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過去に大河内が小説家として初めてノベライズを担当した『[[少女革命ウテナ]]』との共通項が挙げられており{{Efn2|加々美利治は、女性主人公が学園で行われる決闘で花嫁である女性の婿候補になること、植物を育てている花嫁、オープニング映像終盤のシーン<ref name="magmix" />、アニメイトタイムズは、花嫁に暴力的なことをするグエルは『ウテナ』の西園寺莢一、チュチュはともに同名キャラの存在を指摘している<ref>{{Cite news |date=2022-11-04|title=『機動戦士ガンダム 水星の魔女』から感じる「某学園百合アニメ」要素とは一体何なのか? 古のオタクたちがざわついている理由を解説 |newspaper=アニメイトタイムズ |publisher=アニメイト |url=https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1667529897 |accessdate=2022-11-19 }}</ref>。}}、テレビまんが研究家の加々美利治は、何らかのセルフオマージュをしている可能性を指摘している<ref name="magmix">{{Cite news |date=2022-10-14|title=『水星の魔女』放送でトレンド入り! 各世代が反応した「ウテナ」「ダブスタクソオヤジ」 |author=加々美利治 |newspaper=マグミクス |publisher=メディア・ヴァーグ |url=https://magmix.jp/post/116308 |accessdate=2022-11-04 }}</ref>。また加々美は、明るい作風を評価する十代の視聴者と、大河内が過去にアンハッピーエンドな作品{{efn2|『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』。}}を担当したことを根拠に今後の展開を不安視する従来のファンを紹介したうえで、いつ作品が戦争路線に舵を切ってもおかしくないとしている<ref>{{Cite news |date=2022-10-24|title=『水星の魔女』でガンダムデビューした若者に、古参が懸念 同時間帯の過去アニメであった鬱展開|author=加々美利治 |newspaper=マグミクス |publisher=メディア・ヴァーグ |url=https://magmix.jp/post/117862 |accessdate=2022-11-04 }}</ref>。 |
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== あらすじ == |
== あらすじ == |
2022年11月18日 (金) 23:58時点における版
機動戦士ガンダム 水星の魔女 | |
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ジャンル | ロボット |
アニメ | |
原作 | 矢立肇、富野由悠季 |
監督 | 小林寛 |
シリーズ構成 | 大河内一楼 |
脚本 | 大河内一楼 |
キャラクターデザイン | モグモ(原案) 田頭真理恵、戸井田珠里 高谷浩利 |
メカニックデザイン | JNTHED、海老川兼武 稲田航、形部一平 寺岡賢司、柳瀬敬之 |
音楽 | 大間々昂 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | バンダイナムコフィルムワークス 創通、MBS |
放送局 | 毎日放送・TBS系列ほか |
放送期間 | 第1クール:2022年10月2日 - 第2クール:2023年4月 - |
関連作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(きどうせんしガンダム すいせいのまじょ、英題: Mobile Suit Gundam THE WITCH FROM MERCURY)は、サンライズ制作による日本のテレビアニメ。「ガンダムシリーズ」に属するロボットアニメであり、TBS系列の毎日放送製作日曜午後5時枠(『日5』枠)ほかにて『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(第2期)以来5年ぶりの新作アニメとして、第1クールが2022年10月2日より放送中[1]。第2クールは2023年4月より放送予定[2]。
沿革
本作品は、2021年9月15日にバンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」が開催した「第2回ガンダムカンファレンス」にて企画が明かされた。ガンダムシリーズとしては『鉄血のオルフェンズ』以来7年ぶりとなる新作テレビアニメーションとなり、バンダイナムコグループは「G-PARTNER」と称される外部パートナーとも協力しつつ、全世界の10代を中心とした若年層ファン獲得を目標に大型展開を実施するとしている[3]。
2022年3月29日には、ティザーPVやテレビシリーズ初となる女性主人公のほか、主役機を含むモビルスーツ (MS) の情報に加え、放送開始に先駆けて前日譚『PROLOGUE』を国内外で公開することが発表された[4]。同年6月17日には、基本的な世界観とあらすじ、主要人物、メインスタッフ、『PROLOGUE』の初公開されるイベント概要などが発表された[5]。プロデューサーの小形尚弘はオンライン会見にて女性主人公や学園を舞台とするストーリーに言及しつつ、宇宙世紀に含まれない新しいガンダムであること、新規ファン増加を意識した作品作りをする旨を語っている[6]。同年7月14日、『PROLOGUE』の初公開イベントとなった「GUNDAM NEXT FUTURE -LINK THE UNIVERSE-」にて主要キャスト2名と『PROLOGUE』の情報が公開された[7]。
製作
企画・制作 | サンライズ |
---|---|
原作 | 矢立肇、富野由悠季 |
監督 | 小林寛 |
副監督 | 安藤良 |
シリーズ構成 | 大河内一楼 |
キャラクターデザイン原案 | モグモ |
キャラクターデザイン | 田頭真理恵、戸井田珠里、高谷浩利 |
メカニカルデザイン | JNTHED、海老川兼武、稲田航 形部一平、寺岡賢司、柳瀬敬之 |
チーフメカアニメーター | 久壽米木信弥、鈴木勘太、前田清明 |
設定考証 | 白土晴一 |
SF考証 | 高島雄哉 |
メカニカルコーディネーター | 関西リョウジ |
設定協力 | HISADAKE |
プロップデザイン | 絵を描くPETER、えすてぃお |
コンセプトアート | 林絢雯 |
テクニカルディレクター | 宮原洋平 |
美術デザイン | 岡田有章、森岡賢一、金平和茂 玉盛順一朗、上津康義 |
美術監督 | 佐藤歩 |
色彩設計 | 菊地和子 |
3DCGディレクター | 宮風慎一 |
モニターグラフィックス | 関香織 |
撮影監督 | 小寺翔太 |
編集 | 重村建吾 |
音響監督 | 明田川仁 |
音楽 | 大間々昂 |
音楽プロデューサー | 松田隼典 |
音楽制作 | バンダイナムコミュージックライブ |
制作協力 | ADKマーケティング・ソリューションズ |
協力 | BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン |
エグゼクティブプロデューサー | 小形尚弘、田村烈、丸山博雄 |
プロデューサー | 岡本拓也、前田俊博 |
製作 | バンダイナムコフィルムワークス 創通、MBS |
企画経緯・スタッフィング
本作へとつながるガンダムの新作シリーズのプロジェクトは2018年ごろに始動し、2020年初頭にバンダイナムコフィルムワークス[注 1]の岡本拓也がプロデューサーに就任した時点より企画がスタートした[10][11]。始動に際してはコンペティションが実施され、クリエイターチーム「モリオン航空」がコンセプトアートおよび世界観イメージなどをまとめて提出した企画書が起点となった[12][13]。
女性を主人公とした物語にすることは2020年になってから浮上した話であり、また企画当初からシリーズ50〜60周年に向けて次世代の少年少女に向けた物語にすることが決定されていた。これらとオリジナルながらもガンダム作品であることを押さえながら、発想力や想像力、社会を捉える目線をもった人物として、監督には『鉄血のオルフェンズ』時から岡本と面識がある小林寛が起用された。シリーズ構成には『コードギアスシリーズ』や『プリンセス・プリンシパル』のようなキャラクターと世界観の作り込みが要求されるオリジナル作品の担当経験があり、女性主人公のガンダムという特殊な題材と設定を組み替えつつ疾走感のある脚本を書ける人物としてる大河内一楼に声がかけられた。このほか、作品にとって良い刺激を与える目的で、モリオン航空のモグモとHISADAKEがそれぞれキャラクターデザイン原案と設定協力として、JNTHEDが主役機のメカニカルデザインとしてシリーズに初参加している。さらに今までガンダムに触れてこなかった若い世代が抵抗なく作品に入ってこられるようにとの配慮から、主題歌のYOASOBIのみならず、PARCOなど放送時のカルチャーを担うグループや団体とのタイアップも行われる(後述)[12][14][15]。
ストーリー設定・作風
本作のストーリーはモリオン航空の企画案をベースに、岡本、小林、大河内、設定考証の白土晴一がストーリーを具体的に詰める方法で制作された。モリオン航空による初期案は同人誌色の強い物で現在の構成にその原型はほとんど残っていないが、『水星の魔女』というタイトルワードやキャッチコピーはそのまま活用され、そこに小林が考えた「呪い」や「呪縛」というキーワードが要素として組み込まれていった[14]。
