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トヨタカローラ店

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トヨタ自動車 > トヨタカローラ店
トヨタカローラ店ディーラーの一例 (トヨタカローラ長野 長野店)

トヨタカローラ店(トヨタカローラてん、: Toyota Corolla Store)は、トヨタ自動車ディーラーのひとつ。「カローラ店」の通称で親しまれている。

キャッチコピーは「うれしいこと、全力で。あなたの街のカローラ店」。2006年2月までは「hello!」。

概要

1961年にトヨタパブリカ店として創立、店名にもなっているパブリカがオート店の販売に移行した後の1969年に現在の名称になる。ミニバンや実用型セダンハッチバック、果てはダイハツOEMリッターカーパッソルーミー)や同ダイハツOEMの軽自動車(ピクシスシリーズ)など、幅広いファミリー層向けの車種を中心に扱っている。

同店のイベントのイメージキャラクターにはドラえもんを起用している。このことから、テレビ朝日系列で放送されているテレビアニメでは、トヨタが番組スポンサーとなっており、トヨタ新車販売店の全車種取り扱い開始に伴う販売チャネル制度廃止以前は同店の取り扱い車種に限定してCMが流れていた。ドラえもん起用以前には、とっとこハム太郎星のカービィイメージキャラクターに起用していたこともあった。

ディーラー名は原則「トヨタカローラ○○」としているが、東京地区の「トヨタ東京カローラ(現:トヨタモビリティ東京)」、「トヨタ西東京カローラ(現・トヨタS&Dフリート西東京[注 1]」は例外とされていた。○○のところにはたいてい、道府県名が入っている。ただし、同じ都道府県で二つ以上のカローラ店が存在する場合は、その地域にちなんだ名前が入っている。トヨタ自動車のお膝元である愛知県では愛知、名古屋の2社[注 2](2社とも本社は名古屋市)が愛知県全域で展開している。なお、カローラ店が複数ある都道府県では、販売会社ごとに担当エリアのすみわけがなされていることもある。

1957年に発足した販売会社のトヨタディーゼル店は、主にディーゼルエンジンを搭載した大型トラックを扱っていたが、大型トラック市場でのトヨタ車のシェアの低下に伴いパブリカを併売するようになった。結果、トヨタディーゼル店からパブリカ店(のちにカローラ店)への名称変更が相次ぎ、1989年に最後のディーゼル店がカローラ店になっている。宮城、埼玉、福岡などにディーゼル店を前身とするカローラ店が存在する理由はこのためである。

2007年よりトヨタの各販売店系列のデザイン刷新が行われ、順次オレンジをテーマカラーとしたデザインに変更した。

日本でレクサスが発足された2005年以降、カローラ店からレクサス店へブランク無しで直接移行された車種は1車種も存在していない。ただしブランクありも含めればウィンダム(2世代12年のブランクを経て2018年にレクサス店扱いでESとして復活)があり、カローラ店としては原型であるカムリと統合された。[注 3]。また、2020年4月30日まではトヨタの販売チャネルの中で唯一、東京都を除きグランエース以外のディーゼル車を取り扱っていなかった。

東京地区では、全国に先駆けて2019年4月1日より販売チャネル制度を廃止しており、全車種をトヨタモビリティ東京[注 4]とトヨタ西東京カローラ(現・トヨタS&D西東京)(一部車種を除く)で取り扱っている。

2020年5月からのトヨタ新車販売店の全車種取り扱い開始に伴う販売チャネル制度廃止の方針により、一部地域では他チャネルとの合併・再編が進み「トヨタカローラ店」を名乗るディーラーが存在しない地域がある(詳細は後述)。

主な取扱車種

※2023年11月現在

  • ☆が付与された車種は2020年4月30日以前は専売車種扱いで、同年5月1日より全てのトヨタ車両販売店(一部除く)の取扱に移行した車種
  • ◎が付与された車種は2020年5月1日の全車種併売化に伴って取扱を開始した車種
カローラツーリング
(画像は「HYBRID W×B」)

セダン

ワゴン

スポーツ

コンパクト

ミニバン

  • アルファード◎(2020年4月30日まではトヨペット店の専売だった)
  • ヴェルファイア◎(2020年4月30日まではネッツ店の専売だった)
  • ヴォクシー◎(2020年4月30日まではネッツ店の専売だった)
  • グランエース(全てのトヨタ車両販売店で扱う)
  • シエンタ[注 7](初代は発売当初~マイナーチェンジ前までネッツ店と併売、それ以降は専売。2代目からは全てのトヨタ車両販売店で扱う)
  • ノア
  • ハイエースワゴン◎(2020年4月30日まではトヨペット店の専売だった)

