「釜山広域市」の版間の差分
播磨国の鉄道・音楽ファン (会話 | 投稿記録) |
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[[高麗]]時代の富山浦は[[蔚州郡|蔚州]]の東莱県に所属する漁村であった。 |
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[[李氏朝鮮]](朝鮮王朝)時代、釜山地域にははじめ東莱県、のちに[[東 |
[[李氏朝鮮]](朝鮮王朝)時代、釜山地域にははじめ東莱県、のちに[[東萊府]](東莱都護府)が置かれた。対日防衛の要衝であることから慶尚左道都万戸が置かれた。また、対日交易の拠点としても重要な位置を占め、[[15世紀]]始めには富山浦に日本人居留地である[[倭館]]が設置された(浦所倭館)。以後、釜山地域は[[三浦の乱]]や[[文禄・慶長の役]]など中世日朝関係の曲折の舞台となった。 |
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朝鮮王朝と[[江戸幕府]]の交渉が復活すると、龍頭山一帯に[[対馬藩]]の草梁[[倭館]]が設置された。[[江戸時代]]、「[[鎖国]]」([[海禁]])時代の日本では、[[蝦夷地]]および[[琉球]]とともに、日本人が海外に居住できる限られた場所となった。 |
朝鮮王朝と[[江戸幕府]]の交渉が復活すると、龍頭山一帯に[[対馬藩]]の草梁[[倭館]]が設置された。[[江戸時代]]、「[[鎖国]]」([[海禁]])時代の日本では、[[蝦夷地]]および[[琉球]]とともに、日本人が海外に居住できる限られた場所となった。 |
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[[1877年]]の[[日朝修好条規]]によって朝鮮が開国した際、3ヶ所の開港地(他の2港は[[仁川広域市|仁川]]・[[元山市|元山]])の一つとなり、倭館はひきつづき日本人居留地となった。以後、[[釜山港]]の貿易港としての整備とともに、港湾都市釜山は発展することになる。1905年には[[朝鮮総督府鉄道|鉄道]]([[京釜線]])が開通し、[[釜山駅]]が開業した。 |
[[1877年]]の[[日朝修好条規]]によって朝鮮が開国した際、3ヶ所の開港地(他の2港は[[仁川広域市|仁川]]・[[元山市|元山]])の一つとなり、倭館はひきつづき日本人居留地となった。以後、[[釜山港]]の貿易港としての整備とともに、港湾都市釜山は発展することになる。1905年には[[朝鮮総督府鉄道|鉄道]]([[京釜線]])が開通し、[[釜山駅]]が開業した。 |
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この間、行政面では[[1895年]]に[[慶尚道]]が廃止されて[[東 |
この間、行政面では[[1895年]]に[[慶尚道]]が廃止されて[[東萊府]]([[二十三府制]])になったが、翌年に[[慶尚南道]]になり、道庁が釜山に置かれた。 |
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[[日本統治時代の朝鮮|日本統治時代]]の[[1914年]]には行政区画の整理が行われた。このとき、旧釜山府の日本人居留地一帯(釜山港周辺)を新{{Ruby|'''釜山府'''|ふざんふ}}として編成した。郊外部では旧釜山府の農村部と[[機張郡]]を[[東莱郡]]として改編した。 |
[[日本統治時代の朝鮮|日本統治時代]]の[[1914年]]には行政区画の整理が行われた。このとき、旧釜山府の日本人居留地一帯(釜山港周辺)を新{{Ruby|'''釜山府'''|ふざんふ}}として編成した。郊外部では旧釜山府の農村部と[[機張郡]]を[[東莱郡]]として改編した。 |
