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'''道ノ尾駅'''(みちのおえき)は、[[長崎県]][[長崎市]]葉山一丁目と[[西彼杵郡]][[長与町]]高田郷にまたがる、[[九州旅客鉄道]](JR九州)[[長崎本線]](長与支線)の[[鉄道駅|駅]]である。
'''道ノ尾駅'''(みちのおえき)は、[[長崎県]][[長崎市]]葉山一丁目と[[西彼杵郡]][[長与町]]高田郷にる、[[九州旅客鉄道]](JR九州)[[長崎本線]](長与支線)の[[鉄道駅|駅]]である。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
* [[1897年]]([[明治]]30年)[[7月22日]]:開{{Sfn|九州720駅1983|p=133}}。
* [[1897年]]([[明治]]30年)[[7月22日]]:開{{Sfn|九州720駅1983|p=133}}。
* [[1925年]]([[大正]]14年) - [[1926年]](大正15年)頃:現駅舎完成{{Sfn|長崎近代遺産|p=126}}{{Sfn|宮川2015|p=36}}。
* [[1925年]]([[大正]]14年) - [[1926年]](大正15年)頃:現[[駅舎]]完成{{Sfn|長崎近代遺産|p=126}}{{Sfn|宮川2015|p=36}}。
* [[1972年]]([[昭和]]47年)頃:新線(市布経由)開通に伴い[[列車交換|交換設備]]を撤去{{Sfn|宮川2015|p=36}}。
* [[1972年]]([[昭和]]47年)頃:新線(市布経由)開通に伴い[[列車交換|交換設備]]を撤去{{Sfn|宮川2015|p=36}}。
* [[1974年]](昭和49年)[[6月11日]]:貨物取扱廃止<ref name="停車場">{{Cite book|和書|author=石野哲(編)|title=停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ|publisher=[[JTB]]|date=1998-10-01|edition=初版|isbn=978-4-533-02980-6|page=717}}</ref>。
* [[1974年]](昭和49年)[[6月11日]]:[[貨物]]取扱廃止<ref name="停車場">{{Cite book|和書|author=石野哲(編)|title=停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ|publisher=[[JTB]]|date=1998-10-01|edition=初版|isbn=978-4-533-02980-6|page=717}}</ref>。
* [[1985年]](昭和60年)[[3月14日]]:[[チッキ|荷物]]扱い廃止{{R|停車場}}。
* [[1985年]](昭和60年)[[3月14日]]:[[チッキ|荷物]]扱い廃止{{R|停車場}}。
* [[1987年]](昭和62年)[[4月1日]]:[[国鉄分割民営化]]により[[九州旅客鉄道]]が継承{{R|停車場}}。
* [[1987年]](昭和62年)[[4月1日]]:[[国鉄分割民営化]]により[[九州旅客鉄道]]が継承{{R|停車場}}。
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== 駅構造 ==
== 駅構造 ==
[[ファイル:Michinoo-kyuhome.JPG|thumb|奥に見えるホームが交換駅であった名残である]]
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駅舎と[[単式ホーム]]1面1線を有する[[地上駅]]である{{Sfn|九州720駅1983|p=133}}。開から1972年(昭和47年)の新線([[市布駅|市布経由]])開通までは、当駅の属する長与経由が[[長崎駅]]に至る唯一のルートで優等列車も通過していた関係上、[[列車交換]]設備を備えた[[相対式ホーム]]2面2線であった{{Sfn|宮川2015|p=36}}。新線開通後2番線(東側)の線路は撤去されたものの、ホームはそのまま存置されており{{Sfn|宮川2015|p=36}}、駅付近の線路の線形からもかつての線形がうかがえる。
[[駅舎]]と[[単式ホーム]]1面1線を有する[[地上駅]]である{{Sfn|九州720駅1983|p=133}}。開から1972年(昭和47年)の新線([[市布駅|市布経由]])開通までは、当駅の属する長与経由が[[長崎駅]]に至る唯一のルートで優等列車も通過していた関係上、[[列車交換]]設備を備えた[[相対式ホーム]]2面2線であった{{Sfn|宮川2015|p=36}}。新線開通後2番線(東側)の線路は撤去されたものの、ホームはそのまま存置されており{{Sfn|宮川2015|p=36}}、駅付近の線路の線形からもかつての線形がうかがえる。


駅舎は1925年(大正14年){{Sfn|宮川2015|p=36}}、あるいはその翌年の1926年(大正15年){{Sfn|長崎近代遺産|p=126}}に建てられたとわれる木造平屋造りで、長崎市と長与町に南北方向でまたがっている。駅南側の事務所は長崎市、北側の待合室は長与町の町域に立地する{{Sfn|九州720駅1983|p=133}}。
駅舎は1925年(大正14年){{Sfn|宮川2015|p=36}}、あるいはその翌年の1926年(大正15年){{Sfn|長崎近代遺産|p=126}}に建てられたとわれる木造平屋造りで、長崎市と長与町に南北方向でっている。駅南側の事務所は長崎市、北側の待合室は長与町の町域に立地する{{Sfn|九州720駅1983|p=133}}。


1945年(昭和20年)の[[長崎市への原子爆弾投下|原爆投下]]により被災した{{Sfn|宮川2015|p=37}}[[被爆建造物|被爆遺構]]である。
1945年(昭和20年)の[[長崎市への原子爆弾投下|原爆投下]]により被災した{{Sfn|宮川2015|p=37}}[[被爆建造物|被爆遺構]]である。