脚本は当初、従来のシリーズを踏襲したハードな物語が想定された。しかし第1話の脚本が完成した辺りで小林や岡本から10代の若者たちがより身近に感じられる環境から始めるのが良いということになり、学園を舞台とした物語に変更され、MSを決闘に使用する案や寮制度などのアイデアが盛り込まれることとなった。岡本はこのきっかけのひとつとして職場見学に来ていた中学生からの「ガンダムの名前が付いているだけで敷居が高く、自分たちに向けて作られた作品ではない」、「ガンダムだったら作品は見ない」とする意見を挙げており[注 2]、物語のメインとなる若い世代の人間模様と大人たちのドラマを同時に描くことで、全年齢が楽しめるように意識したと語っている。大河内は決闘制度の導入により、通常の戦争ではあり得ないルールも可能となった反面、シリーズ初の試みでもあることからリアリティを重視しつつ、白土やSF考証の高島雄哉、メカニカルコーディネーターの関西リョウジらと戦闘描写を打ち合わせをしたと語っている。また時間帯および内容の重さや死亡シーンを敬遠する視聴者がいることとを考慮して見やすさも意識されているが、それでもガンダムである以上、物語には転換点や不穏な話もあると岡本は述べている[10][11][12][14][16]。
キャラクター設定は小林のイメージを出発点として肉付けを行い、MSも含めてドラマがばらばらにならないように配慮がなされている。テレビシリーズとしては初の女性主人公に関しては、作為的なものを入れたり、ジェンダーに配慮して描くことはせず、あくまで一人のキャラクターとして話を描くことが意識されている。また本作は未来を舞台としているため、多様性が当たり前になっている世界に多様なキャラクターが出てくるのは必然であるという理由から、監督の小林の意向でさまざまなキャラクターが登場する[10][17]。
このほか、物語では企業がひとつのファクターとなっており、それまでのシリーズではあまり見られなかった企業間競争が描かれる。これは今の時代を動かしているのが必ずしも国家ではないという世界の状況や、国家間の戦争が実感しにくい現状において、対立関係を実感できる世界が想定されたことによる[14]。そのため大河内は本作を学園ものであると同時に企業ものと称し、加えて主人公の周りが平和に見えるだけで、戦争が根絶された世界ではないとしている[17]。
前日譚
『PROLOGUE』は、本編開始までの期間で作品を知らない視聴者に対して興味を抱いて欲しいという考えと、本編を楽しみにしている従来のファンに向けて少しでも映像を届けたいとの観点から制作された。限定的な本編の情報しか出せない時期の発表だったこともあり、最終的には作中世界の構造や本編の起点となる物語が描かれた。このため作中に登場する企業やMS、各種設定は本作におけるガンダムを描くうえで重要な情報が含まれており、物語のテーマとも関連付けられている[10][14][15][18]。
デザイン・作画
初参加となるデザイナーに関しては、コンセプトイラストの色使いや画面設計が既存のどのガンダム作品とも切り口の異なる印象だったモグモや、今までにないラインによって良い意味で型にはまっていないガンダムをコンペティションで提出したJNTHEDなど、「新しいガンダム」というテーマに合致することが起用の基準となった[14]。
登場人物が多いことからキャラクターデザインはモグモを含めて4人体制で実施されており、モグモが小林とのやり取りを通じて主要人物たちのデザイン原案を担当し、アニメーション用のメインキャラクターを田頭真理恵、サブキャラクターを戸井田珠里と高谷浩利がそれぞれ分担してデザインしている。モグモは特定のものを参考にしない一方で、特徴を立たせつつ程よいフェティシズムを入れるというバランスでデザインを落としこみ、自然な印象になるように意識したと語っている。またシンプルさと分かりやすさも考慮され、パーツや線の数を極力抑えることで、シルエットのみでもキャラクターが分かるような造形となっている[11][13]。
メカニカルデザインは作中の勢力ごとにデザイナーが割り振られ、ガンダム・エアリアルを中心とする主役系MSをJNTHED、ジェターク社製MSを形部一平、ペイル社製を稲田航、グラスレー社製MSを海老川兼武、そのほかの勢力を柳瀬敬之と寺岡賢司が担当する。エアリアルのデザインはモグモのイメージイラストを参考にしつつ、小林の意見を反映してJNTHEDが仕様を詰めるかたちで製作された。JNTHEDは、「背面から脇下に武器移動用のレールが装備されること」や「上半身が戦車の砲塔のように腰を基点として360度回転すること」にこだわってデザインを行ったことを明かしており、前者はガンダムF91に類似することからデザインのみが名残として残されたが、後者はほぼすべてのMSに採用された。またJNTHEDは海老川たちとのやり取りを通じて、関節構造やガンビットの合体ギミック、さらにプラモデル化を見越した設計などをデザインに落とし込んでいる。なおJNTHEDは「ガンド(魔術)」と「アーム(兵器)」を組み合わせて「ガンダム (GUND-ARM)」にするなどの設定面でも提案を行っている[18][19][20]。
作画面では戦闘シーンの多くが手描きによって描写され、3DCGはコクピット周辺や戦艦、本作のオールレンジ攻撃に相当するガンビットを有機的な動きで表現する目的などで部分的に使用される。当初は『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』および『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』のように本格的な3DCG導入も検討されたが、手描きのロボットに精通したサンライズのアニメーターの魅力を作品に融合させること、サンライズ以外で手描きのロボットアニメをやる会社がほとんどなく、その文化を絶やしたくないとする観点などから採用された。結果としてMSの作画に関わる情報量は増加しているが、小林による塗り分けの最少化やパーツの描きやすさなどを意識した機体デザインなどによって調整が行われている[21][22]。
音楽
本作の音楽は『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』への参加経験もある大間々昂が担当する。劇伴を仕上げる際は、学園という設定上コミカルなシーンに合わせた軽めの楽曲と、世界観に合わせてリアルさと説得力に配慮した重厚感のある楽曲の2パターンがオーダーされている[22]。
キャスティング・演技
主要キャストはテープオーディションとスタジオオーディションで選考が行われた[23][24]。
主人公のスレッタ・マーキュリー役には市ノ瀬加那が、スレッタの相棒となるミオリネ・レンブラン役にはLynnがそれぞれ起用された[注 3]。物語の中で描かれる戦闘は、生死によらない決闘であり、収録においても、シリアス具合を減らしてほしいという指示があったと市ノ瀬がLynnとの対談で明かしている[23]。
反響
本作は女性主人公や学園を舞台とする点などから、放送前より注目を集めた。放送開始後は主人公が花婿として迎えられる展開がSNS上で話題を呼んだほか[25]、「ダブスタクソ親父」、「ロミジュリ」などの劇中の台詞や単語がTwitterのトレンドに上がるなどした[26]。
批評
過去に大河内が小説家として初めてノベライズを担当した『少女革命ウテナ』との共通項が挙げられており[注 4]、テレビまんが研究家の加々美利治は、何らかのセルフオマージュをしている可能性を指摘している[27]。また加々美は、明るい作風を評価する十代の視聴者と、大河内が過去にアンハッピーエンドな作品[注 5]を担当したことを根拠に今後の展開を不安視する従来のファンを紹介したうえで、いつ作品が戦争路線に舵を切ってもおかしくないとしている[29]。
あらすじ
- PROLOGUE
- 企業の宇宙進出が進み、宇宙移民者スペーシアンと地球居住者アーシアンの対立が激化する時代。小惑星フロント「フォールクヴァング」にあるヴァナディース機関のラボでは、カルド・ナボの主導のもと、地球のオックス・アース・コーポレーションのMSガンダムが開発されていた。しかしガンダムに採用されたGUNDフォーマットの健全性を試作機のガンダム・ルブリスは証明できず、テストパイロットのエルノラ・サマヤは焦りを感じる。そんな中、GUNDフォーマットを危険視するデリング・レンブランの差し金で、MS開発評議会はオックス社への企業行政法による強制執行を決定。評議会配下の特殊部隊「ドミニコス隊」がフォールクヴァングに派遣され、エルノラの夫ナディム・サマヤの抵抗も空しく制圧作戦が進められる。カルドを始め多くの人命が犠牲となる中、ルブリスが偶然乗り込んでいたエルノラの娘エリクト・サマヤの生体情報を認証して起動する事態が発生し、多数の敵機を撃墜したエリクトに驚愕しながらもエルノラはルブリスで脱出を図る。ナディムの自己犠牲によってエルノラたちは宙域からの離脱には成功するが、フォールクヴァングは破壊され、ガンダムの開発計画はすべて凍結される。
- 第1クール
- A.S.122。母の勧めで水星からアスティカシア高等専門学園へと編入することになったスレッタ・マーキュリーは、到着間近の宙域で漂流していたデリングの一人娘ミオリネ・レンブランを意図せず救助する。実はデリングから逃れ地球へ向かう予定だったミオリネを妨害するかたちになったスレッタは、その責任をとるべくミリオネに強引に迫るグエル・ジェタークとMSによる決闘を受諾し、愛機のガンダム・エアリアルで圧勝する。開発の禁じられたガンダムを使用した嫌疑でMS評議会に拘束され、デリングの判断で退学の危機に陥るスレッタだったが、ミオリネが直談判したことで再決闘が決まり、グエルを激戦の末に下す。こうしてグエルから学園の最強パイロットの証である「ホルダー」の称号とミオリネの花婿候補という立場を手に入れたスレッタは、スペーシアンからの差別に晒されながらも、ミオリネやアーシアンの生徒たちの助けを受けながら学園生活に臨んでいく。
