グレート・ビューティー/追憶のローマ
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(追憶のローマから転送)
グレート・ビューティー/ 追憶のローマ | |
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La grande bellezza | |
監督 | パオロ・ソレンティーノ |
脚本 |
パオロ・ソレンティーノ ウンベルト・コンタレッロ |
原案 | パオロ・ソレンティーノ |
製作 |
フランチェスカ・シーマ ニコラ・ジュリアーノ |
製作総指揮 | ヴィオラ・プレスティエーリ |
音楽 | レーレ・マルキテッリ |
撮影 | ルカ・ビガッツィ |
編集 | クリスティアーノ・トラヴァリョーリ |
製作会社 |
インディゴ・フィルム メデューサ・フィルム ベイブ・フィルムズ パテ |
配給 |
メデューサ・フィルム パテ レスペ/トランスフォーマー |
公開 |
2013年5月21日(CIFF) 2013年5月21日 2013年5月22日 2014年8月23日 |
上映時間 | 142分 |
製作国 |
イタリア フランス |
言語 | イタリア語 |
製作費 | 9,200,000 € |
興行収入 | $16,947,909[1] |
『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(グレート・ビューティー ついおくのローマ、La grande bellezza)は、パオロ・ソレンティーノ監督による2013年のイタリア・フランスの映画である。
第66回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で初上映され、パルム・ドールを争った[2]。また第38回トロント国際映画祭でも上映された[3]。さらに第86回アカデミー賞では外国語映画賞にはイタリア代表として出品され[4]、受賞を果たした[5][6]。
キャスト
[編集]- ジェップ・ガンバルデッラ: トニ・セルヴィッロ
- ロマーノ: カルロ・ヴェルドーネ
- ラモーナ: サブリナ・フェリッリ
- レロ・カヴァ: カルロ・ブチロッソ
- ダディーナ: ジョヴァンナ・ヴィニョーラ
- トゥルモウ: イアイア・フォルテ
- ヴィオラ: パメラ・ヴィロレッジ
- ステファニア: ガラテア・ランツィ
- コロンナ伯爵: フランコ・グラツィオージ
- コロンナ伯爵夫人: ソーニャ・ゲスナー
- ステファノ: ジョルジョ・パソッティ
- シスター・マリア: ジュジ・メルリ
- アンドレア: ルカ・マリネッリ
- アルフィオ・ブラッコ: マッシモ・ポポリツィオ
- ロレーナ: セレナ・グランディ
- ロン・スウィート: イヴァン・フラネク
- ベルッチ枢機卿: ロベルト・ヘルリッカ
- オリエッタ: イザベラ・フェラーリ
- ファニー・アルダン: 本人
- アントネッロ・ヴェンディッティ: 本人
評価
[編集]Rotten Tomatoesでは82件の批評家レビューで支持率は93%となった[7]。またMetacriticでは27件のレビューで加重平均値は86/100となった[8]。
『デイリー・テレグラフ』のロビー・コリンは5つ星満点を与え、「a shimmering coup de cinema」と賞賛した。彼はロベルト・ロッセリーニの『無防備都市』のフェデリコ・フェリーニの『甘い生活』を引き合いに出した[9]。また他の批評家たちは『Roma』、『8 1/2』[10][11]、『スプレンドール』[11]、『夜』のオマージュを指摘した[12]。
ベスト10入り
[編集]『グレート・ビューティー/追憶のローマ』は多くの批評家・媒体の2013年のベストテンに入った。
- 1位: 『タイム・アウト・ロンドン』の2013年ベスト10[13]
- 1位: ロビー・コリン(『テレグラフ・メディア・グループ[14]
- 2位: 『ガーディアン』[15]
- 2位: リチャード・コーリス(『タイム』)[16]
- 3位: クリス・ヴォグナー(『ダラス・モーニングニュース』)[17]
- 4位: 『サイト&サウンド』[18]
- 4位: BBC[19]
- 6位: ジェイク・コイル(AP通信)[20]
- 7位: スティーヴン・ホールデン(『ニューヨーク・タイムズ』)[21]
- 8位: サイモン・エイブラムス & Alan Scherstuhl (『ヴィレッジ・ヴォイス』[22][23]
- 9位: ロバート・ギフォード(『ザ・ダイアモンドバック』)[24]
- 9位: 『エンパイア』の2013年のベスト映画[25]
- 2013年のベスト映画: ピーター・ブラッドショウ(『ガーディアン』)[26]
- 2013年のベスト映画: ジャスティン・チャン(『バラエティ』)[27][28]
受賞とノミネート
[編集]受賞とノミネート一覧 | |||
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映画祭・賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
アカデミー賞[5] | 外国語映画賞 | 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』 | 受賞 |
ゴールデングローブ賞[29] | 外国語映画賞 | 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』 | 受賞 |
英国アカデミー賞[30] | 非英語作品賞 | パオロ・ソレンティーノ、フランチェスカ・シーマ、ニコラ・ジュリアーノ | 受賞 |
カンヌ国際映画祭[2] | パルム・ドール | パオロ・ソレンティーノ | ノミネート |
インディペンデント・スピリット賞[31] | 外国映画賞 | 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』 | ノミネート |
クリティクス・チョイス・アワード[32] | 外国語映画賞 | 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』 | ノミネート |
サテライト賞[33] | 外国語映画賞 | 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』 | ノミネート |
インディペンデント映画賞[34] | 外国インディペンデント映画賞 | 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』 | ノミネート |
参考文献
