スーパーガール (DCコミックス)
スーパーガール | |
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出版の情報 | |
出版者 | DCコミックス |
初登場 | Action Comics #252 (1959年5月) |
クリエイター | オットー・バインダー アル・プラスティーノ |
作中の情報 | |
本名 | カーラ・ゾー゠エル |
種族 | クリプトン人 |
出身地 | クリプトン星 |
所属チーム | ジャスティス・リーグ ティーン・タイタンズ |
パートナー | スーパーマン コナー・ケント ジョン・ケント バーバラ・ゴードン |
著名な別名 | リンダ・リー・ダンバース リンダ・ラング カーラ・ダンバース |
スーパーガール(英: Supergirl)は、DCコミックスの出版するアメリカン・コミックス。また、それを原作とした映画、テレビドラマのタイトル。
概要
[編集]オットー・バインダーとアル・プラスティーノによって創造され、1959年5月の"Action Comics #252"「The Supergirl from Krypton」でカーラ・ゾー゠エルとしてのスーパーガールが初登場した[1]。
1972年11月にカーラ・ゾー゠エルを主人公にしたスーパーガールのシリーズ"Supergirl vol.1"が始まり、1982年に『The Daring New Adventures of Supergirl』とタイトルを変更して"Supergirl vol.2"が刊行された。1994年にマトリックスを主人公にしたスーパーガールのシリーズ"Supergirl vol.3"が刊行され、1996年にはリンダ・ダンバースを主人公にしたスーパーガールのシリーズ"Supergirl vol.4"が刊行された。
2004年5月の"Superman/Batman #8"「The Supergirl from Krypton」で再びカーラ・ゾー゠エルとしてのスーパーガールが紹介され、2005年から"Supergirl vol.5"が始まり個人誌が刊行されている。
書誌情報
[編集]漫画
[編集]翻訳版
[編集]- スーパーマン/バットマン:スーパーガール
原語版
[編集]タイトル | 収録内容 | 刊行日 | ISBN |
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(1959年-1982年) | |||
Showcase Presents: Supergirl Vol.1 | Action Comics #252-281, Adventure Comics #278 Superboy #80, Superman #123, 139, 140, 144 Superman's Girl Friend Lois Lane #14 and Superman's Pal Jimmy Olsen #40, 46, 51 |
2007年11月 | 978-1401217174 |
Showcase Presents: Supergirl Vol.2 | Action Comics #283-321 | 2008年12月 | 978-1401219802 |
(1982年-1984年) | |||
Daring New Adventures of Supergirl Vol.1 | The Daring New Adventures of Supergirl (Supergirl Vol.2) #1-12 | 2016年7月 | 978-1401263461 |
Daring New Adventures of Supergirl Vol.2 | The Daring New Adventures of Supergirl (Supergirl Vol.2) #13-23 | 2017年9月 | 978-1401271152 |
(2004年-2011年) | |||
Superman/Batman Vol.2: Supergirl | Superman/Batman #8-13 | 2005年9月 | 978-1401202507 |
Supergirl Vol.1: The Girl of Steel | Supergirl Vol.5 #0-10, #12 | 2016年2月 | 978-1401260934 |
Supergirl Vol.2: Breaking the Chain | Supergirl Vol.5 #11, #13-22 and DCU Infinite Holiday Special #1 | 2016年8月 | 978-1401264673 |
Supergirl Vol.3: Ghosts of Krypton | Action Comics #850 and Supergirl Vol.5 #23-33 | 2017年6月 | 978-1401270797 |
Supergirl Vol.4: Daughter of New Krypton | Supergirl Vol.5 #34-43 | 2018年1月 | 978-1401274825 |
Supergirl Vol.5: The Hunt for Reactron | Action Comics #881-882 and Supergirl Vol.5 #45-46 | 2019年1月 | 978-1401285746 |