作中設定・用語
世界観
- A.S.(アド・ステラ)
- 本作品内で用いられている紀年法。宇宙進出を果たした企業によって巨大経済圏が構築された時代であり、一部の地域では有力な企業を中心とした企業体が強大な力をもち、既存の国家の枠組みを超えつつある[14]。
- スペーシアン / アーシアン
- それぞれ「宇宙移民者」と「地球居住者」を意味する。宇宙産業の発展によってスペーシアンがアーシアンから労働力と税金を搾取する社会構造が一世紀以上続いており、互いの分断と衝突が生じている[30]。
- フロント
- 小惑星を基部として宇宙空間に建造された巨大人工居住施設[30]。
- 水星
- 本作では人の存在すら忘れられるほどの辺境の惑星とされる。かつてはパーメット鉱石の採掘で栄えたが、月面での採掘が開始されてからは寂れていき、少子化も進んだことで学校などの教育機関も失われていった。現在も残った住民たちは太陽風の吹く過酷な環境下で、電子機器や基地の故障に耐えながらパーメット採掘に従事している[31]。
組織・部隊
- ベネリットグループ
- MS産業最大手のベネリット社を頂点とする巨大複合企業体。本編での総裁はデリング・レンブラン。数多の企業を傘下に収め、なかでも業績トップのジェターク・ヘビー・マシーナリー、ペイル・テクノロジーズ、グラスレー・ディフェンス・システムの3社は「御三家」と呼ばれ強い影響力をもつ。
- シン・セー開発公社
- 水星資源の採掘で発展した企業。創業33年。ベネリットグループ内では新参で、業績はほぼ最下級である151位のDランク。過酷な水星の環境でも安全に作業できるドローン技術搭載MSとして、ガンダム・エアリアルを独自開発する。
- MS開発評議会
- MS開発の互助を目的に設立された組織。ベネリット総裁や御三家をはじめとする各社のCEOたちがメンバーを務める。GUNDフォーマットがもたらす人体への悪影響を危惧している[30]。
- カテドラル
- MS開発評議会がMS開発の秩序と倫理を守る名目で設立した監査組織[30]。
- ドミニコス隊
- MS開発評議会が有する特殊部隊。A.S.122時点ではカテドラルの直轄部隊となる[30]。
- ヴァナディース機関
- GUNDの研究組織。宇宙環境における身体補助に関して研究をしていたが、オックス・アース・コーポレーションからの資金援助と引き換えにGUNDを軍事技術として提供する[30]。
地名・施設
- アスティカシア高等専門学園
- フロント73区にあるベネリットグループの高等教育機関。デリングが学園長を兼任している。MS産業に携わる人材の育成を目的としており、パイロット科、メカニック科、経営戦略科の三つの専科が存在し、グループ各社の重役の子息や、企業から特別な推薦を受けた学生などに入学資格が与えられる。入学後は寮生活が基本となり、寮生は後ろ盾となる企業が開発したMSを運用する[32]。
- 生徒の学籍番号は入学年、専科、個人番号の三つの要素から成り、3年生は「K」、2年生は「L」、1年生は「M」、パイロット科は「P」、メカニック科は「M」、経営戦略科は「S」で表示される。個人番号のみは推薦企業のヒエラルキーによって決定される[30]。生徒間にはスペーシアンとアーシアンの力関係が色濃く反映されており、アーシアンで構成される地球寮の生徒たちは経済的にも豊かでなく[33]、同じ生徒だけでなく教師からも差別の対象とされる。
- フォールクヴァング
- ヴァナディース機関の拠点となるフロント。ドミニコス隊の襲撃のすえに爆破される。
- ペビ・コロンボ23
- スレッタが育った水星軌道基地[31]。
技術・兵器
- パーメット
- 水星や月に偏在する新種の鉱物に含まれる元素。同じ元素間で情報を共有する性質があり、素材や推進剤などと混合して制御する新技術のみならず、さらなる宇宙進出を想定した身体拡張技術の基盤となるとされる[30][34]。
- GUND(ガンド)
- 義肢などの福祉工学に端を発する技術。本来は人体の欠損部や宇宙環境下で生ずる身体機能障害の補助を目的とした医療技術であり、パーメットを媒介に人間を機械と有機的にリンクさせることで、四肢および感覚機能の補助や身体機能を拡張する効果をもつ[35][36]。GUNDの施術者は、一定レベル以上のリンク時に体内に注入したパーメットの発光現象が皮膚上に現れる。研究元のヴァナディース機関をオックス社が買収した結果、GUNDフォーマットへと発展する。
- GUNDフォーマット(ガンドフォーマット)
- GUND技術を軍事転用したMS用システム。パイロットとMSをGUNDでリンクさせてシステム制御する機構をもち、基準を大きく超えるパーメット流入によるデータストームが搭乗者の心身に莫大な負担を強いる[14]。このため、MS開発評議会は生命倫理の観点から存在そのものを危険視している[30]。
- ガンダム
- 本作におけるガンダムタイプで、GUNDフォーマットの搭載により領域横断的な戦闘能力を獲得したMSを指す。本来の呼称は「GUND-ARM」(ガンドアーム)であるが、世間一般では「GUNDAM」(ガンダム)の通称で呼ばれる。基本構造はほかのMSと同じ既存の規格で作られており、性能を発揮しないのであれば一般のパイロットでも操縦は可能[35]。
- 本編ではGUNDフォーマットの危険性も含めてMS開発評議会が開発そのものを禁止しており、開発者や関連技術の継承者は「魔女」と呼ばれる[31][22]。
- シェルユニット
- ガンダムの胸部など各部に内蔵された制御端末。パイロットとMS間で交わされる莫大な情報の伝達・処理を可能とし、GUNDフォーマットの稼働レベルが一定に達すると、電子回路のような発光パターンを生じる特徴がある[36]。
- ガンビット
- 正式名称は「次世代群体遠隔操作兵器システム」。GUNDフォーマットを利用してスラスターやビーム砲を備えた小型端末「ビットステイヴ」を遠隔操作し、多彩な立体攻防を展開する。複数基が合体することで防御用のシールドになるほか、MS本体やほかの武装と合体することで性能を強化することも可能[36][35]。
- ハロ
- ほかの「ガンダムシリーズ」にも登場する球形のロボット。本作では、フロントにおけるナビや乗り物などあらゆるインフラの制御ユニットを司る。アスティカシア学園では決闘委員会が導入し、情報検索や決闘場での撮影ドローン兼審判役として使用する[37]。
- 強化人士(きょうかじんし)
- GNDフォーマットのデータストーム耐性が高い人間を選別し、より高レベルのパーメット数値を許容・維持できるよう身体改造された人間のこと[30]。ただし出撃のたびに負担は肉体に蓄積されていき、遠からず死に至る運命にある。
そのほかの用語
- 決闘
- デリングがアスティカシア学園での生徒同士の揉め事を解決すべく定めた制度。双方の生徒が金銭や栄誉などの望むものを賭けてMS戦を行い、先に相手機の頭部ブレードアンテナを折ったほうが勝者となる[30]。合意があればお互いに賭けるものは等価である必要はないが、敗者は勝者が定めたペナルティに必ず従わなければならない。対戦者たちは試合前に「勝敗はMSの性能のみで決まらず」(一方の対戦者)「操縦者の技のみで決まらず」(もう一方の対戦者)「ただ結果のみが真実」(二人同時)という口上を述べたのち、立会人の「決心解放(フィックス・リリース)」の号令を合図に戦闘を開始する。一対一の個人戦や同数同士の団体戦のほか、合意があれば片方が不利となる一対多などのハンディキャップ戦も認められる。また、試合場の細工や部外者による妨害といった不正行為も、搭乗するMSやサポートメンバーの延長上にあるものとして黙認される。試合状況は生徒手帳や学園中のモニター端末を通じて生中継され、生徒間では金銭を賭けて勝敗を予想する「決闘賭博」が横行している。
- 決闘委員会
- 決闘を取り仕切るために設立された、学生主導の組織[30]。おもなメンバーは、寮長を兼務する御三家の子息といった有力者で構成される。決闘前は試合会場や具体的なルールなどを協議したのち、対戦者の合意と宣誓を見届け、「Alea jacta est.」の言葉とともに決闘の承認を行う。委員にも決闘を行う権利はあるが、御三家同士の決闘は避けられる傾向にある。
- ホルダー
- 決闘の勝者のなかでも特に優れたパイロットのみに与えられる称号。繊維情報が純白基調に書き換わった専用の制服とパイロットスーツのほかに、ミオリネが17歳になった時点で彼女との婚約権が与えられるが、これがミオリネ本人の反感を買い、本編の騒動の原因となる[30][37][38]。
登場人物
アスティカシア高等専門学園(登場人物)
主要人物
- スレッタ・マーキュリー
- 声 - 市ノ瀬加那[7]
- 本作品の主人公。パイロット科2年。学籍番号「LP041」。母プロスぺラが経営するシン・セー社の推薦を受け、水星のペビ・コロンボ23から編入してきた17歳の少女[35]。父親を早くに亡くし[39]、物心つく前から母とともに水星に移住した。現地では同年代の子どもがおらず、自分をよそ者として冷遇する大人たちと接してきた結果[31]、内向的でコミュニケーション下手な性格に育った[40]。学園の下級生にさえも敬語を使うほどつつましい一方で、困難や理不尽に対しては母の言葉である「逃げればひとつ、進めば二つ」[注 6]の信念をもって立ち向かおうとし[37]、その姿勢は周囲の人々にも大きな影響を与えていく。 幼少期からエアリアルを駆って危険な任務や作業をこなしてきた結果、若くして高度な操縦技術を習得している。エアリアルとは家族のような絆で結ばれているが[35]、母の復讐のために密造されたガンダムであることや、自分自身も復讐に加担すべく学園に送られた真実は知らされていない[31]。
- 過酷な水星生活の合間に視聴したアニメなどを通じて地球圏の文化や生活に強い憧憬を抱き、いつか水星も「誰も死なない豊かな星にする」という夢を育んでいく[31]。学園編入後は「彼氏とデートする」「友だちをあだ名で呼ぶ」などのやりたいことをまとめた「やりたいことリスト」を埋めるために活動し、卒業後は夢の一歩として「故郷で廃れた学校を設立する」という目標を掲げる。
