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| Name = シーズ・ア・ウーマン |
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2021年9月6日 (月) 08:35時点における版
「シーズ・ア・ウーマン」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ビートルズの楽曲 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英語名 | She's A Woman | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
リリース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
規格 | 7インチシングル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
録音 |
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ジャンル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
時間 | 3分01秒 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作詞者 | レノン=マッカートニー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作曲者 | レノン=マッカートニー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロデュース | ジョージ・マーティン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
チャート順位 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
後述を参照
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「シーズ・ア・ウーマン」(She's A Woman)は、ビートルズの楽曲である。レノン=マッカートニー名義となっているが、実質的にはポール・マッカートニーによって書かれた楽曲で、ミドルエイト部分のみジョン・レノンが書いている。1964年11月にシングル盤『アイ・フィール・ファイン』のB面曲として発売され、Billboard Hot 100で最高位4位を獲得し[4]、ニュージーランドのシングルチャートでは第1位を獲得した[5]。
1965年に公開された映画『ヘルプ!4人はアイドル』で使用されたが、同作のサウンドトラック・アルバムにあたる『ヘルプ!』には収録されていない。
背景・レコーディング
「シーズ・ア・ウーマン」は、ロックンロール[1]やR&B[2]、ポップ・ロック[3]の要素を持った楽曲で、ボーカルはリトル・リチャードを彷彿させる歌唱法が採られている[6]。本作についてマッカートニーは、「ブルースっぽい曲を書こうとした。リトル・リチャードを演奏する代わりになればと思ってね。彼の曲が素晴らしくて、彼のスタイルを自分の曲に取り入れてみたんだ」と語っている[7]。作詞の面でレノンも手伝っており、1980年のPLAYBOY誌のインタビューで「ポールの曲。僕は歌詞を少し手伝った。僕らは『turn me on』というフレーズを使ったけど、これはまさしく…マリファナを服用したときの感覚、みたいな感じ。エキサイティングだった」と語っている[8]。
「シーズ・ア・ウーマン」のレコーディングは、1964年10月8日にEMIスタジオで行なわれた[9][10]。ベーシック・トラックは、トラック1がギター、ドラムス、ベース、トラック2がマッカートニーのリード・ボーカルという編成になっている[10]。テイク1はロカビリー調の演奏となっており、後のテイクで確認できるシンコペーションは使用されていない[10]。本作でリンゴ・スターは、ショーカリョも演奏した[9]。録音されたテイクからテイク6が採用された[10]。このテイク6を元に10月12日にモノラル・ミックスとステレオ・ミックスが作成され[11]、10月21日に再びモノラル・ミックスが作成された[12]。
1964年11月17日にBBCラジオの番組『Top Gear』用にレコーディングを行なった。この時の演奏は、1994年に発売された『ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC』に収録されている[9]。
リリース
「シーズ・ア・ウーマン」は、1964年11月23日にキャピトル・レコードから発売されたシングル盤『アイ・フィール・ファイン』のB面曲として発売され、イギリスでは11月27日にパーロフォンから発売された[9]。B面曲でありながら、Billboard Hot 100で最高位4位[4]、ニュージーランドのシングルチャートで第1位を獲得した[5]。アメリカでは同年に発売されたキャピトル編集盤『Beatles '65』、イギリスでは1979年に発売された『レアリティーズ』でアルバム初収録となった。その後、1988年に発売された『パスト・マスターズ Vol.1』にも収録された[9]。
1965年に公開されたビートルズ主演の映画『ヘルプ!4人はアイドル』で、テープ・レコーダーから本作が流れるシーンが存在するが[9]、同作のサウンドトラック・アルバムにあたる『ヘルプ!』には収録されていない。
本作は1964年から1966年までに行なわれたビートルズのライブのセットリストに加えられており[9]、1977年に発売された『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!』には1965年8月30日のハリウッド・ボウル公演でのライブ音源[13]、1996年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー2』には1966年6月30日の日本武道館公演でのライブ音源[14]が収録された。
マッカートニーもソロライブで演奏しており、1991年に発売された『公式海賊盤』に『MTVアンプラグド』での演奏が収録されている[9]。その後、2004年の「Summer Tour」でも演奏された[9]。
演奏
- ポール・マッカートニー - ボーカル、ベース
- ジョン・レノン - リズムギター
- ジョージ・ハリスン - リードギター、ダブルトラックのリズムギター
- リンゴ・スター - ドラムス、ショーカリョ
- ジョージ・マーティン - 音楽プロデューサー、ピアノ
レコーディング・エンジニアはノーマン・スミスが務めた。
チャート成績
チャート(1964年 - 1965年) | 最高位 |
---|---|
ベルギー (Ultratop 50 Wallonia)[16] | 7 |
ニュージーランド (Lever Hit Parade)[5] | 1 |
US Billboard Hot 100[4] | 4 |
カバー・バージョン
- ジョニー・アリディ - 1965年に発売されたアルバム『Hallelujah』に収録。フランス語詞。タイトルは「On a ses jours」。
- ホセ・フェリシアーノ - 1969年に発売されたシングル『レイン』のB面[17]。
- ジェフ・ベック - 1975年に発売されたアルバム『ブロウ・バイ・ブロウ』に収録。
- スクリッティ・ポリッティ(フィーチャリング・シャバ・ランクス) - 1991年にシングルとして発売された。全英シングルチャートで最高位20位を獲得[18]。
脚注
出典
- ^ a b Frontani 2009, p. 113.
