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ケヴィン・クライン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケビン・クラインから転送)
ケヴィン・クライン
Kevin Kline
Kevin Kline
2011年
本名 Kevin Delaney Kline
生年月日 (1947-10-24) 1947年10月24日(77歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミズーリ州セントルイス
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 俳優歌手
ジャンル 映画舞台
活動期間 1972年 -
活動内容 1978年:トニー賞受賞
1981年:トニー賞受賞(2度目)
1988年:アカデミー賞受賞
2017年:トニー賞受賞(3度目)
配偶者 フィービー・ケイツ(1989年 - )
主な作品
ソフィーの選択』『再会の時
シルバラード』『遠い夜明け
ワンダとダイヤと優しい奴ら
チャーリー』『デーヴ
フレンチ・キス』『ノートルダムの鐘
アイス・ストーム』『イン&アウト
五線譜のラブレター』『美女と野獣
受賞
アカデミー賞
助演男優賞
1988年ワンダとダイヤと優しい奴ら
ゴールデンラズベリー賞
最低スクリーンカップル賞
1999年ワイルド・ワイルド・ウェスト
全米映画俳優組合賞
男優賞(テレビ映画・ミニシリーズ部門)
2007年お気に召すまま
トニー賞
ミュージカル主演男優賞
1981年ペンザンスの海賊
演劇主演男優賞
2017年プレゼント・ラフター
ミュージカル助演男優賞
1978年特急二十世紀
その他の賞
ドラマ・デスク・アワード
ミュージカル主演男優賞
1981年ペンザンスの海賊
演劇主演男優賞
2004年ヘンリー四世
2017年『プレゼント・ラフター』
ミュージカル助演男優賞
1978年『特急二十世紀』
ハリウッド名声の歩道
2004年 映画産業への貢献、映画・演劇業界への業績に対して
備考
ジュリアード音楽院
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ケヴィン・クライン(Kevin Kline, 1947年10月24日 - )は、アメリカ合衆国ミズーリ州出身の俳優。『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(1988年)でアカデミー助演男優賞を受賞した。また、トニー賞は3度受賞している。

来歴

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ジュリアード音楽院で演技を学び、舞台俳優としてスタートした。オフ・ブロードウェイブロードウェイで活躍し、1978年の"On the Twentieth Century"と1981年の"The Pirates of Penzance"(『ペンザンスの海賊』)でトニー賞を受賞。その後テレビのソープ・オペラなどを経て映画界でも活躍している。

1982年、『ソフィーの選択』への出演で、日本でも顔が知られるようになった。以後はロマンス青春物での好青年を演じたり、舞台劇仕込みの奥の深い演技や、近年ではコミカルな脇役、憎まれ役など幅広く活躍する。舞台のプロデュースも多く手掛けている。

1988年に『ワンダとダイヤと優しい奴ら』でアカデミー助演男優賞を受賞。

2017年公開の実写版『美女と野獣』にベルの父モーリス役で出演。

2017年、『プレゼント・ラフター』でトニー賞 演劇主演男優賞を受賞した。

プライベート

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1989年に16歳年下の女優フィービー・ケイツと結婚した。2人の間には1991年と1994年にそれぞれ息子が生まれている[1]

