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「放送大学 (基幹放送)」の版間の差分

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{{Otheruseslist|放送大学学園法に基づき設置された放送大学|法人、テレビ・ラジオのチャンネルとしての放送大学|放送大学学園}}
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{{大学
| 国=日本
| 大学名= 放送大学
| ふりがな= ほうそうだいがく
| 英称= The Open University of Japan、直訳ではUniversity of the Air
| 画像= HosoDaigaku2006-6.jpg
| 画像説明= 正門と校舎
| 大学設置年= 1983年
| 創立年= 1981年
| 学校種別= 放送大学学園法に基づく「特別な学校法人」による
| 設置者= [[放送大学学園]]
| 本部所在地= [[千葉県]][[千葉市]][[美浜区]]若葉2-11
| 緯度度 = 35 | 緯度分 = 39 | 緯度秒 = 12.1 | N(北緯)及びS(南緯) = N | 経度度 = 140 |経度分 = 3 | 経度秒 = 0.1 | E(東経)及びW(西経) = E | 地図国コード = JP
| キャンパス= 本部<br />学習センター50か所<br />サテライトスペース7か所
| 学部= 教養学部
| 研究科= 文化科学研究科
| 大学の略称= '''放大'''
| ウェブサイト= http://www.ouj.ac.jp/
}}

== 概観 ==
=== 大学全体 ===
[[1981年]]([[昭和]]56年)、広く社会人等に開かれた生涯学習機関として、放送を用いた大学教育の機会を提供するという趣旨で[[放送大学学園法]](昭和56年法律第80号、以下、旧法)が制定された。放送大学は、旧法に基づき[[特殊法人]]である[[放送大学学園]](以下、旧法人)が[[1983年]]([[昭和]]58年)に設置した大学である。

このため、放送大学は、国立、公立、私立のいずれにも該当せず、日本で唯一の特殊法人立の大学であった。[[2002年]]([[平成]]14年)には「特殊法人等整理合理化計画」に伴い、放送大学の設置者である放送大学学園を「特別な学校法人」とするため、旧法を改正した放送大学学園法(平成14年法律第156号、以下、新法)が施行された。新法第3条の規定により、現在の放送大学は、特別な学校法人である放送大学学園(以下、新法人)が設置する学校となっている(詳しくは[[放送大学学園]]・[[放送大学学園法]]を参照)。なお、[[文部科学省]]のホームページでは国立大学の項に記載されていたこともあり(現在は「放送大学」として独立に分類されている[http://www.mext.go.jp/b_menu/link/main_b12.htm 文部科学省のホームページより])、表記の上では国立と同等の扱いをされることが多い。<ref>なお、当校と提携している[[京都府]]の[[京都建築大学校|京都国際建築技術専門学校(現:京都建築大学校)]]では[[2007年]]([[平成]]19年)から[[2009年]」(平成21年)にかけて「国立大学の卒業資格も取れる」「放送大学は多くの企業に国立大学と認知されている」という旨の宣伝([[コマーシャルメッセージ|テレビCM]]・[[新聞広告]])を行っていた。[[2012年]](平成24年)現在も同校のHPには「企業より国立大同等と認められる放送大学」などと記載されている。 </ref>

遠隔教育、生涯教育の公開大学として国際的にわかりやすい大学名とするため、[[2007年]]([[平成]]19年)[[10月1日]]より大学名の英称を、'''The Open University of Japan'''(旧称:The University of the Air 違いは「放送の」から「公開の」に語義が変わったこと)と改めた。英称の変更前から用いられていたドメイン (u-air.ac.jp) については、[[2010年]]([[平成]]22年)[[4月]]に新ドメイン('''ouj.ac.jp''')に変更された。また、この機に学内情報システムの刷新が行われ、以前より行われていた[[インターネット]]からの履修登録に加えて、通信添削指導も一部Web上で行われるようになった。

=== 教育および研究 ===
放送大学は通信制大学の大学であり、[[教育]]は[[放送授業]]と[[面接授業]]の2つの形態の[[授業]]によって行われるが、放送授業によって[[卒業]]に必要な大半の[[単位]]を修得できることが特徴である。卒業するためには、124単位を修得することが必要であり、このうち94単位は放送授業で、20単位は面接授業で、残りの10単位は放送授業、面接授業のいずれでもよいことになっている。なお、放送授業で用いる[[テキスト]](印刷教材)は、[[財団法人]][[放送大学教育振興会]]を通じて、一般の方も入手できる。<ref>放送大学教育振興会では、学習センター及びサテライトスペースを設置している地域の書店への配本も行っている。入手が難しい場合には、インターネット書店や最寄りの書店から注文すれば入手可能である。なお、地域の書店への配本は取り扱い書籍量が少ないため地域の代表的な書店に限っている。これは[http://www.jbpa.or.jp/resale/ 再販制度の書籍であり、]また[http://www.1book.co.jp/000809.html 本学の教科書を含め一般に教科書は責任販売制となっているためである。]</ref>

=== 特色 ===
放送大学には、平成24年度第1学期現在で、7万9832人の学部生(選科・科目履修生含む)、5442人の大学院生(選科生・科目生含む)、合計8万5274人の学生が在籍している。開学以来、平成23年度末で、7万265人の学部卒業生と、3544人の大学院修了生が学位を取得している。

大学本部は[[千葉県]][[千葉市]][[美浜区]]に所在し、放送授業番組は本部の専用[[スタジオ]]にて収録されている。

放送大学の大きな特徴として、通信制大学でありながら、学習施設として、全国に学習センター(Study Center,略称:SC)を[[東京都]]に4ヶ所、その他の道府県に各1ヶ所(県庁所在地に設置されていることが多い)の計50ヶ所、学習センターの分室的な役割を担うサテライトスペース(Satellite Space,略称:SS)を7道県に7か所設置していることがあげられる。学生は、いずれかの学習センター、またはサテライトスペースに所属する。

学習センター、サテライトスペースは、面接授業、単位認定試験と呼ばれる学期末試験、放送授業の再視聴などを行う学習施設であり、放送大学の学生は全国すべての学習センター、サテライトスペース、千葉本部の附属図書館を利用できる。また、学習センター、サテライトスペースでは学習相談、卒業研究指導を受けられるほか、図書室の利用、学生証・在学証明書など各種証明書の発行もできる。さらに、学習センター、サテライトスペースを拠点とする学生の[[サークル活動]]も活発に行われており、参加して親睦を深める学生も多い。


== 沿革 ==
== 沿革 ==
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* 学習センター50か所(各道府県に1ヶ所、東京都は4ヶ所)
* 学習センター50か所(各道府県に1ヶ所、東京都は4ヶ所)
* サテライトスペース7か所(旭川市、八戸市、いわき市、浜松市、姫路市、福山市、北九州市)
* サテライトスペース7か所(旭川市、八戸市、いわき市、浜松市、姫路市、福山市、北九州市)

=== 象徴 ===
==== シンボルマーク ====
* 放送大学シンボルマーク([[永井一正]]制作)
:※右上から左下に向かって青色の4本のリボンのようなラインが流れるデザイン。

==== 学歌 ====
[[那珂太郎]]作詞、[[柴田南雄]]作曲による「放送大学学歌」<ref>[http://www.ouj.ac.jp/hp/gaiyo/gaiyo_gakka.html 放送大学>大学概要>放送大学学歌・放送大学イメージソング]([[2012年]][[5月1日]]閲覧)参照。</ref><ref>斉唱と混声四部合唱の2種類を制作。かつてはピアノ演奏のみのインストゥルメンタル版も制作され、学歌に続けて放送されていた。</ref>のほか、[[小椋佳]]作詞作曲のイメージソング「と・も・た・ち」「人間の贅沢、ひとつ」<ref>CDとして[[2008年]]([[平成]]20年)[[5月28日]]に[[ユニバーサル・ミュージック]]より発売(JANコード4988005517005、品番POCS-5020)。[http://www.gfe.co.jp/ogla/kinkyo.html 近況報告]([[小椋佳]]公式サイト「小椋佳倶楽部」、[[2009年]][[2月1日]]閲覧)にも情報がある。</ref>がつくられている。

==== マスコットキャラクター ====
[[2008年]]([[平成]]20年)に、[[こうの史代]]のデザインによる<ref>パンフレット「放送大学教養学部大学案内([[2009年]]([[平成]]21年)度第1学期)」([[2008年]]([[平成]]20年)[[10月]]作成)3ページ。</ref>[[伝書鳩]]をモチーフとしたマスコットキャラクターが制定され、名称は公募により「まなぴー」となった<ref>{{Cite web|url=http://www.ouj.ac.jp/hp/o_itiran/2008/mascot.html|title=放送大学>大学概要>放送大学にイメージキャラクターが誕生しました!|format=HTML|publisher=放送大学|accessdate=2008-12-29}}</ref>。

