「ハワーズ・エンド (映画)」の版間の差分
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|上映時間=143分 |
|上映時間=143分 |
2021年8月18日 (水) 01:03時点における版
ハワーズ・エンド | |
---|---|
Howards End | |
監督 | ジェームズ・アイヴォリー |
脚本 | ルース・プラワー・ジャブヴァーラ |
原作 |
E・M・フォースター 『ハワーズ・エンド』 |
製作 | イスマイル・マーチャント |
製作総指揮 | ポール・ブラッドリー |
出演者 |
アンソニー・ホプキンス ヴァネッサ・レッドグレーヴ ヘレナ・ボナム=カーター エマ・トンプソン ジェームズ・ウィルビー サミュエル・ウェスト ジェマ・レッドグレイヴ プルネラ・スケイルズ |
音楽 | リチャード・ロビンズ |
撮影 | トニー・ピアース=ロバーツ |
編集 | アンドリュー・マーカス |
製作会社 |
マーチャント・アイヴォリー・プロダクションズ 住友商事 IMAGICA Cinema Ten JBS Japan Satellite Broadcasting Ide Productions Film Four International |
配給 |
ソニー・ピクチャーズ クラシックス Mayfair Entertainment ヘラルド・エース/日本ヘラルド映画 |
公開 |
1992年2月27日(ニューヨーク) 1992年3月13日(限定) 1992年4月28日(ロンドン) 1992年5月1日 1992年7月11日 |
上映時間 | 143分 |
製作国 |
イギリス 日本 |
言語 |
英語 ドイツ語 |
製作費 | $8,000,000[1] |
興行収入 | $26,316,548[2] |
『ハワーズ・エンド』(Howards End)は1992年のイギリス・日本のドラマ映画。 監督はジェームズ・アイヴォリー、出演はアンソニー・ホプキンスとヴァネッサ・レッドグレーヴなど。 原作はE・M・フォースターの1910年の同名小説。 アイヴォリー監督にとっては『眺めのいい部屋』『モーリス』に続いて3度目となるフォースター文学を原作とした作品である[3]。
第65回アカデミー賞において、作品賞をはじめとする最多9部門でノミネートされ、主演女優賞(エマ・トンプソン)、脚色賞、美術賞の3部門で受賞を果たしている。
日本では1992年7月11日に劇場初公開され、2019年9月13日から4Kデジタル・リマスター版でリバイバル上映された[3][4]。
ストーリー
20世紀初頭のイギリスを舞台に、知的中産階級で理想主義的なシュレーゲル家と現実的な実業家のウィルコックス家の2家族がウィルコックス家の別荘「ハワーズ・エンド」をめぐって繰り広げる運命的な人間模様を描いている[3][5]。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- シュレーゲル家
- マーガレット・シュレーゲル: エマ・トンプソン(池田昌子)
- ヘレン・シュレーゲル: ヘレナ・ボナム=カーター(勝生真沙子)
- ティビー・シュレーゲル: エイドリアン・ロス・マジェンティ(真殿光昭)
- ジュリーおばさん: プルネラ・スケイルズ(斉藤昌)
- ウィルコックス家
- ヘンリー・ウィルコックス: アンソニー・ホプキンス(池田勝)
- ルース・ウィルコックス: ヴァネッサ・レッドグレーヴ(竹口安芸子)
- チャールズ・ウィルコックス: ジェームズ・ウィルビー(小室正幸)
- ポール・ウィルコックス: ジョゼフ・ベネット(二又一成)
- イヴィー・ウィルコックス: ジェマ・レッドグレイヴ(山田栄子)
- ドリー・ウィルコックス: スージー・リンデマン(安達忍) - チャールズの妻。
- バスト家
- レナード・バスト: サミュエル・ウェスト(堀秀行)
- ジャッキー・バスト: ニコラ・デュフェット(さとうあい)
- その他
作品の評価
Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「E・M・フォースターのイギリスの階級闘争の物語を見事に脚色し、全体的に卓越した演技を見せている『ハワーズ・エンド』は、マーチャント=アイヴォリーの作品の中で最高の部類に入る。」であり、65件の評論のうち高評価は94%にあたる61件で、平均して10点満点中8.3点を得ている[6]。 Metacriticによれば、10件の評論のうち、高評価は9件、賛否混在は1件、低評価はなく、平均して100点満点中89点を得ている[7]。
一方、allcinemaは「穏やかで進歩的な考えを持つ二人の女性の交流の描写は心に残るが、全体にお行儀が良すぎる。」としている[3]。
受賞歴
映画祭・賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
---|---|---|---|
第65回アカデミー賞 | 作品賞 | ノミネート | |
監督賞 | ジェームズ・アイヴォリー | ||
主演女優賞 | エマ・トンプソン | 受賞 | |
助演女優賞 | ヴァネッサ・レッドグレイヴ | ノミネート | |
脚色賞 | ルース・プラワー・ジャブヴァーラ | 受賞 | |
作曲賞 | リチャード・ロビンズ | ノミネート | |
美術賞 | イアン・ホイッティカー(美術) ルチアーナ・アリジ(装置) |
受賞 | |
撮影賞 | トニー・ピアース=ロバーツ | ノミネート | |
衣裳デザイン賞 | ジェニー・ビーヴァン ジョン・ブライト | ||
第46回英国アカデミー賞 | 作品賞 | 受賞 | |
監督賞 | ジェームズ・アイヴォリー | ノミネート | |
主演女優賞 | エマ・トンプソン | 受賞 | |
助演男優賞 | サミュエル・ウェスト | ノミネート | |
助演女優賞 | ヘレナ・ボナム=カーター | ||
脚色賞 | ルース・プラワー・ジャブヴァーラ | ||
撮影賞 | トニー・ピアース=ロバーツ | ||
衣裳デザイン賞 | ジェニー・ビーヴァン | ||
編集賞 | アンドリュー・マーカス | ||
メイクアップ&ヘア賞 | クリステイーン・ベヴァリッジ | ||
プロダクションデザイン賞 | ルチアーナ・アリジ | ||
第50回ゴールデングローブ賞 | 作品賞 (ドラマ部門) | ノミネート | |
監督賞 | ジェームズ・アイヴォリー | ||
主演女優賞 (ドラマ部門) | エマ・トンプソン | 受賞 | |
脚本賞 | ルース・プラワー・ジャブヴァーラ | ノミネート | |
第45回カンヌ国際映画祭 | パルム・ドール | ノミネート | |
45周年記念賞 | 受賞 |
出典
- ^ “Howards End (1992) - Financial Information” (英語). The Numbers. 2019年11月11日閲覧。
- ^ “Howards End” (英語). Box Office Mojo. 2019年11月11日閲覧。
- ^ a b c d “映画 ハワーズ・エンド (1992)”. allcinema. 2019年11月11日閲覧。
- ^ “ジェームズ・アイボリー「ハワーズ・エンド」4Kリマスター版9月13日公開”. 映画.com. (2019年6月26日) 2019年11月11日閲覧。
- ^ “ハワーズ・エンド - 作品情報・映画レビュー”. KINENOTE. 2019年11月11日閲覧。
- ^ “Howards End (1992)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年8月2日閲覧。
- ^ “Howards End Reviews” (英語). Metacritic. 2019年11月11日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト ※4Kデジタル・リマスター版リバイバル上映
- ハワーズ・エンド - 映画.com
- ハワーズ・エンド - allcinema
- ハワーズ・エンド - KINENOTE
- ハワーズ・エンド - シネマトゥデイ
- ハワーズ・エンド - MOVIE WALKER PRESS
- Howards End - オールムービー
- Howards End - IMDb
- Howards End - Metacritic
- Howards End - Rotten Tomatoes