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[[片山津温泉]]、[[山代温泉]]、[[山中温泉]]への玄関口となっている他、2000年代に入り飲食店、[[コンビニエンスストア]]、CDショップなどの出店が相次いだ。 なお、当駅周辺には温泉街は存在せず「加賀温泉」という名の温泉も存在しない。<br />駅の北側に建っている巨大な観音像(加賀大観音)は[[ユートピア加賀の郷#加賀寺|加賀寺]](旧ユートピア加賀の郷)のものである<ref>{{Cite news|url = https://www.chunichi.co.jp/article/429331|title = 【井出明のダークツーリズムで歩く 北陸の近現代】(9) 加賀大観音(通称)|newspaper = 北陸中日新聞Web|archiveurl = https://web.archive.org/web/20220305133938/https://www.chunichi.co.jp/article/429331|date = 2022-03-05|archivedate = 2022-03-05|accessdate = 2022-04-10}}</ref><ref>{{Cite web|url = https://news.yahoo.co.jp/articles/2c0ea1588d2089852d5b12785908402e5f0a9d6f?page=2|title = 老朽化で解体も……全国に存在する巨大観音像 建立の理由と管理の難しさ|website = Yahoo!ニュース オリジナル 特集|date = 2022-03-25|accessdate = 2022-04-10}}</ref>。 |
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* abio city(アビオシティ)加賀(駅前、[[平和堂]]が核テナントとなっているショッピングセンター) |
* abio city(アビオシティ)加賀(駅前、[[平和堂]]が核テナントとなっているショッピングセンター) |
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* 加賀市医療センター |
* 加賀市医療センター |
2022年6月29日 (水) 00:01時点における版
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加賀温泉駅 | |
---|---|
仮設駅舎 西口 | |
かがおんせん Kagaonsen | |
◄大聖寺 (4.1 km) (3.2 km) 動橋► | |
所在地 | 石川県加賀市作見町ヲ58 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■北陸本線 |
キロ程 | 134.3 km(米原起点) |
電報略号 |
オセ クミ(作見駅時代) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,996人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1944年(昭和19年)10月11日[1][2] |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 * 1970年に作見駅から改称[3]。 |
加賀温泉駅(かがおんせんえき)は、石川県加賀市作見町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。
概要
当駅は加賀市の中心駅・代表駅で、加賀市内では最も多くの優等列車が停車する駅となっている。加賀温泉郷の玄関口となっており、各温泉地への路線バスが連絡している[2]。事務管コードは▲541439[4] を使用している。
また、北陸新幹線の停車駅として建設が進められており[5][6][7][8]、北陸本線は新幹線開業後、経営分離によりIRいしかわ鉄道に移管される予定となっている[9][10][11]。
歴史
作見駅(さくみえき)として開業[2]。1961年(昭和36年)、特急「白鳥」の運行開始により[12]、隣接する動橋駅と大聖寺駅が片山津温泉・山代温泉・山中温泉の各地元を巻き込み特急停車をめぐって激しい争奪戦を繰り広げた[2][3][12]。これを沈静化する目的で両者の中間にあるこの駅に特急列車を集約して停車することとなり[3]、駅名を改称して周辺の温泉地の玄関口となった(急行列車についても基本的にはこの駅に集約されたが、一部の列車は大聖寺駅にも引き続き停車した)。当初、新駅は1969年(昭和44年)10月のダイヤ改正時に開業を予定していたが[13]、反対運動により当初の予定より1年遅れでの開業となった。また、駅は旧作見駅より80mほど動橋駅寄りの中間に建設された[13]。
