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=== 科学と技術 === |
=== 科学と技術 === |
2021年6月26日 (土) 13:38時点における版
3千年紀 |
20世紀 - 21世紀 - 22世紀 |
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2000年代の日本(2000ねんだいのにほん)では、2000年代の日本の出来事・流行・世相などについてまとめる。
できごと
2000年
→詳細は「2000年の日本」を参照
- 1月1日 - コンピュータの2000年問題の発生が注目されたが、大きな問題などは起こらずに無事年越しを迎えた。
- 2月11日 - 新潟少女監禁事件を起こした犯人が逮捕。
- 2月13日 - グリコ森永事件の時効が成立する。
- 3月8日 - 営団日比谷線脱線衝突事故が発生。
- 4月1日 - 日本で介護保険制度が始まる。
- 5月3日 - 西鉄バスジャック事件発生。
- 5月14日 - 小渕恵三首相が死去。後任は森喜朗。
- 5月15日 - 森喜朗首相が「神の国発言」をして議論を呼ぶ。
- 6月21日 - 岡山金属バット母親殺害事件発生。
- 6月25日 - 第42回衆議院議員総選挙 - 自由民主党苦戦。
- 8月14日 - 大分一家6人殺傷事件発生。
- 10月6日 - 鳥取県西部地震が発生。
- 11月20日 - 加藤の乱
- 12月30日 - 世田谷一家殺害事件が発生。
- 2000円札が発行される。
- 九州・沖縄サミット
- 雪印集団食中毒事件発生、被害者数13,420人は過去最悪。
- 有珠山、三宅島・雄山が噴火。
- 白川英樹が日本人で19年ぶり2人目となるノーベル化学賞を受賞。
2001年
→詳細は「2001年の日本」を参照
- 1月1日 - 21世紀を迎え、1985年の国際科学技術博覧会(つくば '85)にて投函された300万通以上に及ぶ「ポストカプセル郵便」が配達された。
- 1月6日 - 中央省庁再編。
- 1月26日 - 新大久保駅乗客転落事故が発生。
- 3月31日 - 大阪府にユニバーサル・スタジオ・ジャパンが開園。
- 4月26日 - 森喜朗首相が辞任、小泉内閣発足。この年「小泉ブーム」が巻き起こり、構造改革、米百俵など「小泉語録」が流行語となった。
- 6月8日 - 附属池田小事件 - 小学校に男が乱入、児童8人を殺害。
- 7月21日 - 明石花火大会歩道橋事故が発生。
- 7月29日 - 第19回参議院議員通常選挙 - 自由民主党が大勝。
- 9月1日 - 歌舞伎町ビル火災 - 戦後5番目に多い44人が死亡。これをきっかけに翌年消防法が改正された。
- 9月4日 - 東京ディズニーシーが開園。
- 12月1日 - 皇太子妃雅子が敬宮愛子内親王出産。湘南新宿ラインが営業開始。
- 野依良治が日本人で2年連続となるノーベル化学賞を受賞。
- 雪印牛肉偽装事件が起こる。
- アニメ映画「千と千尋の神隠し」が興行収入・観客動員数ともに日本映画の歴代最多記録を更新。
2002年
→詳細は「2002年の日本」を参照
- 3月 - 北九州監禁殺人事件が発覚する。
- 5月15日 - 沖縄返還30周年。
- 5月31日〜6月30日 - FIFAワールドカップ・日韓大会が開催。2000年代最初のFIFAワールドカップ。
- 6月26日 - 全日本空輸のボーイング767機型機が下地島空港で航空事故を起こし機体が全損した。(→全日空機下地島オーバーラン事故)
- 8月5日 - 住民基本台帳ネットワーク開始。
- 8月7日〜2004年7月頃まで確認 - 野生のアゴヒゲアザラシのタマちゃんが多摩川を始め首都圏周辺の川にやって来る。
- 9月17日 - 初の日朝首脳会談。10月15日に拉致被害者5名が日本へ帰国。
- 10月 - 小柴昌俊が日本人で29年ぶり4人目となるノーベル物理学賞を受賞、田中耕一がノーベル化学賞を受賞。日本人による3年連続は史上初で、同年度の2人以上受賞も日本初であり「W受賞」がこの年の流行語となった。
- 鈴木宗男事件が起こり、汚職騒動で鈴木宗男代議士が逮捕され、騒動に巻き込まれた田中真紀子外務大臣は大臣を辞任。
- 学習指導要領改正、完全週五日制などゆとり教育化が進む。
- 「看護婦」「看護士」は全国一斉に「看護師」に。
2003年
→詳細は「2003年の日本」を参照
- 1月 - 大相撲で朝青龍明徳がモンゴル人力士初(外国人では3人目)の横綱に昇進する。
- 1月27日 - 全日本空輸のボーイング767型機が成田国際空港着陸時に操縦ミスを起こしたためオーバーラン事故を起こし、開港後初めて滑走路が閉鎖された。(→全日空機成田空港オーバーラン事故)
- 4月25日 - 六本木ヒルズオープン。
- 4月28日 - 日経平均株価がバブル崩壊後の最安値7,603.76円を記録。この時点が景気の底とされる。
- 5月18日 - スーパーフリー事件が起こる。
