「AKIRA (漫画)」の版間の差分
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21世紀初頭から実写映画化に関する報道が出ており<ref>web上だと[[2002年]]には実写化の報道があったことが確認出来る。{{cite news|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0001719|title= 「AKIRA」、実写映画化決定|publisher=[[シネマトゥディ]]|date=2002-04-16|accessdate=2010-02-13}}</ref>、それから十数年経過したが、未だに正式なスタッフ・キャストやストーリーについて公式に発表されたことはない。下記はコレまでに各種報道で示唆された情報。 |
21世紀初頭から実写映画化に関する報道が出ており<ref>web上だと[[2002年]]には実写化の報道があったことが確認出来る。{{cite news|url=http://www.cinematoday.jp/page/N0001719|title= 「AKIRA」、実写映画化決定|publisher=[[シネマトゥディ]]|date=2002-04-16|accessdate=2010-02-13}}</ref>、それから十数年経過したが、未だに正式なスタッフ・キャストやストーリーについて公式に発表されたことはない。下記はコレまでに各種報道で示唆された情報。 |
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* [[2008年]] - 具体的な監督名や公開時期が報じられ始める<ref>[http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/02/23/05.html 「AKIRA」ハリウッドで実写版] [[スポーツニッポン]] 2008年2月23日<br />※現在は掲載期間終了につき、[[インターネット |
* [[2008年]] - 具体的な監督名や公開時期が報じられ始める<ref>[http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/02/23/05.html 「AKIRA」ハリウッドで実写版] [[スポーツニッポン]] 2008年2月23日<br />※現在は掲載期間終了につき、[[インターネットアーカイブ|Internet Archive Wayback Machine]]内に納められたキャッシュ先[http://web.archive.org/web/20080620074732/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/02/23/05.html]から閲覧されたし。</ref>。この時、監督にはルアエリ(ライリー)・ロビンソンを起用、製作の一人に[[レオナルド・ディカプリオ]]も加わり[[ワーナー・ブラザース]]配給で2009年夏に公開予定とされた。しかし製作は難航し、一時期は製作中止とも報道されてしまう<ref>[http://www.cinematoday.jp/page/N0018461 ディカプリオのプロデュースによる実写映画版「AKIRA」は中止か?] シネマトゥデイ 2009年6月15日</ref>(この時点でルアエリは監督降板) |
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2017年9月4日 (月) 14:52時点における版
AKIRA | |||
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ジャンル | SF・青年漫画 | ||
漫画 | |||
作者 | 大友克洋 | ||
出版社 | 講談社 | ||
| |||
掲載誌 | 週刊ヤングマガジン | ||
発表期間 | 1982年 - 1990年 | ||
巻数 | 全6巻 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画 | ||
ポータル | 漫画 |
Template:漫画 は 廃止されました |
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『AKIRA』(アキラ)は、大友克洋による日本の漫画。講談社発行の漫画雑誌『週刊ヤングマガジン』で連載。アニメ映画化(1988年)、ゲーム化もされた。題字は平田弘史が担当した。
概説
超能力による戦闘や恐怖、近未来の巨大都市の荒廃した有様やその崩壊を描いたSFコミックであり、漫画・映画共に大ヒットした。大友は、本作に80年代コミックの必要要素である、不良少年とバイク、友情、恋愛、サイバーパンク、戦いといったものを全て詰め込んだという。
『週刊ヤングマガジン』にて、1982年12月20日号から1990年6月25日号にかけて連載[1]。途中、アニメ制作による中断あり。全120話。
1984年(昭和59年)度、第8回講談社漫画賞一般部門受賞。
2002年、アイズナー賞最優秀国際アーカイブプロジェクト部門および最優秀国際作品部門を受賞。また、それ以前の1992年にオールカラー国際版AKIRAが最優秀彩色部門を受賞している。
2015年現在、実写映画化が進行中。詳細は実写版映画の項を参照。
ストーリー
1982年、関東地方で「新型爆弾」が炸裂し、東京は崩壊。これが世界大戦のきっかけとなり、世界は荒廃していった。
1巻(鉄雄)
2019年。東京湾上には、超高層建築物が林立する新首都「ネオ東京」が建設されており、その繁栄は爛熟の極に達していたが、反政府デモ隊と警察が衝突し、反政府ゲリラと軍部が暗闘を繰り広げる騒然とした状態が続いていた。いまだ再建されていない「旧市街」(かつての東京)でも2020年の東京オリンピック開催を機に[2]、都市再開発が進められようとしていた。主人公である訓練校生・金田正太郎率いる暴走族の少年たちは、ネオ東京の外の旧市街へと続く遺棄されたハイウェイに入り込んで疾走していたが、「爆心地」付近で謎の白髪の少年と遭遇する。彼は軍(アーミー)の超能力研究機関から、反政府ゲリラによって連れ出された超能力者タカシ(26号)であった。
暴走族メンバー・島鉄雄は、突然現れたタカシを避けきれず彼(正確にはタカシの超能力で作られた障壁)に衝突し、重傷を負ってしまう。鉄雄はタカシと共に軍の研究機関に連れ去られて入院したが、事故をきっかけとして鉄雄の中に超能力が目覚めはじめたことが確認される。退院後、金田の前に戻ってきた鉄雄は、もはや以前のようなおとなしく気の弱い少年ではなく、狂暴な性格に変貌していた。金田は軍によるゲリラの追跡騒ぎの最中に、超能力研究の秘密を追う反政府ゲリラのメンバーである竜とケイの二人と知り合い、一時的にケイと協力して鉄雄の行方を追う。
