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「2016年中華民国立法委員選挙」の版間の差分

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2020年9月15日 (火) 13:00時点における版

第九回中華民国立法委員選挙
中華民國第九屆立法委員選舉
中華民国
2012年 ←
2016年1月16日 (2016-01-16)
→ 2020年

立法院全113議席
  第1党 第2党 第3党
 
党首 蔡英文  朱立倫 黄国昌
政党 民主進歩党 中国国民党 時代力量
党首就任 2014年5月 2015年1月 2015年9月
党首選挙区 総統選出馬 総統選出馬 新北市12区
前回選挙 40議席 64議席 -
選挙前議席 40議席 64議席 0議席
獲得議席 68議席 35議席 5議席
議席増減 増加28議席 減少29議席 増加5議席
得票数 5,370,953 3,280,949 744,315
得票率 44.06% 26.91% 6.10%

  第4党 第5党
 
党首 宋楚瑜 林炳坤
政党 親民党 無党団結連盟
党首就任 2000年3月 2007年6月
党首選挙区 総統選出馬 比例区
前回選挙 3議席 2議席
選挙前議席 2議席 1議席
獲得議席 3議席 1議席
議席増減 ±0 減少1議席
得票数 794,838 77,672
得票率 6.52% 0.64%

地域別得票結果
民主進歩党  中国国民党
時代力量  無所属

第九回中華民国立法委員選挙(だい9かいちゅうかみんこくりっぽういいんせんきょ、中国語: 中華民國第九屆立法委員選舉)は、2016年1月16日に行なわれた中華民国台湾)の立法府である立法院を構成する立法委員を選出する選挙である。

なお中華民国の元首である中華民国総統を選出する総統選挙も同時に実施され、立法委員選挙と総統選挙のダブル選挙となった。

概要

前回選挙で大敗した民主進歩党は、 中国国民党副主席で前台北市長である郝龍斌が落選するなど、伝統的に国民党の拠点である台北市台中市花蓮市を筆頭に全国的に圧勝した。2014年に発生したひまわり学生運動をきっかけに設立された新党・時代力量は5議席を獲得した。

基礎データ

立法委員の任期4年が満了したことに伴って実施される選挙である。

立法院の委員定数は113名でこのうち、選挙区(73名)と比例代表および海外華僑(34名)の他、原住民(平地と山地それぞれ3名ずつの計6名)をそれぞれ選出する仕組みとなっている。

定数

113名
  • 区域(選挙区):73名
  • 不分区(比例代表)及び海外華僑枠:34名
  • 原住民:6名
    • 平地原住民:3名
    • 山地原住民:3名

選挙制度

  • 有権者:20歳以上で中華民国の国籍所持者
    • 区域:人
    • 不分区及び海外華僑枠:人
  • 選挙制度:単一選区両票制(小選挙区比例代表並立制
  • 投票:2票制。選挙区候補と比例代表届け出政党にそれぞれ投票(記号式
  • クォーター制:比例代表当選者の半分以上は女性候補でなければならない

選挙結果

選挙の結果、馬英九総統の与党である中国国民党(選挙時64議席)は議席を大きく減らし、議会第二党に転落。総統選で蔡英文を当選させることに成功した民主進歩党(同40議席)は68議席に大きく議席を伸ばし過半数の確保に成功した。初の国政選挙となった時代力量は民主進歩党との選挙協力などが功を奏し、議会第3党となる5議席を確保した。親民党(同3議席)は比例代表で時代力量を上回る得票率を得たものの、選挙区で議席を確保できず現有維持の3議席となった。

投票率:%(投票者数 名/選挙人数 名)
党派別議席数と得票
党派 区域(小選挙区) 不分区(比例代表) 原住民 合計議席 議席増減[注釈 1]
得票数 得票率 議席 得票数 得票率  議席 平地 山地
民主進歩党  5,382,949 45.08% 49 5,370,953 44.04% 18 1 0 68 △28
中国国民党  4,622,756 38.71% 20 3,280,949 26.90% 11 2 2 35 ▼29
時代力量  351,244 2.94% 3 744,315 6.10% 2 0 0 5 △5
親民党  150,021 1.26% 0 794,838 6.52% 3 0 0 3 ±0
無党団結連盟  - - - 77,672 0.64% 0 0 1 1 ▼1
無所属  649,371 5.44% 1 - - - 0 0 1 ±0
合計 11,941,091 73 12,195,462 34 3 3 113
第20代総選挙 党派別議席数
=民主進歩党/=中国国民党/=時代力量/=親民党/=無党団結連盟/=無所属

当選した議員

選挙区当選者

 民主進歩党   中国国民党   親民党   時代力量   無党団結連盟   無所属 [1]

