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2020年のマイアミ・マーリンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2020年のマイアミ・マーリンズ
成績
ナショナルリーグ東地区2位
ディビジョンシリーズ敗退
本拠地
都市 フロリダ州マイアミ
マーリンズ・パーク
球団組織
オーナー ブルース・シャーマン
デレク・ジーター
GM キム・アング
監督 ドン・マッティングリー
« 2019
2021 »

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2020年マイアミ・マーリンズ(2020 Miami Marlins season)は、球団創設以来27年目のシーズン。フロリダ州マイアミマーリンズ・パークでは8年目のシーズン。監督は5年目のドン・マッティングリー。所属はナショナルリーグ東地区

オフシーズン

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2019年シーズンは57勝105敗で2年連続の地区最下位だった。

2020年は世界中で新型コロナウイルスの感染が広まり、3月12日にはスプリングトレーニングの中止と開幕の延期が発表され、6月23日には公式戦開幕が7月23日か7月24日、レギュラーシーズンが全60試合で開催されること、特例処置でナショナルリーグにも指名打者が適用されることが発表された[1]。6月30日にはマイナーリーグの開催中止が発表された[2]

開幕後

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7月27日にチーム内で新型コロナウイルスの集団感染が相次いだため、7月中の試合は全て中止となり、8月4日から活動が再開された。9月27日にレギュラーシーズンの全日程が終了し、31勝29敗で地区2位となりポストシーズンに進出した。

ワイルドカードシリーズではシカゴ・カブスを2連勝で下したが、ディビジョンシリーズではアトランタ・ブレーブスと対戦し3連敗で敗退した。

10月28日にはブラッド・ボックスバーガーフランシスコ・セルベーリローガン・フォーサイスマット・ジョイスショーン・ロドリゲスニック・ビンセントがFAとなった[3]

チーム成績

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シーズン成績

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アメリカンリーグ
チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 (1)タンパベイ・レイズ 40 20 .667 -
2 (5)ニューヨーク・ヤンキース 33 27 .550 7.0
3 (8)トロント・ブルージェイズ 32 28 .533 8.0
4 ボルチモア・オリオールズ 25 35 .417 15.0
5 ボストン・レッドソックス 24 36 .400 16.0
中地区
1 (3)ミネソタ・ツインズ 36 24 .600 -
2 (4)クリーブランド・インディアンス 35 25 .583 1.0
3 (7)シカゴ・ホワイトソックス 35 25 .583 1.0
4 カンザスシティ・ロイヤルズ 26 34 .433 10.0
5 デトロイト・タイガース 23 35 .397 12.0
西地区
1 (2)オークランド・アスレチックス 36 24 .600 -
2 (6)ヒューストン・アストロズ 29 31 .483 7.0
3 シアトル・マリナーズ 27 33 .450 9.0
4 ロサンゼルス・エンゼルス 26 34 .433 10.0
5 テキサス・レンジャーズ 22 38 .367 14.0
ナショナルリーグ
チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
東地区
1 (2)アトランタ・ブレーブス 35 25 .583 -
2 (6)マイアミ・マーリンズ 31 29 .517 4.0
3 フィラデルフィア・フィリーズ 28 32 .467 7.0
4 ワシントン・ナショナルズ 26 34 .433 9.0
5 ニューヨーク・メッツ 26 34 .433 9.0
中地区
1 (3)シカゴ・カブス 34 26 .567 -
2 (5)セントルイス・カージナルス 30 28 .517 3.0
3 (7)シンシナティ・レッズ 31 29 .517 3.0
4 (8)ミルウォーキー・ブルワーズ 29 31 .483 5.0
5 ピッツバーグ・パイレーツ 19 41 .317 15.0
西地区
1 (1)ロサンゼルス・ドジャース 43 17 .717 -
2 (4)サンディエゴ・パドレス 37 23 .617 6.0
3 サンフランシスコ・ジャイアンツ 29 31 .483 14.0
4 コロラド・ロッキーズ 26 34 .433 17.0
5 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 25 35 .417 18.0
アメリカンリーグ
チーム 地区
地区1位
1 タンパベイ・レイズ 40 20 .667
2 オークランド・アスレチックス 西 36 24 .600
3 ミネソタ・ツインズ 36 24 .600
地区2位
4 クリーブランド・インディアンス 35 25 .583
5 ニューヨーク・ヤンキース 33 27 .550
6 ヒューストン・アストロズ 西 29 31 .483
ワイルドカード
7 シカゴ・ホワイトソックス 35 25 .583 -3.0
8 トロント・ブルージェイズ 32 28 .533 -
レギュラーシーズン敗退
9 シアトル・マリナーズ 西 27 33 .450 5.0
10 カンザスシティ・ロイヤルズ 26 34 .433 6.0
11 ロサンゼルス・エンゼルス 西 26 34 .433 6.0
12 ボルチモア・オリオールズ 25 35 .417 7.0
13 ボストン・レッドソックス 24 36 .400 8.0
14 デトロイト・タイガース 23 35 .397 8.0
15 テキサス・レンジャーズ 西 22 38 .367 10.0
タイブレーク
ナショナルリーグ
チーム 地区
地区1位
1 ロサンゼルス・ドジャース 西 43 17 .717
2 アトランタ・ブレーブス 35 25 .583
3 シカゴ・カブス 34 26 .567
地区2位
4 サンディエゴ・パドレス 西 37 23 .617
5 セントルイス・カージナルス 30 28 .517
6 マイアミ・マーリンズ 31 29 .517
ワイルドカード
7 シンシナティ・レッズ 31 29 .517 -2.0
8[a] ミルウォーキー・ブルワーズ 29 31 .483 -
レギュラーシーズン敗退
9[a] サンフランシスコ・ジャイアンツ 西 29 31 .483 0.0
10 フィラデルフィア・フィリーズ 28 32 .467 1.0
11 コロラド・ロッキーズ 西 26 34 .433 3.0
12 ニューヨーク・メッツ 26 34 .433 3.0
13 ワシントン・ナショナルズ 26 34 .433 3.0
14 アリゾナ・ダイヤモンドバックス 西 25 35 .417 4.0
15 ピッツバーグ・パイレーツ 19 41 .317 10.0
タイブレーク
  1. ^ a b 地区内勝率でブルワーズがジャイアンツを上回る