鉄雄は、金田たちとは敵対している暴走族・クラウンに乗り込み、リーダーのジョーカーを屈服させて新たなリーダーに納まり、他の暴走族への攻撃を開始した。金田はクラウンに対して、他の暴走族も糾合して反撃を試みる。ネオ東京の路上を舞台に暴走族同士の大規模な抗争が起こるが、金田たちは鉄雄一人の前に完敗する。鉄雄はかつての暴走族仲間であった山形を惨殺し、以前から劣等感の対象であった金田にも敵意をむき出しにする。そこへ軍の部隊が現れ、ヘリコプターから敷島大佐が降り立つ。大佐は、超能力発現にともなう頭痛に苦しむ鉄雄にある特殊な薬物の提供を呼びかけ、鉄雄を「41号」と呼んで自らの研究に招き入れる。
2巻(アキラ I)
暴走族の抗争は軍により制圧され、鉄雄、金田、ケイらは大佐によって軍の研究機関「ラボ」が入る超高層ビルに連行される。そこにはタカシ、キヨコ(25号)、マサル(27号)という、先の世界大戦以前の日本国家の超能力研究極秘プロジェクトで超能力を開発された、老人のような顔をした子供たち「ナンバーズ」も住まわされていた。薬物を投与されながら能力を開花させつつあった鉄雄は、超能力研究の核心にある「アキラ」(28号)に強い関心を持つ。かつてナンバーズの子供たちの仲間であったアキラは、30年近くに渡って軍が巨費を投じ封印し続けている、謎の存在だった。一方ラボを訪れた大佐に対して、予知能力を持つキヨコは、アキラの目覚めとネオ東京の崩壊が間もなく起こることを告げる。
キヨコはケイを超能力で操り、鉄雄を殺害しようとするが、鉄雄はラボを脱走して旧市街に向かい、爆心地に建設中のオリンピックスタジアムの地下にある軍研究施設を襲撃する。追ってきた大佐らの説得に耳を貸さず、鉄雄は絶対零度で冷凍封印されていた少年アキラを連れ出してしまう。アキラが外へ出たことを知った大佐はネオ東京に非常事態宣言を発令し、軍事衛星「SOL」を使って地上へのレーザー攻撃を試みる。鉄雄は攻撃で片腕を失い行方不明になったが、アキラはラボを脱出したケイと金田によって保護され、ゲリラの一員であるチヨコのネオ東京の家へかくまわれた。爆心地の地下に冷凍封印施設があったことから、ケイらは東京を破壊したのは本当は新型爆弾ではなく、アキラの力だったと知ることになる。
3巻(アキラ II)
連れ出されたアキラをめぐって、アキラを特別な存在と考えるミヤコの教団、および、アキラを取り返そうとする軍との争奪戦が始まる。ケイたちからアキラを預かった野党党首の根津は、支援者であるミヤコを裏切り、部下であるゲリラも切り捨て、自らの政治的野望のためにアキラを利用しようとするが、ケイや竜、チヨコ、金田らは逃げ延び、アキラを根津の元から誘拐する。一方、非常事態宣言発令に伴う大混乱の責任を政府に問い詰められていた大佐は、アキラ行方不明という非常事態に際しても与野党の醜い政争が続く現状に業を煮やしクーデターを決行。戒厳令をネオ東京に敷いて軍の大部隊を出動させ、アキラを捜索する。
根津の私兵、ミヤコの教団が独自に開発した超能力者、軍、金田たちによるアキラ争奪戦は早朝の運河で金田らが軍に追い詰められたことで幕を閉じる。大佐の連れてきたナンバーズの子供たちが再会のためにアキラの回りに集まるが、廃屋からアキラの頭を撃とうとした根津の弾丸はタカシに命中してしまう。ナンバーズやアキラたちの脳内にショックが走り、やがてアキラは37年前に東京を壊滅させた能力を解放した。アキラを中心に光が発生し、巨大な爆発によってネオ東京は吹き飛ばされ、建物も地盤も海中へと崩れ落ちる。ケイや大佐らはナンバーズの子供たちによる瞬間移動で助けられたものの、金田は光に飲み込まれて行方不明になる。
ネオ東京崩壊後、一人新たな爆心地にいたアキラの前に、SOLによる攻撃を生き延びていた鉄雄が現われる。
4巻(ケイ I)
廃墟となったネオ東京は政府や軍によるコントロールが失われ、完全な無政府状態と化していた。ワシントンからの工作員が日本へ上陸する中、鉄雄はアキラを「大覚」に祭り上げて被災者を集め、「大東京帝国」という一大勢力を築き上げる。外部からの接触を拒み、孤立した集団の支配者となった鉄雄は、被災者への食料に薬物を混ぜ、帝国の構成員にも薬物を投与して能力者を育てようとしていた。一方でミヤコの教団は被災者に食糧や超能力による治癒を与えてもう一つの勢力を築いており、ケイらゲリラの生き残りも、薬物欠乏に苦しむナンバーズらとともに教団へと身を寄せた。鉄雄はやがて、薬物でも自らの力を抑えられないようになっていく。
ネオ東京の廃墟では、切り札であるSOLの発射ボタンを持ってアキラと鉄雄を自らの手で抹殺しようとする大佐、アキラを抹殺するため特殊部隊を率いて上陸したジョージ山田率いるアメリカ海兵隊、ゲリラの生き残りである竜のグループ、鉄雄に遺恨を持つ元クラウンのリーダー・ジョーカーと金田や鉄雄らの仲間であった甲斐らが結成したグループらが、それぞれ大東京帝国へと迫る。
鉄雄は「隊長」が集めてきた少女たちに致死量の薬物を与えて興奮させ、破滅的なセックスに耽溺する。一人の少女が薬物を家族に持ち帰るために飲まなかったため生き残り、鉄雄はその少女・カオリを侍女とし、次第に彼女に依存していく。鉄雄は、がれきを二重らせんの形に浮上させて遊ぶだけで一言も発しないアキラをいぶかしむが、アキラの心の中を覗いてしまい激しいショックを受ける。アキラの中に見てしまったものは何なのか、超能力は何のためにあるのかを問うため、ある晩鉄雄はミヤコの元をひそかに訪れ、ミヤコから宇宙には大きなエネルギーの流れがあり、超能力はその流れを一瞬せき止めて開放したものであること、人間が超能力を持つ意義とアキラがそれに果たす役割の解明ができるのは鉄雄しかいないことを説かれる。
その頃、大東京帝国は隊長の独断によりミヤコの教団を襲い、激しい戦闘となる。その最中、鉄雄は大佐の放ったSOLのレーザーにトラウマを刺激され、能力の爆発的覚醒を起こして空中へと飛翔する。鉄雄が自らの誕生から未来までの断片などの神秘的なビジョンを次々に経験していたころ、ネオ東京上空では鉄雄の覚醒により光が輝き、その中からネオ東京崩壊時の残骸が出現して地上へ落下し、金田も残骸と共に地上へと帰還する。
5巻(ケイ II)
ケイや甲斐やジョーカーらに合流した金田がようやくネオ東京崩壊からこれまでの状況を理解したころ、大東京帝国はミヤコ教に押されることに危機感を持ち、構成員の士気を高めるために集会をオリンピックスタジアムで開くという告知を行う。一方、ネオ東京沖合のアメリカ海軍艦隊の空母では、アキラを巡る現象を調査する米ソ共同の「ジュブナイルA」計画に参加する軍人や科学者たちが乗艦してアキラや鉄雄による爆発を観測していた。鉄雄の能力の暴走は留まることを知らず、沖合の空母を急襲して自分を観測する科学者たちの前に姿を現し嘲笑する。竜は、自らの部隊を失ったジョージ山田を助けてしばらく行動を共にしていたが、山田が生物兵器でアキラと鉄雄を抹殺しようとしていることを知る。山田は竜の仲間を抜け、ジュブナイルA計画の遅滞に不信感を持つ海軍提督が呼び寄せた新たな特殊部隊と合流する。ケイは、超能力をもたないものの超能力者の能力の媒介になれることから、ミヤコや僧たちやナンバーズらの能力の媒介役となる決意を固め、ミヤコから禊を受ける。
