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2020年7月6日 (月) 22:02時点における版
関西大学北陽中学校・高等学校 | |
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過去の名称 |
北陽商業学校 北陽工業学校 北陽商業高等学校 北陽高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人関西大学 |
併合学校 | 福武工業学校 |
設立年月日 |
1925年(高等学校) 2010年(中学校) |
創立者 | 山岡倭 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
高校コード | 27511F |
所在地 | 〒533-0006 |
大阪府大阪市東淀川区上新庄一丁目3番26号 北緯34度44分45.4秒 東経135度31分45.9秒 / 北緯34.745944度 東経135.529417度座標: 北緯34度44分45.4秒 東経135度31分45.9秒 / 北緯34.745944度 東経135.529417度 | |
外部リンク |
公式サイト(中学校) 公式サイト(高等学校) |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
関西大学北陽中学校・高等学校(かんさいだいがくほくようちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪府大阪市東淀川区上新庄一丁目にある私立中学校・高等学校。
概要
1925年、関西大学第11代学長山岡順太郎の実子である山岡倭により、北陽商業学校として創立。建学の精神は「知徳体の調和のとれた人間の育成」。
校名の北陽は、北に神崎川を隔てて遠く千里の山並みを仰ぎ、東の遙か淀川の彼方に生駒の連峰を望む学校所在地の地勢に因む。「山の南を陽と名づく」という古辞により、千里山の南(陽)、淀川の北に位置する学校という主張である。[1]
2007年度までは北陽高等学校の名称で、学校法人福武学園が経営していた。学校法人福武学園は2008年4月に学校法人関西大学と合併することが、2007年3月15日に合意された。生徒数減少に悩んでいる北陽と、併設校を増やしたい関西大学の意向が一致したことが、合併の合意につながった。それに伴って2008年度から関西大学の併設校となり、校名も関西大学北陽高等学校に変更した。
元々は男子校であったが、2008年の合併と同時に、2008年度入学生から段階的に男女共学へと変更し、2010年度には関西大学北陽中学校を併設、中高一貫教育をも開始した。
沿革
- 1925年3月 - 山岡倭が甲種北陽商業学校として設立。東淀川区長柄町177(現在の北区長柄)に仮校舎を造営。
- 1925年4月 - 北陽商業学校として開校。
- 1926年3月 - 東淀川区下新庄町2-141(当時)に校舎完成。
- 1942年6月 - 財団法人福武学園が西淀川区御幣島町(当時)に福武工学校を開校。
- 1943年4月 - 福武工学校を福武工業学校と改称し、仮校舎を東淀川区木川西之町(当時、現在の淀川区木川西)に移転。
- 1944年3月 - 戦時非常措置令により、財団法人福武学園が北陽商業高校を買収し、福武工業学校と北陽商業学校を合併して、財団法人福武学園北陽工業学校と改称し設立者を福武平十郎に変更。
- 1946年3月 - 終戦により、財団法人福武学園北陽商業学校と改称。
- 1947年4月 - 北陽中学校を併設。
- 1948年4月 - 北陽商業高等学校と改称。
- 1949年3月 - 北陽高等学校と改称。普通科・商業科設置。
- 1951年3月 - 財団法人を学校法人に変更。
- 1953年6月 - 北陽中学校を休校(のち正式に廃止)。北陽幼稚園併設。
- 1963年3月 - 幼稚園を廃園。
- 1975年4月 - 理科クラス設置。
- 1979年5月 - 東淀川区上新庄1-3-26に新校舎完成・移転(現在の校舎)。
- 1989年4月 - 英語クラス設置。
- 1990年4月 - 特進クラス設置。
- 2003年4月 - アドバンスクラス設置。
- 2008年4月 - 法人合併により関西大学北陽高等学校と改称。
- 2010年4月 - 関西大学北陽中学校を設置。
設置学科・コース
特進コース/文理コース/スポーツコース
コース概要
- 特進コース:関西大学および難関国公立大学への進学をめざす。高校2・3年では、成績上位者でアドバンスクラスを編成する。
- 文理コース:文武両道をモットーとして関西大学への内部進学をめざす。
- スポーツコース : クラブ活動を通して真のアスリートを養成する。また、有名私立大学に進学できる基礎学力を培う。
クラブ活動とその実績
高等学校野球部
選手権: 出場6回 優勝0回 準優勝0回 第48回大会、第55回大会、第62回大会、第63回大会、第76回大会、第81回大会
選抜 : 出場8回 優勝0回 準優勝1回 第42回大会、第45回大会、第48回大会、第52回大会、第60回大会、第62回大会、第66回大会、第79回大会
1970年代には私学7強のうちの1校として有名であった。
高等学校サッカー部
1926年に創部、全国大会へ34回(全国制覇2回)
- 1973年 第52回全国高等学校サッカー選手権大会 優勝
- 1973年 第08回 全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会 準優勝 (インターハイ)
