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大野果奈

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

大野 果奈
Kana Ono
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1992-06-30) 1992年6月30日(32歳)
出身地 日本の旗 青森県三沢市
ラテン文字 Kana Ono
身長 181cm
体重 70kg
血液型 A型
選手情報
愛称 サワ
ポジション MB
指高 232cm
利き手
スパイク 290cm
ブロック 282cm
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大野 果奈(おおの かな、1992年6月30日 - )は、日本の元女子バレーボール選手。

来歴

青森県三沢市出身。友達に誘われて小学2年からバレーボールを始める[1]

2008年、全国屈指の強豪高校である宮城県古川学園高校(旧古川商業高等学校)に進学した。翌年の2009年1月、2010年1月(2年生)、岡崎典生監督のもと、双子の妹である大野果歩(大野ツインズ)、キャプテンの佐々木美麗、中学バレーボール全国制覇のアタッカー・山田美花らと共に、「みちのくスター軍団」として春高バレーの決勝に進出したが、岡崎監督の日本体育大学時代の同級生である相原昇監督が率いる東九州龍谷高等学校に敗れ、準優勝となった。以後、東九州龍谷は春高バレーで史上初の5連覇を達成する。

同年の2010年10月(3年生)、1月の春高バレーのときと同じメンバーでインターハイで優勝し、更に同年の10月、国体優勝、春高バレーでも優勝した。春高バレーの決勝で東九州龍谷に敗れたため惜しくも高校三冠王を逃した[2]

2011年1月、V・プレミアリーグNECレッドロケッツの内定選手となった[3]。2012-13シーズンにスタメン出場が多くなり、レギュラーラウンド1位、第62回黒鷲旗バレーボール大会準優勝とチームの躍進に貢献した。

2013年4月、全日本女子メンバーに初選出された[4]

2014年、モントルーバレーマスターズにて全日本代表デビューを果たした。同年のワールドグランプリにも代表メンバーに選出され、決勝ラウンド第2戦の対トルコ戦ではスターティングメンバーに起用され、11得点を挙げるなど活躍[5]、日本のワールドグランプリ準優勝の立役者のひとりとなった。

2015年2月26日、日本バレーボール協会は大野のドーピング違反を発表し、2か月の出場停止処分とした。原因は医師に処方された喘息治療薬のホクナリンによる[6]

2017年、再び全日本メンバーに選出されたが、肘の状態が思わしくないため、手術を決断[7]

2019年、2018-19シーズン終了をもって現役を引退した[8][9]

エピソード

小中高と共にバレーボールキャリアを歩んだ大野果歩(元東レアローズ)とは双子の姉妹である[2]

球歴

所属チーム

個人成績

Vプレミアリーグレギュラーラウンドにおける個人成績は下記の通り[10]

シーズン 所属 出場 アタック ブロック サーブ レセプション 総得点 備考
試合 セット 打数 得点 決定率 効果率 決定 /set 打数 エース 得点率 効果率 受数 成功率
2011/12 NEC 13 3 13 2 15.4% % 0 0.00 6 1 16.7% 20.8% 0 0.0% 3
2012/13 28 89 327 130 39.8% % 23 0.26 280 5 1.79% 7.7% 17 76.5% 158
2013/14 28 101 459 158 34.4% % 42 0.42 345 15 4.35% 12.9% 16 68.8% 215
2014/15 7 27 121 44 36.4% % 7 0.26 78 2 2.56% 9.9% 2 100.0% 53
2015/16 21 78 349 124 35.5% % 25 0.32 218 10 4.59% 15.1% 24 50.0% 159
2016/17 21 75 367 149 40.6% % 27 0.36 243 18 % 12.7% 28 75.0% 194
2017/18 21 76 290 127 43.8% % 31 0.41 289 16 % 12.0% 15 40.0% 174
2018/19 % % % % %

脚注

  1. ^ 「月刊バレーボール」2017年12月号臨時増刊 64ページ
  2. ^ a b msnサンケイニュース. “「春高」を沸かせた大野ツインズ、今後は敵同士に…”. 2013年6月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月17日閲覧。
  3. ^ NECレッドロケッツ 2011年度内定選手のお知らせ”. NECレッドロケッツ (2011年1月11日). 2013年4月17日閲覧。
  4. ^ 日本バレーボール協会. “2013年全日本女子”. 2013年4月17日閲覧。
  5. ^ “大野果奈スパイク強烈 木村沙織も感謝”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/sports/news/p-sp-tp6-20140822-1354613.html 2014年8月22日閲覧。 
  6. ^ 日本バレーボール協会. “本会登録チーム所属選手の日本ドーピング防止規程違反について”. 2015年2月26日閲覧。
  7. ^ 大野果奈選手、手術についてのお知らせ”. NECレッドロケッツ (2017年5月15日). 2017年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
  8. ^ NEC女子バレーボール部 勇退選手のお知らせ”. NECレッドロケッツ (2019年4月25日). 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
  9. ^ 2018/19シーズン勇退選手・スタッフのメッセージ・現役選手からの贈る言葉”. NECレッドロケッツ (2019年5月24日). 2019年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月30日閲覧。
  10. ^ Vリーグ機構. “選手別成績”. 2018年8月20日閲覧。

参考文献

  • 2012/13Vプレミアリーグ/Vチャレンジリーグ公式プログラム(女子編)49ページ
  • 月刊バレーボール 2012年12月号臨時増刊 バレーボールVリーグ観戦ガイドブック 61ページ

外部リンク