SUV

軽自動車

ピクシスシリーズは2020年4月30日まではネッツ店及び一部のトヨタ店・トヨペット店との併売だった。コペン GR SPORTは全てのトヨタ車両販売店で取り扱う。

商用車

  • プロボックスバン☆(カローラバンの後継車種、発売当初はネッツ店との併売だったが、2004年4月以降は専売となっていた)
  • タウンエース☆(現行モデルはダイハツ・グランマックスの日本市場向けモデルにあたる)
  • ハイエース◎(2020年4月30日まではトヨペット店の専売だった、コミューターは一部店舗では未取扱)
  • ダイナ◎(2020年4月30日まではトヨタ店の専売だった、一部店舗では未取扱)
  • コースター◎(2020年4月30日まではトヨタ店の専売だった、一部店舗では未取扱)

また、一部ディーラーではダイハツの車種を取扱っている(軽自動車のみ)。

過去の取扱車種

※ 太字の車種は海外生産車種

セダン
ステーションワゴン
トールワゴン
ハッチバック(2BOX)
SUV
ミニバン / 1BOXワゴン
スポーツ(クーペ)
軽自動車
全て、ネッツ店と一部のトヨペット店/トヨタ店でも取り扱っていた。また、後述するOEM元の車種も一部の店舗で取り扱っていた。
商用車
ダイハツ車(一部の店舗・軽自動車のみ)
本項では1998年10月以降に販売された車種のみを掲載する。
沖縄県のみ取扱された車種
沖縄県には、1979年9月までトヨペット店が存在していなかったため同店専売車種のコロナマークⅡコロナなどをトヨタ店沖縄トヨタ自動車で取り扱っていたことやビスタ店も存在しなかったことからトヨタ店とビスタ店の一部の専売車種をカローラ店のトヨタカローラ沖縄で取り扱っていた。

ディーラー一覧

地域区分は公式サイトによる[1]。法人の種類はいずれも株式会社

北海道地方

かつて存在した販売店
  • トヨタカローラ北海(旧:札幌トヨタディーゼル。ビスタ店を経て2004年5月にネッツトヨタ道都に社名変更)
  • トヨタカローラ釧路(釧路貨物グループ。2022年7月に釧路トヨペット(現:トヨタモビリティ釧路)が吸収合併)
  • トヨタカローラ帯広(2024年4月、帯広トヨペット(現:トヨタモビリティ帯広)が吸収合併)

東北地方

かつて存在した販売店

関東地方

かつて存在した販売店
  • トヨタカローラ東急(旧:横浜トヨタディーゼル、1972年10月にトヨタカローラ横浜が吸収合併)
  • トヨタカローラ京葉(旧:千葉トヨタディーゼル、1990年12月にトヨタカローラ千葉が吸収合併)
  • トヨタカローラ茨城(1997年経営破綻。店舗はトヨタカローラ南茨城およびトヨタカローラ新茨城に譲渡)
  • トヨタ東京カローラ(2019年4月にトヨタ東京販売ホールディングス(現:トヨタモビリティ東京)が東京トヨタ自動車、東京トヨペット、ネッツトヨタ東京とともに吸収合併)
  • トヨタカローラ横浜(2020年5月1日付で神奈川トヨタ自動車が吸収合併。屋号をトヨタモビリティ神奈川とした)
  • トヨタ西東京カローラ(現:トヨタS&Dフリート西東京、S&Dホールディングスグループ。2022年4月に個人向け販売を会社分割によりネッツトヨタ多摩(現:トヨタS&D西東京)に承継し、法人向け事業に特化[3]
  • トヨタカローラ神奈川(ウエインズグループ。2023年1月に横浜トヨペット(現:ウエインズトヨタ神奈川)がネッツトヨタ神奈川とともに吸収合併)

中部地方

かつて存在した販売店
  • トヨタカローラ名都(旧:名古屋トヨタディーゼル株式会社、1996年4月にトヨタカローラ愛豊に吸収合併)
  • トヨタカローラ石川(2020年4月に石川トヨペット(現:石川トヨペットカローラ)に吸収合併)
  • トヨタカローラ南信(NTPグループ。2020年7月1日付で新たに設立されたNTPトヨタ信州がネッツトヨタ信州とともに吸収合併)
  • トヨタカローラ長野(2021年4月1日付で長野トヨペット、ネッツトヨタ長野とともに長野トヨタ自動車が吸収合併。トヨタUグループ
  • トヨタカローラ東海(旧:静岡トヨタディーゼル、静岡鉄道グループ。2021年4月にネッツトヨタスルガとともに静岡トヨペット(現:トヨタユナイテッド静岡)が吸収合併[4]。合併後も「トヨタカローラ東海」の屋号を継続していたが、2022年5月10に廃止[5]
  • トヨタカローラ中京(現:トヨタモビリティ中京、遠山グループ。2021年9月1日付で社名変更)
  • トヨタカローラ岐阜(セイノーグループ。2023年1月1日付でネッツトヨタ岐阜(現:トヨタカローラネッツ岐阜)が吸収合併)
  • トヨタカローラ愛豊(ATグループ。2023年5月に愛知トヨタ自動車と経営統合)

