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'''プリウス'''(''PRIUS'')は、[[トヨタ自動車]]が[[1997年]]から製造・発売を開始した[[世界初]]の量産[[ハイブリッドカー|ハイブリッド専用車]](スプリット方式)、およびそれを中心とした |
'''プリウス'''(''PRIUS'')は、[[トヨタ自動車]]が[[1997年]]から製造・発売を開始した[[世界初]]の量産[[ハイブリッドカー|ハイブリッド専用車]](スプリット方式)、およびそれを中心とした事故量産殺人車のブランド(商標)である。 |
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== プロトタイプ(1995年)== |
== プロトタイプ(1995年)== |
2019年6月3日 (月) 15:01時点における版
トヨタ・プリウス | |
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4代目(2018年12月改良型) | |
概要 | |
製造国 |
日本(初代 - ) 中国(3代目のみ) タイ(3代目のみ) |
販売期間 | 1997年 - |
ボディ | |
ボディタイプ |
4ドアノッチバックセダン(初代) 5ドアハッチバックセダン(2代目 - ) |
プリウス(PRIUS)は、トヨタ自動車が1997年から製造・発売を開始した世界初の量産ハイブリッド専用車(スプリット方式)、およびそれを中心とした事故量産殺人車のブランド(商標)である。
プロトタイプ(1995年)
トヨタ・プリウス プロトタイプ | |
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第31回東京モーターショー 展示:1995年10月27日-11月8日 | |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 4ドアノッチバックセダン |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン | 1AZ-FSE型改 (D-4) 1.5L 直4 DOHC |
変速機 | CVT |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,550mm |
全長 | 4,150mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,490mm |
1995年11月、第31回東京モーターショーにて参考出品車として展示。「人と地球にとって快適であること」というコンセプトの元に開発。低燃費走行を目的としたパワートレーンシステム「TOYOTA EMS (Energy Management System)」を搭載。これは直噴ガソリンエンジン「TOYOTA D-4」・CVT(Continuous Variable Transmission・ベルト式無段変速機)・キャパシターを電源としたインダクションモーター/ジェネレーター (M/G) をコンピューター (ECU) によって協調制御した世界初のパワートレーンシステムで、エンジン・駆動系の効率を大幅に向上させ、エネルギー回生、停車時のエンジン停止などの画期的な機能を採用し、同クラス車の約2倍の燃費30km/L(10・15モード走行)実現を目標にしていた。
環境を配慮した機能として、電動パワーステアリング・低転がり抵抗タイヤ・電動コンプレッサーエアコンシステム・RSPP(新リサイクル防音材)の採用・空力ボデー・高性能熱線吸収ガラス・着色樹脂を使った無塗装バンパー&サイドモールがあった。安全装備として早くも側面衝突対応SRSエアバッグを装備し、計6カ所のエアバッグがあった。
珍しい装備としては助手席およびリヤシートに組み込み式チャイルドシートや、近未来対応型マルチメディアシステム、ドームランプに設置された4方向のセンサーから発信されるマイクロ波により、駐車中の車内への侵入者を感知。アラーム(ホーン吹鳴、ライトの点滅)で異常を知らせるセキュリティシステムがあった。内装においてはセンターメーターではなく、運転席側にメーターを配置したオーソドックスなタイプが採用されていた。
初代 NHW1#(1997年 - 2003年)
トヨタ・プリウス(初代) NHW10・11型 | |
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1997年10月登場型 (NHW10:1997年10月-2000年5月) | |
1997年10月登場型 リア | |
概要 | |
製造国 | 日本 |
販売期間 | 1997年 - 2003年 |
設計統括 |
内山田竹志 大井敏裕 |
デザイン | CALTY |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 4ドア ノッチバックセダン |
駆動方式 | FF |
プラットフォーム | トヨタ・MCプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | 1NZ-FXE型 1,496cc 直列4気筒DOHC |
モーター |
交流同期電動機 前期型:1CM型 後期型:2CM型 |
最高出力 |
エンジン 43kW(58ps)/4,000rpm (前期型) 56kw(76ps)/5,000rpm (後期型) モーター 30kw(41ps)/940rpm (前期型) 33kw(45ps)/1,040rpm |
最大トルク |
エンジン 102N·m(10.4kgf·m)/4,000rpm (前期型) 110N·m(11.2kgf·m)/4,000rpm (後期型) モーター 305N·m(31.1kgf·m)/0rpm (前期型) 350N·m(35.7kgf·m)/0rpm (後期型) |
変速機 | CVT |
前 |
前:ストラット 後:トーションビーム |
後 |
前:ストラット 後:トーションビーム |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,550mm |
全長 | 4,275-4,310mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,490mm |
車両重量 | 1,220-1,240kg |
1997年12月[1]、岩崎俊一による「21世紀に間に合いました。」のキャッチコピーが示す通り、世界初となる「量産ハイブリッド自動車」として誕生。開発責任者(チーフエンジニア)は、後にトヨタ自動車の会長となる内山田竹志が務めた。開発プロジェクト名は「G21プロジェクト」[2]。
サイズは小型5ナンバー4ドアセダンで、デザインは歴代セリカなどを手がけたトヨタのアメリカのデザイン拠点であるCALTYが担当し「未来からやってきた車」のイメージに相応しいエクステリアを構築する。外観は当時としては珍しいフロントグリルとボンネットをシームレスにつないだデザインを採用した。これは単にデザインだけではなく、空気抵抗の減少にも大きく寄与している。また、車両の全高を大きくとって着座位置を高くすることにより、乗降を容易に、かつ車内の居住空間を有効に使えるようにしているが、これは当時のセダンとしては革新的なパッケージングであった。
足回りでは専用の超軽量鍛造アルミホイールを装着し、さらにその上に空気抵抗低減のための樹脂製のホイールカバーを装着するという珍しい手法を採用している。なお、これは2代目や3代目、4代目にも引き続いて採用されている。
インテリアの最大の特徴としてセンターメーターがあるが、当時はまだ採用車種が少なく話題を呼んだ。また、5.8インチマルチインフォメーションディスプレイ[3]を始めからインテリアデザインに盛り込む設計がされたのも、同時期にデビューしたハリアーとともに初めての試みである。これらは後の乗用車全般のインテリアデザインに大きな影響を与えた。なお独特の駆動方式(走行中でもエンジンが停止するなど)から、タコメーターと水温計が省かれている[4]。
駆動ユニットはTHS(Toyota Hybrid System)と呼ばれ、ミラーサイクル方式の1NZ-FXE型ガソリンエンジンと、1CM型永久磁石式同期モーターを併用して動力を発生する。1CM型はマイナーチェンジ時に改良され2CM型となる。
発表当初の燃費は28.0km/l(10・15モード)であり、当時の同程度のガソリンエンジン車と比較して驚異的なものであった。その後の改良により、最終モデルの燃費は31.0km/l(10・15モード)に達している。
販売価格は215万円と、同程度の車格のカローラの「1.5SEサルーン」が152.7万円(2WDの4速AT車での場合)で販売されていた時代(1997年-1999年当時)としては決して安くはなかった。しかし、ハイブリッドシステムのコストからすると原価を大きく割り込んでいると見られ、「215万円はバッテリーだけの価格」や(前述のキャッチコピーからか)「21世紀へgo (5) の語呂合わせ」等と噂された。
初期のハイブリッド車であるため、走行性能は軽自動車並でありバッテリーの不具合を心配する人も多かったのか年間の販売台数は最大でも2万台を超えることはなく、モデル末期には1万台を割り込んでおり、2代目のような「大ヒット」や3代目のような「スマッシュヒット」は記録しなかったものの、ハイブリッド乗用車史の基礎を築き上げるには十分な販売実績を残した。一方で後述の通り2代目以降は3ナンバーとなり、2代目プリウス以降もトヨタのハイブリッド乗用車は主に3ナンバーとなったため、トヨタの5ナンバーハイブリッド乗用車はアクアの登場まで、更に初代プリウスの流れを汲むノッチバックセダン型5ナンバーハイブリッド乗用車はカローラアクシオハイブリッド(NKE165型)の登場まで、一時期途絶える事になる。
年表
- 1997年12月
- 正式発表、発売開始。
- 1998年11月
- 特別仕様車「Gセレクション」、「Gセレクション・ナビパッケージ」発売。同時にカタロググレードも仕様変更し、ボディカラーに「スーパーホワイトII」を追加。
- 1998年度グッドデザイン賞受賞。
- 1999年11月
- 特別仕様車「Gセレクション」を再発売。前回仕様より3万円値下げした。
- 2000年5月
- マイナーチェンジを実施。形式がNHW11型となったことから、これ以降の初代モデルを俗に後期型ないし1.5代目と呼ぶこともある。超-低排出ガス認定(☆☆☆)を受け、10・15モード燃費は29.0km/Lに向上。グレード体系を変更して「S」と「G」の2グレード体制になる。また、2000年モデルから北米での販売が開始されるのに伴って現地での安全基準へ適合させるためバンパー形状が変更された。さらにリアスポイラーを新設定し空力性能の向上を図っている。
- 2001年1月
- 「S」のベースに。DVDボイスナビゲーションシステムやクルーズコントロールなどの上級装備を備えた特別仕様車「S プレミアム21」を発売。
- 2001年8月
