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「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の版間の差分

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{{Infobox Film
| 大言壮語 = 2019年5月
|作品名=アベンジャーズ<br />インフィニティ・ウォー
| 内容過剰 = 2019年5月
|原題=Avengers: Infinity War
|画像=File:Avengers Infinity War Logo.png
|サイズ=240px
|監督=[[ルッソ兄弟|アンソニー・ルッソ<br />ジョー・ルッソ]]
|脚本=[[クリストファー・マルクス]]<br />[[スティーヴン・マクフィーリー]]
|原作=[[スタン・リー]]<br />[[ジャック・カービー]]
|製作=[[ケヴィン・ファイギ]]
|出演者=[[ロバート・ダウニー・Jr]]<br />[[クリス・ヘムズワース]]<br />[[マーク・ラファロ]]<br />[[クリス・エヴァンス]]<br />[[スカーレット・ヨハンソン]]<br />[[ドン・チードル]]<br />[[ベネディクト・カンバーバッチ]]<br />[[トム・ホランド (俳優)|トム・ホランド]]<br />[[チャドウィック・ボーズマン]]<br />[[ゾーイ・サルダナ]]<br />[[カレン・ギラン]]<br />[[トム・ヒドルストン]]<br />[[ポール・ベタニー]]<br />[[エリザベス・オルセン]]<br />[[アンソニー・マッキー]]<br />[[セバスチャン・スタン]]<br />[[イドリス・エルバ]]<br />[[ダナイ・グリラ]]<br />[[ピーター・ディンクレイジ]]<br />[[ベネディクト・ウォン]]<br />[[ポム・クレメンティーフ|ポム・クレメンティエフ]]<br />[[デイヴ・バウティスタ]]<br />[[ヴィン・ディーゼル]]<br />[[ブラッドリー・クーパー]]<br />[[コビー・スマルダーズ]]<br />[[グウィネス・パルトロー|グウィネス・パルトロウ]]<br />[[ベニチオ・デル・トロ]]<br />[[ジョシュ・ブローリン]]<br />[[クリス・プラット]]<br />[[サミュエル・L・ジャクソン]]<br />[[ショーン・ガン]]<br />[[ウィリアム・ハート]]<br />[[レティーシャ・ライト]]<br />[[テリー・ノタリー]]<br />[[トム・ヴォーン=ローラー]]<br />[[キャリー・クーン]]<br />[[マイケル・ショウ]]
|音楽=[[アラン・シルヴェストリ]]
|主題歌=
|撮影=トレント・オパロック
|製作会社=[[マーベル・スタジオ]]
|配給=[[ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ]]
|公開={{flagicon|HKG}}{{flagicon|KOR}}{{flagicon|TW}}{{flagicon|SIN}} [[2018年]][[4月25日]]<br/>{{flagicon|USA}}{{Flagicon|JPN}} 2018年[[4月27日]]
|上映時間=149分
|製作国={{USA}}
|言語=英語
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|興行収入={{Flagicon|USA}}$664,987,816<ref name="Mojo"></ref><br>{{Flagicon|World}}$2,032,792,649<ref name="Mojo">{{Cite web|url=http://www.boxofficemojo.com/movies/?id=marvel0518.htm
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|title=掲載2018映画興行収入ランキング!日本おすすめベスト-ピクシーン|accessdate=2018-06-20}}</ref>
|前作=[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン]]<br/>(シリーズ前作)<br/>[[ブラックパンサー (映画)|ブラックパンサー]]<br/>([[マーベル・シネマティック・ユニバース]]前作)
|次作=[[アントマン&ワスプ]]<br/>(マーベル・シネマティック・ユニバース次作)<br/>[[アベンジャーズ4]]<br/>(シリーズ次作)
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}}
{{Infobox Film
『'''アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー'''』(''Avengers: Infinity War'')は、[[2018年の映画|2018年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ合衆国]]のスーパーヒーロー映画。製作は[[マーベル・スタジオ]]、配給は[[ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ]]。[[アメリカン・コミック]]の[[マーベル・コミック]]『[[アベンジャーズ (マーベル・コミック)|アベンジャーズ]]』の実写映画シリーズ第3作。また、様々なマーベル・コミックの実写映画を、同一の世界観の[[クロスオーバー作品]]として扱う『[[マーベル・シネマティック・ユニバース]]』(MCU)シリーズとしては第19作品目の映画である。
| 作品名 = アベンジャーズ/<br>インフィニティ・ウォー
| 原題 = Avengers: Infinity War
| 画像 =
| 画像サイズ =
| 画像解説 =
| 監督 = [[ルッソ兄弟|アンソニー・ルッソ<br />ジョー・ルッソ]]
| 脚本 = [[クリストファー・マルクス]]<br />[[スティーヴン・マクフィーリー]]
| 原作 = [[スタン・リー]]<br />[[ジャック・カービー]]<br/>『[[アベンジャーズ (マーベル・コミック)|アベンジャーズ]]』
| 製作 = [[ケヴィン・ファイギ]]
| 出演者 = [[ロバート・ダウニー・Jr]]<br />[[クリス・ヘムズワース]]<br />[[マーク・ラファロ]]<br />[[クリス・エヴァンス]]<br />[[スカーレット・ヨハンソン]]<br />[[ドン・チードル]]<br />[[ベネディクト・カンバーバッチ]]<br />[[トム・ホランド (俳優)|トム・ホランド]]<br />[[チャドウィック・ボーズマン]]<br />[[クリス・プラット]]<br />[[ゾーイ・サルダナ]]<br />[[カレン・ギラン]]<br />[[トム・ヒドルストン]]<br />[[ポール・ベタニー]]<br />[[エリザベス・オルセン]]<br />[[アンソニー・マッキー]]<br />[[セバスチャン・スタン]]<br />[[イドリス・エルバ]]<br />[[ダナイ・グリラ]]<br />[[ピーター・ディンクレイジ]]<br />[[ベネディクト・ウォン]]<br />[[ポム・クレメンティエフ]]<br />[[デイヴ・バウティスタ]]<br />[[ヴィン・ディーゼル]]<br />[[ブラッドリー・クーパー]]<br />[[コビー・スマルダーズ]]<br />[[グウィネス・パルトロー]]<br />[[ジェイコブ・バタロン]][[ベニチオ・デル・トロ]]<br />[[ジョシュ・ブローリン]]<br />{{仮リンク|トム・ヴォーン=ローラー|en|Tom Vaughan-Lawlor}}<br />{{仮リンク|テリー・ノタリー|en|Terry Notary}}<br />[[キャリー・クーン]]<br />{{仮リンク|マイケル・ジェームズ・ショウ|en|Michael James Shaw}}<br />[[ショーン・ガン]]<br />[[ウィリアム・ハート]]<br />[[ロス・マーカンド]]<br />[[レティーシャ・ライト]]<br />[[ウィンストン・デューク]]<br />{{仮リンク|フローレンス・カサンバ|en|Florence Kasumba}}<br />[[サミュエル・L・ジャクソン]]
| 音楽 = [[アラン・シルヴェストリ]]
| 主題歌 =
| 撮影 = トレント・オパロック
| 製作会社 = [[マーベル・スタジオ]]
| 配給 = [[ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ]]
| 公開 = {{flagicon|TW}}{{flagicon|HKG}}{{flagicon|KOR}}{{flagicon|SIN}} [[2018年]][[4月25日]]<br/>{{flagicon|USA}}{{Flagicon|JPN}} 2018年[[4月27日]]
| 上映時間 = 149分
| 製作国 = {{USA}}
| 言語 = 英語
| 製作費 = $316,000,000<ref name="D'Alessandro (2018-5-8)">{{cite web|url=http://deadline.com/2018/05/avengers-infinity-war-box-office-profit-russo-brothers-success-1202382804/|title='Avengers: Infinity War’ Marches Toward $600M Profit; How The Russo Brothers Mapped Out The Marvel Hit|last=D'Alessandro|first=Anthony|work=[[Deadline Hollywood]]|date=8 May 2018|accessdate=8 May 2018}}</ref>
| 興行収入 = {{Flagicon|World}} $2,048,359,754<ref name="Mojo">{{Cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl3043198465/
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| 前作 = '''MCU'''<br/>[[ブラックパンサー (映画)|ブラックパンサー]](2018年)<hr />'''アベンジャーズ'''<br>[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン]](2016年)
| 次作 = '''MCU'''<br/>[[アントマン&ワスプ]](2018年)<hr />'''アベンジャーズ'''<br>[[アベンジャーズ/エンドゲーム]](2019年)
}}
『'''アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー'''』(''Avengers: Infinity War'')は、[[マーベル・コミック]]のスーパーヒーローチーム「[[アベンジャーズ (マーベル・コミック)|アベンジャーズ]]」をベースとした、[[2018年の映画|2018年]]の[[アメリカ合衆国の映画|アメリカ合衆国]]の[[スーパーヒーロー映画]]。監督は[[ルッソ兄弟|アンソニー・ルッソ]]、[[ルッソ兄弟|ジョン・ルッソ]]が務め、脚本はクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリー、出演は[[ロバート・ダウニー・Jr]]、[[クリス・ヘムズワース]]、[[マーク・ラファロ]]、[[クリス・エヴァンス]]ら。「[[マーベル・シネマティック・ユニバース]]」(MCU)の19作目であり、『[[アベンジャーズ (2012年の映画)|アベンジャーズ]]』(2012年)、『[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン|アベンジャーズ/エイジ・オブ・ ウルトロン]]』(2015年)の続編。[[マーベル・スタジオ]]が製作し、[[ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ]]配給する。


== 概要 ==
== 概要 ==
当初MCUシリーズの「フェイズ3」のロードマップが発表された時点では、次作の『アベンジャーズ4(仮題)』と共に『Avengers: Infinity War Part1』『Avengers: Infinity War Part2』の2部作構成とされていたが、それぞれの作品の独立性が高いとの理由から別のタイトルとなり「Part1」表記が削除された<ref>{{cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0084931|title=『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー』は2部作にならず!|newspaper=シネマトゥデイ|date=2016-07-30|accessdate=2018-04-06}}</ref>。また、本作は『[[マイティ・ソー バトルロイヤル]]』終盤の直後の出来事として、ストーリーが展開される
当初MCUシリーズの「フェイズ3」のロードマップが発表された時点では、次作の『[[アベンジャーズ/エンドゲーム]]』と共に『Avengers: Infinity War Part1』『Avengers: Infinity War Part2』の2部作構成とされていたが、それぞれの作品の独立性が高いとの理由から別のタイトルとなり「Part1」表記が削除された<ref>{{cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0084931|title=『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー』は2部作にならず!|newspaper=シネマトゥデイ|date=2016-07-30|accessdate=2018-04-06}}</ref>。


マーベルが1990年代に刊行した「インフィニティ」三部作の第一部『[[インフィニティ・ガントレット]]』とストーリー的な関連があることが指摘されている<ref name="ThanosMotivations">{{cite web|url=http://collider.com/thanos-avengers-infinity-war-infinity-gauntlet-story |title=Kevin Feige on How Closely Thanos' 'Infinity War' Arc Will Mirror 'Infinity Gauntlet' |last=Chitwood |first=Adam |work=[[Collider.com]] |date=April 24, 2017 |accessdate=April 24, 2017 |archiveurl=https://www.webcitation.org/6pyMjqjXQ?url=http://collider.com/thanos-avengers-infinity-war-infinity-gauntlet-story |archivedate=April 24, 2017 |deadurl=no |df= }}</ref>。また本作のサブタイトルは三部作の第二部『[[インフィニティ・ウォー]]』と共通である。
マーベルが1990年代に刊行した「インフィニティ」三部作の第一部『[[インフィニティ・ガントレット]]』とストーリー的な関連があることが指摘されている<ref name="ThanosMotivations">{{cite web|url=http://collider.com/thanos-avengers-infinity-war-infinity-gauntlet-story |title=Kevin Feige on How Closely Thanos' 'Infinity War' Arc Will Mirror 'Infinity Gauntlet' |last=Chitwood |first=Adam |work=[[Collider.com]] |date=April 24, 2017 |accessdate=April 24, 2017 |archiveurl=https://webcitation.org/6pyMjqjXQ?url=http://collider.com/thanos-avengers-infinity-war-infinity-gauntlet-story |archivedate=April 24, 2017 |deadurl=no |df= }}</ref>。また本作のサブタイトルは三部作の第二部『[[インフィニティ・ウォー]]』と共通である。


予告編は2017年11月30日に初めてネット上に公開され、公開後24時間以内の再生回数が2億3000万回に到たちし、『[[IT (映画)#IT(2017年版の映画)|IT/イット “それ”が見えたら、終わり。]]』の記録(1億9700万回)を抜いて歴代最高記録を更新した<ref>{{cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0096580|title=『アベンジャーズ』新作予告が史上最高再生数!キャップのヒゲ面が最も話題に|newspaper=マーベル公式|date=2017-12-01|accessdate=2017-12-18}}</ref>。
予告編は2017年11月30日に初めてネット上に公開され、公開後24時間以内の再生回数が2億3000万回に到し、『[[IT/イット “それ”が見えたら、終わり。]]』の記録(1億9700万回)を抜いて歴代最高記録を更新した<ref>{{cite news|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0096580|title=『アベンジャーズ』新作予告が史上最高再生数!キャップのヒゲ面が最も話題に|newspaper=マーベル公式|date=2017-12-01|accessdate=2017-12-18}}</ref>。


==ストーリー==
== ストーリー ==
{{内容過剰|date=2018年9月|Wikipedia:過剰な内容の整理/過剰な内容の整理|section=1}}
宇宙誕生以前に存在した6つの[[特異点]]が、[[ビッグバン]]と共にまっさらな宇宙を駆け巡った。そのひとつひとつが'''「空間(スペース)」'''・'''「現実(リアリティ)」'''・'''「力(パワー)」'''・'''「魂(ソウル)」'''・'''「精神(マインド)」'''、そして'''「時間(タイム)」'''を司るエネルギーの結晶石である。それが'''インフィニティ・ストーン'''。6つのストーンを手に入れることができれば、全能の力を得られる。
<!--
編集者の方へ:内容の追加を検討されている場合、必ずノートを参照の上行ってください。
-->
[[マイティ・ソー バトルロイヤル|地球に向かうアスガルドの避難船]]を[[サノス]]が襲撃。かろうじてハルクは地球に逃れるもソーたちは壊滅、ロキが隠し持っていたスペース・ストーンが奪われる。パワー・ストーンと合わせ2つのインフィニティ・ストーンを入手したサノスは、ロキを殺し船を破壊すると残るストーンを求めて消え去る。


[[ニューヨーク]]に墜落したブルース・バナー(ハルク)は、スティーブン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)にサノスの計画を伝え、トニー・スターク(アイアンマン)に協力を求める。トニーは難色を示すが、ソーの死を告げられ、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)へ連絡しようとする。そこへサノスの配下がストレンジの持つタイム・ストーンを狙い急襲。危機を察知したピーター・パーカー(スパイダーマン)が加勢し、激戦の末、敵の1人エボニー・マウはストレンジを拉致しQシップで宇宙に発進。トニーとピーターがそれを追い、バナーはスティーブへ連絡する。
[[マイティ・ソー バトルロイヤル|ラグナロク]]の発動によるアスガルド滅亡後、新天地を求めて地球に向かっていた宇宙船「ステイツマン」を何者かが襲撃した。それは宇宙で最も恐れられ、[[アベンジャーズ (2012年の映画)|ニューヨーク決戦]]の黒幕でもあるタイタン人・[[サノス]]の軍艦「サンクチュアリII」だった。宇宙のバランスを保つためには、増えすぎた生命を半分にする必要があると信じるサノスは、インフィニティ・ストーンを集めるべく自ら行動を開始したのだ。この襲撃で、アスガルドの民たちの半分は虐殺された。サノスはソーを拷問し、彼らが持っているはずの物を要求した。兄の窮地を見かねたロキは、サノスが欲する「四次元キューブ」を見せる。サノスの隙を突いてハルクが攻撃を仕掛けるが、サノスは逆にハルクを打ちのめす。ハルクの敗北を受け、アスガルドの門番ヘイムダルは最期の力を振り絞り、アスガルドといくつもの世界を繋ぐ虹の橋・ビフレストの剣の力でハルクを地球へとワープさせた。サノスは腹心であるコーヴァス・グレイヴの槍を手に取り、ヘイムダルの行動を嘲笑いながら胸を貫き殺し、ついに四次元キューブを手にする。キューブの正体は、インフィニティ・ストーンのひとつ'''スペース・ストーン'''であった。サノスは、すでにザンダー星を襲撃し入手していた'''パワー・ストーン'''も合わせ、左手の'''[[インフィニティ・ガントレット]]'''に2つのストーンを宿した。最期のあがきを見せたロキを殺し、サノスは無限の力で宇宙船「ステイツマン」を破壊すると、残るストーンを求めてどこかへ消えた。


一方、宇宙を漂っていたソーを救出したピーター・クイルたち(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)は、サノスの目的を聞き二手に別れる。ロケット、ソー、グルートはムジョルニアに代わる新たな武器を求め惑星ニダベリアへ、他の4人はリアリティ・ストーンのある惑星ノーウェアへ向かう。
[[地球]]・[[ニューヨーク]]。魔術師スティーブン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)とウォンの元に、ハルクことブルース・バナー博士が落ちてきた。サノスが地球にある2つのストーンを狙っていることを伝えられたストレンジは、かつてアベンジャーズのリーダーを務めていたトニー・スターク(アイアンマン)に接触し、ストーンの護衛を依頼する。だが、[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|アベンジャーズの内乱]]から続く様々な苦難に直面していたトニーは、協力に消極的な態度を示す。そんな中、'''Qシップ'''と呼ばれる宇宙船がニューヨーク上空に出現した。サノス配下の'''ブラック・オーダー'''のエボニー・マウとカル・オブシディアンが、ストレンジの持つ「アガモットの目」に収められた'''タイム・ストーン'''を狙い襲来したのである。ヒーローたちとブラックオーダーとの戦闘に、超感覚スパイダー・センスによって危機を察知したピーター・パーカー(スパイダーマン)が加勢する。劣勢のマウはストーンごとストレンジを拉致すると退却し、トニーとピーターは宇宙船を追い、ウォンはサンクタムを守護に入り、バナー博士はかつての友への連絡を取る。


スコットランド、エディンバラ。'''マインド・ストーン'''額に宿す人工生命ヴィジョンとその恋人ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)をコーァス・グレヴとプロキシマミッドナイが襲撃した。深刻なダメ受け窮地に陥ったヴィジョンとれを守るワンダを救ったのは、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)とサム・ウィルソン(ファルコン)、ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)だった。スティーブはブラックオーダーを撃退するとヴィジョンたちを連れトニーの親友のジェー"ローデ"・ローズウォーマシン)のいるアベンジャーズ本部へと赴く。ローディも既にバナー博士と接触しており、この事態を把握していた。サノスの手からストーンを守り、かつヴィジョンを犠牲にしないためには、マインド・ストーン破壊するのではなく額から摘出すべきという結論に至ると、彼らは国連の手が届かない超文明国家[[ワカンダ]]へ向かうことを決める
隠遁生活送っていたヴィジョンとその恋人ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)は、ィジョンの頭部にあるマンドトー狙うサノスの配下に襲われ窮地に陥る。こにスティーブ、ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)、ム・ルソンファルコン)の3人が現われ、敵は撤退、スティーブたちはアベンジャーズ本部へと赴く。ヴィジョンを守るためにマインド・ストーン摘出すべきという結論に至ると、彼らは超文明国家[[ワカンダ]]王国へ向かう。
一方、[[宇宙]]。傷つきながらもサノスの襲撃から生き延び宇宙を漂っていたソーは、ピーター・クイル(スター・ロード)率いる銀河のはみ出し者集団'''ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー'''に救助されていた。蘇生したソーによって宇宙の危機が伝えられると、サノスに因縁のあるガモーラとドラックスにクイルとマンティスを加えた4名が、サノスが向かうであろう'''リアリティ・ストーン'''の所在地「ノーウェア」へと舵を取り、ロケットと意気投合したソーはグルートも加えて、ムジョルニアに代わる自身の新たな武器を求め、伝説の惑星'''ニダベリア'''へと向かうことに決定。こうしてガーディアンズは二手に分かれ、宇宙の危機に備えることになる。
ノーウェアに辿り着いたクイルたちは、ストーンの持ち主タニリーア・ティヴァン(コレクター)の屋敷へと足を踏み入れる。そこでは、サノスがティヴァンにリアリティ・ストーンを渡すよう迫っていた。ガモーラはすぐさまサノスを攻撃するが、すべては遅かった。サノスは既にリアリティ・ストーンを手にしており、その力で幻を見せていたのだ。サノスはガモーラを誘拐すると、ストーンの力でガーディアンズを翻弄し、軍艦「サンクチュアリII」へと帰還する。既に捕らえていたガモーラの義妹ネビュラを拷問し、サノスはガモーラがだけが知る'''ソウル・ストーン'''の在り処を聞き出すことに成功すると、惑星ヴォーミアへ向かった。サノスを待ち受けていたのは、[[キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー|ワルキューレの戦い]]で四次元キューブに触れて宇宙の彼方へ飛ばされ、ストーンキーパーとなっていたヨハン・シュミット(レッドスカル)であった。犠牲を欲するソウル・ストーンには、愛するものを捧げる必要がある。サノスは苦渋の決断を迫られ、愛をもって育て上げたガモーラを谷底に突き落とし、ついにストーンを手中に収める。一方、ネビュラは上手く脱出に成功し、ガーディアンズにタイタンへと向かうよう指示を出した。


クイルたちはノーウェアに辿り着くが、サノスはすでにリアリティ・ストーンを手に入れていた。クイルらを一掃しガモーラを拉致したサノスは、捕らえていたネビュラを拷問、ガモーラだけが知るソウル・ストーンのありかを聞き出し惑星ヴォーミアへ向かう。ソウル・ストーン入手の条件は愛する者の魂と引き換えであり、サノスの愛する者とは愛娘のガモーラであった。ガモーラは絶望のまま谷底に落とされ死亡。サノスはソウル・ストーンを手に入れる。
Qシップでは、ストレンジがエボニー・マウから拷問を受けていた。トニーとピーターはマウの隙をついて彼を宇宙空間へと放り出し、氷漬けとなって死亡し、ストレンジ救出に成功する。以後の方針について、6年前のニューヨーク決戦からサノスとの戦いに備えていたトニーは、行き先でサノスを待ち伏せし、奇襲を仕掛けることを提案する。ストレンジは、2人の命よりストーンを優先するという条件付きでこれに同意し、ついに船は目的地であるタイタンへと到着するものも着陸の衝撃でバラバラになった。タイタンで待ち受けていたのは、サノスではなくガーディアンズであった。戦闘の果てにお互いの敵が一致していることと、トニーたちがソーの言っていたアベンジャーズであることを知ると、彼らは団結し、打倒サノスの計画を練る。ストレンジはタイム・ストーンの力で時を超えて1400万605通りの未来を見て、自分たちがサノスに勝てた未来は、たった一つだけであることを語った。やがてタイタンにサノスが到着する。サノスはリアリティ・ストーンで在りし日のタイタンの幻を見せながら、かつて自身の故郷が置かれていた状況と、それを阻止できなかったがために、究極の方法で宇宙のバランスを取ることを決意したと語る。そしてストレンジの言葉を合図に、ついに戦いが始まる。それぞれがガントレットによるストーンの力の発動を食い止めながら戦う中、ネビュラが飛び入りで彼らに加勢し、ストレンジの魔術とマンティスの能力が、ついにサノスの動きを止めた。アイアンマンとスパイダーマンが必死にガントレットを奪おうとする中、アイアンマンの制止を振り切り、クイルはサノスに「ガモーラはどこだ」と問う。サノスは薄れゆく意識の中で、クイルに彼女の死を伝える。激昂したクイルの攻撃でサノスは意識を呼び戻し、圧倒的なパワーでヒーローたちを追い詰めていく。そして、サノスの渾身の一撃がアイアンマンを貫き、ついに絶体絶命のピンチに陥る。そんな時、ストレンジはストーンを渡す代わりにトニーの命を救うようサノスに交渉を持ち掛ける。結果、トニーは一命をとりとめるが、ストレンジが命よりも大切であると語っていたタイム・ストーンは、ついにサノスの手に渡ってしまう。サノスはクイルの猛攻をはね除け、最後のストーンを求めてタイタンを去った。
惑星ニダベリアへと辿り着いたソーたちを何者かが襲った。それは、ソーの古い友人であるドワーフのエイトリだった。エイトリは、サノスがドワーフたちにインフィニティ・ストーンの力を最大限に発揮させるガントレットの製作を自分たちに依頼したことを語る。そしてガントレットが完成すると、サノスはエイトリだけを残し、他のドワーフたちを虐殺したのだった。
ソーは悲嘆にくれるエイトリを励まし、自身の新たな武器を作る手助けを依頼する。死にゆく惑星ニダベリアの心臓とエイトリの技術、そしてグルートが自らの腕を柄として提供したことで、ムジョルニアと同じ能力に加え、虹の橋・ビフレストを呼び出す力をも得た、王の武器'''ストームブレイカー'''がここに完成した。
一方、[[地球]]・[[ワカンダ]]。国王ティ・チャラ(ブラックパンサー)とその妹シュリはヴィジョンを保護し、マインド・ストーンをヴィジョンから切り離した後で破壊する方法を実行に移す。そしてスティーブは、ワカンダからホワイトウルフの称号を与えられたかつての親友、バッキー・バーンズと再会する。しかし、そんな彼らの一時の休息と再会をよそに、事態は非常に素早く進行していた。ブラック・オーダーがマインド・ストーンを求めて、ワカンダへと襲来したのである。
ワカンダを守るエネルギー・バリアにアウトライダーズを突撃させ、無理やりこじ開けようとするプロキシマ。背後に回り込まれる前に、正面での決着を目指すスティーブたちは、バリアの一部を解除し、そこを重点的に叩くことを決める。ワカンダ防衛軍とアベンジャーズ対ブラック・オーダーの決戦がついに始まった。スティーブやバッキー、ティ・チャラが先攻し、白兵戦でアウトライダーズを相手取るも、圧倒的な物量と戦力差に追い込まれていく。戦場にビフレストの輝きが迸り、ストームブレイカーを携えたソーが、ロケット、グルートと共に舞い降りたのだ。
ソーたちの加勢によって、戦況は好転しつつあった。ハルク化が上手く行かないバナー博士は、ハルクバスター・マーク2を装備しカルをアーマーの腕を装着させて飛ばし、バリアの上で爆散させ、ワンダはナターシャとオコエの協力でプロキシマをブラック・オーダーのスラッシャーでバラバラにし、そして、スティーブの加勢を受けたヴィジョンが、コーヴァスの胸を彼の槍で貫いて倒した。
しかし、運命は無常にも訪れる。5つのインフィニティ・ストーンを手にしたサノスが、ワカンダに現れた。ヒーローたちが一斉に足止めに向かうが、次々と返り討ちに遭う。そんな時、ワンダはヴィジョンの最期の願いを聞き入れ、彼もろともマインド・ストーンを葬り去った。しかしサノスはヴィジョンとマインド・ストーンの時を巻き戻し、再生させる。蘇ったヴィジョンの頭部からマインド・ストーンを抉り出し、ガントレットへと埋め込むと、ついにサノスは6つ全てのインフィニティ・ストーンを手に入れた。ソーがサノスの胸に斧を突き立てるが、頭を狙わなかったことを嘲笑いながら、サノスは左手の指を鳴らした。


