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2020年7月14日 (火) 20:06時点における版
AFCチャンピオンズリーグ2012 AFC Champions League 2012 | |
---|---|
大会概要 | |
日程 | 2012年2月11日 - 11月10日 |
チーム数 | 37 (11連盟) |
大会結果 | |
優勝 | 蔚山現代 (1回目) |
準優勝 | アル・アハリ |
3位 |
アル・ヒラル ブニョドコル |
大会統計 | |
試合数 | 122試合 |
ゴール数 |
352点 (1試合平均 2.89点) |
総入場者数 |
1,652,546人 (1試合平均 13,545人) |
得点王 | リカルド・オリヴェイラ(12点) |
最優秀選手 | イ・グノ |
< 20112013 > |
AFCチャンピオンズリーグ2012 (AFC Champions League 2012)は、2002-2003年に第1回大会が行われて以来、10回目のAFCチャンピオンズリーグである (前身も含めれば31回目)。 蔚山現代が初優勝を果たした。
概要
グループステージ参加クラブ数は前回大会と同じ32チームである。各4チーム、A~H組の8組に分かれる。原則として、A~D組は西地区、E~H組は東地区と東西に分かれてのグループ分けとなる。2011年11月24日、AFCより前回大会からの出場枠の変更がアナウンスされ[1]、ウズベクリーグより1チームが東地区に参加することが明らかになった (便宜上、原則にのっとり、A~D組は西地区、E~H組は東地区と記述する)。 各グループの上位2チームがノックアウトステージに進出する。
ノックアウトステージは、ラウンド16をグループステージ1位チームのホームで一発勝負。ここまでが東西に分かれての試合となる。準々決勝・準決勝はホーム・アンド・アウェー方式で2試合行われる。 前回大会同様決勝戦は、中立地での一発勝負ではなく、決勝に勝ち進んだ2チームのどちらかのホームスタジアムでの一発勝負となる[2]。どちらのホームになるかは事前の抽選によって決められる。
優勝チームには、2012年12月に日本で開催したFIFAクラブワールドカップ2012への出場権が与えられた。
出場チーム
前回大会からの出場枠の変更は以下の通り。
|
|
- A ウズベクリーグよりプレーオフを介さずACLに出場するクラブの内、1クラブは東アジアゾーンに振り分けられることが決定している。
- B Kリーグのクラブの内, 尚州尚武フェニックスは国内リーグにプロ契約した選手を出場させていないためACLに参加することはできない。
- C Aリーグのクラブの内, ウェリントン・フェニックスはOFCに所属するニュージーランドのクラブであるため、ACLに参加することはできない[3]。
- D インドネシア国内リーグの参加クラブ数とされる数字はAFCチャンピオンズリーグ2012の概要レポートに記されている[4]。しかし、ACL参加対象とされているインドネシア・スーパーリーガ(en)2010-2011の参加クラブ数は15であり、インドネシアサッカー協会により国内最上位のサッカーリーグと認定されているリーガ・プレミア・インドネシア(en)の2010-2011シーズンの参加クラブ数は13である。現在、インドネシアには国内最上位のサッカーリーグが2つ存在している状態である(インドネシア・スーパーリーガは現在、インドネシアサッカー協会未公認のサッカーリーグ)。
プレーオフ
本来は前年度AFCカップ優勝及び準優勝クラブにもプレーオフ出場権が与えられる[5] が、AFCカップ2011優勝クラブのナサフ・カルシは国内リーグ枠で既に出場権を得ており、また準優勝クラブのアル・クウェートはACL出場規定を満たしていなかったためプレーオフ不参加となった。また、中国スーパーリーグ3位の遼寧宏運はプレーオフ出場を辞退した[6]。
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|
グループステージ
|
|
- 註
- * 出場回数 (プレーオフ枠を含む) は2002-03シーズンにAFCチャンピオンズリーグへと変更されて以降の回数を表す。