- 一部改良。欧州仕様用のセッティングが施されたサスペンション、リアディスクブレーキ、リアスポイラー、新デザインの14インチアルミホイールを装備する「ユーロパッケージ」の導入と、新ボディカラーである「ボルドーマイカ」を追加。
- 2002年1月10日
- 「S」のベースに。ボディカラーにボルドーマイカ等の専用色を2色設定すると共に、DVDボイスナビゲーションシステム、クルーズコントロール等を装備した特別仕様車「S Premium」を発売。
- 2002年8月6日
- 一部改良。制動時のエネルギー回収量を増加したことで、10・15モード燃費を31.0km/Lに向上。同日にDVDボイスナビゲーションなどを装備した特別仕様車「Sナビスペシャル」、「Gナビスペシャル」を発売。
- 2003年9月1日
- 2代目へフルモデルチェンジ。
-
2000年5月改良型(NHW11:2000年5月-2003年9月)
写真は北米向け -
欧州向け(後期型)
-
エコミッションヨーロッパ出場車(2000年)
2代目 NHW20(2003年 - 2011年)
トヨタ・プリウス(2代目) NHW20型 | |
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2005年11月改良型(2005年11月 -2011年12月) | |
{{{2枚目画像の説明}}} | |
室内 | |
概要 | |
販売期間 | 2003年 - 2011年 |
設計統括 |
堀重之 井上雅央 小木曽聡 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 5ドアハッチバックセダン[5] |
駆動方式 | FF |
プラットフォーム | MCプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | 1NZ-FXE型 1.5L 直4 DOHC |
モーター | 3CM型 交流同期電動機 |
最高出力 |
エンジン:57kw(77PS)/5,000rpm モーター:68PS |
最大トルク |
エンジン:115Nm(11.7kgm)/4,200rpm モーター:40.8kgm |
変速機 | 電気式無段変速機 |
前 |
前:ストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング |
後 |
前:ストラット式コイルスプリング 後:トーションビーム式コイルスプリング |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,700mm |
全長 | 4,445mm |
全幅 | 1,725mm |
全高 | 1,490mm |
車両重量 | 1,250 - 1,290kg |
先代の4ドアセダンからワンモーションスタイルの5ドアハッチバックへと、ボディ形状が大きく変更される(ちなみに、自動車の同一のモデルのフルモデルチェンジのボディ形状が一気に変化するケースは少ない)。また2代目からは日本国外での市場を考慮してやや大型化され、ホイールベースも2,700mmとなり、車格は初代の小型乗用車からプレミオ/アリオン(旧コロナ/カリーナ)と同じミドルクラスとなった。車幅が1,725mmと拡大されたため、日本市場では3ナンバー登録となる。ホイールハブのスタッドボルト数は、初代の4本から5本に変更された(PCDは100のまま)。目標月間販売台数は3,000台。これは、先代の直近の販売実績の3倍であった。給油口が右側から左側に変更され、CピラーとDピラー間に窓が追加された。(後部座席扉は一枚窓となった)
2代目から、トヨタのハイブリッド乗用車(ダイハツ工業へのOEM車種[6]も含む)にて「HYBRID SYNERGY DRIVE」(ハイブリッド・シナジー・ドライブ)のブランド展開を開始。当代が初の車種となり、車名エンブレムの下にそのエンブレムが装着された[7]。
2代目に搭載されているユニットはTHS-II(Toyota Hybrid System II)と呼称されるTHSの発展型で、エンジンは先代と同じく1NZ-FXE型を搭載するが最高回転数を5000rpmまで増加、新型モーター(3CM)の出力を従来型の33kWから50kWへと向上させるなどパワーアップを図りながら、10・15モード燃費はさらに向上して35.5km/Lとなり、4人乗り以上の市販ハイブリッドカーとしては当時、世界最高の省燃費を達成した。電池には引き続きニッケル・水素充電池を採用する。
なお、トヨタのハイブリッドシステムはこの他にもクラウン(JZS170系セダンほか)などに搭載されていた簡易ハイブリッドユニットである「THS-M」(Mild)、エスティマやアルファードに搭載された、E-Four(電気式四輪駆動システム)を搭載した「THS-C」(CVT) 、クルーガーハイブリッドやハリアーハイブリッドに搭載された、「THS-C」にも採用されているE-Fourを搭載し、本車に搭載されているTHS-Ⅱを改良した「ハイパワー THS Ⅱ」などのバリエーションがある[8]。またパナソニックEVエナジー(現 プライムアースEVエナジー)のニッケル水素電池は小型トラック(日野・デュトロ)や大型路線バス(日野・ブルーリボンシティ)のハイブリッド車にも採用されている。後述の#ハイブリッドシステムの特性も参照。
後の3代目モデルやプリウスα(プリウス+)、アクア(プリウスC)にも継承された「トライアングル・シルエット」と呼ばれる三角形の「おむすび形」のスタイリングが特徴的で、2003年度にはグッドデザイン大賞を受賞した。
その他、2代目モデルでは、モーターのみの走行が選択可能な「EVモード」、後方カメラの映像上で場所を指定するだけで駐車時のハンドル操作を自動化できる「インテリジェントパーキングアシスト」(世界初搭載)、横滑り防止機構と電動パワーステアリングを統合制御する「S-VSC」(世界初搭載)、アイドリングストップ中もバッテリーを電源として動作可能な電動インバーターエアコン[9](車載用として世界初搭載)、キーをポケットに入れたままドアノブに手を掛けるだけでロック解除、そのままブレーキペダルを踏みながらパワースイッチを押すだけでハイブリッドシステムが始動する「スマートエントリー」、イモビライザーなどの最新技術が投入された。特に電動インバーターエアコンは、その後のトヨタのハイブリッド乗用車の主要装備となる。
グレード
初代の後期モデルより引き継いだ「S」と「G」の2グレードを基本として、上級オプションパッケージとなる「TOURING selection」を新設定した。なお、後期型からは、フロントフォグランプが全車標準装備となっている。
- S
- 最量販グレードとなる標準仕様車。一通りの装備が装着されている。タイヤサイズは185/65R15となるプリウス専用開発の低燃費エコタイヤ(グッドイヤー・GT3)を装備するハロゲン式ヘッドランプが標準装備される。また、装備を厳選した「スタンダードパッケージ」が後期モデルより新設定される。
- G
- 「S」に本革巻きステアリング、キーレスオープン(スマートエントリー)、CDチェンジャー、アルカンターラ(後期モデル)のシートなどの豪華装備を追加した上級グレード。
- TOURING selection
- 先代後期モデルに初設定された「ユーロパッケージ」をさらに昇華させ、走行性能を大幅に向上させた上級のオプションパッケージで、車体底部にフロアアンダーカバーとリアバンパースポイラーを装着し、リアゲート部に大型リアスポイラーを装備して空気抵抗を低減。初採用の16インチアルミホイールと195/55R16サイズの高性能タイヤ(ミシュラン・Pilot Primacy)を組み合わせ、さらに専用サスペンションを装着することで、高速走行時の直進安定性を向上させた。他には、ディスチャージ・ヘッドランプ、フロント・フォグランプが標準装備されている。2005年以降の後期モデルでは、Gツーリングにはアルカンターラのシートを採用した他、モデル初の本革シートが追加され、大型コンソールボックスがソフトレザー巻きとなり、SRSサイド・カーテンシールドエアバックが唯一標準装備された「G TOURING selection LEATHER package」も設定された。なお低燃費タイヤではないため他のグレードよりも燃費性能はやや劣る。
- EX
- 3代目モデル発表と同時に設定された法人ユーザー向けの新グレードである。「S スタンダードパッケージ」をベースに、ボディカラーをスーパーホワイトII・シルバーメタリック・ブラックの3色とし、内装色をグレーのみに絞ってフロントグリルをボディ同色に変更するなどして、装備をさらに厳選した。また、フロントフォグランプやホイールキャップをオプション設定にして装備を厳選し189万円という超低価格を実現した。なお、運転席・助手席デュアルステージSRSエアバッグ等の安全装備やCDオーディオや温度センサー付電動インバーターエアコンなどの快適装備は従来どおり装備される。1クラス下のセグメントにアクアが登場したため、2011年12月をもって生産が終了した。
S"STANDARD packge"
2005年11月のマイナーチェンジと同時に新設定された、「S」をベースに装備を厳選した233万1千円の低価格グレード。このグレードをベースに、装備をさらに厳選した法人向けグレード「EX」を3代目発表と同時に新設定した。
年表
- 2003年9月1日
- モデル初のフルモデルチェンジを実施し、2代目へ進化。
- 2004年2月
- 仕様変更。車両型式を変更し「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」に対応。
- 2004年8月4日
- 「S」と「G」をベースに、「ツーリングセレクション」の装備とアルカンターラ専用シート表皮・ディスチャージヘッドランプ・G-BOOK対応DVDボイスナビゲーション付EMV(エレクトロマルチビジョン)&インテリジェントパーキングアシスト(カラーバックガイドモニター機能付)を特別装備した特別仕様車「S ツーリングセレクション・プレミアム/G ツーリングセレクション・プレミアム」を発売。
- 2005年11月1日
- マイナーチェンジ。
- デザインの大幅な変更はないが、フロントグリルフィンのメッキ処理化・リヤワイパーの標準装備化(これまでは寒冷地仕様車のみオプションとして選択可能で装着車は数少なかった)・ヘッドライトエクステンションのブルー着色・リアコンビネーションランプLED部の色を黒からクリアに変更・メーカーオプションのナビをDVDからHDDに変更し、「HYBRID」の文字エンブレムがトヨタのハイブリッドカーとして初めてフロントフェンダー部にも装着された。またハロゲンヘッドランプ車にはマニュアルレベリング機能が装着された。
- また、ボディ剛性のさらなる向上や遮音性の向上、アルミホイールの剛性向上やサスペンションのセッティング変更等、走行性能に関する点が改良された。内装ではシート生地の変更(「G」と「G ツーリングセレクション」にはアルカンターラのシートが採用された)とインパネ・ドアトリム部にソフトパッドが採用され内装の質感が大幅に向上した。さらに新グレードとして「S」の装備を簡略化した「S スタンダードパッケージ」と3代目でも最上級グレードとなった「G ツーリングセレクション・レザーパッケージ」が追加された。
