1981年のロードレース世界選手権
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1981年の FIMロードレース世界選手権 |
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前年: | 1980 | 翌年: | 1982 |
1981年のロードレース世界選手権は、FIMロードレース世界選手権の第33回大会となる。
シーズン概要
[編集]スズキに乗る二人のライダー、マルコ・ルッキネリとランディ・マモラが最終戦までチャンピオン争いを繰り広げ、ルッキネリがタイトルを獲得、マモラは2年連続でランキング2位となった。バリー・シーンがスウェーデンGPで自身のキャリアで最後になる勝利を飾った一方で、アメリカから来たフレディ・スペンサーという名の若者がイギリスGPで4ストロークのNR500を駆り、マシントラブルでリタイヤするまで5位を走るというセンセーショナルなデビューを飾った年でもある。
アントン・マンクは350ccと250ccの両クラスにエントリーし、350ccクラスではディフェンディングチャンピオンのジャン・エクロードを打ち破って、そして250ccクラスでは全12戦中10勝という圧倒的な強さで、見事ダブルタイトルを獲得した。ユーゴスラビアGPの350ccクラスでは、1975年250ccクラスランキング2位のミシェル・ルージュリーが、クラッシュした他のライダーに激突して死亡するという事故が起きている。
125ccクラスではミナレッリのアンヘル・ニエトが通算10回目のチャンピオンに輝き、50ccクラスではブルタコに乗るリカルド・トルモがタイトルを獲得した。
グランプリ
[編集]Rd. | GP | サーキット | 50ccクラス優勝 | 125ccクラス優勝 | 250ccクラス優勝 | 350ccクラス優勝 | 500ccクラス優勝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アルゼンチン | ブエノスアイレス | A.ニエト | J.F.バルデ | J.エクロード | ||
2 | オーストリア | ザルツブルクリンク | A.ニエト | P.フェルナンデス | R.マモラ | ||
3 | 西ドイツ | ホッケンハイム | S.ドルフリンガー | A.ニエト | A.マンク | A.マンク | K.ロバーツ |
4 | イタリア | モンツァ | R.トルモ | G.ベルタン | E.ソール | J.エクロード | K.ロバーツ |
5 | フランス | ポール・リカール | A.ニエト | A.マンク | M.ルッキネリ | ||
6 | スペイン | ハラマ | R.トルモ | A.ニエト | A.マンク | ||
7 | ユーゴスラビア | オパティヤ | R.トルモ | L.レジアーニ | A.マンク | R.マモラ | |
8 | オランダ(ダッチTT) | アッセン | R.トルモ | A.ニエト | A.マンク | A.マンク | M.ルッキネリ |
9 | ベルギー | スパ | R.トルモ | A.マンク | M.ルッキネリ | ||
10 | サンマリノ | イモラ | R.トルモ | L.レジアーニ | A.マンク | M.ルッキネリ | |
11 | イギリス | シルバーストン | A.ニエト | A.マンク | A.マンク | J.ミドルブルグ | |
12 | フィンランド | イマトラ | A.ニエト | A.マンク | M.ルッキネリ | ||
13 | スウェーデン | アンダーストープ | R.トルモ | A.マンク | B.シーン | ||
14 | チェコスロバキア | ブルノ | テオ・ティメル | A.マンク | A.マンク |
最終成績
[編集]500ccクラスランキング
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太字:ポールポジション |
350ccクラスランキング
[編集]順位 | ライダー | 車番 | 国籍 | マシン | ポイント | 勝利数 |
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1 | アントン・マンク | 2 | 西ドイツ | カワサキ | 103 | 5 |
2 | ジャン・エクロード | 1 | 南アフリカ | カワサキ | 52 | 2 |
3 | ジャン=フランソワ・バルデ | 3 | フランス | カワサキ | 49 | 0 |
