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高台の家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高台の家
作者 松本清張
日本の旗 日本
言語 日本語
ジャンル 短編小説
シリーズ黒の図説」第12話
発表形態 雑誌連載
初出情報
初出週刊朝日1972年11月10日 - 12月29日
出版元 朝日新聞社
挿絵 田代光
刊本情報
刊行 『高台の家』
出版元 文藝春秋
出版年月日 1976年5月25日
装幀 竹内宏一
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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高台の家』(たかだいのいえ)は、松本清張短編小説。「黒の図説」第12話として『週刊朝日』に連載され(1972年11月10日号 - 12月29日号)、1976年5月に短編集『高台の家』収録の表題作として、文藝春秋から刊行された。

1985年にテレビドラマ化されている。

あらすじ

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東京港区・南麻布高台に、フランス風の大きな屋敷があった。当主の深良英之輔は、先代の財産を受け継ぎ、遊んでいても気楽に暮らせる身の上である。大学講師の山根辰雄は、深良家が所蔵する、西域関係のロシア語文献閲覧のため、英之輔の屋敷を訪問する。英之輔の他、妻の宗子、若くして亡くなった息子の嫁・幸子が山根を迎えた。

不思議なことに、この屋敷のサロンには、20代の青年たちが立ち代わり出入りし、クラシック音楽の流れる中、幸子を交え、機知に富んだ文学談義が交わされていた。大きな黒瞳を持つ幸子はコケットリーめいた魅力を放っていた。それにしても、未亡人の幸子はまだ若いというのに、この青年たちはなぜサロンに招かれているのか。英之輔夫妻は、夫を喪った嫁が青年たちと屋敷内で談笑するのを容認しているのか?訪問が重なるに連れ、山根の疑問は膨らむ。

やがて、あのサロンにいた青年の一人が首吊り自殺を遂げた。続けて深良家を襲う惨劇。深良家に秘められた謎の真実とは何か、そして真犯人はいったい誰なのか?

テレビドラマ

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松本清張の高台の家
ジャンル テレビドラマ
原作 松本清張『高台の家』
脚本 橋本綾
監督 永野靖忠
演出 野村孝
出演者 岡田茉莉子
片平なぎさほか
製作
制作 テレビ朝日
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1985年4月13日
放送時間21:02 - 22:51
放送枠土曜ワイド劇場
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松本清張の高台の家」。1985年4月13日テレビ朝日系列の「土曜ワイド劇場」枠(21:02-22:51)にて放映。視聴率21.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)[1]

キャスト
スタッフ
テレビ朝日系列 土曜ワイド劇場
前番組 番組名 次番組
獅子座の女
(1985.4.6)
松本清張の高台の家
(1985.4.13)

出典

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  1. ^ 林悦子『松本清張映像の世界 霧にかけた夢』(2001年、ワイズ出版)参照。