2021年12月14日 (火) 09:22時点における版
座標: 北緯35度06分 東経129度02分 / 北緯35.100度 東経129.033度
略称: 부산, 釜山, Busan | |
位置 | |
---|---|
各種表記 | |
ハングル: | 부산광역시 |
漢字: | 釜山廣域市 |
日本語読み仮名: | ふざんこういきし |
片仮名転写: | プサン=クヮンヨクシ |
ローマ字転写 (RR): | Busan Gwangyeoksi |
ローマ字転写 (MR): | Pusan Kwangyŏksi |
統計(2015年) | |
面積: | 766.12 km2 |
総人口: | 3,448,737[1] 人 |
男子人口: | 1,701,347 人 |
女子人口: | 1,747,390 人 |
人口密度: | 4,457.5 人/km2 |
行政 | |
国: | 大韓民国 |
下位行政区画: | 15区1郡 |
ISO 3166-2: | KR-26 |
行政区域分類コード: | 21 |
釜山広域市の木: | ツバキ |
釜山広域市の花: | ツバキ |
釜山広域市の鳥: | カモメ |
自治体公式サイト: | 釜山広域市 |
釜山広域市(プサンこういきし、韓: 부산광역시; 英: Busan Metropolitan City)は、大韓民国南東部に位置する広域市(慶尚道地方)。人口規模はソウル特別市に次ぐ2位。
対馬海峡に面し、古くから日本と朝鮮半島とを結ぶ交通の要衝として栄えてきた港湾都市である。首都ソウルと共に韓国の重要な金融センターになっている[2]。
地理
朝鮮半島南東端に位置し、韓国の主要都市中で最も日本の近くに位置する。大韓海峡(朝鮮海峡、韓国では釜山海峡)を挟んで対馬を望む事ができ(海雲台区の冬柏などから肉眼で見える日が年間約60日あり)、下関市・福岡市までは200kmほどの距離である。このため、日本との関係も密接であり、とくに下関市・福岡市などの北部九州や山口県との関係が深い。
現在は広域市に位置づけられ、道には属さないが、1962年までは慶尚南道に属していた。道から独立後も1983年6月まで慶尚南道庁の所在地であった。朝鮮の地方区分でいう慶尚道地方(嶺南地方)の中心都市である。
隣接自治体
読み、各種表記は大韓民国の地方行政区画を参照。
気候
朝鮮半島の南端に位置するため、比較的温暖な気候である。最高気温極値は37.3℃(2016年8月14日)、最低気温極値は-14.0℃(1915年1月13日)、過去最深積雪は37.2cm(2005年3月6日)である。2005年3月の大雪はそれまでの最深積雪記録(1945年2月25日)の22.5cmを60年ぶりに大幅に塗り替える記録的な大雪となった[3][4]。過去に20cm以上の積雪は前述の2度しかなく、例年は積雪はほとんどない。2011年1月16日には、午前の最低気温が-12.8℃を記録し、1915年以来96年ぶりの大寒波に見舞われた。 地理学でのケッペンの気候区分では、かつては温暖湿潤気候の代表的な都市とされていた。近年の夏季の降水量の増大し、最多雨月は7月で316.9mm、最少雨月は12月で22.8mmである為、温帯夏雨気候に変化した。
釜山 (1981–2010)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 7.8 (46) |
9.8 (49.6) |
13.4 (56.1) |
18.2 (64.8) |
21.7 (71.1) |
24.4 (75.9) |
27.3 (81.1) |
29.4 (84.9) |
26.3 (79.3) |
22.4 (72.3) |
16.3 (61.3) |
10.5 (50.9) |
18.9 (66) |
日平均気温 °C (°F) | 3.2 (37.8) |
