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2017年9月5日 (火) 03:33時点における版
くろき はる 黒木 華 | |||||||||||||||||||
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生年月日 | 1990年3月14日(34歳) | ||||||||||||||||||
出生地 | 日本・大阪府 | ||||||||||||||||||
身長 | 164 cm[1] | ||||||||||||||||||
血液型 | B型[1] | ||||||||||||||||||
職業 | 女優 | ||||||||||||||||||
ジャンル | 映画・ドラマ・舞台 | ||||||||||||||||||
活動期間 | 2010年 - | ||||||||||||||||||
活動内容 |
2010年:舞台デビュー 2011年:映画デビュー 2014年:映画『小さいおうち』出演 | ||||||||||||||||||
事務所 | パパドゥ | ||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||
映画 『小さいおうち』 『母と暮せば』 『舟を編む』 テレビドラマ 『純と愛』 『リーガルハイ』 『花子とアン』 『天皇の料理番』 | |||||||||||||||||||
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黒木 華(くろき はる、1990年3月14日[1][2] - )は日本の女優。大阪府出身。パパドゥ所属[1]。
名前の読みは「くろきはな」ではない。
略歴・人物
追手門学院高等学校で演劇部に所属し、1年生から主役を務めていた[3]。その後、京都造形芸術大学・芸術学部映画学科俳優コースに進学[4][5][6]。大学では林海象、東陽一らに師事して演技を学ぶ[3][7][8]。
大学在学中の2009年に野田秀樹の演劇ワークショップに参加し、オーディションに合格してNODA・MAPの公演『ザ・キャラクター』にアンサンブルとして出演してデビューした。その傍ら、著名な劇団であるYouth Theatre Japan (YTJ)に所属し、ミュージカルに出演。さらに番外公演の『表に出ろいっ!』ではヒロイン役のダブルキャストの一人として十八代目中村勘三郎らとともに舞台に立った[9]。その後もNODA・MAPのほかに阿佐ヶ谷スパイダースなどの舞台に出演している。
2011年には『東京オアシス』にメインキャストとして映画初出演した。2012年には『おおかみこどもの雨と雪』で声優初挑戦、2013年には連続テレビ小説『純と愛』、『リーガルハイ』第2シリーズなどのテレビドラマでレギュラー出演し、映画でも初主演(ダブル主演)した『シャニダールの花』や『舟を編む』での演技が評価され、キネマ旬報ベストテンや日本アカデミー賞など、日本の主要映画賞で計7つの新人賞を受賞した。
2014年には『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞。日本の女優では左幸子、田中絹代、寺島しのぶに次いで史上4人目であり、23歳での受賞は日本人最年少である[10][11]。映画祭の総評では「(黒木の)演技力は群を抜いていた。」と評された[12]。銀熊賞受賞に際しては、内閣官房長官の菅義偉(当時)も祝意を示した[13]。同作では第38回日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞も受賞。また、その年最も活躍し将来の活躍が期待できる俳優に贈られるエランドール賞新人賞も受賞した。
映像外部リンク | |
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『幕が上がる』映画予告編 - YouTube 冒頭で灰皿を投げつける先生役を演じている。 |
2015年2月28日公開の『幕が上がる』(監督:本広克行)では黒木が高校・大学と演劇に没頭し、舞台役者としてプロのキャリアをスタートしたことから演劇部の顧問役としてキャスティングされた。作品中では弱小演劇部の運命を一転させる重要な役回りを演じており、映画評論家の清水節らがその存在感を高く評価している[14]。
2015年12月12日公開の『母と暮せば』で、第39回日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞を受賞。前年に続いての「連覇」となった[15]。2年連続の最優秀助演女優賞受賞は、第32, 33回に連続受賞した余貴美子以来6年ぶり、史上2人目の快挙である。
人物像として「昭和的」「純日本的」なイメージであると評されることがある[16]。岩井俊二はCMの演出を手掛けた際に黒木を評して「文学的な香りがする女優」と語っている[17]。