Supergirl: Being Super | Supergirl: Being Super #1-4 | 2018年6月 | 978-1401268947 |
New 52 (2012年-2016年) | |||
Supergirl Vol.1: Last Daughter of Krypton | Supergirl Vol.6 #1-6 | 2012年10月 | 978-1401236809 |
Supergirl Vol.2: Girl in the World | Supergirl Vol.6 #0, #8-12 | 2013年7月 | 978-1401240875 |
Supergirl Vol.3: Sanctuary | Supergirl Vol.6 #13–20 | 2014年2月 | 978-1401243180 |
Supergirl Vol.4: Out of the Past | Supergirl Vol.6 #21–25 and Superman Vol.3 #23.1: Cyborg Superman |
2014年7月 | 978-1401247003 |
Supergirl Vol.5: Red Daughter of Krypton | Supergirl Vol.6 #26–33, Red Lanterns #28-29 and Green Lantern Vol.5 #28 |
2015年1月 | 978-1401250515 |
Supergirl Vol.6: Crucible | Supergirl Vol.6 #34-40 and Supergirl: Future's End #1 | 2015年7月 | 978-1401255411 |
DC Rebirth (2016年-2018年) | |||
Supergirl Vol.1: Reign of the Cyborg Supermen | Supergirl Rebirth #1 and Supergirl Vol.7 #1-6 | 2017年5月 | 978-1401268466 |
Supergirl Vol.2: Escape from the Phantom Zone | Supergirl Vol.7 #7-11 and Batgirl Annual #1 | 2017年10月 | 978-1401274337 |
Supergirl Vol.3: Girl of No Tomorrow | Supergirl Vol.7 #12-14 and Supergirl Annual #1 | 2018年4月 | 978-1401278243 |
Supergirl Vol.4: Plain Sight | Supergirl Vol.7 #15-20 | 2018年11月 | 978-1401284879 |
スピンオフ | |||
Supergirl: Cosmic Adventures in the 8th Grade[2] | Supergirl: Cosmic Adventures in the 8th Grade #1-6 | 2009年12月 | 978-1401225063 |
ドラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』のコミカライズ | |||
Adventures of Supergirl | Adventures of Supergirl #1-13 | 2016年9月 | 978-1401262655 |
絵本
[編集]- Supergirl Takes Off! (DC Super Friends)
- ランダムハウス刊。ISBN 978-0399553448
- Sweet Dreams, Supergirl (DC Super Heroes)
- キャップストーン刊。ISBN 978-1623709983
スピンオフ
[編集]- タイニー・タイタンズ
- ティーン・タイタンズが小学生となった日常を描いた作品。コミカルな絵柄と作風が特徴[3]。
- DCスーパーペッツ
- DCコミックスに登場するペットを主役にしたシリーズ。ストリーキーとコメットが登場している[4]。
- スーパーマン・ファミリー・アドベンチャーズ
- 1974年から1982年にかけて刊行されていた『スーパーマン・ファミリー』のシリーズをアート・バルタザールが絵本風にアレンジした作品[5]。
- アメコミ・ガールズ
- DCコミックスの女性キャラクターを日本のアニメ風にデザインしたシリーズ。
- DCコミックス・ボムシェルズ
- DCコミックスの女性キャラクターをピンナップガール調にアレンジしたシリーズ。
- ゴッサムシティ・ガレージ
- DCコミックスの女性キャラクターとオートバイを組み合わせたシリーズ。
映画
[編集]- 『スーパーガール』 (1984年)
- 演 - ヘレン・スレイター、日本語吹替 - 石川秀美
- 『ティーン・タイタンズ・ゴー! トゥ・ザ・ムービーズ』 (2018年)
- 声 - メレディス・サレンジャー
- 『ザ・フラッシュ』 (2023年)
- 演 - サッシャ・カジェ[6]
- 『スーパーマン』 (2025年)
- 演 - ミリー・オールコック
- 『Supergirl: Woman of Tomorrow』(2026年)
- 演 - ミリー・オールコック
ドラマ
[編集]- ヤング・スーパーマン (2001年-2011年)
