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鵜沼朝日町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 岐阜県 > 各務原市 > 鵜沼朝日町
鵜沼朝日町
日本の旗 日本
都道府県 岐阜県
市町村 各務原市
地区 鵜沼地区
人口
2024年(令和6年)4月1日現在)[1]
 • 合計 5,798人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
509-0145[2]
市外局番 058 (岐阜MA)[3]
ナンバープレート 岐阜

鵜沼朝日町(うぬまあさひまち)は、岐阜県各務原市の地名。現行行政町名は鵜沼朝日町一丁目から鵜沼朝日町五丁目。

地理

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各務原市の東部の鵜沼地区に位置する。町域の東部と南部は鵜沼大伊木町、西部は前渡東町及び航空自衛隊岐阜基地、北部は鵜沼三ツ池町に接する。

戦後、陸軍各務原飛行場東飛行場を開拓した地区である。地名の「朝日町」は「朝日が天に昇るがごとく開拓が成功して、社会に貢献すると共に各家庭が隆昌すること」を考慮した名である[4]

歴史

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この地域は各務原台地の原野であったが、1917年(大正6年)に陸軍各務原飛行場が完成。この地域は各務原飛行場東飛行場となる[5]。戦後、東飛行場の南半分と開拓地として開放され、1945年(昭和20年)に岐阜陸軍航空整備学校の復員兵を中心に「農耕隊」を結成し開墾に着手する[6]1946年(昭和21年)には「各務原開拓団」が結成され、93戸が入植する[7]。旧東飛行場は笹の原野を平坦にして固めたものであったため、開墾は困難であった。

1948年(昭和23年)4月、開拓地が稲葉郡鵜沼町朝日区として発足(地名としては鵜沼町字東旭、字西旭)[4]。同年8月には各務原開拓団を発展解消し、「各務原開拓農協」が発足。開墾は進められ、1951年(昭和26年)に開墾が完了する[8]

朝日区は農業地域となり、サツマイモタバコスイカ畜産養豚)、酪農乳牛ヤギ)が行われ[8][9]、サツマイモを利用した加工品(水飴デンプンぶどう糖)を製造する工場も造られた[8][9]

昭和30年代から徐々に住宅や工場が建てられ、徐々に農地は減少。農業従事者も減少し、1973年(昭和48年)には「各務原開拓農協」が解散[8][10]

1975年(昭和50年)1月21日、鵜沼朝日区(鵜沼字東旭、鵜沼字西旭)をもって鵜沼朝日町を設置する[11][12]

世帯数と人口

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2024年(令和6年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[13]

丁目 世帯数 人口
鵜沼朝日町一丁目 47世帯 99人
鵜沼朝日町二丁目 749世帯 1,668人
鵜沼朝日町三丁目 275世帯 644人
鵜沼朝日町四丁目 664世帯 1,483人
鵜沼朝日町五丁目 762世帯 1,904人
2,497世帯 5,798人

小・中学校の学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[14][15]

番・番地等 小学校 中学校
全域 各務原市立陵南小学校 各務原市立中央中学校

交通

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主な施設

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脚注

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  1. ^ 町名別人口・世帯数” (PDF). 各務原市 (2024年4月1日). 2024年9月11日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2024年9月11日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2024年9月11日閲覧。
  4. ^ a b 朝日町 2017, p. 8.
  5. ^ 各務原市教育委員会 2024, p. 111.
  6. ^ 朝日町 2017, p. 3.
  7. ^ 各務原市教育委員会 2024, p. 144.
  8. ^ a b c d 各務原市教育委員会 2024, p. 145.
  9. ^ a b 朝日町 2017, p. 23-24.
  10. ^ 朝日町 2017, p. 20.
  11. ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 1980, p. 862.
  12. ^ 朝日町 2017, p. 60.
  13. ^ 町丁目別人口・世帯数” (PDF). 各務原市 (2024年4月1日). 2024年9月11日閲覧。
  14. ^ 小学校就学区域”. 各務原市. 2024年9月11日閲覧。
  15. ^ 中学校就学区域”. 各務原市. 2024年9月11日閲覧。

参考文献

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  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 21 岐阜県』角川書店、1980年。ISBN 4-04-001210-0 
  • わが町朝日町編さん委員会 編『わが町朝日町:絆(朝日町70年の歴史)』朝日町自治会連合会、2017年。 
  • 各務原市教育委員会 編『新発見!各務原市の歴史』各務原市教育委員会、2024年。