沿革
注意:出典(特に北陸新幹線に関するもの)は、現在のものを過去の記述に上書きして掲載するのではなく、過去のものを残した上で現在の出典に追加してください。また、出典はプレスリリースのみとせず、これ以外のものも別途記載願います。 |
- 1943年(昭和18年)10月1日 - 国有鉄道北陸本線の大聖寺駅 - 動橋駅間に、作見信号場(さくみしんごうじょう)として開設。
- 1944年(昭和19年)10月11日 - 駅に昇格、作見駅(一般駅)が開業[2][3]。
- 1963年(昭和38年)1月1日 - 貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)。
- 1970年(昭和45年)
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 2017年(平成29年)
- 2020年(令和2年)10月19日 - 北陸新幹線の駅舎工事着工[24][25]。
- 2024年(令和6年)春 - 北陸新幹線の金沢駅 - 敦賀駅間延伸開業に伴い[8][11]、新幹線加賀温泉駅が開業。また北陸本線のIRいしかわ鉄道への移管に伴い[8][11]、在来線加賀温泉駅を同社へ移管(予定)。
駅構造
島式ホーム2面4線を持ち[2]、待避設備を有する地上駅である[1]。駅舎から各ホームへは連絡通路で接続している。なお、ホームは2階にある。
駅構内にはみどりの窓口・みどりの券売機(えきねっとで予約したきっぷの受け取りが可能)[26]、加賀市観光交流機構が運営する観光案内所「加賀市観光情報センター KAGA旅・まちネット」[27]などがある。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1・2 | ■北陸本線 | 上り | 福井・大阪・米原方面 | |
3・4 | 下り | 金沢・富山方面 | 富山方面は金沢駅で北陸新幹線に乗換 |
※2017年3月4日から2018年3月16日までは1番のりばが、2020年3月14日から2021年3月までは4番のりばが使用停止。
北陸新幹線は在来線駅南側に相対式ホーム2面2線と中央に通過線2線を有する高架駅として計画されている。新幹線駅デザインは「格子」のイメージを予定している[5][25][28]。駅舎は内部の工事を除き2022年9月の完成を予定している[28][29]。また、新幹線開業時に北側の出入口が新設される予定となっており、加賀市は現在の南側の出入口とともに通称を付ける要望をJR西日本金沢支社に提出した[30]。これを受けて、JR西日本は新設する北口を「日本海口」、既存の出入口となっている南口を「温泉中央口」の愛称を併記することを決定した[31][32][33]。
ギャラリー
-
旧駅舎
-
ホーム
駅弁
現在の販売業者である 高野商店 は元は福井県の今庄駅の駅弁業者であった。北陸トンネルの開通で大聖寺に移転したのち、作見の加賀温泉への改称と特急停車により駅弁の需要が生じたため、当時の国鉄の勧めで当駅に移転した。駅の裏側に社屋がある。主な駅弁は下記の通り[34]。
- 蟹百万石
- 加賀彩々
利用状況
2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は1,996人である[35]。
「石川県統計書」と「加賀市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1994年 | 2,858 |
1995年 | 3,018 |
1996年 | 2,900 |
1997年 | 2,746 |
1998年 | 2,592 |
1999年 | 2,470 |
2000年 | 2,444 |
2001年 | 2,464 |
2002年 | 2,398 |
2003年 | 2,380 |
2004年 | 2,314 |
2005年 | 2,252 |
2006年 | 2,236 |
2007年 | 2,200 |
2008年 | 2,142 |
2009年 | 2,031 |
2010年 | 1,952 |
2011年 | 1,929 |
2012年 | 1,926 |
2013年 | 1,943 |
2014年 | 1,911 |
2015年 | 2,229 |
2016年 | 2,215 |
2017年 | 2,169 |
2018年 | 2,148 |
2019年 | 1,996 |
駅周辺
片山津温泉、山代温泉、山中温泉への玄関口となっている他、2000年代に入り飲食店、コンビニエンスストア、CDショップなどの出店が相次いだ。 なお、当駅周辺には温泉街は存在せず「加賀温泉」という名の温泉も存在しない。
