「第68回ヴェネツィア国際映画祭」の版間の差分
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2020年8月27日 (木) 22:43時点における版
オープニング | 『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』 |
---|---|
会場 | イタリア ヴェネツィア |
創設 | 1932 |
賞名 |
金獅子賞 銀獅子賞 |
期間 | 2011年8月31日 - 9月10日 |
ウェブサイト | http://www.labiennale.org/en/cinema/ |
第68回ヴェネツィア国際映画祭は、2011年8月31日から9月10日までにイタリアのヴェネツィアで開催された[1]。審査委員長はアメリカ合衆国の映画監督のダーレン・アロノフスキーである[2]。アメリカ合衆国の俳優で映画監督のアル・パチーノには監督・ばんざい!賞が贈られ、9月4日に彼の監督映画 Wilde Salome が上映される前に贈与された[3]。マルコ・ベロッキオには生涯功労賞が贈られた[4]。オープニング作品はジョージ・クルーニー監督のアメリカ映画『スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜』である[5]。
コンペティション部門
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
裏切りのサーカス | Tinker Tailor Soldier Spy | トーマス・アルフレッドソン | イギリス フランス |
嵐が丘 | Wuthering Heights | アンドレア・アーノルド | イギリス |
人山人海 | ツァイ・シャンジュン | 中国 | |
キリング・フィールズ 失踪地帯 | Texas Killing Fields | アミ・カナーン・マン | アメリカ |
スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜 | The Ides of March | ジョージ・クルーニー | アメリカ合衆国 |
Quando la notte | クリスチナ・コメンチーニ | イタリア | |
海と大陸 | Terraferma | エマヌエーレ・クリアレーゼ | イタリア |
危険なメソッド | A Dangerous Method | デヴィッド・クローネンバーグ | ドイツ カナダ |
4:44 地球最期の日 | 4:44 Last Day on Earth | アベル・フェラーラ | アメリカ |
キラー・スナイパー | Killer Joe | ウィリアム・フリードキン | アメリカ |
灼熱の肌 | Un été brûlant | フィリップ・ガレル | フランス |
地球の最後の男 | L'Ultimo Terrestre | ジピ | イタリア |
桃さんのしあわせ | 桃姐 | アン・ホイ | 中国 香港 |
Hahithalfut | エラン・コリリン | イスラエル ドイツ | |
Αλπεις | ヨルゴス・ランティモス | ギリシャ | |
SHAME -シェイム- | Shame | スティーヴ・マックイーン | イギリス |
おとなのけんか | Carnage | ロマン・ポランスキー | フランス ドイツ スペイン ポーランド |
ファウスト | Фауст | アレクサンドル・ソクーロフ | ロシア |
ダークホース 〜リア獣エイブの恋〜 | Dark Horse | トッド・ソロンズ | アメリカ合衆国 |
ヒミズ | 園子温 | 日本 | |
チキンとプラム 〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜 | Poulet aux prunes | マルジャン・サトラピ ヴァンサン・パロノー |
フランス ベルギー ドイツ |
奪命金 | 奪命金 | ジョニー・トー | 香港 |
セデック・バレ | 賽德克巴萊 | 魏徳聖 | 台湾 |
コンペティション外
長編映画
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
La Folie Almayer | シャンタル・アケルマン | ベルギー フランス | |
白蛇伝説〜ホワイト・スネーク〜 | 白蛇傳説 | チン・シウトン | 中国 香港 |
Giochi d'estate (film 2011) | Rolando Colla | スイス イタリア | |
Tahrir 2011 | Tamer Ezzat アフメド・アブドラ Ayten Amin Amr Salama |
エジプト | |
La Désintégration | フィリップ・フォコン | ベルギー | |
モスダイアリー | The Moth Diaries | メアリー・ハロン | カナダ アイルランド |
Vivan las Antipodas! | Victor Kossakovsky | ドイツ アルゼンチン オランダ チリ ロシア | |
Alois Nebel | トマス・ルナク | チェコ ドイツ | |
ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋 | W.E. | マドンナ | イギリス |
Eva | キケ・マイーヨ | スペイン フランス | |
Scossa | フランチェスコ・マゼッリ カルロ・リッツァーニ ウーゴ・グレゴレッティ ニノ・ルッソ |