4.9 (40.8) |
8.6 (47.5) |
13.6 (56.5) |
17.5 (63.5) |
20.7 (69.3) |
24.1 (75.4) |
25.9 (78.6) |
22.3 (72.1) |
17.6 (63.7) |
11.6 (52.9) |
5.8 (42.4) |
14.7 (58.5) |
平均最低気温 °C (°F) | −0.6 (30.9) |
1.1 (34) |
4.9 (40.8) |
9.9 (49.8) |
14.1 (57.4) |
17.9 (64.2) |
21.8 (71.2) |
23.4 (74.1) |
19.5 (67.1) |
14.1 (57.4) |
7.8 (46) |
2.0 (35.6) |
11.3 (52.3) |
降水量 mm (inch) | 34.4 (1.354) |
50.2 (1.976) |
80.7 (3.177) |
132.7 (5.224) |
157.4 (6.197) |
206.7 (8.138) |
316.9 (12.476) |
255.1 (10.043) |
158.0 (6.22) |
58.4 (2.299) |
45.8 (1.803) |
22.8 (0.898) |
1,519.1 (59.807) |
平均降水日数 (≥0.1 mm) | 5.5 | 6.2 | 8.4 | 9.1 | 9.4 | 10.4 | 13.6 | 11.5 | 9.3 | 5.2 | 5.5 | 4.2 | 98.3 |
% 湿度 | 48.3 | 51.4 | 57.7 | 62.7 | 69.8 | 77.4 | 84.3 | 79.9 | 73.9 | 64.0 | 57.0 | 50.1 | 64.7 |
平均月間日照時間 | 199.0 | 182.5 | 193.0 | 210.0 | 221.7 | 179.7 | 165.8 | 200.9 | 167.2 | 208.9 | 194.4 | 204.3 | 2,327.3 |
出典:Korea Meteorological Administration [5] |
釜山(1961 - 1990年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 6.8 (44.2) |
8.4 (47.1) |
12.5 (54.5) |
17.1 (62.8) |
21.4 (70.5) |
23.7 (74.7) |
27.0 (80.6) |
29.3 (84.7) |
25.8 (78.4) |
21.7 (71.1) |
15.7 (60.3) |
9.7 (49.5) |
18.26 (64.87) |
日平均気温 °C (°F) | 2.2 (36) |
3.7 (38.7) |
7.8 (46) |
12.9 (55.2) |
17.3 (63.1) |
20.3 (68.5) |
24.0 (75.2) |
25.9 (78.6) |
21.9 (71.4) |
17.1 (62.8) |
11.0 (51.8) |
5.0 (41) |
14.09 (57.36) |
平均最低気温 °C (°F) | −1.4 (29.5) |
0.0 (32) |
4.1 (39.4) |
9.4 (48.9) |
14.0 (57.2) |
17.5 (63.5) |
21.8 (71.2) |
23.3 (73.9) |
19.0 (66.2) |
13.6 (56.5) |
7.3 (45.1) |
1.3 (34.3) |
10.83 (51.47) |
出典:World Climate Pusan, Korea[6] |
歴史
古代