鉄雄はオリンピックスタジアムで開催された集会の余興として月の一部を破壊する。集会後、鉄雄の体は自己解体をおこし肉体が巨大に醜く膨れ上がり、あらゆる機械と融合を始め、怪物のように暴走していく。沖合のアメリカ海軍艦隊を襲い蹂躙する鉄雄に対し、キヨコらの能力の媒介役になったケイが立ち向かい撃退する。アメリカ海兵隊、竜、大佐らはそれぞれの切り札をもってスタジアムに侵入を開始する。ジョーカーや甲斐に金田やケイも加わった不良少年たちも、スタジアムに立て篭もる大東京帝国や鉄雄との間で最後の戦いを開始する。
6巻(金田)
戦いの最中、空母での戦いから退却した鉄雄がスタジアムに瞬間移動する。鉄雄はカオリの前で肉体の崩壊を起こしたが、SOLの攻撃で失った腕が再生し、一瞬自分の形を取り戻した。しかしそこに現れた大佐がSOLの照準器を鉄雄に向け、レーザーをスタジアムに発射させる。SOLの再起動を受けて提督はネオ東京への全面攻撃を決意し、SOLの直撃を回避した鉄雄の体はジョーカーの攻撃により再び爆発的に膨れ上がる。もはや化け物になった鉄雄を始末するためアキラを盾にして進もうという大東京帝国をカオリは止めようとするが、隊長に射たれる。再び暴走が止まり形を取り戻した鉄雄は、死のうとしているカオリのところに移動する。そこへ、戦闘中の大東京帝国とアメリカ海兵隊がなだれ込む。ジョージ山田は鉄雄のために用意した特殊な細菌ガスを使用し、隊長ら大東京帝国は全滅するが、鉄雄はガスを吸い込むことでこれまでの苦悶が嘘のように晴れ、完全に肉体と精神のコントロールを取り戻す。
海兵隊を圧殺して一人になった鉄雄の前に金田らが現れ、鉄雄と金田の決闘が始まった。ケイも加わるが、力が完全に高まった鉄雄に一方的に圧倒される。しかしアメリカ軍の戦闘爆撃機による絨毯爆撃が開始され、さらにアメリカ軍の衛星兵器「フロイド」によるレーザー攻撃がネオ東京を一掃する。鉄雄は宇宙に飛翔してフロイドを破壊し、軌道から外したフロイドを空母に落とす。提督は即死し、ジュブナイルAの科学者たちは沈む空母から辛くも脱出する。
フロイドの攻撃の中でさまよっていたアキラを連れてスタジアムを脱出した金田とジョーカーは、行方の分からなくなったケイを探そうとする。鉄雄は死んだカオリを蘇らせることができず、カオリを抱え、オリンピック会場地下の冷凍施設へと向かう。スタジアム内で辛くも生存していた大佐とケイだったが、ケイはミヤコに呼び掛けられ、再び媒介として鉄雄と戦う準備をする。アキラ用の冷凍封印カプセルの上にいた鉄雄の前にケイが出現するが、鉄雄の体の中では再び能力の暴走が始まろうとしていた。アキラも鉄雄に呼応するかのように地下施設に足を向け、金田らもおそらく鉄雄が先にいると感じて竜やチヨコらと合流して地下に向かう。地下では鉄雄が際限なく膨張を始めあらゆるものを吸収しようとしていた。地下に到達した金田に、鉄雄は一瞬助けてくれと懇願するが、直後に金田は鉄雄の中に飲み込まれる。鉄雄とアキラはたがいに呼応するかのように手の中に光を発生させ始めるが、三度目の爆発を止めようとした竜がアキラを撃つ。アキラとのつながりが切れた鉄雄は、自分たちを観測しているミヤコやナンバーズの能力に引き寄せられ、冷凍カプセルを地下から引き抜いてミヤコ教神殿上空に現れ、神殿を蹂躙する。能力の不安定な鉄雄を完全に覚醒させるため、ミヤコはナンバーズにアキラの力をもう一度解き放たせるよう頼み、ケイには鉄雄の覚醒を促すため宇宙からSOLを使うよう言い残し、自らは鉄雄と最後の能力戦に挑み瀕死となる。
ケイは、鉄雄とミヤコのいるところにSOLのレーザーを照射する。鉄雄の最後の覚醒が起こり、神殿を中心に光が発生する。しかし同時に、ナンバーズの仲間らとともに空に浮かぶアキラがもう一つの光を発生させる。アキラの光が鉄雄の光を飲み込んでいく中、鉄雄の体内に取り残されていた金田は、鉄雄のこれまでの人生、そして宇宙の始まりの記憶、解放された大きな力が究極の状態を目指して進む流れを、人間の意志が曲折させようという超能力の意義、そしてナンバーズの子供たちに行われた実験の過程を目撃する。アキラとナンバーズたちが鉄雄を吸収して彼方へと去ろうという瞬間、ケイによって金田はアキラの光の中から救い出されこの宇宙に引き戻される。
大東京帝国もミヤコ教団も崩壊した後のネオ東京に国連軍が上陸して被災者への救援が始まる。しかし偵察中の国連軍を、「大東京帝国」を名乗った金田、ケイ、チヨコ、甲斐、ジョーカー、そして仲間たちが襲撃し、我々の国に口出しはするなと警告を与え、「アキラは我々の中に生きている」と言い残してバイクで走り去る。全速力で飛ばす金田とケイに、山形と鉄雄の幻が並走し、廃墟がより壮大なビル群へと戻ってゆくビジョンとともに物語は終わる。
登場人物
メインキャラクターの名前のいくつかは鉄人28号のオマージュであることが明らかにされている。これは鉄人28号の主人公である「金田正太郎」、鉄人28号を開発した敷島博士の息子「敷島鉄雄」から取られた「島鉄雄」などに現れている[3]。原作、劇場版、ゲーム版での設定に多少の差異がある。
主要人物
- 金田正太郎(かねだ しょうたろう)
- 主人公。自称「健康優良不良少年」。高い運動神経の持ち主であるとともに、走り屋としては度胸のある走りをする。そのすばしっこさや逃げ足の速さは、軍隊でも捕まえられないほどで、大佐を驚嘆させた。自分専用に改造したバイク(盗品)を駆り、日々を無目的な暴走行為に費やしている。暴走族チームのリーダー格で、仲間や走り屋連中からの人望も厚い。原作では職業訓練校の保健婦と関係を持っているらしく、妊娠させても大して意に介していなかったり、興奮剤のような薬物を日常的に摂取している様子。
- ケイを助けたことで、反政府ゲリラと関わる。鉄雄とは、幼少からの幼馴染でありイジメを受けやすい彼を守護するような立場の親友として接していた。能力に覚醒し、薬物に溺れた鉄雄がリーダーとなった暴走族チーム「クラウン」との抗争で、鉄雄を追い込み銃口を突きつけるも幼馴染へ引き金を引くことが出来ず、目の前で山形は殺害され、これがきっかけで鉄雄への復讐に走るが、幼馴染である彼に捨てきれない情がある。劇場版では鉄雄と共にアキラの力に巻き込まれている。原作ではゲリラの一員としてケイやチヨコと行動を共にしていたが、覚醒したアキラの力に飲み込まれ、物語中盤は表舞台から一旦姿を消す。後にアキラと鉄雄の力の発動の中で、第三次世界大戦を含む一連の出来事の真相を知る。名前の由来は金田正太郎から。本編では姓で呼ばれ、名前で呼ばれる場面は無い(劇場版では生徒手帳から「金田正」まで名前を確認することが出来る)。
- 事件の終了後は、ケイ、チヨコ、甲斐らと共に「大東京帝国」をアキラ、鉄雄から引き継ぐ。
