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「阪神牝馬ステークス」の版間の差分

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* 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が9頭に拡大<ref name="2014-jusyo_kansai" />。
* 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が9頭に拡大<ref name="2014-jusyo_kansai" />。
* 2014年 - この年より、本競走の1着馬にヴィクトリアマイルの優先出走権を付与<ref name="H26bangumi" />。
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* 2019年 - 「[[ウオッカ]][[追悼競走]]」の副称を付けて施行<ref name="result2019" />。
* 2019年 - 「[[ウオッカ (競走馬)|ウオッカ]][[追悼競走]]」の副称を付けて施行<ref name="result2019" />。
* 2020年 - [[COVID-19]]の感染拡大防止のため「[[無観客試合#競馬|無観客競馬]]」として実施<ref name="jranews040201" />。
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2021年11月10日 (水) 00:21時点における版

阪神牝馬ステークス
2013年阪神牝馬ステークス
開催国 日本の旗 日本
主催者 日本中央競馬会
競馬場 阪神競馬場
創設 1958年12月14日
2021年の情報
距離 芝1600m
格付け GII
賞金 1着賞金5500万円
出走条件 サラ系4歳以上牝馬(国際)(指定)
負担重量 別定
出典 [1][2]
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阪神牝馬ステークス(はんしんひんばステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場で施行する中央競馬重賞競走GII)である。競馬番組表での名称は「サンケイスポーツ杯 阪神牝馬ステークス(サンケイスポーツはい はんしんひんばステークス)」と表記している[2]

サンケイスポーツ」は、産業経済新聞社が発行するスポーツ紙。同社より寄贈賞の提供を受けている[3]

正賞はサンケイスポーツ賞[1][2]

概要

4歳(現3歳)以上の牝馬による「阪神牝馬特別(はんしんひんばとくべつ)」の名称で1958年に創設された重賞競走[4]で、2001年より現名称に変更された[4]。創設以来12月の施行が定着していたが、2006年より4月に変更。同年に新設されたヴィクトリアマイルの前哨戦として位置づけられ、4歳以上の牝馬限定戦となった[4]

1984年のグレード制導入に伴いGIII[注 1]に格付けされ、牝馬重賞路線が整備された1994年よりGII[注 1]に格上げ[5]

施行距離は創設当初1800mだったが、幾度かの変更を経て1968年から2000m、1996年から1600m、2006年から1400mに変更されたが、2016年より距離が1600mに延長された[5][4]

1994年より外国産馬が出走可能になり、1996年からは地方競馬所属馬も出走可能になった[5]。施行時期が4月に変更された2006年より、外国馬も出走可能な国際競走に指定された[6]

競走条件

以下の内容は、2021年現在[1][2]のもの。

出走資格:サラ系4歳以上牝馬

  • JRA所属馬
  • 地方競馬所属馬(後述)
  • 外国調教馬(優先出走)

負担重量:別定

  • 54kg
    • 2020年4月11日以降のGI競走1着馬2kg増、GII競走1着馬1kg増
    • 2020年4月10日以前のGI競走1着馬1kg増(2歳時の成績を除く)

ヴィクトリアマイルのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬はヴィクトリアマイルの出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている[7][8]。また、地方競馬所属馬は本競走で2着以内の成績を収めた馬にヴィクトリアマイルの優先出走権が与えられる[7][8]

賞金

2021年の1着賞金は5500万円で、以下2着2200万円、3着1400万円、4着830万円、5着550万円[1][2]

