UNITED EMPIRE
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UNITED EMPIRE | |
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概要 | |
メンバー | 下記参照 |
デビュー | 2020年10月16日 |
団体 |
UNITED EMPIRE (ユナイテッド・エンパイア)は、主に新日本プロレスにて活動するユニット。旧称「THE EMPIRE」。
概要
[編集]設立の経緯
[編集]2020年10月16日、G1 CLIMAX30のAブロック公式戦最終戦においてウィル・オスプレイは当時、CHAOSの同門であり、オスプレイが新日本プロレスマットに上がるきっかけを作ってくれ、兄と慕っていたオカダ・カズチカと対決した。 ところが、試合の終盤にオスプレイが以前からガールフレンドと公表しているビー・プレストリーが突如リングサイドに登場し、ビーがレフェリーに不服で詰め寄る間にRevPROに海外遠征をしていたグレート-O-カーンが乱入、オカダに対してエリミネーターを敢行した。突然の出来事に戸惑う様子を見せたオスプレイであったが、KOしたオカダにストーム・ブレイカーを繰り出しピンフォール勝ちを収めた。 勝利後も困惑した様子を見せるオスプレイは、リング外でビーとキスを交わした後、態度を豹変させダウンしたオカダに裏切りのヒドゥン・ブレイドを炸裂させる。罵声を浴びせたオスプレイは、オカダの頭に足を乗せレインメーカーポーズを決めた[1]。
オスプレイは2人と共に退場し、バックステージに登場すると、CHAOSにおいてオカダに次ぐ2番手とされていることを不服として、同ユニットからの脱退を表明。さらに、-O-カーンとビーを紹介し、新ユニットを立ち上げることを明らかにした。 翌日、オスプレイと-O-カーンがSNS上においてユニット名を『THE EMPIRE』とすることを明かした。
ユニットの特徴
[編集]略歴
[編集]2020年
[編集]THE EMPIRE
[編集]- 10月18日のG1 CLIMAX30 シリーズ最終日の第4戦に、オスプレイ&-O-カーン組で登場し、オカダ&SHO組と対決し、ユニットとしての活動を本格スタートさせた。またこの試合が事実上、-O-カーンの凱旋試合となった。試合はこれまでのオスプレイにはあまりみられなかったラフファイトや、セコンドに就いたプレストリーの介入もありオスプレイがSHOに足4の字固めでギブアップ勝ち。ユニットの初陣を白星でスタートさせた[2]。
- 11月7日のPOWER STRUGGLEにおいて-O-カーンがオカダとスペシャルシングルマッチで対戦するも、敗戦。試合後、オスプレイがオカダに対戦要求をし、翌年1月4日のWRESTLE KINGDOM15 東京ドーム大会でスペシャルシングルマッチでの対戦が決定した[3]。試合後、オスプレイはバックステージにおいて「もうすぐ”新メンバー”を紹介できそうだ。」とコメントを残した。
- -O-カーンがWORLD TAG LEAGUE2020に初エントリー。しかし、パートナーは”X”とされ、ユニット新メンバーとも思われるその正体はリーグ開幕までベールに包まれていた。11月15日の同リーグ初戦となる棚橋弘至&トーア・ヘナーレ戦において-O-カーンの入場に続き、“X”としてジェフ・コブが登場しユニット加入となった。
2021年
[編集]- 1月4日、5日のWRESTLE KINGDOM15にてオスプレイがオカダ、-O-カーンが棚橋とのスペシャルシングルマッチ、コブが鷹木信悟とNEVER無差別級選手権試合を戦うも、3人全員敗れてしまう。
UNITED EMPIRE
[編集]- 1月6日のNEW YEAR DASH!!にて辻陽太、天山広吉、小島聡組と対戦して勝利を収めるも試合終了後に相手を痛め続け、-O-カーンがTTD(テンザン・ツームストーン・ドライバー)で天山を担架送りにした。その後、WRESTLE KINGDOM15の敗北を受けてユニット名を『UNITED EMPIRE』と改めることをオスプレイ、-O-カーンがともに宣言した[4]。
- 1月30日のTHE NEW BEGINNING in NAGOYAにて-O-カーンは天山との敗者モンゴリアンチョップ封印マッチ、オスプレイは小島とのノーDQマッチに勝利した。大会終了後、-O-カーンがNEVER無差別級選手権試合に勝利した棚橋のマイクパフォーマンスに乱入、棚橋をエリミネーターで沈めNEVER無差別級への挑戦を表明した。
- 2月28日、CASTLE ATTACK 大阪城ホールにて-O-カーンが棚橋とのNEVER無差別級選手権に挑戦するが、敗れる。