ソーたちは惑星ニダベリアに辿り着く。しかしニダベリアはサノスによって壊滅させられていた。唯一生き残ったドワーフの職人エイトリの協力のもと、ソーはムジョルニアを超える武器ストームブレイカーを手に入れる。
その瞬間、サノスの意識はオレンジ色の空間へと迷い混む。そこに立っていたのは、幼いガモーラだった。サノスはガモーラに「何を引き換えにしたの?」と問われ、「全てだ」と告げると、意識を取り戻す。
ソーがあっけにとられる中、目的を果たしたサノスは黒焦げとなったガントレットと共に、どこかへ去った。それから間もなく、バッキーがチリとなって消えた。ティ・チャラが、ワンダが、サムが、そしてグルートがロケットの目の前で消える。タイタンでは、マンティス、ドラックス、クイル、「他に道は無かった」というトニーへの謝罪の言葉と共にストレンジが、そしてピーターも、トニーに泣きながら助けを求め、消えた。タイタンの地で、生き残ったのはトニーとネビュラのみ。ワカンダでは、スティーブたちが機能停止になったヴィジョンと、消えてしまった仲間たちの跡を静かに見据える。ただ、それしかできなかった。


一方Qシップでは、トニーとピーターがマウを撃破してストレンジを救出。トニーはタイタンでサノスを待ち伏せての奇襲を提案する。タイタンに到着した3人はクイルたちと遭遇し、目的が同じであると知り団結、1400万605通りの未来を見たストレンジは自分たちが勝てるものが1つだけあると語る。やがてサノスが到着し戦いが始まる。ヒーローたちは、劣勢ながらもネビュラの加勢も得てサノスの動きを止めることに成功するが、クイルがガモーラの死を知って激高したことで状況は逆転。ヒーローたちはサノスに追い詰められ、ストレンジはタイム・ストーンを渡してしまう。
そして、どこかの惑星へとワープしたサノスは、使命を果たしたことに安堵の微笑みを浮かべながら、静かで長閑な景色を眺めていた。
ポスト・クレジット・シーン。ニューヨークでは、マリア・ヒルとニック・フューリーの目の前で街中の人々が次々と消えていく。程無くしてヒルも消え、緊急事態であることを悟ったフューリーはバックからポケベルを取り出して誰かに救援信号を送るが、フューリー自身もまた静かに消え去っていく。道端に残されたポケベルには、[[キャプテン・マーベル (映画)|赤と青の星の紋章]]が表示され、物語の幕は閉じる。


地球のワカンダでは、国王ティ・チャラ(ブラック・パンサー)の妹シュリがヴィジョンからマインド・ストーンの摘出手術を開始。そこにサノスの軍勢が襲来、ヒーローたちが応戦する中、ソーたちが飛来して戦況は好転、敵幹部3人を倒す。しかしサノスが現れヒーローたちを返り討ちにしていく。ワンダはヴィジョンの最期の願いを聞き入れ、彼もろともマインド・ストーンを破壊するが、サノスは、タイム・ストーンの力で時間を巻き戻し、再生したヴィジョンからマインド・ストーンを奪う。ついに全てのインフィニティ・ストーンを手に入れたサノスは、ソーの急襲で重傷を負いながらも、左手の指を鳴らして力を発動させ、そのままどこかへワープして消える。当惑するソーらの前で、異変が起こり、全宇宙の半分の生命が塵となり消え始める。生き残った者たちが茫然とする一方で、サノスはどこかの惑星で日の出を眺めていた。
== 登場人物 ==

※括弧内は日本語吹替<ref name=fukikaeru>{{cite news|url=https://www.fukikaeru.com/?p=9503|title=話題のふきカエ アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー|newspaper=ふきカエル大作戦!!|date=2018-6-19|accessdate=2018-6-19}}</ref>
== 登場人物・キャスト ==
{{内容過剰|date=2019年5月|Wikipedia:過剰な内容の整理/過剰な内容の整理|section=1}}
=== アベンジャーズ ===
=== アベンジャーズ ===
優れた技能・超常的な特殊能力を持つヒーローやスパイたちによるヒーローチーム。ヒーローたちのような超人を[[国際連合|国連]]の管理下に置くという“'''[[マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧#ソコヴィア協定|ソコヴィア協定]]'''”の賛否を巡る“'''[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|アベンジャーズの内乱]]'''”で決裂し、事実上の解散状態になってしまった。だが、サノスの脅威を知り、サノスに立ち向かうべく再び集結することとなる。そのため本作では、アベンジャーズはソコヴィア協定を無視して行動している。
: めざましい能力・技能を持つ超人達による、地球最強のヒーローチーム。[[アベンジャーズ (2012年の映画)|ニューヨークでのロキとチタウリとの戦い]]で結成され、それ以降は新しいヒーローたちが加入していき、様々な脅威から地球を守り続けてきた。
; [[トニー・スターク#MCU版|トニー・スターク / アイアンマン]]
: しかし、アベンジャーズや超人達を国連の管理下に置く「ソコヴィア協定」の賛否をめぐる[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|アベンジャーズの内乱]]で決裂してしまい、キャプテン・アメリカや彼に加担したヒーロー達は指名手配犯として追われる事となり、解散状態になってしまう。
: 演 - [[ロバート・ダウニー・Jr]]、日本語吹替 - [[藤原啓治]]<ref name=moviewalker20180427>{{cite news|url= https://moviewalker.jp/news/article/145164/|title=藤原啓治「アイアンマンに励まされた」“キャプテン・アメリカ”中村悠一への思いも吐露|publisher=MovieWalker|date=2018-4-27|accessdate=2019-06-01}}</ref><ref name=animatetimes>{{cite news|url= https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1524846539|title=『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』山寺宏一インタビュー|publisher=アニメイトタイムス|date=2018-05-06|accessdate=2019-06-01}}</ref>
; [[トニー・スターク|トニー・スターク / アイアンマン]]
: アベンジャーズの共同リーダー。巨大複合企業“[[スターク・インダストリーズ#MCU版|スターク・インダストリーズ]]”会長にして天才発明家。自身が開発した最新鋭のパワードスーツを装着し、“'''アイアンマン'''”として戦う。アベンジャーズが解散となった一因が自分にもある事には負い目を感じており、いざという時は一人でも戦えるように準備を重ねていた。
: 演 - [[ロバート・ダウニー・Jr]]([[藤原啓治]])
: 本作におけるいわゆる裏設定として、トニーはアベンジャーズの内乱以降に使えるものを全て利用して政府とのパイプを作っており、わざと和解の道を閉ざしたうえで逃亡中のスティーブたちを追跡せず、生かし続けていた。またヴィジョンが引退を考えていることを知っており、彼への接触も行っていない<ref group="注釈" name="comments">Blu-rayに収録されている音声解説より。</ref>。
: アベンジャーズの共同リーダー。地球最大の巨大複合企業(元兵器産業)「スターク・インダストリーズ」会長にして天才発明家。自社の兵器がテロに使われたことを知り兵器製造から撤退し、テロと戦うべく自身が開発した最新鋭のパワードスーツ:アイアンマンを装着して戦う。
; [[マイティ・ソー#MCU版|ソー]]
:現CEOにして恋人のペッパーとのデート中に、バナーの話に応じたストレンジから呼び出しを受ける。ストレンジからタイム・ストーンの護衛の協力を求められるが、[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|アベンジャーズの内乱]]の一件から、タイム・ストーンを手放すようにストレンジに言うなど、協力に否定的であった。また、ソコヴィア協定の影響でスティーブを含むほとんどのメンバーが指名手配されており、アベンジャーズが解散状態にあることがトニーによって明かされた。だが、バナーからソーの身に起きたことを聞かされると、スティーブから受け取っていた古い携帯電話を取り出し、再び彼らと共に戦うことを決意する。
: 演 - [[クリス・ヘムズワース]]、日本語吹替 - [[三宅健太]]<ref name=natalie20180421>{{cite news|url= https://natalie.mu/comic/news/279096|title=山下大輝、三宅健太、平川大輔らヒロアカ×アベンジャーズ声優陣がヒーロー対決|publisher=コミックナタリー|date=2018-4-21|accessdate=2019-06-01}}</ref>
:しかしそんな中、タイム・ストーンを求めてニューヨークへと襲来したエボニー・マウとカル・オブシディアンを、ストレンジ、ウォン、ピーターと共に迎え撃つが、タイム・ストーンを守護していたストレンジがエボニー・マウに拉致されると、彼を救出するべくQシップへと乗り込み、同じく密かに乗り込んでいたピーターと合流。ピーターの奇策でエボニー・マウを倒しストレンジを救出した。その後、サノスに奇襲を仕掛けるべくストレンジに共闘を持ち掛け、そのまま惑星タイタンへと移動。そこで一度はお互いの誤解で、クイル率いるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと戦う羽目になるが、共にサノスを打倒するべく協力関係を築いた。
: [[北欧神話]]の[[雷神]]“[[トール]]”のモデルであり、神々の国“ [[アスガルド (マーベル・シネマティック・ユニバース)#アスガルド|アスガルド]]”の王[[オーディン (マーベル・コミック)#MCU版|オーディン]]の息子。[[マイティ・ソー バトルロイヤル|”ラグナロク”によるアスガルドの崩壊]]から逃れ、国民を率いて避難船で地球へと向かっていた最中にサノスの襲撃を受け、多くの民とヘイムダル、そして義弟ロキを目の前で殺される。
: [[アベンジャーズ (2012年の映画)|ニューヨークでの戦い]]以来、宇宙からの敵の襲来の事を6年間考えていたため、地球へ戻るように言ったストレンジにサノスへの奇襲を提案するなど、他のアベンジャーズのメンバーより考え方が過敏になっていた。
: 後に、宇宙を漂っていたところをガーディアンズに救出され、事情を話して協力関係を築き、サノスへの復讐を誓う。
: 本作では、全身ナノマシンで構成されている最新型のアイアンマンスーツ「マーク50」を装着する。
: アンソニー・ルッソは、「最重要キャラクターである(ヴィラン側の)サノスを除けば、ソーこそが(ヒーロー側で)最も重要な存在」と語っており、ジョー・ルッソは「もしラストシーンでストームブレイカーがサノスの頭部を破壊していれば、本作はソーの映画になっていただろう」と語った<ref group="注釈" name="comments" />。
: 参戦したピーターを未だに子供扱いしているが、Qシップ内での戦果から正式にアベンジャーズ入りを認めた。また、自分と同じ年代の生まれであるクイルとは、70~80年代のポップカルチャー関係で話が合う。
; [[キャプテン・アメリカ#MCU版|スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ]]
;: F.R.I.D.A.Y. (フライデー)
:: - [[コンドン]][[安井絵里]]
: - [[エヴァ]]、日本語吹替 - [[中村悠一]]<ref name=moviewalker20180427/>
: [[第二次世界大戦]]中に“[[マーベル・シネマティック・ユニバースの登場アイテム・テクノロジー一覧#エイブラハム・アースキン製|超人血清]]”によって肉体を強化されて母国アメリカを救うも、氷海に墜落し冬眠状態となり、70年後に長い眠りから目覚めた伝説の超人兵士。
:: アイアンマンのサポートAI。本作でもトニーを補佐するが、彼がストレンジ救出のためにQシップに乗り込んで宇宙へ上がった後はネットワークの回線が届かなくなり通信不能となったため、それ以降はサポートできなくなってしまう。
: ブルースからの連絡に応じて、ワカンダでサノスの襲来に備える。
: ジョー・ルッソによれば、2年間の逃亡生活で人格も変化しており、寡黙な男がさらに無口になってしまったという。なお、ブラック・オーダーからワンダとヴィジョンを救う存在として、彼とサム、ナターシャを総称して「“影のアベンジャーズ”と呼ぶべき一団」としている。
; [[ハルク (マーベル・コミック)#MCU版|ブルース・バナー / ハルク]]
: 演 - [[マーク・ラファロ]]、ハルクの声 - [[ルー・フェリグノ]]、日本語吹替 - [[宮内敦士]]
: [[ガンマ線]]を大量に浴びたことで、感情の高ぶりに呼応して緑色の大男“'''ハルク'''”に変身する体質となった天才生物学者。本作では、地球でブルースが心拍数を上げて変身しようとしてもハルクに変身を拒否されてしまい、ハルクは表に現れなかった。そのためワカンダでの決戦ではトニーが開発した“ハルクバスター・マーク2”を装着して戦わざるを得なくなる。
: ソーたちと一緒に地球に向かう途中でサノスに襲われ、ハルクの状態でも力及ばず敗北し、瀕死のヘイムダルによって地球へと逃がされる。帰還後はブルースの姿に戻り、墜落した先で出会ったストレンジたちや再会したトニーにサノスの脅威と宇宙の危機を報せる。スティーブたちに連絡を取らせようとした。Qシップが去った後、トニーが落としたフリップ・フォンを拾い、スティーブやアベンジャーズのメンバーに連絡を取って彼らと再会して、サノスの脅威を報せる。
: 本作の監督の1人であるジョー・ルッソによると、本作冒頭以降ブルースがハルクに変身できなくなった理由は、「『マイティ・ソー バトルロイヤル』でハルクが成長し自我が芽生えたことで、ブルースの都合でヒーローを演じさせられることを嫌がるようになってしまったため」とのこと<ref>{{Cite web|和書|url=https://theriver.jp/iw-hulk-story/|title=【ネタバレ】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ハルクの物語はなぜこうなった?『マイティ・ソー バトルロイヤル』後の変化とは|publisher=THE RIVER|date=2018-05-07|accessdate=2018-05-07}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://theriver.jp/iw-hulk-russo/|title=『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でハルクはサノスを恐れたのか?のファンの説が話題に|publisher=THE RIVER|date=2018-08-02|accessdate=2018-08-02}}</ref>。
; [[ブラック・ウィドウ (ナタリア・ロマノヴァ)#MCU版|ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ]]
: 演 - [[スカーレット・ヨハンソン]]、日本語吹替 - [[米倉涼子]]<ref name=kousiki>{{Cite web|和書|url= https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/about.html|title=作品情報|アベンジャーズ|publisher=マーベル公式サイト|accessdate=2019-06-01}}</ref><ref name=natalie180314>{{cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/273492|title=「アベンジャーズ」集結式、ももクロ百田夏菜子が「私には米倉涼子さんがついてる」|work=映画ナタリー|date=2018-03-14|accessdate=2018-03-14}}</ref>
: 元 [[S.H.I.E.L.D.]]のエージェントにして、世界最強の女スパイ。アベンジャーズの内乱以降は、アベンジャーズを離れてスティーブたちと共に逃亡生活を送っていた。
: スティーブ、サムと共に、ブラック・オーダーに襲撃されたワンダとヴィジョンの危機を救い、ワカンダの戦いにも参戦する。
; [[ウォーマシン (マーベル・コミック)#MCU版|ジェームズ・“ローディ”・ローズ / ウォーマシン]]
: 演 - [[ドン・チードル]]、日本語吹替 - [[目黒光祐]]
: [[アメリカ空軍]][[大佐]]にして、トニーの親友兼相棒{{efn|ただし、本作ではトニーとの共演シーンはない。}}。かつてはソコヴィア協定に賛成し署名したが、本作では一転してその行為に後悔している。そのため、それぞれの理由から失踪したアベンジャーズの仲間たちとの再会を喜び、共に行動する。ワカンダでの決戦では、より強化された“ウォーマシン・アーマー マーク4”を身にまとう。
; [[ファルコン (マーベル・コミック)#MCU版|サム・ウィルソン / ファルコン]]
: 演 - [[アンソニー・マッキー]]、日本語吹替 - [[溝端淳平]]<ref name=kousiki/><ref name=natalie180314/>
: 元[[空挺兵|落下傘兵]]にして、スティーブの現代における親友兼相棒。特殊能力は持っていないが、ウィングパック“[[ファルコン (マーベル・コミック)#マーク2|EXO-7ファルコン マーク2]]”を駆使して戦う。
: スティーブ、ナターシャと共に現れて、ワカンダでの決戦にも挑む。
; [[ヴィジョン (マーベル・コミック)#MCU版|ヴィジョン]]
: 演 - [[ポール・ベタニー]]、日本語吹替 - [[加瀬康之]]
: マインド・ストーンを埋め込まれた[[ヴィブラニウム]]製の人工肉体に、人工知能“J.A.R.V.I.S.(ジャーヴィス)”が移植されて誕生した人造人間。本作では気にかけていたワンダの逃亡生活に付き添い、彼女と共に過ごすうちに精神的に人間らしく成長。同時にワンダとは相思相愛となった。
: 本作ではワンダと共に[[スコットランド]]で2年間隠遁生活を送っていたが、マインド・ストーンを持つため、ブラック・オーダーに狙われて襲撃を受けることになってしまう。
: なお、ヴィジョンはワンダとの逃亡中に引退を考えていたという。そのため、トニーはストーンの保有者であるヴィジョンに直接危機を伝えていない<ref group="注釈" name="comments" />。また、アンソニーとジョー・ルッソによれば、彼が序盤で深刻なダメージを受け、以降最後まで戦線を離脱し続けていたのは「ヴィジョンが強すぎて序盤で物語が終わってしまうため」であるという<ref group="注釈" name="comments" />。
; [[スカーレット・ウィッチ#MCU版|ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ]]
: 演 - [[エリザベス・オルセン]]、日本語吹替 - [[行成とあ]]
: 人体実験で[[念力|テレキネシス]]、[[マインドコントロール]]などの特殊能力を得た強化人間。アベンジャーズの内乱後、ヴィジョンと逃走しつつの同棲生活を経て彼への愛を深めていき、相思相愛の関係になって共に隠遁生活を送っていた。
: しかし本作では、ヴィジョンから万一のときのマインド・ストーンの破壊役を任され激しく苦悩する。
; [[スパイダーマン#MCU版|ピーター・パーカー / スパイダーマン / アイアン・スパイダー]]
: 演 - [[トム・ホランド (俳優)|トム・ホランド]]、日本語吹替 - [[榎木淳弥]]<ref name=natalie20180421/>
: 特殊なクモに噛まれた影響で、クモの特殊能力を得た高校生にしてニューヨークのヒーロー。アベンジャーズの内乱でトニーにスカウトされて以来、高校生活と自警活動に精を出しながらアベンジャーズの一員になろうと努力してきた。
: 高校の課外授業中に、“[[スパイダーマン#スパイダー・センス|スパイダー・センス]]”で危機を感知してトニーとストレンジの元へ駆けつけ、参戦。やがてトニーから正式にアベンジャーズ入りを認められ、惑星タイタンでのサノスとの戦いにおいても、周囲と連携をとりながらサノスを翻弄する。
: トニーとは『シビル・ウォー』・『[[スパイダーマン:ホームカミング|ホームカミング]]』以降で父と子のような関係になっており、ピーターを心配するトニーは極限の環境下で活動できる「アイアン・スパイダー・アーマー」を用意していた<ref group="注釈" name="comments" />。


; [[ティ・ソー|ソ]]
===スターズ・オブ・ミスティック ===
; [[ドクター・ストレンジ#MCU版|スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ]]
: 演 - [[クリス・ヘムズワース]]([[三宅健太]])
: 演 - [[ベネディクト・カンバーバッチ]]、日本語吹替 - [[三上哲]]<ref name=animatetimes/>
: 神々の国「アスガルド」の王・オーディンの息子にして、最強の雷神。[[マイティ・ソー バトルロイヤル|ラグナロク]]の発動によるアスガルドの崩壊から逃れ、地球へと向かっていた最中にサノスの襲撃を受け、四次元キューブ(スペース・ストーン)を奪われた末、半分のアスガルド人,ヘイムダル,ロキを目の前で殺され、サノスへの復讐を誓う。
: 交通事故により神の手と呼ばれた医療技術を失い、魔術の道に転身した元天才外科医の魔術師。師であるエンシェント・ワンの死後、ニューヨークのサンクタム・サンクトラムの主となっていた。本作では魔術の腕前がより向上しており、発生させたシールドによる足場の形成、“アガモットの目(タイム・ストーン)”による未来予知能力など様々な技を披露する。
: 後に、宇宙を漂っていたところをガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーに救出され、事情を話して協力関係を築き、サノスを倒すための新たな武器を調たちすべく、ロケット、グルートを連れて惑星ニダベリアへ向かう。この時ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバー全員に、地球最強のヒーロー集団「アベンジャーズ」が地球でタイム・ストーンとマインド・ストーンを守っていることを伝えたため、後に惑星タイタンにて対立したトニーたちとガーディアンズが誤解を悟り協力しあうきっかけとなった。
: サンクタム・サンクトラムに墜落したブルースからサノスの脅威を聞きトニーに協力を求めるが、不遜な態度や言動がトニーの気に触り、彼とたびたび衝突してしまう。だが、Qシップ内でトニーとピーターに救出された後はトニーの提案に賛同し、彼らと共にタイタンへと向かって決戦に臨む。
: また、ニダベリアへと向かう最中に意気投合したロケットから義眼を貰い、以降は右目に着けている。なお、グルートの言葉は分かるらしい。サノスの養女であるガモーラに対しては、自分と同じように家族のことで苦悩している彼女に共感と理解を示していた。
; [[ウォン (マーベル・コミック)#MCU版|ウォン]]
: ワカンダでの決戦では、ニダベリアで作られたムジョルニアに代わる自身の新たな最強の武器「ストームブレイカー」の力で、ロケットとグルートを連れて戦場に現れ、雷神本来の力を最大限に発揮し、ブラック・オーダーを薙ぎ払った。
: 演 - [[ベネディクト・ウォン]]、日本語吹替 - [[田中美央]]
: ストレンジの盟友である魔術師。ストレンジと共にブルースからサノスの脅威を聞き、物語前半のブラック・オーダーとの戦いではトニーたちと連携する。


=== ワカンダ王国 ===
; [[キャプテン・アメリカ|スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ]]
; [[ブラックパンサー (マーベル・コミック)#MCU版|ティ・チャラ / ブラックパンサー]]
: 演 - [[クリス・エヴァンス]]([[中村悠一]])
: 演 - [[チャドウィック・ボーズマン]]、日本語吹替 - [[田村真]]
: 第二次世界大戦末期に超人血清によって肉体を人間の限界以上にまで強化された、伝説の超人兵士。後にヒドラとの最終決戦後に氷海に墜落し氷漬けで仮死状態となったが、70年後にS.H.I.E.L.D.に発見され、70年の眠りから目覚めた。
: 超文明国家“'''ワカンダ'''”の主にして、母国とその秘密を守護する戦士ブラックパンサーでもある若き国王。
:バナーからの連絡に応じて、スコットランドでブラック・オーダーに襲われていたヴィジョン、ワンダをサムとナターシャと共に救出し、ローディと合流するべくクインジェットでアベンジャーズ本部へと赴く。[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|アベンジャーズの内乱]]の一件で2年間国連に指名手配され追われているため、協力を得られるのはワカンダのみと判断してティ・チャラに連絡をとり、ワカンダでサノスの襲来に備える。
: 本作ではスティーブから技術協力を依頼され、サノスとの戦いに備えるべくアベンジャーズを自国に受け入れ、後に多数の戦士たちを率いて自ら前線に立ち、スティーブと共に先陣を切って戦う。
:アベンジャーズの内乱でトニーと決裂してしまい、サムたちと共にそれぞれの道を歩んでいたが、別れてもお互いの事を想いあっており、トニーを「地球を守っていた男」と称して全幅の信頼を置いている。
; [[シュリ (マーベル・コミック)#MCU版|シュリ]]
:本作では、ワカンダから提供された新たな[[ヴィブラニウム]]製の盾を両腕に装備して戦いに復帰する。久し振りに地球に降り立ったソーと、互いの容姿の変貌ぶりについて冗談を言い合っていた。
: 演 - [[レティーシャ・ライト]]、日本語吹替 - [[百田夏菜子]]<ref name=kousiki/><ref name=natalie180314/>