近畿地方

かつて存在した販売店
  • トヨタカローラ浪速(2018年5月にトヨタカローラ大阪が吸収合併)
  • トヨタカローラ奈良(奈良トヨタグループ、2021年4月、奈良トヨタ自動車(現:奈良トヨタ)に吸収合併)
  • トヨタカローラ新大阪(現:トヨタモビリティ新大阪、トヨタ久保グループ。2023年1月、ネッツトヨタ新大阪を吸収合併し社名変更)

中国地方

四国地方

九州・沖縄地方

かつて存在した販売店
  • トヨタカローラ熊本(現:ユナイテッドトヨタ熊本。2020年5月にネッツトヨタ中九州を吸収合併し社名変更。カローラの屋号は「カローラ熊本」として存続)
  • トヨタカローラ沖縄(OTMグループ。2022年4月1日に沖縄トヨペット、ネッツトヨタ沖縄とともに沖縄トヨタ自動車が吸収合併)
  • トヨタカローラ宮崎(宮崎トヨタグループ。2023年4月1日付で宮崎トヨタ自動車に吸収合併)

脚注

注釈

  1. ^ 同社は、ネッツトヨタ多摩との事業再編により、2022年4月1日より法人向け事業に特化した。なお、同社が運営していた店舗並びに個人ユーザー向けの営業は、ネッツトヨタ多摩から商号変更したトヨタS&D西東京へ移管された。
  2. ^ かつては名都(1989年1月に名古屋トヨタディーゼルから改称、1996年4月にトヨタカローラ愛豊に吸収合併)、中京(2021年4月にトヨタモビリティ中京に改称)、愛豊(2023年5月に愛知トヨタと統合)も存在し5~3社であった時期もある。
  3. ^ LSへモデルチェンジされたセルシオSCへマイナーチェンジされたソアラトヨタ店トヨペット店GSへモデルチェンジされたアリストネッツ店(旧オート店、旧ビスタ店)、ISへモデルチェンジされたアルテッツァネッツ店(旧オート店)での販売であった。
  4. ^ トヨエースレジアスエースライトエースを除く。兄弟車のダイナハイエースタウンエースへ一本化。なおプロボックスサクシードは一本化せず併売している。
  5. ^ 東京都ではトヨタ店(東京トヨタ自動車)でも取り扱われていたが、2019年4月以降はトヨタモビリティ東京での扱いとなる。2020年5月1日より東京都以外の地域のトヨタ店も併売となる
  6. ^ 2022年7月にクラウン(全店併売化前はトヨタ店の専売)のS30型へのフルモデルチェンジをもって先行リリースされたCUVクロスオーバーが無地のクラウンを名乗っていたが、2023年10月の「クラウン(スポーツ)」の正式リリースとともに前者は「クラウン(クロスオーバー)」へ変更。同年11月にリリースされたセダンモデルが再び無地の「クラウン」を名乗っている。
  7. ^ 2010年11月に一旦製造・販売を終了したが、ユーザー側の要望により、2011年5月に製造・販売を再開した。
  8. ^ トヨタカローラ沖縄のみ、旧ビスタ店専売だったWiLLブランドの2車種(ViVS)も取り扱っていた。
  9. ^ カローラ店では「クルーガーL」として取り扱われていた。なお、トヨタカローラ沖縄のみ、旧ビスタ店向けの「クルーガーV」も並行して取り扱っていた。
  10. ^ 既に販売終了した車種に限定した場合では、事実上の後継でもある。ただし、本来の後継はシエンタ(カローラ店)である。

出典

  1. ^ トヨタ全国販売店一覧
  2. ^ 合併に関するお知らせ
  3. ^ 令和4年 2022年2月21日付 官報 号外 第36号 112頁
  4. ^ トヨタユナイテッド静岡株式会社の情報(国税庁法人番号公表サイト)
  5. ^ 定休日・営業時間・店舗名に関するご案内(トヨタユナイテッド静岡)

関連項目