2016年4月スタートの『重版出来!』で連続ドラマ初主演[18]。同年秋には第29回東京国際映画祭のフェスティバル・ミューズを務める[19]。
出演
映画
- MADE IN JAPAN 〜こらッ!〜(2011年10月1日、北白川派 / マジックアワー / 京都造形芸術大学映画学科)[20]
- 東京オアシス(2011年10月22日、スールキートス) - ヤスコ 役
- BUNGO〜ささやかな欲望〜 告白する紳士たち 「握った手」(2012年9月29日、角川映画) - 綾子 役
- 草原の椅子(2013年2月23日、東映) - 遠間弥生 役
- 舟を編む(2013年4月13日、松竹 / アスミック・エース) - 岸辺みどり 役
- シャニダールの花(2013年7月20日、ファントム・フィルム) - 主演・美月響子 役(綾野剛とのW主演)[21]
- くじけないで(2013年11月16日、松竹) - 柴田静子(青年期) 役
- 小さいおうち(2014年1月25日、松竹) - 布宮タキ 役
- 銀の匙 Silver Spoon(2014年3月7日、東宝) - 南九条あやめ 役[22]
- 繕い裁つ人(2015年1月31日、ギャガ) - 葉子 役
- 幕が上がる(2015年2月28日、ティ・ジョイ) - 吉岡美佐子 役[23]
- ソロモンの偽証(松竹) - 森内恵美子 役[24]
- 前篇・事件(2015年3月7日)
- 後篇・裁判(2015年4月11日)
- 母と暮せば(2015年12月12日、松竹) - 佐多町子 役[25]
- リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年3月26日[注 1]、東映) - 主演・皆川七海 役[27]
- エミアビのはじまりとはじまり(2016年9月3日、ビターズ・エンド) - 夏海 役[28]
- 永い言い訳(2016年10月16日、アスミック・エース) - 福永 役[29]
- 海賊と呼ばれた男(2016年12月10日、東宝)
- ちょっと今から仕事やめてくる(2017年5月27日、東宝) - 五十嵐美紀 役[30]
- 海辺のリア(2017年6月3日、東京テアトル) - 伸子 役[31]
- 散り椿(2018年公開予定) - 坂下里美 役[32]
テレビドラマ
- 連続テレビ小説(NHK)
- 純と愛 第1話 - 第76話・第148話 - 第149話(2012年10月1日 - 12月27日・2013年3月27日 - 28日) - 田辺千香 役[33]
- 花子とアン 第4週 - 最終週(2014年4月24日 - 9月27日) - 安東かよ 役
- スピンオフスペシャル 朝市の嫁さん(2014年10月18日、NHK BSプレミアム)
- 大河ドラマ (NHK)
- まほろ駅前番外地 第8話(2013年3月1日、テレビ東京) - 宮本由香里 役
- リーガルハイ(2013年10月9日 - 12月18日、フジテレビ) - 本田ジェーン 役
- 世にも奇妙な物語'13 秋の特別編 「ある日、爆弾がおちてきて」(2013年10月12日、フジテレビ) - 永峰はるか / パルカ 役[34]
- グーグーだって猫である(2014年10月18日 - 11月8日、WOWOW) - ミナミ 役
- グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-(2016年6月11日 - 7月16日)
- オリエント急行殺人事件(2014年1月11日 - 12日、フジテレビ) - 三木小百合 役[35][36]
- 天皇の料理番(2015年4月26日 - 、TBS) - 高浜俊子 役[37]
- 重版出来!(2016年4月 - 6月、TBS) - 主演・黒沢心 役[18]
- みをつくし料理帖(2017年5月13日 - 、NHK) - 主演・澪 役[38]
劇場アニメ
- おおかみこどもの雨と雪(2012年7月21日、東宝) - 雪(少女期) 役[39]
- 花とアリス殺人事件(2015年2月20日公開、ティ・ジョイ) - 萩野里美 役[40][41]
- バケモノの子(2015年7月11日公開、東宝) - 一郎彦(少年期) 役[42]
舞台
- ザ・キャラクター(2010年6月20日 - 8月8日、NODA MAP、東京芸術劇場)[43]
- 表に出ろいっ!(2010年9月5日 - 28日、NODA MAP、東京芸術劇場) - 娘 役(太田緑ロランスとのWキャスト)[44]
- 南へ(2011年2月10日 - 3月31日、NODA MAP、東京芸術劇場) - あまねに似た少女 役[45]
- 荒野に立つ(2011年7月14日 - 8月12日、阿佐ヶ谷スパイダースPRESENTS、東京 / 地方) - 田端 役[46]
- あゝ、荒野(2011年10月29日 - 12月2日、蜷川幸雄演出、埼玉 / 東京) - 芳子 役[47]