== 教育および研究 ==
=== 組織 ===
==== 学部 ====
[[2009年]]([[平成]]21年)度から、従来の教養学部3コース6専攻を、教養学部教養学科5コースに改組した。なお、[[2008年]]([[平成]]20年)度以前入学の学生も新コースに移行できる。旧産業と技術専攻の学生は新社会と産業コースと新人間と文化コースを選択して移行できる。

* [[教養学部]]
** [[教養学科]]
*** 生活と福祉コース(旧 生活と福祉専攻)
*** 心理と教育コース(旧 発達と教育専攻)
*** 社会と産業コース(旧 社会と経済専攻、旧 産業と技術専攻)
*** 人間と文化コース(旧 人間の探究専攻、旧 産業と技術の情報系の一部) (平成25年度から情報系が独立し情報コースが開設される)
*** 自然と環境コース(旧 自然の理解専攻)

==== 大学院 ====
[[大学院]]は、文化科学研究科の文化科学専攻の中に6つのプログラムが設けられている。

* [[文化科学研究科]]
** 文化科学専攻([[修士課程]])
*** 生活健康科学プログラム
*** 人間発達科学プログラム
*** 臨床心理学プログラム
*** 社会経営科学プログラム
*** 文化情報学プログラム (平成25年度から 人文学プログラムと情報学プログラムに分かれる)
*** 自然環境科学プログラム

==== 附属機関 ====

===== 附属図書館 =====
[[1990年]]([[平成]]2年)[[6月]]に放送大学本部に附属図書館が併設された(千葉学習センターと共に同じ構内にある)。附属図書館は約26万冊の蔵書のほか、放送大学の教科書に相当する印刷教材、再視聴用のテープ・ディスクなどを備えている。放送大学の教職員・学生だけでなく、利用条件を満たせば一般の方も利用可能である。放送大学の学生は、各学習センターやサテライトスペースの図書室を介して、附属図書館所蔵資料の貸出しを受けることができる。大学院修士全科生・学部全科履修生は、自宅への図書配送も有料で行っている。附属図書館に必要な資料や書籍がない場合、所定の利用条件のもとで[[国立国会図書館]]および他大学図書館への利用申込書を発行している。

各学習センター及びサテライトスペースに小規模な図書室を置いている。千葉学習センターは、本部構内の附属図書館に近いため、学習センター内に図書室を置いていない。

==== 学習のシステム ====
放送大学は、4月と10月を学習開始月とする年[[2学期制]]の教育課程を編成している。そのため、入学・卒業時期が年2回ある(修士全科生は4月入学の1回のみ)。授業科目の登録は学期ごと事前に行う。各授業科目(放送授業)は、毎学期、週1回45分の放送が15週間にわたって放送され、完結する。

===== 入学・卒業式 =====
放送大学の入学式(「入学者の集い」と呼ばれている)は毎年4月と10月に各学習センター・サテライトスペースにて挙行される。

放送大学学位記授与式(卒業式)は毎年3月下旬に挙行される。過去には[[東京ベイNKホール]]や[[幕張メッセ]]を式典会場に使用してきたが、近年では[[NHKホール]]を使用している。卒業式には、放送大学卒業生・大学院修了生が日本全国から出席し、[[文部科学大臣]](またはその代理)ほか来賓も多く列席する大規模な式典になる。卒業式に引き続いて行われる卒業祝賀パーティーの会場には、[[グランドプリンスホテル新高輪]]や[[ホテルニューオータニ]]など、大規模施設が使用されている。<br/>

学位記授与式は、各学習センター・サテライトスペースでも挙行される。卒業生・修了生はそのどちらか、または両方の式典に出席できる。学位記授与式の模様は後日、特別番組や[[大学の窓]]で放送される。

===== 学生種別 =====
学部(教養学部)については、いずれかのコースに所属し卒業([[学士]](教養)の学位取得)を目指す「全科履修生」(修業年限4年)と、自由に授業科目を履修する「選科履修生」(在学期間1年)・「科目履修生」(在学期間6ヶ月)の学生種別がある。全科履修生として入学する際、それ以前に選科履修生・科目履修生として修得した単位の全てを全科履修生の卒業要件単位に含めることができる。
「全科履修生」の在学最長年限は10年である。この期間内に卒業できない場合には退学となるが、希望により再入学することは可能である。また、全科履修生が4学期間(2年間)続けて授業料を払い込まないと(履修登録をしないために結果的に授業料が発生しない場合を含む)、除籍となる。この場合も希望により再入学することは可能である。なお、再入学した場合、それまでの修業年数と修得した単位は引き継がれる。
このほか、放送大学と単位互換協定を結んだ他大学の学生が単位修得のために放送大学に在籍する「特別聴講学生」という学生種別もある。

大学院(文化科学研究科)については、いずれかのプログラムに所属し修了([[修士]](学術)の学位取得)を目指す「修士全科生」(修業年限2年)と、自由に授業科目を履修する「修士選科生」(在学期間1年)・「修士科目生」(在学期間6ヶ月)の学生種別がある。修士全科生として入学する際、過去に修士選科生・修士科目生として修得した単位があれば、修得した単位の全てを修士全科生の修了要件となる単位に含めることができる。

===== 入学資格 =====
学部における全科履修生は[[高等学校]]や[[中等教育学校]]などを卒業していること、あるいは[[高等学校卒業程度認定試験]](= 高認。旧・[[大学入学資格検定]] = 大検)の[[合格]]などのいわゆる大学入学資格が原則として必要であるが、選科履修生と科目履修生については、入学年度の学年の初めに15歳以上であれば[[学歴]]は問わない。

一般的な大学入学資格(学歴、認定試験合格など)を有していない者も、選科履修生や科目履修生として入学し所定の単位を修得することによって、全科履修生に入学することが可能となり、卒業を目指すことができる。

[[大学院]]における[[修士]]選科生、[[修士]]科目生は、入学年度の学年の初めに18歳以上であれば学歴は問わない。[[修士]]全科生には放送大学では唯一入学者選考(入学試験)がある。入学試験の内容は、1次選考は書類選考、2次選考は筆記試験と面接試問である。原則として22歳以上で放送大学または他の[[大学]](短期大学を除く)を卒業していることが出願条件だが、放送大学による出願資格事前審査を受けることにより、大学(短期大学を除く)を卒業していなくても入学者選考の対象となる場合がある。

===== 単位修得方法 =====
放送授業(通常1科目2単位)については、配付されたテキスト(印刷教材)による学習と、テレビ・ラジオによる放送授業の視聴(または各学習センターに配架された放送授業教材(DVD、CD)の再視聴)による学習を行って、学期末の単位認定試験に臨むこととなる。なお、放送授業の講義の概ね半分が終了した時点で、通信指導(レポート)が課され、これに回答・提出し、合格することが単位認定試験の受験要件となる。学期末試験は通信ではなく、学生は各学習センター等に出向いて実際に試験を受ける。

単位認定試験に合格すると単位が与えられる。単位認定試験で不合格となった場合でも、次学期に学籍があれば1回に限り再試験を受けることができる。この場合、授業料を支払う必要はない。通信指導の結果、受験資格が得られなかった場合も、次学期に学籍があれば1回に限り通信指導を提出することができる。この場合も授業料を支払う必要はない。

面接授業([[スクーリング]])の学習は、学生が各学習センターまたはサテライトスペースに出向いて受講する。面接授業は教員から直接教室内で講義を受け、各面接授業の合格基準(出席回数・試験による評価・レポートによる評価および、これらの総合評価)に達すると単位を修得できる(面接授業の1科目は1単位。1時限あたりの85分の講義が8回分)。通常、2~3日間で集中的に行われることが多い。

卒業を目指す全科履修生は、このような学習方法で、所定の単位(基礎科目、共通科目、総合科目、所属コース内外の専門科目の124単位以上。そのうち外国語科目6単位、所属コース科目を30単位以上、総合科目を4単位以上含めコース科目を60単位以上、放送授業を94単位以上、面接授業を20単位以上、など組み合わせの規定がある<ref>詳細は公式サイトの[http://www.ouj.ac.jp/hp/nyugaku/new/gakusi/risyu.html 履修科目と履修プラン]を参照するか、学習センターで相談する必要あり。</ref>。選択制の[[卒業研究]]([[卒業論文]])を履修し合格した場合は、卒業に必要な単位の一部(所属コースの専門科目6単位として認定)に充てることができる。以上の卒業要件を満たすと、大学卒業「学士(教養)」の学位が授与される。

