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青柳京古

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

青柳 京古
Kyoko Aoyagi
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1991-12-16) 1991年12月16日(33歳)
出身地 日本の旗 長野県上水内郡信濃町
ラテン文字 Kyoko Aoyagi
身長 182cm
選手情報
所属 東レアローズ滋賀
背番号 11
愛称 アイ
ポジション MB
指高 235cm
利き手
スパイク 303cm
ブロック 295cm
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青柳 京古(あおやぎ きょうこ、1991年12月16日 - )は、日本の女子バレーボール選手である。

来歴

長野県上水内郡信濃町出身。家族の影響で、中学1年よりバレーボールを始める[1]長野日本大学高等学校を経て、愛知学院大学に進学し、東海大学バレーボールリーグなどで活躍した。もともとアウトサイドヒッターとしてプレーしていたが、大学4年時に本格的にミドルブロッカーに転向した[2]

2013年12月、V・チャレンジリーグの上尾メディックス(現・埼玉上尾メディックス)に入団内定[3]

2013/14 V・チャレンジマッチのJTマーヴェラス(現・大阪マーヴェラス)戦にミドルブロッカーとして途中出場。初戦は4得点(アタック2点、ブロック2点)をあげた[4]。第2戦では先発出場し11得点(アタック5点、ブロック4点、サービスエース2点)をあげ[5]、チーム悲願のV・プレミアリーグ昇格に貢献した。

2014年11月22日の日立リヴァーレ(現・Astemoリヴァーレ茨城)戦に途中出場し、3得点(アタック2点、ブロック1点)をあげ、プレミアデビューを果たした。

上尾メディックスがチャレンジリーグIに降格した2016/17シーズンには、チーム準優勝・プレミア復帰に貢献し、自らもサーブ賞を獲得した[6]

2023年、31歳にして初めて日本代表登録メンバーに選出された[7][8]が、ネーションズリーグの登録メンバーには選出されなかった。日本代表の眞鍋政義監督はサーブの良いメンバーで固める方針を打ち出していて、青柳の高く速いプレーを評価する一方、サーブは更なる向上を促された[9]

同年11月4日、V1女子KUROBEアクアフェアリーズ戦に出場し、Vリーグ通算230試合出場となり、Vリーグ栄誉賞の表彰基準に到達した。大卒の女子選手では、板橋恵山岸あかねに続き3人目である。同賞はシーズン終了後に表彰となる[10][11]。2023-24シーズンはV1女子でチームの3位に貢献し、Vリーグ栄誉賞と共にベスト6も受賞した[12][13]

2024年、第72回黒鷲旗を最後に埼玉上尾を退団することを発表[14]、7月1日に東レアローズ滋賀への入団が発表された[15][16]

人物・エピソード

  • 高校時代、同級生でアーティスティックスイミング選手として活躍する箱山愛香から影響を受ける。箱山の自宅には当時既に多くのメダルやトロフィーがあり、それを見て自身もオリンピック出場への意欲を持つようになったという[17]
  • 2021年8月、バレーボール指導者の林謙人と結婚[9]。2024年に両者とも東レに入団し夫婦で同じチームとなった[18][19]
  • 2022年、岩手県陸前高田市での埼玉上尾の合宿で、各選手に「マイヒストリー」と題してバレーボール選手としての自己紹介が課された際、現役を続けている理由としてオリンピックに出場しメダルを獲得するという目標を挙げた。30歳にしてその目標を挙げる姿勢に、埼玉上尾の監督に就任して2か月ほどの大久保茂和は感心を示し、「内面のエネルギーがほかの人とは違うと感じた」と話した。同い年の内瀬戸真実は「いつも前向きで、私もそれに引っ張られた」と話した[9]

球歴

所属チーム

受賞歴

個人成績

V.LEAGUEの個人成績は下記の通り(ファイナルステージ、VCup、チャレンジマッチ含む)[22]

