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「児玉郡」の版間の差分

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'''児玉郡'''(こだまぐん) は、[[埼玉県]]([[武蔵国]])の[[郡]]。
'''児玉郡'''(こだまぐん) は、[[埼玉県]]([[武蔵国]])の[[郡]]。

2021年9月6日 (月) 03:18時点における版

埼玉県児玉郡の範囲(1.美里町 2.神川町 3.上里町 薄緑・水色:後に他郡から編入した区域)

児玉郡(こだまぐん) は、埼玉県武蔵国)の

人口53,407人、面積109.99km²、人口密度486人/km²。(2024年11月1日、推計人口

以下の3町を含む。

郡域

発足時の郡域は、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。

  • 本庄市(小和瀬、滝瀬、宮戸および児玉町秋山、児玉町小平を除く全域)
  • 神川町(大字熊野堂、二ノ宮、新宿、池田、中新里、新里、渡瀬、下阿久原、上阿久原)
  • 美里町(大字阿那志、根木、沼上、関、下児玉、南十条、北十条、小茂田)

賀美郡那珂郡統合後の郡域は、上記3町以外では、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。

  • 本庄市(全域)

以下の地域は隣接する郡から当郡に編入されている。なお、熊野堂村は児玉郡→賀美郡→児玉郡という変遷をたどっている。

  • 榛沢郡 → 児玉郡 : 本庄市小和瀬、滝瀬、宮戸
  • 秩父郡 → 児玉郡 : 神川町大字矢納

歴史

近代以降の沿革

知行 村数 村名
幕府領 幕府領(木村) 1宿
1村
本庄宿、山王堂村
旗本領 2町
38村
小島村、下野堂村、西富田村、東富田村、北堀村、東五十子村、上仁手村、下仁手村、阿那志村、●栗崎村、小茂田村、田中村、杉山村、上阿久原村、下阿久原村、河内村、稲沢村、元田村、八幡山町、吉田林村、下真下村、熊野堂村、下児玉村、下浅見村、沼上村、蛭川村、四方田村、上真下村、●児玉町、金屋村、●高柳村、宮内村、塩谷村、池田村、●二ノ宮村、新里村、中新里村、保木野村、田端村、入浅見村[1]
幕府領(木村)・旗本領 3村 傍示堂村、南十条村、根木村
幕府領(伊奈)・旗本領 2村 仁手村、新井村
幕府領(川田)・旗本領 1村 北十条村
藩領 上総久留里藩 3村 太駄村、渡瀬村、新宿村
幕府領・藩領 旗本領・久留里藩 6村 西五十子村、久々宇村、高関村、今井村、長沖村、飯倉村
旗本領・上野前橋藩 4村 鵜森村、関村、都島村、沼和田村

町村制以降の沿革

1.本庄町 2.藤田村 3.仁手村 4.旭村 5.北泉村 6.東児玉村 7.児玉町 8.青柳村 9.若泉村 10.本泉村 11.神保原村 12.賀美村 13.七本木村 14.長幡村 15.丹荘村 21.秋平村 22.松久村 23.大沢村 A.共和組合村 B.金屋組合村 (紫:本庄市 青:美里町 赤:上里町 橙:神川町)
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、以下の町村が発足。特記以外は現・本庄市。(2町14村)
    • 本庄町(本庄宿が単独町制)
    • 藤田村 ← 傍示堂村、鵜森村および榛沢郡牧西村、小和瀬村、滝瀬村、宮戸村
    • 仁手村 ← 仁手村、上仁手村、下仁手村、久々宇村、田中村
    • 旭村 ← 都島村、小島村、沼和田村、山王堂村、新井村、杉山村、下野堂村
    • 北泉村 ← 北堀村、東五十子村、西五十子村、東富田村、西富田村、四方田村、栗崎村
    • 東児玉村 ← 阿那志村、根木村、沼上村、関村、下児玉村、南十条村、北十条村、小茂田村(現・美里町)
    • 共和村 ← 今井村、蛭川村、高関村、入浅見村、下浅見村、下真下村
    • 上真下村吉田林村(それぞれ単独村制)
    • 児玉町 ← 児玉町、八幡山町
    • 金屋村 ← 金屋村、長沖村、高柳村、飯倉村、塩谷村、宮内村
    • 保木野村田端村(それぞれ単独村制)
    • 青柳村 ← 二ノ宮村、新宿村、池田村、中新里村、新里村(現・神川町)
    • 若泉村渡瀬村 (埼玉県)、下阿久原村、上阿久原村(現・神川町)
    • 本泉村 ← 河内村、太駄村、元田村、稲沢村
    • 熊野堂村が賀美郡丹荘村の一部となる。
  • 1892年(明治25年)9月29日 - 金屋組合村(金屋村・保木野村・田端村)が合併して金屋村が発足。(2町12村)
  • 1896年(明治29年)
  • 1900年(明治33年) - 共和組合村(共和村・上真下村・吉田林村)が、上真下村・吉田林村が共和村に編入されることで再編されて共和村が発足。(2町18村)
  • 1923年大正12年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 1926年(大正15年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 1948年昭和23年)4月1日 - 秩父郡矢納村の所属郡が当郡に変更。(2町19村)
  • 1949年(昭和24年)12月1日 - 若泉村が分村となり、大字渡瀬に渡瀬村、大字下阿久原・上阿久原に阿久原村を設置。(2町20村)
  • 1954年(昭和29年)
    • 5月3日(2町16村)
      • 神保原村・賀美村・七本木村・長幡村が合併して上里村が発足。
      • 丹荘村・青柳村が合併して神川村が発足。
    • 7月1日 - 本庄町・藤田村・仁手村・旭村・北泉村が合併して本庄市が発足し、郡より離脱。(1町12村)
    • 9月1日 - 阿久原村・矢納村が合併して神泉村が発足。(1町11村)
    • 10月1日 - 東児玉村・松久村・大沢村が合併して美里村が発足。(1町9村)
  • 1955年(昭和30年)3月20日 - 児玉町・金屋村・秋平村・本泉村が合併し、改めて児玉町が発足。(1町6村)
  • 1957年(昭和32年)
    • 5月3日 - 渡瀬村が神川村に編入。(1町5村)
    • 7月18日 - 共和村の一部(大字今井)が本庄市、残部が児玉町に分割編入。(1町4村)
  • 1971年(昭和46年)11月3日 - 上里村が町制施行して上里町となる。(2町3村)
  • 1984年(昭和59年)10月1日 - 美里村が町制施行して美里町となる。(3町2村)
  • 1987年(昭和62年)10月1日 - 神川村が町制施行して神川町となる。(4町1村)
  • 2006年平成18年)
    • 1月1日 - 神川町と神泉村が合併し、改めて神川町が発足。(4町)
    • 1月10日 - 児玉町が本庄市と合併し、改めて本庄市が発足、郡より離脱。(3町)

