B'z The Best "ULTRA Pleasure"
『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』 | ||||
---|---|---|---|---|
B'z の ベスト・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | VERMILLION RECORDS | |||
プロデュース | 松本孝弘 | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
| ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ゴールドディスク | ||||
| ||||
B'z アルバム 年表 | ||||
|
『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』(ビーズ・ザ・ベスト・ウルトラ・プレジャー)は、日本のロックユニット、B'zのベスト・アルバムである。
概要
[編集]B'zデビュー20周年を記念する2枚組ベスト・アルバム[3]。B'zとしては非公式ベスト・アルバム『Flash Back -B'z Early Special Titles-』以来約11年ぶりの2枚組ベスト・アルバムとなるが、公式ベスト・アルバムとしては初となる[注釈 1]。
本作には"2CD+DVD版"と"2CD版"が存在しており、DVDには、過去のライブ映像が収録されている。また30曲のうち、「BAD COMMUNICATION」はULTRA Pleasure Styleとして、「Pleasure'91 〜人生の快楽〜」は2008年バージョンとして新録された音源で収録している[3]。曲順は「Pleasure 2008 〜人生の快楽〜」以外はリリース順で収録されている。
本アルバム収録に伴い、ほとんどの過去の曲がリマスタリングされ、音質が向上しているものもある。
当初は“初回限定版のみにDVDが付く”と発表されていたが、通年購入できるように変更された。また、店舗によっては購入者ごとに1回くじ引きができ、ステッカーやタオル、クリアファイル等の賞品を貰うことができた。
このCDの発売を記念して、東京都渋谷区にB'zのストリートボード、フラッグ、壁面看板が期間限定で展示された。
Yahoo!動画で、「スポットライト - B'z20周年スペシャル!-」として特集が行われた[4]。
発売時期がLIVE-GYMと重なったためか、4月に発売されたシングル『BURN -フメツノフェイス-』と同様に、CMを除くテレビ出演などプロモーション活動は行われなかった。
2008年12月9日に、ジャケットやレーベルを変更した10万枚限定のウィンターギフトパッケージが、『B'z The Best "ULTRA Treasure"』と共に再発売された[5]。この分の売上も本体の売上に加わり、12月22日付のオリコンチャートでは15位に再浮上した[6]。
チャート成績・受賞歴
[編集]- 本作で通算アルバム1位獲得数を22作とし、松任谷由実の21作を抜いて歴代単独1位となった[1]。
- 7週連続でオリコン週間チャートTOP10入りを果たした。これは『B'z The Best "Pleasure"』以来約10年ぶりとなる。
- 6月19日付で出荷枚数100万枚を突破を記録し、20周年にして20作目のミリオンを獲得[7]。なお、本作がB'zのCD作品でミリオンを達成した最後の作品となっている。
- 第23回日本ゴールドディスクでザ・ベスト10アルバム(邦楽部門)を受賞[8]。
収録曲
[編集]全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-」 | ||
2. | 「BE THERE」 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
3. | 「Easy Come, Easy Go!」 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
4. | 「LADY NAVIGATION」 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
5. | 「ALONE」 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
6. | 「ZERO」 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
7. | 「いつかのメリークリスマス」 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
8. | 「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
9. | 「裸足の女神」 | 松本孝弘・明石昌夫 | |
10. | 「ねがい」 | 松本孝弘・稲葉浩志 | |
11. | 「love me, I love you」 | 松本孝弘・池田大介 | |
12. | 「LOVE PHANTOM」 | 松本孝弘・池田大介 | |
13. | 「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜」 | 松本孝弘・稲葉浩志・池田大介 | |
14. | 「Calling」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人・池田大介 | |
15. | 「さまよえる蒼い弾丸」 | 松本孝弘・稲葉浩志 | |
合計時間: |
全作詞: 稲葉浩志、全作曲: 松本孝弘。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「HOME」 | 松本孝弘・稲葉浩志 | |
2. | 「ギリギリchop」 | 松本孝弘・稲葉浩志 | |
3. | 「今夜月の見える丘に」 | 松本孝弘・稲葉浩志 | |
4. | 「juice」 | 松本孝弘・稲葉浩志 | |
5. | 「ultra soul」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
6. | 「熱き鼓動の果て」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
7. | 「IT'S SHOWTIME!!」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
8. | 「BANZAI」 | 松本孝弘・稲葉浩志・池田大介 | |
9. | 「愛のバクダン」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
10. | 「OCEAN」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人・池田大介 | |
11. | 「衝動」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
12. | 「SPLASH!」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
13. | 「永遠の翼」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人 | |
14. | 「SUPER LOVE SONG」 | 松本孝弘・稲葉浩志・徳永暁人・寺地秀行 | |
15. | 「Pleasure 2008 〜人生の快楽〜」 | ||
合計時間: |
# | タイトル |
---|---|
1. | 「愛しい人よGood Night...」(B'z LIVE-GYM Pleasure '92 “TIME”) |
2. | 「もう一度キスしたかった」(B'z LIVE-GYM '93 “RUN”) |
3. | 「おでかけしましょ」(B'z LIVE-GYM '94 “THE 9TH BLUES -Part1-”) |
4. | 「love me, I love you」(B'z LIVE-GYM '96 “Spirit LOOSE”) |
5. | 「BAD COMMUNICATION」(B'z LIVE-GYM Pleasure '97 “FIREBALL”) |
6. | 「Calling」(B'z LIVE-GYM '98 “SURVIVE”) |
7. | 「LOVE PHANTOM」(B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 “juice”) |
8. | 「GOLD」(B'z LIVE-GYM 2001 “ELEVEN”) |
9. | 「Don't Leave Me」(B'z LIVE-GYM 2003 “BIG MACHINE”) |
10. | 「さまよえる蒼い弾丸」(B'z LIVE-GYM 2005 “CIRCLE OF ROCK”) |
楽曲解説
[編集]The First RUN
[編集]- BAD COMMUNICATION -ULTRA Pleasure Style-
- BE THERE
- 4thシングル。このアルバムでは最も過去の音源。
- Easy Come, Easy Go!