歴史

  • 1958年 - 4歳以上牝馬限定の重賞競走として「阪神牝馬特別」の名称で創設。阪神競馬場の芝1800m、ハンデキャップで施行[4]
  • 1970年 - 名称を「サンケイスポーツ杯 阪神牝馬特別」に変更。
  • 1984年 - グレード制施行によりGIII[注 1]に格付け[5]
  • 1994年
    • GII[注 1]に格上げ[5]
    • 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[5]
  • 1996年 - 特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が2頭まで出走可能となる[5]
  • 2001年
    • 馬齢表記を国際基準へ変更したのに伴い、競走条件を「3歳以上牝馬」に変更[5]
    • 名称を「サンケイスポーツ杯 阪神牝馬ステークス」に変更[4]
  • 2006年
    • 競走条件を「4歳以上牝馬」に変更。
    • 国際競走に指定され、外国調教馬が5頭まで出走可能となる[6]
    • 指定交流競走に変更され地方所属馬の出走枠が3頭に拡大、JRAに認定されていない地方所属馬にも門戸が開かれる[6]
  • 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が9頭に拡大[9]
  • 2014年 - この年より、本競走の1着馬にヴィクトリアマイルの優先出走権を付与[10]
  • 2019年 - 「ウオッカ追悼競走」の副称を付けて施行[11]
  • 2020年 - COVID-19の感染拡大防止のため「無観客競馬」として実施[12]


歴代優勝馬

優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。

競走名は第43回まで「阪神牝馬特別」、第44回以降は「阪神牝馬ステークス」[4]