- 3月21日、NEW JAPAN CUP 2021にてオスプレイが初優勝。SAKURA GENESIS 2021でのIWGP世界ヘビー級王座への挑戦権を獲得した。ところが、試合後のリング上において先述の通り、オスプレイは公私共にパートナーのプレストリーに突如オス・カッターを見舞い、ユニットから事実上の追放を行った。直後のバックステージでオスプレイは、「IWGP世界ヘビー級のベルトこそが世界一の証で、俺はベストでありたい。だから今日、世界で一番愛する女性にオスカッターを食らわせないといけなかった。付き合って5年、同棲もしている。でも、もうどうでもいい。今の俺にはIWGP世界ヘビー級王座以外は興味がない(一部省略)」と、その真意を明かした[5]。
- 4月4日、SAKURA GENESIS 2021の第3試合にて試合前から“X”と予告されていた新メンバーとして、トーア・ヘナーレ改めアーロン・ヘナーレが加入した。この試合でヘナーレはSANADAからピンフォール勝ちを納めた。オスプレイも飯伏幸太の保持するIWGP世界ヘビー級王座に挑戦し勝利し、第2代IWGP世界ヘビー級王者となる。
- 5月4日、レスリングどんたく2021で行われたIWGP世界ヘビー級選手権試合において、オスプレイが鷹木を下し初防衛に成功した。が、この試合で首を負傷したことにより「全治未定」の状態と発表され、オスプレイも防衛したベルトを返上することとなった[6]。
- 8月14日(現地)、アメリカ・カリフォルニア州で行われたRESURGENCE大会の試合間、リングに欠場中のオスプレイが突如現れ、自作したと思われるIWGP世界ヘビー級王座のベルトを携えて復帰を宣言する。ベルトの返上を不服として、自らが手に持つベルトの防衛戦を行っていくことを一方的に宣言した。
- 9月19日(現地)、オスプレイの母国であるイギリスで行われたRevPROの興行において、オスプレイがブリティッシュ・ヘビー級王座の防衛に成功した。試合後、新日本プロレスから無期限遠征中の海野翔太らも混ざった乱闘が起こるが、その中でオスプレイはタッグチーム「Aussie Open」と共闘。他選手を撃退し、メンバーのカイル・フレッチャーとマーク・デイビスがUNITED EMPIREに加入した。
- 10月17日に配信されたNJPW STRONG『AUTUMN ATTACK』において、オスプレイは「自作のベルト」を懸けカール・フレドリックスと対戦して見事勝利を収めた。試合後も攻撃を止めないオスプレイに対して、LA DOJOのクラーク・コナーズとTJPが登場するが、暗転と共にスクリーンに「TJP」の文字が浮かぶとTJPがオスプレイと結託。LA DOJOを裏切り、UNITED EMPIREへと加入した。
2022年
[編集]- 1月5日の東京ドーム大会ではオスプレイがIWGP世界ヘビー級王者のオカダに挑戦するも敗れる。更にコブが内藤哲也に、-O-カーンがSANADAにそれぞれ敗れ、2年連続で東京ドーム大会において全敗を喫する事となってしまった。
- 3月28日、オスプレイが新日本プロレスの公式YouTubeチャンネルの動画内にてジュニアヘビー級に新たなメンバーを投入する事を予告[7]。
- 4月9日、両国国技館大会にて-O-カーン&コブ組が後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組を下し、IWGPタッグ王座を奪取[8]。また、第7試合で行われたIWGPジュニアヘビー級選手権試合の直後、予告されていた新メンバーとしてフランシスコ・アキラが現れ、BEST OF THE SUPER Jr.参戦を宣言した[9]。
- 5月1日の福岡大会にて、-O-カーン&コブ組が後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組、バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ組との3WAYマッチに挑むも、後藤がオーエンズに敗れベルトを失う。
- 5月15日から開幕したSUPER Jr.にはTJPとアキラの2選手が出場。両選手とも決勝進出はならなかったが、6月3日のシリーズ最終戦でIWGPジュニアタッグ王座を保持する田口隆祐&マスター・ワトから勝利を収め、王座挑戦をアピールした。
- 6月12日、大阪城ホール大会にて、オスプレイがSANADAに勝利しIWGP USヘビー級王座を奪取。更に、-O-カーン&コブ組がファレ&オーエンズ組からIWGPタッグ王座を奪還した。
- 6月20日、後楽園ホール大会にて、TJP&アキラ組が田口&ワト組からIWGPジュニアタッグ王座を奪取した。
- 8月23日、同年9月2日から始まる「バーニング・スピリット」シリーズより、ギデオン・グレイのユニット加入・新日本参戦が発表される。RPWへ海外遠征していた際の-O-カーンがグレイが率いるユニット“The Legion”に所属していたなど、かねてよりUNITED EMPIREとは関わりの強い人物ではあった。
- 9月3日、-O-カーンがプロレスリング・ノア大阪大会に参戦し、グレート・ムタ、NOSAWA論外とのタッグでノアのユニット「金剛」の拳王、征矢学、タダスケ組と対戦。試合には勝利したが、試合後にムタの毒霧を浴び、結果として裏切られる形となった。
