「東信地方」の版間の差分
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北を[[浅間山]]([[関東山地]])に、南を[[八ヶ岳]]に、東を[[碓氷峠]](関東山地)に、西を[[和田峠 (長野県)|和田峠]](北八ヶ岳、美ヶ原)に挟まれた地方である。 |
北を[[浅間山]]([[関東山地]])に、南を[[八ヶ岳]]に、東を[[碓氷峠]](関東山地)に、西を[[和田峠 (長野県)|和田峠]](北八ヶ岳、美ヶ原)に挟まれた地方である。 |
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[[上信越自動車道]]・[[国道18号]]・[[北陸新幹線]]の沿線であり、佐久地方では、[[中部横断自動車道]]の整備が進められている。[[水系]]は、佐久地方のいくつかの市町村に[[太平洋]]側の地域があるが、その他の地域は[[日本海]]側に属する。気候については、殆どの地域で[[内陸性気候]]を呈しているが、一部地域は[[日本海側気候]]で[[豪雪地帯]]となっている。それ以外の地域は[[中央高地式気候]]で、全国的に見ても年間[[降水量]]は少なく、軽井沢、野辺山などの高原地帯では寒さが厳しい<ref>[http://web.archive.org/web/20070521205954/http://www.hrr.mlit.go.jp/omachi/wind/issue/16.htm 第16号 長野県の雨] 国土交通省大町ダム 平成14年7月(2007年5月21日時点の[[インターネット |
[[上信越自動車道]]・[[国道18号]]・[[北陸新幹線]]の沿線であり、佐久地方では、[[中部横断自動車道]]の整備が進められている。[[水系]]は、佐久地方のいくつかの市町村に[[太平洋]]側の地域があるが、その他の地域は[[日本海]]側に属する。気候については、殆どの地域で[[内陸性気候]]を呈しているが、一部地域は[[日本海側気候]]で[[豪雪地帯]]となっている。それ以外の地域は[[中央高地式気候]]で、全国的に見ても年間[[降水量]]は少なく、軽井沢、野辺山などの高原地帯では寒さが厳しい<ref>[http://web.archive.org/web/20070521205954/http://www.hrr.mlit.go.jp/omachi/wind/issue/16.htm 第16号 長野県の雨] 国土交通省大町ダム 平成14年7月(2007年5月21日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])</ref>。 |
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=== 地形 === |
=== 地形 === |
2017年9月4日 (月) 18:20時点における版
東信地方のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中部地方、中央高地、甲信越地方 |
面積 | 2,476.96 km2 |
総人口 | 419,240人 (2007年3月31日) |
東信地方(とうしんちほう)とは、長野県の東部を指す。千曲川(信濃川)の流域で、東信州(ひがししんしゅう)や上田・佐久地方(うえださくちほう)と呼ばれることもある。
地理
北を浅間山(関東山地)に、南を八ヶ岳に、東を碓氷峠(関東山地)に、西を和田峠(北八ヶ岳、美ヶ原)に挟まれた地方である。
上信越自動車道・国道18号・北陸新幹線の沿線であり、佐久地方では、中部横断自動車道の整備が進められている。水系は、佐久地方のいくつかの市町村に太平洋側の地域があるが、その他の地域は日本海側に属する。気候については、殆どの地域で内陸性気候を呈しているが、一部地域は日本海側気候で豪雪地帯となっている。それ以外の地域は中央高地式気候で、全国的に見ても年間降水量は少なく、軽井沢、野辺山などの高原地帯では寒さが厳しい[1]。
地形
- 山:浅間山、八ヶ岳、蓼科山
- 峠:碓氷峠、和田峠、十石峠
- 川:千曲川
- 温泉:別所温泉、鹿教湯温泉
- 盆地:佐久盆地(佐久平)、上田盆地(上田平・塩田平)
- 高原:野辺山高原、湯の丸高原、菅平高原、高峰高原、軽井沢高原
地域
※ 市町村合併により、各地域が必ずしも自治体単位となっていない場合がある。
- 中心都市は上田市。ほか東御市、小県郡が含まれる。
- 東御市については、旧東部町地域のみが含まれるとする場合がある。
- しなの鉄道線・国道18号の沿線。
- 国道144号沿線であることから、上田市(旧真田町)は隣接する群馬県吾妻郡(嬬恋村、長野原町)の都市圏でもある。
- 江戸時代初期までは、「十勇士」で有名な真田氏の地盤であった。真田氏が去った後は上田藩の領土となったが、代表的な藩主は仙石氏であった。
- 別所温泉はこの地域に位置する。北条氏ゆかりの地であり「信州の鎌倉」とも呼ばれる地域である。
- しなの鉄道線・国道18号の沿線で、中心都市の小諸市から小海線・国道141号が分岐する。
- 浅間山の南麓に位置しており、避暑地として有名な軽井沢や、島崎藤村所縁の地・小諸といった観光地を抱える。碓氷峠や浅間山を越えた群馬県との繋がりも深い。
- 小海線・国道141号の沿線。また、国道254号で群馬県とも接続している。
- 佐久市は、北佐久地域と南佐久地域に跨がった位置にあるが、地域としては南佐久地域に分けられることが多い。
- 南部には野辺山高原が広がっており、レタスなど高原野菜の栽培で有名である。特に南部は、隣接している山梨県との交流もある。
都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷
東信地方における都市雇用圏(10% 通勤圏)。一般的な都市圏の定義については都市圏を参照のこと。