変遷表

自治体の変遷
明治22年以前 明治22年4月1日 明治22年 - 大正15年 昭和1年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和34年 昭和35年 - 昭和64年 平成1年 - 現在 現在
本庄町 本庄町 本庄町 昭和29年7月1日
本庄市
本庄市 平成18年1月10日
本庄市
本庄市
藤田村 藤田村 藤田村
仁手村 仁手村 仁手村
旭村 旭村 旭村
北泉村 北泉村 北泉村
今井村 共和村 共和組合村 明治33年
共和村
共和村 共和村 昭和32年7月18日
本庄市に編入
蛭川村
高関村
入浅見村
下浅見村
下真下村
昭和32年7月18日
児玉町に編入
児玉町
上真下村
吉田林村
児玉町 児玉町 児玉町 昭和30年3月20日
児玉町
本泉村 本泉村 本泉村
金屋村 金屋組合村 金屋村 金屋村
保木野村
田端村
那珂郡
秋平村
明治29年4月1日
児玉郡
秋平村
那珂郡
松久村
明治29年4月1日
児玉郡
松久村 昭和29年10月1日
美里村
昭和59年10月1日
町制
美里町 美里町
那珂郡
大沢村
明治29年4月1日
児玉郡
大沢村
東児玉村 東児玉村 東児玉村
賀美郡
神保原村
明治29年4月1日
児玉郡
神保原村 昭和29年5月3日
上里村
昭和46年11月3日
町制
上里町 上里町
賀美郡
賀美村
明治29年4月1日
児玉郡
賀美村
賀美郡
七本木村
明治29年4月1日
児玉郡
七本木村
賀美郡
長幡村
明治29年4月1日
児玉郡
長幡村
賀美郡
丹荘村
明治29年4月1日
児玉郡
丹荘村 昭和29年5月3日
神川村
昭和62年10月1日
町制
平成18年1月1日
神川町
神川町
青柳村 青柳村 青柳村
渡瀬村 若泉村 若泉村 若泉村 昭和24年12月1日
分割 渡瀬村
昭和32年5月3日
分割 神川村に編入
上阿久原村
下阿久原村
昭和24年12月1日
分割 阿久原村
昭和29年9月1日
神泉村
神泉村
秩父郡
矢納村
秩父郡
矢納村
矢納村 昭和23年4月1日
児玉郡

行政

児玉・加美・那珂郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治11年(1879年)3月17日
明治29年(1896年)3月31日 加美郡・那珂郡との合併により旧・児玉郡廃止
児玉郡長
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 明治29年(1896年)4月1日
大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

脚注

  1. ^ 「旧高旧領取調帳」には記載なし。

参考文献

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 11 埼玉県、角川書店、1980年7月1日。ISBN 4040011104 
  • 旧高旧領取調帳データベース
先代
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行政区の変遷
- 1896年 (第1次)
次代
児玉郡(第2次)
先代
児玉郡(第1次)・賀美郡那珂郡
行政区の変遷
1896年 - (第2次・統合後)
次代
(現存)