コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「春の波涛」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 綋繒譙褧を含む記事の改名に伴うリンク修正依頼 (相原尚褧) - log
166行目: 166行目:
*大島弘毅:[[伊藤高]]
*大島弘毅:[[伊藤高]]
*高田実:矢野和朗
*高田実:矢野和朗
*[[相原尚けい|相原尚{{lang|zh|}}]]:竹田寿郎
*[[相原尚褧]]:竹田寿郎
*松橋英三郎:[[森川正太]]
*松橋英三郎:[[森川正太]]
*大森善一:三田康二
*大森善一:三田康二

2020年8月20日 (木) 00:37時点における版

春の波涛
ジャンル ドラマ
原作 杉本苑子『冥府回廊』『マダム貞奴』
脚本 中島丈博
演出 清水満 他
出演者 松坂慶子
(以下五十音順)
東てる美
淡島千景
伊丹十三
江波杏子
小川知子
小林桂樹
風間杜夫
かたせ梨乃
岸部シロー
ケーシー高峰
小林薫
柴俊夫
滝田栄
檀ふみ
中村雅俊
名取裕子
春川ますみ
藤岡弘
尾藤イサオ
村上弘明
山本學
山口崇
米倉斉加年
ナレーター 柳井恒夫
オープニング 佐藤勝
製作
製作総指揮 松尾武
制作 日本放送協会
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1985年1月6日 - 12月15日
放送時間日曜20:00-20:45
放送枠大河ドラマ
放送分45分
回数全50
テンプレートを表示

春の波涛』(はるのはとう)は、NHK1985年1月6日から12月15日に放送した23作目の大河ドラマ。全50回。

概要

中島丈博の脚本で、原作は杉本苑子の小説『冥府回廊』『マダム貞奴』。前年の『山河燃ゆ』に続く「近代大河3部作」[1]の第2作である。日本の女優第一号である川上貞奴を中心にした群像劇で、明治・大正期を文化や世相からとらえた意欲作である。貞奴の夫である川上音二郎福澤諭吉の娘婿で「電力王」の異名をとり、貞とのロマンスでも知られる福澤桃介、芸者時代に貞を水揚げした伊藤博文など幅広いキャラクターが登場した。平均視聴率は18.2%、最高視聴率は24.7%[2]

明治生まれの実在人物が主人公になった最初のNHK大河ドラマで、また昭和まで生きた実在人物を主人公とした最初の作品でもある。ただし主人公の最期まで描かれているわけではなく(最終回でナレーションや映像により説明)、1924年大正13年)の描写で終わっている(貞奴が亡くなったのは1946年)。大正を描いた初のNHK大河ドラマである。

涛の字は本来は「濤」である。まれに濤の字を用いていることがある。

山口玲子著作権侵害を訴えられたことから、「春の波濤」事件という著作権裁判で問題となった作品だが、NHKが勝訴しているので再放送及びDVD化が長く望まれていた。2007年11月からホームドラマチャンネルで放送され、2012年11月よりNHKオンデマンドで総集編の配信が始まった。2017年2月24日には完全版、総集編DVDが発売された。

翌年に放送されたNHK連続テレビ小説はね駒』第89回では本作の映像をアーカイブ使用して川上一座が登場している。

キャスト

スタッフ

  • 原作:杉本苑子(『冥府回廊』『マダム貞奴』より)
  • 脚本:中島丈博
  • 音楽:佐藤勝
  • 演奏:東京アート・ビューロー
  • テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
  • テーマ音楽指揮:尾高忠明
  • 時代考証:尾崎秀樹
  • 風俗考証:中田幸平
  • 衣装考証:小泉清子
  • 舞台指導:松本克平、乾譲
  • 振付:藤間康嗣
  • タイトル文字:望月美佐
  • 語り手:柳井恒夫アナウンサー
  • 方言指導:大原穣子池田成志渡部猛
  • 擬斗:新実
  • 茶道指導:西原暉子
  • 英語指導:松浦邦子
  • 仏語指導:渡邊佳子
  • ダンス指導:石原市三
  • ヘラヘラ踊り指導:尾石季世子
  • 踊り指導:藤間伊佐舞
  • 三味線指導:杵屋勝国
  • 邦楽演奏:杵屋勝一佳、杵屋勝佳恵、杵屋勝静香、杵屋久美子、福原徹彦、鳳声美智子、望月博美、望月すみ子、望月直子
  • 資料提供:戸板康二倉田喜弘、川上富司、福澤直美、御荘金吾牧村史陽コレクション早稲田大学演劇博物館慶應義塾福澤研究センター博物館明治村
  • 制作:松尾武
  • 美術:鯛正之輔、足立正美、宮井市太郎、太田礼二
  • 技術:佐藤孝、大沼伸吉、石川泰宏、堀井貞治
  • 効果:村田幸治、浜口淳二、久保光男
  • 照明:五十嵐義行、布野俊明
  • カメラ:後藤忠、三浦国男
  • 音声:平野公一、近藤直光、小林健一
  • 記録・編集:高村晃三郎、東浦弥生
  • 演出:清水満、田中賢二、竹本稔、松本守正、一柳邦久、末松緑朗