- 編入後はミオリネを侮辱したグエルとの決闘に端を発して、エアリアルのガンダム疑惑を受けての拘束と退学の危機、グエルとの再決闘を制してホルダー兼ミオリネの花婿候補になるなど望まぬ注目を受け続けた結果、よそ者の「水星女」としてスペーシアンの生徒から迫害の対象となる。やがて自主退学を考えるまでに思いつめるが、不器用ながら世話を焼いてくれるミオリネや、同じ差別を受けるアーシアンの学生たちの助力もあり、地球寮の寮生として再起する。
- ミオリネ・レンブラン
- 声 - Lynn[7]
- 経営戦略科2年。学籍番号「LS001」。容姿端麗、成績優秀であるが[40]、愛想が悪く排他的な性格の少女。自分の趣味から人間関係、進路に至るすべてを勝手に決め続けたあげく、亡き母さえも蔑ろにした父のデリングを「くそ親父」と罵倒し憎悪している。また、婚約者のグエルをはじめとする御三家の子息や縁者たちのことも、父に近づく目的で接触してくるとして警戒している。
- 経営戦略科でありながら、科外であるMSやモビルクラフトの操縦もある程度こなすことができ、座学でもメカニックやスポッターの基礎マニュアルを一読しただけで暗記するなど優れた頭脳をもつ。学生寮ではなく父が使っていた理事長室を占拠・改装してひとり暮らしをしているが、整頓は苦手で机回りなどはごみが散乱している。母の影響から園芸作業を趣味にしており、自室や学園の敷地に設置した菜園で多様な花や作物を育てている。この趣味もあってスペーシアンでありながらアーシアンに対する差別感情はなく、逆にほかのスペーシアンの生徒からは奇異の目で見られている。他人が菜園や植物たちに触れるのを非常に嫌うが、気を許した相手には収穫物を分け与えたりする。
- 地球行きの船に乗って父から逃げようと宇宙に出た際に、自分を漂流者と間違えたスレッタに救助される。結果的に逃亡を邪魔したスレッタを辛辣に突き放す一方で、学園に不慣れな彼女に気遣いもみせる。スレッタがグエルとの決闘に勝利してからは、父の呪縛から解放してくれた存在として認めるようになり、彼女の「進めば二つ」の言葉は自身が父に反抗する原動力となる。以降は辛辣な態度を取りつつもスレッタに強く執着するようになり、彼女を取り巻く状況に一喜一憂したり、これまで接点のなかった地球寮にも出入りするようになる。
ジェターク寮
- グエル・ジェターク
- 声 - 阿座上洋平[41]
- パイロット科3年。学籍番号「KP001」。ジェターク社の御曹司で、寮のエースにして決闘委員会の筆頭[42]。荒々しく熱くなりやすい性格であるが[40]、パイロットおよび決闘者としては真摯で公正な一面をもち[43]、ドミニコス隊入りを目指し鍛錬を重ねている。父親のジェムには従順で頭が上がらず、そのことを指摘されると我を忘れて激昂する。
- 当初は学園最強のホルダーとして横暴にふるまっていたが、ミオリネへの狼藉をとがめたスレッタとの決闘に敗れ陥落。結果的にベネリット掌握の野望を潰された父から叱責される。父のお膳立てを受けて新型のダリルバルデとともに再決闘に臨むが、息子を信用せず機体や戦場に細工してまで勝利を欲する父の姿勢に反発し、終盤に自身の技量のみで堂々と戦い惜敗する。決着後に健闘をたたえてくれたスレッタに感激し衝動的に求婚するが、即座に断られたうえ、周囲に冷やかされた恥ずかしさから求婚を撤回する。以降はスレッタを威圧しながらも気にかけるようになり、彼女を泣かせたエランへの怒りから決闘を行うが、再び敗北したことで父から支援の打ち切りと退寮を命じられ、野外生活を強いられる。
- ラウダ・ニール
- 声 - 大塚剛央[44]
- パイロット科3年。グエルの異母弟で副寮長[44]。感情的な兄とは対照的に冷静な性格。グエルの実力を信頼しており、ホルダーの座を失い父の不興を買った兄の身を案じる。グエルの退寮後は新たな寮長に就任する。
- フェルシー・ロロ、ペトラ・イッタ
- 声 - 高田憂希(フェルシー)、広瀬ゆうき(ペトラ)[44]
- グエルを慕う後輩の女子たち。パイロット科2年のフェルシーは猪突猛進型、メカニック科2年のペトラはクールな優等生タイプ[44]。グエルにならってミオリネに見下した態度を取り、スレッタとの再決闘では戦闘区域の裏工作に従事する。
- カミル・ケーシンク
- 声 - 山下タイキ[40]
- メカニック科3年。寮のチーフ・メカニックである恰幅のいい少年。高い統率力でメンバーをまとめる[40]。
ペイル寮
- エラン・ケレス
- 声 - 花江夏樹[41]
- パイロット科3年。学籍番号「KP002」。ペイル社が擁立するパイロットで、寮の筆頭[40]にして決闘委員会所属。学園では人間嫌いな孤高の人物とされており、同じ寮生たちにも心を開こうとしない。一方、一部の女子からはクールな容貌にちなんで「氷の君」と呼ばれ人気を集めている。
- 物語の進行に従い、整形手術でオリジナルと瓜二つの容姿をもつ人物が複数存在することが明かされる[45]。
- 強化人士4号
- 物語開始時点でエラン・ケレスを名乗り学園に在籍する強化人士。GUNDフォーマットのデータストームに耐えうる強靭な身体をもつが、機体とリンクする感覚を不快に思い、MSそのものを「自分にとっての呪い」と称して嫌っている。自分の家族や誕生日といった過去の記憶をすべて失っており、実験体として酷使される自身の境遇を悲観している。
- エアリアルを駆るスレッタが同じ強化人士かもしれないとの関心から、周囲が驚くほど積極的な交流のすえにスレッタの信頼を得る。やがてCEOたちからエアリアルの調査を命じられて実際にエアリアルに試乗するが、GUNDフォーマットの不快な感覚がないことからスレッタが自分とは違う存在だと気づき、自分にはないすべてに恵まれた彼女に嫉妬し拒絶する。この態度をとがめたグエルを挑発し、新型機ファラクトの試験を兼ねた決闘で圧勝。ペイル社から「本当の顔と市民ナンバーを与える」という報酬を提示され、ホルダーの称号とエアリアルを賭けてスレッタに決闘を挑むが、エアリアルの能力を解放した彼女に敗北する。決着後に自分の家族の記憶を取り戻し、スレッタとも和解するが、ペイル社に見限られ廃棄処分を通告される。
- 本物のエラン・ケレス
- ほかのエランたちのオリジナルとなった人物。ペイル社で高い地位におり、多弁で高圧的な性格。ミオリネとの婚約権を得るために、自分の影武者がホルダーとなることを望んでいる。
- スレッタとの決闘を控えた4号の慰問に訪れ、くだけた口調ながら4号を見下し皮肉るような態度を取る。
グラスレー寮
- シャディク・ゼネリ
- 声 - 古川慎[41]
- パイロット科3年。サリウスの養子で寮長。決闘委員でもあり、当事者の調停役や試合の立会人を務める。グラスレー社内でも将来の幹部候補として数々の実績を上げており[40]、学生生活は余興として捉えている。
- サリウスの命令でスレッタとエアリアルを監視し、グエルやエランが心を乱される様子から次第にスレッタへ個人的な興味を持ち始める。
地球寮
- ニカ・ナナウラ
- 声 - 宮本侑芽[41]
- メカニック科2年。学籍番号「LM236」。メカ好きで、スレッタのエアリアルに強い好奇心を抱く。整備の腕も高く、後輩のチュチュが搭乗する旧式デミトレーナーのカスタムを手掛けている。温厚で争いを好まず、スペーシアンからの嫌がらせにも反抗することなくやり過ごす。チュチュからは「ニカ姉」と呼び慕われている。
- 編入して間もないスレッタを差別することなく受け入れ、学園に拠り所のない彼女を地球寮へと誘う[38]。スレッタ対エランの決闘では、廃棄品からエアリアル用のフライトユニットを組み上げ、勝利に貢献する。
- チュアチュリー・パンランチ
- 声 - 富田美憂[41]
- パイロット科1年。学籍番号「MP039」。桃色の髪を左右の巨大なシニヨンにまとめた少女で、スレッタが来る以前は寮唯一のパイロット[33]。愛称は「チュチュ」で一人称は「あーし」。ぶっきらぼうな性格で口が悪く、特にアーシアンを差別するスペーシアンには激しい敵愾心を見せる[33]。自分を学園に送り出してくれた地球の親やその仲間たちに感謝しており、定期的に連絡を取り合っている。
- 最初はスレッタをほかのスペーシアンと同列に考えていたが、自分と同じく故郷を背負い努力する姿に認識を改め、実習中のスレッタに不当な妨害を行った女子生徒たちと大げんかしたことがきっかけで交流をもつ。スレッタの地球寮入りを認める一方で、学年は下だが寮では自分が先輩だから「チュチュ先輩」と呼ぶようスレッタに要求する。
- マルタン・アップモント
- 声 - 榎木淳弥[46]
- 経営戦略科3年兼寮長。リーダーとしては優柔不断で頼りなく、個性的な寮生たちに手を焼いている[40]。
- ヌーノ・カルガン
- 声 - 畠中祐[46]
- メカニック科2年。ソフトウェアに精通しているギーク[46]。
- オジェロ・ギャベル
- 声 - KENN[46]
- メカニック科2年。ヌーノの悪友である陽気な少年。決闘賭博に生活費をつぎ込むギャンブラー[46]。
- ティル・ネイス
- 声 - 天﨑滉平[46]
- メカニック科3年。寡黙ながらもほかの寮生を支える縁の下の力持ち[46]。
- リリッケ・カドカ・リパティ
- 声 - 稲垣好[46]
- 経営戦略科1年。ふくよかな体型が特徴の朗らかな少女。恋愛話が大好きで自身も男子からの人気が高い[46]。
- アリヤ・マフヴァーシュ
- 声 - 島袋美由利[46]
- メカニック科3年。故郷仕込みの占いを得意とするマイぺースな少女。故郷から寮に持ち込んだ家畜のヤクやヤギ、ニワトリを愛する[40]。
ブリオン寮
- セセリア・ドート
- 声 - 山根綺[44]
- 経営戦略科2年。決闘委員会所属。口の悪い皮肉屋で、嫌味を言うことにかけて右に出る者はいないとされる[40]。御三家出身の生徒に対しても物怖じはせず、特にホルダー陥落後のグエルを執拗に煽る。
