トヨタ・アバロン
アバロン(英: Avalon)は、トヨタ自動車が北米(2022年まで)、および中国で製造・販売する前輪駆動 (Front-engine Front-drive) の大型高級セダンで、北米トヨタブランド、および中国トヨタブランド(各Toyota)のフラッグシップカーである。
初代と2代目モデルは日本へ輸出され、オーストラリアでも製造・販売されていた。
トヨタ・アバロン | |
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5代目 | |
概要 | |
別名 | トヨタ・プロナード(2代目) |
製造国 |
アメリカ合衆国 オーストラリア 中国 |
販売期間 | 1994年 - |
ボディ | |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
駆動方式 | 前輪駆動 |
概要
[編集]1992年に販売を終了したクレシーダの後継モデルにあたり、1994年にアメリカトヨタ(Toyota Technical Center, U.S.A., Inc)のケンタッキー州にある工場(Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc:「TMMK」)で製造を開始した。初代と2代目は日本へ輸出されたが、3代目以降は右ハンドル仕様の生産が取りやめられ、日本やオセアニアをはじめとした左側通行諸国では販売されていない。
初代 MCX10型(1994年 - 2000年)
[編集]トヨタ・アバロン(初代) MCX10型 | |
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前期型 | |
後期型 | |
概要 | |
製造国 |
アメリカ合衆国 オーストラリア |
販売期間 |
1994年 - 2000年 1995年 - 2000年(日本) 2000年 - 2005年(オーストラリア) |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
駆動方式 | FF |
パワートレイン | |
エンジン | 1MZ-FE型V型6気筒DOHC3.0L |
変速機 | 4速AT |
前 | ストラット式 |
後 | ストラット式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,720mm |
全長 | 4,845mm |
全幅 | 1,785mm |
全高 | 1,435mm |
車両重量 | 1,490kg |
系譜 | |
後継 | 日本:トヨタ・プロナード |
1994年に北米トヨタの最上級車として誕生した。北米を主な市場として、同時期に販売された初代レクサス・LS(セルシオ)にも匹敵する2,050ミリメートルの室内長など大柄な設計[1]を特徴とし、カムリとともにトヨタにおけるFFラージセダンの座を担う。アメリカのセダンでは一般的なコラムシフトで前席3人掛けベンチシート車も設定された。
- 同年、当時は日本製乗用車の輸入が禁止されていた韓国で「アメリカ車」として試験的に販売する。
- 1997年10月 マイナーチェンジしてGOAが設定された。
- 初代アバロンは3.0Lの1MZ-FE型エンジンを最初に搭載した。その後、後継の2代目アバロンなど日本国内でも多くのトヨタ車が同型のエンジンを搭載して販売された。搭載車種は「1MZ-FE型エンジン」を参照。
日本国内販売
[編集]日本ではアメリカからの逆輸入の形態をとり、1995年5月に発売された。広告のキャッチコピーは「THE NEXT LUXURY CAR」で、テレビCMに前期型ではエルビス・プレスリーをカバーしたストレイ・キャッツの「好きにならずにいられない」が、後期型では「銀色の道」がそれぞれ起用され、俳優の津川雅彦が出演した。バリエーションはフロアシフトのみでボディカラーも限定されていた。1999年6月に輸入を終了し、2000年3月[3]に販売を終了した。
- 1995年5月 発売。
- 1996年10月 一部改良。全車にデュアルエアバッグを標準装備するとともに、TRCをエンジン出力とブレーキを制御するタイプに変更した。また内外装を変更、5.8インチワイドマルチAVステーションをオプション設定。
- 1997年10月 マイナーチェンジしてGOAが設定された。ヘッドライトをマルチリフレクタータイプに変更したのをはじめ、フロントバンパーやリアランプのデザイン、また内装色を変更。また4ATに、登降坂変速制御システムを採用し、走行性能と燃費を向上させた。
オーストラリア製モデル
[編集]オーストラリア・ビクトリア州製のモデルは2000年6月に発売された。北米製アバロンはすでに2代目モデルへ移行していたが、本モデルのみ初代モデルが継続生産された。オーストラリア、ニュージーランド、一部アジア諸国向けの右ハンドル仕様、中東向けの左ハンドル仕様が生産され、2005年7月に生産を終了した。2006年11月から後継車種としてオーリオン (Aurion) が販売されている。
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豪州製モデル
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同リア
2代目 MCX20型(2000年 - 2005年)
[編集]トヨタ・アバロン(2代目) MCX20型 | |
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前期型 | |
後期型 | |
前期型日本仕様(プロナード) | |
概要 | |
別名 | 日本 : トヨタ・プロナード |
製造国 | アメリカ合衆国 |
販売期間 | 2000年 - 2005年 |
デザイン | CALTY |