回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1958年12月14日 阪神 1800m シユンメ 牝3 1:52.3 大根田裕也 松田由太郎 三好貞夫
第2回 1959年12月13日 阪神 1800m ミヤジリユウ 牝3 1:51.0 松永善晴 夏村辰男 曽我薫
第3回 1960年12月11日 阪神 1800m クインオンワード 牝3 1:48.9 栗田勝 武田文吾 樫山(株)
第4回 1961年12月24日 阪神 1800m キユーピツト 牝4 1:52.6 栗田勝 武田文吾 永田玉枝
第5回 1962年12月23日 阪神 1800m ヨシシオ 牝3 1:54.5 松永高徳 坂口正二 田島政雄
第6回 1963年12月8日 阪神 1800m タイツバキ 牝3 1:52.8 武邦彦 武平三 中山芳雄
第7回 1964年12月27日 阪神 1800m マスワカ 牝3 1:52.2 清水久雄 増本勇 増本孝一
第8回 1965年12月26日 阪神 1850m シードラゴン 牝3 1:55.6 武邦彦 武平三 金田煕明
第9回 1966年12月25日 阪神 1900m ミスコウライ 牝3 1:58.4 清田十一 高橋直三 高田政治
第10回 1967年12月24日 阪神 1900m ワカシオ 牝3 1:57.9 戌亥信昭 戌亥信義 福島広吉
第11回 1968年12月22日 阪神 2000m ファインローズ 牝3 2:07.8 簗田善則 坪重兵衛 吉田久博
第12回 1969年12月21日 阪神 2000m リキリュウシンゲキ 牝3 2:03.5 山本正司 伊藤修司 斎藤卯助
第13回 1970年12月20日 阪神 2000m シンスター 牝3 2:06.1 領家政蔵 田中好雄 林清三郎
第14回 1971年12月19日 阪神 2000m タイヨウコトブキ 牝3 2:02.0 高橋隆 大久保石松 浅野忠男
第15回 1972年12月17日 阪神 2000m カツヤヨイ 牝4 2:04.5 目野哲也 内藤繁春 高岡義太郎
第16回 1973年12月16日 阪神 2000m ケイリュウシンゲキ 牝3 2:02.5 吉永良人 伊藤修司 龍進撃(有)
第17回 1974年12月15日 阪神 2000m ラッキーオイチ 牝3 2:01.6 久保一秋 吉永猛 三野道夫
第18回 1975年12月14日 阪神 2000m グリーンファイト 牝3 2:02.4 吉岡八郎 坂口正二 佐々木剛
第19回 1976年12月19日 阪神 2000m メジロジゾウ 牝6 2:03.0 久保敏文 浅見国一 メジロ商事(株)
第20回 1977年12月18日 阪神 2000m インターグロリア 牝3 2:02.1 福永洋一 柳田次男 松岡正雄
第21回 1978年12月17日 阪神 2000m ウラカワチェリー 牝6 2:02.3 桜井誠二 栗田勝 (有)谷川牧場
第22回 1979年12月16日 阪神 2000m シルクスキー 牝3 2:01.0 飯田明弘 伊藤修司 中山信一
第23回 1980年12月14日 京都 2000m タマモコトブキ 牝3 2:01.1 田島良保 吉永猛 三野道夫
第24回 1981年12月13日 阪神 2000m タニノテスコ 牝6 2:00.3 小野幸治 小林稔 谷水雄三
第25回 1982年12月19日 阪神 2000m ミスラディカル 牝3 2:05.5 音無秀孝 田中良平 小田切有一
第26回 1983年12月18日 阪神 2000m カルストンテスコ 牝5 2:01.6 岩元市三 湯浅三郎 清水貞光
第27回 1984年12月23日 阪神 2000m キクノペガサス 牝3 2:01.1 南井克巳 宇田明彦 佐々木秋芳
第28回 1985年12月22日 阪神 2000m グローバルダイナ 牝5 2:01.1 南井克巳 宇田明彦 (有)社台レースホース
第29回 1986年12月21日 阪神 2000m ポットテスコレディ 牝3 2:02.4 松永昌博 松永善晴 (有)ポット牧場
第30回 1987年12月27日 阪神 2000m シヨノリーガル 牝4 2:00.3 武豊 庄野穂積 庄野昭彦
第31回 1988年12月25日 阪神 2000m リキアイノーザン 牝3 2:02.0 本田優 清水出美 高山幸雄
第32回 1989年12月24日 阪神 2000m ルイジアナピット 牝4 2:01.7 塩村克己 中村好夫 橘八重子
第33回 1990年12月16日 京都 2000m メインキャスター 牝4 2:00.2 南井克巳 宇田明彦 (有)社台レースホース
第34回 1991年12月15日 阪神 2000m マチノコマチ 牝3 2:03.7 小池隆生 佐藤勇 町塚昭
第35回 1992年12月20日 阪神 2000m ユーセイフェアリー 牝5 2:06.2 千田輝彦 日迫良一 (有)アサヒクラブ
第36回 1993年12月19日 阪神 2000m ノースフライト 牝3 2:02.8 武豊 加藤敬二 (有)大北牧場
第37回 1994年12月18日 阪神 2000m メモリージャスパー 牝3 2:00.6 角田晃一 渡辺栄 (株)シンザンクラブ
第38回 1995年12月17日 阪神 2000m サマニベッピン 牝5 2:00.3 土肥幸広 加藤敬二 (有)関澤産業
第39回 1996年12月15日 阪神 1600m ヒシナタリー 牝3 1:35.1 河内洋 佐山優 阿部雅一郎
第40回 1997年12月14日 阪神 1600m エアウイングス 牝3 1:34.5 武幸四郎 渡辺栄 (株)ラッキーフィールド
第41回 1998年12月20日 阪神 1600m エガオヲミセテ 牝3 1:34.7 高橋亮 音無秀孝 小田切有一
第42回 1999年12月19日 阪神 1600m ハイフレンドコード 牝4 1:33.6 熊沢重文 中島敏文 髙橋顕輔
第43回 2000年12月17日 阪神 1600m トゥザヴィクトリー 牝4 1:33.8 四位洋文 池江泰郎 金子真人
第44回 2001年12月16日 阪神 1600m エアトゥーレ 牝4 1:33.5 M.デムーロ 森秀行 (株)ラッキーフィールド
第45回 2002年12月15日 阪神 1600m ダイヤモンドビコー 牝4 1:33.2 O.ペリエ 藤沢和雄 大迫忍
第46回 2003年12月21日 阪神 1600m ファインモーション 牝4 1:33.4 武豊 伊藤雄二 伏木田達男
第47回 2004年12月19日 阪神 1600m ヘヴンリーロマンス 牝4 1:34.0 松永幹夫 山本正司 (有)ノースヒルズマネジメント
第48回 2005年12月18日 阪神 1600m アドマイヤグルーヴ 牝5 1:34.5 武豊 橋田満 近藤利一
第49回 2006年4月8日 阪神 1400m ラインクラフト 牝4 1:21.2 福永祐一 瀬戸口勉 大澤繁昌
第50回 2007年4月7日 阪神 1400m ジョリーダンス 牝6 1:20.7 藤田伸二 堀宣行 小林薫
第51回 2008年4月12日 阪神 1400m エイジアンウインズ 牝4 1:21.4 鮫島良太 藤原英昭 太田美實
第52回 2009年4月11日 阪神 1400m ジョリーダンス 牝8 1:21.4 四位洋文 堀宣行 小林薫
第53回 2010年4月10日 阪神 1400m アイアムカミノマゴ 牝4 1:20.2 秋山真一郎 長浜博之 堀紘一
第54回 2011年4月9日 阪神 1400m カレンチャン 牝4 1:20.4 池添謙一 安田隆行 鈴木隆司
第55回 2012年4月7日 阪神 1400m クィーンズバーン 牝4 1:21.9 藤岡佑介 浅見秀一 林正道
第56回 2013年4月6日 阪神 1400m サウンドオブハート 牝4 1:21.4 池添謙一 松山康久 (有)ターフ・スポート
第57回 2014年4月12日 阪神 1400m スマートレイアー 牝4 1:20.3 武豊 大久保龍志 大川徹
第58回 2015年4月11日 阪神 1400m カフェブリリアント 牝5 1:21.1 福永祐一 堀宣行 西川光一
第59回 2016年4月9日 阪神 1600m スマートレイアー 牝6 1:33.1 M.デムーロ 大久保龍志 大川徹
第60回 2017年4月8日 阪神 1600m ミッキークイーン 牝5 1:34.3 浜中俊 池江泰寿 野田みづき
第61回 2018年4月7日 阪神 1600m ミスパンテール 牝4 1:34.8 横山典弘 昆貢 寺田千代乃
第62回 2019年4月6日 阪神 1600m ミッキーチャーム 牝4 1:33.6 川田将雅 中内田充正 野田みづき
第63回 2020年4月11日 阪神 1600m サウンドキアラ 牝5 1:32.9 松山弘平 安達昭夫 増田雄一
第64回 2021年4月10日 阪神 1600m デゼル 牝4 1:32.0 川田将雅 友道康夫 (有)社台レースホース