- ロウジ・チャンテ
- 声 - 佐藤元[44]
- メカニック科1年。決闘委員会所属。モビルクラフトをはじめとする数々のメカに精通し、愛用のハロに自分で改造を施している[40]。
ベネリットグループ / MS開発評議会
- デリング・レンブラン
- 声 - 内田直哉[47]
- 「PROLOGUE」時点ではグラスレー社幹部[48]。元軍人としての知見からGUNDフォーマット技術の禁止を唱え、独断でフォールクヴァング襲撃を指示する。
- 本編ではベネリットの総裁に就任し、カテドラル統括やアスティカシア学園理事長を兼務する。厳格で結果を最重視する方針から業績不振な傘下企業は冷徹に切り捨て、娘のミオリネに対しても非情に接する[40][49]。ときには強権でルールをさえも捻じ曲げて他者を従わせる方針から、グループ内外で反発を買っており、常に命の危険にさらされている。
- サリウス・ゼネリ
- 声 - 斧アツシ[47]
- グラスレー社CEOで、MS開発評議会の一員[50]。プロスペラの経歴や正体に疑念を抱いており、養子のシャディクにスレッタを見張るよう指示する。
- ヴィム・ジェターク
- 声 - 金尾哲夫[47]
- 「PROLOGUE」時点ではジェターク社CEOの息子で、MS開発評議会の一員[51]。本編ではCEOの座を引き継ぎ、強い野心と剛腕ぶりで社をまとめ上げる[40]。息子のグエルをミオリネとの政略結婚の駒としか見ておらず、2人の婚姻が成った暁にはデリングを暗殺し、グループの頂点に立つことを目論む。
- グエルがスレッタにホルダーの座を奪われると計画を断念するが、プロスペラにそそのかされてグエルとスレッタの再決闘の場を設け、自社の新型ダリルバルデやさまざまな裏工作で万全の勝利を得ようと暗躍する。しかし、機体の不備やミオリネの妨害、グエルの予想外の反抗などの要因が重なり敗北を喫し、この結果を受けたスポンサーたちから融資を絞られる憂き目にあう。
- ニューゲン、カル、ネボラ、ゴルネリ
- 声 - 勝生真沙子(ニューゲン)、小宮和枝(カル)、沢海陽子(ネボラ)、斉藤貴美子(ゴルネリ)
- 女性4人で構成されるペイル社共同CEO。合議制を執る[40]。スレッタに敗れエアリアルの獲得に失敗したエラン(強化人士4号)を失敗作と判断し、廃棄処分を命じる。
- ケナンジ・アベリー
- 声 - 上田燿司[47]
- 「PROLOGUE」に登場。ドミニコス隊に所属するパイロット[52]。
- ラジャン・ザヒ
- 声 - 花輪英司[47]
- デリングの部下である元軍人。「PROLOGUE」時点ではフォールクヴァング襲撃にかかわり、本編ではカテドラルに所属している。
- プロスぺラ・マーキュリー
- 声 - 能登麻美子[53]
- スレッタの母親で、シン・セー社CEOにしてエアリアルの開発責任者。水星の開拓事業で半身を損傷しており、失った右腕を機械化し、仕事中はヘッドギア状の仮面を装着している[53]。水星に来た当初は娘とともによそ者として差別を受けるが、苦労のすえに現地の信用を勝ち取り[31]、本編の3年前に現職に就いた。現在はスレッタと離れ、地球圏とのあいだを行き来する多忙な日々を送る。その正体はヴァナディース機関の元研究員で、21年前に古巣を壊滅させたデリングに対して深い憎しみを抱いている。当時の復讐として娘のスレッタとエアリアルをアスティカシアに送り込むが、肝心のスレッタには真意を伝えることなく、表向きはよき母として娘たちを見守る[31]。
- エアリアルのガンダム疑惑を受けてデリングに召還され、審問会の場で「魔女」の嫌疑をかけられるが、事前にデリング暗殺を考えていたヴィムを脅し、彼の擁護を盾にエアリアルの正当性と実証実験を取り付ける[49][34]。
- ベルメリア・ウィンストン
- 声 - 恒松あゆみ[40]
- ペイル社所属の女性研究者。元ヴァナディース機関所属で、当時の先輩であるプロスペラからは「ベル」の愛称で呼ばれる。自身もGUND-ARMの技術を受け継ぐ「魔女」のひとりであり、強化人士の管理やファラクトの開発にかかわる[40]。ペイル社に入ったのはヴァナディース壊滅後の生活の糧を得るためであり、非人道的に使われる4号たち強化人士に同情と罪悪感を抱きつつも社に従っている。こうした背景から、娘のスレッタをガンダムに乗せるプロスペラに苦言を呈したり、4号の廃棄処分を命じたCEOたちに対しても4号の功績と経験を踏まえて助命すべきだと直訴する。
ヴァナディース機関
いずれの人物も「PROLOGUE」に登場。
- エリクト・サマヤ
- 声 - 市ノ瀬加那[47]
- フォールクヴァングに暮らす4歳の少女[54]。自身の誕生日会の最中にフォールクヴァングがドミニコス隊の襲撃を受け、状況を理解できないまま乗り込んだガンダム・ルブリスの起動を成功させる。
- 本編の主人公であるスレッタと面影が似ており[55]、演じる声優も同じだが、両者の関係を明かさないかたちで物語が進行する[56]。
- エルノラ・サマヤ
- 声 - 能登麻美子[47]
- エリクトの母で、ルブリスのテストパイロット[57]。かつてカルドによってGUNDの右腕を移植され、命を救われた過去をもつ。フォールクヴァング襲撃時はルブリスで出撃するが、ナディムから逃げるよう促され、娘とともに戦場を離脱する。
- 本編に登場するプロスペラと同じく右腕が義手で、互いの娘と同様に演じる声優も同じであることから、視聴者間ではエルノラがプロスペラの過去の姿なのか、そのような誤解を誘うためのミスディレクションなのか、という正体の謎が話題となった[58]。
- ナディム・サマヤ
- 声 - 土田大[47]
- エルノラの夫でエリクトの父。ルブリスの開発マネージャーとして、オックス社からヴァナディースに出向してきた[59]。フォールクヴァング襲撃時はルブリス量産試作モデルに乗ってドミニコス隊を迎撃し、妻子を逃がすためベギルベウに特攻を仕掛けるが敗北。エリクトに向けたバースデーソングを歌いながらとどめを刺される。
- カルド・ナボ
- 声 - 一城みゆ希[47]
- ヴァナディース機関の代表[60]。GUNDフォーマット理論の提唱者であり、自身もGUNDの左眼とヘッドギア型の補助装置を装着している[14]。フォールクヴァング内に侵入してきたドミニコス隊の襲撃を受け死亡する。
- ナイラ・バートラン
- 声 - 小島幸子[47]
- ヴァナディース機関の研究員[61]。フォールクヴァング内に侵入してきたドミニコス隊からウェンディをかばって射殺される。
- ウェンディ・オレント
- 声 - 大地葉[47]
- エルノラの後輩研究員[62]。殺されたナイラの仇を討とうと量産試作モデルでドミニコス隊を迎撃するが、ベギルベウのアンチドートで機体制御を奪われ敗死する。
そのほかの人物
- フェン・ジュン
- 声 - 渡辺明乃
- ミオリネの地球行きの船を手配した女の運び屋。
登場メカ
本作のMSは人体を模したジョイントをEMT(電動モーター)で駆動させる構造をもち、開発会社が異なっても基本的に同じ規格を有する[35]。
ガンダム(GUND-ARM)
ガンダム・エアリアル GUNDAM AERIAL[35] | |
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型式番号 | XVX-016[63] |
全高 | 18.0m[63] |
重量 | 43.9t[63] |
武装 | ビームバルカン×2 ビームライフル(ビームブレイド×1)×1 ビームサーベル×2 エスカッシャン(ビットステイヴ×11)×1 |
追加装備 | ミラソウル社製フライトユニット |
搭乗者 | スレッタ・マーキュリー ミオリネ・レンブラン |
- XVX-016 ガンダム・エアリアル
- スレッタ・マーキュリーがアスティカシア学園にもち込んだMS。プロスペラがデリングへの復讐のために密造したガンダムであるが[31]、GUNDフォーマットの欠点であるパイロットへのデータストームを克服しており、プロスペラはこれを根拠に「従来のパーメットリンクをもとにした、水星開発のための新型ドローン技術を用いたMS」であると主張する[34]。学園で機体を管理する地球寮の整備員たちが感心するほど緻密で革新的な構造を有しており、スレッタが搭乗することで従来とは一線を画した性能を発揮する[35]。ほかのMSにはない特徴として自我を有しており、モニターの表示や点滅などで搭乗者とコミュニケーションを取る。十数年の付き合いであるスレッタに対しては、友人あるいは保護者のような感情を抱いている。ゆえに、スレッタがデリングへの復讐に使われることには否定的で、彼女のアスティカシア行きにも反対だった。しかし、彼女の前向きな姿に成長を感じ考えを改める[31]。
- 武装は頭部のビームバルカン2門、先端からビームブレイドを発振可能なビームライフル、バックパック左右に装備された近接戦用のビームサーベル2基、シールド形態から形状の異なるビットステイヴ計11基に分離する多目的攻防プラットフォーム「エスカッシャン」。ビットを機体各所のハードポイントと接続した「ビットオンフォーム」となることで、ビットに電力と推進剤を急速補給したり、機体の機動性と防御力を強化できる。さらにライフルに合体してロングバレル化することで、火力と射撃精度を向上させる[35]。対ファラクト戦では機動性の差を埋めるべく、ニカたち地球寮生がジャンクパーツからレストアしたミラソウル社製フライトユニットを背部に装着する。なお、装着時に干渉するビームサーベルは左右のブースター下部に収納される[63]。
- デザインを担当したJNTHEDによると、初期稿では「魔女という言葉に引っ張られすぎないように」という指示をあえて無視し、「魔女を護る騎士」というイメージでプレートアーマーや魔女の箒の意匠をメタファー的に取り入れたものを提出したという。そこから「辺境の地で作られた異端のMS」とのオーダーに沿うかたちで、初期稿の名残を残しつつ曲面を多様することで、地球圏のMSよりも異質なデザインにしたと語っている[20]。