- † ペルシプラ・ジャヤプラはAFCより参加不適格とされ出場不可能であったが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えを出し、2012年2月1日にCASはペルシプラ・ジャヤプラのACL参加を認めるよう裁定を下した[7]。これにより、プレーオフを経ずに直接グループステージに参加可能とされていたアデレード・ユナイテッドもプレーオフを戦うことになった。
- ‡ ウズベクリーグよりプレーオフを介さずACLに出場するクラブの内、1クラブは東地区に割り振られる。抽選の結果、ブニョドコルが東地区に割り振られることになった。
プレーオフ
プレーオフ決勝で敗退のチームは、AFCカップ2012に進出する。(ただし、アデレード・ユナイテッド対ペルシプラ・ジャヤプラの敗者はAFCカップ2012にも参加できない[8])
プレーオフ準決勝で敗退のチームは、AFCカップ2012にも進出できない。(前回大会まではプレーオフ敗退クラブは全てAFCカップに参加していた)プレーオフ出場を辞退した遼寧宏運はAFCカップ2012にも出場しない。
西地区
準決勝
決勝
東地区
決勝
グループステージ
組み合わせ抽選会は2011年12月6日にクアラルンプールで行われた。
各グループの上位2チームがラウンド16に進出する。各グループで勝ち点が同点のチームが2つ以上ある場合は、以下の順に比較して順位を決定する。
- 当該チーム同士の対戦における、勝ち点の多少
- 当該チーム同士の対戦における、得失点差(アウェイゴールは不適用)
- 当該チーム同士の対戦における、ゴール数の多少(アウェイゴールは不適用)
- 当該チームの全試合における、得失点差
- 当該チームの全試合における、ゴール数の多少
- ここまで参照し、それでも2クラブが差がつかず、さらにその両方が同じ試合会場にいる場合は、PK戦を行う。
- 警告および退場処分になった回数をポイント化 (警告=1ポイント、2回目の警告による退場=3ポイント、いわゆる一発退場=3ポイント、警告に続いて退場=4ポイント)し、ポイントの少ない方を上位とする
- 抽選
西地区
グループA
チーム | 試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アル・ジャジーラ | 6 | 5 | 1 | 0 | 18 | 10 | +8 | 16 |
エステグラル | 6 | 3 | 2 | 1 | 8 | 3 | +5 | 11 |
アル・ラーヤン | 6 | 2 | 0 | 4 | 9 | 12 | −3 | 6 |
ナサフ・カルシ | 6 | 0 | 1 | 5 | 4 | 14 | −10 | 1 |
グループB
チーム | 試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アル・イテハド | 6 | 5 | 1 | 0 | 13 | 4 | +9 | 16 |
バニー・ヤース | 6 | 3 | 2 | 1 | 9 | 2 | +7 | 11 |
パフタコール | 6 | 2 | 1 | 3 | 6 | 10 | −4 | 7 |
アル・アラビ | 6 | 0 | 0 | 6 | 4 | 16 | −12 | 0 |
※アル・イテハドは、前回大会のホームゲーム (FCソウル戦)で観客が問題を起こしたことへの処分として、この試合を一般観客なしで実施することを命じられた[10]。
グループC
チーム | 試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
セパハン | 6 | 4 | 1 | 1 | 9 | 4 | +5 | 13 |
アル・アハリ | 6 | 3 | 1 | 2 | 10 | 6 | +4 | 10 |
アル・ナスル | 6 | 2 | 0 | 4 | 6 | 11 | −5 | 6 |
レフウィヤSC | 6 | 2 | 0 | 4 | 5 | 9 | −4 | 6 |
グループD
チーム | 試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アル・ヒラル | 6 | 3 | 3 | 0 | 10 | 7 | +3 | 12 |
ペルセポリス | 6 | 3 | 2 | 1 | 14 | 5 | +9 | 11 |
アル・ガラファ | 6 | 1 | 3 | 2 | 7 | 10 | −3 | 6 |
アル・シャバーブ | 6 | 0 | 2 | 4 | 5 | 14 | −9 | 2 |