ポストシーズン

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9/29,30
ターゲット・フィールド
    10/5-8
ドジャー・スタジアム
    10/11-17
ペトコ・パーク
    10/20-27
グローブライフ・フィールド
 6 アストロズ
4 3
 3 ツインズ  
1 1  6 アストロズ
9/29,30,10/1
オークランド・コロシアム
10 5 7 11
   2 アスレチックス  
 7 ホワイトソックス 5 2 9 6
4 3 4 10/5-9
ペトコ・パーク
 2 アスレチックス  
1 5 6  6 アストロズ
9/29,30
プログレッシブ・フィールド
1 2 2 4 4 7 2
   1 レイズ  
 5 ヤンキース 2 4 5 3 3 4 4
12 10 ALCS
 4 インディアンス  
3 9  5 ヤンキース 10/12-18
グローブライフ・フィールド
9/29,30
トロピカーナ・フィールド
9 5 4 5 1
   1 レイズ  
 8 ブルージェイズ 3 7 8 1 2
1 2 ALDS
 1 レイズ  
3 8 10/6-8
ミニッツメイド・パーク
ALWC  A1 レイズ
3 6 2 8 2 1
9/30,10/2
リグレー・フィールド
   N1 ドジャース
8 4 6 7 4 3
 6 マーリンズ ワールドシリーズ
5 2
 3 カブス  
1 0  6 マーリンズ
9/30,10/1
トゥルーイスト・パーク
5 0 0
   2 ブレーブス  
 7 レッズ 9 2 7
0 0 10/6-8
グローブライフ・フィールド
 2 ブレーブス  
1 5  2 ブレーブス
9/30,10/1,2
ペトコ・パーク
5 8 3 10 3 1 3
   1 ドジャース
 5 カージナルス 1 7 15 2 7 3 4
7 9 0 NLCS
 4 パドレス  
4 11 4  4 パドレス
9/30,10/1
ドジャー・スタジアム
1 5 3
   1 ドジャース  
 8 パドレス 5 6 12
2 0 NLDS
 1 ドジャース  
4 3
NLWC
  • 対戦カードはレギュラーシーズンのシード順で決定される
  • チーム名の左の数字は、レギュラーシーズンの結果に基づいて決定されたシード順
  • ワイルドカードシリーズは、シード上位のホームグラウンドにて開催
  • コロナ禍により、ディビジョナルシリーズ以降のスタジアムは事前に決定
  • ワールドシリーズはレギュラーシーズンの勝率上位がシード順上位扱いとなる
  • 3回戦では3戦全て、5回戦では1・2・5戦、7回戦では1・2・6・7戦がシード上位の後攻となる
  • 日付はアメリカ東部時間
ワイルドカード
日付 試合 アウェイ球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
9月30日 第1試合 マイアミ・マーリンズ 5-1 シカゴ・カブス リグレー・フィールド
10月1日 悪天候により中止
10月2日 第2試合 マイアミ・マーリンズ 2-0 シカゴ・カブス
ディビジョンシリーズ進出
ディビジョンシリーズ
日付 試合 アウェイ球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月6日 第1試合 マイアミ・マーリンズ 5-9 アトランタ・ブレーブス ミニッツメイド・パーク
10月7日 第2試合 マイアミ・マーリンズ 0-2 アトランタ・ブレーブス
10月8日 第3試合 アトランタ・ブレーブス 7-0 マイアミ・マーリンズ
ディビジョンシリーズ敗退