- 11月9日 - 第43回衆議院議員総選挙、自由民主党議席減、民主党躍進。
- 11月29日 - イラク北部で、日本人外交官2人とイラク人計3人が銃撃され死亡する(イラク日本人外交官射殺事件)。
- 大相撲の貴乃花光司・武蔵丸光洋両横綱が引退。
- SMAPのシングル「世界に一つだけの花」が257万枚の大ヒットを記録。
2004年
→詳細は「2004年の日本」を参照
- 1月1日 - 明治生命と安田生命が合併し、明治安田生命が誕生。
- 3月13日 - 九州新幹線新八代駅 - 鹿児島中央駅間開業。
- 4月1日 - 営団地下鉄が民営化され、東京メトロになる。
- 6月13日 - 大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブの球団合併が発表され、この問題をめぐってプロ野球再編問題が起きる。
- 7月11日 - 第20回参議院議員通常選挙、民主党が自由民主党を上回る50議席を獲得。
- 9月9日 - 愛知豊明母子4人殺人放火事件が発生。
- 10月1日 - メジャーリーグでシアトルマリナーズのイチローが84年ぶりに年間最多安打262の新記録を樹立。
- 10月23日 - 新潟県中越地震発生、死者68人。
- 11月1日 - 日本で新札が発行される。千円札は野口英世。五千円札は樋口一葉。一万円札は前と同じ福澤諭吉だがデザインが変更された。
- 11月2日 - 50年振りに日本プロ野球新規参入球団東北楽天ゴールデンイーグルス誕生。
- 11月20日 - Jリーグ・浦和レッドダイヤモンズが創立初セカンドステージ優勝。
- 11月30日 - 福岡ダイエーホークスがソフトバンクに譲渡され福岡ソフトバンクホークス誕生。
- 12月 - 北朝鮮拉致被害者で曽我ひとみの夫チャールズ・ジェンキンスが日本へ帰国来日。
- アテネオリンピック、日本金メダル16個の快挙。
- アテネパラリンピック、日本金メダル17個の快挙。
- 閣僚の年金未納発覚をきっかけに、年金未納問題がクローズアップ。年金制度そのものの問題も表面化する。
- 台風の日本への上陸数10個、接近数19個と共に史上最多。
2005年
→詳細は「2005年の日本」を参照
- 1月1日 - 自動車リサイクル法施行。
- 2月17日 - 中部国際空港が開港。
- 3月20日 - 福岡県西方沖地震が発生し、福岡県・佐賀県で震度6弱を観測、死者1名。
- 4月25日 - JR福知山線脱線事故発生。死者107人、負傷者555人。
- 6月 - プロ野球セ・パ交流戦が初開催。
- 8月8日 - 郵政民営化法案が参議院本会議で否決され、小泉純一郎首相は衆議院を解散した。
- 9月11日 - 第44回衆議院議員総選挙、郵政民営化問題をめぐり議員が大挙離党した自由民主党が造反議員の選挙区に新人を擁立し300議席にせまる圧勝。
- 10月14日 - 郵政民営化関連法案が可決、成立。
- 11月17日 - 構造計算書偽造問題が発覚。
- 12月8日 - 女性アイドルグループ「AKB48」がデビュー。
- 12月25日 - JR羽越本線脱線事故。5人死亡、33人負傷。
- 平成の大合併がピークに。
- 愛・地球博開催。
- 大相撲で横綱の朝青龍明徳が史上初の『年間6場所完全制覇・7場所連続優勝・年間最多勝(84勝)』を達成。
- プロゴルファーで宮里藍が20歳6ヶ月での史上最年少賞金女王に輝く。
- 日本の人口が戦後初めて減少。
- この年から、テレビ・ラジオでのタバコCMが全面的に禁止となる。
2006年
→詳細は「2006年の日本」を参照
- 1月1日 - 東京三菱銀行とUFJ銀行が合併、三菱東京UFJ銀行発足。
- 1月23日- ライブドア社長(当時)の堀江貴文を証券取引法違反の容疑で逮捕。(→ライブドアショック)
- 2月10日〜2月26日 - トリノオリンピック開催、荒川静香がフィギュアスケートで日本人初の金メダル。
- 3月13日〜3月20日 - 第1回ワールド・ベースボール・クラシック開催し、日本が優勝。
- 4月1日 - 堺市が全国15番目の政令指定都市に移行。地上デジタルテレビの「ワンセグ」が開始。
- 5月1日 - 会社法が施行。
- 5月14日- 東京都千代田区神田須田町(万世橋)の交通博物館が閉館。
- 6月23日 - 村上ファンド代表の村上世彰をインサイダー取引容疑で逮捕。(→村上ファンド事件)
- 8月21日 - 全国高校野球選手権大会の決勝戦が37年ぶりの引き分け・再試合となる。翌日の再試合では早稲田実業が駒大苫小牧を下し出場28回目にして初優勝を飾った。
- 9月6日 - 文仁親王妃紀子が皇室に41年ぶりの男子、悠仁親王を出産。
- 9月26日 - 小泉純一郎が自民党総裁の任期を全うして総理を退任、後任に安倍晋三。
- 10月24日 - 日本で携帯電話の番号ポータビリティが開始。
- 11月7日 - 北海道佐呂間町で竜巻発生、死者9名。
- 12月20日 - 作家で元都知事の青島幸男が死去。
2007年
→詳細は「2007年の日本」を参照