- 1978年 第18回 全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会 優勝
- 全国高等学校サッカー選手権大会大阪府代表
選手権: 第52回(昭48)、第56回(昭52)、第58回(昭54)、第59回(昭55)、第63回(昭59)、第64回(昭60)、第66回(昭62)、第68回(平元)、第70回(平3)、第73回(平6)
- 全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会 大阪府代表
インターハイ:(平7)、(平8)、(平9)、(平10)、(平11)、(平13)、(平30) * 大阪1代表 17年ぶり22回目
高等学校陸上部
全国高等学校駅伝競走大会・大阪府代表男子予選では2009年、かつて大阪男子代表として31年間も連続出場していた、清風高校の32連覇を止め、関大北陽として初優勝を成し遂げ、全国高等学校駅伝競走大会[2] に念願の都大路初出場を果たす。
その後も2010年[3]、2011年[4]、2012年[5] と4連覇を達成した。
- 2009年(平成21年)- 全国高校駅伝男子第60回記念大会・初出場(45位/全58校・2時間12分12秒)
- 2010年(平成22年)- 全国高校駅伝男子第61回大会・2年連続2回目の出場(34位/全47校・2時間10分33秒)
- 2011年(平成23年)- 全国高校駅伝男子第62回大会・3年連続3回目の出場(38位/全47校・2時間11分04秒)
- 2012年(平成24年)- 全国高校駅伝男子第63回大会・4年連続4回目の出場(27位/全47校・2時間09分43秒)
しかし、2013年(平成25年)の全国高校駅伝男子第64回大会・大阪男子予選[6] では3位に留まり、5連覇はならなかった(優勝は大阪桐蔭高校、2位は清風高校)。翌2014年の全国高校駅伝男子第65回記念大会・大阪男子予選では、惜しくも21秒差で2位と敗れ(優勝は大阪高校)、2年連続で都大路出場を逃している(記念大会は近畿地区代表で1校追加出場するが、近畿高校駅伝大会で優勝した兵庫県・須磨学園高校が近畿代表に選出、関大北陽は9位に終わった)。
交通
著名な出身者
- 阿部甚吉(弁護士、大阪弁護士会会長、日本弁護士連合会会長、日清食品監査役)
- 又吉直樹(ピース、お笑い芸人、小説家、芥川賞受賞)
- 中村優(フィギュアスケート選手)
- 白河りり(宝塚歌劇団月組娘役)
- 吉田輝雄(俳優)
- 桂春蝶(落語家)[7]
- 月亭八光(落語家・レポーター)[8]
- 小西浩文(登山家)
- 橋本明雄(ハンドボール選手)
- 前田日明(格闘家)
- 丸田陽七太(プロボクサー)
- 松井繁(競艇選手)
- 田村大輔(プロバスケットボール選手)
- 村上秀行(ハンドボール選手)
- 井上弘昭(元プロ野球選手)
- 園田喜則(元プロ野球選手)
- 長崎慶一(元プロ野球選手)
- 才田修(元プロ野球選手)
- 神垣雅行(元プロ野球選手)
- 松岡高信(元プロ野球選手)
- 有田二三男(元プロ野球選手)
- 慶元秀章(元プロ野球選手)
- 岡田彰布(元プロ野球選手、元阪神タイガース監督)
- 桑田茂(元プロ野球選手)
- 高木宣宏(元プロ野球選手)
- 森田幸一(元プロ野球選手)
- 渡辺政仁(元プロ野球選手)
- 榊原勝也(元プロ野球選手)
- 上田浩明(元プロ野球選手)
- 吉本一義(元プロ野球選手)
- 寺前正雄(元プロ野球選手)
- 嘉㔟敏弘(元プロ野球選手)
- 大橋雅法(元プロ野球選手)
- 田村丈(プロ野球選手)
- 吉川峻平(プロ野球選手)
- 大塚翔平(サッカー選手・SC相模原・元アジア大会日本代表)
- 久高友雄(元サッカー選手)
- 佐藤慶明(元サッカー選手・日本代表)
- 下川誠吾(元サッカー選手)
- 高畠勉(元サッカー選手/指導者・元川崎フロンターレ監督)
- 西谷正也(元サッカー選手・日本代表コンサドーレ札幌)
- 西村昭宏(元サッカー選手・日本代表/指導者)
- 布部陽功(元サッカー選手/指導者・元京都サンガF.C.監督)
- 桝本厚志(元サッカー選手)
- 山口敏弘(元サッカー選手・日本代表)
- 長岡郷(サッカー選手)
- 水谷尚貴(サッカー選手)
不祥事
一部の生徒が、関西大学への内部進学の合否判定に用いられる民間実施の模試の正解を、インターネットを通じて事前入手していたことが、2018年7月に判明。これを受け関大は、選考の公正性が害されるとして、併設3高校からの内部進学者の合否判定を見直すことにした[9]。関大としては、問題の発覚した模試について、結果を選考に用いないことにしたが、民間の模試を合否判定に用いていた大学側にも責任があるとして、不正受験した生徒についても、選考から除外しないとした[10]。
脚注
- ^ 関大北陽について 校名
- ^ 全国高等学校駅伝競走・第60回記念大会
- ^ 全国高等学校駅伝競走・第61回大会
- ^ 全国高等学校駅伝競走・第62回大会
- ^ 全国高等学校駅伝競走・第63回大会
- ^ 第64回全国高校駅伝大阪予選会
- ^ “濱田大助君(本校平成5年卒業)が三代目桂春蝶を襲名します。”. 関西大学北陽高等学校 (2009年8月20日). 2018年4月24日閲覧。
- ^ “OB2名がテレビ収録で本校を訪問”. 関西大学北陽高等学校 (2011年5月2日). 2018年4月24日閲覧。
- ^ 内部進学模試で生徒が解答事前入手…関大北陽高 読売新聞 2018年7月24日
- ^ 関大の内部進学不正、民間模試での選考見直しへ 読売新聞 2018年7月25日