- 2007年2月1日
- 一部改良。エンジン直下の触媒の性能向上と車両床下の触媒追加、エンジン制御のコンピューター (ECU) の改良により排出ガス浄化性能をさらに向上。パーキングブレーキの戻し忘れ警告ブザーも追加される。
- 2007年4月2日
- プリウス生誕10周年を記念して、SグレードにHDDナビ、スマートエントリー&スタートシステムなどの特別装備を追加した「S 10th Anniversary edition」を発売。
- 2007年9月3日
- 一部改良。新燃費基準の試験方法となる燃費表示「JC08モード(29.6km/L)」の認可を受ける。同時に「2015年度燃費基準」を達成した。
- 2008年9月1日
- 原材料の高騰に伴い、車両本体価格を値上げ。最低価格が233.1万円からとなる(従来は226.8万円から)。
- 2009年5月18日
- 3代目モデルの発売と共に、ビジネスユーザー向けに特化した新グレード「EX」を発表(発売は6月8日からで、189万円から)。以後の2代目プリウスは、このグレードのみ販売されていた。
- 2011年11月
- 「EX」生産終了。以後、在庫分のみの販売となる。
- 2011年12月
- 名実共に2代目モデル販売終了。
プリウス・サーキットバージョン
2代目モデルをベースとしてトヨタ自動車が「サーキットバージョン」を製作。外装はトヨタF1をイメージしたカラーリングが施され、内装は遮音材などの快適装備を撤去して大幅な軽量化を図り、ボディ剛性と安全性の向上のためロールケージを組むなど、一般のレーシングカー(グループN準拠)と同じ方法で製作された。
そしてプリウスの特徴であるハイブリッドシステムにもチューニングが施され、エンジンは標準搭載のアトキンソンサイクル型からカローラ用の通常燃焼型 (1NZ-FE) へ変更。インバーターシステムも昇圧性能を強化したものとなり、システム出力を大幅に向上させた。バッテリーも直接外気を導入して冷却できるようリアドアにエアインテークが設けられた。また、タイヤ・ホイールはツーリングセレクション用の16インチ(タイヤはブリヂストン・POTENZAのハイグリップのものに変更)を装備し、ブレーキも欧州仕様車と同じ物(リアをディスク化)が採用されストッピングパワーを強化している。
将来的なワンメイクレース開催を見込んで同様のサーキット仕様が数台制作されたが、結局市販化されることはなかった。
他社への技術提供
2代目チーフエンジニアの井上雅央はカタログで「THS-IIの技術を独り占めするつもりはない。地球環境のために、他社への技術提供もいとわない」と発言。
その発言通り、2代目発売から、3年後の2006年10月4日、北米日産のアルティマハイブリッドにハイブリッドシステムを供給したものの、日産製のエンジンとハイブリッドシステムの組み合わせをトヨタが担当した際に手間が掛かりすぎてしまったため、自社で開発してくれる相手を探す方向に向かう。そして、THS-II登場の10年後の2013年11月にマツダのアクセラに「SKYACTIV-HYBRID」としてTHS-II(厳密にはリダクション機構付THS-II)が搭載された。トヨタから供給されたシステムを使い、マツダがハイブリッドシステムを開発。システムプログラムが分かりづらい箇所をトヨタ側に問い合わせる間、トヨタの技術者がバスでマツダまで出向き、見学に来るという事態も発生した。
3代目 ZVW30(標準車(ZVW30):2009年 - 2015年、PHV(ZVW35):2012年 - 2016年)
2009年1月に開催された北米国際オートショーにおいて発表、同年5月18日に日本での販売が開始された。2代目と同様に3ナンバー。
2009年12月からは、ZVW30型プリウスをベースとしたプラグインハイブリッドカーのプリウスPHVのリースが開始され、2012年1月30日には市販も開始された。
2011年12月にはマイナーチェンジが行われ、内外装デザインの変更などが行われている。また、それに合わせ派生車種のプリウスαとアクア(プリウスC)が販売されている。
また、純正カスタムモデルであるプリウスG'sが生まれた。これはGAZOO Racingによりボディに若干の補強が加えられ、デザイン重視のエアロパーツ風エクステリアパーツとともにスポーツシートと固められたサスを持つドレスアップモデルである。走行性能自体は標準モデルと何ら変わりはない。
4代目 ZVW5#(2015年 - )
トヨタ・プリウス(4代目) ZVW50/51/55型 | |
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2018年12月改良型 Aプレミアム "ツーリングセレクション" フロント | |
2018年12月改良型 Aプレミアム "ツーリングセレクション" リア | |
2018年12月改良型 S"ツーリングセレクション" インパネ | |
概要 | |
販売期間 | 2015年12月9日 - |
ボディ | |
乗車定員 | 5名 |
ボディタイプ | 5ドアハッチバックセダン[5] |
駆動方式 |
前輪駆動 四輪駆動:E-Four (電気式4WDシステム) |
プラットフォーム | GA-Cプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
2ZR-FXE型: 1,797cc 直列4気筒DOHC |
モーター |
フロント:1NM型: 交流同期電動機 リヤ:1MM型(E-Fourのみ) 交流同期電動機 |
最高出力 |
エンジン: 72kW (98PS)/5,200rpm フロントモーター: 53kW (72PS) リヤモーター(E-Fourのみ): 5.3kW (7.2PS) システム最高出力: 90kW (122PS) |
最大トルク |
エンジン: 142N・m (14.5kgf・m)/ 3,600rpm フロントモーター: 163N・m(16.6kgf・m) リヤモーター(E-Fourのみ): 55N・m(5.6kgf・m) |
変速機 | 電気式無段変速機 |
前 |
前:ストラット式コイルスプリング 後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング |
後 |
前:ストラット式コイルスプリング 後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,700mm |
全長 |
4,540mm (2015年12月-2018年12月) 4,575mm (2018年12月-) |
全幅 | 1,760mm |
全高 |
1,470mm(2WD) 1,475mm(E-Four) |
車両重量 |
1,310-1,460kg (2015年12月-2018年12月) 1,320-1,460kg (2018年12月-) |
その他 | |
ブレーキ |
前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク |
チーフエンジニアは3代目後期型、初代PHVの開発責任者の豊島浩二。デザイナーは児玉修作[10]。
4代目プリウスはトヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー (TNGA) を採用した第1号であり、そのため乗り心地や走行性能に関しては先代と比にならないレベルになっていると謳われている。TNGA採用により、車高が先代プリウスより20mm下がり1470mmとなった。また今まで使われていたバッテリーはニッケル水素電池のみであったが、新型ではSを除く全グレードにリチウムイオン電池が採用された。新型ではEを除く全グレードに4WD(E-four)の選択が可能になったほか100V -1500Wのアクセサリーコンセントもシエンタ同様4万3000円で装着できる(Aプレミアムは標準装備)。また新型ではメーカーオプションのカーナビの設定はなく、全て販売店オプションとなっている。2代目・3代目同様3ナンバー。
グレード構成は低い順に「E」→「S」→「A」→「Aプレミアム」となっている。
S以上では専用サスペンションや17インチアルミホイール、専用リヤバンパーを装備したツーリングセレクションが選べる。またS、Aのツーリングセレクションには快適温熱シートと合成皮革が装備される。Aプレミアムでは本革シートとシートヒーターが標準装備されている。
先代と異なるのがヘッドライトが全車にBi-Beamヘッドランプとスマートエントリー(運転席、助手席、バックドア)が標準である。フォグランプもLED化され消費電力を軽減させている。
2015年9月8日(現地時間)にアメリカのネバダ州ラスベガスで世界初披露[11]され、同年12月9日に日本で発売を開始した[12]。
3代目同様、エンジンには2ZR-FXE型が採用されているが、最大熱効率40%を実現して改良を施すとともに、ハイブリッドシステム全体の小型・軽量化や約20%の低損失化を図ったことで、「E」はJC08モード走行燃費を40.8km/Lに、その他のグレードにおいても37.2km/Lにそれぞれ向上。併せて、歴代初となるE-Four(電気式4輪駆動方式)を採用した4WD車が新設定され、こちらも34.0km/Lの低燃費を実現している。TNGAに基づいて新たに開発されたGA-Cプラットフォームを導入することで低燃費の実現とデザイン性を両立した低重心フォルムとなり、基本性能も向上されている。また、歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付レーダークルーズコントロール、ステアリング制御付レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームで構成された衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」も導入され、「E」・「S」にメーカーオプション設定、「A」以上のグレードに標準装備したほか、「Bi-Beam(バイ・ビーム)」LEDヘッドランプも導入して全車に標準装備した。エクステリアとしては、後部座席扉の窓が初代のような二枚張りとなり、C・Dピラー間の窓が消滅し、リアデッキ周辺の処理に関しては基本的に2代目、3代目同様のファストバックスタイルのハッチバックでありながら同社のノッチバックセダン型燃料電池車であるMIRAIやかつて同社から販売されていたハッチバッククーペの7代目セリカ(T230型)にも通じるセミノッチバック風の造形となった。
メーターは、速度等を表示する右側のグラフィックメーターと車両状態等の各種情報を表示するマルチインフォメーションディスプレイ(共に4.2インチの液晶メーター)になり、「A」以上に標準装備されるヘッドアップディスプレイもカラー化された。
ボディカラーはフルモデルチェンジに合わせ、トヨタ初の技術によってにごりのない鮮やかな赤を実現させた「エモーショナルレッド(メーカーオプション)」、世界初の技術により遮熱機能を持たせた「サーモテクトライムグリーン(メーカーオプション)」、先進性とプレミアムな印象を併せ持つ「スティールブロンドメタリック」の新規開発の3色を含めた9色を設定する。