- 1月10日 - 不二家で期限切れの原材料を使用したことが発覚。以降、食品メーカー等の偽装が相次いで発覚する。
- 1月21日 - 宮崎県知事の出直し選挙で、元タレントの東国原英夫(そのまんま東)が当選。
- 3月30日 - 東京ミッドタウンが開業。
- 4月1日 - これ以降発売の第三世代携帯電話へのGPS搭載義務化。
- 4月17日 - 長崎市長の伊藤一長が市長選挙期間に殺害される。(→ 長崎市長射殺事件)
- 5月20日 - 石川遼がゴルフの大会マンシングウェアオープン KSBカップで優勝し、大人を含めたゴルフのメジャー大会では15歳8ヶ月の世界最年少優勝を果たす。
- 5月28日 - 松岡利勝農相が自殺。閣僚の自殺は戦後初。
- 5月30日 - 大相撲で白鵬翔が史上4人目の外国人横綱となる。
- 6月2日 - 道路交通法改正により中型自動車新設。
- 6月26日 - 大相撲の時津風部屋に所属していた力士が、練習中親方や兄弟子に暴行を受け死亡。(→時津風部屋力士暴行死事件)
- 7月12日 - 第21回参議院議員通常選挙。野党躍進。
- 8月1日 - 大相撲の横綱朝青龍明徳が巡業欠席の申し出の後、巡業前の休暇中に母国のモンゴルでサッカーを観戦していたことを理由とした謹慎処分が下される。横綱の謹慎処分は17世紀に大相撲が始まって以来史上初。
- 9月12日 - 安倍晋三首相が辞任、福田康夫内閣発足。
- 10月1日 - 日本郵政公社が解散。日本郵政株式会社を持株会社として、郵便事業株式会社/郵便局株式会社/郵便貯金銀行/郵便保険会社/独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構が発足。
- 10月14日 - 埼玉県さいたま市に鉄道博物館が開館。
- 10月15日 - プロボクシングの世界フライ級王座戦で挑戦者亀田大毅が王者の内藤大助に対し反則行為をしたきっかけで1年間謹慎処分が下される。
- 11月21日 - 京都大学の山中伸弥教授が、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の作成に成功したと発表。
- 中部地方で能登半島地震・新潟県中越沖地震が発生。
- 団塊世代の大量定年退職がはじまる(2007年問題)。
2008年
→詳細は「2008年の日本」を参照
- 1月 - 日本国内で中国製ギョーザによる中毒が相次いで発生する。(→中国製冷凍餃子中毒事件)
- 3月20日 - 赤坂サカスが開業。
- 6月8日 - 秋葉原通り魔事件が発生。
- 6月14日 - 東京メトロ副都心線が開業。日本で岩手・宮城内陸地震が起こる。
- 7月5日 - 東海北陸自動車道が着工より36年を経て全線開通。
- 7月11日 - iPhone 3Gが日本でもソフトバンクモバイルより発売された。
- 8月〜9月 - 大相撲力士大麻問題が起こる。
- 9月24日 - 福田康夫首相が辞任、麻生太郎内閣発足。
- 10月 - 日本人としては史上最多の4人(アメリカ国籍1人含む)がノーベル賞を受賞。南部陽一郎・益川敏英・小林誠が日本出身者で初となる3人同時によるノーベル物理学賞を受賞し、下村脩がノーベル化学賞を受賞。
- 10月10日 - ロス疑惑における共謀罪容疑で逮捕された三浦和義が、ロスアンゼルス市警察の留置所内で自殺を図りその後死亡。
- 10月28日 - 株価大暴落によって日経平均株価が26年ぶりに7000円を割り、6994円となる。
- 11月4日 - 音楽プロデューサーの小室哲哉が詐欺容疑で逮捕。
- 11月18日 - 元厚生事務次官宅連続襲撃事件が起こる。
- 11月30日 - 新幹線0系電車が東海道新幹線開通以来44年にわたる運用を終える。
- メジャーリーグ「カンザスシティ・ロイヤルズ」の野茂英雄が現役引退。
2009年
→詳細は「2009年の日本」を参照
- 2月23日 - アカデミー賞で「おくりびと」が日本映画では54年ぶりとなるアカデミー外国語映画賞を受賞。
- 3月10日 - 日経平均株価がバブル経済崩壊後最安値を更新。
- 3月24日 - 第2回ワールド・ベースボール・クラシックが開催され、日本が2大会連続優勝。
- 3月29日 - 俳優の森田健作が千葉県知事となる。
- 5月2日 - 歌手の忌野清志郎が死去。
- 5月21日 - 裁判員制度スタート。
- 6月4日 - 足利事件で無期懲役となり、DNA再鑑定により遺留物のDNA型が一致しないことが判明した受刑者が約17年6ヶ月ぶりに釈放される。
- 7月1日 - 森光子が存命する女優として初の国民栄誉賞を受賞。
- 7月22日 - 日本の奄美群島などで皆既日食が観測される。(→2009年7月22日の日食)
- 8月8日 - タレントの酒井法子が覚せい剤使用容疑で逮捕。
- 8月30日 - 第45回衆議院議員総選挙で民主党が308議席を獲得し大勝する。
- 9月11日 - クレヨンしんちゃんの作者・漫画家の臼井儀人が事故により死去。