ボディ | |
乗車定員 | 5 - 6人 |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
駆動方式 | FF |
プラットフォーム | トヨタ・Kプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | 1MZ-FE型V型6気筒DOHC3.0L |
変速機 | 4速ATフロア / コラム |
前 | ストラット式 |
後 | ストラット式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,720mm |
全長 | 4,895mm |
全幅 | 1,820mm |
全高 | 1,460mm |
車両重量 | 1,500kg - 1,540kg |
2000年に初代アバロンをフルモデルチェンジして発売され[4]、2002年にマイナーチェンジされた。
生産工場は初代モデルと同様に米国ケンタッキー州・ジョージタウンの「TMMK」で、北米LexusのRX300やES300や初代アバロンと共通のV型6気筒の3.0Lのエンジンを搭載し、ベーシックな「XL」と上級の「XLS」の2グレードで、前モデルに続き前席3人掛けコラムシフトのベンチシート車も設定された。
日本国内販売
[編集]日本では「プロナード」の名称で2000年4月に発売され、日本国内のセダンとしては特徴的なコラムシフトのベンチシート車も設定された。元々が北米向けの車種であるため、座席や車体サイズはクラウンやマークIIよりも大きく、3代目セルシオに近い。日本国内はトヨタブランドのD - Eセグメント車が豊富で、クラウンやマークIIなど人気車種のほかにFF車のウィンダムが存在し、販売チャネルのビスタ店[5]においてもアリストやクレスタなどの人気車種を併売していたことから、不人気のまま輸入販売を終了。これ以降、日本におけるアバロンの輸入販売は行われていない。
3代目 GSX30型(2005年 - 2012年)
[編集]トヨタ・アバロン(3代目) GSX30型 | |
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前期型フロント | |
前期型リア | |
概要 | |
製造国 | アメリカ合衆国 |
販売期間 | 2005年 - 2012年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
駆動方式 | FF |
プラットフォーム | トヨタ・Kプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン | 2GR-FE型V型6気筒DOHC3.5L |
変速機 | 5速/6速AT |
前 | ストラット式 |
後 | ストラット式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,820mm |
全長 | 5,010mm(前期・中期)、5,020mm(後期) |
全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,485mm |
車両重量 | 1,583kg - 1,660kg |
2005年北米国際オートショーで発表される。同年に生産が開始されてアメリカとカナダで販売される。日本で販売されていない。
1MZ-FE型エンジンの後継発展型で北米LexusのES350やRX350、北米専用モデルで3.5L仕様のカムリなどと共通の2GR-FE型の3.5Lのエンジンを搭載し、前期は電子制御5ATで後期は6ATの変速機が組み合わされ、ボディサイズは大型化して全長は5メートルを超えた。
新たにグレードが増え、ベーシックな「XL」、スポーツ仕様の「Touring」、上級の「XLS」、「XLS」にスマートエントリー機能などの先進装備が加えた最上級の「Limited」となる。エンジンは全グレードとも共通である。前席3人掛けコラムシフトのベンチシート仕様は廃止された。
カーナビゲーションは、HDD方式ではなく5代目レクサスESや2代目アバロンなどと同様のDVD方式が全グレードに共通で、純正カーナビゲーションと連動するBluetoothによるハンズフリー機能や、車載オーディオとiPodを接続するジャックなどが装備されている。
2007年8月に小規模なフェイスリフトが施され、フロントバンパー、フォグランプ、フロントグリルや、ヘッドランプユニットの形状などが変更され、ATも6速のシーケンシャルシフトマチックに変更された。スポーツ仕様の「Touring」を止めて「XL」「XLS」「Limited」の3グレード構成となった。
2011年モデルはCALTYによりフェイスリフトが施され、2010年2月のシカゴオートショーで発表されて同年春に発売された[6]。外装は、幅広いグリル、新形状のプロジェクターヘッドライト、新形状のLEDテールライト、新形状のバンパーが採用され、サイドにクロームトリムの使用が拡大され、リアビューはライセンスプレートの上にアバロンロゴが配された。内装はダッシュボードを含めて一新され、リアシートはリクライニング可能となり、ヘッドレストの形状が変更された[6]。快適装備はタッチスクリーンDVDナビゲーションシステム、音楽ストリーミング再生に対応したオーディオシステム、XMサテライトラジオ、リアビューモニターが装備された[6]。安全面は、大規模リコール問題を受けて再設計されたアクセルペダルとブレーキ・オーバーライド・システムを装備し、サイド・カーテンエアバッグ、運転席側ニーエアバッグを含む7つのエアバッグ、横滑り防止装置、ABS、EBD、ブレーキアシスト、トラクションコントロールシステムが全て標準装備となる[6]。
グレードはスタンダードモデルと上級グレードの「Limited」に集約された[6]。