- 10% 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。
自治体 ('80) |
1980年 | 1990年 | 1995年 | 2000年 | 2005年 | 2010年 | 自治体 (現在) |
地域 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
坂城町 | 上田 都市圏 20万5775人 |
上田 都市圏 21万6017人 |
上田 都市圏 22万1386人 |
上田 都市圏 22万7062人 |
上田 都市圏 22万3463人 |
上田 都市圏 21万7412人 |
坂城町 | 長野 |
上田市 | 上田市 | 上小 | ||||||
丸子町 | ||||||||
真田町 | ||||||||
武石村 | ||||||||
青木村 | 青木村 | |||||||
東部町 | 東御市 | |||||||
長門町 | 長和町 | |||||||
和田村 | - | - | - | |||||
北御牧村 | - | - | - | - | 東御市 | |||
軽井沢町 | - | - | - | - | - | - | 軽井沢町 | 佐久 |
立科町 | - | - | - | - | 佐久 都市圏 18万9058人 |
佐久 都市圏 18万6206人 |
立科町 | |
御代田町 | - | - | - | 佐久 都市圏 16万2355人 |
御代田町 | |||
小諸市 | 小諸 都市圏 4万8346人 |
小諸 都市圏 4万4888人 |
小諸 都市圏 4万5711人 |
小諸市 | ||||
浅科村 | - | 佐久 都市圏 10万0597人 |
佐久市 | |||||
佐久市 | 佐久 都市圏 8万7797人 |
佐久 都市圏 9万8348人 | ||||||
臼田町 | ||||||||
佐久町 | 佐久穂町 | |||||||
八千穂村 | ||||||||
望月町 | - | - | - | - | 佐久市 | |||
小海町 | - | - | - | - | 小海町 | |||
南相木村 | - | - | - | - | 南相木村 | |||
北相木村 | - | - | - | - | 北相木村 | |||
川上村 | - | - | - | - | - | - | 川上村 | |
南牧村 | - | - | - | - | - | - | 南牧村 |
- 2004年4月1日 - 東部町、北御牧村が新設合併し、東御市が発足。旧北御牧村地域が佐久地域から上小地域へ移行。
- 2005年3月20日 - 佐久町、八千穂村が新設合併し、佐久穂町が発足。
- 2005年4月1日 - 佐久市、臼田町、望月町、浅科村が新設合併し、佐久市が発足。
- 2005年10月1日 - 長門町、和田村が新設合併し、長和町が発足。
- 2006年3月6日 - 上田市、丸子町、真田町、武石村が新設合併し、上田市が発足。
都市圏(国土交通省)
国土交通省が基準として定めている都市圏では2000年現在で以下の市町村が含まれる。
- 上田市都市圏
昼夜間人口比
2010年国勢調査によれば、昼夜間人口比が100%を超え、流入超過となっている自治体は軽井沢町(117.8%)、南牧村(108.0%)、小海町(103.3%)、上田市(102.5%)となっている。
生活圏間流動
国土交通省の「全国幹線旅客純流動調査」の生活圏間流動において、上田を出発地とする目的地は以下のようになっている。ただし、同調査では同じ都道府県内の生活圏へのデータがないため、それらを除く。
順 | 目的地 | 万人/年 |
1 | 前橋・高崎 | 224.0 |
2 | 東京23区 | 152.1 |
3 | 渋川・吾妻 | 141.1 |
4 | 浦和 | 67.9 |
5 | 多摩 | 60.9 |
6 | 川越 | 58.8 |
7 | 峡北 | 47.2 |
8 | 相模原 | 42.2 |
9 | 横浜 | 39.6 |
10 | 船橋 | 39.5 |
交通
佐久地方は、国道18号を北上した日本海側(北信地方、上越地方)と、碓氷峠を越えた群馬県との繋がりが深い。
又、宇都宮~高崎~小諸~山梨県(韮崎・甲府)~駿河湾岸(清水・富士)を結ぶ、碓氷峠・千曲川・富士川ルートが、東京とその近辺で災害や渋滞が起こった際の「迂回路」として機能している。かつては、清水と直江津の間で小中学生の交流会が開かれており、この清水⇔直江津を往復する際には、佐久地方を経由するルートが利用された。
交通史
戦国時代までは東山道の沿線として、江戸時代には中山道の沿線として発展した。戦国時代までの東山道は、松本から上田を経て碓氷峠に抜けるルートであった。一方で、江戸時代の中山道は、塩尻から和田峠を経て碓氷峠に抜けるルートとなっており、追分宿(軽井沢郊外)に、中山道と北国街道の分岐点が設けられた。
しかし、明治の鉄道敷設期には、追分宿と下諏訪宿を結ぶ中山道(国道142号)の沿線には、鉄道が敷設されなかった。それ以来、佐久地方の交通網は、関東と近畿を結ぶ内陸ルートの性格は失われ、関東と日本海側を結ぶルート(国道18号、JR信越本線、上信越道、北陸新幹線)という性格が濃くなっている。
鉄道
道路
タクシー
- 佐久交通圏
- 佐久市A - 佐久市(佐久地区)
- 小諸市 - 市域に同じ
- 北佐久郡A -軽井沢町、御代田町
- 佐久市B - 佐久市(臼田地区)
- 佐久市C - 佐久市(望月地区・浅科地区)
- 上田市A - 上田市(上田地区)
- 上田市B - 上田市(丸子地区・真田地区・武石地区)
- 東御市A - 東御市(東部地区)
- 東御市B - 東御市(北御牧地区)
- 北佐久郡B - 立科町
- 南佐久郡 - 郡域に同じ
- 小県郡 - 郡域に同じ
メディア
- 新聞
- 東信ジャーナル
- ラジオ局
脚注
- ^ 第16号 長野県の雨 国土交通省大町ダム 平成14年7月(2007年5月21日時点のアーカイブ)