型式は搭載する電池で異なり、ニッケル水素電池を搭載する「S」系が「ZVW50」、リチウムイオン電池を搭載する「E」と「A」系が「ZVW51」を名乗る。但し、「E」以外の全車に用意される4輪駆動車はどちらの電池を搭載していても「ZVW55」である。
- 4輪駆動システム
今回のプリウスでは、電気式4輪駆動システムE-Fourを採用している。従来のE-Fourに比べ、軽量化にも成功している(従来のE-Fourについてトヨタは高出力E-Fourと呼称している)。後輪を駆動させるモーターの出力は7.2馬力であり、雪道での発進時など低速域(おおむね25キロ前後まで)で稼働する。また、通常時はFFの2WDで走行し、フロントタイヤのスピンを検知すると後輪にも駆動力を配分する。尚、E-Fourは日本市場専用設定である。
グレード(2018年12月 改良型)
- E
- 最廉価グレード。タイヤサイズは195/65R15を装備。Toyota Safety Sense、一通りの機能が搭載されている。JC08モード燃費はこのグレードのみ39.0km/Lとなっている。(その他のモデルは37.2km/L)
- S
- 「E」に合成皮革巻きステアリングと大型コンソールボックスを追加した標準グレード。また内装色やボディカラーなどの選択肢が「E」に比べて豊かなものとなっている。
- S "ツーリングセレクション"
- 「S」に合成皮革シート表皮及び専用内装、専用タイヤ(215/45R17)・専用アルミホイール、リアバンパー(ブラック塗装)を追加したモデル。
- A
- 「S」にインテリジェントクリアランスソナーなどの先進装備、パワーシート(運転席のみ)を標準搭載した上級モデル。
- A "ツーリングセレクション"
- 「A」に合成皮革シート表皮及び専用内装、専用タイヤ(215/45R17)・専用アルミホイール、リアバンパー(ブラック塗装)を追加したモデル。
- Aプレミアム
- 本革シート、シートベンチレーションなどが標準装備となっている最上級グレード。
- Aプレミアム "ツーリングセレクション"
- 「Aプレミアム」に専用内装及び専用タイヤ(215/45R17)・専用アルミホイール、リアバンパー(ブラック塗装)を追加したモデル。
年表
- 2015年9月9日
- 米国ネバダ州・ラスベガスで「新型プリウス」を世界初披露[13]。
- 2015年年末から日本で販売を始め、順次世界各国・各地域での発売を予定していることを発表した。
- 2015年10月13日
- 4代目の発売時期を12月予定とし、採用する主な技術内容を公表[14]。
- 同年10月28日より開催の第44回東京モーターショー2015への出展を予定していることも合わせて発表された。
- 2015年12月9日
- フルモデルチェンジ[15]。
- キャッチフレーズは「PRIUS! IMPOSSIBLE」で、CMキャラクターは福山雅治と大泉洋を起用。その他にも、「TRY!PRIUS」キャンペーンを展開。プリウス試乗○○シリーズ(例 プリウス試乗味ガム(ロッテとコラボレーション)、プリウス試乗ソング(水曜日のカンパネラとコラボレーション)を展開した。
- なお、先代ベースのプリウスPHVは、新型に移行せず継続販売(その後、2017年2月15日にフルモデルチェンジを実施)。
- 2016年8月8日
- 特別仕様車「S "Safety Plus"」を発売[16]。
- 「S」をベースに、通常はメーカーオプション設定である衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」をはじめ、インテリジェントクリアランスソナー、シンプルインテリジェントパーキングアシスト、カラーヘッドアップディスプレイ、LEDフロントフォグランプ、「ナビレディセット(バックカメラ、ステアリングスイッチ(音声認識・ハンズフリー通話))」を特別装備している。ボディカラーは「スティールブロンドメタリック」をはじめとする4色を設定。
- 2017年11月1日
- 一部改良。同時に2つの特別仕様車を設定[17](同日発売だが、特別仕様車「Aプレミアム "ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited"」のみ、11月15日発売)。
- 一部改良では、ピアノブラック加飾のフロントコンソールトレイを採用(「A」・「Aプレミアム」(各グレードの「ツーリングセレクション」を含む)で内装色ブラックを選択時)。また、11.6インチのT-Connect SDナビゲーションシステムが採用され、「A」・「Aプレミアム」(各グレードの「ツーリングセレクション」を含む)にオプション設定された。
- 特別仕様車「S "Safety Plus"」は、2016年8月発売時の装備内容から一部変更となり、カラーヘッドアップディスプレイが省かれた一方、内外装にブラック加飾を施したツートーン仕様「S "Safety Plus・Two tone"」が追加された。
- 「Aプレミアム "ツーリングセレクション・20th Anniversary Limited"」は、プリウスの誕生20周年を記念した特別仕様車。「Aプレミアム」をベースに「ツーリングセレクション」の装備内容に加え、ボディカラーは特別設定色ツートーンボディカラーとして、ルーフ色「アティチュードブラックマイカ」とボディ色「ホワイトパールクリスタルシャイン」の組み合わせ、およびボディ色「エモーショナルレッド」(メーカーオプション)の組み合わせの2色を設定。エクステリアでは、ブラックスパッタリング塗装が施したアルミホイールを特別装備とした。インテリアでは、シート表皮にホワイトのプレミアムナッパ本革を採用。また、随所にブラック加飾を施し、フロアコンソールトレイにはナトコ製の「自己治癒」クリアーを採用するほか、アクセントに専用レッド加飾を施したサイドレジスターなどを採用している。また、ベース車ではメーカーオプションとなる11.6インチ T-Connect SDナビゲーションシステム、オリジナル加飾を施した専用スマートキー、専用車検証入れ(プレミアムナッパ本革仕様)を特別装備としている。なお、本特別仕様車は12月下旬までの期間限定受注となる。
- 2018年4月
- 衝突回避支援パッケージの名称を「Toyota Safety Sense P」から、「Toyota Safety Sense」に変更[18]。(公式発表なし)
- 2018年11月28日
- 30日から開催のロサンゼルスモーターショー2018に先立ち、日本時間2018年11月28日にマイナーチェンジモデル(2019年モデル)が世界初公開された[19]。
- 2018年12月17日
- マイナーチェンジ[20]。キャッチフレーズは「あなたに答えを。」。
- 外観はグリル・バンパー・ランプ類などが意匠変更されたほか、アルミホイールは15インチ(「A」・「Aプレミアム」に装備)はツインスポーク形状に、17インチ(「ツーリングセレクション」に装備)は樹脂加飾部にチタン調の塗装が採用された。内装はインストルメントパネルやフロアコンソールトレイなどにブラック加飾が採用された。ボディカラーはオプションカラーの「エモーショナルレッド」を「エモーショナルレッドII」に差し替え、「ダークブルーマイカメタリック」に替わり「ブルーメタリック」を追加設定した(ただし、ボディカラーが限定されている「E」は変更なし)。併せて「ツーリングセレクション」には「スーパーホワイトII」、「アティチュードブラックマイカ」、「サーモテクトライムグリーン」を除く6色において、ブラックの幾何学調ルーフフィルム仕様がメーカーオプションで設定された。
- また、15代目クラウンやカローラスポーツ(カローラシリーズ通算12代目)に続き、専用通信機DCMを全車に標準装備し、T-Connectサービスの3年間の無償提供が付与される。メーカーオプションのT-Connect SDナビ又はディーラーオプションのT-Connectナビを装着することで、オペレーターサービス、ハイブリッドナビ機能(T-Connectナビのみ対応、利用にはT-Connectの契約とマップオンデマンドが有効期限内である事が必要)、LINEマイカーアカウントを利用することができる。
- 既採用の「Toyota Safety Sence」は「E」・「S(「ツーリングセレクション」を含む)」にも標準装備化されたほか、駐車場からの後退時に左右後方から接近してくる車両を検知し、ドアミラーの点滅とブザーによって注意喚起するリアクロストラフィックアラートを「A」と「Aプレミアム」(各グレードの「ツーリングセレクション」を含む)にT-Connect SDナビゲーションシステム又はナビレディセットとのセットでメーカーオプション設定された。
- 装備面では、「A」・「Aプレミアム」(各グレードの「ツーリングセレクション」を含む)にメーカーオプション設定されているおくだけ充電(ワイヤレス充電)のスペースを拡大して大型のスマートフォンにも対応したほか、「Aプレミアム(「ツーリングセレクション」を含む)」には前席に吸い込み方式のシートベンチレーションが標準装備された。
- なお、「E」はJC08モードでの燃料消費率が変更となり、39.0km/Lとなった。
プリウスPHV
トヨタ・プリウスPHV(2代目) ZVW52型 | |
---|---|
A プレミアム | |
概要 | |
販売期間 | 2017年2月15日 - |
ボディ | |
乗車定員 |
4名(2017年2月登場型) 5名(2019年5月改良型) |
ボディタイプ | 5ドアハッチバックセダン[5] |
駆動方式 | 前輪駆動 |
プラットフォーム | GA-Cプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
2ZR-FXE型: 1,797cc 直列4気筒DOHC |
モーター |
1NM型:交流同期電動機 1SM型:交流同期電動機(ジェネレーター兼用) |
最高出力 |
エンジン: 72kW (98PS)/5,200rpm モーター(1NM型): 53kW (72PS) モーター(1SM型): 23kW (31PS) |
最大トルク |
エンジン: 142N・m (14.5kgf・m)/ 3,600rpm モーター(1NM型): 163N・m(16.6kgf・m) モーター(1SM型): 40N・m(4.1kgf・m) |
変速機 | 電気式無段変速機 |
前 |
前:ストラット式コイルスプリング 後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング |
後 |
前:ストラット式コイルスプリング 後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,700mm |
全長 |
4,645mm 4,685mm(S“GR SPORT”) |
全幅 | 1,760m |
全高 | 1,470mm |
車両重量 | 1,510 - 1,550kg |
その他 | |
ブレーキ |