駅の北側に建っている巨大な観音像(加賀大観音)は加賀寺(旧ユートピア加賀の郷)のものである[36][37]。
- abio city(アビオシティ)加賀(駅前、平和堂が核テナントとなっているショッピングセンター)
- 加賀市医療センター
- 加賀市中央公園
バス路線
- 温泉山中線(加賀温泉駅 - 山代温泉 - 山中温泉 - 栢野)
- 温泉片山津線(加賀温泉駅 → 富塚 → 片山津温泉 → 石川病院 → 湖城団地 → 富塚 → 加賀温泉駅)【循環系統】
- 温泉大聖寺線(加賀温泉駅 - 中央公園口 - 大聖寺駅前 - かが交流プラザさくら)
- 吉崎線 (加賀温泉駅 - イオン加賀の里店前 - 大聖寺駅前 - かが交流プラザさくら - 吉崎 - 塩屋)
吉崎線は従来、山中温泉 - 大聖寺駅 - 塩屋の系統だったが、通しで運行するバスは存在せず、大聖寺駅前(一部の便は加賀市民病院(加賀市医療センター開院に伴い2016年4月加賀看護学校前に改称)、大聖寺実業高校前)から山中温泉(または山代温泉東口)へ向かう便と、塩屋へ向かう便があったが、2015年3月のダイヤ改正で系統分割を行い、後者を加賀温泉駅まで延長。
なお、以前当駅から出ていた粟津温泉行は小松駅から数本運行されている。廃止路線における今後の動き(コミュニティバス化など)については未定。過去には大聖寺、加賀市民病院へ向かうバスも乗り入れていた。
高速バス
- ブルーライナー加賀四湯号(昼行) 米原経由、大阪梅田・天王寺行
- ブルーライナー北陸便(夜行) 京都・長岡京経由、大阪梅田・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン行
- 中日本ツアーバス
- 東京駅・東京ディズニーランド行
観光向けバス
- 永平寺おでかけ号
- 日本海観光バス
- 加賀周遊バス「キャン・バス」
隣の駅
※特急「サンダーバード」「しらさぎ」「ダイナスター」「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」(うち、「サンダーバード」は一部通過)の隣の停車駅は各列車記事を参照のこと。
建設中の路線
脚注
- ^ a b 川島 2010, p. 58.
- ^ a b c d e f 朝日 2012, p. 22.
- ^ a b c d e “開業50年 加賀温泉駅沸く 出店やステージ発表 フェスタ開幕”. 北陸中日新聞Web. (2020年11月15日). オリジナルの2020年11月14日時点におけるアーカイブ。 2021年4月18日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b “北陸新幹線6新駅のデザイン決まる ホームやコンコースのイメージ”. 福井新聞ONLINE (2019年4月17日). 2019年4月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月18日閲覧。
- ^ “2023年につながる北陸新幹線の金沢~敦賀間、各駅のデザインとコンセプトを調べてみた”. @DIME (2020年4月15日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “JR西日本、北陸新幹線金沢~敦賀間の新駅は「越前たけふ」駅名決定”. マイナビニュース (2021年5月13日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ a b c 中村智彦 (2021年8月30日). “北陸新幹線敦賀駅延伸が引き起こすこと”. Yahoo!ニュース. 2021年9月23日閲覧。
- ^ “山形にフル規格新幹線を 並行在来線(5) 北陸新幹線(下)”. 山形新聞. (2017年4月4日). オリジナルの2019年9月1日時点におけるアーカイブ。 2021年9月23日閲覧。
- ^ “大聖寺駅「譲って」 無人化計画のJR西に加賀市 「有人」維持へ カフェ、自習室で活気”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ(北國新聞). (2021年7月21日) 2021年9月23日閲覧。
- ^ a b c “並行在来線運賃1.15倍に”. 読売新聞オンライン. (2021年8月31日). オリジナルの2021年9月10日時点におけるアーカイブ。 2021年9月23日閲覧。
- ^ a b 石川県 1984, p. 598.
- ^ a b 石川県 1984, p. 599.
- ^ a b 北日本新聞 1970年10月2日付朝刊14面より
- ^ 石川県 1984, p. 600.