- 6thシングル。
- LADY NAVIGATION
- 8thシングル。
- ALONE
- 9thシングル。
- ZERO
- 11thシングル。
- いつかのメリークリスマス
- 4thミニ・アルバム『FRIENDS』収録曲。
- 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
- 12thシングル。
- 裸足の女神
- 13thシングル。
- ねがい
- 16thシングル。
- love me, I love you
- 17thシングル。
- LOVE PHANTOM
- 18thシングル。
- ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜
- 19thシングル『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜/MOVE』1st beat。
- Calling
- 22ndシングル。
- さまよえる蒼い弾丸
- 24thシングル。
The Second RUN
[編集]- HOME
- 25thシングル。
- ギリギリchop
- 26thシングル。
- 今夜月の見える丘に
- 27thシングル。
- juice
- 29thシングル。
- ultra soul
- 31stシングル。
- 熱き鼓動の果て
- 33rdシングル。
- IT'S SHOWTIME!!
- 34thシングル。
- BANZAI
- 36thシングル。
- 愛のバクダン
- 38thシングル。
- OCEAN
- 39thシングル。
- 衝動
- 40thシングル。シングルバージョンはアルバム初収録。
- SPLASH!
- 42ndシングル。
- 永遠の翼
- 43rdシングル。
- SUPER LOVE SONG
- 44thシングル。このアルバムでは最も新しい音源である[注釈 2]。
- Pleasure 2008 〜人生の快楽〜
- 8thシングル『LADY NAVIGATION』の2nd beat「Pleasure'91 〜人生の快楽〜」の新録バージョン[9]。CDに収録されているPleasureシリーズの楽曲では3曲目にあたる[注釈 3]。
- シンセサイザーの使用部分が大幅に変更され、ギターの音も太くなっている箇所がある。また歴代のPleasureシリーズ同様、2番の歌詞が変更されているが、この他にラストのサビの一部コーラスの歌詞も変更されている。また、プロ野球福岡ソフトバンクホークスの投手又吉克樹が登場曲として使用している。
Premium Live DVD(2CD+DVD版のみ)
[編集]2008年時点で映像作品化されていなかったライブツアーから各ツアー1曲ずつ収録。
- 愛しい人よGood Night... [B'z LIVE-GYM Pleasure '92 “TIME”] (横浜アリーナ/1992.8.20)
- フルバージョンでの映像化は本作が初。ピアノとボーカルで始まり、2コーラス目からバンドが参加するアレンジで披露[10]。
- もう一度キスしたかった [B'z LIVE-GYM '93 “RUN”] (国立代々木競技場 第一体育館/1993.6.17)
- おでかけしましょ [B'z LIVE-GYM '94 “THE 9TH BLUES -Part1-”] (横浜アリーナ/1994.7.1)
- 映像化は本作が初。
- love me, I love you [B'z LIVE-GYM '96 “Spirit LOOSE”] (国立代々木競技場 第一体育館/1996.5.22)
- BAD COMMUNICATION [B'z LIVE-GYM Pleasure '97 “FIREBALL”] (東京ドーム/1997.3.23)
- Calling [B'z LIVE-GYM '98 “SURVIVE”] (大阪城ホール/1998.6.2)
- LOVE PHANTOM [B'z LIVE-GYM Pleasure 2000 “juice”] (千葉マリンスタジアム/2000.8.9)
- 千葉地方では雷雨が発生しており、映像でも演奏の最中に落雷が確認できる。この落雷によりスタッフに怪我人が出たことから、通常のjuiceツアーでは「LOVE PHANTOM」の後7曲演奏するところ、この後MCを挟んで2曲(アンコールラストの「juice」および「ギリギリchop」)だけ演奏すると伝え、ライブを短縮し終了している[12]。
- GOLD [B'z LIVE-GYM 2001 “ELEVEN”] (西武ドーム/2001.7.15)
- 映像化は本作が初。2013年に発売された映像作品『B'z LIVE-GYM 2001 -ELEVEN-』収録テイクでは、カメラアングルやカット割り等が変更されている。