前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク |
プラグインハイブリッドモデル「プリウスPHV」は2017年2月に2代目に移行した。先代モデルは2016年4月に日本での販売を終了していたため、10ヶ月ぶりに市場に再投入されることとなった。なお、販売地域により名称が異なり、日本や台湾などでは「PRIUS PHV」、北米や韓国では「PRIUS PRIME」、フランスでは「PRIUS Hybride Rechargeable」、フランスを除いた欧州の大半では「PRIUS Plug-in Hybrid」(但し、欧州圏のすべてのエンブレム表記は「PHV」)となる。また、車両型式はZVW52型となる。
リチウムイオン電池(駆動用バッテリー)の容量を先代の21.5Ahから25Ahに増やしシステムの効率化を行ったことで、JC08モード・充電電力使用時走行距離(EV走行距離)を先代の26.4kmから、68.2kmへと2倍以上向上させている。また、駆動用モーターだけでなく、発電用モーター(ジェネレーター)を駆動用としても使用する「デュアルモータードライブシステム」を採用[21]し、加速性能が向上した。併せて、駆動用バッテリー専用ヒーターや世界初となるガスインジェクション機能付ヒートポンプオートエアコンを採用したことで、EVモード走行時にエンジンがかかりにくい状態の維持に貢献した。
パワートレインは、4代目プリウスで大幅改良を実施した直列4気筒1.8L「2ZR-FXE」型(98PS/72kW)と、駆動用モーター「1NM」型(72PS/53kW)に加え、先述の発電用モーター(ジェネレーター)兼用の「1SM」型(31PS/23kW)を搭載している。
「TNGA」に基づき一新したプラットフォームは、4代目プリウスと基本的に共通。リヤサスペンションはトーションビーム式から、ダブルウィッシュボーン式(スタビライザー付)に変更している。
充電方法は急速充電やAC200V/16Aの普通充電に加え、家庭の配線をそのまま利用しての充電が可能なようにAC100V/6Aの普通充電にも対応したほか、量産車では世界初となるソーラー充電システムも採用(「S(「ナビパッケージ」を含む)」にメーカーオプション設定、本システムはパナソニックが開発した「HIT」車載タイプが用いられている[22])。太陽光の自然エネルギーを駐車中に駆動用バッテリーに供給し、平均約2.9km/日・最大約6.1km/日分の走行分の電力量を充電可能で、走行時に補機バッテリーの消費を補い燃費向上に貢献する。外部給電機能に関してはエンジンをかけずに給電する「EV給電モード」を追加し、エンジンを作動する「HV給電モード」では最大1,500Wの出力でガソリン満タン状態から2日程度の電力供給を可能にした。
エクステリアデザインは先代と異なり4代目プリウスから大きく差別化され、ひと目で「プリウスPHV」だと印象づけるデザインを追求している。フロントグリルは透明アクリル樹脂を採用した大型タイプを、ヘッドランプは先行車のテールランプや対向車のヘッドランプで車両を認識し、照射範囲を左右16個のLEDで細やかに制御するアダプティブハイビームシステムを備えた4灯式LEDタイプをそれぞれ採用。リアデザインは、空力性能の向上を目的にバックドアガラスに二つの膨らみを持つ「ダブルバブルウィンドゥ」を採用。また、ハイマウントストップランプとリアコンビネーションランプを一本の赤いラインでつないだデザインとなっており、バックドアにはトヨタブランド車で初となるCFRP(炭素繊維強化樹脂)を採用した。前後デザインの変更により、4代目プリウスより全長が105mm延長されている。また、先代モデルと比較すると、全長は185mm、全幅は15mm拡大。また、全高は20mm低くなった。ホイールベースは先代と変わらず2,700mmのため、前後のオーバーハングが大きく延長されたディメンションとなっている。
また、トヨタ初の11.6インチT-Connect SDナビゲーションシステムとDCMを「S」を除く全車に標準装備し、コネクティッドサービス「T-Connect DCMパッケージ」が初度登録から3年間無料で利用可能なほか、PHV専用スマートフォン向けアプリ「Pocket PHV」を利用できる。4代目プリウスに採用されている衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」はプリウスPHVにも採用されており、全車標準装備される(ただし、「S」はオプションで「Toyota Safety Sense P」の非装備設定が可能である)。
- 年表(プリウスPHV)
- 2016年3月23日
- 2016年ニューヨーク国際オートショーにおいて、フルモデルチェンジを予定している「プリウスPHV」を発表[23]。
- 2代目は、米国では「プリウス プライム」の車名で、日本、欧州においては新型「プリウスPHV」として、2016年秋から導入を予定していることを、合わせて発表した。
- 2016年8月3日
- 新型プリウスPHVの国内での発売時期を、当初予定していた今秋から、今冬に延期することを発表[24]。
- 2017年2月15日
- フルモデルチェンジ[25]。
- キャッチフレーズは「ハイブリッドの次は、なんだ?」で、CMキャラクターには石原さとみを起用。
- グレード構成は、オーディオレス(6スピーカー付、カバーレス)仕様の普及グレード「S」、ブラインドスポットモニター(BSM)・インテリジェントクリアランスソナー(巻き込み警報機能付)・シンプルインテリジェントパーキングアシスト・T-ConnectSDナビゲーションシステムなどを追加し、充電インレットに急速充電機能を追加[26]した上級グレード「A」、雨滴感応式オートワイパー・カラーヘッドアップディスプレイ・「ナノイー」・アクセサリーコンセントなどを追加した最上級グレード「Aプレミアム」の3グレードが基本となっており、「S」には「A」に装備されているLEDフロントフォグランプ・先読みエコドライブ(先読み減速支援)・T-ConnectSDナビゲーションシステムなどを追加した「ナビパッケージ」、「A」にはシートを「Aプレミアム」と同じ仕様(本革シート表皮・運転席8ウェイパワー&助手席4フェイフロントシート・運転席電動ランバーサポート・合成皮革巻き(ステッチ付)リア大型センターアームレスト)とした「レザーパッケージ」がそれぞれ設定される。
- 衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備。プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)、レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)、アダプティブハイビームシステム(AHS)、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)といった機能で構成される。(Sのみ、メーカーオプションで非装着を選択可能)
- ボディカラーは、先代から継続設定される「スーパーホワイトII」、「ホワイトパールクリスタルシャイン」(メーカーオプション)、「シルバーメタリック」、「アティチュードブラックマイカ」の4色に、新設定の「グレーメタリック」、「エモーショナルレッド」(メーカーオプション)、「スティールブロンドメタリック」、「サーモテクトライムグリーン」(メーカーオプション)、新規開発色の「スピリテッドアクアメタリック」を加えた全9色を設定している。
- 2017年9月19日
- 「GR」を追加[27]。
- 「GR」は、スポーツコンバージョン車「G's」に替わるスポーツカーシリーズ。プリウスPHVには「S」および「S“ナビパッケージ”」をベース車両とした「S“GR SPORT”」、「S“ナビパッケージ・GR SPORT”」として販売される。
- エクステリアは、専用デザインのフロントバンパー、アッパーグリル+大開口ロアグリル(スモークメッキ)、専用リヤバンパー+リヤバンパーロアカバー、専用エンブレム(フロント・サイド・リヤ)を採用。前後バンパーのデザイン変更により、全長は40mm延長されている。また、大型フォグランプベゼル/LEDイルミネーションビーム、フロントコーナーベゼル、リヤコーナーベゼルを採用。LEDヘッドランプはスモーク加飾を施され、LEDリヤコンビネーションランプ&ハイマウントストップランプにはスモーククリアレンズを採用。ドアミラーカバーはブラックに、トヨタエンブレムは「アクリル+ブラック」に、それぞれカラーリングが変更されている。また、リヤピラーガーニッシュはGR専用の「ボディ同色」が標準(ベース車と共通の「艶ありブラック」も選択可能)となる。前後バンパーのデザイン変更により、全長は40mm延長され、4,685mmとなっている。
- 足回りでは、専用チューニングサスペンション(フロント約13mmダウン)、専用剛性アップパーツ&空力パーツの採用により、操縦安定性とボディ剛性を更に強化。また、専用ブレーキキャリパー(ホワイト塗装(フロント・リヤ)/GRロゴ付(フロントのみ))も採用する。タイヤは、225/40R18(ダンロップ SP SPORT 2050)を装備。18インチアルミホイールは、「S“GR SPORT”」が「ダークグレー塗装+切削光輝+レーザー照射レッドライン)+専用オーナメント」を、また、「S“ナビパッケージ・GR SPORT”」は「ダークスパッタリング+専用オーナメント」をそれぞれ装着する。
- インテリアでは、専用スポーティーシート(GRエンブレム付+シルバーダブルステッチ付)を採用。シート表皮はメイン部をパーフォレーション付ブランノーブ、サイド部に合成皮革を採用している。また、専用小径本革巻き3本スポークステアリングホイール(シルバーステッチ+GRエンブレム+スポーク部:ダークシルバー塗装)を採用。その他、専用タコメーター、専用スタートスイッチ(共にGRロゴ付)、アルミペダル(アクセル・ブレーキ)、シフトノブ(スモークブラック加飾)+シフトパネル(ブラック加飾)、メーターフード(スエード調ファブリック+ダブルステッチ)、フロントピラー(ブラック)、センタークラスターモール(ダークメッキ調)、センタークラスターパネル(ダークアルマイト調塗装+ヘアライン加工)、センター&サイドレジスターノブ(ダークメッキ調)、サイドレジスターベゼル(ダークメッキ調)、フロント大型コンソールボックス(スエード調ファブリック巻き+ダブルステッチ)、リヤ大型センターアームレスト(スエード調ファブリック巻き+ダブルステッチ+ブラック加飾)、フロントドアスイッチベース(ダークアルマイト調塗装+ヘアライン加工)、リヤドアスイッチベース(ダークアルマイト調塗装)、フロント&リヤドアアームレスト(スエード調ファブリック+ダブルステッチ)を採用している。
- ボディカラーは、「スーパーホワイトII」、「スティールブロンドメタリック」が未設定となり、全7色から選択ができる。
- 2017年12月25日
- 特別仕様車「S"Safety Plus"」、「S"ナビパッケージ・Safety Plus"」、「A"Utility Plus"」を設定[28]。(2018年1月8日発売)