先発変遷

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打順 開幕戦 9月1日
1 ビヤー CF ディッカーソン LF
2 アギラー 1B マルテ CF
3 ディッカーソン LF クーパー DH
4 ラミレス RF ジョイス RF
5 アンダーソン 3B アンダーソン 3B
6 クーパー DH L.ディアス 1B
7 I.ディアス 2B ロハス SS
8 セルベーリ C アルファーロ C
9 ロハス SS バーティ 2B
アルカンタラ P ヘルナンデス P

首脳陣

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マイアミ・マーリンズ 2020
背番号 名前 役職
8 ドン・マッティングリー 監督
82 ジェームズ・ローソン英語版 ベンチコーチ
40 エリック・ダンカン英語版 打撃コーチ
30 メル・ストットルマイヤー 投手コーチ
28 ビリー・ハッチャー 一塁コーチ
3 トレイ・ヒルマン 三塁コーチ
21 ウェリントン・セペダ英語版 ブルペンコーチ
12 エディ・ロドリゲス英語版 捕手コーチ
85 ロブ・フリッポ英語版 ブルペンコーディネイター
99 田中幸司 ブルペン捕手

個人成績

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野手成績

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色付きは規定打数(186打数)以上の選手



































ブライアン・アンダーソン 59 229 200 27 51 7 1 11 38 0 0 1 22 66 .255 .345
ヘスス・アギラー 51 216 188 31 52 10 0 8 34 0 0 4 23 40 .277 .352
コーリー・ディッカーソン 52 210 194 25 50 5 1 7 17 1 0 0 15 35 .258 .311
ジョン・バーティ 39 149 120 21 31 5 0 2 14 9 2 1 23 37 .258 .388
マット・ジョイス 46 148 127 16 32 4 0 2 14 1 0 1 20 41 .252 .351
ミゲル・ロハス 40 143 125 20 38 10 1 4 20 5 0 0 16 18 .304 .392
ギャレット・クーパー 34 133 120 20 34 8 0 6 20 0 0 0 11 31 .283 .353
ジョナサン・ビヤー 30 128 116 10 30 4 0 2 9 9 1 1 10 32 .259 .315
スターリング・マルテ 28 112 106 13 26 6 0 4 13 5 0 0 2 22 .245 .286
ルイス・ブリンソン 42 112 106 14 24 6 0 3 12 4 0 0 6 30 .226 .268
ホルヘ・アルファーロ 31 100 93 12 21 2 0 3 16 2 0 0 4 36 .226 .280
フランシスコ・セルベーリ 16 62 53 10 13 2 0 3 7 1 0 0 8 14 .245 .355
ジャズ・チザム・ジュニア 21 62 56 8 9 1 1 2 6 2 0 0 5 19 .161 .242
マグネウリス・シエラ 19 53 44 8 11 3 1 0 7 4 2 1 5 9 .250 .333
マンテイ・ハリソン 32 51 47 8 8 1 0 1 3 6 0 0 4 26 .170 .235
チャド・ウォーラック 15 48 44 4 10 3 0 1 6 0 1 0 3 12 .227 .277
ルーウィン・ディアス 14 41 39 2 6 2 0 0 3 0 0 0 2 12 .154 .195
エディ・アルバレス 12 41 37 6 7 1 0 0 2 2 0 0 3 16 .189 .268
ローガン・フォーサイス 12 38 34 2 4 1 0 1 2 0 0 0 4 12 .118 .211
ヘスス・サンチェス 10 29 25 1 1 1 0 0 2 0 0 0 4 11 .040 .172
イーサン・ディアス 7 22 22 3 4 0 0 0 1 0 0 0 0 7 .182 .182
ショーン・ロドリゲス 4 13 13 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 6 .154 .154
ハロルド・ラミレス 3 11 10 2 2 0 0 0 1 0 0 0 1 2 .200 .273
ライアン・ラバーンウェイ 5 11 11 0 4 0 0 0 0 0 0 0 0 2 .364 .364
ブライアン・ナバレト 2 5 5 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .400 .400

表彰

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脚注

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出典

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  1. ^ “両リーグDH制/MLB開幕、今季の主な特別ルール”. 日刊スポーツ. (2020年7月24日). https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202007240000028.html 2022年12月15日閲覧。 
  2. ^ “マイナーリーグが全試合を中止 史上初めての措置”. スポニチアネックス. (2020年7月1日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2020/07/01/kiji/20200701s00001007198000c.html 2022年12月15日閲覧。 
  3. ^ 147 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (2020年10月28日). 2022年12月13日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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