ガンダム・ルブリス GUNDAM LFRITH[36] | |
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型式番号 | XGF-02[36] |
全高 | 18.0m[36] |
重量 | 49.3t[36] |
武装 | ビームバルカン×2 レシーバーガン(ビームブレイド×1)×1 ビームサーベル×2 コンポガンビットシールド(ビットステイヴ×7)×1 |
搭乗者 | エルノラ・サマヤ エリクト・サマヤ |
ガンダム・ルブリス 量産試作モデル GUNDAM LFRITH PRE-PRODUCTION MODEL | |
型式番号 | XGF-01[64] |
全高 | 18.0m[64] |
重量 | 49.1t[64] |
武装 | ビームバルカン×2 ビームライフル×1 背部ガンビット内蔵大型ランチャー×2 |
搭乗者 | ナディム・サマヤ ウェンディ・オレント |
- XGF-02 ガンダム・ルブリス
- 「PROLOGUE」に登場。オックス社が試作した次世代型GUND-ARMの原型機。開発コードは「LF-03」で、テストパイロットはエルノラ・サマヤ[36]。フォールクヴァング脱出の際はエリクト・サマヤも同乗する。
- 武装は、頭部のビームバルカン2門、銃口から巨大なビームブレイドを発振可能な速射型ビーム砲「レシーバーガン」、バックパック左右に装備されたビームサーベル2基、7基のビットステイヴに分離可能な盾「コンポガンビットシールド」。ビットをバックパックに装着することでMSの域を超えた加速・制動性能を発揮する「ビットオンフォーム」、2基をレシーバーガンの前後に装着することで高出力ビームの発射が可能となる「ガンビットライフル」へと強化される[36]。
- 武装やシルエットはエアリアルと酷似しており[56][55]、劇中でも類似性を指摘される[65]。
- JNTHEDによると、機体名はガンダールヴルに由来し、もともとはエアリアルの名称として提案したものが没となり流用されたとされる。正式なデザインはエアリアルを従来のMSに寄せることで「エアリアルの試作機」としてデザインされた[20]。
- XGF-01 ガンダム・ルブリス 量産試作モデル
- 「PROLOGUE」に登場。ルブリスの量産試作機。フォールクヴァングのラボにて、ルブリスとともにGUNDフォーマットのテスト用の2機のほか複数の機体がオックス社に納入されていた。青緑系の機体色以外はルブリスとほぼ同一の外見だが、頭部ブレードアンテナの除去、簡略化されたバックパックなど将来的な量産を見越したデザインに変更されている。
- 武装は頭部のビームバルカン2門、背部の大型ランチャーとその内部に格納されたガンビット。ガンビットは敵機の装甲表面に吸着し、爆発させるという運用がなされる[34]。
ガンダム・ファラクト GUNDAM PHARACT[63] | |
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型式番号 | FP/A-77[63] |
全高 | 19.1m[63] |
重量 | 57.1t[63] |
武装 | ロングバレルビームライフル×1 ビームサーベル×2 ガンビット×多数 足部ビーム砲×2 |
搭乗者 | エラン・ケレス |
- FP/A-77 ガンダム・ファラクト
- エラン・ケレスが搭乗するペイル社の新型機[14]。同社製のザウォートに類似した飛行型MSで[66]、両肩に配置されたブラストブースターとGUNDフォーマットを用いた高次の慣性制御によって、飛行性能が大幅に向上している[63]。一方でデータストームの欠点を抱えた従来のGUNDフォーマットを採用しているため、エアリアルとは異なり強化人士による操縦を必要とする。両足は飛行形態時につま先立ちのように収納される。
- 武装は、長大なロングバレルビームライフル、前腕装甲内に収納されたビームサーベル2基、つま先に内蔵されたビーム砲計2門、電磁ビームで照射した敵機の電子制御を部分停止させるガンビット多数。
ジェターク社製MS
ディランザ DILANZA[67] | |
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型式番号 | MD-0031[63] |
全高 | 18.2m[63] |
重量 | 85.3t[63] |
武装 | ビームライフル×1 ビームトーチ×1 ビームバルカン×2 シールド×1 |
ディランザ グエル専用機 GUEL'S DILANZA[42] | |
型式番号 | MD-0032G[63] |
全高 | 18.2m[63] |
重量 | 89.4t[63] |
武装 | ビームパルチザン×1 ビームライフル×1 ビームトーチ×1 ビームバルカン×2 スパイクシールド×2 |
搭乗者 | グエル・ジェターク |
ディランザ ラウダ専用機 LAUDA'S DILANZA[63] | |
型式番号 | MD-0031L[63] |
全高 | 18.2m[63] |
重量 | 91.1t[63] |
武装 | 大型ヒートアックス×1 ビームライフル×1 ビームトーチ×1 ビームバルカン×2 シールド×2 |
搭乗者 | ラウダ・ニール グエル・ジェターク |
ディランザ・ソル DILANZA SOL[63] | |
武装 | HCミサイルランチャー×6 ビームライフル×1 シールド×2 |
- MD-0031 ディランザ
- ジェターク社を代表する汎用MS。各要素を足し引きしながらバランスを調整する通常の設計思想ではなく、積極的な要素の追加で不足を補う「累加による普遍性」という力業的思想で性能を調和させている。高いパワーと重装甲によって一定の優位性を確保しつつ、体格の大型化で生じる機動性の低下は、推進器の容量拡大とホバーユニットの追加で対処している[67]。
- 武装は、複数のモード射撃に対応したジェターク社製MS共用のカートリッジ式ビームライフル、幅広の刀身を形成する接近戦用のビームトーチ、胸部左右に固定装備された牽制用のビームバルカン2門、左肩に装着されたウェポンドッグ兼用の肩部シールド。シールドは両肩にも装着可能で、形状にも複数の種類がある[67][42]。
- MD-0032G ディランザ グエル専用機
- グエル・ジェタークの操縦特性と意向が反映された専用機。頭部の羽飾り付きアンテナとバックパック上部にある尾翼パーツ2枚が特徴で、機体色も華美なマゼンタで塗られている[42]。
- 専用武装は、収束率の高い十文字状のビーム刃を発生させる長尺のビームパルチザンと、打突にも転用される両肩のスパイクシールド[42]。
- MD-0031L ディランザ ラウダ専用機
- ラウダ・ニールの操縦特性が反映された専用機。機体色は一般機と同一だが、頭部アンテナ先端がU字状に分岐し、バックパック上部にはグエル機よりも小型の尾翼パーツが1枚取り付けられている[63]。
- 専用武装は、刃部分を盾として転用可能なオプション装備の大型ヒートアックスと、両肩に装備された専用円形シールド2枚[67]。
- ディランザ・ソル
- 実戦仕様機。自動追尾式クラスターミサイルを発射するHCミサイルランチャーを背部に装備している[63]。
ダリルバルデ DARILBALDE | |
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型式番号 | MD-0064[63] |
全高 | 18.7m[63] |
重量 | 72.8t[63] |
武装 | ビームジャベリン×1 ビームサーベル×4 ドローンアーム×4 シールドドローン×2 脚部有線式クロー×2 |
搭乗者 | グエル・ジェターク |
- MD-0064 ダリルバルデ
- スレッタとの再決闘に臨むグエルに与えられた第5世代実証機。機体を手配したヴィムの意向で意志拡張AIのベータ版が搭載されており、過去の戦闘データから複合ベース予測を実施して自律行動するようにプログラムされている[63]。一方、囮などの戦術に容易に釣られるなど詰めが甘い部分もあり、決闘終盤にグエルはAIを破壊して手動操作に切り替えている。
- 武装は、大小の槍に分割可能な大型ビームジャベリン、背部のサブアーム2基から発生するビームサーベル、両肩の大型シールド、脚部の有線式クロー。腕部およびシールドは本体から分離し、AI操作によるドローン兵器としても運用される[63]。
ペイル社製MS
ザウォート ZOWORT[63] | |
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型式番号 | F/D-19[要出典] |
武装 | ビームカービン×1 ビームサーベル×2 |
搭乗者 | エラン・ケレス |
ザウォート・ヘビィ ZOWORT HEAVY[63] | |
武装 | ビームキャノン×1 ビームライフル×1 ミサイルランチャー×1 頭部機関砲×2 |
グラスレー社製MS
ミカエリス MICHAELIS | |
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武装 | 右腕ランチャー×1 左腕ビーム兵器内蔵小型シールド×1 |
搭乗者 | シャディク・ゼネリ |
- ミカエリス
- シャディク・ゼネリの搭乗機[5]。
ハインドリー HEINDREE | |
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型式番号 | CFP-010[63] |
全高 | 18.4m[63] |
重量 | 52.0t[63] |
武装 | ランタンシールド×1 左腕シールド×1 |
ハインドリー・シュトゥルム HEINDREE STRUM[63] | |
武装 | ロングビームライフル×1 ビームキャノン×1 ビームサーベル×1 シールド×1 |