- 島鉄雄(しま てつお)
- もうひとりの主人公。41号とも呼ばれる。金田の幼馴染み。金田チームのスクラムハーフとして暴走中、タカシと衝突事故を起こしたことがきっかけで超能力に覚醒。能力の爆発的な成長によりアキラに迫る力を手に入れ世界を翻弄する。喧嘩も強くリーダー格である幼馴染の金田に対し、幼少の頃から絶えず劣等感を抱き、自分が金田を始めとする仲間たちから庇護されることに不満を抱いていた。能力に覚醒した後は、全能感に溺れそれまでのおとなしかった性格が一変して凶暴な性格となる。大佐の研究者から脱走した後はネオ東京で暴れ回り、多くの人々を殺害し、ネオ東京も次々と破壊。更に今まで劣等感を抱いていた金田達暴走族の仲間達にまで平然と殺害するまでになってしまい、山形を惨殺した。大佐から度々研究所に戻るように説得されるが、タカシ、キヨコ、マサルのように皺だらけの顔の姿になりたくなかった事から全く聞く耳を持たなかった。その為に大佐から衛星兵器「SOL」を使用された事で右腕を失ってしまうが、超能力で瓦礫の破片を義手にした事で事なきを得る。原作では月の一部を破壊するまでの力を手に入れるが、その後は能力が暴走し出して制御できなくなり、肉体と精神が崩壊していった。
- 劇場版では、肉体だけが暴走し、今まで命を狙っていた金田に助けを求める。しかし、結局は金田にはどうにも出来ず、キヨコ、タカシ、マサルが3人で力を合せてアキラを甦らせ、鉄雄を全く別の宇宙へと連れ去る。また、超能力を手に入れるまで金田のバイクに固執するも、扱いきれずにエンストを起こしている。
- アキラ
- この作品の核心に位置する少年。28号とも呼ばれる。1982年に覚醒、超能力の暴走により東京崩壊を起こしたため、地下で永久に冷凍封印され軍の厳重な監視下にあった。原作では地下から連れ出され覚醒した後、タカシの死をきっかけに暴走し、ネオ東京崩壊を招いた。後に廃墟となったネオ東京に鉄雄たちが大東京帝国を作った時に「大覚」として祭り上げられる。劇場版でも覚醒してネオ東京崩壊を起こした。劇場版では調査研究のために体をバラバラにされ封印されており、終盤で復活する。なお、この少年を捜すことが、映画漫画共に鉄雄の暴走と狂気へのきっかけであるが、映画では対面を果たすことは無かった。原作では冷凍封印であり、比較的早い段階に復活するが、夢遊病のような半覚醒状態のまま、いつ暴走するとも知れない状態で周囲の人間に翻弄される。
暴走族
- 山形(やまがた)
- 金田チームの特攻隊長的存在。チームで2番目に背が高い。腕っ節が強く乱暴ではあるものの、仲間に対しては義理堅く面倒見もいい性格。劇場版・漫画版共に、超能力を得た鉄雄の前に立ちはだかった末に惨殺される。
- 甲斐(かい)
- 背が低く、ラフな服装の金田達とは違い、唯一、ジャケットにタイといったトラッドな格好を好む。山形とよくつるんでおり、劇場版では、鉄雄によって山形が殺される所を目撃した。原作では後のアキラ覚醒後に崩壊したネオ東京に踏みとどまって、ジョーカーと共にアキラ・鉄雄の勢力に対抗する機を覗っている。
- ジョーカー
- 暴走族チーム「クラウン」のリーダーで、金田たちの対抗勢力。チームメンバーのほぼ全員が違法薬物に耽溺するジャンキーで、薬物を手に入れるためなら強盗をも辞さない暴力的な性格であり近隣のバイクチームに憎悪を向けられている。巨漢で太っているジョーカー自身も豪腕や打たれ強さもあって他のチームから恐れられている。能力に覚醒した鉄雄によってリーダーの座を奪われた挙句、打倒鉄雄に燃える金田達との抗争が原因で少年院に送られた。原作ではそこで災厄に巻き込まれ多くの仲間を失ってしまう。自身も重傷を負うが、同じく少年院に送られていた甲斐によって助けられて以降、打倒鉄雄を掲げ金田と行動を共にする。
- バイクいじりが得意のようで、災厄により廃車となったバイクを何台も再生させている。偶然見つけた状態の良いFPH(フライングプラットホーム、アーミーの新型兵器で空中に浮く乗物)をも仲間と修理して自ら使用した。チーム名の通り、登場当初はピエロのフェイスペインティングを施していたが、災厄後はタイヤ跡や道路標識など、何度かデザインを変えている。
ゲリラ
- ケイ
- ヒロイン。反政府ゲリラの少女。兄の後輩である竜とは息の合ったコンビ。当初は竜を慕っていた。原作・劇場版とも偶然出会った金田に窮地から助けられ、言い寄られるのを拒否しつつも行動を共にする。原作ではネオ東京崩壊後、ミヤコによって彼女らの超能力を媒介する能力を開発され、自らの意思で鉄雄と対決する。
- 竜作
- 通称・竜(りゅう)。ケイの反政府ゲリラグループのリーダー。ケイの助言に従い金田をグループに入れた張本人。革命を信じて行動するも、より大きなうねりに翻弄され、幾度と無く危機的な状況に陥った。原作では暴走したアキラを目の当たりにして、これを止めようとして発砲、弾け飛んだ力の余波で崩れた瓦礫に押し潰される。劇場版では保身を図った根津に撃たれた後、アキラの騒ぎを革命と勘違いし、安らかにこの世を去った。
- チヨコ(本名不明・原作のみ)
- 反政府ゲリラの武器調達・連絡員で巨体の女性。通称「おばさん」。ケイを実の娘のように大切に思っている。大佐と比較しても体格的に遜色がないほど筋肉質であり、武器の扱いにも手馴れている他、機関銃を片手で持ちながら発砲したり、対戦車ロケットを鈍器として振り回すなど、高い戦闘能力の持ち主である。ケイや金田と共に偶然アキラを保護するも、届け出た根津に切り捨てられそうになり離反、根津のバックにいたミヤコの勢力と衝突する。ネオ東京崩壊後はケイと共にマサルとキヨコを保護、アキラ・鉄雄の勢力に対抗していた。
軍(アーミー)
- 敷島大佐
- 軍の実質的な最高指揮官で、凍結封印されたアキラの管理者でもあった。軍高官だった父親がアキラの災厄に遭って死亡したことから、アキラにこだわる。劇場版では鉄雄の暴走を食い止めようと奔走し、原作ではクーデターを起こしてまでアキラを奪取しようと試みるも、根津の誤射によりすんでの所で保護に失敗、再びアキラの力を目の当たりにする。原作においてのネオ東京崩壊後もアキラと鉄雄を抹殺するチャンスを狙っていたが、後に同じ目的を持つケイやチヨコと共闘することとなる。名前のモデルは、敷島博士。
- ドクター
- 大佐のもとでアキラを始めとするナンバーズ(後述)の研究管理を司る人物だが、研究に熱中するあまり、周囲を顧みずに鉄雄の暴走を許す。作品上、最年長。原作ではアキラ覚醒の際の冷却液漏れで物語前半部で凍死。劇場版では、鉄雄の能力データの収集に夢中になり、結果としてアキラの力の開放に巻き込まれ、物語終盤で観測トレーラーごと圧死する。
- タカシ
- 26号とも呼ばれる。3人の古いナンバーズの中では最も性格的に幼く、外の世界に出てみたいという単純な理由から物語冒頭にゲリラの手引きで研究施設から脱走、鉄雄の超能力覚醒の引き金となる。原作では根津に誤射され死亡するが、そのショックでアキラが暴走し、ネオ東京崩壊の引き金となる。