後に狗邪韓国(金官国)そして任那となる地域は、弥生時代中期(前4、3世紀)に入り従来の土器とは様式の全く異なる弥生土器が急増し始めるが、これは後の任那に繋がる地域へ倭人が進出した結果と見られる[7]。朝鮮半島における倭国の北端である『三国志』魏書東夷伝倭人条の項目における狗邪韓国(くやかんこく)の後継にあたる金官国を中心とする地域に含まれる。
古代は任那(伽耶)に含まれる地域である。新羅に合併された時に居漆山郡になり、統一新羅時代の757年に良州(現在の梁山市)所属の東莱郡を設置、現在の市街地地域に東平県、機張郡に機張県が東莱郡の下に設けられているが、地域の中心は金海にあった。
任那について倭が新羅や百済を臣民とした等と書かれている、広開土王碑日本軍改竄説が否定され、またいくつもの日本固有の前方後円墳が朝鮮半島南部で発見され始めたことなどから、近年ヤマト朝廷そのもの或いは深い関連を持つ集団によるこの地域の統治権、軍事統括権および徴税権の存在について認める様々な見解が発表されている。
中世・近世
李氏朝鮮(朝鮮王朝)時代、釜山地域にははじめ東莱県、のちに東萊府(東莱都護府)が置かれた。対日防衛の要衝であることから慶尚左道都万戸が置かれた。また、対日交易の拠点としても重要な位置を占め、15世紀始めには富山浦に日本人居留地である倭館が設置された(浦所倭館)。以後、釜山地域は三浦の乱や文禄・慶長の役など中世日朝関係の曲折の舞台となった。
朝鮮王朝と江戸幕府の交渉が復活すると、龍頭山一帯に対馬藩の草梁倭館が設置された。江戸時代、「鎖国」(海禁)時代の日本では、蝦夷地および琉球とともに、日本人が海外に居住できる限られた場所となった。
近代
1877年の日朝修好条規によって朝鮮が開国した際、3ヶ所の開港地(他の2港は仁川・元山)の一つとなり、倭館はひきつづき日本人居留地となった。以後、釜山港の貿易港としての整備とともに、港湾都市釜山は発展することになる。1905年には鉄道(京釜線)が開通し、釜山駅が開業した。
この間、行政面では1895年に慶尚道が廃止されて東萊府(二十三府制)になったが、翌年に慶尚南道になり、道庁が釜山に置かれた。
日本統治時代の1914年には行政区画の整理が行われた。このとき、旧釜山府の日本人居留地一帯(釜山港周辺)を新
以後、日本統治下では1936・42年の二度にわたって釜山府は府域拡張を行っている。1936年には西面など(現・釜山鎮区などの一帯)が、1942年には東莱邑など(現・東莱区などの一帯)が東莱郡から府域に編入された。
第二次大戦後
1949年に釜山府は釜山市に改称した。1950年に朝鮮戦争が勃発し、ソウルが陥落すると、釜山は1953年まで大韓民国の臨時首都となった。釜山には戦争を避けた難民が多く移り住み、人口が増加した。
1957年には出張所を改めて区が設置され、1963年には釜山直轄市に昇格した。朝鮮戦争後は、金海郡の一部(現・江西区一帯)を編入するなど数次の市域拡大を行っている。1995年に釜山広域市に名称を改めるとともに、梁山郡内の旧東莱郡域(現・機張郡)を市域に編入した。2000年には文化観光部2000年式の告示に伴い、公式の英語表記がそれまでの Pusan から Busan に改められた(ただし釜山大学校など、現在も Pusan の表記が使われる場合もある)。
長らく市庁は港に近い旧市街地の古い建物を使っていたが、1999年に蓮堤区に市庁の庁舎を建設して移転、裁判所なども蓮堤区に所在している。
市庁跡地には超高層ビルの釜山ロッテタウンタワーが建設中で、2019年に完成する予定である。
市の人口は近年まで増加の一途をたどり、一時400万人前後に達したが、2000年以降徐々にドーナツ化現象によって減少傾向にあると言われる。
年表
- 1910年10月1日 - 慶尚南道東萊府が釜山府に改称。
- 1914年4月1日 - 釜山府を分割し、釜山港周辺の市街地を新たな釜山府とする。農村部の大部分は機張郡とともに東萊郡として編成、一部(左耳面・北面の各一部)は梁山郡に編入。
