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ファンタスティック・フォー:銀河の危機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ファンタスティック・フォー:
銀河の危機
Fantastic Four:
Rise of the Silver Surfer
監督 ティム・ストーリー
脚本 ドン・ペイン
マーク・フロスト
原案 ジョン・ターマン
マーク・フロスト
原作 スタン・リー
ジャック・カービー
製作 アヴィ・アラド
ラルフ・ウィンター
ベルント・アイヒンガー
製作総指揮 スタン・リー
ケヴィン・ファイギ
クリス・コロンバス
マーク・ラドクリフ
マイケル・バーナサン
出演者 ヨアン・グリフィズ
ジェシカ・アルバ
クリス・エヴァンス
マイケル・チクリス
ジュリアン・マクマホン
ダグ・ジョーンズ
音楽 ジョン・オットマン
撮影 ラリー・ブランフォード
編集 ピーター・S・エリオット
ウィリアム・ホイ
マイケル・マカスカー
製作会社 20世紀フォックス
マーベル・エンターテインメント
1492ピクチャーズ
コンスタンティン・フィルム
配給 20世紀フォックス
公開

アメリカ合衆国の旗 2007年6月15日

日本の旗 2007年9月21日
上映時間 92分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $130,000,000[1]
興行収入 世界$289,047,763[1]
日本の旗9億2300万円
前作 ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]
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ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(原題: Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer)は、2007年アメリカ映画アメリカン・コミックスの『ファンタスティック・フォー』を原作とした前作『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』の続編。シルバーサーファーが最大の敵役として登場する。また、前作の敵役であるドクター・ドゥームも登場する。

あらすじ

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ある日、世界中で連続的な怪現象が発生した。日本では駿河湾が凍り付き、エジプトでは突然の吹雪。さらにロサンゼルスでは大停電が起こった。

しかし、アメリカ国民はそのニュース以上に「ファンタスティック・フォー(FF)」のビッグなカップル、リードとスーの結婚の話題で盛り上がっていた。世界各地で起こる怪現象に興味をそそられながらも、何度も事情で入籍を延期してしまったこともあり、愛するスーのために平静を装うリード。そんなリードを見かねたジョニーは、ベンと共にリードのバチェラー・パーティーを開いた。独身最後の夜を楽しむリードだったが、そんな彼に米軍のヘイガー将軍から要請が下る。怪現象が起きた場所の上空で観測された謎の閃光を調査してほしいと言うのだ。是が非でも依頼を受けたいリードだったが、その場にスーが居合わせたため、彼女に秘密で調査を進めることになった。

キャスト

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※括弧内は日本語吹き替え

その他声の出演:金子由之塾一久伊藤和晃加藤沙織MAI前島貴志水落幸子吉田裕秋日向とめ吉蓮池龍三佐々木健小柳洋子長尾雅世紗川じゅん牛越恵美三宅貴洋桜木章人

製作

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撮影現場でメイクアップするジェシカ・アルバ。

ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』の世界興行収入の3億3000万ドルに達し、20世紀フォックスは2005年12月に続編のために監督のティム・ストーリーと脚本のマーク・フロストを再び雇った[2]。脚本にはフロストの他にドン・ペインも雇われた[3]。ペインはギャラクタスが登場する「ギャラクタス・トリロジー英語版」だけでなく、ドゥームがサーファーの力を奪うコミック第57号から第60号のストーリーラインも基になっていると語った。またペインは、アルティメット・マーベルのリミテッド・シリーズ『Ultimate Extinction』からインスピレーションを得ていると述べた[4]。2007年3月2日の時点でギャラクタスのデザインは未だ行われておらず[5]、4月18日、ローレンス・フィッシュバーンがシルバーサーファーの声で雇われるまで、キャラスターが話すかどうかは不明であった[6]

映画にはファンタスティッカー英語版が登場し[7]、またケリー・ワシントン演じるアリシア・マスターズ英語版が大きな役割を果たす。また2006年6月、シルバーサーファーが「ヴィラン兼ヒーロー」で登場すると発表された[8]

ワーキング・タイトルは『Fantastic Four 2』であった。2006年8月、正式にタイトルが『Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer』となり、8月28日にバンクーバーで撮影が始まり、2007年6月15日に公開が予定された[9]マイケル・チクリスがシングを演じるために使う義肢は再設計された[10][11]