放送

特記が無い限りNHKクロニクルのNHK番組表ヒストリーで確認。

通常放送時間

放送日程

  • 第1回は40分繰り上げかつ40分拡大で放送。
  • 第18回は5分拡大で放送。
放送回 放送日 演出 視聴率[4]
第1回 1月6日 自由は死せず 清水満 23.9%
第2回 1月13日 馬上の女 田中賢二 23.1%
第3回 1月20日 遊戯会 竹本稔 24.0%
第4回 1月27日 母と子と 松本守正 21.3%
第5回 2月3日 獄のうちそと 清水満 20.3%
第6回 2月10日 養子縁組 田中賢二 20.9%
第7回 2月17日 小奴狂乱 竹本稔 24.4%
第8回 2月24日 門出の宴 松本守正 21.7%
第9回 3月3日 孤独な日々 清水満 22.4%
第10回 3月10日 オッペケペー 田中賢二 20.1%
第11回 3月17日 めぐり逢い 竹本稔 24.3%
第12回 3月24日 川上一座旗揚げ 松本守正 24.7%
第13回 3月31日 小田原の夜 田中賢二 19.0%
第14回 4月7日 東京初公演 竹本稔 16.9%
第15回 4月14日 もんちゃく続き 松本守正 23.6%
第16回 4月21日 女ごころ 田中賢二 18.3%
第17回 4月28日 自由民権のゆくえ 清水満 18.5%
第18回 5月5日 華燭 13.4%
第19回 5月12日 壮絶快絶 田中賢二 17.8%
第20回 5月19日 思惑ちがい 16.6%
第21回 5月26日 日本一!音二郎 松本守正 16.9%
第22回 6月2日 華麗なる幕開け 18.3%
第23回 6月9日 危うし!川上座 16.6%
第24回 6月16日 好きも嫌いも 清水満 14.4%
第25回 6月23日 音二郎錯乱 17.8%
第26回 6月30日 日本丸出航 竹本稔 20.3%
第27回 7月7日 おお、サンフランシスコ 16.9%
第28回 7月14日 アメリカ御難日記 田中賢二 16.9%
第29回 7月21日 女優誕生 15.1%
第30回 7月28日 洋行中の悲劇 清水満 14.3%
第31回 8月4日 パリで切腹 13.2%
第32回 8月11日 母と子の別れ 松本守正 15.2%
第33回 8月18日 巨星堕つとも 13.6%
第34回 8月25日 揺らぐ心 12.6%
第35回 9月1日 女優第一号 竹本稔 19.4%
第36回 9月8日 吹きすさぶ嵐 一柳邦久 15.0%
第37回 9月15日 女優学校は… 田中賢二 16.8%
第38回 9月22日 ふるさとの山河は遠く 13.6%
第39回 9月29日 その名は須磨子 清水満 16.7%
第40回 10月6日 ただ独り立てる者 松本守正 13.8%
第41回 10月13日 幕がおりて 18.1%
第42回 10月20日 女の戦い 清水満 17.2%
第43回 10月27日 川上一座解散 末松緑朗 16.5%
第44回 11月3日 醜聞 田中賢二 15.1%
第45回 11月10日 桃介座 17.4%
第46回 11月17日 カチューシャの唄 一柳邦久 14.1%
第47回 11月24日 女の中の夜叉 清水満 19.0%
第48回 12月1日 抱月、逝く 松本守正 15.1%
第49回 12月8日 愛のわかれ路 田中賢二 17.8%
最終回 12月15日 波路も遠く 清水満 21.9%

総集編

  • 1985年12月22日19:20 - 22:35(中断 20:50 - 21:05 ニュース・天気予報)

関連商品

2017年2月24日、完全版、総集編DVDが発売された。

脚注

  1. ^ 大原, 誠. "舞台裏インタビュー ディレクター編:大原 誠さん(元・NHKディレクター)" (Interview). 2019年3月6日閲覧 {{cite interview}}: 不明な引数|program=は無視されます。 (説明); 不明な引数|subjectlink=は無視されます。(もしかして:|subject-link=) (説明)
  2. ^ ビデオリサーチ NHK大河ドラマ 過去の視聴率データ
  3. ^ 一部放送日時の変更あり
  4. ^ 「テレビ視聴率季報(関東地区)」ビデオリサーチ。

外部リンク

NHK 大河ドラマ
前番組 番組名 次番組
春の波涛