- 1936年4月1日 - 東萊郡西面および沙下面の一部を編入。
- 1942年10月1日 - 東萊郡東萊邑・沙下面・南面および北面の一部を編入。
- 1949年8月15日 - 釜山府が釜山市に改称。
- 1957年1月1日 - 中区・西区・東区・影島区・釜山鎮区・東萊区を設置。(6区)
- 1963年1月1日 - 慶尚南道釜山市が釜山直轄市に昇格。(6区)
- 慶尚南道東萊郡亀浦邑・沙上面が釜山鎮区に編入。
- 慶尚南道東萊郡北面および機張面の一部が東萊区に編入。
- 1975年10月1日 - 釜山鎮区・東萊区・東区の各一部をもって南区を設置。(7区)
- 1978年2月15日 - 釜山鎮区の北部と慶尚南道金海郡大渚邑および鳴旨面・駕洛面をもって北区を設置。(8区)
- 1980年4月1日 - 東萊区の一部を分離し、海雲台区を設置。(9区)
- 1983年12月15日 - 西区・北区のそれぞれ一部をもって沙下区を設置。(10区)
- 1988年1月1日 - 東萊区の一部を分離し、金井区を設置。(11区)
- 1989年1月1日 - 北区の西部と慶尚南道金海郡駕洛面・菉山面、義昌郡天加面をもって江西区を設置。(12区)
- 1995年1月1日 - 釜山直轄市が釜山広域市に改称。(12区)
- 1995年3月1日 - (15区1郡)
行政と議会
- 市長
- 30代(民選1期):文正秀(문정수、1995年7月1日〜1998年6月30日)
- 31代(民選2期):安相英(안상영、1998年7月1日〜2002年6月30日)
- 32代(民選3期):安相英(안상영、2002年7月1日〜2004年2月4日)・・・収賄の疑いで逮捕・起訴され、拘置所に収監中の2004年2月4日に自殺[8]。
- 33代(民選3期):許南植(허남식、2004年6月6日〜2006年6月30日)・・・2004年6月5日の補選で当選。安相英前市長の残余任期を勤めた。
- 34代(民選4期):許南植(허남식、2006年7月1日〜2010年6月30日)
- 35代(民選5期):許南植(허남식、2010年7月1日〜2014年6月30日)
- 36代(民選6期):徐秉洙(서병수、2014年7月1日〜2018年6月30日)・・・海雲台区長(民選2期)の他、国会議員を連続4期(16〜19代)務めた。
- 37代(民選7期):吳巨敦(오거돈、2018年7月1日〜2020年4月23日)・・・盧武鉉政権時代の2005年1月5日〜2006年3月26日に海洋水産部長官を務めた。
- 出典:“부산광역시의회(釜山広域市議会)”参照。(2019年2月8日閲覧)
戦犯企業条例
2019年9月6日 - 釜山市議会第280回第2次本会議の中で、日本戦犯企業の製品の公共購買制限および表示に関する条例を可決。日本の菅官房長官から非難を受けている[9]。
下位行政区画
区部
- 江西区(강서구) カンソく Gangseo-gu
- 金井区(금정구) クムジョンく Geumjeong-gu
- 南区(남구) ナムく Nam-gu
- 東区(동구) トンく Dong-gu
- 東萊区(동래구) トンネく Dongnae-gu
- 釜山鎮区(부산진구) プサンジンく Busanjin-gu
- 北区(북구) プクく Buk-gu
- 沙上区(사상구) ササンく Sasang-gu
- 沙下区(사하구) サハく Saha-gu
- 西区(서구) ソく Seo-gu
- 水営区(수영구) スヨンく Suyeong-gu
- 蓮堤区(연제구) ヨンジェく Yeonje-gu
- 影島区(영도구) ヨンドく Yeongdo-gu
- 中区(중구) チュンく Jung-gu
- 海雲台区(해운대구) ヘウンデく Haeundae-gu
郡部
- 機張郡(기장군) キヂャンぐん Gijang-gun
読みは大韓民国の地方行政区画を参照。
国際交流
姉妹都市