- 9月16日 - 麻生内閣が総辞職し、民主・社民・国民の3党による鳩山由紀夫内閣が成立。15年ぶりの非自民政権が誕生する。
- 10月4日 - 中川昭一元財務・金融担当相が東京都世田谷区の自宅で遺体で見つかる。
- 10月29日 - 落語家で笑点の名司会者でもあった5代目三遊亭圓楽が肺がんにより死去。
- 11月10日 - リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件の容疑者が逃亡生活2年8ヶ月の末で逮捕される。俳優の森繁久彌が老衰で死去、享年96。
- 12月6日 - プロゴルファー石川遼がゴルフツアー史上最年少(18歳2ヶ月)の賞金王に輝く。
- メジャーリーグ・マリナーズ所属のイチロー選手が日本人最多となる通算3086安打(当時)を記録し、さらにメジャーリーグ日本人初の2000本安打、メジャーリーグ新記録となる9年連続200本安打を達成する。
政治と外交
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政治
- 森内閣
- 小泉内閣
- ポスト小泉内閣
- 鳩山由紀夫内閣
- 2000年代の内閣総理大臣
-
小渕恵三
(-2000年) -
森喜朗
(2000年-2001年) -
小泉純一郎
(2001年-2006年) -
安倍晋三
(2006年-2007年) -
福田康夫
(2007年-2008年) -
麻生太郎
(2008年-2009年) -
鳩山由紀夫
(2009年-)
社会
- 1990年代後期に急増した年間自殺者数(警察庁発表データによる)は引き続き3万人以上で推移(2009年で12年連続)しており、自殺問題解決の手立てがないままである。2009年の自殺率(人口10万人あたりの自殺者数)は25.8人で総自殺者数は32845人。主要国G8諸国、OECD加盟国、双方とも日本が自殺率1位、国別では4位(WHO推計)となっている。
- 学校や職場において紙サイズのAシリーズへの統一が進む。
- 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律が施行されたことにより、同法が定める要件を満たす性同一性障害者における戸籍上の性別の変更が可能になった。
- 医療崩壊が顕在化。
- 足利事件で無期懲役の判決により服役していた受刑者が、2009年に行われたDNA再鑑定により遺留物のDNA型が一致しないことが判明し約17年6ヶ月ぶりに釈放された問題は、重大な冤罪事件として世間の注目を集め、さらに1990年代前半に警察の捜査で行われていた初期のDNA鑑定の杜撰さを浮き彫りにした。
- 「若者の車離れ」を背景に暴走族が全国的に下火になり、暴走族の高年齢化が起こる。
- 痴漢など女性の性被害対策のため、鉄道各社において女性専用車両の導入が進んだ。
- 情報技術の普及によるサイバー犯罪の増加。個人情報のインターネットへの流出が問題になる。
- 高齢者をターゲットにした振り込め詐欺が多発する
経済
- 外需主導のいざなみ景気でもデフレは解決せず、アメリカ同時多発テロ事件やリーマンショック後の世界同時不況の発生により再び深刻な不況に陥った。
- 東京一極集中と郊外化による地方都市の衰退が加速。地方の中小都市の商店街は軒並みシャッター通りと化した。
- 地方の公共事業が圧縮されて建設業・不動産業が深刻な不況に陥り、民間投資や公共事業の多い東京大都市圏への一極集中が起こる。
- おサイフケータイなどFeliCaを採用した電子マネーが普及。
- DVDレコーダー・デジタルカメラ・液晶テレビが「デジタル三種の神器」として注目を集めた。
- 禁煙・分煙の風潮が高まり、飲酒運転への取締りが強化された。消費者の酒離れ、たばこ離れが進む。
産業
- 新興国の経済発展に伴い、重厚長大型産業が復権。
- 出版不況が深刻化し、CD・漫画雑誌の売り上げが低迷。
- 自動車販売市場では、ミニバンとクロスオーバーSUV、コンパクトカーが主力となる。その一方で、各メーカーでは一部のセダン、クーペのモデル廃止や削減や淘汰が相次ぎ、これが前述の「若者の車離れ」の一因ともなる。
労働
- 格差社会が問題化。ヒルズ族をはじめとする新たな富裕層が台頭する一方、ワーキングプア、ネットカフェ難民など日本国内においても深刻な貧困問題が存在することが知られるようになった。
- 失業や非正規雇用の増加による若年層の貧困化が深刻に。過度の人員削減などにより過労死や過労自殺に追い込まれる正社員が増加した。ひきこもりやニートも社会問題になっている。
- 介護・福祉・IT業界が成長。しかしこれらの業界はいずれも低賃金・重労働で離職率が高く、若者の介護離れ・IT業界離れから人材集めに苦戦している。
- 派遣労働者などの不安定な非正規雇用に追い込まれた人々が増加。正社員の給与も減少傾向をたどり、ワーキングプアが社会問題化。
教育
- 都立高校で学区内制度を廃止。全国の公立校で中高一貫校が開校する。
- 公立学校において完全五日制が実施された。二学期制を導入する公立校が増加する。