イタリア | |
La Clé des champs | クロード・ニュリザニー マリー・プレンヌー |
フランス | |
楽園からの旅人 | Il Villaggio Di Cartone | エルマンノ・オルミ | イタリア |
Wilde Salome | アル・パチーノ | アメリカ | |
ラビット・ホラー3D | 清水崇 | 日本 | |
コンテイジョン | Contagion | スティーブン・ソダーバーグ | アメリカ |
ダムゼル・イン・ディストレス バイオレットの青春セラピー | Violet Wister's Damsels in Distress | ホイット・スティルマン | アメリカ |
イベント
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
Nel nome del padre (Golden Lion for Lifetime Achievement) |
マルコ・ベロッキオ | イタリア | |
ミルドレッド・ピアース 幸せの代償 | Mildred Pierce (Tribute to Todd Haynes) |
トッド・ヘインズ | アメリカ |
Duvidha (Mani Kaul: 25.12.1944-6.7.2011) |
マニ・ カウル | インド | |
Questa storia qua | Alessandro Paris Sibylle Righetti |
イタリア | |
ウィ・キャント・ゴー・ホーム・アゲイン | We Can't Go Home Again (Nicholas Ray 1911-2011) |
ニコラス・レイ | アメリカ |
あまり期待するな | Don't Expect too Much (Nicholas Ray 1911-2011) |
スーザン・レイ | アメリカ |
インディア | India: Matri Bhumi (Rossellini Ritrovato) |
ロベルト・ロッセリーニ | イタリア |
Diana Vreeland: The Eye Has to Travel | Lisa Immordino Vreeland | アメリカ |
短編映画
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
The End | Collectif Abounaddara | シリア | |
Vanguard | Collectif Abounaddara | シリア | |
Evolution (Megaplex) | Marco Brambilla | アメリカ | |
Marco Bellocchio, Venezia | Pietro Marcello | イタリア | |
La Meditazione Di Hayez | Mario Martone | イタリア | |
Joule | David Zamagni Nadia Ranocchi |
イタリア | |
Spell. The Hypnotist Dog | David Zamagni Nadia Ranocchi |
イタリア | |
Suite | David Zamagni Nadia Ranocchi |
イタリア |
独立部門
国際批評家週間
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
El Campo | Hernán Belón | アルゼンチン | |
故郷よ | La Terre Outragée | ミハル・ボガニム | フランス ドイツ ポーランド ウクライナ |
Marécages | Guy Édoin | カナダ | |
Stockholm Östra | Simon Kaijser da Silva | スウェーデン | |
Totem | Jessica Krummacher | ドイツ | |
Missione di Pace | Fancesco Lagi | イタリア | |
Là-Bas | Guido Lombardi | イタリア | |
Louise Wimmer | Cyril Mennegun | フランス | |
El Lenguaje de los Machetes | Kyzza Terraza | メキシコ |
ヴェニス・デイズ
ヴェニス・デイズ・セクションでは、以下の作品が上映される:[6]
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
Another Silence | Santiago Amigorena | フランス カナダ ブラジル アルゼンチン | |
My Name Is Ki | Ladzek Dawid | ポーランド | |
Di là del vetro | Andrea di Bari | イタリア | |
Ruggine | ダニエーレ・ガッリャノーネ | イタリア | |
Présumé coupable | Vincent Garenq | フランス | |
Toutes nos envies | フィリップ・リオレ | フランス | |
Historias... Que So Existem Quando Lembradas | Julia Murat | ブラジル フランス | |
Portret v sumerkakh | Angelina Nikonova | ロシア | |