- 飛龍伝(2013年1月23日 - 27日、ゴーチ・ブラザーズ、本多劇場) - 主演・神林美智子 役(玉置玲央とのW主演)[48][49]
- SEMINAR セミナー(2013年12月13日 - 29日、栗山民也演出、東京 / 兵庫) - ケイト 役
- 赤鬼(2014年6月4日 - 15日、青山円劇カウンシルファイナル、青山円形劇場) - 主演・あの女 役[50][51]
- 書く女(2016年1月21日 - 31日、二兎社、世田谷パブリックシアター) - 主演・樋口一葉 役[2][52]
- お勢登場(2017年2月10日 - 26日、東京・シアタートラム / 3月1日、福岡・福岡市民会館 / 3月4日・5日、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ) - 主演[53][54]
テレビ番組
- 岩井俊二映画祭presents マイリトル映画祭(2012年3月4日 - 、BS日本映画専門チャンネル)
CM
- 日本映画衛星放送 BS日本映画専門チャンネル(2012年)
- SUNTORY
- ウイスキー角瓶(2012年)
- サントリーオールフリー(2014年2月 - )
- オールフリー コラーゲン(2015年)[55]
- SMBC日興証券 NISA(2012年)
- ダノンジャパン ダノンオイコス「脂肪0 ストロベリー」篇(2015年)[56]
- トヨタ自動車「TNGA STORY」(2015年) - 長野 役[57]
- 資生堂「TSUBAKI」(2016年)[58]
- NTTドコモ「Mr.Children&docomo 25周年」- 母 役(2017年7月 - )
その他
- 第29回東京国際映画祭 フェスティバル・ミューズ(2016年)
書籍
写真集
- 黒木華写真集 映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』より(2016年6月、リトルモア、ISBN 978-4898154427)[59]
受賞歴
- 2013年
- 第5回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞(『シャニダールの花』『舟を編む』『草原の椅子』)[60]
- 第26回日刊スポーツ映画大賞 新人賞(『舟を編む』『草原の椅子』ほか)
- 第87回キネマ旬報ベスト・テン 新人女優賞(『舟を編む』『シャニダールの花』『草原の椅子』『まほろ駅前番外地』『くじけないで』)
- 第35回ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞(『舟を編む』『シャニダールの花』『草原の椅子』『くじけないで』)
- 第37回日本アカデミー賞 新人俳優賞(『舟を編む』『草原の椅子』)[61]
- 第56回ブルーリボン賞 新人賞(『草原の椅子』『舟を編む』『シャニダールの花』)[62]
- 第23回東京スポーツ映画大賞 新人賞(『舟を編む』『草原の椅子』)[63]
- 第23回日本映画批評家大賞 新人賞(『草原の椅子』)
- 2014年
- 第64回ベルリン国際映画祭 最優秀女優賞(銀熊賞、『小さいおうち』)
- 平成26年度京都府あけぼの賞[64][65]
- 第38回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞(『小さいおうち』)[66]
- 2015年
- 第39回エランドール賞 新人賞[67]
- 第85回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演女優賞(『天皇の料理番』)[68]
- 東京ドラマアウォード2015 主演女優賞(『天皇の料理番』)[69]
- 第39回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞(『母と暮せば』)ザ・テレビジョン 第89回ドラマアカデミー賞 主演女優賞
- 第89回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞(『母と暮せば』『幕が上がる』『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』)
- 2016年
- 第89回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞(『重版出来!』)[70]
- エル シネマ大賞 2016 ベストアクトレス賞 [71]
- 第26回日本映画プロフェッショナル大賞 主演女優賞(『リップヴァンウィンクルの花嫁』)[72]
脚注
注釈
出典
- ^ a b c d Web版TVスター名鑑 黒木華(2012年4月17日時点のアーカイブ)
- ^ a b 岩根彰子「黒木華の頭抜けた演技力はこうして生まれた」『GALAC』2015年11月号、KADOKAWA、2015年、2015年12月11日閲覧。