主な出演作品

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映画

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1982 ソフィーの選択
Sophie's Choice
ネイサン
1983 再会の時
The Big Chill
ハロルド・クーパー
1985 シルバラード
Silverado
ペイドン
1986 すみれは、ブルー
Violets Are Blue
ヘンリー
1987 遠い夜明け
Cry Freedom
ドナルド・ウッズ
1988 ワンダとダイヤと優しい奴ら
A Fish Called Wanda
オットー・ウエスト アカデミー助演男優賞受賞
1989 乙女座殺人事件
The January Man
ニック・スターキー
1990 殺したいほどアイ・ラブ・ユー
I Love You to Death
ジョーイ
1991 ソープディッシュ
Soapdish
ジェフリー・アンダーソン/ロッド・ランダル
わが街
Grand Canyon
マック
1992 隣人
Consenting Adults
リチャード・パーカー
チャーリー
Chaplin
ダグラス・フェアバンクス
1993 デーヴ
Dave
デーヴ・コヴァック/ウィリアム・ハリソン・ミッチェル大統領
くるみ割り人形
The Nutcracker
ナレーター 声のみ
1994 プリンセス・カラブー
Princess Caraboo
1995 フレンチ・キス
French Kiss
リュック
1996 ノートルダムの鐘
The Hunchback of Notre Dame
フィーバス
1997 アイス・ストーム
The Ice Storm
ベン・フッド
危険な動物たち
Fierce Creatures
ヴィンス・マケイン/ロッド・マケイン
イン&アウト
In & Out
ハワード・ブラケット
1999 真夏の夜の夢
A Midsummer Night's Dream
ニック・ボトム
ワイルド・ワイルド・ウエスト
Wild Wild West
アーティマス・ゴードン/グラント大統領 ラジー賞最低スクリーン・カップル賞受賞(ウィル・スミスと共に)
2001 アニバーサリーの夜に
The Anniversary Party
キャル・ゴールド
海辺の家
Life as a House
ジョージ・モンロー
2002 オレンジカウンティ
Orange County
マーカス・スキナー クレジットなし
卒業の朝
The Emperor's Club
ウィリアム・ハンダート
2004 五線譜のラブレター
De-Lovely
コール・ポーター
2006 ピンクパンサー
The Pink Panther
ドレイフェス
今宵、フィッツジェラルド劇場で
A Prairie Home Companion
ガイ・ノワール
お気に召すまま
As You Like It
日本未公開
2007 トレード
Trade
レイ・シェリダン
2008 ラブ・ダイアリーズ
Definitely, Maybe
ハンプトン・ロス
シラノ・ド・ベルジュラック
Cyrano de Bergerac
シラノ・ド・ベルジュラック テレビ映画、日本未公開
2009 Queen to Play 日本未公開、フランス=ドイツ合作
2010 声をかくす人
The Conspirator
エドウィン・スタントン
2011 抱きたいカンケイ
No Strings Attached
アルヴィン
2013 ラスト・スキャンダル〜あるハリウッドスターの禁じられた情事〜
The Last of Robin Hood
エロール・フリン 日本では劇場未公開、WOWOWで放送
ラストベガス
Last Vegas
サム・ハリス
2014 パリ3区の遺産相続人
My Old Lady
マティアス・ゴールド
2015 幸せをつかむ歌
Ricki and the Flash
ピート
2017 美女と野獣
Beauty and the Beast
モーリス
2021 幸せは、ここにある
Here Today
本人
ムクドリ
The Starling
ラリー・ファイン博士

舞台

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邦題
原題
役名 備考
1973 尺には尺を
Measure for Measure
三文オペラ
The Beggar's Opera
三人姉妹
The Three Sisters
1975 エドワード2世
Edward II
The Time of Your Life マッカーシー
1978 特急二十世紀
On the Twentieth Century
ブルース・グラニット トニー賞 ミュージカル助演男優賞 受賞
1981 ペンザンスの海賊
The Pirates of Penzance
トニー賞 ミュージカル主演男優賞 受賞
1985 武器と人
Arms and the Man
ブルンチュリー
1997-1998 イワーノフ
Ivanov
ニコライ・イワーノフ
2001 かもめ
The Seagull
トリゴーリン
2003 The Play What I Wrote
2003-2004 ヘンリー四世
Henry IV
フォルスタッフ
2007 リア王
King Lear
リア王
2007-2008 シラノ・ド・ベルジュラック
Cyrano de Bergerac
シラノ・ド・ベルジュラック
2017 プレゼント・ラフター
Present Laughter
トニー賞 演劇主演男優賞 受賞

参照

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外部リンク

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