- 大学全入時代に突入。その一方で、少子化の影響で定員割れの大学が増加する。また、学力低下が指摘され、ゆとり教育への批判が高まる。全国学力テストの復活。
- モンスターペアレントの社会問題化。
- 少子化や国際化の進行や価値観の変化により、科学と学習、文具券などの子供向けの教育産業が衰退する。
- 個人情報保護法の施行に伴い、個人情報保護の機運が高まる。小学校において、名札の廃止が進んだ。
災害
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- 2004年に新潟県中越地震(M6.8/最大震度7)が発生し、68人が死亡した。
科学と技術
テクノロジー
交通
- 国策によって高速道路におけるETCが普及し、それに伴って2000年代半ばにはハイウェイカードの販売が終了。同様に偽造防止の観点から他の磁気式プリペイドカードの淘汰も進み、ICカードへと切り替わっていく。
テレビ放送
コンピュータとインターネット
- パーソナルコンピュータのコモディティ化。パソコンが多くの職場や家庭に行き渡り、デジタルカメラ、デジタルオーディオプレーヤーなどパソコンに接続して利用することを前提とした情報機器が普及した。
通信
- 日本における携帯電話が著しく多機能化し、ガラパゴス化ともいわれる独特の発展を遂げる。
- デジタルメディアプレイヤーが急速に普及。インターネット経由の音楽配信が定着した。一方で、FMラジオのリクエスト番組の増加の影響も重なりCDの売上は大きく減少しており、音楽業界の売上も低迷している。
- インターネットがコミュニケーションツールとして定着。SNS・ブログなどのサービスが登場し一般化した。またこれらの文化が2000年代中期頃からテレビなどのメディアで取り上げられることも多くなった。
文化と芸術
流行
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- 2000年代前半にはギャル文字がギャルの間で流行。2000年代後半には小文字文化が流行った。
- 「草食系(草食系男子、草食系女子)」と「肉食系(肉食系男子、肉食系女子)」という差別的分類が流行語になった。(→分類ハラスメント)
- 女子力や女子会など、「女子」を用いた言葉が2000年代後半から2010年代にかけて流行する[1]。
- デザートや菓子(特に洋菓子)を「スイーツ」と言い換える表現が、女性向け雑誌やテレビ、街中(店)などを中心として多く見受けられるようになった。
- 高校野球で活躍した斎藤佑樹の「ハンカチ王子」や男子プロゴルフで活躍した石川遼の「ハニカミ王子」をはじめとして、スポーツ界のみならず様々な分野で活躍する男性に対して「○○王子」という呼称が流行した。
- 新生児の命名に関しても多様化が進み、所謂「DQNネーム」や「キラキラネーム」などと呼ばれる、既存の日本人名から逸脱していたり人名に相応しくない難読かつ意味不明な名前が急増した。
ファッション
建築
→「日本近代建築史」および「2000年代の建築 § 日本の主要作品」も参照
- 2000年 淡路夢舞台 - 安藤忠雄
- 2000年 せんだいメディアテーク - 伊東豊雄
- 2002年 公立はこだて未来大学 - 山本理顕・木村俊彦
- 2004年 国立国会図書館関西館 - 陶器二三雄
- 2004年 金沢21世紀美術館 - SANAA
- 2006年 表参道ヒルズ - 安藤忠雄
-
淡路夢舞台
-
せんだいメディアテーク
-
国立国会図書館関西館
-
金沢21世紀美術館
-
表参道ヒルズ
- 超高層建築物・構築物
-
JRセントラルタワーズ
(2000年) -
NTTドコモ代々木ビル
(2000年) -
六本木ヒルズ森タワー
(2003年) -
ミッドランドスクエア
(2007年) -
モード学園コクーンタワー
(2008年)
音楽
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- 前期(2000年から2003年)
- エイベックスが音楽業界に大旋風を起こす。
- 女性歌手では浜崎あゆみ・宇多田ヒカルが人気となる。
- 中高生の間では青春パンクがブーム。ZONEなど10代のガールズバンドも登場。
- アイドルではジャニーズ事務所所属アイドルとモーニング娘。を筆頭としたハロー!プロジェクトが人気となる。
- 中期(2004年から2006年)
- 男性ダンスヴォーカルグループのEXILEが人気を博す。
- ハロー!プロジェクトは下火を迎える。
- 後期(2007年から2009年)
- 女性アイドルではテクノポップの音楽性を前面に打ち出したPerfumeやスターダストプロモーションとしては初のアイドルグループとなるももいろクローバー、秋元康がプロデュースした大人数アイドルグループAKB48等が登場。その一方で、ソロ活動のアイドル歌手は傍流へと退く。
- 男性アイドルはジャニーズ事務所所属の嵐を中心に、NEWS・KAT-TUNなどが人気。
映画