- ^ a b 大学時代の恩師・林海象監督も祝福「これで世界の女優になる」(2014年2月18日)、スポニチアネックス、2014年2月18日閲覧。
- ^ “京都造形芸術大学、京都文芸復興を掲げ、 - NR「正しく生きる」クランクイン(最終版)” (PDF). 京都造形芸術大学 (2013年2月1日). 2013年11月2日閲覧。
- ^ “【来る年・来る娘】黒木華”. SANSPO.COM. 産経新聞社 (2011年1月9日). 2011年12月15日閲覧。
- ^ “黒木華-出演者-野田地図”. NODA・MAP. 2011年12月15日閲覧。
- ^ 近況などなど、2010年9月13日、林海象ブログ、2012年11月22日参照。
- ^ 3回生東ゼミ作品「女子」+「男子」上映会、2010年12月17日、映画学科ブログ(京都造形芸術大学)、2012年11月22日参照。
- ^ “NODA・MAP「表に出ろいっ!」ヒロインオーディション”. NODA・MAP. 2013年11月2日閲覧。
- ^ 山田洋次監督「小さいおうち」の黒木華に女優賞…ベルリン国際映画祭(2014年2月16日)、スポーツ報知、2014年2月16日閲覧。
- ^ 『小さいおうち』黒木華、最年少で銀熊賞!「山田洋次監督のおかげ」と感謝(2014年2月17日)、マイナビニュース、2015年3月9日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2015年3月下旬号
- ^ 黒木華さんに祝意=菅官房長官(2014年2月17日)、時事ドットコム、2014年2月18日閲覧。
- ^ “『幕が上がる』 映画短評”. シネマトゥデイ 2015年2月27日閲覧。
- ^ “黒木華、最優秀助演女優賞“連覇””. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2016年3月4日) 2016年3月4日閲覧。
- ^ ““昭和的な女性”を自然に演じる若手女優・黒木華”. ORICON 2015年2月27日閲覧。
- ^ “黒木華&刈谷友衣子、リモコンを手にシュールな演技”. MSN産経ニュース. マイクロソフト (2012年2月29日). 2012年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月31日閲覧。
- ^ a b “黒木華が連ドラ初主演!漫画編集者で「一本」とる”. SANSPO.COM (株式会社 産経デジタル). (2016年2月3日) 3016年2月3日閲覧。
- ^ “東京国際映画祭全ラインナップ発表、特集控える細田守「未来の映画について話したい」”. 映画ナタリー. (2016年9月26日) 2016年10月13日閲覧。
- ^ 黒木の母校も歓喜 恩師は教え子の快挙で「生きる事にした」(2014年2月17日)、スポニチアネックス、2014年2月18日閲覧。
- ^ “綾野剛&黒木華、石井岳龍監督「シャニダールの花」にW主演”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2012年11月3日) 2017年5月24日閲覧。
- ^ CINRA.NET (2013年8月7日). “荒川弘の漫画『銀の匙 Silver Spoon』が実写映画化、八軒役はSexy Zone中島健人”. 2013年8月19日閲覧。
- ^ サンケイスポーツ (2014年11月5日). “ももクロ映画、黒木華ら豪華共演陣!舞台版は構成などアレンジ”. 2014年11月5日閲覧。
- ^ シネマトゥデイ (2014年8月8日). “宮部みゆき『ソロモンの偽証』主演は1万人から選ばれた素人!蔵之介×夏川×永作×小日向×黒木×尾野と共演”. 2014年11月5日閲覧。
- ^ 映画.com (2014年12月17日). “山田洋次監督84本目の最新作は吉永小百合主演!二宮和也&黒木華も意欲満々”. 2014年12月18日閲覧。
- ^ “岩井俊二監督新作 アジア先行公開!黒木華が主演”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2015年12月24日) 2015年12月24日閲覧。
- ^ “岩井俊二×黒木華「リップヴァンウィンクルの花嫁」、綾野剛やCoccoらも出演”. 映画ナタリー (2015年11月19日). 2015年11月19日閲覧。
- ^ “渡辺謙作8年ぶりの監督作は森岡龍&前野朋哉主演!黒木華&新井浩文も参戦”. 映画.com (2015年11月24日). 2015年11月24日閲覧。
- ^ “西川美和監督×本木雅弘「永い言い訳」に池松壮亮、黒木華、山田真歩らが出演!”. 映画.com. (2016年3月18日) 2016年3月18日閲覧。
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