- 一定以上の力を持つ実験体には番号がつけられ、手の平にもこの番号が刺青されているため、ナンバーズとも呼ばれる。
- キヨコ
- 25号とも呼ばれる。彼女の未来予知は93〜95%の確率で当たり、ネオ東京崩壊も予知した。身体的にはひどく弱っており、寝たきりで自力で動くことはほとんどできないが、超能力で自分のベッドや自分自身を浮かせることができる。最初にケイを精神力で操って鉄雄に対抗するが失敗、今度はその逃走を助けるなどした。原作ではネオ東京崩壊後に経緯不詳ながらマサル共々ケイやチヨコに保護されていたが、後にミヤコの教団に身を寄せる。
- マサル
- 27号と呼ばれる。小児マヒを患っており、そのために浮遊する椅子に座って移動する(座らないシーンも存在する)。3人のナンバーズの中では大人に対する憧れが強く、スーツにネクタイ姿で度々登場した。性格的にも冷静で落ち着いている。
ミヤコ教
- ミヤコ
- アキラを奉る宗教を指導する老婆。かつてアキラの力を目の当たりにして失明するも、強い感応力で他人の視覚を共有することができる。原作では仮死状態のまま破棄された元ナンバーズ(19号)であり、ネオ東京崩壊後はメインキャラクター達に多くの助言を与え、鉄雄とも直接対峙する。劇場版では完全にエキストラ扱いで、モブシーンに数度登場する程度。そして、ネオ東京の住人達同様鉄雄をアキラと思い込み、ネオ東京の住人達共々軍に立ち向かいながらアキラの元へ向かう鉄雄に付いて行く。ところが、元々鉄雄はネオ東京の住人達を仲間と思っていなかった為に鉄雄にレーザー光線を発射して来た軍に対して鉄雄が川の上にあった道路の橋を全て破壊した事で軍とネオ東京の住人達共々鉄雄の超能力に巻き込まれ、傾いた橋から落ちそうになり、危機一髪の所でネオ東京の一般人に救出されたが、その直後に炎上した車が傾いて来て自分を救出した一般人諸共死亡した。死の直前に「死を恐れてはならぬ、その身で炎をゆでるのだー」と言っていたが、死を目の当たりした際は助けを求めていた。ファミリーコンピュータ版ではゲームを続きから始める際のパスワード入力画面に登場。原作では教団内で薬物を併用しての僧たちの能力開発も行っていた模様で、ネオ東京崩壊後に難民保護を行う僧のうちに、能力者が複数登場している。
- 根津(ねづ)
- 国会野党に属する政治家。表ではミヤコの教団の力を背景に政界工作を行い(原作)、裏ではケイの反政府ゲリラに資金を与え指導している(原作・劇場版共)。原作ではタカシを誤って射ち、アーミーの応射によって射殺される。これが2度目のアキラの暴走を招き、それによって瓦礫と共に消滅する。劇場版ではアーミーが秘匿するアキラの正体を握ることで政治的優位に立つことを画策するが、大佐の起こしたクーデターによって失脚、混乱のさなか心臓発作を起こし死亡する。
- 榊(サカキ・原作のみ)
- ミヤコの尖兵を担う少女。ナンバーズほどではないが能力を使え、常人では不可能な跳躍やショック波攻撃を得意とする。金田によると「タンポポねえちゃん」で、まとまりの無い髪型をしている。彼女ら教団の能力者3人組は、ミヤコのセリフから実の娘のように大切にされていた様子。クーデターを起こしたアーミー・根津派・ミヤコの教団・反政府グループ残党の三つ巴・四つ巴のアキラ争奪戦の折に金田たちとまみえた。最終的にクーデター派のアーミーによって瀕死の重傷を負ったところでアキラの暴発が発生、瓦礫と共に飲み込まれて消えた。
- モズ(原作のみ)
- 榊、ミキ同様ミヤコの尖兵を担う少女で、能力を使える。天然パーマを帽子で隠してアキラを探すアーミーを撹乱するも、タカシの攻撃の前に敢え無く失神・アーミーに捕まる。
- ミキ(原作のみ)
- 榊、モズ同様ミヤコの尖兵を担う少女で、能力を使える。金田に頭突きを食らってノックアウトされた後、アーミーに捕獲されたモズを救出するために動くも、射殺される。
大東京帝国
- 隊長(本名不明・原作のみ)
- 鉄雄・アキラに仕える大東京帝国の幹部。超能力者の素質のある人間やカオリら慰安婦の確保、帝国の力を見せ付けるための集会の開催の助言を行う一方、鉄雄には内密に帝国軍を編成しミヤコ教神殿を襲撃したり、鉄雄に反旗を翻したりと、己の保身のために独走する一面を持っている。
- 最後は、ジョージ山田が鉄雄に向けて放った細菌ガスにより死亡する。
- カオリ
- 原作では難民→鉄雄の遊び相手→鉄雄の侍女。当初は、被災体験のショックから感情の発露も少なかったが、本来は明るく優しい性格であり、アキラの面倒もよく見ていた。最後は鉄雄へのクーデターを企てた隊長に背後から射殺される。
- 劇場版では鉄雄のガールフレンドとして登場。卑屈とも言える大人しい性格。力に目覚めた鉄雄の不安定な精神の拠り所となる。最後は暴走した鉄男の肉体に巻き込まれて死亡。
- なお劇場版『AKIRA』メイキング映像『AKIRA PRODUCTION REPORT』によると、数少ないかわいらしい容姿のキャラクターのためか、スタッフからも人気が高いと称されている。
アメリカ軍
- ジョージ山田(原作のみ)
- アメリカ軍の工作員。階級は中尉。アキラ抹殺のために大東京帝国に潜入するが、他の仲間を隊長らに殺され、自身も逃走しているところを竜に助けられ、匿われる。後に後続部隊と合流、アキラや鉄雄を抹殺するためにアタックを仕掛けるが、即死性の猛毒細菌兵器をも無力化する鉄雄の力の前に敗れ、部隊共々圧殺された。
- ジュヴィナイルA
- 米ソの先鋭科学者とチベットの密咒師で構成された、アキラ研究グループ。東京湾沖のアメリカ艦隊を拠点に、様々な観測データを基にアキラと鉄雄の動向を探る役割を担っている。
単行本
単行本は週刊誌と同じ大判サイズで小口への色付けを施すなど、凝った装丁になっている。日本国外ではアメリカンコミックのスタッフが着色した外国語版が流通しており、これを日本語に逆翻訳したものが『国際版AKIRA』及び『総天然色AKIRA』として日本で発売された。
日本で単行本4巻が刊行された後に劇場版の制作が開始され、原作漫画の連載は長期間休載となった。5巻の刊行までに実に3年間を要したが、映画の世界的ヒットにより発売された「国際版AKIRA」(日本国外で発売された原作英語版の逆輸入)には当時日本では未発売だった5巻の前半に相当する話が掲載されていた。国際版は1巻当たりの収録話が日本のものよりも少なかったため、日本で5巻として発売するには不足していた話数でも刊行可能であったためである。また、4巻の巻末には5巻が最終巻であると告知されていた。連載再開後は長期にわたり精力的に連載が継続されたため、結局5巻と6巻に分けられ、6巻が最終巻となった。
- AKIRA 第1巻 1984年9月21日発行 ISBN 4-06-103711-0
- AKIRA 第2巻 1985年9月4日発行 ISBN 4-06-103712-9
- AKIRA 第3巻 1986年9月1日発行 ISBN 4-06-103713-7