- 演 - ローラ・ヴァンダーヴォート
- シーズン7より登場。ローラ・ヴァンダーヴォートはTV版『スーパーガール』のインディゴ役で、2016年放映の3エピソードにゲスト出演している。
- SUPERGIRL/スーパーガール (2015年-現在)
- 演 - メリッサ・ブノワ、日本語吹替 - 小松未可子
- 2015年10月からCBSによりメリッサ・ブノワ主演でテレビドラマが開始された[1]。2016年10月からのシーズン2からはCWで放送。日本ではAXNが2016年3月より放送している。過去の映像化作品でスーパーガールを演じたヘレン・スレイター、ローラ・ヴァンダーヴォートのゲスト出演がある。
- インベージョン! 最強ヒーロー外伝 (2016年)
- 演 - メリッサ・ブノワ、日本語吹替 - 小松未可子
- 『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』『レジェンド・オブ・トゥモロー』とのクロスオーバー。
- クライシス・オン・アースX 最強ヒーロー外伝 (2017年)
- 演 - メリッサ・ブノワ
- 『ARROW/アロー』『THE FLASH/フラッシュ』『レジェンド・オブ・トゥモロー』とのクロスオーバー。
アニメ
[編集]- バットマン (アニメ) (1992年-1995年)
- 声 - ニコール・トム
- スーパーマン (アニメ) (1996年-2000年)
- 声 - ニコール・トム、日本語吹替 - たかはし智秋
- ジャスティス・リーグ (アニメ) (2001年-2006年)
- 声 - ニコール・トム
- スーパーマン/バットマン:アポカリプス (2010年)
- 声 - サマー・グロー
- ダークサイドとの戦いを描いたOVA。
- Super Best Friends Forever (2012年)
- 声 - ニコール・サリバン
- カートゥーンネットワークで放映されていたDC Nation Shortsの短編アニメ。現在はYouTubeの公式チャンネルで全5話が無料視聴できる。バットガール、ワンダーガールとのエピソード。
- 『Invisible Joy Ride (full)』 - YouTube
- 『Time Waits for No Girl (full)』 - YouTube
- 『Grounded (full)』 - YouTube
- 『Name Game (full)』 - YouTube
- 『Don't Fight Girls (full)』 - YouTube
- スーパーマン:アンバウンド (2013年)
- 声 - モリー・C・クイン
- ブレイニアックとの戦いを描いたOVA。
- DCスーパーヒーロー・ガールズ (2015年-現在)
- 声 - アネ・フェアウェザー、日本語吹替 - 寺崎裕香
- 公式サイト及びYouTubeチャンネルで配信しているウェブアニメ。主要キャラクターの1人として登場[7]。
- DC Super Hero Girls『 新たな始まり』 - YouTube
- ジャスティス・リーグ・アクション (2016年-現在)
- 声 - ジョアン・スプラックルン
- My Adventures with Superman (2024年-)
- 声 - キアナ・マデイラ
ゲーム
[編集]- DCユニバース・オンライン (2011年)
- 声 - エイドリアン・ミシュラー
- インジャスティス2 (2017年)
- 声 - ローラ・ベイリー
- 対戦型格闘ゲーム。プレイアブルキャラクターとしてスーパーガールが登場している[8]。
劇場映画
[編集]1984年にヘレン・スレイター主演で映画化された。クリストファー・リーヴ主演の映画『スーパーマン』シリーズと同時期に製作されている。ワンシーンにおいてスーパーマンのポスターが映り、ジョン・ウィリアムズのメインテーマが流れる他、ファントム・ゾーンとジミー・オルセンが登場するのみで、(位置付けとしては姉妹作だが)映画『スーパーマン』シリーズと直接的な物語の関連性はない。
スーパーガール | |
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Supergirl | |
監督 | ジュノー・シュウォーク |
脚本 | デヴィッド・オデル |
製作 | ティモシー・バリル |
製作総指揮 |
アレクサンドル・サルキンド イリヤ・サルキンド |
出演者 |
ヘレン・スレイター フェイ・ダナウェイ ピーター・オトゥール |
音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
撮影 | アラン・ヒューム |
編集 | マルカム・クック |
配給 |
トライスター ピクチャーズ 東北新社=フジテレビ提供/松竹富士 |
公開 |
1984年11月21日 1984年7月 |
上映時間 | 126分 |
製作国 |
イギリス アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $14,296,438[9] |
- ストーリー
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- スタッフ
- 監督:ヤノット・シュワルツ
- 製作:イリヤ・サルキンド
- 脚本:デヴィッド・オデル
- 撮影:アラン・ヒューム
- 特撮:デレク・メディングス