2006年8月、アンドレ・ブラウアーは本作に出演するためにテレビドラマ『ER緊急救命室』を降板した[12]。ブラウアーが演じるのはヘイガー将軍であり、ストーリー監督は「リード・リチャーズの古い友人で、映画の追加要素の一つ」と説明した[13]。9月、ジョーンズがシルバーサーファー、ジュリアン・マクマホンが再びドクター・ドゥームを演じることが報じられた[14]バクスター・ビルディング英語版は再デザインされた[4]

評価

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興行収入

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北アメリカでの公開初週末興行収入は5800万ドルであり、初登場1位であった[15]。これは前作のそれを200万ドル上回っていた[16]。2週目末には66%、3週目は54%の下落を記録した[15]。最終的に北米で1億3190万ドル、全世界で2億8900万ドルを売り上げた[1]。製作費は1億3000万ドルである[1]

批評家の反応

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Rotten Tomatoesでの支持率は167件のレビューで37%[17]Metacriticでの評価は33件で45/100であった[18]

地上波放送履歴

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回数 テレビ局 番組名 放送日 放送時間 備考
初回 日本テレビ 金曜ロードショー 2010年2月26日 21:00 - 22:54 地上波初放送
2回目 テレビ朝日 日曜洋画劇場 2011年7月31日

参考文献

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  1. ^ a b c d Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer (2007)” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2010年2月16日閲覧。
  2. ^ Michael Fleming (2005年12月4日). “Story booked solid with Fox”. Variety. https://variety.com/article/VR1117933976.html?categoryid=13&cs=1&nid=2562 2006年12月9日閲覧。 
  3. ^ Fleming, Michael; McNary, Dave (2006年5月3日). “Inside Move: Surfer may board Four. Variety. https://variety.com/article/VR1117942541.html?categoryid=1350&cs=1&query=silver+and+surfer&display=silver+surfer 2006年12月9日閲覧。 
  4. ^ a b Morse, Ben (2007年1月15日). “2007 Preview: Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer”. Wizard. 2007年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年6月13日閲覧。
  5. ^ Tim Story (2007年3月2日). “Fantastic Four 2 Set Footage & Story Comments”. Superherohype.com. https://www.superherohype.com/features/92925-fantastic-four-2-set-footage-story-comments 2007年3月2日閲覧。 
  6. ^ Pamela McClintock (2007年4月18日). “Fishburne voices Surfer”. Variety. https://variety.com/article/VR1117963368.html?categoryid=13&cs=1 2007年4月19日閲覧。 
  7. ^ Bowles, Scott (2006年11月29日). “First look: Fantasticar flows onto film”. USA Today. https://usatoday30.usatoday.com/life/movies/news/2006-11-29-fantasticar_x.htm 2020年9月11日閲覧。 
  8. ^ William Keck (2006年5月31日). “Jessica Alba plans a fantastic summer”. USA Today. https://usatoday30.usatoday.com/life/people/2006-05-31-alba_x.htm 2020年9月11日閲覧。 
  9. ^ Stax (2006年8月16日). “Fantastic New Title”. IGN. https://www.ign.com/articles/2006/08/17/fantastic-new-title 2020年9月11日閲覧。 
  10. ^ Ftopel (2007年3月12日). “Washington Waits for "Fantastic Four" Final Cut”. Rotten Tomatoes. オリジナルの2008年10月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20081007050733/http://uk.rottentomatoes.com/news/1648425/washington_waits_for_andquotfantastic_fourandquot_final_cut 2010年6月13日閲覧。 
  11. ^ Director Tim Story's DVD commentary
  12. ^ Stax (2006年8月25日). “Braugher Joins Fantastic Sequel”. IGN. https://www.ign.com/articles/2006/08/24/braugher-joins-fantastic-sequel 2020年9月11日閲覧。 
  13. ^ Stax (2006年9月6日). Fantastic Four Sequel Under Way”. IGN. https://www.ign.com/articles/2006/09/05/fantastic-four-sequel-under-way 2020年9月11日閲覧。 
  14. ^ Stax (2006年9月26日). “Weta Surfs to Fantastic Four. IGN. https://www.ign.com/articles/2006/09/25/weta-surfs-to-fantastic-four 2020年9月11日閲覧。 
  15. ^ a b Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer (2007) - Weekend Box Office”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2007年9月9日閲覧。
  16. ^ Fantastic Four (2005)”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2007年9月9日閲覧。
  17. ^ Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer - Rotten Tomatoes”. Rotten Tomatoes. June 2, 2012閲覧。
  18. ^ Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer Reviews, Ratings, Credits, and More - Metacritic”. Metacritic. June 2, 2012閲覧。

外部リンク

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