台北市 1区 呉思瑶 2区 姚文智 3区 蔣万安 4区 李彦秀 5区 林昶佐
6区 蔣乃辛 7区 費鴻泰 8区 頼士葆
新北市 1区 呂孫綾 2区 林淑芬 3区 高志鵬 4区 呉秉叡 5区 蘇巧慧
6区 張宏陸 7区 羅致政 8区 江永昌 9区 林徳福 10区 呉琪銘
11区 羅明才 12区 黄国昌
桃園市 1区 鄭運鵬 2区 陳頼素美 3区 陳学聖 4区 鄭宝清 5区 呂玉玲
6区 趙正宇
台中市 1区 蔡其昌 2区 顔寛恒 3区 洪慈庸 4区 張廖万堅 5区 盧秀燕
6区 黄国書 7区 何欣純 8区 江啓臣
台南市 1区 葉宜津 2区 黄偉哲 3区 陳亭妃 4区 林俊憲 5区 王定宇
高雄市 1区 邱議瑩 2区 邱志偉 3区 劉世芳 4区 林岱樺 5区 管碧玲
6区 李昆沢 7区 趙天麟 8区 許智傑 9区 頼瑞隆
基隆市 全市 蔡適応
宜蘭県 全県 陳欧珀
新竹県 全県 林為洲
新竹市 全市 柯建銘
苗栗県 1区 陳超明 2区 徐志栄
彰化県 1区 王恵美 2区 黄秀芳 3区 洪宗熠 4区 陳素月
南投県 1区 馬文君 2区 許淑華
雲林県 1区 蘇治芬 2区 劉建国
嘉義県 1区 蔡易余 2区 陳明文
嘉義市 全市 李俊俋
屏東県 1区 蘇震清 2区 鍾佳浜 3区 荘瑞雄
台東県 全県 劉櫂豪
花蓮県 全県 蕭美琴
澎湖県 全県 楊曜
金門県 全県 楊鎮浯
連江県 全県 陳雪生
平地原住民[2] 鄭天財 廖国棟 陳瑩
山地原住民[3] 高金素梅 簡東明 孔文吉

補欠選挙

選挙区 当選者 当選政党 欠員 欠員政党 欠員事由 出典
2019年 2月 台北市第2区 何志偉 民主進歩党 姚文智 民主進歩党 台北市長選へ出馬 [4]
台中市第5区 沈智慧 中国国民党 盧秀燕 中国国民党 台中市長選へ出馬 [5]
彰化県第1区 柯呈枋 中国国民党 王恵美 中国国民党 彰化県長に当選 [6]
台南市第2区 郭国文 民主進歩党 黄偉哲 民主進歩党 台南市長に当選 [7]
金門県全県区 陳玉珍 無所属 楊鎮浯 中国国民党 金門県長に当選 [8]
3月 新北市第3区 余天 民主進歩党 高志鵬 民主進歩党 議員失職 [9]

比例区当選者

議席獲得政党の比例名簿の掲載順に記載[10][11]

比例区 民主進歩党 呉焜裕 呉玉琴 陳曼麗 顧立雄 蔡培慧 王栄璋 コラス・ヨタカ 余宛如 蘇嘉全 段宜康 鄭麗君 陳其邁 尤美女 李応元 鍾孔炤 林静儀 徐国勇 周春米
中国国民党 王金平 柯志恩 陳宜民 林麗蝉 許毓仁 曽銘宗 黄昭順 呉志揚 張麗善 徐榛蔚 王育敏
親民党 李鴻鈞 陳怡潔 周陳秀霞
時代力量 カウロ・イユン・パチダル 徐永明

繰上当選

繰上者 政党名 欠員 欠員事由
2016年 5月 施義芳 民主進歩党 鄭麗君 文化部部長に指名
李麗芬 民主進歩党 李応元 行政院環境保護署署長に指名
9月 郭正亮 民主進歩党 顧立雄 行政院不当党産処理委員会に指名
10月 邱泰源 民主進歩党 徐国勇 行政院スポークスマンに指名
2018年 7月 蔣絜安 民主進歩党 コラス・ヨタカ 行政院スポークスウーマンに指名
11月 林奕華 中国国民党 張麗善 雲林県長選へ出馬
陳静敏 民主進歩党 陳其邁 高雄市長選へ出馬
12月 童恵珍 中国国民党 徐榛蔚 花蓮県長に当選
2019年 9月 鄭秀玲 時代力量 カウロ・イユン・パチダル 党により除名

注釈

  1. ^ 欠員分などがあるため増減数の合計は一致しない。

参考文献

  1. ^ 第 09 屆 立法委員選舉(區域) 候選人得票數 中選會.
  2. ^ 第 09 屆 立法委員選舉(平原) 候選人得票數 中選會.
  3. ^ 第 09 屆 立法委員選舉(山原) 候選人得票數 中選會.
  4. ^ 第9屆立法委員臺北市第2選舉區缺額補選 中選會.
  5. ^ 第9屆立法委員臺中市第5選舉區缺額補選 中選會.
  6. ^ 第9屆立法委員彰化縣第1選舉區缺額補選 中選會.
  7. ^ 第9屆立法委員臺南市第2選舉區缺額補選 中選會.
  8. ^ 第9屆立法委員金門縣選舉區缺額補選 中選會.
  9. ^ 第9屆立法委員新北市第3選舉區缺額補選 中選會.
  10. ^ 105年全國不分區及僑居國外國民立委選舉3 中選會
  11. ^ 105年全國不分區及僑居國外國民立委選舉1 中選會

関連項目

外部リンク

  • 中選會 (繁体字中国語)(英語)