- Don't Leave Me [B'z LIVE-GYM 2003 “BIG MACHINE”] (東京ドーム/2003.12.27)
- さまよえる蒼い弾丸 [B'z LIVE-GYM 2005 “CIRCLE OF ROCK”] (幕張メッセ・イベントホール/2005.7.7)
- ホール・アリーナツアーでのみ演奏され、続くドームツアーからはセットリストから外されたため、2013年に発売された映像作品『B'z LIVE-GYM 2005 -CIRCLE OF ROCK-』(大阪ドーム公演を収録)には本曲は未収録となっている。
- ちなみに、同ツアーで演奏され映像化されていない楽曲は「Sanctuary」のみである。
参加ミュージシャン
[編集]- 松本孝弘:ギター・作曲・編曲
- 稲葉浩志:ボーカル・作詞・編曲
- 明石昌夫:編曲・ベース・マニピュレーター
- 池田大介:編曲
- 徳永暁人(doa):編曲・ベース
- バリー・スパークス:ベース(Disc1-#1・Disc2-#15)
- 寺沢功一:ベース
- シェーン・ガラース:ドラム(Disc1-#1・Disc2-#15)
- 青山純:ドラム
- 黒瀬蛙一:ドラム
- 田中一光:ドラム
- 山木秀夫:ドラム
- 小野塚晃(DIMENSION):キーボード
- エイミー:ボイス(Disc1-#1)
- 勝田一樹(DIEMNSION):サックス
- 生沢佑一:コーラス
- 大黒摩季:コーラス
- 大田紳一郎(doa):ギター・コーラス
- 宇徳敬子:Female Voice(Disc1-#12)
- 満園庄太郎:ベース(以下、LiveDVDのみ)
- 増田隆宣:キーボード
- デニー・フォンハイザー:ドラム
- 大島康祐:キーボード
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ オリジナル・アルバムを含めると『The 7th Blues』以来約14年ぶり
- ^ 新録の2曲を除く
- ^ 2曲目は『B'z The Best "Treasure"』収録の「Pleasure'98 〜人生の快楽〜」。
出典
[編集]- ^ a b “B’zがアルバム1位獲得数22作で歴代単独首位、主要6部門完全制覇の金字塔”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2008年6月24日) 2021年12月15日閲覧。
- ^ 「GOLD DISC 2012年1月度」『The Record』第628号、日本レコード協会、2012年3月、14頁。
- ^ a b “B'z、結成20周年記念“ウルトラ”ベスト発売決定”. livedoor ニュース (LINE). (2008年4月22日) 2019年11月16日閲覧。
- ^ “ベストアルバム発売記念!! B'zのPV20曲+独占映像を一挙配信!!”. エンタメRBB (株式会社イード). (2008年6月17日) 2024年9月8日閲覧。
- ^ “B'z、超ベストにクリスマスバージョン登場”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2008年11月5日) 2019年11月16日閲覧。
- ^ “オリコン週間 アルバムランキング 2008年12月08日〜2008年12月14日 11〜20位”. ORICON NEWS. オリコン (2008年12月22日). 2019年11月23日閲覧。
- ^ “B'z、20周年で通算20枚目のミリオン、総計7777万枚のゾロ目?”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク株式会社). (2008年6月20日) 2019年11月16日閲覧。
- ^ “THE JAPAN GOLD DISC AWARD|THE GOLD DISC”. 日本レコード協会 (2009年). 2019年11月16日閲覧。
- ^ a b “B’z、20周年の歴史をたどる“超ベスト”2作品を連続リリース”. ORICON NEWS (オリコン株式会社). (2008年4月22日) 2021年11月3日閲覧。
- ^ Bz_Officialのツイート(1588093643071819781)
- ^ Bz_Officialのツイート(1595341439915130881)
- ^ “<B'z LIVE-GYM Pleasure 2000“juice”>@嵐の千葉マリンスタジアム緊急レポート”. BARKS. ジャパンミュージックネットワーク株式会社 (2000年8月10日). 2015年7月7日閲覧。