1,000mm軌間に改軌された[2]。)
旧トンブリー駅-ペッチャブリー駅間が1903年6月19日に開業したのを皮切りに南北3か所(ペッチャブリー駅、ソンクラー駅、カンタン駅)より同時に延伸工事が開始され[3]、当駅はペッチャブリー駅側からの第一期工事分として1911年6月9日に終着駅として開業した[4]。開業して13箇月後の1911年11月25日に、フワヒン駅まで延伸開業し中間駅となった。 現在ナコーンパトム駅よりフワヒン駅までの複線化工事が進行中である。
- 1903年6月19日 【開業】旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅 (150.49km)
- 1911年6月9日 【開業】ペッチャブリー駅 - チャアム駅 (36.57km)
- 1911年11月25日 【開業】チャアム駅 - フワヒン駅 (25.93km)
駅構造
[編集]単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。
駅周辺
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
- 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
- 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5