- 「S"Safety Plus"」、「S"ナビパッケージ・Safety Plus"」は「S」、「S"ナビパッケージ"」をベースに、「インテリジェントクリアランスソナー」、「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」を特別装備。さらにS"Safety Plus"は、外出先でも短時間で充電可能な急速充電インレット、後退時にバックカメラによる後方映像の画面表示を可能にするナビレディセット(バックカメラ)を、「S"ナビパッケージ・Safety Plus"」は、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W、ヴィークルパワーコネクター付)、ETC2.0ユニットを特別装備している。
- 「A"Utility Plus"」は、「インテリジェントクリアランスソナー」、「シンプルインテリジェントパーキングアシスト」を標準装備した「A」をベースに、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W、ヴィークルパワーコネクター付)、ETC2.0ユニットを特別装備としている。
- また、すべての特別仕様車において、ステアリングとシフトパネルにブラック加飾を施している。
- 2018年4月
- 衝突回避支援パッケージの名称を「Toyota Safety Sense P」から、「Toyota Safety Sense」に変更[29]。(公式発表なし)
- 2018年12月
- ボディカラーの設定を変更[30]。(公式発表なし)
- 「サーモテクトライムグリーン」(メーカーオプション)を廃止し、全8色(GR SPORT系は全6色)の設定とした。
- 2019年5月9日
- 一部改良された[31]。
- 乗車定員を4名から5名に変更。
- また、急速充電インレットに外部給電装置(V2H)が新たにオプション設定され、別売りのV2H機器と接続することで駆動用バッテリーに蓄えられた電力を家庭用電力として利用することが可能になるほか、住宅の太陽光発電などで生じた過剰電力を駆動用バッテリーに蓄電させることも可能となり、200V用充電ケーブルを使用した場合よりも充電時間の大幅短縮が可能となった。
- 安全装備が拡充され、駐車場からの後退時に左右後方から接近する車両を検知して感知するリアクロストラフィックアラートを「S」を除く全車に、ナビゲーションの画面上に車両を上から見たような映像を表示するパノラミックモニターを各グレードの「ナビパッケージ」にそれぞれ標準装備された。
- さらに、専用通信機DCMを全車に標準搭載され、「eケアサービス」や「LINEマイカーアカウント」などのコネクティッドサービスの利用が可能となった(ナビ非搭載グレードはT-Connect対応ナビの装着が必要)。
- グレード体系が一部変更となり、従来は「S」のみだった「ナビパッケージ」を「A」・「Aプレミアム」にも拡大設定し、「S」は2017年12月に発売された特別仕様車「Safety Plus」の内容を一部変更して「セーフティパッケージ」としてカタロググレード化。一方で、「A」に設定されていた「レザーパッケージ」は廃止された。
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2018年12月改良型 S フロント
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2018年12月改良型 S リア
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2015年12月発売型 A フロント
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2015年12月発売型 A リア
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2015年12月発売型 A"ツーリングセレクション" インパネ
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燃料電池車「MIRAI」を髣髴とさせるシルエット
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2015年12月発売型 S フロント
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2015年12月発売型 S リア
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2015年12月発売型 Aプレミアム“ツーリングセレクション” フロント
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2015年12月発売型 Aプレミアム“ツーリングセレクション” リア
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2015年12月発売型 A E-Four(4WD) フロント(サーモテクトライムグリーン)
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2015年12月発売型 A E-Four(4WD) リア
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PHV A プレミアム リア
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PHV A フロント
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PHV A リア
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PHV S"ナビパッケージ・GR SPORT" フロント
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PHV S"ナビパッケージ・GR SPORT" リア
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第92回箱根駅伝
大会会長車 -
第93回箱根駅伝
大会本部車(PHV)
評価
同等クラスのガソリン車と比較すると燃費性能に優れるが、車両価格が高く価格差を燃費で相殺するまでには相当な走行距離を要する。しかし現状ではプリウスに車格が近い、プレミオやアリオンにプリウスと同等の車両安全装置VSDやカーテンエアバッグなどの装備を追加すると、プリウスとの価格差は無いかむしろ低廉となる。またコンパクトクラス、サブコンパクトクラスとの車両価格差のガソリン代を回収するには、年間1万キロ走行では10年近くを要するが、レンタカーで借りる分には燃油代の節約になる[32]。
プリウスは単に燃費性能が良いというだけではなく、環境負荷の低減や先進的なEV機能などを評価して購入すべきであるという見方も強い。実際、アカデミー賞に俳優がプリウスに乗って登場したように、プリウスは環境に良いというブランドイメージを築いており、日本では好調な販売成績を挙げている。
だが、一部の自動車ユーザーからは否定的な意見も多く、英国放送協会のテレビ番組『トップ・ギア』では、プリウスが「退屈」と酷評された。そのため、4代目では走りの楽しさが追求され、結果トッププロレーサーの谷口信輝も走りを賞賛し購入するまでになっている。
アメリカ合衆国においては、カリフォルニア州で州の厳しい規制をパスした当時唯一のガソリンエンジンの実用車としてプリウスが話題を呼び、環境問題に関心の高い富裕層が中心となって次々にプリウスを購入したことから、ハリウッド・スターなどのセレブリティも、環境問題に関心があることをアピールするためにこぞってプリウスを自家用車に選ぶ、という時期があった。アカデミー賞授賞式に、リムジンでなくプリウスで乗り付けるスターが増え、中でもレオナルド・ディカプリオは、数台購入したといわれる[33]。その後の、原油価格の高騰から人気が冷めず、最長で半年待ちとなるほど予約が殺到した[34]。
しかしガソリン価格の低落に伴って、アメリカでは再び大型車や高級車が販売の中心となっており、プリウスは苦戦を強いられている[35]。さらに、プリウスの販売台数の多い地域では、ニッケル水素電池目当ての「車上荒し」のターゲットともなっている[36]。
ディーゼルエンジンとマニュアルトランスミッション指向の強いヨーロッパにおいても、環境問題への関心の高まりから、イギリスなどを中心に高い評価を得ている。2007年のフランクフルトモーターショーをはじめ、大陸ヨーロッパでも積極的なプロモーションが始められた。2000年に発売されたヨーロッパでは、2007年8月までに約10万台のトヨタ・ハイブリッドが販売された[37]。
トヨタのハイブリッド車は同年5月に販売累計が100万台に達していることから、その約1割が欧州市場での販売であったことになる。イギリスのAmberjac Projects社では、プリウスに搭載されたニッケル水素電池をリチウムイオン電池に載せ換えて、燃費や航続距離を改善するという改造を行なっている。
モンゴル国では、首都ウランバートルの大気汚染対策として、日本で中古車になった初代プリウスが輸入され、使用されている。
日本国外での受賞
- 北米カー・オブ・ザ・イヤー(2004年/平成16年) - 2001年(平成13年)にもノミネート
- ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー(2006年/平成18年) - 37人の審査員からの最高得点を得て計406点で1位を受賞
他、多数の受賞がある。また、ヨーロッパの自動車衝突安全テストユーロNCAPでは、星5つの評価を得ている。
レンタカー
一方、一部のレンタカー会社(および地域)で車種をプリウスに限定したキャンペーンが行なわれることがある。この場合のレンタル料金は一般車種とほぼ同額であり、利用者にとっては自分で購入するのと異なり車輛価格が高額であることを意識せずに済む上一般に燃料費も安くつき(走行距離が長ければ若干レンタル料金が高くても燃料費の差額で十分元がとれてしまう)、またレンタカー会社としても車輛の回転効率を上げることで初期費用を早く回収することができるので、利用者と所有者のどちらにとっても有益であり、ハイブリッド車の普及を図る上では非常に有効な手段であると言える。
なお、トヨタレンタリースではこれまでカローラと同じP3クラスだったが、2008年10月1日以降予約分はプレミオ/アリオンと同じP4クラスに変更され、値上げとなったが、2009年5月1日以降はP3クラスに戻され、値下げとなった。同年6月から順次導入されている3代目はP4クラスの料金が適用される(2代目と3代目では排気量が異なる為、P3クラスの2代目には(1.5L)、P4クラスの3代目には(1.8L)と表記し区別されている)。2012年4月1日からは、ハイブリッド専用のクラスが3種新設され、HV1には2代目が、HV2には3代目が割り当てられている。また同時に、区間平均燃費が表示できる機能を生かして、満タン返しが不要な「HV燃費精算」も開始された。