- AKIRA 第4巻 1987年7月10日発行 ISBN 4-06-103714-5
- AKIRA 第5巻 1990年12月11日発行 ISBN 4-06-313166-1
- AKIRA 第6巻 1993年3月23日発行 ISBN 4-06-319339-X
- オールカラー国際版AKIRA 第1集 1988年10月7日発行 ISBN 4-06-305011-4
- オールカラー国際版AKIRA 第2集 1989年3月17日発行 ISBN 4-06-305012-2
- オールカラー国際版AKIRA 第3集 1989年6月23日発行 ISBN 4-06-305013-0
- オールカラー国際版AKIRA 第4集 1989年10月20日発行 ISBN 4-06-305014-9
- オールカラー国際版AKIRA 第5集 1990年2月20日発行 ISBN 4-06-305015-7
- オールカラー国際版AKIRA 第6集 1990年5月31日発行 ISBN 4-06-305016-5
- オールカラー国際版AKIRA 第7集 1990年8月31日発行 ISBN 4-06-305017-3
- オールカラー国際版AKIRA 第8集 1990年12月10日発行 ISBN 4-06-305018-1
- オールカラー国際版AKIRA 第9集 1991年4月20日発行 ISBN 4-06-305019-X
- オールカラー国際版AKIRA 第10集 1991年9月20日発行 ISBN 4-06-305020-3
- オールカラー国際版AKIRA 第11集 1992年6月20日発行 ISBN 4-06-305021-1
- オールカラー国際版AKIRA 第12集 1996年9月20日発行 ISBN 4-06-305022-X
- 総天然色AKIRA 第1巻 2003年12月6日発行 ISBN 4-06-364500-2
- 総天然色AKIRA 第2巻 2003年12月6日発行 ISBN 4-06-364501-0
- 総天然色AKIRA 第3巻 2004年1月16日発行 ISBN 4-06-364502-9
- 総天然色AKIRA 第4巻 2004年2月16日発行 ISBN 4-06-364503-7
- 総天然色AKIRA 第5巻 2004年3月16日発行 ISBN 4-06-364504-5
- 総天然色AKIRA 第6巻 2004年4月16日発行 ISBN 4-06-364505-3
- 復刻版AKIRA アニメKC・コミックス 講談社 2000年8月23日発行
資料集
- AKIRA CLUB 1995年6月9日発行 ISBN 4-06-330003-X
- アキラ・アーカイヴ 2002年10月発行 ISBN 4-06-330195-8
最終回の違い
連載当時の最終回は、アキラ達が消え去った後、金田とケイがビルの上で朝日を見つめるシーンで終わっているが、単行本では大幅に加筆修正され、後日談が追加されている。アキラと鉄雄の大東京帝国を金田や甲斐、ケイ達が受け継ぎ、やって来た外国の軍隊に対し「アキラはまだ俺たちの中に生きてるぞ!!」と言い、生き残っていた大佐や、山形、鉄雄も一瞬ながら登場する幕切れとなっている。
劇場アニメ
AKIRA | |
---|---|
監督 | 大友克洋 |
脚本 |
大友克洋 橋本以蔵 |
原作 |
大友克洋 『AKIRA』 |
製作 |
鈴木良平 加藤俊三 |
出演者 |
岩田光央 佐々木望 小山茉美 玄田哲章 石田太郎 鈴木瑞穂 |
音楽 | 山城祥二 |
撮影 | 三澤勝治 |
編集 | 瀬山武司 |
製作会社 | アキラ製作委員会 |
配給 | 東宝 |
公開 |
1988年7月16日 1989年12月25日 1991年1月25日 1991年5月8日 1991年5月9日 1992年1月24日 1992年5月15日 2006年3月9日 |
上映時間 | 124分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作費 | 約10億円 |
配給収入 | 約7億5000万円 |
1988年(昭和63年)に、日本で映画公開された。
ストーリー的には、原作が完結していなかった時点での制作であったため、大友が自ら映画上映用に描き下ろした絵コンテをベースに、原作でいうと3巻くらいまでの展開(鉄雄暴走・アキラ復活・ネオ東京の崩壊)の後、映画独自のラストに帰結する形でまとめてある。公開後は日本のみならず、世界でも大きな人気を集めた。
映画製作費に、当時の日本映画としては破格の10億円をかけ、70mmプリント・総セル画枚数約15万枚を使用・アフレコではなくプレスコを採用して、会話のアニメートも出来るだけ自然に見えるように作画する(通常リミテッドアニメーションでの人物の口の動きは3種類であるが、この作品では、日本語の母音数と同じ5種類で描かれている)など、贅沢な制作体制を取った。
音楽は芸能山城組が担当。ガムランやケチャを多用した独特の曲は、劇伴の枠を超えた独自性を持ち、アニメ映画単独でも高い評価を得た。
ビデオ化に際しても、多くのカットに手を加えたり、音楽関係に手を加えている。
ハリウッド・リポーター選出の大人向けアニメ映画のベスト10において4位にランクインした[4]。
声の出演
キャラクター | 日本語版 | 英語版 | 英語版(DVD版) |
---|---|---|---|
金田 | 岩田光央 | カム・クラーク | ジョニー・ヨング・ボッシュ |
鉄雄 | 佐々木望 | ジャン・ラブソン | ジョシュア・セス |
ケイ | 小山茉美 | ララ・コーディー | ウェンディー・リー |
竜 | 玄田哲章 | スティーブ・クレイマー | ロバート・ブッフホルツ |
大佐 | 石田太郎 | トニー・ポープ | ジェーミソン・プライス |
ドクター | 鈴木瑞穂 | ルイス・ルメイ | シモン・プレスコット |
マサル | 神藤一弘 | ボブ・バーゲン | |
タカシ | 中村龍彦 | バーバラ・グッドソン | コディー・マッケンジー |
キヨコ | 伊藤福恵 | メローラ・ハート | サンディ・フォックス |
カオリ | 淵崎有里子 | バーバラ・ラーセン | ミシェル・ラフ |
山形 | 大倉正章 | トニー・ポープ | マイケル・リンジー |
甲斐 | 草尾毅 | ボブ・バーゲン | マシュー・マーサー |
根津 | 大竹宏 | トニー・ポープ | マイク・レイノルズ |
ミヤコ | 北村弘一 | スティーブ・クレイマー | ウィリアム・フレデリック・ナイト |
検査官 | 池水通洋 | ボブ・バーゲン | スティーブステーリー |
渡辺 | 荒川太郎 | ジャン・ラブソン | スキップ・ステルレッヘト |
桑田 | 岸野幸正 | ボブ・バーゲン | ジョナサン・C・オズボーン |
竹山 | 平野正人 | エディ・フライアーソン | |
島崎 | トニー・ポープ | ロバート・アクセルロッド | |