: ティ・チャラの妹にして天才科学者であるワカンダの王女。兄の指示で自らの腕を振るい、ヴィジョンの生体分析と2兆以上のプロテクトにかけられたマインド・ストーンを解析・摘出する作業に従事する。
; [[ハルク (マーベル・コミック)|ブルース・バナー / ハルク]]
; [[オコエ (キャラクター)#MCU版|オコエ]]
: 演 - [[マーク・ラファロ]]([[宮内敦士]])、ハルクの声 - [[ルー・フェリグノ]]
: 演 - [[ダナイ・グリラ]]、日本語吹替 - [[斎賀みつき]]
: キャプテン・アメリカを誕生させたスーパーソルジャー計画の再現実験中にガンマ線を大量に浴びたことで、怒りや憎しみなどの感情の高ぶりに呼応して、緑色の巨人「ハルク」に変身する能力を得た天才科学者。ソーたちと同様に、地球に向かう途中でサノスに襲われロキの作戦で反撃するも力及ばず敗北し、瀕死のヘイムダルによってビフレストの力で地球(ストレンジがいるニューヨークのサンクタム)へと逃がされる。
: ティ・チャラに仕える、ワカンダ王室の親衛隊“ドーラ・ミラージュ”の隊長。ワカンダでの決戦では、ナターシャ、ワンダと連携してプロキシマと戦う。
: 帰還後はバナーの姿に戻り、偶然出会ったストレンジやトニーにサノスの脅威と宇宙の危機を知らせる。また、協力に消極的な態度を取っていたトニーを叱咤・説得し、スティーブたちに連絡を取らせようとした。Qシップが去った後、サンクタムを守護するべく撤退したウォンと別れ、トニーが落とした古い携帯電話を拾い、スティーブやアベンジャーズのメンバーに連絡を取り、サノスの脅威を報せた。
; [[マン・エイプ#MCU版|エムバク]]
: 後の戦闘では、バナーが自ら心拍数を上げてハルク化しようとしても、ハルクに「ノー!」と一方的に変身を拒否されてしまい、ハルクは表に現れなかった。これによりバナーは、ワカンダでのブラック・オーダーとの戦いでは「ハルクバスター・マーク2」を装着して戦わざるを得なくなるが、装着時に「まるで自分の意識がはっきりしている状態でハルクになった気分だ」と評しており、非常に喜んでいた。しかし、最後に頼りになるのはハルクだと考えており、カルとの戦闘では再度のハルク化を試みている。
: 演 - [[ウィンストン・デューク]]、日本語吹替 - [[木村昴]]
: 本作冒頭以降、ブルース・バナーがハルクに変身できなくなった理由は、ジョー・ルッソ監督によると「『[[マイティ・ソー バトルロイヤル]]』でハルクが成長し自我が芽生えたことで、ブルース・バナーの都合でヒーローを演じさせられることを嫌がるようになってしまったため」とのこと<ref>{{cite web|url=https://theriver.jp/iw-hulk-story/|title=【ネタバレ】『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ハルクの物語はなぜこうなった?『マイティ・ソー バトルロイヤル』後の変化とは|publisher=THE RIVER|date=2018-05-07|accessdate=2018-05-07}}</ref><ref>{{cite web|url=https://theriver.jp/iw-hulk-russo/|title=『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でハルクはサノスを恐れたのか?のファンの説が話題に|publisher=THE RIVER|date=2018-08-02|accessdate=2018-08-02}}</ref>。
: ワカンダの山奥に棲む“ジャバリ族”の族長。[[ブラックパンサー (映画)|ワカンダでの内乱]]で王家と和解し、本作でも一族を率いてティ・チャラに協力。ティ・チャラとは「兄弟」と呼ぶほどの仲になっていた。サノスの群勢を相手に激戦を繰り広げる。

; [[ワカンダ#アヨ|アヨ]]
; [[ブラック・ウィドウ (ナタリア・ロマノヴァ)|ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ]]
: 演 - [[:en:Florence Kasumba|フローレンス・カサンバ]]、日本語吹替 - [[織部ゆかり]]
: 演 - [[スカーレット・ヨハンソン]]([[米倉涼子]]<ref name=natalie180314>{{cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/273492|title=「アベンジャーズ」集結式、ももクロ百田夏菜子が「私には米倉涼子さんがついてる」|work=映画ナタリー|date=2018-03-14|accessdate=2018-03-14}}</ref>)
: ドーラ・ミラージュの隊員。本作でも、親衛隊員の一員としてサノスの軍勢に戦いを挑む。
:元 [[S.H.I.E.L.D.]]のエージェントにして、世界最強の女スパイ。[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|アベンジャーズの内乱]]以降は、アベンジャーズを離れてスティーブたちと共に2年間逃亡生活を送っていた。
; [[バッキー・バーンズ#MCU版|ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ / ウィンター・ソルジャー / ホワイトウルフ]]
:スティーブ,サムと共に、ブラック・オーダーに襲撃されたワンダとヴィジョンの危機を救った。ローディと合流するべく赴いたアベンジャーズ本部で、自分の想い人であるバナーと再会した時は複雑な感情を抱きながらも、誰よりも再会を喜んだ。ワカンダでの決戦では持ち前の身体能力とスキルを武器に、ワンダ、オコエと共にプロキシマと戦う。
: 演 - [[セバスチャン・スタン]]、日本語吹替 - [[白石充]]

: かつて“[[ヒドラ (マーベル・コミック)#MCU版|ヒドラ]]”に洗脳され、暗殺者ウィンター・ソルジャーに仕立て上げられた、スティーブの幼馴染みにして親友兼相棒。アベンジャーズの内乱後は、ティ・チャラの手引きによって亡命したワカンダで、農業などに勤しみながら隠遁生活を送っていたが、本作にてティ・チャラから新たにヴィブラニウム製の義手を提供され、再び戦線に復帰することとなる。
; {{仮リンク|ウォーマシーン|en|War Machine|label=ジェームズ・“ローディ”・ローズ / ウォーマシン}}
: 演 - [[ドン・チードル]]([[目黒光祐]])
: アメリカ空軍大佐にして、トニーの親友。他のアベンジャーズメンバーからは「ローディ」と呼ばれている。
:バナーから既に連絡を受けて接触していたため、逮捕の命を下したロスを無視し、本部に来たスティーブらとの再会を喜んだ。ソコヴィア協定に同意したことでスティーブたちと対立したことをトニーと同じく後悔していたため、ロスとの通信でその旨を明かしていた。下半身不随は、トニーが製作したナノテクを応用したマシンで克服している。
: ワカンダでの決戦では、サムと連携して、より強化されたウォーマシンスーツを身にまとい、ブラック・オーダーを迎え撃つ。

; [[ファルコン (マーベル・コミック)|サム・ウィルソン / ファルコン]]
: 演 - [[アンソニー・マッキー]]([[溝端淳平]]<ref name=natalie180314/>)
: 元落下傘兵にして、人工翼で飛行し戦うキャプテン・アメリカの相棒。特殊能力こそ持ち合わせていないが、そのウィングスーツ「ファルコン」の操縦能力と戦闘力は、アベンジャーズの他メンバーに引けを取らないものがある。アベンジャーズの内乱後はスティーブ、ナターシャと共に行動しており、彼らとスコットランドへと向かい、ブラック・オーダーに襲撃されているワンダとヴィジョンを救出した。
: ワカンダでの決戦では、ローディと連携する。また、ファルコンと連携する戦闘支援用ドローン「レッドウィング」は3機に増えている。

; [[ヴィジョン (マーベル・コミック)|ヴィジョン]]
: 演 - [[ポール・ベタニー]]([[加瀬康之]])
: ウルトロンが開発したマインド・ストーンを埋め込まれたヴィブラニウム製の人工肉体に、トニーのサポートを務めていた人工知能J.A.R.V.I.S.(ジャーヴィス)が移植されて誕生した究極の人造人間。ワンダと共に[[スコットランド]]で2年間隠遁生活を送っていたが、マインド・ストーンを所持していたためにブラック・オーダーの襲撃を受ける。
: ワンダと、救援に来たスティーブたちによって難を逃れるが、コーヴァスとの戦闘で身体の密度を制御できずに負傷してしまう。
: アベンジャーズ本部へ赴いた後に、バナーやスティーブたちから事情を聞き、サノスを止めるために自身のマインド・ストーンだけでも破壊すべきと主張する。しかし、バナーからマインド・ストーンを摘出すれば、自分の純粋な人格だけが残るのではないかと言う指摘をされ、ストーンを摘出するべくスティーブの提案で彼らと共にワカンダへと向かった。ワカンダへ渡った後は、マインド・ストーンを摘出するべくティ・チャラの妹であるシュリの保護下に置かれた。
: 本作では『[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|シビル・ウォー]]』の頃よりさらに進化しており、マインド・ストーンの力で外見を普通の人間と同じように変化できるようになっていた。

; [[スカーレット・ウィッチ|ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ]]
: 演 - [[エリザベス・オルセン]]([[行成とあ]])
: マインド・ストーンを利用したヒドラの人体実験で、テレキネシス、マインドコントロールなどの特殊能力を得た強化人間。[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|アベンジャーズの内乱]]後、恋人関係になったヴィジョンと共に[[スコットランド]]で2年間隠遁生活を送っていたが、ヴィジョンがマインド・ストーンを所持していたためにブラック・オーダーの襲撃を受ける。
: スティーブたちに救われて難を逃れ、アベンジャーズ本部で事情を聞いた後、マインド・ストーンと同等のエネルギーを持っているために、ヴィジョンからマインド・ストーンの破壊の役目を自身に任されたことで激しく動揺するが、バナーの提案で希望を見いだした。ワカンダでの決戦では、ナターシャ、オコエと共にプロキシマと戦う。

; [[スパイダーマン|ピーター・パーカー / スパイダーマン / アイアン・スパイダー]]
: 演 - [[トム・ホランド (俳優)|トム・ホランド]]([[榎木淳弥]])
: 特殊なクモに噛まれた影響で、クモの特殊能力を得た高校生にしてニューヨークのヒーロー。アベンジャーズの内乱でトニーに能力を買われスカウトされて以来、アベンジャーズに入ろうと努力してきた。ミッドタウン高校の課外授業中に、自身の持つスパイダー・センスで危機を感知してトニーとストレンジの元へ駆けつけ、サノスから宇宙を守るために参戦する。
: 『[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|シビル・ウォー]]』の時と同様に、昔の映画である『[[エイリアン2]]』を見て得た知識が、本作でエボニー・マウを倒すのに役に立つこととなり、ストレンジ救出に繋がった。この戦果がトニーに評価され、正式にアベンジャーズ入りを認められる。惑星タイタンでのサノスとの戦いにおいても、トニーたちと連携を取りながら、サノスを翻弄した。
: 本作では、『[[スパイダーマン:ホームカミング|ホームカミング]]』終盤でトニーから提供されるも受け取りを拒否した、アイアンマン・マーク50と同じようにナノマシンで構成されている新型アーマースーツ「アイアン・スパイダー」を装着する。


=== ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ===
=== ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ===
: ピーター・クイル / スター・ロード率いる銀河のはみ出し者によるヒーローチーム。メンバー全員銀河様々な犯罪を重ねきた尋ね者で、ザンダ星の宇宙警察ノバ軍に指名手配されている。ブことパワー・スーンを狙う[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (映画)|ロナンと戦い]]結成された
ピーター・クイル率いる銀河のはみ出し者たちによるヒーローチーム。本作は、これまでの活動から2、3年ほど経過しており、彼らは銀河いくつもの冒険を続けパーヒーローとして知られている。また、グルートの言葉も少しは理解きるようになっている<ref group="注釈" name="comments" />
; [[スター・ロード|ピーター・クイル / スター・ロード]]
; [[スター・ロード#MCU版|ピーター・ジェイソン・クイル / スター・ロード]]
: 演 - [[クリス・プラット]][[山寺宏一]]<ref name=natalie180403 />
: 演 - [[クリス・プラット]]、日本語吹替 - [[山寺宏一]]<ref name=animatetimes/><ref name=kousiki/><ref name=natalie180403/>
: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダー。幼い頃に、ヨンドゥ・ウドンタ率いる宇宙海賊ラヴェジャーズに地球から拉致されて以来、宇宙を駆け巡る宇宙海賊となった、天界人と地球人のハーフ。本作では、救出したソーの勇ましく逞しい性格と容姿に目を奪われた仲間からぞんざいな扱いを受け、ソーと張り合う。また、ガモーラとの関係が前作『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス|リミックス]]』より発展しており、相思相愛の仲になっていた
: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダー。幼い頃に宇宙海賊“[[マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧#ラヴェジャーズ|ラヴェジャーズ]]”に地球から拉致されて銀河を駆け巡る宇宙海賊となった、天界人と地球人のハーフ。
: 本作のBlu-rayに収録されている未公開シーンによれば、ガモーラが拐われた後、調子を取り戻すために5時間も同じ音楽をベネター号の中でかけたままノーウェアに滞在し、ドラックスと揉めている最中にネビュラからの着信に気づいてタイタンへ向かったことが判明した。
: ソーから、エーテルことリアリティ・ストーンが現在、自分たちがかつて[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (映画)|ロナンとの戦い]]の際に行ってきた惑星ノーウェアに住むコレクターの手にあると聞き、サノスより先にストーンを回収すべくメンバーを二手に分け、ガモーラ、ドラックス、マンティスを連れてノーウェアへ向かう。ガモーラがサノスに拐われた後、ネビュラの連絡で向かった惑星タイタンにてお互いの誤解からトニーたちと対立するも、共通の敵がサノスであることと、彼らがソーの言っていたアベンジャーズであることを知ると戦いを中断して和解し、協力関係を結ぶ。
; ガモーラ
:70~80年代のポップカルチャーに詳しいため、オタクのピーターや自分と同じ年代の生まれであるトニーとは話が合う。
: 演 - [[ゾーイ・サルダナ]]、日本語吹替 - [[朴璐美]]<ref name=natalie20180421/>
:未公開映像によると、ガモーラが拐われた後、調子を取り戻すために5時間も同じ音楽をミラノ号内でかけたままノーウェアに滞在し、ドラックスと揉めている最中にネビュラからの着信に気づいてタイタンへ向かったことが判明した。
: ガーディアンズの一員にして、サノスの義理の娘である“ゼホベレイ”。クイルとの関係は[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス|以前]]より発展しており、両想いの仲になっていた。
: 最後のインフィニティ・ストーンであるソウル・ストーンの所在地を知っていたため、ノーウェアで待ち伏せていたサノスに拐われてしまう。
:; 幼少期のガモーラ
:: 演 - [[アリアナ・グリーンブラット]]、日本語吹替 - [[蒼井由奈]]
: {{Main|ガモーラ#MCU版}}
; [[ロケット・ラクーン#MCU版|ロケット]]
: 声 - [[ブラッドリー・クーパー]]、日本語吹替 - [[加藤浩次]]〈[[極楽とんぼ]]〉<ref name=kousiki/><ref name=natalie180403/>、演 - [[ショーン・ガン]]
: 違法な遺伝子操作で[[アライグマ]]の姿に改造された、元賞金稼ぎ兼傭兵のガーディアンズの一員。
: 救出したソーからは「ウサギ」と呼ばれるが、惑星“ニダベリア”の伝説を知っていたことでおだてられて彼と意気投合し、ソーの新たな武器を調達するため、ソーとグルートを連れてニダベリアへ向かう。
; [[グルート#MCU版|グルート]]
: 声 - [[ヴィン・ディーゼル]]、日本語吹替 - [[遠藤憲一]]<ref name=kousiki/><ref name=natalie180403/><ref name=animatetimes/>
: ガーディアンズの一員である“フローラ・コロッサス”。ロケットの無二の親友にして相棒である。『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス|リミックス]]』終盤にて反抗期を迎えたことなどから、台詞は「オレはグルート」に変化しており、目つきと口がかなり悪くなっている。
; [[ドラックス・ザ・デストロイヤー#MCU版|ドラックス]]
: 演 - [[デイヴ・バウティスタ]]、日本語吹替 - [[楠見尚己]]<ref name=animatetimes/>
: ガーディアンズの一員であるパワー・ファイター。過去にサノスと同盟を結んでいたロナンに愛する家族を殺されて以来復讐を決意し、ロナンとサノスを探し続けていた。
: Blu-ray収録の未公開シーンでは、ガモーラ拉致で精神を取り乱したクイルが何時間も同じ音楽をかけていたことや、サノスへの復讐を邪魔されたことで激しい苛立ちをクイルにぶつけ、揉めている。
; [[マンティス (マーベル・コミック)#MCU版|マンティス]]
: 演 - [[ポム・クレメンティエフ]]、日本語吹替 - [[秋元才加]] <ref name=kousiki/><ref name=natalie180403>{{cite news|url=https://natalie.mu/eiga/news/276260|title=「アベンジャーズ」ガーディアンズ役山寺宏一、加藤浩次、遠藤憲一、秋元才加が続投|work=映画ナタリー|date=2018-04-03|accessdate=2018-04-03}}</ref>
: ガーディアンズの一員で、他人の感情を読み取ったり感情を操ったりするエンパシー(共感能力)を持つ宇宙人の女性。エゴ打倒後にガーディアンズに加入し、現在ではコミュニケーション能力の向上を見せる。本作でも自身の能力を効果的に活かして戦う。


=== ヒーローたちの関係者 ===
; [[ガモーラ]]
; [[ロキ (マーベル・コミック)#MCU版|ロキ]]
: 演 - [[ゾーイ・サルダナ]]([[朴ロ美|朴璐美]])
: 演 - [[トム・ヒドルストン]]、日本語吹替 - [[平川大輔]]<ref name=natalie20180421/>
: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員にして、サノスの義理の娘。手術と訓練によって人間兵器となった元暗殺者。そうした事情もあり、サノスの目的は誰よりも知っている。救出したソーからは、自分と同じ様に家族のことで苦悩していることで共感された。
: 北欧神話の悪戯の神“[[ロキ]]”のモデルである、ソーの義弟。かつて[[アベンジャーズ (2012年の映画)|サノスと同盟を結び、アベンジャーズに敗北した]]経緯がある。本作での出番は冒頭のみであるものの、かつてとは異なりサノスに媚びを売るように見せかけてソーを救おうとする姿が描写され、彼を仕留めようとするが、一矢報いることもできずに首の骨をへし折られて倒れる。
:クイルとの関係は前作『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス|リミックス]]』より発展しており、相思相愛の仲になっていた。また、最後のインフィニティ・ストーンであるソウル・ストーンの所在地を知っていたため、惑星ノーウェアで待ち伏せていたサノスに拐われてしまう。本作では彼女とサノスの過去が明らかになる。
; [[ヘイムダル (キャラクター)#MCU版|ヘイムダル]]
: 演 - [[イドリス・エルバ]]、日本語吹替 - [[斉藤次郎]]
: 北欧神話の光の神“[[ヘイムダル]]”のモデルであり、アスガルドとあらゆる世界を繋ぐ虹の橋“[[アスガルド (マーベル・シネマティック・ユニバース)#ビフレスト|ビフレスト]]”の門番だった戦士。サノスの襲撃で瀕死の重傷を負い、命を落とすが、死の直前に最期の力を振り絞ってハルクを地球へと送った。
; [[ネビュラ (マーベル・コミック)#MCU版|ネビュラ]]
: 演 - [[カレン・ギラン]]、日本語吹替 - [[森夏姫]]
: サノスの義理の娘にしてガモーラの義妹である“ルフォモイド人”。自身を全く愛さずに改造し続けたサノスを暗殺しようとしたものの返り討ちに遭い、サノスに半ば分解される形で拷問を受けてしまう。
: Blu-ray収録の未公開シーンでは、サンクチュアリ脱出時にクイルたちガーディアンズにメッセージを送るも全く返信がなかったことからクイルたちが気づく5時間後までに22件もメッセージを送信している。
; [[ペッパー・ポッツ#MCU版|ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ]]
: 演 - [[グウィネス・パルトロー]]、日本語吹替 - [[岡寛恵]]
: スターク・インダストリーズ現CEOにして、トニーの恋人。トニーのヒーロー活動を受け入れきれてはいないものの、彼とは深い愛情を育んでいた。
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースのキャスト一覧#ネッド|ネッド・リーズ]]
: 演 - [[ジェイコブ・バタロン]]、日本語吹替 - [[吉田ウーロン太]]
: ピーターのクラスメイトにして親友である高校生。ピーターと共にスクールバスに乗っており、彼の頼みを受けて周囲の注意を引きつけた。
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの登場アイテム・テクノロジー一覧#F.R.I.D.A.Y.(フライデー)|F.R.I.D.A.Y. (フライデー)]]
: 声 - [[ケリー・コンドン]]、日本語吹替 - [[安井絵里]]
: アイアンマンのサポートAI。
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースのキャスト一覧#エイトリ|エイトリ]]
: 演 - [[ピーター・ディンクレイジ]]、日本語吹替 - [[北川勝博]]
: ニダベリアに住む“ドワーフ”の職人で、ソーとは旧知の仲にあり、長年アスガルドの武器を作り続けていた。
; [[コレクター (マーベル・コミック)#MCU版|タニリーア・ティヴァン / コレクター]]
: 演 - [[ベニチオ・デル・トロ]]、日本語吹替 - [[石住昭彦]]
: 採掘コロニー“ノーウェア”を拠点に、銀河中から珍しい遺物や様々な生物を収集・保管する収集家で、惑星“サカール”の独裁者グランドマスターの弟。[[マイティ・ソー/ダーク・ワールド|ソーが“ダーク・エルフ”の打倒後に、アスガルドからエーテル(リアリティ・ストーン)を預かっていた。]]。本作での彼の描写は、全てサノスがリアリティ・ストーンの力で作った幻覚だったため、本人の去就は不明。
; [[サディアス・ロス#MCU版|サディアス・“サンダーボルト”・ロス]]
: 演 - [[ウィリアム・ハート]]、日本語吹替 - [[菅生隆之]]
: [[インクレディブル・ハルク (映画)|かつてハルクの力を軍事利用しようと目論んでいた]]元[[アメリカ陸軍]]の将軍にして、現[[アメリカ合衆国国務長官|アメリカ国務長官]]。2年前にソコヴィア協定を推し薦め、アベンジャーズの分裂後にスティーブたちを国際指名手配犯にした張本人でもある。
: ニューヨークがブラック・オーダーに襲撃され、地球の危機が迫っている中でも、ヒーローへの否定的かつ批判的な姿勢は一切変わらず、自身の保身及びヒーローの出動が被害をより拡大させる可能性から出撃許可を出すことなく今回の事態を乗り切ろうとする。
; [[レッドスカル#MCU版|ヨハン・シュミット / レッドスカル / ストーンキーパー]]
: 演 - [[ロス・マーカンド]]、日本語吹替 - [[山路和弘]]
: およそ70年以上前にヒドラのリーダーとして君臨し、一時期はテッセラクトを掌握していたスティーブの宿敵。
: [[キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー|スティーブとの最終決戦時に、テッセラクト(スペース・ストーン)に触れたことで]]行方不明扱いとなっていたが、実際はヴォーミアに転送されていたことが本作で明らかになり、そこで長年に渡って生存していた。
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースのキャスト一覧#スクールバスの運転手|スクールバスの運転手]]
: 演 - [[スタン・リー]]、日本語吹替 - [[高桑満]]
: ピーターの通う高校の学生たちが乗るスクールバスの運転手を務める老人。


=== ヴィラン ===
; [[ロケット・ラクーン|ロケット]]
==== ブラック・オーダー ====
: 声 - [[ブラッドリー・クーパー]]([[加藤浩次]]〈[[極楽とんぼ]]〉<ref name=natalie180403 />)、演 - [[ショーン・ガン]]
: 通称「サノスの子」と名乗る、サノスの側近である4人衆。サノスが掲げる「全宇宙の均衡を保つ」という使命を完遂するべく、次々と星々を襲撃し、その星の人口の半分を虐殺し続けてきた。全員がサノスに絶対的な忠誠心を持っており、彼の目的のためならあらゆる犠牲を厭わない。
: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。違法な遺伝子操作と人工頭脳移植手術によって、高度な知能を持ったアライグマ。戦闘では主にライフルを用いる。武器に対する様々な知識、高度な技術を持っている。
: ブラック・オーダーはいずれもインフィニティ・ストーンを見つける能力を有しており、またストーンについて莫大な知識を有している<ref group="注釈" name="comments" />。
:救出したソーからは「ウサギ」と呼ばれるが、惑星ニダベリアの伝説を知っていたことで「ガーディアンズの中で一番賢い奴」や「リーダーの風格がありそう」と言われて彼と意気投合し、ソーの新たな武器を調たちするため、ソーとグルートを連れて惑星ニダベリアへ向かう。その道中で、ソーが抱える苦悩や覚悟を知り、改めて同志として共にサノスと戦う決意を固める。
; [[ブラック・オーダー#マウ|エボニー・マウ]]
:後にソーがストームブレイカーを手に入れたことで、グルートと共にアベンジャーズの援軍としてワカンダへ駆け付け、自身と同じくライフルを装備して戦っていたバッキーと組んでブラック・オーダーを迎え撃つ。その時に、バッキーが持つ義手とライフルに興味を持ち、自分に売るように要求した。
: 演 - {{仮リンク|トム・ヴォーン=ローラー|en|Tom Vaughan-Lawlor}}、日本語吹替 - [[いずみ尚]]

: ブラック・オーダーの戦略家。天才的頭脳を持つ闇魔術師でもあり<ref name="pamphlet">『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』日本語版パンフレットより。</ref>、タイム・ストーンを求め、闇魔術でヒーローたちと戦う。
; [[グルート]]
: 声 - [[ヴィン・ディーゼル]]([[遠藤憲一]]<ref name=natalie180403 />)
: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。ロケットの無二の親友にして相棒である、人型植物のヒューマノイド。前作『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス|リミックス]]』終盤にて反抗期を迎えたため、台詞は「オレはグルート」に変化しており、ロケット曰く「身体から樹液が出るようになってから生意気だぞ」と語っていたことから、それに伴い口がかなり悪くなっている。
:劇中では常にゲームに熱中していて、周りで起きている出来事に無関心な態度をとる。しかし、いざという時は頼りになる存在であり、ソーの新たな武器であるストームブレイカーの完成に一役買い、ワカンダでの決戦ではロケット、ソーと共に戦場に降り立ち、ブラック・オーダー相手に勇猛果敢な活躍を見せた。