- ^ a b Riley 2002, p. 118.
- ^ a b (O'Grady 1983, p. 56, Both "I Feel Fine" and "She's a Woman" are heavily rhythm and blues influenced pop-rock songs.)
- ^ a b c “The Hot 100 Chart”. Billboard (1964年12月26日). 2020年8月29日閲覧。
- ^ a b c “Lever hit parades: 24-Dec-1964”. Flavour of New Zealand. 2020年8月29日閲覧。
- ^ O'Grady 1983, p. 57.
- ^ Miles 1997, p. 173.
- ^ Sheff 2000, p. 192.
- ^ a b c d e f g h i Womack 2014, p. 832.
- ^ a b c d e Winn 2008, p. 276.
- ^ Lewisohn 1990, p. 50.
- ^ Lewisohn 1990, p. 51.
- ^ “ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル [SHM-CD][CD] - ザ・ビートルズ”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2021年5月16日閲覧。
- ^ Winn 2009, p. 35.
- ^ Everett 2001, p. 266.
- ^ "Ultratop.be – The Beatles – She's A Woman" (in French). Ultratop 50. 2020年11月24日閲覧。
- ^ “José Feliciano - Rain / She's A Woman - RCA Victor - USA - 47-9757”. 45cat. 2020年8月29日閲覧。
- ^ “Official Singles Chart Top 100”. Official Charts Company (1991年3月31日). 2020年8月29日閲覧。
参考文献
- Everett, Walter (2001). The Beatles as Musicians: The Quarry Men Through Rubber Soul. New York: Oxford University Press. ISBN 0-19-514104-0
- Frontani, Michael R. (2009-09-18). The Beatles: Image and the Media. Univ. Press of Mississippi. ISBN 978-1-60473-156-9 2019年6月29日閲覧。
- Lewisohn, Mark (1990) [1988]. The Beatles: Recording Sessions. Harmony Books. ISBN 0-5175-8182-5
- Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt and Company. ISBN 0-8050-5249-6
- O'Grady, Terence J. (1 May 1983). The Beatles: A Musical Evolution. Twayne Publishers. ISBN 978-0-8057-9453-3
- Riley, Tim (2002). Tell Me Why: The Beatles: Album by Album, Song by Song, the Sixties and After. Da Capo Press. ISBN 978-0-306-81120-3 2019年6月29日閲覧。
- Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. Pan Macmillan. ISBN 1-5290-5477-X
- Winn, John C. (2008). Way Beyond Compare: The Beatles' Recorded Legacy, Volume One 1957-1965. Crown. ISBN 0-3074-5238-7
- Winn, John C. (2009). That Magic Feeling: The Beatles' Recorded Legacy, Volume Two, 1966-1970. New York, NY: Three Rivers Press. ISBN 978-0-307-45239-9
- Womack, Kenneth (2014). The Beatles Encyclopedia: Everything Fab Four [2 volumes]. ABC-CLIO. ISBN 0-3133-9172-6
外部リンク
- She's A Woman - The Beatles