- CFP-010 ハインドリー
- 量産型MS。武装としてハンドガンとランスが組み込まれたランタンシールドを装備する[41]。
- ハインドリー・シュトゥルム
- 実戦仕様機。中・長距離を主体とした武装構成をもつ[63]。
べギルべウ BEGUIR-BEU[68] | |
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型式番号 | CEK-040[68] |
全高 | 18.3m[68] |
重量 | 55.1t[68] |
武装 | ベイオネット×2 ノンキネティックポッド×2 フットユニット(鉤爪)×2 |
搭乗者 | ケナンジ・アベリー |
- CEK-040 べギルべウ
- 「PROLOGUE」に登場。ケナンジ・アベリーが搭乗するドミニコス隊の高性能MS。ヴァナディース機関で試験運用中のガンダムを殲滅すべく投入される[68]。従来のMSの基本構造を踏襲しつつ、各所に最新技術が導入されている。背部には大型のマルチセンサーが組み込まれた宇宙航行用フライトユニットが装着され、機体の強制冷却時などに一部が展開される。両脚先端には格闘武器としても使用される折りたたみ式の鉤爪を備えている[68]。
- 武装は、2連装のビームガンユニットと実体刃のソードユニットで構成される両腕の「ベイオネット」、フライトユニットの左右に装備された有線式遠隔操作端末「ノンキネティックポッド」。ノンキネティックポッドはパーメット・電子対抗装備の進化系となる非運動エフェクターを搭載しており、GUNDフォーマットリンクを妨害する「アンチドート」を行うことで対象となるガンダムを無力化できる[68]。
ハイングラ HEINGRA | |
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型式番号 | CCP-068[69] |
全高 | 18.6m[69] |
重量 | 54.7t[69] |
武装 | ビームライフル×1 ビームサーベル×2 シールド×1 |
- CCP-068 ハイングラ
- 「PROLOGUE」に登場。ベギルベウの随伴機として運用される量産型MS[7]。武装はビームライフル、背部のビームサーベル2基、左腕に装備するシールド。
ブリオン社製MS
デミトレーナー DEMI TRAINER | |
---|---|
型式番号 | MSJ-121[63] |
全高 | 16.2m[63] |
重量 | 59.3t[63] |
武装 | サブマシンガン×1 シールド×1 スティック×1 4連装ランチャー×1 |
搭乗者 | アスティカシア学園生 |
デミトレーナー チュチュ専用機 CHUCHU'S DEMI TRAINER | |
型式番号 | MSJ-105CC[63] |
全高 | 17.4m[63] |
重量 | 63.5t[63] |
武装 | 大型ビームライフル×1 ビームバルカン×2 |
搭乗者 | チュアチュリー・パンランチ |
デミギャリソン DEMI GARRISON | |
武装 | ビームライフル×1 ビームバルカン×2 |
搭乗者 | アスティカシア学園警備員 |
- MSJ-121 デミトレーナー
- アスティカシア学園内で広く普及している訓練機。継続的な年次改良が行われており、外見の変化こそないが初期型と最新型とでは大きな性能差がある[33]。頭頂部に折りたたみ式のブレードアンテナをもち、決闘に用いる際などに展開する。腕部には三本指式のマニピュレーターを採用しており、手首ごと各種兵装を換装する機構をもつ。足裏には車輪駆動で地表を滑走するウィルダッシュ機構が組み込まれている[33]。
- MSJ-105CC デミトレーナー チュチュ専用機
- ニカ・ナナウラを中心とする地球寮生たちが、チュアチュリー・パンランチが搭乗する最初期型の改造計画「プロジェクト・チュチュ」のもとに完成させた機体。経済的事情で新型を導入できない地球寮が勝利する最善策として、射撃を活かすための一撃離脱戦法を主体に改造されている。両すね側面の推力偏向式フレキシブルブースター、踵にも増設した車輪で駆動力を倍加させたウィルダッシュプラス機構によって、耐G訓練を受けたパイロットでも対応困難なほどの加減速性能を発揮する。頭部センサーは射撃に最適化された単眼状の独立タイプに変更され、右肩と両膝の装甲はフックパーツに交換、左肩は逆に装甲を増設した左右非対称の外形になっている[33]。
- 専用武装は、腰部前面のアームユニットで支持される既存品の大型ビームライフルと、頭部左右に増設されたビームバルカン2門。ライフルはバックパック右側に接続したエネルギーケーブルから直接給電することで、収束率の調整による近-長距射撃が可能なよう改造されている[33]。
- デミギャリソン
- デミシリーズの戦闘特化仕様。フロント管理社では警備MSとして運用される[53]。
そのほかのMS
カペル・クゥ KAPELL-KUU | |
---|---|
型式番号 | TKG-328[30] |
全高 | 17.8m[30] |
重量 | 56.2t[30] |
武装 | 銃剣付きビームライフル×1 左腕スパイクシールド×1 パチェット×1 |
搭乗者 | パーカー・イーストコット |
- TKG-328 カペル・クゥ
- パーカー・イーストコットがグエルとの決闘で使用するハンマー・フィールド社の機体[30]。
クリバーリ[70] | |
---|---|
型式番号 | BTz-48[30] |
全高 | 17.9m[30] |
重量 | 88.6t[30] |
武装 | ビームライフル×1 腕部ミサイルランチャー×2 ビームサーベル×1 背部ビームキャノン×2 |
搭乗者 | ワンジー オッシュ ウーメイ |
- BTz-48 クリバーリ
- エランに決闘を挑んだダイゴウ寮生3名が搭乗する砲戦機。推進器内蔵の両脚と大型リアスカートで三脚を構成し、ホバー走行による機動戦を展開する[30]。
そのほかのメカ
モビルクラフト MOBILE CRAFT | |
---|---|
全高 | 6.6m[要出典] |
重量 | 18.8t[要出典] |
搭乗者 | ミオリネ・レンブラン |
- モビルクラフト
- アスティカシア学園内にて教材として運用されている小型作業機。4本の作業アームをもつ。
- ティックバラン
- 地球のアーシアンの暴徒鎮圧などで運用されるMS用の輸送機。機体上部のグリップとフットレスト、あるいは機体下部のフックを展開することで、MSの積載や牽引を可能とする。
艦船
- ユリシーズ
- 「PROLOGUE」に登場。ドミニコス隊の母艦。両舷に発艦用カタパルトをもつ。
- ベガヴェント
- 「PROLOGUE」に登場。フォールクヴァング内部の制圧のためにドミニコス隊が運用する輸送船。
- ジェターク戦艦
- ジェターク家が所有する戦艦[71]。搭載されたダリルバルデの運用試験を行う。
- 学園艦
- アスティカシア学園の各寮(地球寮以外)が所有するMS母艦。フロント外宙域における決闘時に運用される。
- 小型宇宙艇
- エランとの決闘に臨むスレッタをサポートするために、二カたち地球寮生やミオリネが搭乗する近距離用宇宙船。大型船を運用する予算のない地球寮にも手ごろなレンタル価格が特色[72]。
主題歌
- 「祝福」[73]
- YOASOBIによるオープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はAyase、歌唱はikura。
- 後述の小説『ゆりかごの星』を原作とする。
- 「君よ 気高くあれ」[74]
- シユイによるエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はsupercellのryo。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | キャラクター | メカニック | 初放送日[注 7] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | PROLOGUE | 大河内一楼 | 小林寛 | 佐藤照雄 |
| 2022年 7月14日 |
|
第1話 | 魔女と花嫁
-The Witch and the bride- | 安藤良 |
| 10月2日 | |||
第2話 | 呪いのモビルスーツ
-Cursed Mobile Suit- | 京田知己 | 南川達馬 |
| 平岡雅樹 | 10月9日 | |
第3話 | グエルのプライド
-Guel's Pride- | 安藤良 |
|
|
| 10月16日 | |
第4話 | みえない地雷
-Unseen Trap- | 西澤晋 | 池野昭二 | 菱沼義仁 | 戸部敦夫 | 10月23日 | |
第5話 | 氷の瞳に映るのは
-Reflection in an Icy Eye- |
| 江上潔 | 西村博之 |
| 10月30日 | |
第6話 | 鬱陶しい歌
-A Gloomy Song- | 齋藤昭裕 |
|
| 11月6日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域・備考 [75] |
---|---|---|---|
2022年10月2日 - | 日曜 17:00 - 17:30 | 毎日放送(製作局)をはじめとする TBS系列全28局 | 日本国内[注 8] 連動データ放送[76] 『日5』枠 |
2022年10月11日 - | 火曜 22:00 - 22:30 | AT-X | CS放送 リピート放送あり[77] |
2022年11月5日 - | 土曜 20:00 - 20:30 | アニマックス | BS/CS放送[78] |