; [[ドラックス・ザ・デストロイヤー|ドラックス]]
: 演 - [[デイヴ・バウティスタ]]([[楠見尚己]])
: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員。過去にサノスと同盟を結んでいた危険なクリー人:ロナン・ジ・アキューザーに家族を殺されて以来、復讐を決意し、ロナンとサノスを探し続けていた。猪突猛進な性格は相変わらずで、妻と娘を殺された恨みを晴らすためにクイルの制止を振り切り、サノスへ攻撃を仕掛けようとするほど。自身のズレた言動で場の空気を凍らせてしまう点も全く変わっておらず、トニーとピーターも困惑していた。
:ガーディアンズのメンバーを自分のもう一つの家族と思っており、愛情を持って大切にしている。また、単純すぎる性格ゆえ、マンティスの能力で簡単に眠ってしまう。救出したソーを見て「クイルよりかっこいい男」と称した。本作にて、自身の妻と娘の真の仇であるサノスとついに対峙することとなる。
:未公開映像では、ガモーラ拉致で精神を取り乱したクイルが何時間も同じ音楽をかけていたことや、サノスへの復讐を邪魔されたことで激しい苛立ちをクイルにぶつけ、揉めている。

; {{仮リンク|マンティス (マーベル・コミック)|en|Mantis (Marvel Comics)|label=マンティス}}
: 演 - [[ポム・クレメンティーフ|ポム・クレメンティエフ]]([[秋元才加]]<ref name=natalie180403>{{cite news|url=http://natalie.mu/eiga/news/276260|title=「アベンジャーズ」ガーディアンズ役山寺宏一、加藤浩次、遠藤憲一、秋元才加が続投|work=映画ナタリー|date=2018-04-03|accessdate=2018-04-03}}</ref>)
: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員で、他人の感情を読み取ったり感情を操るエンパシー(共感能力)を持つ。幼い頃に、天界人にしてクイルの実父であるエゴに拾われ育てられたが、エゴと接してこなかったため他人との接し方がよくわからず悩んでいた。ドラックスとの触れ合いで少しずつ他人との接し方を学んだ。エゴの死後は、ガーディアンズのメンバーとなり行動を共にしている。
: 本作では、ガーディアンズ以外の相手とも十分に話し合えるほどコミュニケーション能力が向上していた。また、サノスの襲撃で気を失い宇宙を漂っていたソーを自身の能力で起こしたり、惑星タイタンでは自身の能力でストレンジと連携を取りながらサノスを足止めした。

=== カマー・タージ ===
; [[ドクター・ストレンジ|スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ]]
: 演 - [[ベネディクト・カンバーバッチ]]([[三上哲]])
: ニューヨークのサンクタムを異次元の脅威から守護する、元天才神経外科医の魔術師。交通事故で両手の精密な機能を失うが、魔術師の総本山「カマー・タージ」に行き着き、多次元宇宙(マルチバース)由来の魔術を学び、アベンジャーズも関知できない別次元の脅威を知り、自分の与えられた運命と向き合い魔術師となった。師匠にして「至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)」であるエンシェント・ワンの死後、ニューヨークのサンクタムの主となった。タイム・ストーンを内包する「アガモットの目」を持っていることから、ヴィジョンと同様サノスに狙われている。
: 虹の橋・ビフレストの力で宇宙船ステイツマンからサンクタムに墜落し、偶然知り合ったバナーからサノスの脅威を聞きトニーに協力を求めるが、[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|アベンジャーズの内乱]]での一件からスティーブらとの確執に悩んでいる彼に対する態度や、自身の上から目線な言動がトニーの気に触り、彼と度々衝突してしまう。だが、Qシップ内でトニーとピーターに救出された後は、トニーの提案に賛同し、彼らと共に惑星タイタンへと向かった。
:本作では魔術の腕前がより向上しており、質量を持った分身、多次元宇宙(マルチバース)エネルギーの放出とエネルギーによる武器の精製、シールド発生、アガモットの目(タイム・ストーン)による予知能力など様々な技を修得している。タイタンに現れたサノスには「最強の魔術師」と自称し、彼との戦いではその名に恥じないほどの圧倒的な実力を見せつけた。
: タイム・ストーンがサノスに渡れば宇宙が滅ぶことを懸念して、トニーたちの命よりタイム・ストーンを守ることを最優先事項としている。

; {{仮リンク|ウォン (マーベル・コミック)|en|Wong (comics)|label=ウォン}}
: 演 - [[ベネディクト・ウォン]]([[田中美央]])
: 魔術師の総本山「カマー・タージ」の書庫の番人にして、ストレンジの盟友。サンクタムに落ちてきたバナーからサノスの脅威を聞き、ニューヨークに降下したブラック・オーダーとの戦いではストレンジやトニー、ピーターと連携し、カル・オブシディアンの片腕を奪い、彼を北極へと追いやる。エボニー・マウに拉致されたストレンジの救出とタイム・ストーン奪還は宇宙に上がったトニーたちに任せ、自身はストレンジの代理としてニューヨークのサンクタムを守るべく地球に残り、スティーブに連絡を取ろうとしていたバナーと別れ撤退した。
:また、インフィニティ・ストーンのことに詳しく、その誕生の経緯やそれぞれのストーンが持つ概念とその能力も熟知している。
:『[[ドクター・ストレンジ (映画)|ドクター・ストレンジ]]』では(外見上は)堅物のような印象をもつキャラクターであったが、今作では既に打ち解けているストレンジと冗談を言い合って笑ったり、出掛けるストレンジにサンドイッチを買ってくるように頼むなど、かなり陽気な一面を見せる。

=== ワカンダ王国 ===
; [[ブラックパンサー (マーベル・コミック)|ティ・チャラ / ブラックパンサー]]
: 演 - [[チャドウィック・ボーズマン]]([[田村真]])
: 超文明国家[[ワカンダ]]の国王にして、国と強大なエネルギーを秘めた最強の希少金属「[[ヴィブラニウム]]」を守護する戦士。「神秘のハーブ」によって超人的な身体能力を有している。
:『[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|シビル・ウォー]]』ではバッキー、キャプテンと互角に戦い、事件解決後は指名手配犯となったスティーブとバッキーを、自身の手引きでワカンダヘと亡命させた。
: [[ブラックパンサー (映画)|アベンジャーズの内乱から数ヵ月後にはワカンダを開国し、自国のテクノロジーや文明を世界に広めた]]。
: 本作ではスティーブの連絡を受け、サノスとの戦いに備えるべくアベンジャーズをワカンダへ入国させる。ワカンダでの決戦では、大多数のワカンダ兵とドーラ・ミラージュ、ジャバリ族を含む5つの部族を率いて、アベンジャーズと協力し彼らと共に前線に立つ。アウトライダーズとの戦いでは、持ち前の超人的身体能力を発揮し、キャップと手を組んで先陣をきって戦う一面も見せる。

; [[シュリ (マーベル・コミック)|シュリ]]
: 演 - [[レティーシャ・ライト]]([[百田夏菜子]]<ref name=natalie180314/>)
: ティ・チャラの妹にして、ワカンダの王女である天才科学者。兄の指示で、ヴィジョンの額からマインド・ストーンを摘出する作業を行う。
:持ち前の頭脳でヴィジョンの額のマインド・ストーンにかけられた2兆以上のプロテクトを解析し、その用意周到さからバナーを褒める。

; {{仮リンク|マンエイプ|en|Man-Ape|label=エムバク}}
: 演 - [[ウィンストン・デューク]]([[木村昴]])
:ワカンダの山奥に棲む、唯一王家に忠誠を誓っていない種族:ジャバリ族のリーダー。好戦的な性格だが、祖国や仲間への愛は誰よりも強い。
:ジャバリ族は長年ワカンダ王家とは関わりを持たずに山奥に潜みながら暮らしてきたが、[[ブラックパンサー (映画)|ワカンダでの内乱では、ティ・チャラたちに加勢したのを機に、ワカンダ王家との長年のわだかまりを無くし、和解した]]。本作でも一族を率いてティ・チャラに協力し、アベンジャーズとも共闘し、アウトライダーズを相手に戦いを繰り広げる。

; オコエ
: 演 - [[ダナイ・グリラ]]([[斎賀みつき]])
: 国王となったティ・チャラに仕えている、ワカンダ王室の親衛隊「ドーラ・ミラージュ」の隊長。
: ワカンダでの決戦ではナターシャ、ワンダと連携してプロキシマと戦う。

; アヨ
: 演 - {{仮リンク|フローレンス・カサンバ|en|Florence Kasumba}}([[織部ゆかり]])
: ドーラ・ミラージュの隊員。『[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|シビル・ウォー]]』では、オコエに代わってティ・チャラの護衛を任されていた。

; [[バッキー (マーベル・コミック)#その他のメディア#映画|バッキー・バーンズ / ウィンター・ソルジャー / ホワイトウルフ]]
: 演 - [[セバスチャン・スタン]]([[白石充]])
: かつてヒドラに洗脳され、暗殺者「ウィンター・ソルジャー」に仕立て上げられた、スティーブの幼馴染みにして無二の親友。アベンジャーズの内乱後は、ティ・チャラの手引きによってワカンダへと亡命し、ワカンダの医療技術でヒドラの洗脳を解くべく冷凍冬眠装置に入った。『[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ|シビル・ウォー]]』でのアイアンマンとの戦いにて左腕の義手を失うが、本作にてスティーブからの連絡でサノスの侵略による危機を知ったティ・チャラから、新たにヴィブラニウム製の義手を提供され、同時にホワイトウルフの称号を与えられ再び戦線に復帰し、活躍を見せる。
: ワカンダの医療技術でヒドラの洗脳は完全に消えているが、その超人的身体能力や、戦闘力の強さは引き継がれている。再会したスティーブとはかつて親友だった頃のように再会を喜んだ。
: ワカンダでの決戦では、ライフル[[M249|M249 パラトルーパー]]を装備してアウトライダーズと対決。後にソーと共にワカンダへ降り立ったロケットとも連携して、襲いかかってきたアウトライダーズの大群を一掃した。ロケットからは、自身の義手とライフルを売るように要求されてしまうが、売り物ではないと一蹴している。

=== サノスとブラック・オーダー ===
; [[サノス]]
: 演 - [[ジョシュ・ブローリン]]([[銀河万丈]])
: 本作におけるメイン・ヴィラン。全宇宙の生命体の半分を消し去り均衡を保つことを目標に掲げる、狂えるタイタン人。かつてはロキやロナンを利用してインフィニティ・ストーンを回収していたが、ロキの敗北やロナンの裏切りによって2度も失敗している。インフィニティ・ガントレットを手に入れたことで、自らストーンを回収するべく動き出した。
:その実力は、かつてロナンの腹心であるコラスが「サノスは宇宙一強大な力を持つ存在」と称しており、雷神のソーや驚異的な怪力を持つハルクを容易くあしらい圧倒してしまうほど。それにインフィニティ・ストーンの力を最大限に発揮できるインフィニティ・ガントレットが合わさることで、複数のヒーローを一度に相手取り瞬殺できてしまえるほどの力を発揮する。
: かつて、自身の故郷であるタイタンの滅亡を食い止めようとしたが叶わなかった。それ以来、「宇宙全体のバランスを保つためには全宇宙の生命体の半分を消し去らねばならない」という歪んだ信念を抱き、その完遂のために6つ全てのインフィニティ・ストーンを揃えるべく宇宙中を駆け巡る。目的のためにはあらゆる犠牲を厭わぬ冷酷な性格で、行く先々で虐殺・破壊を繰り返している。しかしその一方で、ソウル・ストーンを手にするためには愛娘であるガモーラを犠牲にする必要があることを察すると、苦しい表情を見せて涙を流したり、自分が与えた任務を果たしたエボニー・マウの死を悼んだり、自分と必死に戦ったトニーに対し尊敬の念を示したりと、一切の感情を捨てているというわけではない。
:ヴィランではあるが、物語のもうひとりの主役とも言うべき存在で、本作ではサノスとガモーラの過去が鮮明に描かれる。
: ジョー・ルッソ監督は「サンディエゴ コミコン2017」においてComicbook.comの取材に対し「サノスを新世代の[[ダース・ベイダー]]にしたい」と述べており、2017年夏には撮影現場における取材で脚本を執筆したスティーヴン・マクフィーリーとクリストファー・マルクスが「(本作は)サノスの映画である」と語っている。

; {{仮リンク|エボニー・マウ|en|Ebony Maw}}
: 演 - {{仮リンク|トム・ヴォーン=ローラー|en|Tom Vaughan-Lawlor}}([[いずみ尚]])
: ブラック・オーダーの戦略家。天才的頭脳を持ち、闇魔術で元素を操る闇魔術師でもある<ref name="pamphlet" />。サノスに絶対的な忠誠心を持っており、自身に与えられた任務を必ず遂行しようと心掛けている。
: タイム・ストーンを求めてQシップでカルと共にニューヨークを襲撃、持ち前の闇魔術でヒーローたちの前に立ちふさがる。ストレンジが操るタイム・ストーンの魔術に興味を持ち、ストレンジを拉致しタイム・ストーンを渡すよう迫り彼を拷問するが、ストレンジを救出しにQシップへと潜り込み、ピーターの奇策を実行したトニーによって宇宙空間へと放り出され、氷漬けとなり死亡した。その後、彼のQシップはトニーたちを乗せたまま、自動操縦でコースを修正しながらサノスとの合流地点である惑星タイタンへと辿り着く。
: 米メディアJustJaredでは、2017年7月5日頃にCG合成用の特殊スーツを着てストレンジ役のカンバーバッチを襲うヴォーン=ローラーの画像が公開されていた。collider.comはスーツに「EB-MAW」と書かれていることを指摘しており、ストレンジとマウの戦闘がある可能性に言及している。
: 米メディアJustJaredでは、2017年7月5日頃にCG合成用の特殊スーツを着てストレンジ役のカンバーバッチを襲うヴォーン=ローラーの画像が公開されていた。collider.comはスーツに「EB-MAW」と書かれていることを指摘しており、ストレンジとマウの戦闘がある可能性に言及している。
: ジョー・ルッソによれば、マウとトニー、ピーターとの対決シーンは最も議論された場面の1つであったという。アクション・シーンの多さと既に対決シーンが存在していたことから、序盤で戦った強大な敵を一瞬で片付ける展開になったという。ルッソは似た展開に「[[レイダース/失われたアーク《聖櫃》]]」でインディ・ジョーンズが登場したばかりの敵キャラクターに対し、いきなり銃撃して瞬殺するシーンを挙げている<ref group="注釈" name="comments" />。

; {{仮リンク|ブラックドワフ|en|Black Dwarf (comics)|label=カル・オブシディアン}}
; [[ブラック・オダー#カル|カル・オブシディアン]]
: 演 - {{仮リンク|テリー・ノタリー|en|Terry Notary}}
: 演 - {{仮リンク|テリー・ノタリー|en|Terry Notary}}
: サノス配下の軍隊「ブラック・オーダーの用心棒である巨漢の戦士。冷血で暴力的、狩りと殺しの技術に長ける<ref name="pamphlet">『アベンジャズ/インフィティ・ウォ』日本語版パフレットより。</ref>。他ブラッ・オのメンバとは違い、基本的言葉ことは無い
: ブラック・オーダーにおいてサノスの用心棒を務める巨漢の戦士。冷血で暴力的、狩りと殺しの技術に長ける<ref name="pamphlet" />。ニュヨークではトニーやピーターを、ワカ決戦ではハルバスタク2を装着したブルスを相手猛威
; [[ブラック・オーダー#プロキシマ|プロキシマ・ミッドナイト]]
: タイム・ストーン回収のためエボニー・マウと共にQシップでニューヨークに現れ、アイアンマンやスパイダーマンを相手に怪力を振るうが、ウォンの魔術によって北極へと追いやられ片腕を失う。ワカンダの決戦では義腕を付けた状態でも、ハルクバスター・マーク2を相手に片腕をもぎ取るほどの力を見せる。
: 演 - [[キャリー・クーン]]、日本語吹替 - [[鷄冠井美智子]]
: ブラック・オーダー最強の女戦士。行く先々で恐れられ、その槍で敵に速やかなる死をもたらす<ref name="pamphlet" />紅一点の女戦士。サノスからマインド・ストーンの回収を指示されており、コーヴァスと共にエディンバラやワカンダでヴィジョンを狙い、ワンダと一進一退の攻防を繰り広げる。
: コミック版ではコーヴァスの妻であるが、監督の意向でこの関係はわずかに仄めかされる程度となっている。
; [[ブラック・オーダー#コーヴァス|コーヴァス・グレイヴ]]
: 演 - {{仮リンク|マイケル・ジェームズ・ショウ|en|Michael James Shaw}}、日本語吹替 - [[山岸治雄]]
: ブラック・オーダーにおいてサノスの副官を務めている戦士。手にした金色の槍斧ハルバードで敵を狩るだけでなく、その抜け目のない知能も彼の武器である<ref name="pamphlet" />。マインド・ストーンの回収を目的にプロキシマと共にヴィジョンを付け狙う。


==== メインヴィラン ====
;{{仮リンク|プロキシマ・ミッドナイト|en|Proxima Midnight}}
; [[サノス#MCU版|サノス]]
: 演 - [[キャリー・クーン]]([[鷄冠井美智子]])
: 演 - [[ジョシュ・ブローリン]]、日本語吹替 - [[銀河万丈]]<ref name=animatetimes/>
: ブラック・オーダー最強の女戦士。行く先々で恐れられ、その槍で敵に速やかなる死をもたらす<ref name="pamphlet" />。
: 全宇宙の生命体の半分を消し去り、均衡を保つことを目標に掲げる“タイタン星人”。以前ロキやロナンを利用してインフィニティ・ストーンの回収を試みたが、2度とも失敗している。インフィニティ・ガントレットを手に入れ、自らストーンを回収するべく動き出した。そして、アベンジャーズをはじめとする数多くのヒーローたちを圧倒し、ストーンを次々に手中に収めていく。
: サノスからマインド・ストーンの回収を指示されており、コーヴァスと共にヴィジョンを狙うが、救援に来たスティーブたちに妨害され、負傷したコーヴァスと共に撤退。ワカンダでの決戦では義腕を付け合流したカルと共に襲撃し、後にナターシャ、ワンダ、オコエと戦う。
: メインヴィランではあるが、物語のもうひとりの主役とも言うべき存在で、本作ではサノスとガモーラの過去が描かれる。

: ジョー・ルッソ監督は「サンディエゴ コミコン2017」においてComicbook.comの取材に対し「サノスを新世代の[[ダース・ベイダー]]にしたい」と述べており、2017年夏には撮影現場における取材で脚本を執筆したスティーヴン・マクフィーリーとクリストファー・マルクスが「(本作は)サノスの映画である」と語っている。
; {{仮リンク|コーヴァス・グレイヴ|en|Corvus Glaive|label=コーヴァス・グレイブ}}
: 演 - {{仮リンク|マイケル・ジェームズ・ショウ|en|Michael James Shaw}}([[山岸治雄]])
: ブラック・オーダーにおいてサノスの副官を務めている戦士。手にした槍斧「ハルバード」で敵を狩るだけでなく、その抜け目のない知能も彼の武器である<ref name="pamphlet" />。
: マインド・ストーンの回収を目的にプロキシマと共にスコットランドに現れ、透過能力と最強金属ヴィブラニウムのボディを持つヴィジョンを容易く翻弄するも、2人を救出しに来たスティーブたちの参戦で負傷し、プロキシマと共に撤退。ワカンダでの決戦では、再びマインド・ストーンを狙いヴィジョンを襲撃したが、ヴィジョンを救援しに来たスティーブと戦う。

=== その他の登場人物 ===
; [[ロキ (マーベル・コミック)|ロキ]]
: 演 - [[トム・ヒドルストン]]([[平川大輔]])
: かつて[[アベンジャーズ (2012年の映画)|サノスと同盟を結び、四次元キューブ(スペース・ストーン)を手に入れるべく地球へ侵攻し、アベンジャーズに敗北した]]邪神にしてソーの義弟。
:[[マイティ・ソー バトルロイヤル|ラグナロク]]の発動によるアスガルドの崩壊から逃れ、ソーと共に地球を目指していたが、自分がアスガルドから密かに持ち出した四次元キューブ(スペース・ストーン)を求めて襲撃してきたサノスによって、アスガルドの民の半分を皆殺しにされてしまう。切り札だったハルクはサノスに力及ばず敗北し、瀕死のヘイムダルによってビフレストの力で地球へと逃がされた後、瀕死のソーを見捨て、サノスに地球へのガイドを申し出て服従しようするが、それらはサノスを仕留めるための演技であった。しかし、そのサノスを傷つけることすらできないまま彼に首を絞められ、サノスに罵り言葉を浴びせた直後に殺されてしまう。

; {{仮リンク|ヘイムダル (マーベル・コミック)|en|Heimdall (comics)|label=ヘイムダル}}
: 演 - [[イドリス・エルバ]]([[斉藤次郎]])
: アスガルドとあらゆる世界を繋ぐ虹の橋・ビフレストの門番。全てを見透す目を持つ。サノスらブラック・オーダーの襲撃で瀕死に陥るが、ハルクがサノスに敗北した直後、死の直前に最期の力を振り絞って、ハルクをビフレストの剣の力で地球へと送った。その後、コーヴァスの槍を手にしたサノスによって殺害される。
: しかし彼の行動は、バナーがサノスの脅威をアベンジャーズに報せる橋渡しとなった。

; {{仮リンク|エイトリ (マーベル・コミック)|en|Eitri (comics)|label=エイトリ}}
: 演 - [[ピーター・ディンクレイジ]]([[北川勝博]])
: 本作にて初登場した、惑星ニダベリアに住むドワーフの職人。ソーとは旧知の仲にある。長年アスガルドの武器を作り続けており、かつてソーとオーディンが所持していたハンマー「ムジョルニア」も彼の一族が作ったものである。
:サノスの依頼でインフィニティ・ストーンの力を最大限に発揮できる手袋:インフィニティ・ガントレットを作った後、一族を惑星ごと滅ぼされて悲嘆に暮れていたが、再会したソーの激励で希望を取り戻し、ソーの新たな武器であるストームブレイカーの完成に一役買った。

; [[ネビュラ (マーベル・コミック)|ネビュラ]]
: 演 - [[カレン・ギラン]]([[森夏姫]])
: サノスの義理の娘で、ガモーラの義妹。自身をサイボーグにしたサノスを暗殺しようとサンクチュアリⅡに侵入したものの返り討ちに遭い、サノスにパワー・ストーンとスペース・ストーンの力で半ば分解される形で拷問を受ける。その後、隙を突いてチタウリの見張り番を倒して脱出し、マンティスと連絡を取り惑星タイタンへ向かうように伝える。
: 前作『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス|リミックス]]』でガモーラとの絆を取り戻したことで、前述の通りガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々とも協力しあっている他、タイタンでサノスと戦っていたトニーたちアベンジャーズにも加勢する。
:未公開映像では、サンクチュアリ脱出時にクイルたちガーディアンズにメッセージを送るも全く返信がなかったことからクイルたちが気づく5時間後までに22件もメッセージを送信している。

; {{仮リンク|コレクター (マーベル・コミック)|en|Collector (comics)|label=タニリーア・ティヴァン / コレクター}}
: 演 - [[ベニチオ・デル・トロ]]([[石住昭彦]])
: 辺境の惑星ノーウェアに住んでいる収集家。過去に、[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (映画)|ガモーラからオーブことパワー・ストーンを手に入れようとしたが、失敗している。]]『[[マイティ・ソー/ダーク・ワールド]]』の終盤にて、アスガルドからエーテルことリアリティ・ストーンを預かっていたことから、サノスの襲撃を受ける。

; [[ニック・フューリー]]
: 演 - [[サミュエル・L・ジャクソン]](クレジットなし)([[竹中直人]])
: 元S.H.I.E.L.D.長官。 アベンジャーズ計画の発案者にして元司令官。S.H.I.E.L.D. 崩壊後は自分の死を偽装したまま行方を眩ましていたが、ウルトロンとの戦いの後はヒルと共に行動している。
:ポスト・クレジット・シーンに登場。ヒルと共にニューヨークで起きている異変に遭遇した直後、その異常性にいち早く対応し、何者かにポケベルで救援信号を送信する。しかしその直後、彼もサノスによって無作為に選ばれ消された者の一人となってしまう。
: 彼が落としたポケベルには、マーベル・シネマティック・ユニバース次々作に登場するヒーロー:[[キャプテン・マーベル (映画)|キャプテン・マーベル]]を想起させる紋章が表示されている。

この他にも、未公開映像ではハッピー・ホーガン([[ジョン・ファブロー]])が本編冒頭に位置するトニーとペッパーの会話中に登場している。

; [[マリア・ヒル]]
: 演 - [[コビー・スマルダーズ]](クレジットなし)([[本田貴子]])
:元S.H.I.E.L.D. 副長官。S.H.I.E.L.D. 崩壊後はスターク・インダストリーズにトニーとペッパーの秘書として就職するが、ウルトロンとの戦いの後はフューリーと共に行動している。
:ポスト・クレジット・シーンに登場。フューリーと共にニューヨークで起きた異変に対面した直後、自らもまた塵となって消えてしまう。