- オークランド[10]
- バルセロナ
- ホーチミン
- 高雄市
- ロサンゼルス
- リオデジャネイロ
- 上海市
- 下関市
- 福岡市
- スラバヤ
- ティフアナ
- バルパライソ
- ビクトリア州
- ウラジオストク
- モントリオール
- 西ケープ州
- イスタンブール
韓国では2003年まで、姉妹都市関係は「1国1都市に限る」という規則があった。このため、釜山市は下関市と姉妹都市関係を結んでおり、福岡市とは当初は「行政交流都市」の関係を結んでいた。その後、この規制が撤廃されたことを受け、2007年2月2日、福岡市との関係の格を引き上げ、「姉妹都市」関係の締結を行った。
協定都市
交流自治体
都市間交流の見直し
環境
2013年イギリスの週刊新聞エコノミストが発表した「世界の経済大国のうち最も空気が汚染されている都市」でワースト5に入った[12][13]。
文化
釜山では東南方言の一種である釜山マル(부산말)が話され、「友へ チング」など釜山を舞台にした作品でも耳にすることができる。
漁港を擁するため海鮮料理が名物であるほか、ホルモン焼き、豚骨スープを用いたテジクッパ、朝鮮戦争の際に北からの避難民が持ち込んだ平壌冷麺を起源に持つミルミョン、豚足をサラダ風に盛り付けるネンチェチョッパル、東莱地区のパジョン(ネギチヂミ)[14] などが釜山のご当地グルメに挙げられる[15]。
メディア
スポーツ
日本統治時代から野球が盛んであり、釜山商業と釜山中学が朝鮮代表として全国高校野球選手権大会に出場している。現在も「野球都市」と称されることがあるほど、韓国では最も野球人気が高い都市である[16]。ファンの熱狂的な応援で知られる地元球団、ロッテ・ジャイアンツは韓国でも屈指の人気球団であり、観客動員もトップクラスを誇る。
- 釜山に本拠地を置くプロスポーツ
- ロッテ・ジャイアンツ(韓国野球委員会)
- 釜山アイパーク(Kリーグ)
- 釜山KTマジックウィングズ(韓国バスケットボールリーグ)
- 釜山BNKサムズ(韓国女子バスケットボールリーグ)
- 釜山慶南競馬公園(韓国馬事会)
美術館
- 釜山市立美術館(Busan Museum of Art):1998年開館の市立美術館。
- 釜山現代美術館(Museum of Contemporary Art Busan):2018年開館の現代美術館。
- コウン写真美術館(고은사진미술관、Goeun Museum of Photography):コ・ウン財団の運営による写真芸術専門美術館。
地域
教育
4年制大学
- 慶星大学校(경성대학교)
- 東西大学校(동서대학교)
- 東亜大学校(동아대학교)
- 東義大学校(동의대학교)
- 東明大学校(동명대학교)
- 釜慶大学校(부경대학교)(国立)
- 釜山カトリック大学校 (부산가톨릭대학교)
- 釜山教育大学校(부산교육대학교) (国立)
- 釜山大学校(부산대학교)(国立)
- 釜山外国語大学校(부산외국어대학교)
- 新羅大学校(신라대학교)
- 韓国海洋大学校(한국해양대학교)(国立)
2・3年制大学
- 東義科學大學(동의과학대학교)
- 慶南情報大学(경남정보대학교)
- 釜山科学技術大学(부산과학기술대학교)
- 釜山芸術大学(부산예술대학 )
- 釜山慶尚大学(부산경상대학 )
- 釜山女子大学校(부산여자대학 )
交通
港
釜山港は大韓民国のハブ港湾であり、日本の阪神地域と同じ位置づけとなっている。2018年の釜山港の海上コンテナ取扱量は世界5位である[17]。貨物の増大に伴い、市の西部に釜山新港が整備され、機能分散を図っている。
空港
鉄道
韓国鉄道公社(KORAIL)
ここでは主要な駅を掲載。
上記の他に釜山鎮駅も存在するが、2005年より旅客扱いを行っておらず、現在は貨物駅としてコンテナ貨物の取り扱いのみを行っている。また、市内西部には貨物線の釜山新港線が通っている。