学部・大学院ともに履修科目申請は毎学期ごと事前に行う。受講料は1単位あたり学部で5,500円、大学院課程で11,000円、印刷教材の費用は授業料に含まれている。印刷教材は取り扱いのある一般書店、書店通販サイトでも購入可能(「[[放送大学#教育および研究|教育および研究]]」の節参照)。なお、印刷教材の送付が不要な場合は授業料の割引制度がある。

大学院の学習方法は放送授業のほかに、修士全科生の場合、専攻内の6プログラムのいずれかに所属し、指導教員による研究指導(修士論文・特定課題研究(リサーチペーパー))を受ける。研究指導は直接指導のほか、電話・FAX・テレビ電話・電子メール・郵便などにより行われる。大学院課程の必要単位を修得(研究指導を含め30単位以上、臨床心理プログラムは34単位以上)し、修士論文または特定課題研究の審査、および口答試験に合格すると、大学院修了「修士(学術)」の学位が授与される。なお、臨床心理プログラムのみ、学外施設での演習・実習が行われる。

なお、放送授業は、原則として4年間で閉講される<ref>[http://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H23/kyouyou/B/info_map/index.html 履修科目案内図について]</ref><ref>閉講後も一部の授業科目はタイトルの開設年度と一部箇所のテロップ差し替え程度の再編集の上で再び使用する場合もある。この場合、テロップには「これは“(編集元の授業科目名と開設年度)”の再放送です」と表示される(再編集した授業科目でも原則として4年間で閉講される)。</ref>。そのため、各科目には開設年度が記載されている(例「身近な気象学('''<nowiki>'</nowiki>10''')」)。

===== 科目群履修認証制度(放送大学エキスパート) =====
放送大学では、学んだ分野の成果について大学として評価を与える科目群認証制度があり、一定の科目を履修し単位を取得した者に、修得した科目群についての認証状を授与する制度がある。この制度は[[2006年]]([[平成]]18年)度から開始したもので、2012年(平成24年)度現在で以下の24プランが用意されている。
当該制度は放送大学独自の制度であるが、[[2007年]]([[平成]]19年)に改正された[[学校教育法]]に新たに規定された[[履修証明制度]]が創設されたため、[[2008年]]([[平成]]20年)以降、放送大学の科目群履修認証制度も学校教育法上の履修証明制度に対応したものとなっている。

心理学基礎プラン、臨床心理学基礎プラン、宇宙・地球科学プラン、環境科学プラン、社会数学プラン、生命科学プラン、エネルギー・環境研究プラン、異文化コミュニケーションプラン、アジア研究プラン、日本の文化・社会探究プラン、芸術系博物館プラン、歴史系博物館プラン、自然系博物館プラン、社会探究プラン、市民活動支援プラン、次世代育成支援プラン、コミュニティ学習支援プラン、社会生活企画プラン、健康福祉指導プラン、福祉コーディネータプラン、食と健康アドバイザープラン、実践経営学プラン、ものづくりMOTプラン、工学基礎プラン

===== 名誉学生 =====
[[2010年]]([[平成]]22年)[[4月]]より、教養学部の全コース(5コース)の卒業(グランドスラム)を達成した学生を顕彰して、「放送大学名誉学生」として、学習センターの利用や、選科履修生・科目履修生に入学した場合の入学料・授業料免除などの特典を与えている。<ref>[http://www.ouj.ac.jp/hp/o_itiran/2010/220420.html 放送大学>お知らせ>
「放送大学名誉学生」制度の創設について]</ref>

==== 学外での受講 ====
{{seealso|放送大学学園#放送大学(チャンネル)}}

関東地区では[[日本の地上デジタルテレビ放送|地上デジタル放送]]とFMラジオ放送で視聴・聴取できる。その他の地域でも、[[日本における衛星放送#BSデジタル放送|BSデジタル放送]]や[[ケーブルテレビ]]を通じて日本全国で視聴することができる。

ラジオ番組については、[[2012年]][[4月2日]]からIPサイマルラジオの[[radiko]]でも聴くことができるようになった(同日には[[日経ラジオ社|ラジオNIKKEI]]もサービスを開始した)。

このほか、全国各地にある学習センターで視聴することもできる。学習センターには、放送授業の[[DVD-Video|DVD]]や[[コンパクトディスク|CD]]などがあり、借用して自宅で視聴することもできる。一部の地域では図書館や生涯学習センターなどに放送教材を貸し出している場合もある<ref>学習センターの場合には、本学が設置した学習センターと、地方自治体から要請を受けて設置をしたサテライトスペースがある。放送教材の貸出を行っていない施設は、ブランチ試験場と呼ばれる単位認定試験のみを実施している施設である。ブランチ試験場設置の目的は、学習センターやサテライトだけでは単位認定試験などを行う際に収容できる人数に限りがあることや、地方など交通事情の良くない場所で学習を行っている学生が単位認定試験を受けやすくするために設けられているものである。</ref>。また、ラジオ番組を中心にインターネットでも配信されている(再生には[[Windows Media Player]]が必要)<ref>配信されているものは全体の40%程度。[[2012年]]([[平成]]24年)度現在、大学開講257科目中145科目、大学院開講73科目中40科目、テレビ科目の21%,ラジオ科目の97%が視聴できる(体育実技、卒業研究を除く)。</ref>。

==== 番組について ====
テレビで放送される授業とラジオで放送される授業は、それぞれ異なる科目(放送番組)群であり、卒業を目指すならば両方が視聴できることが事実上前提となる。

放送授業は早朝から深夜まで放送されている。通常授業番組のほか、集中放送授業、特別講義、科目選択ガイド、大学・大学院案内、「[[大学の窓]]」(15分間の放送大学情報番組)を放送している。授業と授業の間約1分間は風景などの映像が流れ、お知らせの字幕が出ることも多い。

大学の窓と一部の授業科目は[[ハイビジョン]]制作である。ラジオはFM放送の場合、遠隔地での受信が可能なようにモノラルで放送されているが、大学の窓だけステレオ放送されている。一方、BSデジタル放送のラジオ放送はすべての時間帯でステレオ放送されている。また、[[ベイエフエム|bay-fm]]で週1回広報番組を放送している。

==== 基本的組織について ====
===== 本部組織について =====
* [[私立学校法]]および[[学校教育法]]の規定により、「学校法人に置かれる[[理事会]]」と「大学に置かれる[[教授会]]」からなる運営が行われている。
* 現在の理事長は[[白井克彦]]([[2011年]]([[平成]]23年)[[4月1日]] - )(元早稲田大学総長)
* 大学全体の組織は、大学本部と学習センター、サテライトスペースに区分される。以下、本節内において、学習センター及びサテライトスペースは区分せず、一律に学習センターと記述する。
* 各放送授業科目の主任講師は、放送大学の専任教員だけではなく、他大学(国公私立を問わず)の教授・准教授も担当している。この場合、放送大学の客員教授・客員准教授として、委嘱している。
* 教員組織は、[[学長]](大学責任者)、[[教授会]]、[[教授]]、[[准教授]]からなる。すべての専任教員に任期制(5年任期)が採用されている。教授職は二度、准教授職は一度のみ、業績審査の上で再任が認められている(再任の回数については例外規定あり<ref>著しく大学運営や研究などで業績を上げた場合にのみ適用される。ただし、招請研究者の場合には、適用されない。</ref>)。
* [[ティーチングアシスタント]] (TA) および[[チューター]]制度は存在しないが、同学大学院修了者から選抜する形で、学部授業のティーチングアシスタントないしはチューターとして採用する計画が発表されている<ref>放送大学発行のパンフレット「アクション・プラン 2008」([[2008年]]([[平成]]20年)[[1月1日]]発行)より。</ref>。なお、学生サークルほか、近隣や職場などで同じ専攻を持つ学生同士で、相互扶助の形でレポートの作成等を実施している例もある。

===== 学習センター組織について =====
* 各学習センターには、所長、客員教員、事務職員が配置されている。客員教員は、近隣の大学等から招かれている。また、専任教員、客員教員のほか、近隣の大学の教員等が各学習センターで開講される面接授業(スクーリング)を担当している。