全局で字幕放送を実施[79][80][81]。 また、全局で本放送前週に『PROLOGUE』をテレビ放送[41][77][78]。 TBS系列・AT-Xでは第6話放送の翌週に第1クール前半の振り返り特番 『まだ間に合う!『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スペシャル特番』 を放送[82][83]。 ダイジェストナレーションはグエル・ジェターク役の阿座上洋平[84]。 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2022年10月2日 | 日曜 18:00 更新 | |
2022年10月6日 | 木曜 18:00 更新 |
|
木曜 23:00 - 23:30 | ニコニコ生放送 |
関連メディア
小説
- ゆりかごの星
- 大河内一楼による小説作品。オープニングテーマ「祝福」を制作するにあたり、原作小説として書き下ろされた[85]。2022年10月2日より公式サイトにて公開され[31]、同年11月13日には市ノ瀬加那による朗読がYouTubeにて公開された[86]。
- 物語は本編開始前の時間軸を舞台としており、ガンダム・エアリアルの目線でスレッタの成長を綴った物語となっている[85]。
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女
- 『月刊ガンダムエース』にて連載予定。SF考証の高島雄哉によるノベライズ作品となる[87]。
Webラジオ
スレッタ・マーキュリー役の市ノ瀬加那とミオリネ・レンブラン役のLynnによるWebラジオ『機動戦士ガンダム 水星の魔女〜アスティカシア高等専門学園 ラジオ委員会〜』が、2022年10月9日から音泉にて毎週日曜日に配信される[88]。
ゲーム
本放送に合わせるかたちで、スマートフォンゲームアプリやアーケードゲームに本作のキャラクターやメカニックが登場する[89]。
コラボレーション・タイアップ
- 本放送に先駆けて、2022年夏季から秋季にかけてPARCOがコラボレーション企画「"PARCO×GUNDAM" CAMPAIGN」を実施。『PROLOGUE』の放映などを行うイベント「GUNDAM NEXT FUTURE」や、コラボ商品販売およびリサイクル啓蒙企画などが展開される[90]。
- 2022年10月に『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』とのコラボビジュアルが公開された。教習ポテトとエアリアルがカラーチェンジしている[91]。
- 2022年10月にヤマザキビスケットの菓子「エアリアル」とのタイアップが行われる。パッケージに本作のキャラクターが描かれる[92]。
- 2022年11月9日にリリースされる、オープニングテーマ「祝福」の完全生産限定盤CDには、YOASOBIとコラボレーションした特別デザインの「HG 1/144 デミトレーナー」および、「HG 1/144 ガンダム・エアリアル」用のコラボデザインシールが付属する[93]。
- 2022年11月1日から14日までセブン-イレブンが「ガンダムキャンペーン」を開催。プレゼントキャンペーンや一番くじが販売される[94]。
- 2022年11月14日から12月11日の期間、『スマホで巡る 謎解き×宝探し「学園からの挑戦状 アスティカシア高等専門学園・オリエンテーリング!」』を開催。実施場所はゆりかもめ台場駅、りんかい線東京テレポート駅、実物大ユニコーンガンダム立像周辺およびダイバーシティ東京プラザ内で、LINEを使用したリアル宝探し[95]。
脚注
注釈
- ^ 企画時点での社名は「株式会社サンライズ」であり、2022年4月1日に現社名に商号変更した[9]。
- ^ 岡本は敷居の高さに関して、『鉄血のオルフェンズ』以前のシリーズで若いファンの獲得を目指してさまざまなアプローチが試されたものの、『機動戦士ガンダムSEED』の初放送から20年が経過していることもあり、経過した年数が若い視聴者にとっての入りにくさになっているかもしれないと推測している[10]。
- ^ 市ノ瀬はゲーム『SDガンダム バトルアライアンス』にてサクラ・スラッシュを、Lynnは『鉄血のオルフェンズ』にて幼少期の昌弘・アルトランドをそれぞれ演じていた[25]。
- ^ 加々美利治は、女性主人公が学園で行われる決闘で花嫁である女性の婿候補になること、植物を育てている花嫁、オープニング映像終盤のシーン[27]、アニメイトタイムズは、花嫁に暴力的なことをするグエルは『ウテナ』の西園寺莢一、チュチュはともに同名キャラの存在を指摘している[28]。
- ^ 『コードギアス 反逆のルルーシュ』。
- ^ 注射を嫌がる幼いスレッタを説得しようとする母が、注射から逃げれば「注射をしなくてすむ」(ひとつ手に入る)のに対して、注射をすると「病気にならない」「母が喜ぶ」「周りが偉いと認めてくれる」」「レベルが上がって(成長して)注射が痛くなくなる」(二つ以上手に入る)ことにたとえて贈った言葉。
- ^ 『PROLOGUE』のみ初公開日。
- ^ TBS系列局が所在しない秋田県・福井県・徳島県・佐賀県を除く(遠距離受信および区域外再放送は含めず)。
出典
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- ^ "「第2回ガンダムカンファレンス」開催 ガンダムを通じて社会問題を考えるサステナブルプロジェクト「GUDA」よりガンダムエデュケーショナルプログラム始動" (Press release). バンダイナムコエンターテインメント. 15 September 2021. 2022年6月17日閲覧。
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: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ a b c Newtype11 2022, p. 18, プロデューサー 岡本拓也
- ^ a b Newtype11 2022, p. 20, キャラクター原案 モグモ
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: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ HJ-12 2022, pp. 44–45, シリーズ構成 大河内一桜インタビュー
- ^ a b Newtype11 2022, p. 19, シリーズ構成・脚本 大河内一楼
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: 不明な引数|program=
は無視されます。 (説明) - ^ Newtype11 2022, p. 21, ガンダム・エアリアル、ガンダム・ルブリスメカニック原案 JNTHED
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- ^ "パルコとガンダムがコラボレーション"PARCO×GUNDAM" CAMPAIGN 2022年7月1日(金)スタート!" (Press release). パルコ. 17 June 2022. 2022年10月21日閲覧。
- ^ “『機動戦士ガンダム 水星の魔女』×『モルカーDS』コラボビジュアルが公開。教習ポテトとエアリアルがカラーチェンジ”. ファミ通.com (KADOKAWA Game Linkage). (2022年10月15日) 2022年10月21日閲覧。
- ^ “『【エアリアルつながり】『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とヤマザキビスケットのお菓子がコラボ! ガンプラが当たるキャンペーンも実施予定【追記あり】”. ファミ通.com (KADOKAWA Game Linkage). (2022年10月16日) 2022年10月21日閲覧。
- ^ "11/9(水)リリース 完全生産限定盤CDの商品画像公開!" (Press release). YOASOBI. 16 October 2022. 2022年10月25日閲覧。
- ^ “アーセナルベースのカードや限定ガンプラなど登場!全国のセブン‐イレブンで「ガンダムキャンペーン」11/1より開催決定!”. サンライズ. 2022年10月31日閲覧。
- ^ 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』がテーマの謎解き×宝探しイベントが開催決定!抽選で限定ガンプラ「MG ユニコーンガンダム(光の結晶体)」も当たる!電ホビ 2022年11月9日
参考文献
- 月刊ガンダムエース (KADOKAWA)
- 2022年11月号、2022年9月26日。
- 2022年12月号、2022年10月26日。
- 『月刊ニュータイプ』2022年11月号、KADOKAWA、2022年10月10日。
- 『月刊ホビージャパン』2022年12月号、ホビージャパン、2022年10月25日。
外部リンク
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式サイト
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 - 毎日放送による番組サイト
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 (@g_witch_m) - X(旧Twitter)
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女 公式 (@g_witch_m) - TikTok
- 機動戦士ガンダム 水星の魔女〜アスティカシア高等専門学園 ラジオ委員会〜
毎日放送・TBS系列 日5 | ||
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