アメリカ合衆国の大手レンタカー会社では、2007年7月現在エイビス・レンタカー (Avis) が約1,000台のプリウスを保有するほか、ハーツ・レンタカー (Hertz) が2008年までに3,400台のプリウスを導入し、ニューヨーク市などハイブリッド車の需要が旺盛な地域に重点配備することを発表した[38]。エイビス・レンタカーはイギリスでもプリウスを保有し、ロンドンなどに配置している[39]。
また、2010年7月4日からはトヨタレンタリース長崎管轄の福江店(長崎県五島市)において、プリウスプラグインハイブリッドのレンタカー貸出を開始した。これは、長崎県が経済産業省のモデル事業である「長崎県EV・PHVタウン」の主要プロジェクトとして五島地域で展開する未来型ドライブ観光システム「長崎EV&ITS(エビッツ)」に協力し、同車を福江店へ2台配備したもので、一般ユーザーがレンタカーでPHVを運転できる国内唯一の店舗となった[40]。その後、「能登スマート・ドライブ・プロジェクト」と題して、2012年7月7日、トヨタレンタリース石川がプリウスPHV(市販モデル)を能登空港店を中心に県内に配備、併せてトヨタメディアサービスのWi-Fi付充電スタンド「G-Station」を能登半島に21台設置するプロジェクトも始まった。ただし、往路か復路のいずれかに能登空港を利用することが貸出の条件となっている。さらに全国11の地域(2012年8月現在、長崎・石川を含む)でもPHVの貸出が開始されている。
販売店
初代はトヨタ店のみであったが、2代目からはトヨペット店が加わり、2チャンネル併売となった。また、販売台数も2代目からは格段に増え、発売後半年経っても、購入から納車まで数か月待ちという事態も起きた。3代目以降はカローラ店とネッツ店にも販売網を広げ、レクサス専売店を除くトヨタの全販売店で販売を開始した。トヨタの全販売店で販売する車種の登場は、トヨタが現体制になった1982年以降では2000年に限定生産されたオリジンの例があったのみで、限定生産車以外では初めてとなる。なお、2代目モデルもグレード体系などを見直し、ビジネスユーザー向け新グレード「EX」に一本化し2011年12月26日まで継続販売された(取扱いは従来どおりトヨタ店とトヨペット店)。低価格路線を打ち出しているホンダ・インサイトに対抗するため、「EX」の車両本体価格はインサイトの「G」と同じ189万円に設定。3代目モデルも205万円からの価格設定にしていた。
車名の由来
その他
- 2002年に週刊少年マガジンで製作したスタッフチーム等の苦悩を描いた漫画「プリウス〜21世紀への翼〜」が掲載された(作画は日和一吾)。
- 一般的にスポーツグレードを持たない実用車種にはエアロパーツやサスペンションキットなどのチューニングパーツはあまり発売されないが、2代目プリウスでは空気抵抗を減らして燃費をさらにあげるためのボディキットが発売されたり、またTRDやトムスなど、アフターパーツメーカーからもマフラーやホイール、サスペンションキットなど改造部品が販売されている。
- 大阪トヨペットグループでは、レーシングドライバーの片山右京と共同開発したカスタマイズカーである「ENERGY MASTER[43]」を発売。「究極の環境性能を誇るエコカー」をテーマに、環境問題にも執心であるプロデューサーの片山の意見を取り入れて足回りの軽量化のため、専用の超軽量アルミホイールを開発した(ちなみに、17インチサイズで1本5Kgの軽量化に成功している)。タイヤには横浜ゴムのエコタイヤである「DNA Earth-1」が採用され、さらに空気抵抗を低減し燃費をさらに向上させるエアロパーツセット(オプション品)も用意されている。
- 3代目モデル(ZVW30型)の発表を2週間前に控えた2009年5月2日よりTBSラジオにて、「TOYOTA PRIUS Presents 高樹千佳子のハイブリッドな週末」というタイアップ番組を放送開始。パーソナリティには、車や音楽好きでも知られるタレントの高樹千佳子を起用し、高樹がプリウスを実際にドライブしながらゲストとのトークや開発スタッフとのプリウス開発秘話、そして高樹によるプリウスの試乗インプレッションを交えた新感覚の番組で、車内外の走行音やウインカーの作動音などもそのまま収録されている。
- 一般的に新型車が発表された際は自動車関連のニュースや一部の経済ニュースでは報道されるものの、一般紙や通常のニュース番組で報道されることはほとんどない。だがプリウスに関しては、報道発表会の模様や試乗インプレッションが一般紙やニュース番組で特集を組んで報道されている。
- ナゴヤドームのトヨタグループの電動回転広告板には2009年 - 2011年の間、「魅せろよ プリウス」という広告が掲示されていた。
- 2010年、当時北米及び世界販売最大のライバルであったゼネラルモーターズのダニエル・アカーソンCEOは「さえない車」「おたくの車 (Geek-Mobile)、私だったら絶対に乗らない」とこき下ろした[44]。一方で初代プリウス開発責任者の内山田は、これを意識してか2016年にアメリカの演説で「私はプリウスおたく(Geek)であることを誇りに思う」、「私はひとりのタフなナードである」と発言している[45]。
- 3代目で派生車種が誕生したことで英語表記での複数形が必要になったことから、米国トヨタ自動車販売ではホームページ上の投票で応募を受け付けた結果、2011年2月に複数形を「Prii(プリアイ)」とすることを発表している[46][47]。
- ドライビングシミュレーターゲームである、「グランツーリスモ5」(初代、二代目、三代目モデル)、「Forza Motorsport 4」(三代目の北米仕様)にプリウスが登場している。Forza Horizonにも登場しているが、こちらは一般車として走行している。
- 最近はタクシーの採用が増えている。2代目から大手のタクシー会社がテスト運用していたが、タクシー仕様でない一般車両にもかかわらず燃費が良好で耐久性も予想以上であった(都市部において、前輪駆動車をタクシーに用いた場合オートマチックトランスミッションが早期に故障すること、またそれに伴う修理コストと時間が嵩むことが問題とされていたが、プリウスはこの前例が当てはまらなかった稀有なケースである)ことから採用が増えている。長距離営業でも専用LPGガススタンドでなく通常のガソリンスタンドで燃料補給できるため、走行距離が伸びる地方での採用が増えている。トヨタはこれを受け、日本国内向けのタクシー専用車もハイブリッド専用とすることにし、LPG専燃だったクラコン、LPG車が存在したコンフォートに代えて2017年(平成29年)、JPN TAXIを発売した。→詳細は「トヨタ・ジャパンタクシー § メカニズム」を参照
- なお、2代目まではシステムモニターを兼ねた液晶画面が外せないことから、メーター等の業務機器を外付け設置したりインパネに穴をあけて設置する場合が多かった。3代目以降ではナビ用DINスペースが設けられたことからそのスペースに2DINナビを入れたうえで従前通り業務機器を外付け設置もしくは穴あけ設置するケースのみならず、そのスペースにメーターとラジオを入れナビの方を外付けするケースも見受けられるようになった(主に無線とナビが一体になった機器を採用する事業者がこの手法で設置している)。
- トヨタの地元である東海ラジオ等で使用され、宮崎放送やRCC中国放送[48]等では、新旧プリウスがラジオカーとして採用されている。
- 2010年代以降自動車教習所などでプリウスがエコカーのために高速教習に使われることも多くなってきた。しかし、プリウスはハイブリッドカー専用に開発されたATのみの設定であり、なおかつ日本の小型自動車規格の車体の寸法(全長4,700mm以下・全幅1,700mm以下)を満たさないことから、コンフォート教習車が主に役割を担ってきた教習車のハイブリッド化に当たってはプリウスをベースとすることができず、既存の2代目カローラアクシオの同型車となる『トヨタ教習車』が発売された。
- 1999年以降、それまで子供向けに工場見学の記念品として配布されていたトヨタ・2000GTのモデルカーに代わり、記念品モデルカーとなっている。このモデルカーはプリウスのモデルチェンジに対応して2003年まで初代、2010年までが2代目、2014年現在は3代目プリウスがモデルとなっている。歴代のモデルカーはトヨタ会館に展示されている。なお、原料はバンパーの廃材であるとのこと。
- 東京箱根間往復大学駅伝競走においては2011年と2014年にZVW35型プラグインハイブリッドが、2016年と2017年にZVW50型が、2018年と2019年にZVW50型プラグインハイブリッドが大会車両に用いられている。
モータースポーツ
- SUPER GT
トヨタ・プリウス SUPER GT仕様 | |
---|---|
2012年モデル | |
2016年モデル | |
ボディ | |
駆動方式 | MR |
パワートレイン | |
エンジン | 3.4L V8 RV8K型 |
最高出力 | 約300PS |
変速機 | 6速シーケンシャル |
前 | ダブルウィッシュボーン |
後 | ダブルウィッシュボーン |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,700mm(2016年) |
全長 | 4620mm(2016年) |
全幅 | 1950mm(2016年) |
全高 | 1190mm(2016年) |
車両重量 | 1100㎏以上(2016年) |
SUPER GTのGT300クラスに参戦していた、カローラアクシオの後継マシンとして 登場。2012年から2015年までのマシンは、ZVW30型プリウスをベースにRV8Kエンジンをミッドシップに搭載し、助手席にハイブリッドシステムが搭載されていた。蓄電装置はリチウムイオン電池、タイヤは2014年まではヨコハマ、2015年のみブリヂストンを採用している。オペレーションはaprが担当[49]。2013年4月29日、SUPER GT 2013 第2戦(富士スピードウェイ)で優勝、SUPER GT史上初のハイブリッドカーでの優勝車両となった[50]。2015年にも2勝を挙げ年間総合3位に入った。
なおこの車両のハイブリッドシステムはレース専用品ではなく、アクア用のモーター、プリウスα用のバッテリー、カムリ用のECUと市販車と同じパーツを使用して構成されている。そのため同じハイブリッドカーでも、レース専用に開発したハイブリッドでGT300に参戦していたホンダのCR-Zと比較して、システムの重量が倍近く重くなっている。
2016年からはZVW50型をベースにしたプリウスが2台登場、30号車はリチウムイオン電池+ヨコハマタイヤ、31号車はキャパシタ+ブリヂストンタイヤと異なる仕様で参戦。2016年には31号車が1勝を挙げ年間ランキング2位の好成績を収めている。
2018年からは、30号車もリチウムイオン電池からキャパシタに変更。31号車が3度の表彰台を獲得。最終戦ではLEON RACINGとのチャンピオンを決めるサイドバイサイドのバトルに敗れ、年間3位に甘んじた。