4 | パトリック・フェルナンデス | 10 | フランス | ヤマハ | 46 | 1 |
5 | カルロス・ラバード | ベネズエラ | ヤマハ | 41 | 0 | |
6 | キース・ヒューエン | イギリス | ヤマハ | 29 | 0 | |
7 | ティエリー・エスピエ | フランス | ヤマハ | 24 | 0 | |
8 | ジャック・コルヌー | 7 | スイス | ヤマハ | 20 | 0 |
9 | エリク・ソール | 6 | フランス | ヤマハ | 18 | 0 |
10 | グレアム・マクグレアー | オーストリア | ヤマハ | 14 | 0 |
250ccクラスランキング
[編集]順位 | ライダー | 車番 | 国籍 | マシン | ポイント | 勝利数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | アントン・マンク | 1 | 西ドイツ | カワサキ | 160 | 10 |
2 | ジャン=フランソワ・バルデ | 3 | フランス | カワサキ | 95 | 1 |
3 | ローラント・フライモント | 5 | スイス | Ad Majora | 72 | 0 |
4 | カルロス・ラバード | 6 | ベネズエラ | ヤマハ | 56 | 0 |
5 | パトリック・フェルナンデス | 10 | フランス | ヤマハ | 43 | 0 |
6 | ジャン=ルイス・ギニャボデ | フランス | カワサキ | 36 | 0 | |
7 | ジャン=ルイ・トルナドール | フランス | ヤマハ | 34 | 0 | |
8 | マーチン・ウィマー | 西ドイツ | ヤマハ | 33 | 0 | |
9 | ディディエ・デ・ラディゲス | ベルギー | ヤマハ | 26 | 0 | |
10 | リチャード・シュラクター | アメリカ | ヤマハ | 25 | 0 |
125ccクラスランキング
[編集]順位 | ライダー | 車番 | 国籍 | マシン | ポイント | 勝利数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | アンヘル・ニエト | 3 | スペイン | ミナレッリ | 140 | 8 |
2 | ロリス・レジアーニ | 6 | イタリア | ミナレッリ | 95 | 2 |
3 | ピエール・パオロ・ビアンキ | 1 | イタリア | MBA | 84 | 0 |
4 | ハンス・ミューラー | 5 | スイス | MBA | 58 | 0 |
5 | ジャック・ボレー | フランス | モトベカン | 55 | 0 | |
6 | ギィ・ベルタン | 2 | フランス | Sanvenero | 40 | 1 |
7 | イヴァン・パラッツェーゼ | 7 | ベネズエラ | MBA | 37 | 0 |
8 | リカルド・トルモ | 12 | スペイン | Sanvenero | 36 | 1 |
9 | マウリツィオ・ヴィターリ | イタリア | MBA | 36 | 0 | |
10 | ユーゴ・ヴィグネッティ | 20 | アルゼンチン | MBA | 30 | 0 |
50ccクラスランキング
[編集]順位 | ライダー | 車番 | 国籍 | マシン | ポイント | 勝利数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | リカルド・トルモ | 4 | スペイン | ブルタコ | 90 | 6 |
2 | テオ・ティメル | 7 | オランダ | ブルタコ | 65 | 1 |
3 | ステファン・ドルフリンガー | 2 | スイス | クライドラー | 51 | 1 |
4 | ハンス・フンメル | 3 | オーストリア | ザックス | 43 | 0 |
5 | ハーゲン・クライン | 西ドイツ | クライドラー | 40 | 0 | |
6 | ロルフ・ブラッター | スイス | クライドラー | 39 | 0 | |
7 | ヘンク・バン・ケッセル | 5 | オランダ | クライドラー | 36 | 0 |
8 | Giuseppe Ascarerri | イタリア | ミナレッリ | 28 | 0 | |
9 | Claudio Lusuardi | 8 | イタリア | ヴィラ | 23 | 0 |
10 | George Looijesteyn | オランダ | クライドラー | 21 | 0 |