アンドレア・ボウマン
アンドレア・カイザー・ボウマン[1](英語: Andrea Keizer Bowman、繁体字中国語: 柏安卓)は、セントビンセント・グレナディーンの教育者、外交官、大使。2019年より台北常駐の在中華民国大使[2]、2022年より非常駐の駐日大使[3]。
経歴
[編集]ボウマンは駐台大使を拝命する前に教育者として40年以上奉職しており、セントビンセント文法学校、セントビンセント師範大学、セントビンセント女子高等学校(GHS)、SVGコミュニティ・カレッジ(SVGCC)、トリニティ医科学校で教鞭を執った後、2017年から2019年にかけてGHS理事長を務めた[4]。
2019年8月7日、ラルフ・ゴンサルヴェス首相と初代在中華民国(駐台)特命全権大使ボウマンが台北の中華民国総統府を訪問し、両国間の首脳会談およびボウマン大使による蔡英文総統への信任状捧呈が執り行われた[2]。翌8日に初めて在中華民国セントビンセント・グレナディーン大使館が設置された[5]。
2021年8月8日から8月15日にかけての8日間、大使館開館2周年(2021年8月8日)と両国建交40周年(2021年8月15日)を祝賀するために、ボウマン大使は動画を公開した[6]。
2022年9月1日、ボウマンは次期駐日大使として滞在中の東京で武井俊輔外務副大臣を表敬訪問し、両国間の連携強化について意見を一致させた上で前年4月に発生したスフリエール火山噴火の被災地支援など日本の対セントビンセント・グレナディーン協力に対する謝意を表明した[7]。翌2日、非常駐の駐日大使として皇居で信任状を捧呈した[3][8]。
2024年12月19日現在、セントビンセント・グレナディーン大使としての中華民国駐箚歴は信任状捧呈日から起算して通算1962日となっており[2]、2022年9月にマーシャル諸島のネイジョン(艾芮瓊)大使が離任して以来、現職の在中華民国各国大使のうち最も駐箚期間が長い[9]。
出典
[編集]- ^ ミドルネームを省略して、単にアンドレア・ボウマン(Andrea Bowman)とも。
- ^ a b c 會晤聖國總理暨接受大使呈遞到任國書 總統盼持續支持臺灣的國際參與,共同為世界做出更重要貢獻 | 中華民國總統府
- ^ a b 駐日セントビンセント及びグレナディーン諸島大使の信任状捧呈 | 外務省
- ^ Retired educator appointed SVG ambassador to Taiwan – iWitness News
- ^ St Vincent praises 40 years of ties with Taiwan - Taipei Times
- ^ 聖文森駐台大使館揭牌2週年 系列影片慶賀里程碑 - 政治 - 自由時報電子報
- ^ ボウマン次期駐日セントビンセント及びグレナディーン諸島大使による武井外務副大臣表敬 | 外務省
- ^ H.E. Andrea Bowman, Non-Resident Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary to Japan Meets With Japan's Foreign Affairs Ministers En Route to Presenting Letters of Credence to the Emperor of Japan | Government of St Vincent and the Grenadines
- ^ 外交部長吳釗燮贈勳馬紹爾群島共和國駐台大使艾芮瓊,表彰其深化台馬邦誼的貢獻 | 中華民國外交部
外部リンク
[編集]- 台湾とは「一つの家族」=セントビンセント・グレナディーン大使 - 2019年8月9日
公職 | ||
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先代 ネイジョン・レマ・エドワーズ |
在中華民国外交団長 2022年 - |
次代 (現職) |
先代 (初代) |
在中華民国セントビンセント・グレナディーン大使 2019年 - |
次代 (現職) |
先代 (初代) |
駐日セントビンセント・グレナディーン大使 2022年 - |
次代 (現職) |