; {{仮リンク|ペッパー・ポッツ|en|Pepper Potts}}
: 演 - [[グウィネス・パルトロー]]([[岡寛恵]])
:スターク・インダストリーズ現CEOにして、トニーの恋人。過去にトニーの秘書をしていたが、トニーに会社の後継者として抜擢され、CEOへと任命された。デートの最中、宇宙からの敵の襲来を恐れるトニーを安心させようとするも、トニーに会いに来たストレンジや再会したブルースからサノスの脅威を聞いたことで、無駄に終わってしまう。トニーの身を案じて連絡を送るも、ストレンジ救出のためにQシップに乗り込んで宇宙へ行ってしまったため、通信は途切れてしまう。

; ネッド
: 演 - [[ジェイコブ・バタロン]]([[吉田ウーロン太]])
: ピーターのクラスメイトにして親友。とある偶然からピーターがスパイダーマンであることを知り、それ以降はピーターのヒーロー活動を手助けしている。
:ピーターと共にミッドタウン高校の課外授業に来ており、危機を感知した彼から「(出撃するから)バスに乗っている同級生全員の目を逸らせ」と頼まれるが、ピーターの話を余所にQシップを目撃し「宇宙船だ!」と叫んだため、本人に自覚がないとはいえ結果的にピーターの頼みに応えた。

; {{仮リンク|サディアス・“サンダーボルト”・ロス|en|Thunderbolt Ross}}
: 演 - [[ウィリアム・ハート]]([[菅生隆之]])
: [[インクレディブル・ハルク (映画)|かつてハルクの力を軍事利用しようと目論んでいた]]元米陸軍の将軍にして、国務長官。2年前、アベンジャーズを分裂させる切っ掛けを作ったソコヴィア協定をアベンジャーズに推し薦め、分裂後にスティーブたちを国際指名手配犯にした張本人でもある。
:ニューヨークがブラック・オーダーに襲撃されている事態に遭っても、ソコヴィア協定に賛成する者として、ヒーローへの否定的かつ批判的な姿勢は変わらず、ソコヴィア協定に同意した事でスティーブたちと決裂した事を後悔していたローディに水を指すような言い方をしていた。後にスティーブたちがローディと合流するべくアベンジャーズ本部に現れた際も、アベンジャーズの内乱での一件で追われる身となった彼らを糾弾し、居合わせたローディに逮捕を命じたが、彼らと共に再び戦う決意をしたローディの事実上の命令拒否によって通信を切られてしまった。

; [[レッドスカル|ヨハン・シュミット / レッドスカル]]
: 演 - {{仮リンク|ロス・マーカンド|en|Ross Marquand}}([[山路和弘]])
: およそ70年以上前にヒドラのリーダーとして君臨し、一時期は四次元キューブ(スペース・ストーン)を掌握していたキャプテン・アメリカの宿敵。
: 今作では『[[キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー]]』でのキャプテンとの最終決戦後に、四次元キューブ(スペース・ストーン)に触れたことで惑星ヴォーミアに転送されたことが明らかになり、未だに謎が多い最後のインフィニティ・ストーンであるソウル・ストーンを求めるサノスを歓迎し、ストーンキーパーとしてソウル・ストーンの性質と入手方法について語る。また、ソウル・ストーンを6つのインフィニティ・ストーンの中で最も強力かつ特別な力を持つストーンだと評した。さらに、ヴォーミアに到たちした者の全てを知る能力を有しており、初対面であるサノスやガモーラについて当事者以上に詳しく知っている様子を見せる。

; スクールバスの運転手
: 演 - [[スタン・リー]]([[高桑満]])
: 今作でスタンは、ピーターたちミッドタウン高校の学生が乗るバスの運転手役を務める。前にも宇宙船を見たことがあるらしい。


=== ノンクレジット・カメオ出演 ===
== 用語 ==
; [[マリア・ヒル#MCU版|マリア・ヒル]]
=== インフィニティ・ストーン ===
: 演 - [[コビー・スマルダーズ]]、日本語吹替 - [[本田貴子]]
今作で最も重要な役割を担う6つのエネルギーの結晶石。宇宙が誕生する前に存在した6つの[[特異点]]が、[[ビッグバン]]によって宇宙が生まれた時に残骸となり、'''「空間(スペース)」'''・'''「精神(マインド)」'''・'''「現実(リアリティ)」'''・'''「時間(タイム)」'''・'''「力(パワー)」'''・'''「魂(ソウル)」'''といった、6つの異なる概念を司るエネルギーの結晶石へと変化した。それぞれが全てを破壊するほどの比類なき力を秘めており、[[マーベル・シネマティック・ユニバース]]の大半の作品において重要なアイテムとなっており、所在地や所有者はユニバースの進行と共に変遷している。概要は『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー]]』にてコレクターに説明されていたが、今作の冒頭においてドクター・ストレンジとウォンによって改めて説明されており、全てのストーンの名称も明らかになった。
: 元S.H.I.E.L.D.副長官。S.H.I.E.L.D.崩壊後はスターク社にトニーやペッパーの秘書として就職し、アベンジャーズのサポートも兼務していたが、[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン|ウルトロンとの戦い]]の後はフューリーと共に行動している。
; スペース・ストーン(青{{color|blue|◆}})
; [[ニック・フューリー#MCU版|ニック・フューリー]]
: 外殻 - テッセラクト/四次元キューブ (Tesseract)
: 演 - [[サミュエル・L・ジャクソン]]、日本語吹替 - [[竹中直人]]
: ガントレット位置 - 中指
: 元S.H.I.E.L.D.長官。アベンジャーズ計画の発案者にして元司令官。S.H.I.E.L.D.崩壊後は自分の死を偽装したまま行方を眩ましていたが、ウルトロンとの戦いの後はマリアと共に行動している。
: 所在地 - アスガルド、オーディンの宝物庫
: ポスト・クレジット・シーンに登場し、マリアと共にアトランタで起きている異変に遭遇する。
: 所有者 - ロキ
: 過去の所有者 - コズミック・エンティティーズ → (不明) → オーディン → トンスベルグの聖堂 → ヨハン・シュミット(レッドスカル) → ハワード・スターク → S.H.I.E.L.D. → ロキ → アスガルド
: 登場作品 - 『[[マイティ・ソー (映画)|マイティ・ソー]]』『[[キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー]]』『[[アベンジャーズ (2012年の映画)|アベンジャーズ]]』『[[マイティ・ソー/バトルロイヤル]]』
: 概要
:: テッセラクト(日本語訳では「四次元キューブ」)と呼ばれる青白い立方体の中に納められた青色の石。[[マーベル・シネマティック・ユニバース]]で最も初期に登場したインフィニティ・ストーンでもある。
:: 空間を司り、宇宙のあらゆる場所へ移動することが可能。サノスがストーンの力を理解してからは、単純なテレポートに限らず、念動力のように物体を動かしたり、他のストーンの能力を遠く離れた場所に伝播させるなど、戦闘において補佐役として効果的に使用している。
: バックストーリー
:: 遥か昔の地球で、ヨトゥンヘイムの氷の巨人との戦いを終えたオーディンによって地球へと置かれて以来、ノルウェーのトンスベルグの聖堂の者たちによって数千年間も密かに隠されてきた。(『[[マイティ・ソー (映画)|マイティ・ソー]]』)
:: 第二次世界大戦中にキューブを求めてトンスベルグへ侵攻してきたレッドスカルに強奪されてから、ヒドラは研究と実験の末にキューブのエネルギーをバッテリーに転移させることに成功し、それを大量生産することで新型の兵器を完成させた。だが、キューブを搭載した大型戦闘飛行機「ワルキューレ」内部でのキャプテン・アメリカとの決戦で、キューブに直接触れたレッドスカルは、宇宙の遥か彼方の惑星ヴォーミアへと転送され、転送後にキューブは海へと沈んだ。後にキャプテンの捜索中、ハワード・スタークによって海から引き上げられ、戦後S.H.I.E.L.D.によって厳重に保管される。(『[[キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー]]』)
:: フューリーはキューブの力を熟知しておらず、あくまでバッテリーのような使い方を想定していた。サノスはこれを領域外から活性化させる事でロキを地球に送り込み、そのロキはキューブ奪取後に洗脳し支配下に置いたセルヴィク博士に[[ワームホール]]発生装置を作らせ、チタウリの軍隊をニューヨークへと呼び寄せた。ニューヨーク決戦の後、ソーによってロキと共にアスガルドへと持ち帰られ、ロキとの戦いで破壊された虹の橋・ビフレストの修復に用いられた。ビフレストの修復が完了した後は、オーディンの宝物庫へと厳重に保管された。(『[[アベンジャーズ (2012年の映画)|アベンジャーズ]]』)
:: 死の女神ヘラはアスガルドで存在を確認しているが興味を示さず、ラグナロクの直前にロキがオーディンの宝物庫から密かに持ち出している。(『[[マイティ・ソー/バトルロイヤル]]』)
:: 今作では、冒頭でサノスの手に渡り、以降はサノスの移動手段及び攻撃の補佐を担う。


この他にも、未公開シーンでは[[ジョン・ファブロー]]扮する[[ハッピー・ホーガン#MCU版|ハロルド・“ハッピー”・ホーガン]]が、本編冒頭に位置するトニーとペッパーの会話中に登場している。
; マインド・ストーン(黄{{color|yellow|◆}})
: 外殻 - ロキの杖/セプター (Scepter)
: ガントレット位置 - 手の甲
: 所在地 - 地球
: 所有者 - ヴィジョン
: 過去の所有者 - コズミック・エンティティーズ → (不明) → サノス → ロキ → S.H.I.E.L.D. → バロン・ストラッカー → アベンジャーズ → ウルトロン
: 登場作品 - 『[[アベンジャーズ (2012年の映画)|アベンジャーズ]]』『[[キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー]]』『[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン]]』『[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ]]』
: 概要
:: セプターと呼ばれる杖の先端、青い宝石の中に隠されている黄色の石。現在はヴィジョンの額に納められている。
:: 思考・精神を司る力を持ち、人の心を操ったり、意識や潜在能力などを高い領域に上げることで精神を強化する。石そのものが非常に高度なプログラムを形成しており、人間の心に似た動作を行い、ウルトロンに自我を与えたり、ヴィジョンにコンタクトを取ったりしている。
: バックストーリー
:: 地球侵攻を目論むサノスが、先遣隊を務めるロキにセプターとして与える。ロキはホークアイやセルヴィク博士を洗脳して支配下に置いた。ニューヨーク決戦では、四次元キューブの力で開いたワームホールを閉じるのに使用された。(『[[アベンジャーズ (2012年の映画)|アベンジャーズ]]』)
:: 後にヒドラが密かに回収しており、バロン・ストラッカーが解析と実験の果てにワンダとピエトロ・マキシモフの姉弟に超人的な能力を与えた。トニー・スタークは、ストラッカーの遺したデータとストーン内部にあった高度なプログラムを使い、平和維持プログラム<ref>原語は「Artificial intelligence peacekeeping program」、直訳で平和維持人工知能プログラム。</ref>「ウルトロン」の完成を目指した。しかしストーン由来のコードがそのプログラムに自我を与え、ウルトロンの暴走に関わる。ウルトロンは後にストーンを埋め込んだ新たな肉体を用意ており、これは後にヴィジョンとなる。(『[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン]]』)


== 設定・用語 ==
; リアリティ・ストーン(赤{{color|red|◆}})
=== 武装・アイテム ===
: 外殻 - エーテル (Aether)
; [[インフィニティ・ジェム#MCU版|インフィニティ・ストーン]]
: ガントレット位置 - 薬指
: 「'''空間'''('''Space''')」・「'''精神'''('''Mind''')」・「'''現実'''('''Reality''')」・「'''力'''('''Power''')」・「'''時間'''('''Time''')」・「'''魂'''('''Soul''')」という6つの異なる概念を司るエネルギーの結晶石。宇宙が生まれる前に存在した6つの[[特異点]]が、[[ビッグバン]]による宇宙創生時に変化し誕生した。多くのストーンが『MCU』各作品にキーアイテムとして登場し、数多くの人物や勢力の手に渡ってきたが、本作ではこれまで以上に重要な存在となる。
: 所在地 - 惑星ノーウェア、コレクターのミュージアム
:; [[インフィニティ・ジェム#青|スペース・ストーン(青{{color|blue|◆}})]]
: 所有者 - タニリーア・ティヴァン(コレクター)
:: “テッセラクト”と呼ばれる青白い立方体の中に納められた青色の石。空間を司って宇宙のあらゆる場所へテレポートすることが可能。サノスは入手したストーンの力を理解すると単純なテレポートに限らず、念動力のように物体を動かしたり、他のストーンの能力を遠く離れた場所に伝播させるなど、ヒーローたちとの戦闘において補佐役として効果的に使用した。
: 過去の所有者 - コズミック・エンティティーズ → マレキス → ボー王 → ジェーン・フォスター → マレキス → アスガルド
:; [[インフィニティ・ジェム#黄|マインド・ストーン(黄{{color|yellow|◆}})]]
: 登場作品 - 『[[マイティ・ソー/ダーク・ワールド]]』
:: “セプター”と呼ばれる槍/杖の先端、青い容器の中に内包されていた黄色の石。思考・精神を司る力を持ち、人の心を操ったり、意識や潜在能力などを高い領域に上げることで精神を強化する。
: 概要
:; [[インフィニティ・ジェム#赤|リアリティ・ストーン(赤{{color|red|◆}})]]
:: 現実を司る力を持ち、真紅の液体のような物質で、核を持たず唯一石の形状をとっていないインフィニティ・ストーンである。
:: “エーテル”と呼ばれる、真紅の液体のような不定形物質であり、唯一石の形状をとっていないストーン。現実を司って現実を歪める力を持ち、寄生した者にあらゆる物質を“暗黒物質(ダークマター)”に変えてしまう力を与える。サノスはインフィニティ・ガントレットに収めた状態でこのストーンを支配下に置き、その特性を用いて質量のある幻影を多数の人間に見せたり、相手の攻撃や行動などを歪めて別のものに変換するなどの不可思議な使用法をとる。
:: 誰かの体に入り込むことでその者に現実を歪めるほどの力を与える。ソーのムジョルニアをもってしても破壊できない強靭さを持つ。
:; [[インフィニティ・ジェム#紫|パワー・ストーン(紫{{color|purple|◆}})]]
: バックストーリー
:: “オーブ”と呼ばれる網状の模様が入った金属製の特殊な球体の中に納められていた紫色の石。力を司り、使用者の身体能力を大幅に強化する。サノスはこのストーンを得ると、メインの戦力としてその力を行使し、ヒーローたちを苦しめる。
:: 数千年前に、ダークエルフのリーダー・マレキスは、暗黒世界を築くために現実を暗黒物質(ダークマター)へ変えようとしたが、アスガルドの先々代の王にしてオーディンの父であるボー王によって阻止された。ダークエルフたちが敗北し去った後、エーテルはその力を危惧したボー王によって地中深くに封印されたが、それから数千年後、惑星直列の影響でエーテルの封印場所にワープしたジェーン・フォスターによって封印が解かれ、エーテルは彼女の体内に入った。復活したマレキスは、この力をジェーンから引き剥がして再び使用したが、力の全てを使い切る前に死亡した。一時的に取り込んでいたジェーンは全くコントロールできていなかった。
:; [[インフィニティ・ジェム#緑|タイム・ストーン(緑{{color|green|◆}})]]
:: ソーは液体が凝固するように赤い石となるビジョンを見ている。(『[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン]]』)
:: レリックの一つである“アガモットの目”に納められた緑色の石。時間を司り、時間の流れそのものを逆行・停止・進行させる力を有している。この石を入手したサノスはヴィジョンと共に破壊されたマインド・ストーンの復元に用いている。
::ソーがマレキスから奪還した後、既に四次元キューブ(スペース・ストーン)を保管しているアスガルドへ置くのを危惧したヴォルスタックたちによって、惑星ノーウェアに住むタニリーア・ティヴァン(コレクター)の元へ運ばれ、彼のコレクションとして保管された。(『[[マイティ・ソー/ダーク・ワールド]]』)
:; [[インフィニティ・ジェム#橙|ソウル・ストーン(橙{{color|orange|◆}})]]
:: 本作ではサノスがインフィニティ・ガントレットに装着された状態でストーンを支配下に置き、その特性を用いて質量のある幻影を多数の人間に見せたり、相手の攻撃や行動をなどを歪めて別のものに変換したりした。
:: 魂を司る力を持つ橙色の石。6つのインフィニティ・ストーンの中で最も強力かつ特別な力を持つらしいが、その力は未知数であり、未だ謎が多いストーンでもある。経緯は不明だがサノスはこのストーンが持つ能力について理解しており、タイタンでの戦いではパワー・ストーンと併用してストレンジの分身を破壊している。
; [[サノス#インフィニティ・ガントレット|インフィニティ・ガントレット]]
: サノスが装備するインフィニティ・ストーンの力を最大限に発揮できる左手用の金色のグローブ。各指の付け根部分と手の甲に6つのストーンを収容する穴があり、収容したそれぞれのストーンの力を自在に使用できる。6つ全てのストーンを埋め込むと、ガントレットをはめた指を鳴らすだけで全宇宙の半分の生命を消すことができる。


==== アベンジャーズとヒーローたちの装備・ビークル ====
; タイム・ストーン(緑{{color|green|◆}})
※ 本項では、本作で初登場したものを中心に記載する
: 外殻 - アガモットの目 (Eye of Agamotto)
; アイアンマン・アーマー
: ガントレット位置 - 親指
: 本作では、トニーが装着する“マーク50 ブリーディングエッジアーマー”と、ハルクの協力を得られないブルースが装着する“マーク48 ハルクバスター・マーク2(HULKBUSTER 2.0)の2着が登場する。
: 所在地 - 地球、カマー・タージの書庫
: {{Main|アイアンマンのアーマー#マーク43 - 85}}
: 所有者 - ドクター・ストレンジ
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの登場アイテム・テクノロジー一覧#F.R.I.D.A.Y.(フライデー)|F.R.I.D.A.Y.(フライデー)]]
: 過去の所有者 - コズミック・エンティティーズ → (不明) → アガモット → カリオストロ
: アイアンマンのサポートAI。本作でもトニーを補佐するが、彼がストレンジ救出のためにQシップに乗り込んで宇宙へ上がった後は、ネットワークの回線が届かなくなり通信不能となったため、それ以降はサポートできなくなってしまう。
: 登場作品 - 『[[ドクター・ストレンジ (映画)|ドクター・ストレンジ]]』『[[マイティ・ソー/バトルロイヤル]]』
; [[マイティ・ソー#ストームブレイカー|ストームブレイカー]]
: 概要
: 本作のクライマックスからソーが入手して愛用する、死にゆく惑星“ニダベリア”の心臓で出来た大斧。かつてのソーの武器であるムジョルニアと同等の能力に加え、ビフレストを発生させる能力を備えている。
:: 「至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)」の初代・アガモットによって作られた、古代のアーティファクト「アガモットの目」の内部に収められている緑色の石。
; [[ヴィブラニウム#盾|ワカンダの盾]]
:: 時間を司り、時間の流れを逆行・停止・進行させることができる。
: スティーブがティ・チャラから受け取った新しい“[[ヴィブラニウム#MCU版|ヴィブラニウム]]”製の盾。
: バックストーリー
; [[アイアンマンのアーマー#ウォーマシン・アーマー|ウォーマシン・アーマー マーク4]]
::ドクター・ストレンジがカマー・タージの書庫から盗み出し、カエシリウスとの決戦に用いた。破壊された香港の町や犠牲になった人々を救うために世界全体の時間を巻き戻し、ドルマムゥとの交渉では無限ループを作り上げ、ストレンジ本人の敗北をトリガーに時間が永遠に巻き戻るようにした。その後はカマー・タージの書庫の奥に戻された。ウォンはこの力を「自然の法則に反している」と評しており、使用は非常に高い危険性を孕んでいるという。(『[[ドクター・ストレンジ (映画)|ドクター・ストレンジ]]』)
: 本作においてローディが装着するパワードスーツ。
:: ソーと出会った頃、ストレンジはストーンの守護に命を賭すことを誓い、正式な所有者となっている。(『[[マイティ・ソー/バトルロイヤル]]』)
; [[スパイダーマン#アイアン・スパイダー・スーツ|アイアン・スパイダー・スーツ]]
:: 本作ではストレンジがサノスに勝てる未来を見るために使用し、時を超えて1400万605通りの可能性からそれを探り出した。トニー・スタークの命と引き換えにサノスの手に渡り、サノスは破壊されたマインド・ストーンの再生に用いている。
: トニーがピーターのアベンジャーズ加入に際して開発していたスパイダーマン・スーツ。
; [[バッキー・バーンズ#ワカンダ製|サイバネティック・アーム(ワカンダ製)]]
: バッキーに移植された新たな左義手。
; [[ガモーラ#スイッチブレード|スイッチブレード]]
: ガモーラがサノスと出会った幼少期から所有している忌わしい記憶のナイフ。
; [[アベンジャーズ (マーベル・コミック)#クインジェット|クインジェット]]
: アベンジャーズが保有する特殊航空機。本作ではスティーブたちがアベンジャーズ・コンパウンドへの帰還時の他、ワカンダへ移動する際にも使っている。
; [[ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのメンバー一覧#ベネター号|ベネター号]]
: ガーディアンズの新たな活動拠点及び移動手段である宇宙船。
:; [[ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのメンバー一覧#スペース・ポッド|スペース・ポッド]]
:: ベネター号に設置された脱出用小型ポッド。


==== その他のテクノロジー・ビークル====
; パワー・ストーン(紫{{color|purple|◆}})
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの登場アイテム・テクノロジー一覧#ステイツマン|ステイツマン]]
: 外殻 - オーブ (Orb)
: ソーたちがアスガルドの民を率いて乗っていた大型宇宙船。地球を目指していたが、サンクチュアリIIに襲撃されてしまい、本作の冒頭の時点で半壊させられていた。最終的にサノスがパワー・ストーンの力を発揮させたことで爆散する。
: 所在地 - ザンダー星,ノバ軍の保管庫
; [[ヴィブラニウム#ドラゴン|ドラゴン・フライヤー]]
: ガントレット位置 - 人差し指
: ワカンダに複数配備されている、[[トンボ]]のような外観をした戦闘機。サノスの群勢との戦いに複数機投入される。
: 所有者 - ノバ軍
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの登場アイテム・テクノロジー一覧#サンクチュアリII|サンクチュアリII]]
: 過去の所有者 - コズミック・エンティティーズ → (不明) → エソン・ザ・サーチャー → (不明) → コズミック・ビーイング → ピーター・クイル(スター・ロード) → ロナン・ジ・アキューザー → ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
: サノスの母艦にしてブラック・オーダーの拠点となる超巨大戦艦。本作の冒頭の時点でステイツマンを攻撃した。また、ガモーラの回想にもQシップとともに登場している。
: 登場作品 - 『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (映画)|ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー]]』
; [[ブラック・オーダー#Q|Qシップ]]
:: オーブと呼ばれる球体の中に納められている紫色の石。
: サンクチュアリIIに設置されているドーナツ状の大型宇宙船。劇中ではマウとカルがタイム・ストーン回収任務時に乗船していたものと、プロキシマとコーヴァスがマインド・ストーン回収任務時に乗船していたものの2隻が登場している。
:: 力を司り、使用者に全てを破壊する程の無限の力を与え、身体能力を大幅に強化する。ストーンそのものが強大なエネルギーを発しており、普通の人間はまともに触れることすらできず、接触した瞬間に消滅してしまう。
: マウのものは、彼の死後にトニーたちを乗せたまま自動操縦で惑星タイタンへと向かい、そのまま墜落・大破。プロキシマとコーヴァスのものは、体勢を整えた後再び地球の大気圏へと戻り、ドロップシップをワカンダへと投下させる。
::
; [[ブラック・オーダー#ドロップシップ|アウトライダー・ドロップシップ]]
: バックストーリー
: アウトライダーズ専用の巨大ポッド。
:: ピーター・クイルが惑星モラグの寺院から盗み出した。かつてセレスティアルズのエソン・ザ・サーチャーは巨大武器に埋め込んで使用し、武器の先端が地表に触れただけでその惑星は住人もろとも消滅している。ロナン・ジ・アキューザーも同様に自身の武器であるコズミロッド<ref>Cosmi-Rod。Michael O'Sullivan『Guidebook to the Marvel Cinematic Universe - Guardians of the Galaxy』より</ref>に埋め込み、ザンダー星の破壊とサノスの抹殺のために利用しようとした。このストーンを素手で触れて唯一制御できたのは、天界人と地球人のハーフであるピーター・クイル(スター・ロード)のみである。ロナンとの戦いの後、ガーディアンズによってノバ軍に引き渡され、ノバ軍が所有する保管庫へと厳重に保管された。(『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (映画)|ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー]]』)
; [[ブラック・オーダー#スラッシャー|スラッシャー]]
:: その後長らく登場していなかったが、本作の冒頭の時点で既にサノスのガントレットに収められている<ref>ソーの発言から、ザンダー星は宇宙船ステイツマンを襲撃する1週間前にサノスの手によって滅ぼされてしまっていたことが判明した。</ref>。以後はサノスのメイン攻撃手段としてヒーローたちを苦しめる。
: ブラック・オーダーが投入する巨大地上用マシン。
:: 本作のVFXスーパーバイザーである{{仮リンク|ダン・デレーウ|en|Dan DeLeeuw}}は、生命を消滅させたのはパワー・ストーンであることを伝えている<ref>{{Cite web |url=https://www.inverse.com/article/47991-avengers-infinity-war-vfx-supervisor-reveals-which-infinity-stone-killed-the-mcu |title=One Specific Infinity Stone Wiped Out Half the MCU in 'Infinity War' |accessdate=2018-09-14}}</ref>。