- ^ 交通年鑑 昭和46年度版[要ページ番号]
- ^ "北陸線(大聖寺駅~金沢駅間)IRいしかわ鉄道線、城端線(高岡駅~新高岡駅間)4月15日ICOCAサービスご利用開始~石川と富山がICOCAでつながる~" (PDF) (Press release). 西日本旅客鉄道/IRいしかわ鉄道/あいの風とやま鉄道. 31 January 2017. 2019年5月25日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月1日閲覧。
- ^ "交通ICカード「ICOCA」の利用範囲拡大等について" (PDF) (Press release). あいの風とやま鉄道. 31 January 2017. 2019年5月25日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年2月1日閲覧。
- ^ “JR西日本、ICカード「ICOCA」を金沢地区・新高岡地区へ導入”. トラベルWatch (2016年2月16日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “富山に続き石川も「ICOCA」エリアに 4月15日、3社相互利用開始”. 乗りものニュース (2017年2月1日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “金沢でイコカ利用可能に 石川、富山の19駅”. 産経フォト (2017年4月15日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “加賀温泉駅 仮駅舎使用開始について”. 西日本旅客鉄道 (2017年4月26日). 2017年4月27日閲覧。
- ^ “北陸本線の加賀温泉駅が仮駅舎に…新幹線工事の一環 5月23日から”. Response. (株式会社イード). (2017年4月26日) 2017年4月29日閲覧。
- ^ "北陸新幹線、加賀温泉駅新築工事の駅舎工事開始について" (PDF) (Press release). 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構. 16 October 2020. 2020年11月12日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2020年11月12日閲覧。
- ^ a b “北陸新幹線、加賀温泉駅が着工 2022年9月完成を予定”. 北國新聞 (2020年10月19日). 2020年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月18日閲覧。
- ^ えきねっと JR北海道およびJR西日本 北陸エリアでのお受取りについて
- ^ 加賀市観光情報センター KAGA旅・まちネット - 加賀市観光交流機構
- ^ a b “駅舎外観お目見え 北陸新幹線加賀温泉駅、紅殻格子あしらい”. 北國新聞. (2021年10月7日). オリジナルの2021年10月7日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ “工事中の新駅にわくわく…北陸新幹線・加賀温泉駅で見学会”. 読売新聞オンライン. (2021年10月26日). オリジナルの2021年10月26日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ “南側「温泉中央口」北側「日本海口」 加賀温泉駅 加賀市が提案”. 北陸中日新聞Web. (2021年2月2日). オリジナルの2021年2月2日時点におけるアーカイブ。 2021年9月23日閲覧。
- ^ "「北陸新幹線(金沢~敦賀間)」駅出入口名称について" (PDF) (Press release). 西日本旅客鉄道. 22 March 2022. 2022年4月10日閲覧。
- ^ “北陸新幹線の出入り口愛称、福井駅東口は「一乗谷口」 JR西日本、敦賀駅と加賀温泉駅も命名”. 福井新聞ONLINE. (2022年3月22日). オリジナルの2022年3月22日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ “北陸新幹線、新駅の出入り口名 地元提案の愛称も”. 朝日新聞デジタル. (2022年4月5日). オリジナルの2022年4月5日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ 『JTB時刻表』2022年3月号、JTBパブリッシング、2022年、481頁。
- ^ “令和元年石川県統計書” (PDF). 石川県. p. 104 (2021年3月). 2021年4月12日閲覧。
- ^ “【井出明のダークツーリズムで歩く 北陸の近現代】(9) 加賀大観音(通称)”. 北陸中日新聞Web. (2022年3月5日). オリジナルの2022年3月5日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- ^ “老朽化で解体も……全国に存在する巨大観音像 建立の理由と管理の難しさ”. Yahoo!ニュース オリジナル 特集 (2022年3月25日). 2022年4月10日閲覧。
参考文献
- 『石川県史 現代編(5)』石川県、1984年3月。
- 川島令三『【図説】日本の鉄道 中部ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8。
- 『週刊JR全駅・全車両基地 18 北陸本線②(森本~米原) 越美北線』朝日新聞出版、2012年12月9日。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 北陸鉄道加南線 - 大聖寺・動橋から発着していた鉄道路線、上記の経緯から特急停車駅が本駅になったことも廃線の一因となった。
- 鉄道と政治#停車駅争奪戦・追加運動・臨時停車など
外部リンク
- 加賀温泉駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道