東地区
グループE
チーム | 試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アデレード・ユナイテッド | 6 | 4 | 1 | 1 | 7 | 2 | +5 | 13 |
ブニョドコル | 6 | 3 | 1 | 2 | 8 | 7 | +1 | 10 |
浦項スティーラース | 6 | 3 | 0 | 3 | 6 | 4 | +2 | 9 |
ガンバ大阪 | 6 | 1 | 0 | 5 | 5 | 13 | −8 | 3 |
グループF
チーム | 試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
蔚山現代 | 6 | 4 | 2 | 0 | 11 | 7 | +4 | 14 |
FC東京 | 6 | 3 | 2 | 1 | 12 | 6 | +6 | 11 |
ブリスベン・ロアー | 6 | 0 | 3 | 3 | 6 | 11 | −5 | 3 |
北京国安 | 6 | 0 | 3 | 3 | 6 | 11 | −5 | 3 |
※ブリスベン・ロアーと北京国安は、勝ち点・直接対戦の結果・全試合の得失点差・全試合の総得点のすべてで並んだものの、規定における「最終節でPK戦により順位決定」は行われなかった。ここでは次の順位決定基準である「イエローカード・レッドカードの数による評価」により、ブリスベン・ロアーを上位と表記する (ブリスベン・ロアー:イエローカード9枚・レッドカード1枚、北京国安:イエローカード12枚、レッドカード2枚)。
グループG
チーム | 試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
城南一和天馬 | 6 | 2 | 4 | 0 | 13 | 5 | +8 | 10 |
名古屋グランパス | 6 | 2 | 4 | 0 | 10 | 4 | +6 | 10 |
セントラルコースト・マリナーズ | 6 | 1 | 3 | 2 | 7 | 11 | −4 | 6 |
天津泰達 | 6 | 0 | 3 | 3 | 2 | 12 | −10 | 3 |
グループH
チーム | 試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広州恒大 | 6 | 3 | 1 | 2 | 12 | 8 | +4 | 10 |
柏レイソル | 6 | 3 | 1 | 2 | 11 | 7 | +4 | 10 |
全北現代モータース | 6 | 3 | 0 | 3 | 10 | 15 | −5 | 9 |
ブリーラム・ユナイテッド | 6 | 2 | 0 | 4 | 8 | 11 | −3 | 6 |
ラウンド16
- グループステージが始まった当時は東地区、西地区共に2012年5月29日、30日に開催される予定だったが、西地区のクラブ及びサッカー協会が2014 FIFAワールドカップ・アジア4次予選に向け日程の前倒しを要求したため、西地区は1週間早い2012年5月22日、23日に実施されることになった[12][13][14]。
- 東西に分かれ、グループ1位クラブと他グループ2位クラブとの対戦。グループ1位クラブのホームでの一発勝負。
- アウェーゴールルールは適用されない。
西地区
アル・ジャジーラ | 3 - 3 (延長) |
アル・アハリ |
---|---|---|
オリヴェイラ 33分, 114分 デルガド 62分 |
レポート | カマーチョ 22分 アル・ホサニ 75分 シモンス 118分 |
PK戦 | ||
オリヴェイラ ベルグシュ イスマイール ニール |
2 - 4 | カマーチョ マヨフ ファハミー パロミノ シモンス |
東地区
準々決勝
組み合わせ抽選は2012年6月14日にマレーシア・クアラルンプールのAFCハウスで行われた。第1戦は2012年9月19日に、第2戦は2012年10月2、3日に開催される[15]。
チーム #1 | 合計 | チーム #2 | 第1戦 | 第2戦 |
---|---|---|---|---|
アル・イテハド | 5 - 4 | 広州恒大 | 4 - 2 | 1 - 2 |
セパハン | 1 - 4 | アル・アハリ | 0 - 0 | 1 - 4 |
アデレード・ユナイテッド | 4 - 5 | ブニョドコル | 2 - 2 | 2 - 3 (延長) |