ある海辺の詩人 小さなヴェニスで | Io Sono Li | アンドレア・セグレ | イタリア フランス |
Hiver dernier | John Shank | ベルギー フランス | |
Café de Flore | ジャン=マルク・ヴァレ | カナダ フランス | |
パリ、ただよう花 | Love and Bruises | 婁燁 | フランス |
Habibi | Susan Youssef | パレスチナ アラブ首長国連邦 オランダ |
- スペシャル・イベント
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
Edut | Shlomi Elkabetz | イスラエル | |
Voi Siete Qui | Francesco Matero | イタリア | |
Cuba Nell'Epoca di Obama | Gianni Minà | イタリア | |
Der Kaiser von Kalifornien | Luis Trenker | ドイツ | |
クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち | Crazy Horse | フレデリック・ワイズマン | フランス アメリカ |
日本語題 | 原題 | 監督 | 製作国 |
---|---|---|---|
La Penna di Hemingway | Renzo Carbonera | イタリア | |
Hit the Road, Nonna | Duccio Chiarini | イタリア | |
Mundial olvidado | Lorenzo Garzella Filippo Macelloni |
イタリア アルゼンチン | |
Radici | Carlo Luglio | イタリア | |
Più Coma Un Artista | Elisabetta Pandimiglio | イタリア | |
Dietro il Buio | Giorgio Pressburger | イタリア | |
Valdagno, Arizona | Pyoor | イタリア アメリカ |
審査員
- 国際コンペティション
- ダーレン・アロノフスキー、 アメリカ合衆国、映画監督、審査委員長
- エイヤ=リーサ・アハティラ、 フィンランド、ヴィジュアル・アーティスト・映画製作者
- デヴィッド・バーン、 イギリス、音楽家
- トッド・ヘインズ、 アメリカ合衆国、映画監督
- マリオ・マルトーネ、 イタリア、映画監督
- アルバ・ロルヴァケル、 イタリア、女優
- アンドレ・テシネ、 フランス、映画監督
- Orizzonti
- 賈樟柯、 中国、映画監督、審査委員長
- スチュアート・コマー, イギリス、テート・モダンの映画学芸員
- Odile Decq、 フランス、建築家
- マリアン・カウリー、 エジプト、映画監督
- ジャコポ・カドリ、 イタリア、編集技師
- Controcampo Italiano
- ステファーノ・インチェルティ、 イタリア、作家、審査委員長
- アウレリアーノ・アマデイ、 イタリア、俳優
- クリスティーナ・カポトンディ、 イタリア、女優
- "Luigi De Laurentiis" Venice Award for a Debut Film
- カルロ・マッツァクラティ、 イタリア、映画監督、審査委員長
- アリェクセイ・フョードルチェンコ、 ロシア、映画監督
- フレッド・ロス、 アメリカ合衆国、映画プロデューサー
- シャルル・テッソン、 フランス、カンヌ国際映画祭国際批評家週間の芸術監督
- セラ・ユルマズ、 トルコ、女優
受賞結果
- 金獅子賞:『ファウスト』(アレクサンドル・ソクーロフ)
- 銀獅子賞(監督賞):ツァイ・シャンジュン(『人山人海』)
- 審査員特別賞:『海と大陸』(エマヌエーレ・クリアレーゼ)
- ヴォルピ杯
- マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞):染谷将太、二階堂ふみ(『ヒミズ』)
- 金オゼッラ賞
- 脚本賞:ヨルゴス・ランティモス、エフティミス・フィリップ(『Αλπεις』)
- 撮影賞:ロビー・ライアン(『嵐が丘』)
参考文献
- ^ “68th Venice International Film Festival”. labiennale.org (2011年4月17日). 2011年4月17日閲覧。
- ^ “Darren Aronofsky to head Venice film festival jury”. BBC News (2011年4月27日). 2011年5月6日閲覧。
- ^ “Al Pacino to receive special award at Venice Festival”. BBC News (2011年5月6日). 2011年5月6日閲覧。
- ^ “Cannes Film Festival to honour jailed Iranian directors”. BBC News (2011年5月11日). 2011年5月11日閲覧。
- ^ Vivarelli, Nick (2011年6月22日). “Venice confirms 'Ides' as opener”. Variety. 2011年6月22日閲覧。
- ^ Vivarelli, Nick (2011年7月26日). “Wiseman strip club docu plays at Venice Days”. Variety. 2011年7月30日閲覧。