==== 学内課外活動について ====
* サークル活動やクラブ活動は、学習センター毎に組織されている。そのため、地域や地方ごとに様々なサークルが有る。大学関連の体育連盟などには加入していないため、スポーツ関係の団体競技などへは出場していないが、スポーツサークルは存在する。また、休日等を利用してのサークル活動であるため、保健体育の授業と連動した活動が行われているサークル活動などもある。例:東京ではシティマラソンへの出場を目指した陸上サークルや都や区が実施する総合運動会などである。

==== 同窓会について ====
* 放送大学の同窓会は、学習センター毎に設置されているが、放送大学同窓会の全国組織として、放送大学同窓会連合会がある。

=== 大学関係者一覧 ===
{{See|放送大学の人物一覧}}

== 施設 ==
=== 本部施設 ===
[[千葉県]]および[[千葉市]]が事業を進めてきた、[[幕張新都心]]開発計画の内、教育文化地区に相当する場所に設置。施設は、本部棟(放送センターおよび事務部門)、研究棟、附属図書館、千葉学習センター、セミナーハウスなどがある。また、本部施設内には、過去にテレビ、ラジオで放送されたほぼ全ての講義が1インチCタイプVTR、D2-VTR、D3-VTR、デジタルベータカム、HDCAM-VTRなどで保管されている。2011年9月時点の保管数は約25000本、500講義に及ぶ。ただし、全ての放送番組が保存されている訳ではなく、放送大学学園が放送を開始した1985年や一部年代の講義は原版となっていた2インチVTRが消去されたため現存していない。

:※1993年まで、放送大学では1インチVTRを使用していたと過去の「大学の窓」で保管庫の紹介と共に説明された。D3-VTRは2000年頃にデジタルベータカムに転写(ダビング)再記録されたので現在は保管庫に原版のみ保管されている。FMラジオで放送された過去の講義は、SONY製とマクセル製6m/mオープンリールテープ(10吋)で完パケが同保管庫内に保存されている。

:※2011年4月からは月に数回程度「もう一度みたい名講義~放送大学アーカイブス~」と題し、同保管庫内に保存されている過去のテレビ放送授業の中から選りすぐりの内容を放送している。

=== キャンパス ===
放送大学には、面接授業、単位認定試験、放送授業の再視聴などを行う学習センターが全国に50か所設置されている。また、学習センターを補完するサテライトスペース(分室)は全国に7か所に設置されている。学生は全国に所在する全ての学習センター、サテライトスペースの利用ができる。

==== 学習センター ====
[[ファイル:Hitotsubashi-Univ-Kodaira-Campus.JPG|thumb|240px|right|一橋大学に併設された東京多摩学習センター]]
[[ファイル:Osaka_kyoiku_daigaku_Tennoji_campus.jpg|thumb|240px|大阪教育大学に併設された大阪学習センター]]
[[ファイル:広島大学千田キャンパス01.jpg|thumb|240px|right|広島大学に併設された広島学習センター]]
学習センターは土曜日・日曜日も利用できる(足立学習センター等の一部の学習センターを除き月曜日・祝日は休み)。

* 北海道学習センター([[北海道]][[札幌市]][[北区 (札幌市)|北区]]) - [[北海道大学]]内
* 青森学習センター([[青森県]][[弘前市]]) - [[弘前大学]]創立50周年記念会館内
* 岩手学習センター([[岩手県]][[盛岡市]]) - [[岩手大学]]付属図書館内
* 宮城学習センター([[宮城県]][[仙台市]][[青葉区 (仙台市)|青葉区]]) - [[東北大学]][[金属材料研究所]]内
* 秋田学習センター([[秋田県]][[秋田市]]) - [[秋田大学]]ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー棟内
* 山形学習センター([[山形県]][[山形市]]) - [[霞城セントラル]]内
* 福島学習センター([[福島県]][[郡山市]]) - [[郡山女子大学]]内
* 茨城学習センター([[茨城県]][[水戸市]]) - [[茨城大学]]水戸地区内
* 栃木学習センター([[栃木県]][[宇都宮市]]) - [[宇都宮大学]]内
* 群馬学習センター([[群馬県]][[前橋市]])
* 埼玉学習センター([[埼玉県]][[さいたま市]][[大宮区]]) - [[JACK大宮|大宮情報文化センター]]内
* 千葉学習センター([[千葉県]][[千葉市]][[美浜区]]) - 放送大学本部敷地内
* 東京世田谷学習センター(閉所)([[東京都]][[世田谷区]])- [[東京学芸大学附属高等学校]]に隣接(平成24年3月18日閉所)
* 東京渋谷学習センター ([[東京都]][[渋谷区]][[道玄坂]]) - 五島育英会ビル1階 (平成24年3月27日開所)
* 東京文京学習センター(東京都[[文京区]]大塚) - [[筑波大学]]文京校舎内
* 東京足立学習センター(東京都[[足立区]]) - 学びピア21 6階
* 東京多摩学習センター(東京都[[小平市]]) - [[一橋大学]]小平国際キャンパス内
* 神奈川学習センター([[神奈川県]][[横浜市]][[南区 (横浜市)|南区]])
* 新潟学習センター([[新潟県]][[新潟市]][[中央区 (新潟市)|中央区]]) - [[新潟大学]]旭町キャンパス内
* 富山学習センター([[富山県]][[射水市]]) - [[富山県立大学]]内
* 石川学習センター([[石川県]][[野々市市]]) - [[金沢工業大学]]内
* 福井学習センター([[福井県]][[福井市]]) - [[AOSSA]]7階 ※ [[2007年]]([[平成]]19年)[[4月]]に福井県民会館から移転
* 山梨学習センター([[山梨県]][[甲府市]]) - [[山梨大学]]内
* 長野学習センター([[長野県]][[諏訪市]]) - スワプラザビル4階
* 岐阜学習センター([[岐阜県]][[岐阜市]]) - [[県民ふれあい会館 (岐阜県)|県民ふれあい会館]]内
* 静岡学習センター([[静岡県]][[三島市]]) - [[静岡県立三島長陵高等学校]]2階
* 愛知学習センター([[愛知県]][[名古屋市]][[昭和区]]) - [[中京大学]]センタービル4階
* 三重学習センター([[三重県]][[津市]]) - [[三重県総合文化センター]]内
* 滋賀学習センター([[滋賀県]][[大津市]]) - [[龍谷大学]]瀬田キャンパス内
* 京都学習センター([[京都府]][[京都市]][[下京区]]) - [[キャンパスプラザ京都|京都市大学のまち交流センター]]内3階
* 大阪学習センター([[大阪府]][[大阪市]][[天王寺区]]) - [[大阪教育大学]]天王寺キャンパス内
* 兵庫学習センター([[兵庫県]][[神戸市]][[灘区]]) - [[神戸大学]]六甲台キャンパス内
* 奈良学習センター([[奈良県]][[奈良市]]) - [[奈良女子大学]]コラボレーションセンター3階
* 和歌山学習センター([[和歌山県]][[和歌山市]]) - [[和歌山大学]]松下会館内
* 鳥取学習センター([[鳥取県]][[鳥取市]]) - [[鳥取市役所]]駅南庁舎5階
* 島根学習センター([[島根県]][[松江市]]) - スティックビル4階
* 岡山学習センター([[岡山県]][[岡山市]][[北区 (岡山市)|北区]]) - [[岡山大学]]津島キャンパス[[法務研究科]]・文化科学系総合研究棟5・6階
* 広島学習センター([[広島県]][[広島市]][[中区 (広島市)|中区]]) - [[広島大学]]東千田地区内
* 山口学習センター([[山口県]][[山口市]]) - [[山口大学]]吉田キャンパス大学会館内 ([[山口東京理科大学]] から[[2011年]]([[平成]]23年)[[3月]]に移転)
* 徳島学習センター([[徳島県]][[徳島市]]) - [[徳島大学]]地域・国際交流プラザ(日亜会館)3階
* 香川学習センター([[香川県]][[高松市]]) - [[香川大学]]幸町キャンパス 教育学部構内 研究交流棟7・8階
* 愛媛学習センター([[愛媛県]][[松山市]]) - [[愛媛大学]]城北地区キャンパス 総合情報メディアセンター3・4階
* 高知学習センター([[高知県]][[高知市]]) - [[高知大学]]朝倉キャンパス メディアの森内
* 福岡学習センター([[福岡県]][[福岡市]][[博多区]]) - 博多織会館内 3・4・5階
* 佐賀学習センター([[佐賀県]][[佐賀市]]) - [[どんどんどんの森]]内 アバンセ(佐賀県立男女共同参画センター・佐賀県立生涯学習センター) 4階
* 長崎学習センター([[長崎県]][[長崎市]]) - [[長崎大学]]文教キャンパス内
* 熊本学習センター([[熊本県]][[熊本市]]) - [[熊本大学]]内 ([[崇城大学]]内から[[2006年]]([[平成]]18年)[[3月31日]]に移転)
* 大分学習センター([[大分県]][[大分市]]) - [[別府大学]]大分キャンパス内
* 宮崎学習センター([[宮崎県]][[日向市]]) - 日向市役所隣
* 鹿児島学習センター([[鹿児島県]][[鹿児島市]]) - [[かごしま県民交流センター]]内
* 沖縄学習センター([[沖縄県]][[中頭郡]][[西原町]]) - [[琉球大学]]内:地域国際学習センター棟 4階・5階

