コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

一ノ沢駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ピェルヴァヤ・パーチ駅
一ノ沢駅
駅名標
ст. Первая Падь
地図
所在地 ロシアの旗 ロシア
極東連邦管区サハリン州
コルサコフ地区ピェルヴァヤ・パーチ
北緯46度40分20秒 東経142度45分3秒 / 北緯46.67222度 東経142.75083度 / 46.67222; 142.75083 (ピェルヴァヤ・パーチ駅
一ノ沢駅
)
駅番号 990014
所属事業者 ロシア鉄道
極東鉄道支社サハリン地域部
駅種別 貨物駅 грузовая
駅名変遷 1909年-1911年 : ペルワヤ=パーチ
1911年-1946年 : 一ノ沢(いちのさわ)
所属路線 コルサコフ - ノグリキ線
キロ程 7.4 km(ポールトコルサコフ起点)
電報略号 АСУЖТコード:990014
Express-3コード:2068451
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1909年
備考 駅員無配置駅
テンプレートを表示

一ノ沢駅(いちのさわえき)は、かつて樺太大泊郡千歳村に存在した鉄道省樺太東線である。現在はロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部ピェルヴァヤ・パーチ駅ст. Первая Падь)である。「ピェルヴァヤ・パーチ」とはロシア語で「最初の谷」を意味する。

歴史

[編集]
  • 1909年(明治42年) - 南渓町駅 - 三ノ沢駅間線路付け替えにともない、新線上に開業。当時の駅名はペルワヤ=パーチ。
  • 1910年(明治43年)11月3日 - 1,067mm軌間に改軌
  • 1911年(明治44年)3月29日 - 一ノ沢駅に改称[1]
  • 1943年(昭和18年)4月1日 - 南樺太の内地化により、鉄道省(国有鉄道)に編入。
  • 1945年(昭和20年)8月 - ソ連軍が南樺太へ侵攻、占領し、駅も含め全線がソ連軍に接収される。
  • 1946年(昭和21年)
    • 2月1日 - 日本の国有鉄道の駅としては、書類上廃止。
    • 4月1日 - ソ連国鉄に編入。ロシア語駅名は「ピェルヴァヤ・パーチ」(「最初の谷」の意味)。

現在の駅構造

[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅駅員無配置駅で、駅舎は設けられておらず直接ホームに入る構造である。

運行状況

[編集]

現在

[編集]
  • ピャーチ・ウグロフ - ユジノサハリンスク間の近郊列車(Д2系気動車列車、コルサコフ方面1本・ユジノサハリンスク方面2本)が平日のみ停車する。

隣の駅

[編集]

1944年当時

[編集]
鉄道省樺太鉄道局
樺太東線
楠渓町駅 - 一ノ沢駅 - (二ノ沢駅) - 三ノ沢駅

現在

[編集]
ロシア鉄道極東鉄道支社サハリン地域部
コルサコフ-ノグリキ線
エレクトリーチカ(各駅停車)
スターリーヴァクサール駅 - ピェルヴァヤ・パーチ駅 - フタラーヤ・パーチ駅

※朝に運行される6017列車はエレクトリーチカであるが、当駅を通過する。

脚注

[編集]
  1. ^ 日本鉄道旅行地図帳 滿洲・樺太(今尾恵介原武史 監修 新潮社 2009年)p.65
  2. ^ 南樺太:概要・地名解・史実(西村いわお・著、高速印刷センター内出版部 1994年)p.60より。

外部リンク

[編集]