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- 日本映画の興行収入・製作本数が増加。1990年代の洋画優位の状況は一変し、邦画が日本の映画館で主流に返り咲いた。
小説
- 海外ミステリ[2]
-
- 2000年12月:騙し絵の檻 - ジル・マゴーン
- 2001年8月:最上階の殺人 - アントニイ・バークリー
- 2001年7月:ジャンピング・ジェニイ - アントニイ・バークリー
- 2002年5月:第四の扉 - ポール・アルテ
- 2004年10月:魔術師(イリュージョニスト) - ジェフリー・ディーヴァー
- 2006年12月:デス・コレクターズ - ジャック・カーリイ
- 2006年11月:死の相続 - セオドア・ロスコー
- 2008年3月:ナポレオンの剃刀の冒険 - エラリー・クイーン
- 2003年5月:捕虜収容所の死 - マイケル・ギルバート
- 2006年11月:切り裂かれたミンクコート事件 - ジェームズ・アンダースン
漫画
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- 出版不況とデフレ、テレビゲームの普及により、新書・コンビニコミックなど低価格な新刊書が増加した。
- 週刊少年ジャンプでは『ONE PIECE』・『NARUTO -ナルト-』・『BLEACH』、週刊少年マガジンでは『FAIRY TALE』・『ダイヤのA』、週刊少年サンデーでは、『名探偵コナン』・『MAJOR』が大ヒットした。
- 週刊少年ジャンプの作品として、主人公にダークヒーロー的な人物を置く異色作『DEATH NOTE』が人気となった。その後、ダークヒーロー的な主人公の作品はアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』でも見られ、こちらもヒットしている。
アニメ
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→詳細は「日本のテレビアニメ作品一覧 (2000年代 前半)」および「日本のテレビアニメ作品一覧 (2000年代 後半)」を参照
- 深夜アニメの製作本数が増加する。2006年にはアニメの制作本数がピークの306本に。
テレビ番組・芸能界
- テレビ業界ではお笑い第二世代・お笑い第三世代・お笑い第四世代がそろって活躍する。
- ジャニーズ事務所の男性アイドルグループであるSMAP、嵐等が1990年代に続いて人気を保ち続けた。福山雅治は40歳代に入っても美形歌手・俳優としてアイドル的な立場にある。グラビアアイドルなどの女性アイドルでも、30歳代のアイドルが現れている。
- ドラマ冬の時代を迎えるが、ドラマ・映画では木村拓哉を筆頭とするジャニーズ勢、伊藤英明・坂口憲二・藤木直人ら1970年代生まれの非ジャニーズ系俳優が躍進。その一方で新たな男性若手俳優の不作が続き、主役クラスにジャニーズを抜擢したドラマが多くなる。
- 1990年代から若手人気俳優として活躍していた唐沢寿明、織田裕二、江口洋介、松嶋菜々子、常盤貴子、観月ありさらが2000年代にも引き続き多数のヒットドラマの主演を務めた。米倉涼子、菅野美穂、伊東美咲、仲間由紀恵らは2000年代に入ってから人気が上昇し、主演ドラマでヒットを出した。
- ドラマは小説や漫画原作の作品が大勢を占め、原作のないオリジナル企画によるドラマが減少した。「相棒」や「BOSS」など、刑事ドラマに復活の動きが見られる。
- お笑いではM-1グランプリ、R-1ぐらんぷり、キングオブコントなどのお笑いコンテスト番組が話題を呼んだ。
- 音楽の嗜好の多様化を反映し、NHK紅白歌合戦の視聴率が下降線をたどる。NHK連続テレビ小説の視聴率も低迷する。
- NHKも含めたテレビ局における関東地区の年間および年度平均視聴率で、ゴールデンタイム、プライムタイム、全日で首位となる三冠王をフジテレビが2004年から連年獲得。
- ヨン様が人気となった「冬のソナタ」をはじめとして、中高年女性を中心に韓流ブーム。
- NHKの不祥事が多発、NHKの受信料未払い問題もクローズアップされる。
- 前期(2000年から2003年)
- 中期(2004年から2006年)
- 嗜好の多様化、インターネットの普及、塾通い、部活などを背景に若年層のテレビ離れが顕在化しはじめ、CM収入の減少とあいまって民放は徐々に低迷傾向に。NHK大河ドラマなどの定番人気番組や、定評ある報道番組を多数放送するNHKが視聴率トップになることが多くなる。
- 女優では上戸彩・長澤まさみ・綾瀬はるか・沢尻エリカらが台頭。
- 後期(2007年から2009年)
- サブプライムローン問題に始まる世界不況の余波でCMなどの広告収入が大きく低下、テレビ業界、広告業界の収益も悪化する。
- 椿姫彩菜、はるな愛といったこれまでのニューハーフタレントの枠に留まらないマルチな活動をするTGタレントが登場した。