==== サテライトスペース ====
* 旭川サテライトスペース([[北海道]][[旭川市]]) - 旧旭川市青少年科学館内
* 八戸サテライトスペース([[青森県]][[八戸市]]) - 八戸地域地場産業振興センター「ユートリー」内
* いわきサテライトスペース([[福島県]][[いわき市]]) - [[東日本国際大学]]内
* 浜松サテライトスペース([[静岡県]][[浜松市]]) - クリエート浜松内
* 姫路サテライトスペース([[兵庫県]][[姫路市]]) - [[イーグレひめじ]]内
* 福山サテライトスペース([[広島県]][[福山市]]) - まなびの館ローズコム内
* 北九州サテライトスペース([[福岡県]][[北九州市]][[小倉北区]]) - [[北九州市立中央図書館]]視聴覚センター内

=== 学生会館 ===
大学本部内(千葉学習センターが併設)に、学生や教職員の一時宿泊施設となる「セミナーハウス」が設けられている。セミナーハウスでは卒業研究指導、ゼミナールに通う学生や面接授業の受講生が利用できるほか、研修や実習、サークル活動などにも利用できる。セミナーハウス内には研修室が設置されている。
セミナーハウスは、研修室のほかに宿泊室があり、ビジネスホテルのような[[間取り]]でユニットバスもある。TV・ラジオの他にバスタオル・ボディーソープ・ドライヤーなどの設備もある。<br/>
放送大学学生、教職員であれば大学本部への申請で最大6連泊まで使用でき、1泊1,500円で利用できる。


== その他 ==
== その他 ==
311行目: 60行目:
== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[こども環境学会|こども環境学会事務局]]
* [[こども環境学会|こども環境学会事務局]]

== 参考文献 ==
* 加除式 六法全書 -学校基本法関連-, ぎょうせい
* 放送大学 入学案内一式, 2007年度版 春期・秋期入学, 放送大学
* 中央高等教育審議会資料, 文部科学省
* その他、インターネットのBlogやホームページなど。


== 公式サイト ==
== 公式サイト ==
* [http://www.ouj.ac.jp/ 放送大学 公式サイト]
* [http://www.ouj.ac.jp/ 放送大学 公式サイト]
* {{Cite web|url=http://www.ouj.ac.jp/hp/gaiyo/gaiyo09.html|title=数字で見る放送大学|publisher=放送大学|accessdate=2008-12-29}}

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'''この項目は、[[プロジェクト:大学|ウィキプロジェクト 大学]]の[[プロジェクト:大学/大学テンプレート (日本国内)|テンプレート]]を使用。'''

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[[Category:放送大学|*]]
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[[en:The Open University of Japan]]
[[zh:放送大學]]


{{日本のラテ兼営局
{{日本のラテ兼営局

2012年9月10日 (月) 06:07時点における版

沿革

年表

  • 1981年昭和56年) - 旧法施行、旧法人設立。
  • 1983年(昭和58年) - 放送大学設置。
  • 1985年(昭和60年)4月1日 - 学生受け入れ、授業開始。学習センター設置(群馬、埼玉、千葉、東京第一、東京第二、神奈川)
※1985年3月から試験電波を東京タワーと群馬中継局から発射、3月下旬からカラーバー&モノスコパターンと音楽によるテスト放送を開始。
※1985年4月1日 午前10:00から放送大学学園東京テレビジョン(UHF16ch)と放送大学学園群馬テレビジョン(UHF40ch)で第1号番組『大学の窓』を放送開始。
  • 1989年平成元年)4月 - 第1回卒業式の挙行、来賓皇太子徳仁親王より祝辞、卒業生544人[1]
  • 1989年(平成元年) - 幕張地区の高層ビル林立のため、放送大学本部放送センターから東京タワーへ向けたSTL設備中継タワーを放送大学本部付近に増設・設置。
  • 1990年(平成2年) - 全国にビデオ学習センターを設置開始。(毎年4~5ヶ所)
  • 1994年(平成6年) - ビデオ学習センターを地域学習センターへ改組。
  • 1998年(平成10年) - パーフェクTV!(現・スカパー!)を利用した全国放送を開始。地域学習センターを学習センターに改組。全都道府県に学習センター設置完了。すべての学習センターで全科履修生の受け入れを開始。(いわゆる放送大学の全国化)
※CS放送205ch「PerfecTV!」放送開始記念番組『CS放送開始記念番組~今、開かれる放送大学』を全国に向けて放送。
※9/27 12時45分より事前放送、10/1 6:00から地上デジタル放送と同内容の本放送を開始。11:45から記念番組「BSデジタル放送開始記念~大学の窓」を放送。
  • 2012年(平成24年)3月31日 - スカパー!での放送を終了。
  • 2012年(平成24年)4月2日 - 正午からradikoを利用したIPサイマルラジオ配信を開始。

基礎データ

所在地

  • 本部・演奏所(放送スタジオ)(千葉県千葉市美浜区若葉2-11)
  • 学習センター50か所(各道府県に1ヶ所、東京都は4ヶ所)
  • サテライトスペース7か所(旭川市、八戸市、いわき市、浜松市、姫路市、福山市、北九州市)