大会 チーム 出場 アタック バックアタック アタック
決定本数
ブロック サーブ サーブレシーブ 総得点























































CL 2013-14 埼玉上尾 18 30 26 8 1 30.8 0 0 0 - 0.27 5 0.17 4 0 0 0 2 12.5 2 2 0 100.0 8 5 0 13
CM 2013-14 2 9 18 7 0 38.9 0 0 0 - 0.78 6 0.67 19 0 2 2 5 15.0 0 0 0 - 7 6 2 15
V1 2014-15 27 39 150 49 7 32.7 2 0 0 0.0 1.26 6 0.15 72 0 0 6 31 10.8 6 5 0 83.3 49 6 0 55
V1 2015-16 19 19 62 16 7 25.8 8 1 0 12.5 0.84 3 0.16 15 1 0 0 5 15.0 1 0 0 0.0 16 3 1 20
CM 2015-16 1 2 10 4 0 40.0 1 0 0 0.0 2.00 0 - 3 0 0 0 1 8.3 0 0 0 - 4 0 0 4
CL 2016-17 21 61 286 114 23 39.9 29 11 4 37.9 1.87 9 0.15 196 8 17 21 79 21.1 6 4 0 66.7 114 9 25 148
CM 2016-17 2 4 5 2 0 40.0 0 0 0 - 0 - 3 0 0 1 1 8.3 0 0 0 - 2 0 0 2
V1 2017-18 21 59 200 80 6 40.0 2 1 0 50.0 1.36 15 0.25 167 3 4 19 47 8.4 4 3 0 75.0 80 15 7 102
V1 2018-19 26 75 224 81 6 36.2 3 0 1 0.0 1.08 28 0.37 240 4 11 26 59 9.7 13 6 2 53.8 81 28 15 124
V1 2019-20 26 89 308 129 8 41.9 2 0 0 0.0 1.45 38 0.43 316 4 7 26 88 8.4 22 10 7 61.4 129 38 11 178
V1 2020-21 28 100 478 195 15 40.8 1 0 0 0.0 1.95 32 0.32 366 6 8 16 86 8.6 24 11 2 50.0 195 32 14 241
V1 2021-22 33 123 462 199 18 43.1 0 0 0 - 1.62 31 0.25 344 4 6 25 66 5.9 23 9 8 56.5 199 31 10 240
V1 2022-23 35 118 483 208 18 43.1 0 0 0 - 1.76 41 0.35 394 6 9 21 86 7.9 23 8 9 54.3 208 41 15 264
V1 2023-24 30 95 341 172 11 50.4 0 0 0 - 1.81 35 0.37 186 1 5 17 48 7.4 13 7 1 57.7 172 35 6 213
通算:14大会 289 823 3053 1264 120 41.4 48 13 5 27.1 1.54 249 0.30 2325 37 69 180 604 9.1 137 65 29 58.0 1264 249 106 1619

脚注

  1. ^ 月刊バレーボール2014年12月号臨時増刊 Vリーグ観戦ガイドブック 59ページ
  2. ^ 北野正樹「【女子バレー】31歳で日本代表に“異例”の初選出! ひた向きな努力で“憧れの舞台”を手繰り寄せた青柳京古「夢じゃないんですか」」『THE DIGEST』、日本スポーツ企画出版社、2023年5月13日、1頁、2023年5月13日閲覧 
  3. ^ 上尾メディックス. “内定選手のお知らせ”. 2013年12月6日閲覧。
  4. ^ Vリーグ機構. “試合結果速報”. 2014年4月5日閲覧。
  5. ^ Vリーグ機構. “試合結果速報”. 2014年4月5日閲覧。
  6. ^ 2016/17 V・チャレンジリーグⅠ 最終結果・個人賞受賞選手決定のお知らせ”. Vリーグ機構. 2017年3月4日閲覧。
  7. ^ 2023年度 日本代表選出について”. 埼玉上尾メディックス (2023年3月27日). 2023年3月27日閲覧。
  8. ^ 2023年度女子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 日本バレーボール協会. 2023年3月27日閲覧。
  9. ^ a b c 北野正樹「【女子バレー】31歳で日本代表に“異例”の初選出! ひた向きな努力で“憧れの舞台”を手繰り寄せた青柳京古「夢じゃないんですか」」『THE DIGEST』、日本スポーツ企画出版社、2023年5月13日、3頁、2023年5月13日閲覧 
  10. ^ 埼玉上尾メディックス・青柳京古 選手 Vリーグ栄誉賞達成のお知らせ”. V.LEAGUE (2023年11月4日). 2023年11月4日閲覧。
  11. ^ 青柳京古選手 Vリーグ出場通算230試合出場達成のお知らせ”. 埼玉上尾メディックス (2023年11月4日). 2023年11月4日閲覧。
  12. ^ 【V1女子ファイナル】NECが無敗のJTを下し初の連覇達成!最終順位・個人賞決定”. V.LEAGUE (2024年3月3日). 2024年3月3日閲覧。
  13. ^ 【バレー】NEC古賀紗理那が最高殊勲選手賞 JTサンティアゴが敢闘賞 Vリーグ表彰一覧」『日刊スポーツ』2024年3月3日。2024年3月3日閲覧。
  14. ^ 埼玉上尾メディックス退団選手・スタッフについて|埼玉上尾メディックス”. amg.or.jp. 2024年6月14日閲覧。
  15. ^ 新入団選手および2024-25シーズンスローガンのご報告”. 東レアローズ滋賀. 2024年7月1日閲覧。
  16. ^ #11 青柳 京古”. 東レアローズ滋賀. 2024年8月22日閲覧。
  17. ^ 北野正樹「【女子バレー】31歳で日本代表に“異例”の初選出! ひた向きな努力で“憧れの舞台”を手繰り寄せた青柳京古「夢じゃないんですか」」『THE DIGEST』、日本スポーツ企画出版社、2023年5月13日、2頁、2023年5月13日閲覧 
  18. ^ 青柳京古”. 2024年7月2日閲覧。
  19. ^ 林謙人”. 2024年7月2日閲覧。
  20. ^ 信濃町立信濃小中学校. “「誇りを胸に」壮行会・部活動。教育実習生奮闘”. 2014年12月2日閲覧。
  21. ^ 歴史に残る激闘のファイナル制しNECが優勝”. V.LEAGUE (2023年4月22日). 2023年4月30日閲覧。
  22. ^ 青柳 京古|選手別成績|Vリーグ オフィシャルサイト”. Vリーグ機構. 2024年8月22日閲覧。

外部リンク