GP3
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(GP3シリーズから転送)
カテゴリ | シングルシーター |
---|---|
国・地域 | ヨーロッパ |
開始年 | 2010年 |
終了年 | 2018年 |
ドライバー | 28 |
チーム | 7 |
コンストラクター | ダラーラ |
エンジン サプライヤー | ルノー |
タイヤ サプライヤー | ピレリ |
最終 ドライバーズ チャンピオン | アントワーヌ・ユベール |
最終 チーム チャンピオン | ARTグランプリ |
公式サイト | gp3series.com |
現在のシーズン |
GP3・シリーズ(ジーピースリー・シリーズ、英語: GP3 Series)又はGP3は、2010年から2018年まで開催されていた、フォーミュラカーによるワンメイクレースのモータースポーツシリーズである。
概要
[編集]GP2の運営者であるブルーノ・ミッシェルがGP2直下のカテゴリとして発足させたカテゴリ[1]であり、フォーミュラ1(F1)のサポートレースとGP2との同時開催という形で開催される[2]。
また、GP3の構想が提唱された時にインターナショナル・フォーミュラ・マスターが名称を変更しGP3として発足すると言われていたが、それとは別のシリーズとして発足した。
2018年3月、同年末を持ってFIA F3選手権に統合されることが発表された[3]。
マシン
[編集]マシンはワンメイクで、すべてのチームが同じマシンを使用する。
ダラーラ・GP3/10
[編集]2010年のシリーズ開始から2012年まで使用されたマシン。
- モノコック
- ダラーラ製カーボン/アルミハニカムモノコック。
- サスペンション
- スチール製プッシュロッド式ダブルウイッシュボーン。
- エンジン
- ルノー・スポール製2.0リッター直列4気筒ターボエンジン。ターボチャージャーはボルグワーナー製。最高出力は280ps/6500rpm。
- トランスミッション
- ヒューランド製6速+Rセミオートマチックトランスミッション(セミAT)。
- タイヤ
- ピレリ製。
ダラーラ・GP3/13
[編集]2013年シーズンから2015年まで使用されたマシン。エンジン出力は400psに引き上げられ、先代マシンと比べて2~3秒程度のタイムアップを果たした。
- モノコック
- ダラーラ製カーボン/アルミハニカムモノコック。
- サスペンション
- スチール製プッシュロッド式ダブルウイッシュボーン。
- エンジン
- AER製P57・3.4リッターV型6気筒自然吸気エンジン。
- トランスミッション
- ヒューランド製6速+RセミAT。
- タイヤ
- ピレリ製。
ダラーラ・GP3/16
[編集]2016年シーズンから使用されているマシン。2019年まで使用される予定。2017年シーズンからはDRSの導入が予定されている。
- モノコック
- ダラーラ製カーボン/アルミハニカムモノコック。
- サスペンション
- スチール製プッシュロッド式ダブルウイッシュボーン。
- エンジン
- メカクローム製3.4リッターV型6気筒自然吸気エンジン。全チームのエンジンがテオス・エンジニアリングによってメンテナンスされる。
- トランスミッション
- ヒューランド製6速+RセミAT。
- タイヤ
- ピレリ製。
シリーズチャンピオン
[編集]年 | ドライバーチャンピオン (所属チーム) |
チームチャンピオン |
---|---|---|
2010年 | エステバン・グティエレス (ARTグランプリ) |
ARTグランプリ |
2011年 | バルテリ・ボッタス (ロータスART) |
ロータスART |
2012年 | ミッチ・エヴァンス (MWアーデン) |
ロータスGP |
2013年 | ダニール・クビアト (MWアーデン) |
ARTグランプリ |
2014年 | アレックス・リン (カーリン) |
カーリン |
2015年 | エステバン・オコン (ARTグランプリ) |
ARTグランプリ |
2016年 | シャルル・ルクレール (ARTグランプリ) |
ARTグランプリ |
2017年 | ジョージ・ラッセル (ARTグランプリ) |
ARTグランプリ |
2018年 | アントワーヌ・ユベール (ARTグランプリ) |
ARTグランプリ |
主なシリーズ参戦ドライバー
[編集]ドライバー | 参戦年 | 主な成績 | F1参戦歴 |
---|---|---|---|
ジャン=エリック・ベルニュ | 2010 | 2010年17位 | 2012-2014(トロ・ロッソ) |
エステバン・グティエレス | 2010 | 2010年チャンピオン | 2013-2014, 2016(ザウバー、ハース) |
バルテリ・ボッタス | 2011 | 2011年チャンピオン | 2013-(ウィリアムズ、メルセデス) |
ダニール・クビアト | 2013 | 2013年チャンピオン | 2014-2017, 2019-2020(トロ・ロッソ、レッドブル、アルファタウリ) |
カルロス・サインツJr. | 2013 | 2013年10位 | 2015-(トロ・ロッソ、ルノー、マクラーレン、フェラーリ) |
ロベルト・メリ | 2010 | 2010年6位 | 2015(マルシャ) |
アレクサンダー・ロッシ | 2010 | 2010年4位 | 2015(マルシャ) |
リオ・ハリアント | 2010-2011 | 2010年5位、2011年7位 | 2016(マノー) |
エステバン・オコン | 2015 | 2015年チャンピオン | 2016-2018, 2020-(マノー、フォース・インディア、ルノー、アルピーヌ) |
シャルル・ルクレール | 2016 | 2016年チャンピオン | 2018-(ザウバー、フェラーリ) |
アレクサンダー・アルボン | 2016 | 2016年2位 | 2019-2020, 2022-(トロ・ロッソ、レッドブル、ウィリアムズ) |
ジョージ・ラッセル | 2017 | 2017年チャンピオン | 2019-(ウィリアムズ、メルセデス) |
ジャック・エイトケン | 2016-2017 | 2016年5位、2017年2位 | 2020(ウィリアムズ) |
ニキータ・マゼピン | 2018 | 2018年2位 | 2021(ハース) |
ニック・デ・フリース | 2016 | 2016年6位 | 2022-2023(ウィリアムズ、アルファタウリ) |
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ GP3 to launch in 2010(pitpass.com 2008年10月3日)
- ^ 2010 GP3 Series Calendar Revealed(gp2series.com 2009年12月21日)
- ^ Formula 1 to promote the FIA Formula 3 Championship™