ゲリラ | ウォーリー・バー | マイケル・マコノヒー | |
アーミー | 田中和実 | スティーブ・クレイマー | カート・P・ウィンバーガー |
店長 | 秋元羊介 | ボブ・バーゲン | ジョン・スナイダー |
スタッフ
- 原作・監督 - 大友克洋
- 製作 - 野間佐和子
- 助監督 - 竹内啓雄、佐藤博暉
- 脚本 - 大友克洋、橋本以蔵
- 作画監督 - なかむらたかし
- 作画監督補 - 森本晃司
- 美術監督 - 水谷利春
- 美術 - 海老沢一男、池畑祐治、大野広司
- 設定・レイアウト - 渡部隆、田中精美
- 色指定 - 山名公枝、池内道子、田中せつ子
- ハーモニー - 高屋法子
- 撮影監督 - 三澤勝治
- 編集 - 瀬山武司
- 作曲・指揮・音楽監督 - 山城祥二
- 音響監督 - 明田川進
- 録音 - 瀬川徹夫
- 効果 - 倉橋静男、柴崎憲治(東洋音響)
- 音響制作 - マジックカプセル
- 録音スタジオ - アオイスタジオ
- 原画 - 福島敦子、井上俊之、大久保富彦、木上益治、沖浦啓之、坂巻貞彦、平山智、牟田清司、うつのみやさとる、竹内一義、江村豊秋、須藤昌朋、鈴木信一、植田均、富田邦、知吹愛弓、佐藤千春、瀬尾康博、時矢義則、二村秀樹、川崎博嗣、鍋島修、多田雅治、橋本浩一、岡野秀彦、堀内博之、長岡康史、仲盛文、大平晋也、北久保弘之、漆原智志、山内英子、梅津泰臣、高橋明信、寺沢伸介、本谷利明、柳野龍男、増尾昭一、小原秀一、金田伊功、河口俊夫、遠藤正明、松原京子、大塚伸治、田中達之、柳沼和良、金井次郎、高木広行、二木真希子、橋本晋治、高坂希太郎
- コンピューターグラフィックス - ハイテックラボ・ジャパン
- 制作担当 - 池田陽一、横溝隆久
- プロデューサー - 鈴木良平、加藤俊三
- アニメーション制作 - 東京ムービー新社
- 製作 - アキラ製作委員会(講談社・毎日放送・バンダイ・博報堂・東宝・レーザーディスク・住友商事・東京ムービー新社)
ネオ東京のバイク
作中、主人公の金田が操る「金田のバイク」を始めとする個性的なバイクは、カウルからフレームレイアウトに至るまでのセミ・イージーオーダーシステムが主流となったことによるものであり、同じものは2つとない。そのシルエットに至っては、現代で言うレーサーレプリカ風のバイクや、ビッグスクーター風の物まで様々である。
車輪内に組み込まれた常温超伝導モーターによる両輪駆動を実現し、電力はガソリンエンジンによる発電(映画冒頭で鉄雄が押しがけし、原作では金田がクスリを燃料タンクに隠している)。また、ボディのあちこちに貼られたステッカーは、1980年代回顧ブームによる流行であるらしい。
ただ、ジョーカーが乗る大型のアメリカンは、現在と同じガソリンエンジンの後輪駆動車という設定になっており(彼の趣味)、大きなマフラーが何本も伸びている。
金田のバイク
金田のバイク | |
---|---|
全長 | 2947mm |
全高 | 1171mm(シールド含む) |
全幅 | 831mm |
シート高 | 340mm |
最低地上高 | 76mm |
ホイールベース | 2194mm |
タイヤサイズ | 前18インチ、後19インチ |
最高速度 | 243km/h |
乾燥重量 | 154kg |
発電形式 | 常温超伝導発電機 |
最高発電量 | 83.0kW |
エンジン回転数 | 12500rpm |
最大電圧 | 12000V |
その他 |
映画の劇中でこのバイクへの興味を募らせる鉄雄によると、金田のバイクのスペックは「セラミックツーローターの両輪駆動で…これは…コンピューター制御のアンチロックブレーキっと…12000回転の200馬力…」(ABSと200馬力は現在市販車で実現されているスペック)金田のバイクはバックも可能である。
そのスタイルはもちろん、類似する構造のバイクすら原作公開の当時は存在していなかった。極端に長いホイールベースや、4輪のレーシングカーのように低いライディングポジション、フロントのハブセンター・ステアリング(フロントフォーク構造によらない前輪支持構造、ただし原作の雑誌掲載開始当初(1982年)にはカウルで覆われているために明確な描写はなく、ハブステアに類似した描写がなされるのは1986年頃、単行本の5巻からである)、車載コンピュータによるデジタルメーター(4輪では1976年のアストンマーティン・ラゴンダが世界初、バイクの液晶デジタル表示は1982年頃から)など、既存の如何なる車両にも当てはまらないデザインやスタイルで異彩を放っていた。
なお、センターハブステアリングはアンドレ・ドゥ・コルタンスの設計で1983年頃からエルフのスポンサードによってレースシーンに登場し、ピエル・ルイジ・マルコーニのTESIプロジェクトによりビモータが1990年発表した市販車TESI-1に採用された。ただしこれらがハブステアの特徴としている高剛性や重心の低下などは、金田のバイクのテレスコピック方式とのハイブリッドじみたマウントでは利点として発揮されにくい(高い位置にあるネックパイプに結合してフロントを支えているため)。
この未来的で前衛的なバイクは漫画・アニメファンのみならず多くのカスタムバイク関係者の注目を集めた。まず最初に、アニメーション映画公開に併せてモックアップモデル(計器類は動くが走らせることは出来ない)が制作・東京モーターショーで展示された。
同モックアップはカスタムバイクメーカーホワイトハウスによって1988年の劇場公開に併せてタイアップしていたゲームメーカーのタイトーのスポンサードで制作された。当初作画側から割り出したリアタイヤ径が21インチとされたが、そのような寸法のタイヤが存在しなかったため微妙に縮小されている。カドヤの提供したジャケットを着たモデルとの撮影も行われていたが、そのような事情からモデルには金田の設定よりも少し小柄な女性が担当した。その後、日本国外での公開で行方不明となっている。
また250ccの市販アメリカンバイクをベースとして同車の雰囲気を持つカスタムバイクが開発・発売された。この車両は保安基準を満たしているため、ナンバーを取得すれば公道走行も可能である。
さらにこのスティングレイをベースにした「電動バイク」がベンチャー企業によって製作された。量産化の記事が2006年のバイク専門誌に掲載されたが、リアのアルミニウム削り出しのモーターハウジングは一品モノであり、製作単価は数百万円に上った。2007年には資本提携していた企業との関係解消などの報道もあり、その後の開発の進展の音沙汰は無い。
ホンダのスクーター、リードをベースとしたカスタムバイクもある。ベース車両には50ccと90ccが選択できるが、2ストロークエンジンであるため生産が終了しており、ベース車両は中古とならざるを得ない。
スズキからも、同車の雰囲気を持つバイクが開発され、2003年の東京モーターショーで展示された。