- お笑い界では、テレビ番組「人志松本のすべらない話」などをきっかけに「すべる」「すべらない」という新たな笑いの基準が確立され「すべり芸」なる芸風が流行した。
- 島田紳助がプロデュースしたユニットが続々出現する。特に「クイズ!ヘキサゴンII」にて、一般的な常識問題に対して驚きの珍回答を連発する「おバカタレント」のユニット(Pabo・羞恥心など)が注目を浴びる。
- 不作とされた1980年代生まれの非ジャニーズ系俳優の中で小栗旬・水嶋ヒロ・小池徹平・松山ケンイチ・速水もこみちらが台頭する。女優では前述の上戸彩・長澤まさみ・綾瀬はるか・沢尻エリカらに加え、新垣結衣・宮崎あおい・石原さとみ・堀北真希らがブレイク。現在も第一線で活躍する女優が多く、「女優の黄金世代」と称された。
ゲーム
コンピュータゲーム
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- テレビゲーム市場では、前世代機の「PlayStation」に続き、2000年に発売されたソニー・コンピュータエンタテインメント (SCEI) の「PlayStation 2」が市場の覇権を握る。任天堂以外の企業が二世代連続で覇権を握ったのは初。PlayStation 2の同世代機である「ドリームキャスト」、「ニンテンドーゲームキューブ」は、日本国外で苦戦を強いられ、世界市場ではPlayStation 2の独壇場となった。その後、セガはドリームキャストを最後にハード事業から撤退し、入れ替わる形でマイクロソフトの「Xbox」が参入した。その後、2005年にマイクロソフトが「Xbox 360」、2006年にソニーが「PlayStation 3」、任天堂が「Wii」を発売。ゲーム機本体の複雑化や開発費の高コスト化、業界の寡占化が進み、市場は縮小へと向かう。
- 2004年に発売された任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」が空前の大ヒットを遂げ、ソニーも「PlayStation Portable」を発売し、後述の『モンスターハンター ポータブル』シリーズがキラーソフトとなり、DS相手に善戦した。2000年代の後半には日本におけるゲームソフト売上は携帯ゲームが独占し、家庭用ゲーム市場の主流は携帯ゲーム機となった。
- モンスターハンターシリーズ(特に携帯ゲーム機向けの『モンスターハンター ポータブル』シリーズ)がブームとなった。
スポーツ
野球
プロ野球の主力選手がFAによりアメリカのメジャーリーグに次々と進出する。特にイチローはメジャーリーグ日本人初の2000本安打、メジャーリーグ新記録となる9年連続の200本安打を達成するなど突出する活躍を見せた。一方、国内ではダルビッシュ有や田中将大などの新たなスター選手が誕生する。また、シドニーオリンピックを皮切りに、五輪、WBC、アジアシリーズなどプロ選手が参加する国際試合が増える。
サッカー
Jリーグの主力選手がヨーロッパのプロサッカーリーグに次々と進出する。後半期には日本サッカー界をけん引してきた中田英寿が引退し、本田圭佑ら若手が台頭する。
相撲
大相撲では朝青龍、白鵬が圧倒的な強さを見せ、東アジア・東ヨーロッパ諸国出身力士が次々と入幕を果たす。一方で貴乃花引退後は日本人横綱が現れず、日本人力士は外国人力士に押され気味である。時津風部屋力士暴行死事件や力士の大麻所持、朝青龍の謹慎、八百長問題など不祥事も相次いだ。
その他
- プロレス界は全日本プロレスから三沢光晴などの主力選手が離脱し新団体プロレスリング・ノアを設立。新日本プロレス・全日本プロレス・プロレスリング・ノアの3強時代に突入した。
- 格闘技全般ではK-1やPRIDEなどが更に人気となり、大晦日に行われる興行がテレビ中継されるようになった。
- 安藤美姫・浅田真央が人気となったフィギュアスケート、石川遼が人気のゴルフ、錦織圭が人気のテニス、浅尾美和が人気となったビーチバレーなどでは、アイドル的なスター選手が競技全体の人気を牽引した。
人物
政治
- 塩川正十郎(1921年 -2015年)
- 緒方貞子 (1927年 - 2019年)
- 石原慎太郎(1932年 - )
- 扇千景(1933年 - )
- 青木幹雄(1934年 - )
- 福田康夫(1936年 - )
- 亀井静香(1936年 - )
- 山﨑拓(1936年 - )
- 森喜朗(1937年 - )
- 加藤紘一(1939年 - 2016年)
- 麻生太郎(1940年 - )
- 武部勤(1941年 - )
- 小泉純一郎(1942年 - )
- 田中真紀子(1944年 - )
- 鳩山由紀夫(1947年 - )
- 鈴木宗男(1948年 - )
- 竹中平蔵(1951年 - )
- 中川昭一(1953年 - 2009年)
- 安倍晋三(1954年 - )
- 志位和夫(1954年 - )
- 橋下徹(1969年 - )
日朝関係
- チャールズ・ジェンキンス(1940年 - 2017年)
- 蓮池薫(1957年 -)
経済とメディア
哲学と思想
文学
芸術