その他

  • 放送大学のFM放送は、授業は原則としてモノラル放送であるが、広報番組「大学の窓」などの一部番組はステレオで放送される。一方でBSデジタルラジオ放送はすべての番組がステレオで放送される。
  • 1985年4月1日の本放送開始第1号番組は「大学の窓」である。同番組では、開局・本放送を開始した放送大学開学の趣旨をスタジオ収録のVTRで説明したり、放送大学学園東京テレビジョン、群馬テレビジョン、FM放送(東京局、群馬局)の受信方法についての説明も行われた。また、竣工間もない放送大学学園本部・演奏所(スタジオ)やマスター設備の一部の模様も事前収録のVTRによって説明された。
  • 1985年4月1日から地上アナログ放送で放送されていた放送大学学園の放送は、一日の放送開始である05:30:00を迎えると放送波が東京タワーから発射され、同時に群馬局でも発射され、05:44:55:00までEIA形式カラーバーに1KHzトーン信号を流したり、モノスコパターン(解像度パターン)に切り替えたりしながら放送テストを実施。05:45:00:00辺りから白黒のモノスコパターンをバックにモノラル音声で「音声付テスト放送」を続け、05:58:45:00で後述の『オープニング』に切り替わった。(白黒モノスコパターンの中央円内(○)には「放送大学学園」の文字入り。CS放送大学放送開始に合せ「放送大学TV」と変更された。白黒モノスコパターンは地上デジタル放送対応のマスターに更新される2006年11月26日まで使用されていたが、現在は右斜め下方向に動いたカラーバーのみが流れている)。
  • 05:50:00:00からは、グリーンバックに白テロップで「JOUD-TV 放送大学学園 東京テレビジョン(16ch)・群馬テレビジョン(40ch)」とスーパーされたVTRに男性のオープニングナレーションで「JOUD-TV、こちらは放送大学学園です。東京から16チャンネル、前橋から40チャンネルでお送りします。」のナレーションが流れ、音声付きテスト放送を続けた。
  • 放送大学学園東京テレビジョン、群馬テレビジョンと、CS放送大学(スカパー!)及びBSデジタル放送大学で、一日の放送開始前に流れる『オープニング』映像と音楽は、1985年4月1日の放送大学学園東京テレビジョン開局時から変わっていない(ただしデジタル放送開始後は16:9サイズで放送するため、画面左右を背景と同色の色で塗りつぶしている)。同映像は1985年時点で最新のCG(コンピューターグラフィックス)と電子音楽で製作されており、その芸術性の高さが評価された。地上アナログ放送時代、朝6:00の放送開始時には5:59:57秒から6:00:00秒まで時報(NHK方式:400Hzトーンの「ピ、ピ、ピ、」1KHzトーンの「ポーン!」)が放送されており、同じ時報は番組の切れ目が正時となる場合と放送終了時(24時)にも流れていたが、CS放送大学の本放送開始と共にそれは廃止され、同時に興和フォントタイプの時報(「6:00」「0:00」等)も廃止された。
  • 1985年4月1日から地上アナログ放送で放送されていた放送大学学園の『クロージング』は、一日の放送終了24:00:00を迎えるとグリーンバックに白テロップで「JOUD-TV 放送大学学園 東京テレビジョン(16ch)・群馬テレビジョン(40ch)」とスーパーされたVTRに、クロージングナレーションで「JOUD-TV、こちらは放送大学学園です。」のナレーションのみで、黒フェードアウトした後、黒画面のまま、60秒経ってから24:01:00に停波していた。地上デジタル放送開始後はやや薄めのブルーバック画面に変更され、現在のアナウンスは「JOUD-DTV、放送大学学園東京デジタルテレビジョンです。」のナレーションとなっている。一方、BSデジタル放送およびスカパー!では独自のクロージングナレーションは流されず、一日の放送終了時間と同時に放送休止画面に入る。
  • 1985年4月1日から長らくの間、講義と講義の合間(フィラー)には、NHKから映像素材提供を受けた「日本の自然風景」や「千葉県の自然」などの環境映像と電子音楽が流れていた。毎日22:00過ぎのフィラーでは、上記の環境映像に単調な電子音を交えた独特のフィラー映像も流れていた。
  • 1994年以降、1985年から現用稼動していた「1インチCタイプVTR」(オープンリールVTR)を廃止し、D2-VTRとD3-VTRのカートラック方式のVTR運行システムに更新した。当時最新のデジタルVTRに更新したが、地上テレビ放送で既に開始されていた「クリアビジョン」「ワイドクリアビジョン」等には対応せず「音声多重放送」も未実施だった。音声多重放送を行なうようになったのは2006年12月の地上デジタル放送が開始されてからである(ただし、アナログ放送は2011年7月24日の終了まで未実施のままだった)。
  • 1985年以降、年に2回から3回ほど「減力放送」を実施し東京タワーからの出力を50Kwから30Kwや10Kwに減力したり深夜2:00以降に無音の状態でカラーバーのみを放送したりメンテナンスを行っていた。減力放送やテスト放送の際は「放送大学学園テレビジョン」の独自ロゴをカラーバーの右下にスーパーしていた。現在でも地上デジタル放送およびBSデジタル放送で深夜の放送休止時間帯に不定期でカラーバーとテストトーンが入った試験電波を発射することがある。

脚注

  1. ^ 放送大学、平成元年544人卒業”. 文部科学省. 2008年12月30日閲覧。
  2. ^ 平成14年12月13日法律第156号、附則抄、第1条
  3. ^ 特別な学校法人への設置形態の変更について2010-01-27 閲覧

関連項目

公式サイト

放送大学
基本情報
略称 UD
本社 〒261-8586
千葉県千葉市美浜区若葉2-11
(放送大学本部)
演奏所 放送大学本部と同じ
公式サイト 放送大学 公式サイト(日本語)
ラジオ
放送対象地域 関東広域圏
呼出符号 JOUD-FM
呼出名称 ほうそうだいがくがくえん
とうきょうエフエム
開局日 1985年4月1日
親局 / 出力 東京 77.1MHz /  10kW
主な中継局 前橋 78.8MHz / 1kW
テレビ
放送対象地域 関東広域圏
呼出符号 JOUD-DTV
開局日 1985年4月1日
リモコンキーID 12
デジタル親局 東京 28ch
アナログ親局 東京 16ch
ガイドチャンネル 16ch
主な中継局 前橋 28ch
主なアナログ中継局 前橋 40ch
特記事項:
全国向けに、ケーブルテレビIP放送サイマル放送を実施。
ラジオ放送は、一部のケーブルテレビではテレビチャンネルの副音声で放送。
2011年10月1日より、BSデジタルテレビ放送でも放送開始。
テンプレートを表示
放送大学BSデジタル放送
基本情報
運営(番組供給)事業者 放送大学学園
放送(配信)開始 1998年1月21日
HD放送(配信)開始 2011年10月1日開始(BSデジタル放送)
ジャンル 大学授業(教養学部)
衛星基幹放送(BSデジタル放送)
放送事業者 放送大学学園
チャンネル番号 Ch.231(HD)、232・233(マルチ編成実施時)、531(ラジオ)
物理チャンネル BS-11ch
放送開始 2011年10月1日放送開始
HD放送開始 2011年10月1日開始
スカパー!プレミアムサービス(標準画質)
放送事業者 放送大学学園
チャンネル番号 Ch.205(テレビ)、500(ラジオ)
放送開始 1998年1月21日
放送終了 2012年3月31日
その他(再送信・配信)
ひかりTV 12(関東のみ、地上波の再送信)
eo光テレビ 205
J:COM 703、12(関東のみ、地上波の再送信)
公式サイト
テンプレートを表示

放送大学学園(ほうそうだいがくがくえん、英称the Foundation for the Open University of Japan)は、テレビ・ラジオ放送による大学『放送大学』を運営している学校法人である。

公共放送か国営放送か

放送大学学園が行う放送業務については国が直接行う放送ではないため公共放送に分類されるが、実質的に国の管理下にあり、国営放送のように捉えられることもある(旧法人は前述の通り政府の全額出資なので、事実上国営放送となっていた)。

学園はあくまでも公共放送と認識しているため、営利目的の広告放送をしておらず(放送法第90条第1項)、商業広告(コマーシャル)収入を得ていない。デジタル放送推進協会による地上デジタル放送普及促進の広告[1]は商業広告ではないため地上デジタルテレビ放送(地デジ)の啓蒙・普及をさせる意味合いから2011年(平成23年)7月24日まで放送されていた(アナログ放送ではレターボックスで放送されていたが、スカパー!の放送では2011年(平成23年)3月まで地上デジタルテレビジョン放送の送出映像をサイドカットしてそのまま放送していたため、一部見づらい箇所もあった)。

在京他局の支援

大学設立当初はNHKテレビ朝日から番組制作や技術支援を受けていた。NHKが支援したのは教育テレビを運営しノウハウを持っていることが理由で半ば自然の流れだった。一方テレビ朝日が支援したのは同局が開局当初、「日本教育テレビ」(NET)の社名で学校放送を手掛け現在でも民間放送教育協会の幹事社として教育・教養関連の番組を制作している縁によるものである。

放送授業収録は東京・六本木のテレビ朝日六本木センターと赤坂溜池日本自転車会館)の日本短波放送(ラジオたんぱ、現・日経ラジオ社(ラジオNIKKEI))のスタジオにて行われた。ラジオたんぱのスタジオが選ばれたのは、日本教育テレビの開局にあたり同社が日本経済新聞グループの一員として関わった縁と、学園を所管する文部省、そしてテレビ朝日に最も近いという2つの理由があった。

技術支援をNHKより受けていた繋がりから、放送大学学園の教職員にNHK出身者が在籍する(放送大学学園理事(非常勤)など)。現在は放送大学本部に収録スタジオを保有していることからNHK、テレビ朝日との関係はなくなったもののNHKの子会社で教育テレビの番組制作を手掛けるNHKエデュケーショナルが番組制作協力にあたっている。