=== 登場種族・生物 ===
; ソウル・ストーン(橙{{color|orange|◆}})
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧#地球人|地球人]]
: 外殻 - 不明
: 地球の住民であるヒューマノイド型種族で、本作の登場人物の大半がこれにあたる。
: 所在地 - ヴォーミア
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧#ゼホベレイ|ゼホベレイ]]
: ガントレット位置 - 小指
: かつて惑星“ゼホベリ”の民だった、緑色の肌を持つヒューマノイド型種族。ガモーラの回想シーンに登場する。
: 所有者 - なし
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧#アウトライダー|アウトライダー]]
: 過去の所有者 - コズミック・エンティティーズ
: サノスが遺伝子改造の研究で生み出し、配下とする新種の戦闘生命体で、通常の“アウトライダー”と、リーダーである“ジェネラル・アウトライダー”が存在する。軍団“アウトライダーズ”を構成する。クライマックスでアベンジャーズとワカンダ軍を相手に一進一退の大決戦を展開する。
: 登場作品 - 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
: 概要
:: 魂を司る力を持つ橙色の石。全てのストーンの中で最も強力かつ特別な力を持つらしいが、その力は未知数であり、未だ謎が多い最後のインフィニティ・ストーンでもある。また、このストーンにはある種の知恵があり、持ち主となる者がストーンの力を十分に理解することを望んでおり、その持ち主となる者を見極めるという。
:: [[ジョー・ルッソ]]は、ストーンの内部には「この世とは異なる世界」が存在していることを明言している<ref name="soulstonesrc">{{Cite web |url=https://comicbook.com/marvel/2018/05/07/avengers-infinity-war-gamora-soul-stone-death-russo/ |title='Avengers: Infinity War' Directors Clarify Soul Stone Comments |accessdate=2018-09-14}}</ref>。
: バックストーリー
:: 本作で初登場した。惑星ヴォーミアに眠る。レッドスカルはスペース・ストーンに触れたことによってヴォーミアに転送され、このストーンを守るストーン・キーパーとなっており、ソウル・ストーンが愛する者の魂を犠牲にしなければならないことを語っている。サノスは自分の養女であるガモーラを犠牲にして手に入れた。経緯は不明だがサノスは能力について理解しており、パワー・ストーンと併用してドクター・ストレンジの鏡像を破壊している。
:: 生命の半分の消滅が始まった時、サノスはソウル・ストーンの内側の世界に引きずり込まれ、ガモーラの魂と会話をしている。[[ジョー・ルッソ]]は、このシーンについて「彼(サノス)の苦しみ、罪悪感を示すもの」であるとし、ストーンにはそれだけの力があると語る<ref name="soulstonesrc" />。


このほかにも、ガモーラの回想シーンで“'''[[マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧#リヴァイアサン|リヴァイアサン]]'''”が登場している。
=== 装備・武器 ===
; [[インフィニティ・ガントレット]]
: インフィニティ・ストーンの力を最大限に発揮できる左手用の金色のグローブ。各指の付け根部分と手の甲に6つのストーンを収容する穴があり、手を閉じることでそれぞれのストーンの力を自在に使用できる。また、ストーンが発する強大なパワーを制御しているため、ガントレット自体もアスガルドの武器に使われている金属を使用しており、非常に強靭なものに作られている。ストーンを埋め込むと、その直後にストーンの力が装着者に流れ込むため、常人ではその衝撃に耐えるのは困難である。6つ全てのストーンを埋め込むと、指を鳴らすだけで全てのストーンの力を発動させ、全宇宙の半分の生命を消すことができる。
: 本作以前では、オーディンの宝物庫に右手用の物が置かれていたが、『[[マイティ・ソー バトルロイヤル|マイティ・ソー/バトルロイヤル]]』でヘラによってそれはレプリカであったと語られた。本作に登場するのは、[[アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン|アベンジャーズがウルトロンとの戦いを終えた頃に]]、サノスが惑星ニダベリアのドワーフたちに作成を依頼し、新たに作り上げられたものである。
; ストームブレイカー
: 死にゆく惑星ニダベリアの心臓で出来た斧。王の武器と称されており、アスガルドの歴史上最強の武器とされる。
: ドワーフのエイトリが型を用意し、惑星ニダベリアの心臓のエネルギーで金属を溶かして作り上げ、グルートの腕を柄とすることで完成した。ソーの武器としては、かつての武器であるムジョルニアと同じように自在に空を飛び回る能力と、ソーの持つ雷神の力を最大限に発揮させる能力に加え、あらゆる惑星間を自由に移動可能な虹の橋・ビフレストを呼び出せる能力を与える。
; アイアンマン・アーマー マーク50 ブリーディングエッジアーマー
: 本作でトニーが装着する、高度なナノテクノロジーによりアーマーの形状や武装を自在に変化させる最新型のアイアンマンスーツ。トニーの胸部に取り付けられたアーク・リアクターにトニー自身が触れることで起動し、液体で包み込まれるように装着される。
:武装はナノマシンによって自動生成される。作中では、槍,盾,アームハンマー,ミサイル,低温冷却液噴射装置,リパルサー・レイ発射強化ユニット,リパルサー電磁エネルギーブレード,リパルサーアームキャノン,レーザービーム砲,加速用ブースターなどを生成した。さらに、スーツの一部分を対象物に装着させる機能や、ナノマシンによるスーツの破損箇所を自己修復する機能も搭載されているため、過去のアイアンマン・アーマーを遥かに上回る性能と汎用性を誇る。また、ナノマシンをスーツへ全面的に使用しているため、マーク42から引き継がれている自動キャッチ機能は撤廃されている。
; アイアンマン・アーマー マーク49 ハルクバスター・マーク2(HULKBUSTER 2.0)<ref>[http://ironman.wikia.com/wiki/Mark_49_-_Hulkbuster_2.0 Mark 49 - Hulkbuster 2.0] </ref>
: 初代ハルクバスター(アイアンマン マーク44 ハルクバスター・アーマー)の強化型。ワカンダでの戦いに投入される。性能もパワーも格段に上がっているため、アウトライダーズを一気に相手取ることが可能。武装はリパルサー・レイとレーザービーム砲。
: 今作では、ハルクの協力を得られないブルース・バナー自身が着用した。
; アイアン・スパイダー・アーマー
: 『[[スパイダーマン:ホームカミング]]』の終盤に登場し、トニーが新たに開発した新型のスパイダーマンスーツ。本作では、トニーがQシップにしがみついたまま宇宙空間で呼吸困難に陥ったピーターを救うべく装着させた。普段はアベンジャーズ本部にあるヴェロニカに格納されている。アイアンマン・マーク50と同じく全身ナノマシンで構成されており、マスク装着も全自動で行う上に、背中からは4本の鋼鉄脚ピンサーやパラシュートを出現させることが可能。また、アイアンマンのサポートAIであるF.R.I.D.A.Y.(フライデー)ともリンクしているため、トニーの指示でスーツの機能を自在に操作することも可能。宇宙に出ても呼吸可能なことから、宇宙空間での活動も出来るらしい。
; ウォーマシン・アーマー マーク4
: 今作でローディが装着するウォーマシンスーツ。デザインやカラーリングは過去のものを踏襲している。性能は格段に上がっており、基本装備のリパルサー・レイ、キャノン砲やガトリング銃以外にも、背中だけでなく脇からもミサイルポッドや爆撃ユニットを出すなど、マーク3より重武装な仕様になっている。


=== 宇宙船戦闘機 ===
=== 登場惑星地域・施設 ===
==== [[マーベル・シネマティック・ユニバースの作中世界#地球|地球]] ====
; サンクチュアリΙΙ
; [[アメリカ合衆国]]
: 初登場作品 『[[マイティ・ソー バトルロイヤル]]』
:; [[ニューヨーク州]]
: サノスの母艦にしてブラック・オーダーの拠点となる巨大な戦艦。『[[マイティ・ソー バトルロイヤル]]』の終盤に登場し、本作の冒頭でソーを含むアスガルド人を乗せた宇宙船・ステイツマンを攻撃した。また、ガモーラの回想にもQシップとともに登場している。
::; [[アベンジャーズ (マーベル・コミック)#アベンジャーズ・コンパウンド|アベンジャーズ・コンパウンド]]
; Qシップ
::: [[アップステート・ニューヨーク|ニューヨーク州北部]]にあるアベンジャーズの拠点である基地施設。本作では、ここにいるローディと合流するべく、ヴィジョンとワンダを救出して連れてきたスティーブたちも訪れている。
: サンクチュアリΙΙに設置されているドーナツ状の宇宙船。劇中ではエボニー・マウとカル・オブシディアンがタイム・ストーン回収任務時に乗船していたものと、プロキシマ・ミッドナイトとコーヴァス・グレイヴがマインド・ストーン回収任務で乗船したものの2隻が登場している。エボニー・マウのQシップは、彼の死後にトニーたちを乗せたまま、自動操縦で惑星タイタンへと向かい、そのまま墜落した。プロキシマとコーヴァスのQシップは、体勢を整えた後再び地球の大気圏へと戻り、アウトライダーズを積んだ降下船をワカンダへと投下させた。
::; [[ドクター・ストレンジ#サンクタム|サンクタム・サンクトラム]]
:宇宙を光速に近い速度で航行できる機能が備わっている。惑星への自動パーキング機能は無し。
::: [[ニューヨーク市]]にある、“[[マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧#サンクタム|サンクタム]]”を守護する砦として建てられた施設。現在はストレンジが主として務めている。本作では、ビフレストによって上階のオキュラスと階段を突き破る形でハルクが地球に帰還、その縁でトニーも招かれ、彼らとストレンジたちの邂逅の場となる。
; クインジェット
:; {{Anchors|アトランタ}}[[アトランタ]]
: 初登場作品『[[アベンジャーズ (2012年の映画)|アベンジャーズ]]』
:: 本作のエンドロール後に登場した、[[ジョージア州]]北西部に位置する同州の最大都市。フューリーとマリアが自動車でこの市内を移動中に、サノスの仕業で街中の人々が次々と消えていき、墜落するヘリコプターがビルに激突して大破する光景を目の当たりにする。
: 国際平和維持組織[[S.H.I.E.L.D.]]の貨物船兼戦闘機。ストーリーが進むにつれて外見は徐々に変化している。S.H.I.E.L.D.崩壊後はトニーによって改良が施され、スターク社製のステルス機能も追加された。アベンジャーズのメンバーも使用しており、ソコヴィアでの戦闘後にニューヨーク州北部に新設されたアベンジャーズ本部にも数機設置されている。
; {{Anchors|エディンバラ}}[[エディンバラ]]
: 本作ではスティーブたちがアベンジャーズ本部への帰還時の他、ワカンダへ移動する際にも使っている。
: [[スコットランド]]に位置し、2年間逃亡生活を送っているワンダとヴィジョンが潜伏していた都市。2人はマウらがニューヨークを襲撃した直後の夜に、この街を離れようとしていたが、マインド・ストーンを求めて現れたプロキシマとコーヴァスの襲撃を受け、[[セント・ジャイルズ大聖堂]]や[[エディンバラ・ウェイヴァリー駅]]が戦地となった。2人を救出しに参戦したスティーブ、ナターシャ、サムも訪れる。
; ミラノ号
; [[ワカンダ#MCU版|ワカンダ]]
: 初登場作品 『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (映画)|ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー]]』
: [[中央アフリカ]]の小国にして超文明国。ティ・チャラが国王を務めている。本作では、スティーブの連絡を受けてアベンジャーズを入国させ、サノスの群勢を迎え撃つ決戦の地となった。
: ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが活動拠点及び移動手段として使用している鳥形の宇宙船。元々はクイルが宇宙海賊ラヴェジャーズのメンバーだった頃から所有していた船だったが、ロナンとの戦いの後はガーディアンズの拠点となった。
: ソー、ロケット、グルートはこの船に設置された脱出用ポッドを、惑星ニダベリアへの移動手段として使っている。
; ネクロクラフト
: 初登場作品 『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (映画)|ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー]]』
: かつてロナンが仲間のクリー人とネビュラを従えて、ザンダー星を滅ぼす際にダーク・アスターに無数に格納していた小型の戦闘機。
: 本作ではサンクチュアリΙΙを脱出したネビュラが惑星タイタンへの移動手段として用い、惑星タイタンにてトニーたちと交戦しているサノスに対して本機で体当たりをしかけている。
; ステイツマン
: 初登場作品 『[[マイティ・ソー バトルロイヤル]]』
: 辺境の惑星サカールの独裁者にして、タニリーア・ティヴァン(コレクター)の兄であるグランドマスターが所有する宇宙船の1つ。コーグたちサカールの囚人たちとロキがサカールを脱出する際に強奪し、ロキを筆頭にアスガルドへ向かい、ヘラによって命の危機に晒されていたアスガルドの民を救出した。アスガルドから脱出した後、ソーの提案で新天地として地球を目指していたが、四次元キューブ(テッセラクト)ことスペース・ストーンを狙って現れたサノスの母艦・サンクチュアリΙΙに襲撃されてしまい、最終的にサノスがパワー・ストーンの力を発揮させたことでソーと半分のアスガルド人、ヘイムダル、ロキを巻き込んで爆散した。


==== その他の惑星 ====
上記の他、名称は不明だがワカンダでもアウトライダーズとの戦闘で『[[ブラックパンサー (映画)|ブラックパンサー]]』にて初登場したワカンダの飛行兵器も登場している。
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの作中世界#ゼホベリ|ゼホベリ]]
: かつてゼホベレイが住み、ガモーラの故郷でもあった惑星。ガモーラの幼少期にサノスの群勢の侵攻により、滅ぼされた。
; [[ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーのメンバー一覧#ノーウェア|ノーウェア]]
: [[銀河座標]]“M3RD 17H17211 + 2121224”に位置する無法地帯の採掘コロニー。リアリティ・ストーンを保管しているティヴァンが居住している。
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの作中世界#ニダベリア|ニダベリア]]
: アスガルドと親交がある種族“ドワーフ”たちが住み、エイトリの故郷である惑星。ソーたちは、ここを訪ねてエイトリと共にストームブレイカーを制作する。
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの作中世界#ヴォーミア|ヴォーミア]]
: 最後のインフィニティ・ストーンであるソウル・ストーンが眠る惑星。およそ70年以上前にテッセラクト(スペース・ストーン)の力で飛ばされたシュミットがストーン・キーパーとして滞在する。
; [[マーベル・シネマティック・ユニバースの作中世界#タイタン|タイタン]]
: サノスの故郷。文明も発達し緑豊かな惑星だったが、かつて人口過多と食糧難に陥ったことにより戦争が勃発し、サノスが滅びの前に虐殺を行ったことで滅亡したと、サノス自身によって語られた。
: この惑星が、トニーたちとサノスの戦地となる。


=== [[マーベル・シネマティック・ユニバースの設定・用語一覧#デシメーション|デシメーション]] ===
=== 惑星 ===
物語のラスト直前にサノスによって引き起こされた、“'''全宇宙に存在する生命の半数が無作為に消滅する'''”大災害。これが発生したことにより、生命の半数が消滅したことに加えて、地球では[[交通事故]]や[[航空事故の一覧|航空事故]]などの[[二次災害]]が多発。消滅を免れたヒーローたちは、共に戦った戦友たちの多くが消滅したことに愕然とする。
本作ではインフィニティ・ストーンを狙うサノスと、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーも登場したため、様々な惑星が登場している。
; [[地球]]
: 本作の主な舞台の惑星。アベンジャーズのメンバーやクイルの故郷。
;: [[ニューヨーク]]
::アベンジャーズの本部とドクター・ストレンジら魔術師が守護するサンクタムがある、[[アメリカ合衆国]]の主要都市。スパイダーマンことピーター・パーカーが自警活動を行っており、彼が在校しているミッドタウン高校もある。至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)の初代:アガモットが、多次元宇宙(マルチバース)の脅威から地球を守護するべく、大地の気が溢れるこの地に地球を覆うほどの結界を発するサンクタムを築いた。それ以降は、サンクタムの主となった歴代の魔術師たちが長年守り続けており、現在はドクター・ストレンジが主となっている。かつてサノスと同盟を結んでいたロキは、四次元キューブ(スペース・ストーン)の力でチタウリの軍勢を呼び寄せ、アベンジャーズと激闘を繰り広げた。ニューヨーク決戦後は、マリブの自宅を失ったトニーがスターク・タワーへ移住し、そこにアベンジャーズの本部を設けた。ウルトロンとの戦い後は、アベンジャーズの本部はニューヨーク州北部にある改装したハワード・スタークの保管施設へと移転され、アベンジャーズ・タワーを売却したトニーも移住した。本作では、序盤でタイム・ストーンを求めて襲撃してきたエボニー・マウとカル・オブシディアンを迎え撃つべく、トニー、ストレンジ、ウォン、ピーターが防衛戦を繰り広げた。
;: [[スコットランド]]
::2年間逃亡生活を送っているワンダとヴィジョンが潜伏していた都市。マインド・ストーンを求めてプロキシマ・ミッドナイトとコーヴァス・グレイヴがヴィジョンとワンダを襲撃してきたが、二人を救出しに参戦したスティーブ,ナターシャ,サムも訪れた。
;: [[ワカンダ]]
::初登場作品『[[ブラックパンサー (映画)|ブラックパンサー]]』
::強大なエネルギーを秘めた、地上最強の金属:[[ヴィブラニウム]]を産出する超文明国家。国を守護する戦士:ブラックパンサーことティ・チャラが国王を務めている。国の外は、険しい山々を模したホログラムと強力なエネルギー・バリアで覆われている。遥か数百万年前に、巨大なヴィブラニウムの隕石がアフリカ大陸へと落下し、その影響で様々な植物がヴィブラニウムの恩恵を受けて進化した。やがて人類が誕生し、その地に移り住んだ5つの部族によってワカンダと名付けられた。暫くは部族間の争いが起こったが、ある日一人の戦士が、パンサーの神・バーストからハートの形をした神秘のハーブを与えられ、超人的な身体能力・俊敏性・優れた洞察力を手に入れ争いを収めた。その戦士は国王となり、同時にワカンダを守護する戦士:ブラックパンサーが誕生した。争いの後、4つの部族は王家への忠誠を誓うが、ゴリラ神・ハヌマンを信仰するジャバリ族だけは人里離れた山に籠り暮らす道を選んだ。そして、ヴィブラニウムを使って街を作り上げ、あらゆる高度な先進技術を手に入れた。これによりワカンダは、他の国を遥かに上回る超文明国家となったが、世界は混乱の時代へと突入した。ヴィブラニウムを悪の手から守るべく、ワカンダは鎖国を貫く貧しい発展途上国を装うことにし、本来の姿を隠し続けた。[[ブラックパンサー (映画)|ワカンダでの内乱後は、国王となったティ・チャラによって開国され、ワカンダの文明やテクノロジーを世界に広めた]]。本作では、スティーブの連絡を受け、サノスを迎え撃つべくアベンジャーズを入国させた。後に体制を整え、マインド・ストーンを求めて襲撃してきたブラック・オーダーとの決戦の地となった。決戦では、アベンジャーズの援軍としてソー,ロケット,グルートの3人がストームブレイカーの力で降り立ち、後に5つのストーンを手に入れたサノスも訪れた。
; ノーウェア
: 初登場作品『[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (映画)|ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー]]』
: かつてクイルたちが[[ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー (映画)|ロナンとの戦いの時に訪れた]]収集家であるコレクターが住む無法地帯の惑星。古の天界人の頭でもある。クイルたちはオーブことパワー・ストーンをコレクターに買い取ってもらう際に訪れており、それ以前にもアスガルドの戦士、ヴォルスタックとシフが[[マイティ・ソー/ダーク・ワールド|ダークエルフとの戦い]]で手に入れたエーテルことリアリティ・ストーンをコレクターに預ける時に訪れている。本作ではガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが、ソーから「リアリティ・ストーンは今、ノーウェアにいるコレクターに預けている」と聞かされたことで、サノスの目論見を阻止すべく訪れている。
; ニダベリア
: アスガルドと親交がある種族:ドワーフたちがいる惑星で、エイトリの故郷。死にゆく一つの中性子星を、工房と居住スペースが入っている巨大なリングで囲っている形になっている。ドワーフたちはこの惑星のエネルギーを使い、アスガルドの武器を長年作り続けており、オーディンやソーがかつて使用していたハンマー・ムジョルニアや、本作で登場するストームブレイカーもここで製作された。
: サノスはドワーフたちにインフィニティ・ストーンの力を最大限に発揮できる手袋:インフィニティ・ガントレットの製作を依頼した。完成すると、ドワーフのエイトリだけを残して他のドワーフを虐殺し、リングを凍らせてニダベリアのエネルギーを停止させた。
: 本作では、ソーがサノスを倒すためには新たな武器(ストームブレイカー)が必要だと判断し、ロケットとグルートを仲間に加えてミラノ号に設置されているポッドを移動手段として訪れている。
; ヴォーミア
: 四次元キューブ(スペース・ストーン)で飛ばされたレッドスカルがストーン・キーパーとして滞在し、最後のインフィニティ・ストーンであるソウル・ストーンが眠る惑星。
: 本作では、ガモーラを脅迫してソウル・ストーンの在処を吐かせたサノスがガモーラを連れて訪れた。
; タイタン
: サノスの故郷。文明も発たちし緑豊かな惑星だったが、かつて人口過多と食糧難に陥ったことにより戦争が勃発し、サノスが滅びの前に虐殺を行ったことで滅亡したと、サノス自身によって語られた。滅亡後、荒れ果てた廃墟と残骸が散らばり、重力異常も発生している。
: この惑星の唯一の生き残りであるサノスは、他の惑星でも同じような悲劇を繰り返させないために、インフィニティ・ストーンを6つ全て集めて、全宇宙の半分の生命を消滅させる事を画策した。
: 本作では自動操縦に切り替わったエボニー・マウのQシップに乗っていたストレンジ、トニー、ピーターの3人、ネビュラから連絡を受けてサノスを待ち伏せていたガーディアンズのクイル、ドラックス、マンティスの3人、ソウル・ストーンを入手したサノス、サノスを倒すべくネクロクラフトで特攻したネビュラが訪れている。


== 他マーベル作品とのクロスオーバー ==
== 他のMCU作品とのタイ・イン ==
* 本作は『[[マイティ・ソー バトルロイヤル]]』のポスト・クレジット・シーンの直後の出来事として、ストーリーが展開される。
* 本作は『[[マイティ・ソー バトルロイヤル]]』のポスト・クレジット・シーンの直後の出来事として、ストーリーが展開される。
* 『[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ]]』での出来事で、アベンジャーズは解散状態にあることがトニーによって語られた。さらに、キャプテン・アメリカに加担したホークアイことクリント・バートンとアントマンことスコット・ラングは、家族の為に「ソコヴィア協定」を受け入れ、2年間自宅で軟禁状態にあることが、ナターシャとスティーブによって明かされた。「シビル・ウォー」後のアントマンについての詳細は、マーベル・シネマティック・ユニバース次作『[[アントマン&ワスプ]]』で描かれている。
* 『[[シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ]]』での出来事で、アベンジャーズは解散状態にあることがトニーによって語られた。さらに、キャプテン・アメリカに加担したホークアイことクリント・バートンとアントマンことスコット・ラングは、家族の為に「ソコヴィア協定」を受け入れ、2年間自宅で軟禁状態にあることが、ナターシャとスティーブによって明かされた。「シビル・ウォー」後のアントマンについての詳細は、マーベル・シネマティック・ユニバース次作『[[アントマン&ワスプ]]』で描かれている。
* [[ケヴィン・ファイギ]]は、ポスト・クレジット・シーンのニューヨークで、消滅する直前のニック・フューリーがポケベルで救援信号を送信した相手は[[キャロル・ダンバース]]であることを明らかにしている。また、ファイギはフューリーがとった行動について「彼女の持つどんなキャラクターよりも強大な力を求めたため」であることを明言した<ref>{{Cite web |url=https://www.cinemablend.com/news/2457171/why-nick-fury-contacted-captain-marvel-in-avengers-infinity-war-according-to-kevin-feige |title=Why Nick Fury Contacted Captain Marvel In Avengers: Infinity War, According To Kevin Feige |accessdate=2018-09-13}}</ref>。ダンバースは[[マーベル・シネマティック・ユニバース]]次々作[[キャプテン・マーベル (映画)|キャプテン・マーベル]]の主人公を務める事が既に判明しているほか、『[[アベンジャーズ4]]』(仮題)への登場も示唆されている。
* [[ケヴィン・ファイギ]]は、ポスト・クレジット・シーンで、消滅する直前のニック・フューリーがポケベルで救援信号を送信した相手は[[キャロル・ダンバース]]であることを明らかにしている。また、ファイギはフューリーがとった行動について「彼女の持つどんなキャラクターよりも強大な力を求めたため」であることを明言した<ref>{{Cite web |url=https://www.cinemablend.com/news/2457171/why-nick-fury-contacted-captain-marvel-in-avengers-infinity-war-according-to-kevin-feige |title=Why Nick Fury Contacted Captain Marvel In Avengers: Infinity War, According To Kevin Feige |accessdate=2018-09-13}}</ref>。ダンバースは[[マーベル・シネマティック・ユニバース]]次々作[[キャプテン・マーベル (映画)|キャプテン・マーベル]]の主人公を務める事が既に判明しているほか、『[[アベンジャーズ/エンドゲーム]]』への登場も示唆されている。