2004年4月には同スケール実動モデルが製作された。流石にアニメ版の常温超伝導デュアルパワー電動バイクとまではいかないものの(エンジンは249ccから998ccの単気筒から4気筒までの既存エンジンからユーザーが選択する方式を採っている。既にオーダーは受付終了)、実走可能なフルカスタムバイク(実際にナンバーを取得して公道をテスト走行している)が開発中である。なお同車は作者の原作・アニメ版監督の大友や講談社の「公認」を得ているとしている。
ホンダの250ccスクーター「FUSION」をベースにした、カスタムコンプリートバイクが「才谷屋Factory」から販売されていた。また、バイク本体を含まない外装キットのみの販売もあった。
ゲーム
ファミコン版
『AKIRA』は、1988年12月24日にタイトーより発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。いわゆるコマンド総当り式のアドベンチャーゲームで、シナリオ、プロデュースは大友本人が担当。ストーリーは劇場版を元に構築されており、凝ったグラフィックや演出で、原作(アニメ)の雰囲気を再現している。また、間違った選択肢を選ぶとすぐにゲームオーバーになるなど難易度が高い[5]。当時としては映画版を見ておかないと正しい選択肢を選ぶことが困難であったため、映画版に関するカルトクイズ的な意味合いもあった[5]。バッドエンドも多数用意されているが、アキラの覚醒を金田が止めるといったアニメにはないルートや、大東京帝国の発足をにおわせるラストもあり、マルチエンディングになっている。
AKIRA PSYCHO BALL
『AKIRA PSYCHO BALL』(アキラ サイコボール)は、2002年2月21日にバンダイ(後のバンダイナムコエンターテインメント)より発売されたPlayStation 2用ピンボールゲーム。開発はカゼ。
劇場版の舞台をモチーフにしたピンボール台が4台(うち1台は対戦プレイ用)あり、条件を満たすと台が変形合体する。オープニングやマルチボール、ステージクリア時には劇場アニメ版のムービーが挿入される。
実写版映画
この節には公開前の映画に関する記述があります。 |
21世紀初頭から実写映画化に関する報道が出ており[6]、それから十数年経過したが、未だに正式なスタッフ・キャストやストーリーについて公式に発表されたことはない。下記はコレまでに各種報道で示唆された情報。
- 2008年 - 具体的な監督名や公開時期が報じられ始める[7]。この時、監督にはルアエリ(ライリー)・ロビンソンを起用、製作の一人にレオナルド・ディカプリオも加わりワーナー・ブラザース配給で2009年夏に公開予定とされた。しかし製作は難航し、一時期は製作中止とも報道されてしまう[8](この時点でルアエリは監督降板)
- 2009年秋 - プロジェクトが再始動[9]。ここからマーク・ファーガスとホーク・オストビーが脚本に参加。
- 2010年 - 新監督候補としてアレン・ヒューズとアルバート・ヒューズ(兄弟)の名前が報道で取り沙汰される[10]。
- 2011年 - 同年5月「制作上の困難」を理由にアルバート・ヒューズ監督が降板[11]。この時点ではワーナー・ブラザースは製作を中断するつもりはなく、早期に新監督を決定し2011年後半ないしは2012年初めにクランクインする予定であった。
同年7月、新監督がジャウム・コレット=セラに決定したと報道[12]。 - 2015年 - 同年6月、実写ドラマ版『デアデビル』第2シーズンを手掛けるマルコ・ラミレスが脚本を執筆することが決定したと報道[13]。
- 2016年 - 同年6月、ジャスティン・リンへ監督のオファーがあった(らしい)との報道[14]。
脚注
- ^ 連載開始時は同誌はまだ隔週刊だったが、週刊化後も本作は隔週連載のままだった。
- ^ なお作中同様、実際の2020年に東京オリンピックが開催される予定であるが、これは2013年に開催地が決定したものであり、本作とは全く関係のない偶然の一致である。
- ^ AKIRA CLUB 1995
- ^ 米誌選出「大人向けアニメ映画ベスト10」 日本映画最上位は「AKIRA」の4位映画.com、2017年6月18日閲覧。
- ^ a b マイウェイ出版『ファミコンクソゲー番付』2017年1月25日、p111
- ^ web上だと2002年には実写化の報道があったことが確認出来る。“「AKIRA」、実写映画化決定”. シネマトゥディ. (2002年4月16日) 2010年2月13日閲覧。
- ^ 「AKIRA」ハリウッドで実写版 スポーツニッポン 2008年2月23日
※現在は掲載期間終了につき、Internet Archive Wayback Machine内に納められたキャッシュ先[1]から閲覧されたし。 - ^ ディカプリオのプロデュースによる実写映画版「AKIRA」は中止か? シネマトゥデイ 2009年6月15日
- ^ “実写映画版「AKIRA」は中止されていなかった!”. シネマ・トゥディ. (2009年9月9日) 2010年2月13日閲覧。
- ^ “実写版『AKIRA』の制作再始動!舞台はニュー・マンハッタンでワーナーがヒューズ兄弟と交渉中”. シネマトゥディ. (2009年2月11日) 2010年2月13日閲覧。
- ^ “ハリウッド実写版「AKIRA」の監督が降板を発表 クランクインは今年後半か来年に”. シネマトゥディ. (2011年5月27日) 2011年5月28日閲覧。
- ^ “実写版「AKIRA」監督は「アンノウン」ジャウム・コレット=セラ”. 映画.com. (2011年7月15日) 2011年7月20日閲覧。
- ^ “『AKIRA』ハリウッド実写映画化、今度は『デアデビル』ドラマ脚本家を起用”. クランクイン! (ハリウッドチャンネル). (2015年6月9日) 2015年8月9日閲覧。
- ^ “先が見えない『AKIRA』実写版、今度は『ワイスピ』監督にラブコール?”. クランクイン! (ハリウッドチャンネル). (2016年6月29日) 2016年6月30日閲覧。
外部リンク
- 公開前の映画
- 大友克洋
- 漫画作品 あ
- SF漫画作品
- 週刊ヤングマガジンの漫画作品
- 超能力を題材とした漫画作品
- 東京を舞台とした漫画作品
- オートバイを題材にした漫画作品
- 暴走族を題材とした作品
- 不良少年・不良少女を主人公とした漫画作品
- アニメ作品 あ
- 日本のアニメ映画
- 1988年のアニメ映画
- 大友克洋の監督映画
- SFアニメ映画
- 超能力を題材としたアニメ映画
- 日本のSF映画作品
- 東京を舞台としたアニメ映画
- 東京ムービー
- バンダイビジュアルのアニメ作品
- 東宝製作のアニメ映画
- 博報堂DYグループのアニメ作品
- ヤンマガKCのアニメ作品
- 不良少年・不良少女を主人公としたアニメ作品
- 不良少年・不良少女を主人公とした映画作品
- 暴走族を題材とした映画作品
- 未来を題材にした作品