<!--[[JR九州サービスサポート]]が駅業務を行う[[日本の鉄道駅#業務委託駅|業務委託駅]]で<ref name="JRK"/>、きっぷうりばが設置されている<ref name="MADO">[https://www.jrkyushu.co.jp/railway/station/1191883_1601.html 駅情報] - JR九州.2021年12月6日閲覧</ref>。-->
<!--[[JR九州サービスサポート]]が駅業務を行う[[日本の鉄道駅#業務委託駅|業務委託駅]]で<ref name="JRK"/>、きっぷうりばが設置されている<ref name="MADO">[https://www.jrkyushu.co.jp/EkiApp?LISTID=502&EKI=91120300 駅情報] - JR九州.2021年12月6日閲覧</ref>。-->
[[SUGOCA]]の利用が可能。
[[SUGOCA]]の利用が可能。


2021年6月3日、待合室部分を改装してパン屋がテナントとして入居したが、翌年7月をもって閉店した。
2021年6月3日、待合室部分を改装してパン屋がテナントとして入居したが、翌年[[7月]]限りで閉店した。


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2024年1月18日 (木) 08:02時点における版

道ノ尾駅
駅舎(2010年12月)
みちのお
Michinoo
高田 (2.5 km)
(1.7 km) 西浦上
地図
所在地 長崎県長崎市葉山一丁目372[1]
北緯32度48分15.83秒 東経129度51分10.24秒 / 北緯32.8043972度 東経129.8528444度 / 32.8043972; 129.8528444座標: 北緯32度48分15.83秒 東経129度51分10.24秒 / 北緯32.8043972度 東経129.8528444度 / 32.8043972; 129.8528444
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 長崎本線(長与支線)
キロ程 18.9[1] km(喜々津起点)
電報略号 ミチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[2]
乗車人員
-統計年度-
984人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1897年明治30年)7月22日[1]
備考 無人駅
* 正式な所在地。一部は西彼杵郡長与町高田郷に跨る。
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道ノ尾駅(みちのおえき)は、長崎県長崎市葉山一丁目と西彼杵郡長与町高田郷に跨る、九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線(長与支線)のである。

歴史

1945年8月9日原爆投下時には、浦上駅から当駅まで臨時の救護列車が運転され当駅付近で救護活動が行われていた[8]

駅構造

奥に見えるホームが交換駅であった名残である

駅舎単式ホーム1面1線を有する地上駅である[1]。開設から1972年(昭和47年)の新線(市布経由)開通までは、当駅の属する長与経由が長崎駅に至る唯一のルートで優等列車も通過していた関係上、列車交換設備を備えた相対式ホーム2面2線であった[4]。新線開通後2番線(東側)の線路は撤去されたものの、ホームはそのまま存置されており[4]、駅付近の線路の線形からもかつての線形がうかがえる。

駅舎は1925年(大正14年)[4]、あるいはその翌年の1926年(大正15年)[3]に建てられたと言われる木造平屋造りで、長崎市と長与町に南北方向で跨っている。駅南側の事務所は長崎市、北側の待合室は長与町の町域に立地する[1]

1945年(昭和20年)の原爆投下により被災した[8]被爆遺構である。

SUGOCAの利用が可能。

2021年6月3日、待合室部分を改装してパン屋がテナントとして入居したが、翌年7月限りで閉店した。

利用状況

  • 2019年度の1日平均乗車人員は1,132人である[9]
乗車人員推移[10][11]
年度 1日平均人数 1日乗降人数
2000 804
2001 773
2002 810
2003 843
2004 810
2005 796
2006 756
2007 749 1,492
2008 731 1,465
2009 738 1,482
2010 725 1,462
2011 735 1,479
2012 800 1,600
2013 888 1,746
2014 920 1,816
2015 966 1,901
2016 987 1,938
2017 1,052
2018 1,095 2,148
2019 1,132

駅周辺

駅は西友道の尾店をはじめとするショッピング施設が集積する国道206号から一歩裏に入ったところにある。周辺は以前は静かな住宅地であったが、1990年頃からマンション建設が相次いでいる。また長与町高田地区、長崎市道ノ尾地区の再開発計画により、区画整理が進んでいる。なお、国道と県道沿いにある長崎バス長崎県営バスのバス停の表記は「道の尾」となっている。

隣の駅

九州旅客鉄道(JR九州)
長崎本線(長与支線)
高田駅 - 道ノ尾駅 - 西浦上駅

脚注

  1. ^ a b c d e f 九州720駅1983, p. 133.
  2. ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 27号 長崎駅・佐世保駅・大村駅ほか75駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年2月17日、23頁。 
  3. ^ a b 長崎近代遺産, p. 126.
  4. ^ a b c d e 宮川2015, p. 36.
  5. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、717頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  6. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2012年12月4日) 
  7. ^ a b 駅体制の見直しについて』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2021年12月23日。オリジナルの2021年12月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20211223064144/https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2021/12/23/211223_ekitaisei_minaoshi.pdf2021年12月24日閲覧 
  8. ^ a b 宮川2015, p. 37.
  9. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年9月5日閲覧。
  10. ^ 令和元年版長崎市統計年鑑 、2020年9月5日閲覧
  11. ^ 長崎県統計年鑑 、2020年9月5日閲覧

参考文献・資料

  • 『国鉄全線各駅停車10 九州720駅』小学館、1983年。ISBN 4093951101 
  • 『長崎県の近代化遺産』長崎県教育委員会、1998年。 
  • 『鉄道ピクトリアル』2015年9月号(通巻907号)、電気車研究会、2015年。
    • 宮川浩一「南風崎駅,道ノ尾駅をめぐって」 pp. 32-39

関連項目

外部リンク