福江火山群
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福江火山群(ふくえかざんぐん)は、長崎県五島列島の福江島にある火山である。活火山に指定されている。
解説
[編集]同火山群は長崎県五島列島の福江島内の火山と付属の火山島から構成されており、多数の小型の火山を形成している。有史以降の記録に残る火山活動はない[1]。
約2,300-2,400年前に同火山群のどこかで噴火が起こったことが判明し、2003年1月に活火山とされた。
地史
[編集]- 約94 - 68万年前 - 北西部の岐宿火山でアルカリ玄武岩の活動が開始[1]。
- 約30万年前 - 他の火山でもアルカリ玄武岩の活動が開始[1]。
- 約9万年前 - 新期の活動が開始[1]。
- 約2,300-2,400年前 - 火山群のどこかで最新の噴火[1]。
主な構成火山
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鬼岳(左)・火ノ岳(右)・箕岳(右端)を南南東から望む
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左に鬼岳・火ノ岳
右に箕岳・臼岳 -
黒島
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赤島
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黄島
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北東から見る富江火山
中心に只狩山火砕丘 -
嵯峨ノ島
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 長岡信治、古山勝彦「五島列島福江島, 鬼岳火山群の噴火史」『地学雑誌』第113巻第3号、2004年、349-382頁、doi:10.5026/jgeography.113.3_349。
関連項目
[編集]- 小値賀火山島群 - 五島列島の北端部の火山群
外部リンク
[編集]- 福江火山群 気象庁
- 日本活火山総覧(第4版)Web掲載版: 福江火山群 (PDF) 気象庁
- 日本の火山: 福江火山群 産業技術総合研究所 地質調査総合センター