都市鉄道
- 釜山交通公社(Humetro)(地下鉄)
- 4つの都市鉄道路線(釜山都市鉄道)を運営している。
- 釜山-金海軽電鉄
- 広域電鉄東海線(KORAIL)
- 2016年12月29日開業。
1968年までは、市電(路面電車)も市街地で運行されていた。詳しくは釜山市電を参照。
バス
バスターミナル
- 釜山総合高速バスターミナル
- 釜山西部バスターミナル
- 慶尚南道地域に向かうバス主体。
市内バス
バス運送事業組合及びマウルバス運送事業組合の傘下事業者により、多数のバス路線が設定・運行されている。運賃・機能体系は一般バス・座席バス・マウルバス・深夜バスに分かれる。運賃支払いにはハナロカードも利用でき、カード利用割引、地下鉄乗継割引などの制度が適用される。
一部路線は蔚山広域市や梁山市へも乗り入れているほか、蔚山広域市・梁山市の市内バスにも釜山市内への乗り入れ路線がある。 釜山広域市の市内バスを参照。
高速道路
- 京釜高速道路(1号線)
- 釜山インターチェンジ - 久瑞ジャンクション - 老圃インターチェンジ(ソウル方面のみ出入り可能)
- 中央高速道路(55号線)
- 三楽インターチェンジ - 大渚ジャンクション - 亀浦インターチェンジ
- 南海高速道路(10号線)
- 北釜山料金所 - 大渚ジャンクション
- 南海高速道路第二支線(104号線)
- 駕洛インターチェンジ - 西釜山料金所 - 西釜山インターチェンジ - 沙上インターチェンジ
国道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
観光
繁華街
リゾート
催事
釜山広域市を舞台とした作品
映画
- 『ブラックパンサー』
- 『東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯』 - 千葉真一主演。
- 『友へ チング』
- 『チルソクの夏』
- 『まだまだあぶない刑事』 - 冒頭の「ブラックマーケットの取引現場」シーンを釜山港影山地区で撮影。
- 『HERO』 - 木村拓哉主演。韓国からイ・ビョンホンが友情出演している。
- 『悪いやつら』
- 『弁護人』
- 『国際市場で逢いましょう』
テレビドラマ
著名な出身者・ゆかりの人物
政治家
- 盧武鉉 大韓民国第16代大統領 慶尚南道金海郡(現・金海市)で生まれ、釜山商業高校を卒業。1978年から1987年までの弁護士時代は釜山の法律事務所で活動。1988年の国会議員選挙に釜山市東区選挙区から出馬して当選し政界入りした。
- 文在寅 大韓民国第19代大統領 出生地は慶尚南道巨済郡(現・巨済市)だが、小学校入学前に釜山市影島区に一家で移住し、釜山市内の南港小学校、慶南中学校、慶南高校に通った。弁護士時代は盧武鉉とともに釜山の法律事務所で活動。国会議員時代の選挙区は釜山市沙上区。
スポーツ選手
- 李大浩 プロ野球選手、ロッテ・ジャイアンツ所属
- 李恵践 プロ野球選手、メルボルン・エイシズ所属
- 孫児葉 プロ野球選手、ロッテ・ジャイアンツ所属
- 宋勝準 プロ野球選手、ロッテ・ジャイアンツ所属
- 朴漢伊 プロ野球選手、三星ライオンズ所属
- 尹盛桓 プロ野球選手、三星ライオンズ所属
- 張元準 プロ野球選手、斗山ベアーズ所属
- 鄭根宇 プロ野球選手、ハンファ・イーグルス所属
- 李宅根 プロ野球選手、ネクセン・ヒーローズ所属
- 張成宇 プロ野球選手、KTウィズ所属
- 秋信守 プロ野球選手、テキサス・レンジャーズ所属
- 金無英 元プロ野球選手、栃木ゴールデンブレーブス投手コーチ
- 金致坤 プロサッカー選手、サラワクFA所属
- 金昌洙 プロサッカー選手、蔚山現代FC所属
- 金昶訓 サッカー選手、水原FC所属
- 金旼弟 サッカー選手、水原FC所属
- 金裕晋 サッカー選手
- 丁東浩 プロサッカー選手、蔚山現代FC所属