2019年はベースをプリウスPHV GR SPORTに、エンジン搭載位置も規則に従ってフロントに変更された。
- その他
- 富士スピードウェイで年2回開催される、燃費走行を重視したルールの『エコカーカップ』では採用率が最も高い車種となっている[51]。
脚注
- ^ 同月11日、第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)にて京都議定書が採択された。
- ^ 『90年代国産車のすべて―NSXからはじまる90年代の傑車保存版記録集』三栄書房、2011年、87頁
- ^ 運転席と助手席の間に埋め込まれた液晶画面で、オーディオやカーナビゲーション、エアコンなどの機能を表示、制御できる。セルシオ、ソアラ、クラウンのエレクトロマルチビジョンで実用化済み。
- ^ その後のトヨタブランドのハイブリッド乗用車でも、「THS-M」搭載車以外でタコメーターが搭載された例はカローラフィールダーハイブリッド/カローラアクシオハイブリッドの発売まで無かった。ちなみにレクサスブランドのハイブリッドカーの一部(例・CT200h等)には以前から搭載されている。
- ^ a b c トヨタ自動車のウェブサイトではセダンにカテゴライズ(ラインナップ)されている
- ^ カムリOEMのアルティスとプリウスαOEMのメビウス。
- ^ トヨタグループ以外では、2代目アクシオをベースとしたパイクカー、光岡・リューギにこのエンブレムが装着された。
- ^ いずれも現在は搭載車種がなく、後者が搭載された車種に至ってはモデルチェンジで「THS-II」に変更されている。
- ^ 冷媒用圧縮機をインバーター制御された電動機で運転する。
- ^ どちらも2015年12月発売型。
- ^ TOYOTA、米国ラスベガスで新型プリウスを初披露 -欧州では、フランクフルトモーターショーに出展- - トヨタ自動車 ニュースリリース 2015年9月9日(2015年12月9日)
- ^ TOYOTA、新型プリウスを発売 -走行性能の大幅向上を図るとともに、JC08モード40.8km/Lの低燃費を実現- - トヨタ自動車 ニュースリリース 2015年12月9日
- ^ "TOYOTA、米国ラスベガスで新型プリウスを初披露" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 9 September 2015.
- ^ "TOYOTA、新型プリウスに採用される先進技術を公開" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 13 October 2015.
- ^ "TOYOTA、新型プリウスを発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 9 December 2015.
- ^ "TOYOTA、プリウスの特別仕様車を発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 8 August 2016.
- ^ "TOYOTA、プリウスの特別仕様車を発売" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 1 November 2017.
- ^ 「トヨタプリウス カタログ」、2018年4月発行。HAZ01007-1804
- ^ "新型「プリウス」をロサンゼルスモーターショー2018で世界初公開(くるまのニュース)" (Press release). 株式会社メディア・ヴァーグ. 1 November 2017.
- ^ "TOYOTA、プリウスをマイナーチェンジ" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 17 December 2018. 2018年12月17日閲覧。
- ^ 発電用モーターを駆動に用いる関係から駆動時のエンジンの逆転を防ぐためエンジンとプラネタリーキャリアの間にワンウェイクラッチが設けられている
- ^ "新開発のHIT車載タイプがトヨタ自動車の「新型プリウスPHV」に搭載" (Press release). パナソニック株式会社. 28 February 2017. 2017年2月28日閲覧。
- ^ "TOYOTA、ニューヨーク国際オートショーにフルモデルチェンジ予定のプリウスPHVを出展" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 23 March 2016.
- ^ "新型プリウスPHVの(国内)発売時期を延期" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 3 August 2016.
- ^ "TOYOTA、プリウスPHVをフルモデルチェンジ" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 15 February 2017.
- ^ 「S」にもメーカーオプションで追加可能。また、オプションで普通充電のみにすることも可能
- ^ "TOYOTA、スポーツカーシリーズ「GR」を投入-クルマを楽しむ文化の醸成に向けた取り組みを強化-" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 19 September 2017.
- ^ "TOYOTA、プリウスPHVにサポカーS<ワイド>の特別仕様車を設定" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 25 December 2017.
- ^ 「トヨタプリウスPHV カタログ」、2018年4月発行。HAZ07010-1804
- ^ 「トヨタプリウスPHV カタログ」、2018年12月発行。HAZ07010-1812
- ^ "TOYOTA、プリウスPHVを一部改良" (Press release). トヨタ自動車株式会社. 9 May 2019.
- ^ 2009年4月に施行された「環境対応車普及促進税制」による自動車重量税と自動車取得税の全額免税、さらには同年6月から始まった「エコカー補助金」もあって、プリウスは軽自動車を含む総合で2009年6月度から2010年12月度までの18か月連続で首位を獲得した。
- ^ 当時ディカプリオはトヨタのいくつかのCMに出演していた。その後テスラ・ロードスターやフィスカー・カルマに乗り換えている。
- ^ “プリウス、モデルチェンジ前でも納車2ヵ月待ち。ハイブリッドカーひとり勝ち状態続く”. MONEYzine (2008年8月12日). 2011年1月10日閲覧。
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2015年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月20日閲覧。 - NNN/Yahoo!ニュース(2015年9月18日(金) 19時11分掲載 / 2015年9月20日閲覧)
- ^ 車上荒らしのターゲットNo.1がトヨタのプリウスである理由とは? - Gigazine(2015年05月21日 20時00分52秒版 / 2015年10月4日閲覧)
- ^ “ハイブリッド攻勢のなかでトヨタのブースは?!(前編)”. 日経BP (2007年9月12日). 2009年10月5日閲覧。
- ^ Jennifer Conlin (2007年7月1日). “IN TRANSIT; Rental Fleets Go Hybrid To Attract the Green Set”. New York Times 2009年10月5日閲覧。
- ^ “Avis introduces the Toyota Prius to UK Fleet”. easier.com. (2007年6月25日) 2009年10月5日閲覧。
- ^ “トヨタ自動車、トヨタレンタリース長崎 福江店(長崎県五島市)でプリウス プラグインハイブリッド(PHV)のレンタカー貸出を開始”. トヨタ自動車:ニュースリリース. (2010年7月2日) 2010年7月3日閲覧。
- ^ 車名の由来プリウスの車名の由来は何ですか? - トヨタ自動車WEBサイト、2017年11月29日閲覧
- ^ ただし言語により発音は異なることがある(例として、英語では[ˈpriːəs](プリアスもしくはプリーアスと発音するのが近い)である)。
- ^ “アーカイブされたコピー”. 2009年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月16日閲覧。
- ^ プリウスは「オタクの車」GMのCEOが発言 Archived 2010年12月15日, at the Wayback Machine.AP・共同
- ^ 【トヨタ プリウス 20周年】“絶え間なく先行”するハイブリッドカーの歴史を振り返る Response. 2017年11月17日
- ^ ラテン語の文法では-usで終わる名詞の複数形は-iiであり、それに従えばPriiは「プリイイ」と読む。なお、英語では[ˈpriːaɪ](プリアイもしくはプリーアイ)と発音するため、間違いとも言い切れない。
- ^ プリウス、複数形は「プリアイ」=一般投票で決定-トヨタ[リンク切れ] - 時事通信・2011年2月21日
- ^ 2代目を2代連続で採用し、更に次代も4代目を採用
- ^ “apr、今季限りで現行プリウスでのSGT参戦を終了”. オートスポーツweb (2015年11月18日). 2015年11月18日閲覧。
- ^ レースもハイブリッドの時代。トヨタ プリウスがGT300初勝利、2位はホンダ CR-Z【スーパーGT 第2戦】 - マイナビ 2013年4月30日閲覧
- ^ エコカーカップ2016
参考文献
- モーターファン別冊 ニューモデル速報 第330弾『新型プリウスのすべて』三栄書房、2003年9月 ISBN 4-87904-690-6
- モーターファン別冊 ニューモデル速報 第426弾『新型プリウスのすべて』三栄書房、2009年7月 ISBN 978-4-7796-0619-9
関連項目
- トヨタ・プリウス ZVW30 - 3代目モデルの詳細。
- トヨタ・プリウスα - プリウスをベースとしたステーションワゴン。
- ダイハツ・メビウス - プリウスαのダイハツ工業向けOEM供給車種。
- トヨタ・アクア - 海外市場での名称「プリウスc」。
- トヨタ・C-HR - 4代目プリウスをベースとしたコンパクトSUV。
- レクサス・CT - 3代目プリウスの派生車種。
外部リンク
- トヨタ プリウス|トヨタ自動車WEBサイト
- トヨタ プリウスPHV|トヨタ自動車WEBサイト
- Toyota Prius(米国)
- Toyota Prius Prime(米国)
- Toyota Prius(ドイツ)
- Toyota Prius Plug-in Hybrid(ドイツ)