脚注・出典

参考文献

  • 「サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス(GII)」『中央競馬全重賞競走成績集 【古馬関西編】』日本中央競馬会、2006年、p1561-1625頁。 

注釈

  1. ^ a b c d 当時の格付表記は、JRAの独自グレード。

出典

  1. ^ a b c d 重賞競走一覧(レース別・関西)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 12 (2021年). 2021年4月6日閲覧。
  2. ^ a b c d e 令和3年第2回阪神競馬番組(第1~6日)” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年4月6日閲覧。
  3. ^ 2021年度第2回阪神競馬特別レース名解説” (PDF). 日本中央競馬会. p. 3. 2021年4月6日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g レースについて:阪神牝馬ステークス 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2021年4月6日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 中央競馬全重賞競走成績集【古馬関西編】
  6. ^ a b c 第2回 阪神競馬成績集計表” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 1057-1059. 2016年4月7日閲覧。
  7. ^ a b 「地」が出走できるGI競走とそのステップ競走について【令和3年度】” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年4月6日閲覧。
  8. ^ a b 競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年4月6日閲覧。
  9. ^ 重賞競走一覧(レース別・関西)” (PDF). 日本中央競馬会. p. 11 (2014年). 2016年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月6日閲覧。
  10. ^ 平成26年度競馬番組等について” (PDF). 日本中央競馬会 (2013年11月20日). 2016年4月7日閲覧。
  11. ^ 2019年の成績表参照。
  12. ^ 4月19日(日曜)までの中央競馬の開催等について”. 日本中央競馬会 (2020年4月2日). 2020年6月26日閲覧。

各回競走結果の出典

外部リンク