  • 1972年(昭和47年)2月7日 - 文部省(現在の文部科学省)からの委託によりNHKNHK UHFテレビ実験局)にて実験放送を開始
  • 1984年(昭和59年)11月1日 - 東京局、地上アナログ放送でガイダンス番組放送を開始(放送大学学園東京テレビジョン 16チャンネル)。ガイダンス番組放送開始以前はカラーバーとBGMにナレーション「JOUD-TV、こちらは 放送大学学園 東京テレビジョンです。只今、試験電波を発射しています。」の放送。ガイダンス放送開始以降は9:50に「JOUD-TV、こちらは放送大学学園です。東京から16チャンネルでお送りします」のグリーンバック表示とアナウンスの後、モノスコパターン(白黒解像度パターン)約5分とカラーバー約4分の表示+BGM(「女学生」→「フローレンティーナ」)→オープニング→番組開始となった。(初日のみモノスコパターン約6分+BGM→無音・黒画面約3分→オープニング)
  • 1985年(昭和60年)1月1日 - 前橋局(中継局)、地上アナログ放送でガイダンス番組放送を開始(放送大学学園 群馬テレビジョン 40チャンネル)。ナレーションの最後が「東京から16チャンネル、前橋から40チャンネルでお送りします」に変更となった。
  • 1998年(平成10年)1月21日 - パーフェクTV!(現:スカパー!)を通じた全国放送を開始。最初の番組は『放送大学新時代』(ナレーション:神谷明)。この時からモノスコパターンの中央円形に「放送大学TV」と表記を改訂
  • 2011年(平成23年)
    • 6月30日 - 放送法の改正施行により、地上放送業務(テレビ・ラジオ)は特定地上基幹放送業務に、スカパー!でのCS委託放送業務は衛星一般放送業務に、認定のみ受けている特別衛星委託放送業務(BS)は衛星基幹放送業務にそれぞれ移行
    • 7月21日 - 2011年度第1学期授業期間が終了するこの日をもって関東広域圏で行なわれていた地上アナログテレビ放送の通常番組を終了(正式には22日の1:15で放送終了)。但し、番組送出そのものは22日・23日24日(正午まで)も継続。
    • 7月24日 - 正午に地上アナログテレビ放送を終了(最後に放送された1分間のスポットは地上アナログテレビ放送の試験放送開始の様子を振り返りながらアナログテレビ放送終了の告知と10月に開始するBSデジタル放送の告知を行なった。放送を継続する地上デジタル放送、スカパー!もそのまま告知を放送)。深夜0時をもって、予定どおり地上アナログテレビ放送を完全停波
    • 9月24日 - BSデジタル放送による試験電波発射(24日、25日は12~15時まで。26日は13~18時まで。テレビでは1時間おきに1chのハイビジョン放送と3chのマルチ編成放送の試験[2]を交互に行なう。テレビ・ラジオとも音声はテストトーンが入る)
    • 9月27日 - BSデジタル放送による事前放送(試験放送)を開始(同日12:45の『大学の窓』から開始[3]
    • 10月1日 - 6時、BSデジタル放送による全国放送を開始[4]
  • 2012年(平成24年)
    • 3月31日 - スカパー!での放送を終了(同日23:59からのスポットでCS放送終了の告知を地上波・BS共々同時に行った)[4]

放送大学(チャンネル)

冒頭でも触れたように、日本全国の受講者向けにテレビ・ラジオ放送による『放送大学』を展開している。

テレビ・ラジオのいずれも、1985年4月1日関東広域圏向けに放送を開始し、1998年1月21日からはスカパー!を通じて全国放送を行っていた。

2011年10月1日からは、スカパー!に代わる全国放送としてBSデジタル波で放送されており、受信環境さえ揃っていれば日本全国どこでも無料で視聴・聴取することができる。

当初はBSアナログ波で放送する計画が挙がっていたが、次期放送衛星の打ち上げ延期やBSデジタル放送の計画などで白紙となり、1998年初頭にスカパー!で放送を開始することになった経緯がある。

その後2007年頃からBSで放送する計画が再び持ち上がり、2008年11月に総務省委託放送事業者に認定する方針を打ち出したことでBSデジタル波での放送が実現することになった。2011年10月のBSデジタル放送の開始に先立ち、送出マスターを既存の地上アナログ・デジタル統合型から地上デジタル・BSデジタル統合型に改修した[5]

放送技術の仕様により、従来のアナログ放送に比べて地上・BSデジタル放送で約1秒、CS放送で約2秒のタイムラグがある。BSでのタイムラグは従来のCSに比べ、約1秒縮まっている。

テレビ放送

BSデジタル放送におけるチャンネルは2011年10月1日に開局し、「231」から「233」までの3つが割り当てられている。一部の時間帯にはマルチ編成を行い、最大3つの異なる講義を放送している。

BSでの放送開始に先立って、2011年7月からは「BSに(2)さあ(3)、いこう(1)」というキャッチフレーズが設定されている。また、開始約2週間前の同年9月14日にはEPGに当チャンネルの番組表が追加された。

番組内容はBS・地上波共にほぼ共通で、違いは放送休止前のコールサインの表示画面程度である。リモコンキーIDは12[6]

現在BSデジタル放送で行っている全国放送は、元々スカパー!などのプラットフォームによって独自にチャンネルが設けられ、各サービスと契約して視聴する形態となっていた。そんな中、文部科学省はBSアナログ放送が終了する2011年(平成23年)度にCSからBSデジタル放送へ移行する計画を打ち出し、BSデジタル放送に係る委託放送業務の認定を総務省に申請、2009年(平成21年)6月10日に委託放送事業者に認定された[7][8]総務省2008年(平成20年)11月28日に認定する方針を打ち出していたため、この時点で委託放送事業者に認定されることが確実となっていた。

リモコンキーIDについては、2011年4月にNHKが所有するチャンネルの改編を行った[9]関係で「2」が空いているが、初期設定としてのIDは割り当てられなかった。そのため、BSデジタル放送のチャンネルを視聴する場合には、リモコン操作で番号を入力するか、いずれかのリモコンキーIDに手動で登録する必要がある。

地上デジタル放送2005年(平成17年)7月29日免許申請、同年11月15日予備免許交付を経て2006年(平成18年)12月1日に放送を開始した。ただし、ワンセグ放送は行われていない。

なお、アナログ放送時代のリモコンポジションは特に指定されておらず、他の局が使用していない「2」・「5」・「9」・「11」のいずれかに割り当てられていた。

ケーブルテレビでも配信されており、関東圏はほとんどが地上波放送の再送信、それ以外の地域ではJDS(およびi-HITS)やJC-HITS経由でBS放送(かつてはCS放送)を配信している。

時刻出し等について

時刻関連

地上波・BS・CSのいずれも共通で、時刻出しは各番組の開始時から10秒間、画面右上に表示される。フォントは東芝ゴシックだが、アナログ放送は2006年(平成18年)11月26日(マスターの更新直前)まで興和フォントを使用していた。

なお地上波・BS放送でのマルチ編成中は、サブチャンネル(地上波122ch・123ch、BSデジタル232ch・233ch)ではサイズがやや大きく、位置も若干異なる。

スカパー!での放送開始までは、番組の切れ目が正時であるときと6時・24時になると時報が鳴らされていた(テレビ・ラジオ共通)。

音声・テロップ・画面比関連

地上波・BS共に一部の番組で字幕放送を行っている。また、ほとんどの番組はモノラル放送だが、放送開始15分前のテストパターン[10]、講義番組終了後1分間流される大学からの告知CM(環境映像は除く)、日曜日・月曜日の放送終了直前とマルチ編成中に随時放送される『放送大学イメージソング・学歌』のみステレオ放送である[11]。ただし、一部のケーブルテレビではラジオとのモノラル二重音声を行っている。

地上デジタル放送対応のマスターに更新されてからは、画面右上にロゴマークがあしらわれたウォーターマークが常時表示されるようになった[12]。地上波では、開始当初は画面右端に表示されていたが、2009年(平成21年)4月1日から2011年3月31日までは画面比4:3の領域に収まる位置に移動。翌4月1日以降は元の位置に戻っている。

また、アナログ放送では2009年4月1日からアナログ放送終了告知の一環で放送大学のロゴマークの隣に「アナログ」と表示されていた。その関係で、スカパー!や一部のケーブルテレビ(i-HITS・JC-HITS経由による配信)ではアナログ放送のものから地上デジタル放送のものを4:3にサイドカットしたものに変更した(2011年3月31日まで)。

2010年(平成22年)7月24日からは、全番組にレターボックスを付加した16:9サイズで放送(スカパー!やケーブルテレビでは2011年4月1日から)。黒帯の部分には、以下のようなメッセージが表示されていた。各番組(講義)も、新規制作分についてはテロップの表示位置が16:9画面にあわせた配置となった。

  • 地上波
    • 総務省地デジコールセンターの電話番号、「アナログ放送は来年7月に終了し見ることができなくなります」という旨(冒頭の30秒間のみ)
    • 上記の電話番号、「アナログ放送は7月に終了し見ることができなくなります」(2011年1月から)
    • 上記の電話番号、「アナログ放送の番組は7月24日(きょう正午)に終了します」(7月22日から24日正午)
  • CS放送
    • 「放送大学は10月からBSデジタル放送を開始します。」、「放送大学のCS放送(205・500ch)は来年3月末で放送を終了します。」(2011年4月1日から)
    • 「BSデジタル放送は9月27日午後0:45から事前放送を開始します。」→「BSデジタル放送では事前放送を行っています。」、「放送大学のCS放送(205ch・500ch)は2012年3月末で放送を終了します。」(2011年9月17日から、フォントも変更)
    • 「放送大学はBSデジタル放送を開始しました!」、上記に同じ(2011年10月1日から)
    • 「放送大学はBSデジタル放送を開始しました」、「CS放送(205ch・500ch)は3月31日で放送を終了します。」(2012年1月1日から、ここから終日表示)
    • 「放送大学はBSデジタル放送を実施しています。」、「放送大学のCS放送は今月31日で放送を終了します。」(2012年3月1日から)