蔚山現代 | 5 - 0 | アル・ヒラル | 1 - 0 | 4 - 0 |
第1戦
第2戦
準決勝
第1戦は2012年10月24日に、第2戦は2012年10月31日に開催される[15]。ただし、サウジアラビアのクラブが準決勝に進出した場合、10月24日がハッジの期間内にあたるため、予定を前倒しして10月22日に第1戦が開催される[16]。
チーム #1 | 合計 | チーム #2 | 第1戦 | 第2戦 |
---|---|---|---|---|
アル・イテハド | 1 - 2 | アル・アハリ | 1 - 0 | 0 - 2 |
ブニョドコル | 1 - 5 | 蔚山現代 | 1 - 3 | 0 - 2 |
第1戦
第2戦
決勝
決勝戦は対戦する2チームの内一方のホームスタジアムで開催される。どちらのホームスタジアムを使用するかは事前の抽選で決定された[17][18]。
アル・アハリ
|
|
|
AFCチャンピオンズリーグ 2012 優勝 |
---|
蔚山現代 初優勝 |
得点ランキング
順位 | 選手名 | クラブ | 得点数 |
---|---|---|---|
1 | リカルド・オリヴェイラ | アル・ジャジーラ | 12 |
2 | ナイフ・ハザジ | アル・イテハド | 8 |
3 | ヴィクトル・シモンス | アル・アハリ | 7 |
T4 | キム・シンウク | 蔚山現代 | 6 |
ダリオ・コンカ | 広州恒大 |
脚注
- ^ 今回の変更は暫定的なものであり、2013、14シーズンに関しては改めて協議される。
- ^ AFC Champions League 2011 Competition Regulations - 25. Technical Rules for the Competition: Knockout Stage (PDF)
- ^ 今後ニュージーランドよりAリーグに参加するクラブが現れた時も同様。[1]
- ^ Decision by Competitions Committee & Executive Committee for AFC Club Competitions(PDF)
- ^ ACL 2012 Slots Decision by Exco (pt2)- AFC(PDF)
- ^ 辽宁宏运正式宣布退出亚冠联赛资格赛 - 中文
- ^ FOOTBALL ー PERSIPURA (INDONESIA) PROVISIONALLY REINSTATED IN THE AFC CHAMPIONS LEAGUE 2012
- ^ ACL playoff: Adelaide United vs Persipura Jayapura on Feb 16
- ^ 本来は3月6日に開催する予定であったが、大雪のため試合が7日に延期された。“Nasaf, Al Jazira match postponed”. アジアサッカー連盟 (2012年3月7日). 2012年3月7日閲覧。
- ^ “ACL MD1 - Disciplinary matters”. アジアサッカー連盟 (2012年3月5日). 2012年3月7日閲覧。
- ^ 命名権の名称「味の素スタジアム」が、FIFAの規定で使用できないため、正式名の「東京スタジアム」名義で開催
- ^ 日本協会、ACL日程変更に反対 SANSPO.com、2012年3月30日掲載、2012年5月17日閲覧。
- ^ 日本のACL日程変更なし W杯予選への影響消える nikkei.com、2012年4月6日掲載、2012年5月17日閲覧。
- ^ ACL Round of 16 matches rescheduled afc.com、2012年4月8日掲載、2012年5月17日閲覧。
- ^ a b AFC Competitions Calendar 2012 AFC.com、2012年5月24日閲覧。
- ^ Oman to host U-22 finals AFC.com、2012年7月18日掲載、2012年7月22日閲覧。
- ^ “AFC Competitions Committee decisions”. AFC (2010年7月31日). 2012年5月24日閲覧。
- ^ “SF2 winners to host ACL Final”. AFC (2012年6月14日). 2012年11月1日閲覧。