豊原駅 (樺太)
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(豊原駅 (樺太庁)から転送)
ユジノサハリンスク駅 豊原駅 | |
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ユジノサハリンスク駅本屋(2014年) | |
ст. Южно-Сахалинск | |
所在地 |
ロシア連邦 極東連邦管区サハリン州 ユジノサハリンスク市 |
駅番号 | 990700 |
所属事業者 |
ロシア鉄道 極東鉄道支社サハリン地域部 |
駅種類 | 貨客駅 грузопассажирская |
駅名変遷 |
1906年-1908年 : ウラジミロフカ 1908年-1946年 : 豊原(とよはら) |
構内側線 | 9線 |
ホーム | 2面 |
開業年月日 | 1906年12月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | コルサコフ-ノグリキ線 |
キロ程 | 41.2 km(ポールトコルサコフ起点) |
所属路線 | ユジノサハリンスク - ホルムスク線 |
キロ程 | 0.0 km(ユジノサハリンスク起点) |
豊原駅(とよはらえき)は、かつて樺太豊原市に存在した鉄道省樺太東線の駅である。現在はロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部のユジノサハリンスク駅(ст. Южно-Сахалинск)である。
現状に関しては、サハリン州およびサハリンの鉄道の項目も参照のこと。
概要
[編集]1906年にコルサコフ(楠渓町)から敷設された軍用軽便鉄道の終着駅ウラジミロフカ駅を前身とする。翌1907年(明治40年)の樺太庁鉄道移管後、一般運輸を開始。1911年(明治44年)7月には豊原─小沼間延伸開業により中間駅となり、1925年(大正14年)には豊真線豊原─鈴谷間開業に伴い分岐駅となった。1943年(昭和18年)4月に鉄道省に編入され、同省樺太鉄道局の所在駅となった。
戦後の1946年2月、豊原に設置されたソ連運輸通信省南サハリン鉄道局に編入され、同年6月に豊原がユジノサハリンスクに改称されたことに伴い、駅名をユジノサハリンスクに改称した。
現在もサハリン島内最大の鉄道拠点駅で、貨客駅である。現駅本屋は1970年代に建設されたもので、2013年に大規模な改修工事が行われた。構内側線は9線で2面のホームを持ち、構内にはユジノサハリンスク機関区が設置されている。貨物は重量30トンまでの発送・受け取りを取り扱っており、旅客はコルサコフ、ノグリキ(支線直通を含む)、ホルムスク方面および旧豊真線のノヴォデレヴェンスカヤ方面の長距離および近郊列車が発着。長距離切符の発売窓口がある。
歴史
[編集]- 1906年(明治39年)12月1日 - 軍需輸送を目的に600mm軌間の軍用軽便鉄道がコルサコフ駅(楠渓町駅) - 当駅間(43.3km)に開業により設置。当時の駅名はウラジミロフカ駅。
- 1907年(明治40年)
- 1908年(明治41年)4月1日 - 豊原駅に改称[1]。
- 1910年(明治43年)11月3日 - 1,067mm軌間への改軌工事完成。
- 1911年(明治44年)7月20日 - 当駅 - 小沼駅間(8.7km)延伸開業。
- 1925年(大正14年)10月1日 - 豊真線当駅 - 鈴谷駅間開業。
- 1943年(昭和18年)4月1日 - 樺太の内地化により鉄道省(国有鉄道)に編入。樺太鉄道局が設置される。
- 1945年(昭和20年)
- 1946年(昭和21年)
- 2013年1月 - 1970年代建設の現駅本屋を改築。大きな外見特徴だった上部全体の正面突起が姿を消す。
旅客列車運行状況
[編集]1944年当時
[編集]現在
[編集]- 長距離列車(客車列車)
- ユジノサハリンスク - ノグリキ:特別旅客列車1・2号(通称「サハリン」号)および普通旅客列車
- 近郊列車
駅周辺
[編集]日本統治時代
[編集]隣の駅
[編集]日本統治時代
[編集]関連項目
[編集]- 豊原駅 (台中市) - 台湾台中市豊原区にある台湾国鉄台中線の同名駅
- 豊原駅(日本) - 栃木県那須郡那須町豊原甲にある東日本旅客鉄道東北本線の同名駅。日本の樺太・台湾統治期間中に同名駅が複数存在したことから同駅は統治期間中は下野豊原駅と改称した。