==評価==
== 評価 ==
[[ファイル:Tokyo Midtown Hibiya-8.jpg|thumb|270px|[[TOHOシネマズ]][[日比谷]]([[東京ミッドタウン日比谷]]内){{efn|アベンジャーズ前作と前々作は[[TOHOシネマズ日劇]]([[有楽町センタービル|有楽町マリオン]]内)がチェーンマスターだったが、この年(2018年)の2月4日をもって日劇が閉館したため、本作以降はTOHOシネマズ日比谷に集約された(MCU前作『[[ブラックパンサー (映画)|ブラックパンサー]]』は[[室町古河三井ビルディング|TOHOシネマズ日本橋]]メインで、日比谷では未上映となっている<ref>{{Cite news|date=2018-03-01|url=https://mantan-web.jp/article/20180301dog00m200013000c.html|title=注目映画紹介:「ブラックパンサー」もう一つの顔は国王 苦悩と葛藤抱えたニューヒーローの成長描く|newspaper=[[MANTANWEB]]|publisher=[[毎日新聞社]]|accessdate=2019-01-18}}</ref>)。}}のコンセッション上部に展示された宣伝看板([[2018年]][[4月14日]]撮影)]]
===興行収入===
====世界====
=== 興行収入 ===
==== 世界 ====
初週末3日間のオープニング興収が世界合計で6億4,050万$となり、『[[ワイルド・スピード ICE BREAK]]』を越えて史上最高記録となった<ref name="cito180502">{{Cite web|title=アベンジャーズ最新作、世界興収で新記録!史上最高のオープニング - シネマトゥデイ|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0100559.html|date=2018-05-01|accessdate=2018-05-02|language=ja-JP|publisher=シネマトゥデイ}}</ref>。
初週末3日間のオープニング興収が世界合計で6億4,050万$となり、『[[ワイルド・スピード ICE BREAK]]』を越えて史上最高記録となった<ref name="cito180502">{{Cite web|和書|title=アベンジャーズ最新作、世界興収で新記録!史上最高のオープニング - シネマトゥデイ|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0100559.html|date=2018-05-01|accessdate=2018-05-02|language=ja-JP|publisher=シネマトゥデイ}}</ref>。
====北米====
==== 北米 ====
初週末3日間のオープニング興収は2億5,770万$を突破し、『[[スター・ウォーズ/フォースの覚醒|スター・ウォーズ/フォースの覚醒]]』を超えて史上最高記録となった<ref name="cito180502"/>。
初週末3日間のオープニング興収は2億5,770万$を突破し、『[[スター・ウォーズ/フォースの覚醒]]』を超えて史上最高記録となった<ref name="cito180502"/>。
====日本====
==== 日本 ====
初週末2日間のオープニング興収は6億7,200万円となり、前作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』より15.4%減少した(その一方公開三週目にして30億円を突破し、最終的には37億円を超え<ref>[https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/news/20180711_01.html?ex_cmp=MD_AIW_gdn&gclid=EAIaIQobChMIr_ith-yo3QIVCoeWCh1fywJMEAEYASAAEgKXCfD_BwE マーベルが贈る、全世界NO.1*シリーズ『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEX、9/5(水)発売!8/8(水)先行デジタル配信開始!]マーベル日本版公式サイト</ref>、日本でのMCU史上最高額を記録した)。また観客動員では公開3週目の『[[名探偵コナン ゼロの執行人]]』に次ぐ第2位となった<ref>{{Cite web|title=【国内映画ランキング】「名探偵コナン」V3、「アベンジャーズ」は2位、「となりの怪物くん」6位スタート|url=http://eiga.com/news/20180503/1/|publisher=映画.com|date=2018-05-03|accessdate=2018-05-04|language=ja-JP}}</ref>。
初週末2日間のオープニング興収は6億7,200万円となり、前作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』より15.4%減少した(その一方公開三週目にして30億円を突破し、最終的には37億円を超え<ref>[https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/news/20180711_01.html?ex_cmp=MD_AIW_gdn&gclid=EAIaIQobChMIr_ith-yo3QIVCoeWCh1fywJMEAEYASAAEgKXCfD_BwE マーベルが贈る、全世界NO.1*シリーズ『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEX、9/5(水)発売!8/8(水)先行デジタル配信開始!]マーベル日本版公式サイト</ref>、日本でのMCU史上最高額を記録した)。また観客動員では公開3週目の『[[名探偵コナン ゼロの執行人]]』に次ぐ第2位となった<ref>{{Cite web|和書|title=【国内映画ランキング】「名探偵コナン」V3、「アベンジャーズ」は2位、「となりの怪物くん」6位スタート|url=https://eiga.com/news/20180503/1/|publisher=映画.com|date=2018-05-03|accessdate=2018-05-04|language=ja-JP}}</ref>。


===批評===
=== 批評 ===
[[Rotten Tomatoes]]には324件のレビューが寄せられ、支持率84%、平均7.4/10となっている。<ref>{{Citation|title=Avengers: Infinity War|url=https://www.rottentomatoes.com/m/avengers_infinity_war/|language=en|accessdate=2018-05-18}}</ref>。サイト側による批評家の意見の要約は「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォーは、MCUヒーローの驚異的な勢いをまだ徹底的に断ち切っており、その結果、スリリングで感情的に共鳴する大ヒットとなり、大々的な野心を実現している。」となっている<ref>{{cite web |url=https://www.rottentomatoes.com/m/avengers_infinity_war |title=Avengers: Infinity War (2018) |website=[[Rotten Tomatoes]] |accessdate=July 12, 2018 |df=mdy-all}}</ref> 。
[[Rotten Tomatoes]]には324件のレビューが寄せられ、支持率84%、平均7.4/10となっている。<ref>{{Citation|title=Avengers: Infinity War|url=https://www.rottentomatoes.com/m/avengers_infinity_war/|language=en|accessdate=2018-05-18}}</ref>。サイト側による批評家の意見の要約は「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォーは、MCUヒーローの驚異的な勢いをまだ徹底的に断ち切っており、その結果、スリリングで感情的に共鳴する大ヒットとなり、大々的な野心を実現している。」となっている<ref>{{cite web |url=https://www.rottentomatoes.com/m/avengers_infinity_war |title=Avengers: Infinity War (2018) |website=[[Rotten Tomatoes]] |accessdate=July 12, 2018 |df=mdy-all}}</ref> 。
また、IMDbのMetascoreは68となっている<ref>{{Citation|title=Avengers: Infinity War (2018)|url=https://m.imdb.com/title/tt4154756/criticreviews|language=en|accessdate=2018-05-18}}</ref>。
また、IMDbのMetascoreは68となっている<ref>{{Citation|title=Avengers: Infinity War (2018)|url=https://m.imdb.com/title/tt4154756/criticreviews|language=en|accessdate=2018-05-18}}</ref>。


== 出典 ==
== 脚注 ==
=== 注釈 ===
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=== 参考 ===
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== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
* {{Official website|https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html}}
* {{Official website|https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw/home.html}}
* {{Disney+|アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー/349871}}
* {{IMDb title|4154756|Avengers: Infinity War}}
* {{IMDb title|4154756|Avengers: Infinity War}}


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[[Category:エディンバラを舞台とした映画作品]]

2024年11月18日 (月) 06:39時点における最新版

アベンジャーズ/
インフィニティ・ウォー
Avengers: Infinity War
監督 アンソニー・ルッソ
ジョー・ルッソ
脚本 クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
原作 スタン・リー
ジャック・カービー
アベンジャーズ
製作 ケヴィン・ファイギ
出演者 ロバート・ダウニー・Jr
クリス・ヘムズワース
マーク・ラファロ
クリス・エヴァンス
スカーレット・ヨハンソン
ドン・チードル
ベネディクト・カンバーバッチ
トム・ホランド
チャドウィック・ボーズマン
クリス・プラット
ゾーイ・サルダナ
カレン・ギラン
トム・ヒドルストン
ポール・ベタニー
エリザベス・オルセン
アンソニー・マッキー
セバスチャン・スタン
イドリス・エルバ
ダナイ・グリラ
ピーター・ディンクレイジ
ベネディクト・ウォン
ポム・クレメンティエフ
デイヴ・バウティスタ
ヴィン・ディーゼル
ブラッドリー・クーパー
コビー・スマルダーズ
グウィネス・パルトロー
ジェイコブ・バタロンベニチオ・デル・トロ
ジョシュ・ブローリン
トム・ヴォーン=ローラー英語版
テリー・ノタリー英語版
キャリー・クーン
マイケル・ジェームズ・ショウ英語版
ショーン・ガン
ウィリアム・ハート
ロス・マーカンド
レティーシャ・ライト
ウィンストン・デューク
フローレンス・カサンバ英語版
サミュエル・L・ジャクソン
音楽 アラン・シルヴェストリ
撮影 トレント・オパロック
製作会社 マーベル・スタジオ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 台湾の旗香港の旗大韓民国の旗シンガポールの旗 2018年4月25日
アメリカ合衆国の旗日本の旗 2018年4月27日
上映時間 149分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $316,000,000[1]
興行収入 世界の旗 $2,048,359,754[2]
アメリカ合衆国の旗 $678,815,482[2]
日本の旗 37.4億円[3]
前作 MCU
ブラックパンサー(2018年)
アベンジャーズ
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2016年)
次作 MCU
アントマン&ワスプ(2018年)
アベンジャーズ
アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年)
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(Avengers: Infinity War)は、マーベル・コミックのスーパーヒーローチーム「アベンジャーズ」をベースとした、2018年アメリカ合衆国スーパーヒーロー映画。監督はアンソニー・ルッソジョン・ルッソが務め、脚本はクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリー、出演はロバート・ダウニー・Jrクリス・ヘムズワースマーク・ラファロクリス・エヴァンスら。「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の19作目であり、『アベンジャーズ』(2012年)、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ ウルトロン』(2015年)の続編。マーベル・スタジオが製作し、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給する。

概要

当初MCUシリーズの「フェイズ3」のロードマップが発表された時点では、次作の『アベンジャーズ/エンドゲーム』と共に『Avengers: Infinity War Part1』『Avengers: Infinity War Part2』の2部作構成とされていたが、それぞれの作品の独立性が高いとの理由から別のタイトルとなり「Part1」表記が削除された[4]

マーベルが1990年代に刊行した「インフィニティ」三部作の第一部『インフィニティ・ガントレット』とストーリー的な関連があることが指摘されている[5]。また本作のサブタイトルは三部作の第二部『インフィニティ・ウォー』と共通である。

予告編は2017年11月30日に初めてネット上に公開され、公開後24時間以内の再生回数が2億3000万回に到達し、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の記録(1億9700万回)を抜いて歴代最高記録を更新した[6]

ストーリー

地球に向かうアスガルドの避難船サノスが襲撃。かろうじてハルクは地球に逃れるもソーたちは壊滅、ロキが隠し持っていたスペース・ストーンが奪われる。パワー・ストーンと合わせ2つのインフィニティ・ストーンを入手したサノスは、ロキを殺し船を破壊すると残るストーンを求めて消え去る。

ニューヨークに墜落したブルース・バナー(ハルク)は、スティーブン・ストレンジ(ドクター・ストレンジ)にサノスの計画を伝え、トニー・スターク(アイアンマン)に協力を求める。トニーは難色を示すが、ソーの死を告げられ、スティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)へ連絡しようとする。そこへサノスの配下がストレンジの持つタイム・ストーンを狙い急襲。危機を察知したピーター・パーカー(スパイダーマン)が加勢し、激戦の末、敵の1人エボニー・マウはストレンジを拉致しQシップで宇宙に発進。トニーとピーターがそれを追い、バナーはスティーブへ連絡する。

一方、宇宙を漂っていたソーを救出したピーター・クイルたち(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)は、サノスの目的を聞き二手に別れる。ロケット、ソー、グルートはムジョルニアに代わる新たな武器を求め惑星ニダベリアへ、他の4人はリアリティ・ストーンのある惑星ノーウェアへ向かう。

隠遁生活を送っていたヴィジョンとその恋人ワンダ・マキシモフ(スカーレット・ウィッチ)は、ヴィジョンの頭部にあるマインド・ストーンを狙うサノスの配下に襲われ窮地に陥る。そこにスティーブ、ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)、サム・ウィルソン(ファルコン)の3人が現われ、敵は撤退、スティーブたちはアベンジャーズ本部へと赴く。ヴィジョンを守るためにマインド・ストーンを摘出すべきという結論に至ると、彼らは超文明国家ワカンダ王国へ向かう。

クイルたちはノーウェアに辿り着くが、サノスはすでにリアリティ・ストーンを手に入れていた。クイルらを一掃しガモーラを拉致したサノスは、捕らえていたネビュラを拷問、ガモーラだけが知るソウル・ストーンのありかを聞き出し惑星ヴォーミアへ向かう。ソウル・ストーン入手の条件は愛する者の魂と引き換えであり、サノスの愛する者とは愛娘のガモーラであった。ガモーラは絶望のまま谷底に落とされ死亡。サノスはソウル・ストーンを手に入れる。

ソーたちは惑星ニダベリアに辿り着く。しかしニダベリアはサノスによって壊滅させられていた。唯一生き残ったドワーフの職人エイトリの協力のもと、ソーはムジョルニアを超える武器ストームブレイカーを手に入れる。

一方Qシップでは、トニーとピーターがマウを撃破してストレンジを救出。トニーはタイタンでサノスを待ち伏せての奇襲を提案する。タイタンに到着した3人はクイルたちと遭遇し、目的が同じであると知り団結、1400万605通りの未来を見たストレンジは自分たちが勝てるものが1つだけあると語る。やがてサノスが到着し戦いが始まる。ヒーローたちは、劣勢ながらもネビュラの加勢も得てサノスの動きを止めることに成功するが、クイルがガモーラの死を知って激高したことで状況は逆転。ヒーローたちはサノスに追い詰められ、ストレンジはタイム・ストーンを渡してしまう。

地球のワカンダでは、国王ティ・チャラ(ブラック・パンサー)の妹シュリがヴィジョンからマインド・ストーンの摘出手術を開始。そこにサノスの軍勢が襲来、ヒーローたちが応戦する中、ソーたちが飛来して戦況は好転、敵幹部3人を倒す。しかしサノスが現れヒーローたちを返り討ちにしていく。ワンダはヴィジョンの最期の願いを聞き入れ、彼もろともマインド・ストーンを破壊するが、サノスは、タイム・ストーンの力で時間を巻き戻し、再生したヴィジョンからマインド・ストーンを奪う。ついに全てのインフィニティ・ストーンを手に入れたサノスは、ソーの急襲で重傷を負いながらも、左手の指を鳴らして力を発動させ、そのままどこかへワープして消える。当惑するソーらの前で、異変が起こり、全宇宙の半分の生命が塵となり消え始める。生き残った者たちが茫然とする一方で、サノスはどこかの惑星で日の出を眺めていた。

登場人物・キャスト

アベンジャーズ

優れた技能・超常的な特殊能力を持つヒーローやスパイたちによるヒーローチーム。ヒーローたちのような超人を国連の管理下に置くという“ソコヴィア協定”の賛否を巡る“アベンジャーズの内乱”で決裂し、事実上の解散状態になってしまった。だが、サノスの脅威を知り、サノスに立ち向かうべく再び集結することとなる。そのため本作では、アベンジャーズはソコヴィア協定を無視して行動している。

トニー・スターク / アイアンマン
演 - ロバート・ダウニー・Jr、日本語吹替 - 藤原啓治[7][8]
アベンジャーズの共同リーダー。巨大複合企業“スターク・インダストリーズ”会長にして天才発明家。自身が開発した最新鋭のパワードスーツを装着し、“アイアンマン”として戦う。アベンジャーズが解散となった一因が自分にもある事には負い目を感じており、いざという時は一人でも戦えるように準備を重ねていた。
本作におけるいわゆる裏設定として、トニーはアベンジャーズの内乱以降に使えるものを全て利用して政府とのパイプを作っており、わざと和解の道を閉ざしたうえで逃亡中のスティーブたちを追跡せず、生かし続けていた。またヴィジョンが引退を考えていることを知っており、彼への接触も行っていない[注釈 1]
ソー
演 - クリス・ヘムズワース、日本語吹替 - 三宅健太[9]
北欧神話雷神トール”のモデルであり、神々の国“ アスガルド”の王オーディンの息子。”ラグナロク”によるアスガルドの崩壊から逃れ、国民を率いて避難船で地球へと向かっていた最中にサノスの襲撃を受け、多くの民とヘイムダル、そして義弟ロキを目の前で殺される。
後に、宇宙を漂っていたところをガーディアンズに救出され、事情を話して協力関係を築き、サノスへの復讐を誓う。
アンソニー・ルッソは、「最重要キャラクターである(ヴィラン側の)サノスを除けば、ソーこそが(ヒーロー側で)最も重要な存在」と語っており、ジョー・ルッソは「もしラストシーンでストームブレイカーがサノスの頭部を破壊していれば、本作はソーの映画になっていただろう」と語った[注釈 1]
スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ
演 - クリス・エヴァンス、日本語吹替 - 中村悠一[7]
第二次世界大戦中に“超人血清”によって肉体を強化されて母国アメリカを救うも、氷海に墜落し冬眠状態となり、70年後に長い眠りから目覚めた伝説の超人兵士。
ブルースからの連絡に応じて、ワカンダでサノスの襲来に備える。
ジョー・ルッソによれば、2年間の逃亡生活で人格も変化しており、寡黙な男がさらに無口になってしまったという。なお、ブラック・オーダーからワンダとヴィジョンを救う存在として、彼とサム、ナターシャを総称して「“影のアベンジャーズ”と呼ぶべき一団」としている。
ブルース・バナー / ハルク
演 - マーク・ラファロ、ハルクの声 - ルー・フェリグノ、日本語吹替 - 宮内敦士
ガンマ線を大量に浴びたことで、感情の高ぶりに呼応して緑色の大男“ハルク”に変身する体質となった天才生物学者。本作では、地球でブルースが心拍数を上げて変身しようとしてもハルクに変身を拒否されてしまい、ハルクは表に現れなかった。そのためワカンダでの決戦ではトニーが開発した“ハルクバスター・マーク2”を装着して戦わざるを得なくなる。
ソーたちと一緒に地球に向かう途中でサノスに襲われ、ハルクの状態でも力及ばず敗北し、瀕死のヘイムダルによって地球へと逃がされる。帰還後はブルースの姿に戻り、墜落した先で出会ったストレンジたちや再会したトニーにサノスの脅威と宇宙の危機を報せる。スティーブたちに連絡を取らせようとした。Qシップが去った後、トニーが落としたフリップ・フォンを拾い、スティーブやアベンジャーズのメンバーに連絡を取って彼らと再会して、サノスの脅威を報せる。
本作の監督の1人であるジョー・ルッソによると、本作冒頭以降ブルースがハルクに変身できなくなった理由は、「『マイティ・ソー バトルロイヤル』でハルクが成長し自我が芽生えたことで、ブルースの都合でヒーローを演じさせられることを嫌がるようになってしまったため」とのこと[10][11]
ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ
演 - スカーレット・ヨハンソン、日本語吹替 - 米倉涼子[12][13]
S.H.I.E.L.D.のエージェントにして、世界最強の女スパイ。アベンジャーズの内乱以降は、アベンジャーズを離れてスティーブたちと共に逃亡生活を送っていた。
スティーブ、サムと共に、ブラック・オーダーに襲撃されたワンダとヴィジョンの危機を救い、ワカンダの戦いにも参戦する。
ジェームズ・“ローディ”・ローズ / ウォーマシン
演 - ドン・チードル、日本語吹替 - 目黒光祐
アメリカ空軍大佐にして、トニーの親友兼相棒[注釈 2]。かつてはソコヴィア協定に賛成し署名したが、本作では一転してその行為に後悔している。そのため、それぞれの理由から失踪したアベンジャーズの仲間たちとの再会を喜び、共に行動する。ワカンダでの決戦では、より強化された“ウォーマシン・アーマー マーク4”を身にまとう。
サム・ウィルソン / ファルコン
演 - アンソニー・マッキー、日本語吹替 - 溝端淳平[12][13]
落下傘兵にして、スティーブの現代における親友兼相棒。特殊能力は持っていないが、ウィングパック“EXO-7ファルコン マーク2”を駆使して戦う。
スティーブ、ナターシャと共に現れて、ワカンダでの決戦にも挑む。
ヴィジョン
演 - ポール・ベタニー、日本語吹替 - 加瀬康之
マインド・ストーンを埋め込まれたヴィブラニウム製の人工肉体に、人工知能“J.A.R.V.I.S.(ジャーヴィス)”が移植されて誕生した人造人間。本作では気にかけていたワンダの逃亡生活に付き添い、彼女と共に過ごすうちに精神的に人間らしく成長。同時にワンダとは相思相愛となった。
本作ではワンダと共にスコットランドで2年間隠遁生活を送っていたが、マインド・ストーンを持つため、ブラック・オーダーに狙われて襲撃を受けることになってしまう。
なお、ヴィジョンはワンダとの逃亡中に引退を考えていたという。そのため、トニーはストーンの保有者であるヴィジョンに直接危機を伝えていない[注釈 1]。また、アンソニーとジョー・ルッソによれば、彼が序盤で深刻なダメージを受け、以降最後まで戦線を離脱し続けていたのは「ヴィジョンが強すぎて序盤で物語が終わってしまうため」であるという[注釈 1]
ワンダ・マキシモフ / スカーレット・ウィッチ
演 - エリザベス・オルセン、日本語吹替 - 行成とあ
人体実験でテレキネシスマインドコントロールなどの特殊能力を得た強化人間。アベンジャーズの内乱後、ヴィジョンと逃走しつつの同棲生活を経て彼への愛を深めていき、相思相愛の関係になって共に隠遁生活を送っていた。
しかし本作では、ヴィジョンから万一のときのマインド・ストーンの破壊役を任され激しく苦悩する。
ピーター・パーカー / スパイダーマン / アイアン・スパイダー
演 - トム・ホランド、日本語吹替 - 榎木淳弥[9]
特殊なクモに噛まれた影響で、クモの特殊能力を得た高校生にしてニューヨークのヒーロー。アベンジャーズの内乱でトニーにスカウトされて以来、高校生活と自警活動に精を出しながらアベンジャーズの一員になろうと努力してきた。
高校の課外授業中に、“スパイダー・センス”で危機を感知してトニーとストレンジの元へ駆けつけ、参戦。やがてトニーから正式にアベンジャーズ入りを認められ、惑星タイタンでのサノスとの戦いにおいても、周囲と連携をとりながらサノスを翻弄する。
トニーとは『シビル・ウォー』・『ホームカミング』以降で父と子のような関係になっており、ピーターを心配するトニーは極限の環境下で活動できる「アイアン・スパイダー・アーマー」を用意していた[注釈 1]

マスターズ・オブ・ミスティック・アーツ

スティーヴン・ストレンジ / ドクター・ストレンジ
演 - ベネディクト・カンバーバッチ、日本語吹替 - 三上哲[8]
交通事故により神の手と呼ばれた医療技術を失い、魔術の道に転身した元天才外科医の魔術師。師であるエンシェント・ワンの死後、ニューヨークのサンクタム・サンクトラムの主となっていた。本作では魔術の腕前がより向上しており、発生させたシールドによる足場の形成、“アガモットの目(タイム・ストーン)”による未来予知能力など様々な技を披露する。
サンクタム・サンクトラムに墜落したブルースからサノスの脅威を聞きトニーに協力を求めるが、不遜な態度や言動がトニーの気に触り、彼とたびたび衝突してしまう。だが、Qシップ内でトニーとピーターに救出された後はトニーの提案に賛同し、彼らと共にタイタンへと向かって決戦に臨む。
ウォン
演 - ベネディクト・ウォン、日本語吹替 - 田中美央
ストレンジの盟友である魔術師。ストレンジと共にブルースからサノスの脅威を聞き、物語前半のブラック・オーダーとの戦いではトニーたちと連携する。

ワカンダ王国

ティ・チャラ / ブラックパンサー
演 - チャドウィック・ボーズマン、日本語吹替 - 田村真
超文明国家“ワカンダ”の主にして、母国とその秘密を守護する戦士ブラックパンサーでもある若き国王。
本作ではスティーブから技術協力を依頼され、サノスとの戦いに備えるべくアベンジャーズを自国に受け入れ、後に多数の戦士たちを率いて自ら前線に立ち、スティーブと共に先陣を切って戦う。
シュリ
演 - レティーシャ・ライト、日本語吹替 - 百田夏菜子[12][13]
ティ・チャラの妹にして天才科学者であるワカンダの王女。兄の指示で自らの腕を振るい、ヴィジョンの生体分析と2兆以上のプロテクトにかけられたマインド・ストーンを解析・摘出する作業に従事する。
オコエ
演 - ダナイ・グリラ、日本語吹替 - 斎賀みつき
ティ・チャラに仕える、ワカンダ王室の親衛隊“ドーラ・ミラージュ”の隊長。ワカンダでの決戦では、ナターシャ、ワンダと連携してプロキシマと戦う。
エムバク
演 - ウィンストン・デューク、日本語吹替 - 木村昴
ワカンダの山奥に棲む“ジャバリ族”の族長。ワカンダでの内乱で王家と和解し、本作でも一族を率いてティ・チャラに協力。ティ・チャラとは「兄弟」と呼ぶほどの仲になっていた。サノスの群勢を相手に激戦を繰り広げる。
アヨ
演 - フローレンス・カサンバ、日本語吹替 - 織部ゆかり
ドーラ・ミラージュの隊員。本作でも、親衛隊員の一員としてサノスの軍勢に戦いを挑む。
ジェームズ・ブキャナン・“バッキー”・バーンズ / ウィンター・ソルジャー / ホワイトウルフ
演 - セバスチャン・スタン、日本語吹替 - 白石充
かつて“ヒドラ”に洗脳され、暗殺者ウィンター・ソルジャーに仕立て上げられた、スティーブの幼馴染みにして親友兼相棒。アベンジャーズの内乱後は、ティ・チャラの手引きによって亡命したワカンダで、農業などに勤しみながら隠遁生活を送っていたが、本作にてティ・チャラから新たにヴィブラニウム製の義手を提供され、再び戦線に復帰することとなる。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