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中期型
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後期型
- グレード詳細[7]
- 「XL」 - ファブリックシート、シルバーメタリックインテリア、クルーズコントロールシステム、16インチ7本スポークアルミホイールなど。
- 「Touring」 - (前期モデルのみ)内装(本皮)ブラックレザー&メタリックインテリア、専用スポーツサスペンション、リアスポイラー標準装備、クルーズコントロールシステム、ディスチャージヘッドランプ(HID)&オートレベリング機能、17インチ6本ツインスポークアルミホイールなど。
- 「XLS」 - 本皮シート、サンルーフ標準装備、本皮巻シフトノブ、木目調インテリア、クルーズコントロールシステム、自動防眩ミラー、純正盗難防止システム、17インチ6本スポークアルミホイールなど。
- 「Limited」 - スマートエントリー(プッシュスタート)機能、レーザークルーズコントロールシステム(上記3グレードと方式が異なる)、JBLサウンドシステム(12スピーカー装備。他3グレードは9スピーカー)、サンルーフ標準装備、木目調インテリア、木目調シフトノブ、専用パンチング加工本皮シート、シート位置&サイドミラー位置記憶装置、シートヒーター、雨自動感応式ワイパー、パワーリアサンシェード、ノイズ軽減フロントガラス、ディスチャージヘッドランプ(HID)&オートレベリング機能、純正盗難防止システム、17インチ9本スポークアルミホイールなど。
4代目 GSX40/AVV40型(2012年 - 2018年)
[編集]トヨタ・アバロン(4代目) GSX40/AVV40型 | |
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フロント | |
リヤ | |
概要 | |
製造国 | アメリカ合衆国 |
販売期間 | 2012年 - 2018年 |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
駆動方式 | FF |
プラットフォーム | トヨタ・Kプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
2GR-FE型V型6気筒DOHC3.5L =2AR-FXE型直列4気筒DOHC2.5L+モーター |
モーター | 2JM型 交流同期電動機 |
変速機 |
6速AT(3.5L) 電子式CVT(ハイブリッド) |
前 | ストラット式 |
後 | ストラット式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,820mm |
全長 | 4,960mm |
全幅 | 1,835mm |
全高 | 1,460mm |
車両重量 | 1,586kg |
2012年4月のニューヨーク国際オートショーで発表された[8]。エンジニアリングはミシガン州アナーバーにあるトヨタテクニカルセンター (TTC) が、スタイリングは南カリフォルニアとミシガンに拠点を置くCALTYがそれぞれ担当する。外寸は先代より若干小さくなり軽量化されたが、ホイールベースは先代と同一である。北米市場では「XLE」「XLEプレミアム」「XLEツーリング」「リミテッド」の4グレードが用意される。
2012年12月にカムリやレクサスESと同等のユニットを搭載した「ハイブリッド」が追加された。2013年10月1日に米韓自由貿易協定の一環として、韓国トヨタ自動車が韓国国内で3.5L「リミテッド」を発売するがハイブリッドは販売しない。
5代目 GSX50/AVV50/XX50型(2018年 - )
[編集]トヨタ・アバロン(5代目) GSX50/AVV50/XX50型 | |
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ハイブリッドリミテッド 中国仕様(フロント) | |
ハイブリッドリミテッド 中国仕様(リア) | |
ツーリング 中国仕様(フロント) | |
概要 | |
製造国 |
アメリカ合衆国 中国 |
販売期間 |
北米:2018年 - 2022年 中国:2019年 - |
ボディ | |
乗車定員 | 5人 |
ボディタイプ | 4ドア セダン |
駆動方式 | FF |
プラットフォーム | TNGA-Kプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
2.0L M20A-FKS型直列4気筒DOHC(中国) 2.5L A25A-FKS型直列4気筒DOHC 3.5L 2GR-FKS型V型6気筒DOHC 2.5L A25A-FXS型直列4気筒DOHC+モーター |
モーター | 2JM型 交流同期電動機 |
変速機 |
8速AT 電子式CVT(ハイブリッド) |
前 | ストラット式/ダブルウィッシュボーン式 |
後 | ストラット式/ダブルウィッシュボーン式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,870mm |
全長 | 4,980mm |
全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,440mm |
車両重量 | 1,615kg-1,680kg |
系譜 | |
後継 |
トヨタ・クラウンクロスオーバー (北米) |
2018年1月の北米国際オートショーで発表された。ボディサイズは先代比で25mm長くて20mm広く、レクサス・ESと共通のTNGA-Kプラットフォームを採用し、ホイールベースは50mm伸びた。パワーユニットは305PSを発生する3.5リッターV6エンジン(2GR-FKS)とシステム出力218PSを発生する2.5リッター直4ダイナミックフォースエンジン(A25A-FXS)にモーターを組み合わせたニッケル水素電池を搭載したハイブリッドモデルが用意され、アップデートされた可変バルブ機構などで両ユニットともに低燃費化が図られた。アンダーボディーカバーなど空力への配を徹底してCd値は先代モデルから改善し0.27である。