- 崔昇仁 プロサッカー選手、釜山アイパーク所属
- 崔龍洙 元プロサッカー選手
- 朴炡慧 元プロサッカー選手
- 文慶建 プロサッカー選手、大分トリニータ所属
俳優
歌手
- ソルリ(元f(x)、現女優)
- ソンモ(超新星)
- チョン・ヨンファ(CNBLUE、俳優)
- イ・ジョンヒョン(CNBLUE、俳優)
- チャン・ウヨン(2PM)
- チョン・デヒョン(B.A.P)
- パク・ジミン(BTS)
- チョン・ジョングク(BTS)
- ウジ(SEVENTEEN)
- チョン・ウンジ(Apink)
- ユナ(AOA)
- ミナ(AOA)
- アリン(OH MY GIRL)
- EXY(宇宙少女)
- ハン・ソナ
- カン・ダニエル
- パク・ジウォン(fromis 9)
- チョ・ユリ(元IZ*ONE)
- I.N(Stray Kids)
- ウィンター(aespa)
注釈・出典
- ^ 大韓民国国家統計ポータル > 人口・世帯 > 人口総調査> 人口部門 > 総調査人口(2015) > 全数部門 > 人口、世帯と住宅 - 邑面洞 2015年~2015年, 2016年9月11日閲覧
- ^ “The Global Financial Centres Index - Long Finance”. www.longfinance.net. 2020年2月5日閲覧。
- ^ 韓国気象庁 過去の積雪の記録
- ^ 写真で見る101年ぶりの大雪便り 釜山観光旅行ガイド プサンナビ
- ^ “평년값자료(1981–2010) 부산(159)”. Korea Meteorological Administration. 2011年5月27日閲覧。
- ^ “Pusan, Korea Climate Normals 1961-1990”. World Climate Home. 2013年4月1日閲覧。
- ^ 石丸あゆみ、「朝鮮半島出土弥生系土器から復元する日韓交渉 : 勒島遺跡・原ノ辻遺跡出土事例を中心に」『東京大学考古学研究室研究紀要』 2011年 25巻 p.65-96, 東京大学大学院人文社会系研究科・文学部考古学研究室
- ^ 安相英・釜山市長が拘置所で自殺。2004年2月4日付東亜日報(日本語版)
- ^ “日本政府、釜山市の戦犯企業条例に「WTO」言及し「極めて遺憾」”. 中央日報 (2019年9月7日). 2019年9月8日閲覧。
- ^ “姉妹都市の現況”. 釜山市政. 釜山広域市. 2020年11月20日閲覧。
- ^ “韓国・釜山市、日本との行政交流中断 関係改善まで” (2019年7月28日). 2019年7月28日閲覧。
- ^ “世界の経済大国のうち最も空気が汚染されている都市ワースト17”. GIGAZINE. (2013年1月18日) 2013年1月19日閲覧。
- ^ “The most polluted cities of the world's largest economies”. エコノミスト(本国版). (2013年1月16日) 2013年1月19日閲覧。
- ^ “東莱パジョン”. プサンナビ (2000年5月14日). 2018年5月7日閲覧。
- ^ “釜山ビギナーにオススメ!釜山に来たら絶対食べたいベストフード!”. プサンナビ (2018年1月12日). 2018年5月7日閲覧。
- ^ ロッテのガルシア「今年も大砲で釜山ファンを沸かせたい」 東亜日報
- ^ 国土交通省 世界の港湾別コンテナ取扱い数ランキング(1980年,2018年(速報値))
- ^ 釜山~金海のライトレール開通、金海国際空港も経由.聯合ニュース2011年9月9日
- ^ はぐれ刑事純情派 新春スペシャル
関連項目
外部リンク
- 釜山広域市Webサイト
- プサンナビ - 釜山の観光・名所案内
- ウィキトラベル旅行ガイド - 釜山
- 地図 - Google マップ