メンバー
[編集]- グレート-O-カーン(結成 - )
- ジェフ・コブ(2020年11月15日 - )
- HENARE(2021年4月4日 - )
- TJP(2代目リーダー格)(2021年9月26日 - )
- フランシスコ・アキラ(2022年4月9日 - )
- カラム・ニューマン(2023年6月19日 - )
- ジェイコブ・オースティン・ヤング (2024年9月6日 - )
共闘メンバー
[編集]- グレート・ムタ(2022年9月3日)
- 試合後にムタが-O-カーンに毒霧を放ち、この日限りで決別。
- NOSAWA論外(2022年9月3日)
- KONOSUKE TAKESHITA
- 2024年のG1 CLIMAXにて、公式戦以外の試合で共闘。
サポートメンバー
[編集]元メンバー
[編集]- ビー・プレストリー(結成 - 2021年3月21日 追放)
- ダン・モロニー(2023年3月26日 - 2023年6月4日 脱退)(BULLET CLUB加入)
- ウィル・オスプレイ(初代リーダー)(結成 - 2024年2月11日 脱退)(新日本プロレス退団)
タイトル歴
[編集]以下にはTHE EMPIRE結成前のタイトルは含まない。
- ウィル・オスプレイ
- IWGP世界ヘビー級王座(第2代)
- IWGP USヘビー級王座(第16代、第18代)
- RPWブリティッシュ・ヘビー級王座(第24代)
- AEWインターナショナル王座(第7代)
- NEW JAPAN CUP 優勝(2021年)
- プロレス大賞 年間最高試合賞(2022年)
- グレート-O-カーン
- KOPW2024(第2代、第4代)
- RPWブリティッシュ・ヘビー級王座(第26代)
- プロレス大賞 技能賞(2021年)
- プロレス大賞 敢闘賞(2022年)
- ジェフ・コブ
- NJPW WORLD認定TV王座(第5代)
- HENARE
- NEVER無差別級王座(第45代)
- カイル・フレッチャー
- ROH世界TV王座(第31代)
- グレート-O-カーン&ジェフ・コブ
- IWGPタッグ王座(第93代、第95代)
- プロレス大賞 最優秀タッグチーム賞(2022年)
- Catch 2/2(TJP&フランシスコ・アキラ)
- IWGPジュニアタッグ王座(第70代、72代、第74代)
- SUPER Jr. TAG LEAGUE 優勝(2023年)
- オージー・オープン(カイル・フレッチャー&マーク・デイビス)
- IWGPタッグ王座(第98代)
- RPWブリティッシュ・タッグ王座(第25代)
- STRONG無差別級タッグ王座(初代、第3代)
- NJPW STRONG無差別級タッグチームトーナメント 優勝(2022年)
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “ウィル・オスプレイ、オカダ・カズチカを裏切りCHAOS脱退を宣言「俺が中心になって新しいユニットを立ち上げる」”. スポーツ報知. 2022年3月29日閲覧。
- ^ “英国から凱旋のグレート―O―カーン、2年ぶり新日リングで白星「オカダ、楽しみだなー」”. スポーツ報知. 2020年10月18日閲覧。
- ^ “【東京ドーム第1弾カード決定!】1月4日(月)で内藤vs飯伏の二冠戦が実現! オカダvsオスプレイが激突!1月5日(火)で、二冠戦の勝者vsジェイが挑戦!!【WK15】”. 新日本プロレスリング. 2020年11月9日閲覧。
- ^ “[https://twitter.com/njpw1972/status/1346780505383993347?s=21 【1.6TOKYO DOME CITY HALL大会・第3試合後】 天山&小島&辻vsオスプレイ&オーカーン&コブ! オーカーンがTTDで天山を担架送りに……!]”. 新日本プロレスリング. 2021年1月6日閲覧。
- ^ “【【新日本】オスプレイが鷹木破りNJC初優勝 恋人女性レスラーへの凶行でIWGP取りの覚悟示す”. 東スポWEB. 2021年3月22日閲覧。
- ^ “【お知らせ】ウィル・オスプレイ選手が首負傷のため欠場、IWGP世界ヘビー級王座を返上へ”. 新日本プロレス. 2021年10月24日閲覧。
- ^ “【新日本プロレス】ウィル・オスプレイ UNITED EMPIRE 新たな同盟者の投入を予告...【ジュニアヘビー級に激震】”. YouTube (2022年3月28日). 2022年4月9日閲覧。
- ^ “【新日本】天下布武オーカーンがIWGPタッグ王座奪取! 感謝状に続きノーベル平和賞受賞望む声も”. 東スポWEB. 2022年4月9日閲覧。
- ^ “【新日本】Jr.戦線風雲急!デスペラードV3成功で石森迎撃へ フランシスコ・アキラはBOSJ参戦”. 東スポWEB. 2022年4月9日閲覧。