漫画・アニメ
音楽
映画・演劇・舞踏
スポーツ
- フィリップ・トルシェ(1955年 - )
- 高橋尚子(1972年 - )
- イチロー (1973年 - )
- 室伏広治(1974年 - )
- 松井秀喜 (1974年 - )
- 谷亮子(1975年 - )
- 野村忠宏(1975年 - )
- 中田英寿(1977年 - )
- 朝青龍明徳(1980年 - )
- 荒川静香(1981年 - )
- 北島康介(1982年 - )
- 亀田興毅(1986年 - )
科学と技術
- 南部陽一郎(1921年 - 2015年)
- 小柴昌俊(1926年 - 2020年)
- 下村脩(1928年 - 2018年)
- 白川英樹(1936年 - )
- 野依良治(1938年 - )
- 益川敏英(1940年 - )
- 小林誠(1944年 - )
- 中村修二(1954年 - )
- 田中耕一(1958年 - )
フィクションのできごと
- 2000年代初頭 - 神経系を介して人間の記憶を喰らう様々な形状の生命体「M・E(Memory Eater)」が出現し始める。(小説『キャノン・フィストはひとりぼっち』)[3]
- 2004年頃 - 日本のPCC「トランスマリン7」を始めとする複数の大型船舶が未知の海洋生物「ニューク」の襲撃を受け沈没し、世界中の船舶が護送船団方式での外洋航行を余儀なくされる。(小説『群青神殿』)[4]
- 200×年1月7日 - 日本初の国産超音速ビジネスジェット「スワローテイル」が、四国沖L空域での試験飛行中に原因不明の墜落事故を起こす。(小説『空の中』)[5]
- 200×年4月18日 - 「四・一八事件」発生。首都圏への落下コースを取っていた異星人「アポストリ」の宇宙船「十字架」が、米軍の核攻撃を受け琵琶湖に墜落。攻撃を受けたアポストリは周辺の都市への進撃を開始する。(小説『葉桜が来た夏』)[6]
- 200×年4月24日 - L空域で相次いだ航空機事故の調査に赴いた航空自衛隊機が、L空域高度2万メートルで巨大な飛行知的生物【白鯨】とファーストコンタクト。その後、空自内の対策本部による調査が開始される。(小説『空の中』)[7]
- 200×年9月13日 - 午前3時から3秒間の間、新宿区内のみでマグニチュード推定8.5以上の都市直下型地震「新宿大地震」(魔震)が発生。その後、復興作業中に怪現象が頻発したことで新宿の復興は断念され、「魔界都市」と呼ばれるようになる。(小説『魔界都市〈新宿〉』ほか)[8][注 1]
- 200×年 - 宇宙の帝王モドキングが地球侵略を開始する。(漫画『空想科学大戦!』)[9]
- 200A年7月18日 - 宇宙人「キャーティア」の少女エリスが調査のために地球・沖縄に降下。これが地球人と宇宙人の公式なファーストコンタクトとなる。(小説・アニメ『あそびにいくヨ!』)[10]
- 200X年6月4日 - 米海軍との演習を目的として紛争下のエクアドル沖へ向かう途中の海上自衛隊の護衛艦「みらい」が、ミッドウェー島沖で予報にない台風の中に進入し、1942年6月4日のミッドウェー海戦域へとタイムスリップする。(漫画・アニメ『ジパング』)[11]
脚注
注釈
出典
- ^ 「○○女子」「女子力」ブームはいつから始まった? キラキラ系とツッコミ系、二極化した女子の勢力図(ダ・ヴィンチニュース 2014年4月14日)
- ^ 探偵小説研究会「2000-2009 "ゼロ年代" 海外本格ミステリ オールベスト・ランキング」『2011 本格ミステリ・ベスト10』原書房、2010年、84頁。
- ^ 深見真『キャノン・フィストはひとりぼっち 1』ポニーキャニオン、2014年、8・9頁頁。ISBN 978-4-86529-011-0。
- ^ 小川一水『群青神殿』朝日ソノラマ、2002年、5 - 140頁。ISBN 978-4-257-76968-2。
- ^ 有川浩『空の中』角川書店、2008年、8 - 13頁。ISBN 978-4-04-389801-5。
- ^ 夏海公司『葉桜が来た夏』アスキー・メディアワークス、2008年、11 - 18・32・81 - 85頁頁。ISBN 978-4-04-867021-0。
- ^ 有川浩『空の中』角川書店、2008年、111 - 154・192 - 194頁頁。ISBN 978-4-04-389801-5。
- ^ 菊池秀行『魔界都市〈新宿〉【完全版】』朝日ソノラマ、2005年、8 - 11・48 - 53頁頁。ISBN 978-4-257-01068-5。
- ^ 柳田理科雄/筆吉純一郎『空想科学大戦1』メディアファクトリー、2003年、3 - 16頁。ISBN 978-4-8401-0817-1。
- ^ 神野オキナ『あそびにいくヨ!』メディアファクトリー、2003年、14 - 69・164・228頁頁。ISBN 978-4-8401-0861-4。
- ^ かわぐちかいじ『ジパング 1』講談社、2001年、1 - 78頁。ISBN 978-4-06-328731-8。