フュージョン戦記ガンダムバトレイヴ
フュージョン戦記ガンダムバトレイヴはガンダムシリーズを基にしたサンライズ製のトレーディングカードゲーム。発売元はバンダイ。
概要
[編集]ガンダムシリーズを基にしたものではあるが、世界観や設定などは完全に別物であり、他作品のキャラクターやモビルスーツなどは、コアMSというカードに一部のガンダムが使われているのみ。MSも「モビルスーツ」ではなく「マシンソウル」の略となっている。 コアMS以外のカードは「バトレイヴカード」と呼ばれ、片面に様々なものと融合したガンダムであるフュージョンMS、片面にその融合するものである「ウィズダム」が描かれた両A面になっている。 また、ガンダムのイラストはデフォルメされてはいるが2頭身というほどではなく、リアルガンダムとSDガンダムの中間のような体形になっている。
基本ルール
[編集]いわゆる「山札」や「手札」というものはなく、「Gカタパルトギア」というカードファイルを使ってゲームを行う。この「Gカタパルトギア」にバトレイヴカードを入れ、その現在開いているページが「手札」のようになる。また、これを最後のページまでめくりきってしまい、さらにめくらなければいけなくなると敗北となる[1]。
カードの種類
[編集]このゲームのカードは「コアMSカード」と「バトレイヴカード」の二種類があり、バトレイヴカードは表裏両方に別々のものが描かれた両A面になっている。
- コアMSカード
- ゲーム開始時に場に出す、基本となるMS。
- バトレイヴカード
片面にフュージョンMS、もう片方の面にウィズダムが描かれたカード。Gカタパルトギアに入れた状態でゲームを始める。
- フュージョンMS
- ウィズダムと融合したMSが書かれている面。このページが見えるようにGカタパルトギアに入れる。使用する場合、Gカタパルトギアから出して自分のMSに重ねる。
- ウィズダム
- フュージョンMSに融合するものが描かれた面。様々な効果を持っており、使用する場合はGカタパルトギアに入れたまま相手に見せる。
属性
[編集]フュージョンMS及びウィズダムには4種類の属性があり、それぞれに特徴や強弱関係がある。ただし、ごく一部には属性を持たないフュージョンMSやウィズダムも存在する。
- バイオ
- 植物や動物といった生物を表す属性。カードの色は赤。
- パワーを上げる効果が多く、主にテック属性に強い。
- テック
- 機械を中心とした人工物を表す属性。車や飛行機のような乗り物、テレビや洗濯機のような家電製品、さらにはしゃちほこやピラミッドといった建造物もふくまれる。カードの色は青。
- 相手を妨害する効果が多く、主にヒーロー属性に強い。
- ヒーロー
- 主に人間を表す属性。戦士や魔法使いのようなRPGに登場するようなものから、スポーツ選手や格闘技などまでふくまれている。カードの色は黄色。
- Willを操作する効果が多く、主にレジェンドに強い。
用語
[編集]- Gカタパルトギア
- 12のポケットがあるカードファイルで略称は「ギア」。これが多くのカードゲームにおける山札であり、開いているページが手札、残りページ数がライフになる。
- Will(ウィル)
- カードの効果の使用や高レベルのフュージョンなどを行うために必要なコスト。破壊されたカードなどがこれになり、さらにWillとして使用したら捨て札となる。
漫画版
[編集]物語
[編集]仮想空間「Gディメンション」で自らの陣地であるコロニーを廻り「Gカタパルトギア」に収められたカードで召喚したマシンソウルで戦う人気ゲーム「バトレイヴ」ヒュウガ、ゲッコウ、シズクの3人は見たこともないMSに襲われる。危機に陥ったヒュウガは謎の声に導かれ自らのMSガンダムをドラゴンとフュージョンさせることで撃退するもヒュウガとゲッコウの兄弟はGディメンションに閉じ込められてしまうのだった。
キャラクター
[編集]- 時波ヒュウガ
- 時波ゲッコウ
- ヒュウガの双子の弟、頭脳明晰冷静沈着で運動が苦手と正反対。愛用MSはウイングガンダム
- シズク
- 時波兄弟の幼馴染
- シオン
- バトレイヴに詳しい車椅子の青年。時波兄弟を救おうとするシズクに特製のGカタパルトギアを与える。
- ドラグワン
- バトレイヴの最高称号を持つ謎の老人
- ルークエッジ
- 謎の組織の仮面のエージェント
脚注
[編集]- ^ https://www.bandai.co.jp/releases/images/3/41036.pdf
- ^ “Vジャンプ 3月号 発売中!フュージョン戦記ガンダムバトレイヴの漫画が連載スタート! | GUNDAM.INFO”. GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト. 2019年10月29日閲覧。
- ^ Vジャンプ 2008年3月号. 集英社. (2008-01-21)