- 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
- キャスト
俳優、役名、日本語吹替の順。
- ヘレン・スレイター - カーラ・ゾエル / リンダ・リー / スーパーガール(石川秀美)
- フェイ・ダナウェイ - セレナ(来宮良子)
- ピーター・オトゥール - ザルター(野沢那智)
- マーク・マクルーア - ジミー・オルセン(古川登志夫)
- ミア・ファロー - アルラー(小宮和枝)
- ハート・ボックナー - イーサン(水島裕)
- ブレンダ・ヴァッカロ - ビアンカ(中西妙子)
- ピーター・クック - ナイジェル(家弓家正)
- モーリーン・ティーフィー - ルーシー(麻上洋子)
- サイモン・ウォード - ゾーエル(西村知道)
その他の日本語吹き替えキャスト…山内雅人、佐々木るん、勝生真沙子、田辺宏章、秋元羊介、巴菁子、神代知衣、羽村京子
※初回放送:1986年5月3日『ゴールデン洋画劇場』21:03-23:24
- エピソード
- 劇場封切りはイギリスと日本では1984年7月だったが、アメリカでは当初の夏公開予定から11月に延期となった。
- このころの原作コミックでは、胸のSマークはスーパーマンと違い左胸に小さくワッペン大だったが、この映画ではスーパーマン同様の胸全体の大きさに改変されている(スーパーガールの登場時はSマークは胸全体の大きさであり、コミックスでのデザイン変更前に回帰した)。
- クリストファー・リーヴは本作へのカメオ出演を打診されたが、辞退した。
- 地球人に扮した主人公が学校の女子寮に入寮した時、クリストファー・リーヴ演じるスーパーマンのポスターが映り、そのテーマ曲のメロディーが流れる。
- 日本でテレビ放送された際のスレイターの吹替は、当時のアイドル石川秀美が担当した。
- フェイ・ダナウェイ演ずるセレナのセリフの吹替は、「立腹したー」など不自然な日本語が目立った。
- 日本語版翻訳は額田やえ子によるもので、ジェネオン エンタテインメント発売のDVDに収録されている。ワーナー・ホーム・ビデオ発売のDVDには日本語吹替は収録されていない。
- スーパーガールの衣装は、Sマークが付いた青色の長袖レオタード、Sマークが付いた赤色のマント、黄色のV字形ウエストバンドが付いた表地が赤色で裏地が黄色のミニスカート、上部が黄色く縁取られた赤色のブーツトップス。
- ヘレン・スレイターは『スーパーガール』三部作に出演する契約を結んでいたが、興行的に不発だったため、1作しか製作されなかった。
- ヘレン・スレイターは、2001年から始まったドラマ『ヤング・スーパーマン』でカル・エル(クラーク・ケント)の母ララ (Lara) を演じ、2015年から始まったドラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』では、カーラ・ゾー=エル(カーラ・ダンバース)の養母イライザ・ダンバースを演じた。
- 本作にも登場するフォトジャーナリストのジミー・オルセン役のマーク・マクルーアは、クリストファー・リーヴがスーパーマンを演じていた時期の劇場版『スーパーマン』シリーズ(1978 - 1987年)と『スーパーガール』(1984年)の全5作に同じ役で出演した唯一の俳優である。マーク・マクルーアは後年、『ヤング・スーパーマン』のシーズン7の第10話「もう一人の自分」 Persona (2008年)でクリプトン人の科学者ダックス・ウールを演じた。また、映画『ジャスティス・リーグ』(2017年)では警官役でカメオ出演している[10]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ CM撮影の時、ヘレン・スレイター自らスーパーガールの衣装(マント、ミニスカート付きのレオタード、ベルト、ブーツトップス)に着替え、身体にワイヤーロープを取り付けた後はそのままプールに入った。衣装着用のまま、プールに潜りながら上空に向かって飛ぶポーズをつくり、その状態のまま上にゆっくり吊るし上げられた。プールから出てきても微動だにせずポーズをとり続けた。
出典
[編集]- ^ “スーパーガール キャラクター”. 2018年3月19日閲覧。
- ^ “スーパーガール:中学2年生でのコズミック・アドベンチャー #1”. 2018年3月18日閲覧。
- ^ “Kara Zor-El (Tiny Titans)”. 2018年3月19日閲覧。
- ^ “DC Super-Pets Character Encyclopedia”. 2018年3月18日閲覧。
- ^ “SUPERMAN FAMILY ADVENTURES 2012”. 2018年2月25日閲覧。
- ^ “DC映画版スーパーガール女優が決定!フラッシュ映画でデビュー”. シネマトゥデイ (2021年2月22日). 2021年2月22日閲覧。
- ^ “ヒーロー紹介 – SUPERGIRL”. 2015年10月1日閲覧。
- ^ “Supergirl Injustice 2”. 2017年5月16日閲覧。
- ^ “Supergirl”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年7月25日閲覧。
- ^ “'Superman: The Movie' Actor to Appear in 'Justice League'”. comicbook.com (2017年10月23日). 2017年10月24日閲覧。