ピーター・クイル率いる銀河のはみ出し者たちによるヒーローチーム。本作では、これまでの活動から2、3年ほど経過しており、彼らは銀河でいくつもの冒険を続け、スーパーヒーローとして知られている。また、グルートの言葉も少しは理解できるようになっている[注釈 1]

ピーター・ジェイソン・クイル / スター・ロード
演 - クリス・プラット、日本語吹替 - 山寺宏一[8][12][14]
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのリーダー。幼い頃に宇宙海賊“ラヴェジャーズ”に地球から拉致されて銀河を駆け巡る宇宙海賊となった、天界人と地球人のハーフ。
本作のBlu-rayに収録されている未公開シーンによれば、ガモーラが拐われた後、調子を取り戻すために5時間も同じ音楽をベネター号の中でかけたままノーウェアに滞在し、ドラックスと揉めている最中にネビュラからの着信に気づいてタイタンへ向かったことが判明した。
ガモーラ
演 - ゾーイ・サルダナ、日本語吹替 - 朴璐美[9]
ガーディアンズの一員にして、サノスの義理の娘である“ゼホベレイ”。クイルとの関係は以前より発展しており、両想いの仲になっていた。
最後のインフィニティ・ストーンであるソウル・ストーンの所在地を知っていたため、ノーウェアで待ち伏せていたサノスに拐われてしまう。
幼少期のガモーラ
演 - アリアナ・グリーンブラット、日本語吹替 - 蒼井由奈
ロケット
声 - ブラッドリー・クーパー、日本語吹替 - 加藤浩次極楽とんぼ[12][14]、演 - ショーン・ガン
違法な遺伝子操作でアライグマの姿に改造された、元賞金稼ぎ兼傭兵のガーディアンズの一員。
救出したソーからは「ウサギ」と呼ばれるが、惑星“ニダベリア”の伝説を知っていたことでおだてられて彼と意気投合し、ソーの新たな武器を調達するため、ソーとグルートを連れてニダベリアへ向かう。
グルート
声 - ヴィン・ディーゼル、日本語吹替 - 遠藤憲一[12][14][8]
ガーディアンズの一員である“フローラ・コロッサス”。ロケットの無二の親友にして相棒である。『リミックス』終盤にて反抗期を迎えたことなどから、台詞は「オレはグルート」に変化しており、目つきと口がかなり悪くなっている。
ドラックス
演 - デイヴ・バウティスタ、日本語吹替 - 楠見尚己[8]
ガーディアンズの一員であるパワー・ファイター。過去にサノスと同盟を結んでいたロナンに愛する家族を殺されて以来復讐を決意し、ロナンとサノスを探し続けていた。
Blu-ray収録の未公開シーンでは、ガモーラ拉致で精神を取り乱したクイルが何時間も同じ音楽をかけていたことや、サノスへの復讐を邪魔されたことで激しい苛立ちをクイルにぶつけ、揉めている。
マンティス
演 - ポム・クレメンティエフ、日本語吹替 - 秋元才加 [12][14]
ガーディアンズの一員で、他人の感情を読み取ったり感情を操ったりするエンパシー(共感能力)を持つ宇宙人の女性。エゴ打倒後にガーディアンズに加入し、現在ではコミュニケーション能力の向上を見せる。本作でも自身の能力を効果的に活かして戦う。

ヒーローたちの関係者

ロキ
演 - トム・ヒドルストン、日本語吹替 - 平川大輔[9]
北欧神話の悪戯の神“ロキ”のモデルである、ソーの義弟。かつてサノスと同盟を結び、アベンジャーズに敗北した経緯がある。本作での出番は冒頭のみであるものの、かつてとは異なりサノスに媚びを売るように見せかけてソーを救おうとする姿が描写され、彼を仕留めようとするが、一矢報いることもできずに首の骨をへし折られて倒れる。
ヘイムダル
演 - イドリス・エルバ、日本語吹替 - 斉藤次郎
北欧神話の光の神“ヘイムダル”のモデルであり、アスガルドとあらゆる世界を繋ぐ虹の橋“ビフレスト”の門番だった戦士。サノスの襲撃で瀕死の重傷を負い、命を落とすが、死の直前に最期の力を振り絞ってハルクを地球へと送った。
ネビュラ
演 - カレン・ギラン、日本語吹替 - 森夏姫
サノスの義理の娘にしてガモーラの義妹である“ルフォモイド人”。自身を全く愛さずに改造し続けたサノスを暗殺しようとしたものの返り討ちに遭い、サノスに半ば分解される形で拷問を受けてしまう。
Blu-ray収録の未公開シーンでは、サンクチュアリ脱出時にクイルたちガーディアンズにメッセージを送るも全く返信がなかったことからクイルたちが気づく5時間後までに22件もメッセージを送信している。
ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ
演 - グウィネス・パルトロー、日本語吹替 - 岡寛恵
スターク・インダストリーズ現CEOにして、トニーの恋人。トニーのヒーロー活動を受け入れきれてはいないものの、彼とは深い愛情を育んでいた。
ネッド・リーズ
演 - ジェイコブ・バタロン、日本語吹替 - 吉田ウーロン太
ピーターのクラスメイトにして親友である高校生。ピーターと共にスクールバスに乗っており、彼の頼みを受けて周囲の注意を引きつけた。
F.R.I.D.A.Y. (フライデー)
声 - ケリー・コンドン、日本語吹替 - 安井絵里
アイアンマンのサポートAI。
エイトリ
演 - ピーター・ディンクレイジ、日本語吹替 - 北川勝博
ニダベリアに住む“ドワーフ”の職人で、ソーとは旧知の仲にあり、長年アスガルドの武器を作り続けていた。
タニリーア・ティヴァン / コレクター
演 - ベニチオ・デル・トロ、日本語吹替 - 石住昭彦
採掘コロニー“ノーウェア”を拠点に、銀河中から珍しい遺物や様々な生物を収集・保管する収集家で、惑星“サカール”の独裁者グランドマスターの弟。ソーが“ダーク・エルフ”の打倒後に、アスガルドからエーテル(リアリティ・ストーン)を預かっていた。。本作での彼の描写は、全てサノスがリアリティ・ストーンの力で作った幻覚だったため、本人の去就は不明。
サディアス・“サンダーボルト”・ロス
演 - ウィリアム・ハート、日本語吹替 - 菅生隆之
かつてハルクの力を軍事利用しようと目論んでいたアメリカ陸軍の将軍にして、現アメリカ国務長官。2年前にソコヴィア協定を推し薦め、アベンジャーズの分裂後にスティーブたちを国際指名手配犯にした張本人でもある。
ニューヨークがブラック・オーダーに襲撃され、地球の危機が迫っている中でも、ヒーローへの否定的かつ批判的な姿勢は一切変わらず、自身の保身及びヒーローの出動が被害をより拡大させる可能性から出撃許可を出すことなく今回の事態を乗り切ろうとする。
ヨハン・シュミット / レッドスカル / ストーンキーパー
演 - ロス・マーカンド、日本語吹替 - 山路和弘
およそ70年以上前にヒドラのリーダーとして君臨し、一時期はテッセラクトを掌握していたスティーブの宿敵。
スティーブとの最終決戦時に、テッセラクト(スペース・ストーン)に触れたことで行方不明扱いとなっていたが、実際はヴォーミアに転送されていたことが本作で明らかになり、そこで長年に渡って生存していた。
スクールバスの運転手
演 - スタン・リー、日本語吹替 - 高桑満
ピーターの通う高校の学生たちが乗るスクールバスの運転手を務める老人。

ヴィラン

ブラック・オーダー

通称「サノスの子」と名乗る、サノスの側近である4人衆。サノスが掲げる「全宇宙の均衡を保つ」という使命を完遂するべく、次々と星々を襲撃し、その星の人口の半分を虐殺し続けてきた。全員がサノスに絶対的な忠誠心を持っており、彼の目的のためならあらゆる犠牲を厭わない。
ブラック・オーダーはいずれもインフィニティ・ストーンを見つける能力を有しており、またストーンについて莫大な知識を有している[注釈 1]
エボニー・マウ
演 - トム・ヴォーン=ローラー英語版、日本語吹替 - いずみ尚
ブラック・オーダーの戦略家。天才的頭脳を持つ闇魔術師でもあり[15]、タイム・ストーンを求め、闇魔術でヒーローたちと戦う。
米メディアJustJaredでは、2017年7月5日頃にCG合成用の特殊スーツを着てストレンジ役のカンバーバッチを襲うヴォーン=ローラーの画像が公開されていた。collider.comはスーツに「EB-MAW」と書かれていることを指摘しており、ストレンジとマウの戦闘がある可能性に言及している。
ジョー・ルッソによれば、マウとトニー、ピーターとの対決シーンは最も議論された場面の1つであったという。アクション・シーンの多さと既に対決シーンが存在していたことから、序盤で戦った強大な敵を一瞬で片付ける展開になったという。ルッソは似た展開に「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」でインディ・ジョーンズが登場したばかりの敵キャラクターに対し、いきなり銃撃して瞬殺するシーンを挙げている[注釈 1]
カル・オブシディアン
演 - テリー・ノタリー英語版
ブラック・オーダーにおいてサノスの用心棒を務める巨漢の戦士。冷血で暴力的、狩りと殺しの技術に長ける[15]。ニューヨークではトニーやピーターを、ワカンダの決戦ではハルクバスター マーク2を装着したブルースを相手に猛威を振るう。
プロキシマ・ミッドナイト
演 - キャリー・クーン、日本語吹替 - 鷄冠井美智子
ブラック・オーダー最強の女戦士。行く先々で恐れられ、その槍で敵に速やかなる死をもたらす[15]紅一点の女戦士。サノスからマインド・ストーンの回収を指示されており、コーヴァスと共にエディンバラやワカンダでヴィジョンを狙い、ワンダと一進一退の攻防を繰り広げる。
コミック版ではコーヴァスの妻であるが、監督の意向でこの関係はわずかに仄めかされる程度となっている。
コーヴァス・グレイヴ
演 - マイケル・ジェームズ・ショウ英語版、日本語吹替 - 山岸治雄
ブラック・オーダーにおいてサノスの副官を務めている戦士。手にした金色の槍斧ハルバードで敵を狩るだけでなく、その抜け目のない知能も彼の武器である[15]。マインド・ストーンの回収を目的にプロキシマと共にヴィジョンを付け狙う。

メインヴィラン

サノス
演 - ジョシュ・ブローリン、日本語吹替 - 銀河万丈[8]
全宇宙の生命体の半分を消し去り、均衡を保つことを目標に掲げる“タイタン星人”。以前ロキやロナンを利用してインフィニティ・ストーンの回収を試みたが、2度とも失敗している。インフィニティ・ガントレットを手に入れ、自らストーンを回収するべく動き出した。そして、アベンジャーズをはじめとする数多くのヒーローたちを圧倒し、ストーンを次々に手中に収めていく。
メインヴィランではあるが、物語のもうひとりの主役とも言うべき存在で、本作ではサノスとガモーラの過去が描かれる。
ジョー・ルッソ監督は「サンディエゴ コミコン2017」においてComicbook.comの取材に対し「サノスを新世代のダース・ベイダーにしたい」と述べており、2017年夏には撮影現場における取材で脚本を執筆したスティーヴン・マクフィーリーとクリストファー・マルクスが「(本作は)サノスの映画である」と語っている。

ノンクレジット・カメオ出演

マリア・ヒル
演 - コビー・スマルダーズ、日本語吹替 - 本田貴子
元S.H.I.E.L.D.副長官。S.H.I.E.L.D.崩壊後はスターク社にトニーやペッパーの秘書として就職し、アベンジャーズのサポートも兼務していたが、ウルトロンとの戦いの後はフューリーと共に行動している。
ニック・フューリー
演 - サミュエル・L・ジャクソン、日本語吹替 - 竹中直人
元S.H.I.E.L.D.長官。アベンジャーズ計画の発案者にして元司令官。S.H.I.E.L.D.崩壊後は自分の死を偽装したまま行方を眩ましていたが、ウルトロンとの戦いの後はマリアと共に行動している。
ポスト・クレジット・シーンに登場し、マリアと共にアトランタで起きている異変に遭遇する。

この他にも、未公開シーンではジョン・ファブロー扮するハロルド・“ハッピー”・ホーガンが、本編冒頭に位置するトニーとペッパーの会話中に登場している。

設定・用語

武装・アイテム

インフィニティ・ストーン
空間Space)」・「精神Mind)」・「現実Reality)」・「Power)」・「時間Time)」・「Soul)」という6つの異なる概念を司るエネルギーの結晶石。宇宙が生まれる前に存在した6つの特異点が、ビッグバンによる宇宙創生時に変化し誕生した。多くのストーンが『MCU』各作品にキーアイテムとして登場し、数多くの人物や勢力の手に渡ってきたが、本作ではこれまで以上に重要な存在となる。
スペース・ストーン(青
“テッセラクト”と呼ばれる青白い立方体の中に納められた青色の石。空間を司って宇宙のあらゆる場所へテレポートすることが可能。サノスは入手したストーンの力を理解すると単純なテレポートに限らず、念動力のように物体を動かしたり、他のストーンの能力を遠く離れた場所に伝播させるなど、ヒーローたちとの戦闘において補佐役として効果的に使用した。
マインド・ストーン(黄
“セプター”と呼ばれる槍/杖の先端、青い容器の中に内包されていた黄色の石。思考・精神を司る力を持ち、人の心を操ったり、意識や潜在能力などを高い領域に上げることで精神を強化する。
リアリティ・ストーン(赤
“エーテル”と呼ばれる、真紅の液体のような不定形物質であり、唯一石の形状をとっていないストーン。現実を司って現実を歪める力を持ち、寄生した者にあらゆる物質を“暗黒物質(ダークマター)”に変えてしまう力を与える。サノスはインフィニティ・ガントレットに収めた状態でこのストーンを支配下に置き、その特性を用いて質量のある幻影を多数の人間に見せたり、相手の攻撃や行動などを歪めて別のものに変換するなどの不可思議な使用法をとる。
パワー・ストーン(紫
“オーブ”と呼ばれる網状の模様が入った金属製の特殊な球体の中に納められていた紫色の石。力を司り、使用者の身体能力を大幅に強化する。サノスはこのストーンを得ると、メインの戦力としてその力を行使し、ヒーローたちを苦しめる。
タイム・ストーン(緑
レリックの一つである“アガモットの目”に納められた緑色の石。時間を司り、時間の流れそのものを逆行・停止・進行させる力を有している。この石を入手したサノスはヴィジョンと共に破壊されたマインド・ストーンの復元に用いている。
ソウル・ストーン(橙
魂を司る力を持つ橙色の石。6つのインフィニティ・ストーンの中で最も強力かつ特別な力を持つらしいが、その力は未知数であり、未だ謎が多いストーンでもある。経緯は不明だがサノスはこのストーンが持つ能力について理解しており、タイタンでの戦いではパワー・ストーンと併用してストレンジの分身を破壊している。
インフィニティ・ガントレット
サノスが装備するインフィニティ・ストーンの力を最大限に発揮できる左手用の金色のグローブ。各指の付け根部分と手の甲に6つのストーンを収容する穴があり、収容したそれぞれのストーンの力を自在に使用できる。6つ全てのストーンを埋め込むと、ガントレットをはめた指を鳴らすだけで全宇宙の半分の生命を消すことができる。

アベンジャーズとヒーローたちの装備・ビークル

※ 本項では、本作で初登場したものを中心に記載する

アイアンマン・アーマー
本作では、トニーが装着する“マーク50 ブリーディングエッジアーマー”と、ハルクの協力を得られないブルースが装着する“マーク48 ハルクバスター・マーク2(HULKBUSTER 2.0)の2着が登場する。
F.R.I.D.A.Y.(フライデー)
アイアンマンのサポートAI。本作でもトニーを補佐するが、彼がストレンジ救出のためにQシップに乗り込んで宇宙へ上がった後は、ネットワークの回線が届かなくなり通信不能となったため、それ以降はサポートできなくなってしまう。
ストームブレイカー
本作のクライマックスからソーが入手して愛用する、死にゆく惑星“ニダベリア”の心臓で出来た大斧。かつてのソーの武器であるムジョルニアと同等の能力に加え、ビフレストを発生させる能力を備えている。
ワカンダの盾
スティーブがティ・チャラから受け取った新しい“ヴィブラニウム”製の盾。
ウォーマシン・アーマー マーク4
本作においてローディが装着するパワードスーツ。
アイアン・スパイダー・スーツ
トニーがピーターのアベンジャーズ加入に際して開発していたスパイダーマン・スーツ。
サイバネティック・アーム(ワカンダ製)
バッキーに移植された新たな左義手。
スイッチブレード
ガモーラがサノスと出会った幼少期から所有している忌わしい記憶のナイフ。
クインジェット
アベンジャーズが保有する特殊航空機。本作ではスティーブたちがアベンジャーズ・コンパウンドへの帰還時の他、ワカンダへ移動する際にも使っている。
ベネター号
ガーディアンズの新たな活動拠点及び移動手段である宇宙船。
スペース・ポッド
ベネター号に設置された脱出用小型ポッド。

その他のテクノロジー・ビークル

ステイツマン
ソーたちがアスガルドの民を率いて乗っていた大型宇宙船。地球を目指していたが、サンクチュアリIIに襲撃されてしまい、本作の冒頭の時点で半壊させられていた。最終的にサノスがパワー・ストーンの力を発揮させたことで爆散する。
ドラゴン・フライヤー
ワカンダに複数配備されている、トンボのような外観をした戦闘機。サノスの群勢との戦いに複数機投入される。
サンクチュアリII
サノスの母艦にしてブラック・オーダーの拠点となる超巨大戦艦。本作の冒頭の時点でステイツマンを攻撃した。また、ガモーラの回想にもQシップとともに登場している。
Qシップ
サンクチュアリIIに設置されているドーナツ状の大型宇宙船。劇中ではマウとカルがタイム・ストーン回収任務時に乗船していたものと、プロキシマとコーヴァスがマインド・ストーン回収任務時に乗船していたものの2隻が登場している。
マウのものは、彼の死後にトニーたちを乗せたまま自動操縦で惑星タイタンへと向かい、そのまま墜落・大破。プロキシマとコーヴァスのものは、体勢を整えた後再び地球の大気圏へと戻り、ドロップシップをワカンダへと投下させる。
アウトライダー・ドロップシップ
アウトライダーズ専用の巨大ポッド。
スラッシャー
ブラック・オーダーが投入する巨大地上用マシン。

登場種族・生物

地球人
地球の住民であるヒューマノイド型種族で、本作の登場人物の大半がこれにあたる。
ゼホベレイ
かつて惑星“ゼホベリ”の民だった、緑色の肌を持つヒューマノイド型種族。ガモーラの回想シーンに登場する。
アウトライダー
サノスが遺伝子改造の研究で生み出し、配下とする新種の戦闘生命体で、通常の“アウトライダー”と、リーダーである“ジェネラル・アウトライダー”が存在する。軍団“アウトライダーズ”を構成する。クライマックスでアベンジャーズとワカンダ軍を相手に一進一退の大決戦を展開する。

このほかにも、ガモーラの回想シーンで“リヴァイアサン”が登場している。

登場惑星・地域・施設

アメリカ合衆国
ニューヨーク州
アベンジャーズ・コンパウンド
ニューヨーク州北部にあるアベンジャーズの拠点である基地施設。本作では、ここにいるローディと合流するべく、ヴィジョンとワンダを救出して連れてきたスティーブたちも訪れている。
サンクタム・サンクトラム
ニューヨーク市にある、“サンクタム”を守護する砦として建てられた施設。現在はストレンジが主として務めている。本作では、ビフレストによって上階のオキュラスと階段を突き破る形でハルクが地球に帰還、その縁でトニーも招かれ、彼らとストレンジたちの邂逅の場となる。
アトランタ
本作のエンドロール後に登場した、ジョージア州北西部に位置する同州の最大都市。フューリーとマリアが自動車でこの市内を移動中に、サノスの仕業で街中の人々が次々と消えていき、墜落するヘリコプターがビルに激突して大破する光景を目の当たりにする。
エディンバラ
スコットランドに位置し、2年間逃亡生活を送っているワンダとヴィジョンが潜伏していた都市。2人はマウらがニューヨークを襲撃した直後の夜に、この街を離れようとしていたが、マインド・ストーンを求めて現れたプロキシマとコーヴァスの襲撃を受け、セント・ジャイルズ大聖堂エディンバラ・ウェイヴァリー駅が戦地となった。2人を救出しに参戦したスティーブ、ナターシャ、サムも訪れる。
ワカンダ
中央アフリカの小国にして超文明国。ティ・チャラが国王を務めている。本作では、スティーブの連絡を受けてアベンジャーズを入国させ、サノスの群勢を迎え撃つ決戦の地となった。

その他の惑星

ゼホベリ
かつてゼホベレイが住み、ガモーラの故郷でもあった惑星。ガモーラの幼少期にサノスの群勢の侵攻により、滅ぼされた。
ノーウェア
銀河座標“M3RD 17H17211 + 2121224”に位置する無法地帯の採掘コロニー。リアリティ・ストーンを保管しているティヴァンが居住している。
ニダベリア
アスガルドと親交がある種族“ドワーフ”たちが住み、エイトリの故郷である惑星。ソーたちは、ここを訪ねてエイトリと共にストームブレイカーを制作する。
ヴォーミア
最後のインフィニティ・ストーンであるソウル・ストーンが眠る惑星。およそ70年以上前にテッセラクト(スペース・ストーン)の力で飛ばされたシュミットがストーン・キーパーとして滞在する。
タイタン
サノスの故郷。文明も発達し緑豊かな惑星だったが、かつて人口過多と食糧難に陥ったことにより戦争が勃発し、サノスが滅びの前に虐殺を行ったことで滅亡したと、サノス自身によって語られた。
この惑星が、トニーたちとサノスの戦地となる。

物語のラスト直前にサノスによって引き起こされた、“全宇宙に存在する生命の半数が無作為に消滅する”大災害。これが発生したことにより、生命の半数が消滅したことに加えて、地球では交通事故航空事故などの二次災害が多発。消滅を免れたヒーローたちは、共に戦った戦友たちの多くが消滅したことに愕然とする。

他のMCU作品とのタイ・イン

  • 本作は『マイティ・ソー バトルロイヤル』のポスト・クレジット・シーンの直後の出来事として、ストーリーが展開される。
  • シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』での出来事で、アベンジャーズは解散状態にあることがトニーによって語られた。さらに、キャプテン・アメリカに加担したホークアイことクリント・バートンとアントマンことスコット・ラングは、家族の為に「ソコヴィア協定」を受け入れ、2年間自宅で軟禁状態にあることが、ナターシャとスティーブによって明かされた。「シビル・ウォー」後のアントマンについての詳細は、マーベル・シネマティック・ユニバース次作『アントマン&ワスプ』で描かれている。
  • ケヴィン・ファイギは、ポスト・クレジット・シーンで、消滅する直前のニック・フューリーがポケベルで救援信号を送信した相手はキャロル・ダンバースであることを明らかにしている。また、ファイギはフューリーがとった行動について「彼女の持つどんなキャラクターよりも強大な力を求めたため」であることを明言した[16]。ダンバースはマーベル・シネマティック・ユニバース次々作『キャプテン・マーベル』の主人公を務める事が既に判明しているほか、『アベンジャーズ/エンドゲーム』への登場も示唆されている。

評価

TOHOシネマズ日比谷東京ミッドタウン日比谷内)[注釈 3]のコンセッション上部に展示された宣伝看板(2018年4月14日撮影)

興行収入

世界

初週末3日間のオープニング興収が世界合計で6億4,050万$となり、『ワイルド・スピード ICE BREAK』を越えて史上最高記録となった[18]

北米

初週末3日間のオープニング興収は2億5,770万$を突破し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を超えて史上最高記録となった[18]

日本

初週末2日間のオープニング興収は6億7,200万円となり、前作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』より15.4%減少した(その一方公開三週目にして30億円を突破し、最終的には37億円を超え[19]、日本でのMCU史上最高額を記録した)。また観客動員では公開3週目の『名探偵コナン ゼロの執行人』に次ぐ第2位となった[20]

批評

Rotten Tomatoesには324件のレビューが寄せられ、支持率84%、平均7.4/10となっている。[21]。サイト側による批評家の意見の要約は「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォーは、MCUヒーローの驚異的な勢いをまだ徹底的に断ち切っており、その結果、スリリングで感情的に共鳴する大ヒットとなり、大々的な野心を実現している。」となっている[22] 。 また、IMDbのMetascoreは68となっている[23]

脚注

注釈

  1. ^ a b c d e f g h Blu-rayに収録されている音声解説より。
  2. ^ ただし、本作ではトニーとの共演シーンはない。
  3. ^ アベンジャーズ前作と前々作はTOHOシネマズ日劇有楽町マリオン内)がチェーンマスターだったが、この年(2018年)の2月4日をもって日劇が閉館したため、本作以降はTOHOシネマズ日比谷に集約された(MCU前作『ブラックパンサー』はTOHOシネマズ日本橋メインで、日比谷では未上映となっている[17])。

参考

  1. ^ D'Alessandro, Anthony (8 May 2018). “'Avengers: Infinity War’ Marches Toward $600M Profit; How The Russo Brothers Mapped Out The Marvel Hit”. Deadline Hollywood. 8 May 2018閲覧。
  2. ^ a b Avengers:Infinity War”. 2019年1月24日閲覧。
  3. ^ 2018年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟 2019年2月11日閲覧。
  4. ^ “『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー』は2部作にならず!”. シネマトゥデイ. (2016年7月30日). https://www.cinematoday.jp/news/N0084931 2018年4月6日閲覧。 
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  6. ^ “『アベンジャーズ』新作予告が史上最高再生数!キャップのヒゲ面が最も話題に”. マーベル公式. (2017年12月1日). https://www.cinematoday.jp/news/N0096580 2017年12月18日閲覧。 
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外部リンク