コネクティッド機能は全グレードともにApple CarPlayに対応し、車内でWi-Fi環境の構築、Qi(チー)規格でワイヤレス充電、市販車で初めてAmazonのAIアシスタント「Alexa」によりドアの施解錠やエンジンのオンオフ、がそれぞれ可能である。また2019年以降はAndroid Autoにも標準で対応し、米国とカナダのトヨタディーラーでは2018年モデルオーナーを対象にディーラーインストール型ソフトウェアアップデートを無料で提供した。
近年の北米市場におけるセダン型乗用車の需要の低下の煽りを受け、2022年末までに事実上の代替となるセダン型CUVのクラウンクロスオーバーと入れ替わる形で生産・販売終了となり、それ以降のアバロンは中国市場専売車となる。
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ハイブリッドリミテッド 北米仕様(フロント)
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ハイブリッドリミテッド 北米仕様(リア)
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リミテッド 北米仕様(フロント)
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リミテッド 北米仕様(リア)
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ツーリング 中国仕様(リア)
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中国仕様(フロント)
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中国仕様(リア)
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ハイブリッド 中国仕様(フロント)
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中国仕様改良型(フロント)
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ハイブリッド 中国仕様改良型(フロント)
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ハイブリッド 中国仕様改良型(リア)
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ツーリング 中国仕様改良型(フロント)
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インテリア 中国仕様改良型
車名の由来
[編集]販売店
[編集]- アメリカ - 歴代全て北米の「Toyota」ブランドで販売。
- オセアニア - 「Toyota」ブランドで販売。
- 日本 - 初代アバロンはトヨペット店(大阪府を除く)またはトヨタ店(東京都と、大阪府に限る)で、2代目アバロン(プロナード)はトヨタビスタ店[5]だが沖縄県はビスタ店がなく沖縄トヨペット。3代目以降は日本未導入。
トヨタ自動車の大規模リコール(2009年-2010年)の余波
[編集]トヨタ自動車の大規模リコール(2009年 - 2010年)の対象車種であるが、2010年2月に南イリノイ大学のデビッド・ギルバート教授が「意図せず生じる急加速」の実験にアバロンを供した。実験はアクセルの電子制御配線に電圧5Vを加印してショートさせる強引な手法だが、ABC放送が映像を脚色して[10]2月22日に報道したことからトヨタ車とアバロンに風評を招いた。のちに同じ手法で他社の自動車も急加速が認められ[11]、ABCは報道映像の操作を認めたことから、実験の信憑性は低下した。
脚注
[編集]- ^ トヨタ最大級の空間セダン(センチュリーを除く)と言うキャッチコピーが後期型からついた
- ^ トヨタTMMKサイトより(英語)
- ^ “アバロン(トヨタ)のカタログ”. トヨタ自動車株式会社 (2020年1月11日). 2020年1月11日閲覧。
- ^ パトカーとして運用される例もあった。
- ^ a b 同店は、2004年にネッツ店に吸収された。
- ^ a b c d e “2011 Toyota Avalon Facelift Unveiled in Chicago”. WorldCarFans.com (2010年2月11日). 2010年4月14日閲覧。
- ^ 公式サイト及び公式カタログより
- ^ “2013 Toyota Avalon looks to shed geriatric image”. Autoblog (2012年4月5日). 2012年4月25日閲覧。
- ^ “トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|車両系統図|【豆知識】車名の由来”. www.toyota.co.jp. 2022年1月28日閲覧。
- ^ “トヨタ、ABCに放送取り消しを要求”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2010年3月19日) 2011年2月15日閲覧。
- ^ “トヨタ自動車が南イリノイ大学教授の証言に反論、“意図せぬ加速”を他社製車両でも再現”. オートモービルエレクトロニクス. (2010年3月10日) 2011年2月15日閲覧。