[編集]- ^ http://www.boxoffice.com/statistics/movies/the-great-beauty-2013
- ^ a b “Festival de Cannes. Official Selection 2013: In Competition”. Cannes. 2 November 2013閲覧。
- ^ “Toronto film festival 2013: the full line-up”. The Guardian. 24 July 2013閲覧。
- ^ “Italy Picks Sorrentino's “Beauty” As Its Oscar Contender”. Variety. 2013年9月25日閲覧。
- ^ a b “Nominees for the 86th Academy Awards”. 映画芸術科学アカデミー. 2014年3月3日閲覧。
- ^ “Oscars: Main nominations 2014”. BBC News. 2014年1月16日閲覧。
- ^ “The Great Beauty (2013)”. Rotten Tomatoes. Warner Bros.. 1 November 2013閲覧。
- ^ “The Great Beauty”. Metacritic. CBS Interactive. 1 November 2013閲覧。
- ^ Collins, Robbie (22 May 2013). “The Great Beauty, review”. The Daily Telegraph (London: Telegraph Media Group) 1 November 2013閲覧。
- ^ Boni, Federico (21 May 2013). “The Great Beauty: Sorrentino's Masterpiece”. swide.com. 2 November 2013閲覧。
- ^ a b Tookey, Chris (5 September 2013). “The Great Beauty of this film is the images of Rome and Italy, not the story”. Mail Online. London: Daily Mail and General Trust. 2 November 2013閲覧。
- ^ Weissberg, Jay (20 May 2013). “Cannes Film Review: The Great Beauty”. Variety (Penske Media Corporation) 2 November 2013閲覧。
- ^ http://www.timeout.com/london/film/the-10-best-films-of-2013
- ^ http://www.telegraph.co.uk/culture/film/10524901/Film-the-best-and-worst-of-2013.html
- ^ http://www.theguardian.com/film/filmblog/2013/dec/19/10-best-films-2013-the-great-beauty/
- ^ http://www.dagospia.com/rubrica-2/media_e_tv/su-time-un-critico-serio-e-meticoloso-come-richard-corliss-fa-lelenco-dei-10-67964.htm/
- ^ “Gravity is Chris Vognar’s No. 1 movie of the year. What else made the Top 10?”. Dallas Morning News. 20 December 2013閲覧。
- ^ http://variety.com/2013/film/news/sight-sound-names-act-of-killing-top-film-of-2013-1200900132/
- ^ http://www.bbc.com/culture/story/20131223-the-10-best-films-of-2013/
- ^ “AP's Top 10 2013 Movies Include 'This Is The End,' 'Mud'”. The Huffington Post. 20 December 2013閲覧。
- ^ http://www.nytimes.com/2013/12/15/movies/stephen-holdens-top-films-of-2013.html?_r=1&
- ^ http://www.villagevoice.com/filmpoll/view/critics/Simon+Abrams/2013/
- ^ http://www.villagevoice.com/filmpoll/view/critics/Alan+Scherstuhl/2013/
- ^ “The Best Movies of 2013”. The Diamondback. 20 December 2013閲覧。
- ^ http://www.empireonline.com/features/films-of-the-year-2013/p6
- ^ http://www.theguardian.com/film/filmblog/2013/dec/06/peter-bradshaws-favourite-films-2013-braddies
- ^ http://variety.com/2013/film/columns/scott-foundas-top-10-films-of-2013-1200922190/
- ^ http://variety.com/2013/film/columns/justin-changs-top-10-films-of-2013-1200946674/
- ^ “the 2014 Golden Globe awards”. 2014年1月28日閲覧。
- ^ “2013 Nominations”. BAFTA. 2014年1月28日閲覧。
- ^ “'12 Years a Slave' Leads 2014 Spirit Award Nominations”. 2014年1月28日閲覧。
- ^ “Critics' Choice Awards 2014: wins for Gravity and 12 Years a Slave”. Daily Telegraph. 2014年1月17日閲覧。
- ^ “2013 Nominations”. 2013年12月3日閲覧。
- ^ “Nominations 2013”. 2014年1月28日閲覧。