ラジオ放送

テレビと同日の1985年4月1日にFM波で放送を開始した。

BSデジタルテレビ放送と同日の2011年10月1日には、BSデジタルラジオ放送も開始。テレビ放送と同様に、2011年7月からは「BSにGO(ゴー=5)サ(3)イン(1)」というキャッチフレーズが用いられている。BSへの移行により、スカパー!での放送は2012年3月限りで終了した[4]

BSでのラジオ放送は、2007年(平成19年)にWINJが委託放送業務の認定を取り消されたことにより全局が廃局となって以来の復活となった。

BSデジタル放送でラジオ放送を聴く場合は、テレビのデータ放送を起動し、リモコンの青ボタンを押すことで誘導できるようになっている(赤ボタンを押すと、テレビ放送の231chに戻れる)。番組は音声のみとなるが、画面上には講義の題名や担当講師の氏名などが表示される。

ISDBの仕様により、BSラジオ放送の録音を禁止する信号が送出されており、デジタルチューナー内蔵のレコーダーでは直接録音することができない(外部端子で別のレコーダーを介するなどの方法を用いた録音は可能)。録音の方法については、2011年(平成23年)10月29日初回放送の『大学の窓』(テレビ放送)でも紹介された。

なお、常時ステレオ信号が送出されているが、大半の番組はモノラルで制作されているため、「モノステレオ」状態で送信されている。

この他、2012年4月2日からはインターネットラジオradiko』でも配信されている。民放系のラジオ局が再配信されていない地域では、この放送大学とラジオNIKKEIしか聴くことができない。

放送の流れ

オープニング

地上波では放送開始30分前に試験電波の発射を開始。ブルーバックの映像でコールサイン等を読み上げてから、テストパターンに入る(「放送大学学園」と表記され、右下方向に動くカラーバーが表示)。

開始20分前にはBSデジタル放送がここで試験電波の発射を開始、開始15分半前にもう一度コールサインの読み上げを行い(BSデジタル放送はその間休止画面となる)、開始15分前から地上波・BSともマルチ編成と字幕放送の試験が5分間行われる。開始14分前から1分間黒画面の後、フェードインで再び右下方向に動くカラーバー(「放送大学学園」の表記はなし)とテストトーンになる。

開始10分前に環境音楽(クラシック、イージーリスニング、放送大学イメージソングなど)を流す[13]。番組開始前に昔のCGシンセサイザー音楽[14]を使った65秒間のオープニングを放送した後、各講義(番組)に入る。

なお、オープニングで流れる音楽にはキー局の番組で使用された音楽が使用される場合があった(例:1994年(平成6年)頃放送『NNNニュースプラス1』のローカル枠切り替え時や日本テレビでのエンディング・『朝一番天気!あさ天』のコーナーBGM等)。

講義の形式

1回44分間の授業番組が終わった後には、約1分のCMが入るが、これは直前の番組に付随しているものであり、学習センター等で番組を視聴すると最後まで視聴することができる(テレビは映像の続きが無音で30秒ほど流れフェードアウトする。ラジオでは1フレーズ目のアレンジがもう1フレーズほど流れてフェードアウトする)。

放送を通じての講義は週1回・45分で、全15回である(「特別講義」を除く)。オープニングやエンディングの音楽は専攻など用途別に決められている。「特別講義」は45分の整数倍(1を含む)の時間で放送が終わるようになっており、一週間に一度放送枠が確保されているほか、「ゆとりの期間」(ゴールデンウィーク年末年始)や「特別編成期間」(7月21日 - 9月30日1月21日 - 3月31日)に通常の授業の再放送と共に長編ものを中心に多く放送されている。

さらに2011年4月からは月2回程度『もう一度見たい名講義〜放送大学アーカイブス〜』と題し、放送大学の局内(永久保管庫)に保存されている過去の放送授業(1985年(昭和60年)の開局からこれまで放送されたもの)のVTRの中から懐かしの名講義を振り返るというものが放送されている。授業についての詳細は「放送大学」の項を参照のこと。

クロージング

一日最後の番組とCMが終わると、地上波は時刻出しをしながら、ブルーバックでオープニングと同様の簡単なクロージングをアナウンスをして放送終了。なお、放送終了後は少しの間黒画面(ウォーターマーク表示)、ラジオ放送終了後は無音状態となり、いずれも30秒~1分程度で停波する[15]

BS放送およびradikoの終了後は、2012年3月31日に放送を終了したスカパー!同様、すぐ放送休止画面(ラジオは無音声)に入るため、開始・終了のコールサインアナウンスが一切放送されない。

なお、スカパー!は地上波同様、放送開始30分前から試験電波が発射されていた。試験電波は30分前から20分前と5分間の中断をはさんだ15分前から65秒前のオープニング放送まで発射され、放送終了時はすぐ休止画面・無音声状態に入っていた。

放送時間帯

  • 「放送授業期間」(上半期は4~7月、下半期は10~翌年1月)
    • 日曜・月曜 テレビ・ラジオ共通で6:00~翌日0:15(0:00~0:15は放送大学のイメージソングと学歌およびステブレ)
    • 火曜~土曜 テレビは5:15(火曜日のみ6:00)~翌日2:15、ラジオは6:00~24:00
  • 「ゆとりの期間」・「集中放送授業」
    • 日曜・月曜 テレビ・ラジオ共通で6:00~翌日0:15(0:00~0:15は放送大学のイメージソングと学歌およびステブレ)
    • 火~土曜 テレビ・ラジオ共通で6:00~24:00
  • ゆとりの期間 - 上半期はゴールデンウィーク期間、下半期は年末年始期間に放送される特別番組の放送期間。集中放送授業-放送授業期間の復習(再放送)を主体として放送される。2007年(平成19年)3月25日の日曜日は特別番組放送のため翌日0:30まで延長(放送大学の学歌は放送なし)。
※地上波・BSにおけるマルチ編成の放送時間は1年通して13:00~14:30と20:45~23:00となっている。
※送信所や送出装置など放送機器のトラブル(地上波・衛星波・ケーブルテレビ向け配信のいずれかでも起きた場合[16])、異常気象による地上波および衛星の受信障害、その他局側の不手際で番組が全編放送できなかったり途中で中断した場合は当該時間帯で放送する予定になっていた番組を後日、放送休止時間帯を使って再放送される(地上波・BSとも)。この場合は放送開始時刻が繰り上がる、または放送終了時刻が繰り下がる編成で対応する形となる。実施時は概ね再放送の1週間~2日ほど前から1分間のフィラー映像にマスター送出のテロップに差し込んでアナウンス付きで告知を行うほか、ホームページでも告知される(日曜日深夜と月曜日深夜に再放送が行われる場合は放送大学イメージソングと学歌は休止となる)。[17][18]
※深夜放送は、「学生の健康を考慮し」行われていない。[19]ただし、地上波(デジタルテレビ・FMラジオ)・BS(テレビ・ラジオ)とも週に1回程度、不定期で深夜の放送休止時間帯にカラーバー映像(BSラジオは「BSデジタルラジオ放送 放送休止中」と表示された放送授業番組放送時と同じ静止画像)とテストトーン音声が付いた試験電波を発射することがある(以前行っていたスカパー!では深夜の放送休止時間帯の試験電波発射は行なっていなかった。過去には年数回程度スカパー!側の設備メンテナンスのため放送終了前に流されるイメージソング・大学学歌や放送開始前に流されるテストパターンが放送されなかったこともあった)。また、前述にある放送事故で放送できなかった番組の再放送を送るため、放送開始時刻の繰上げおよび放送終了時刻の繰下げ措置がとられる場合がある。

放送波

テレビ

地上デジタル放送

東京タワーと群馬県に中継局が置かれ、関東全域をカバーしている。ワンセグでの放送は行なっていない。

東京都内に親局を構えるテレビ局では唯一、東京スカイツリーの完成後も設備を移設していない。

衛星放送
  • BSデジタル放送 - 231・232・233チャンネル

ラジオ

FMラジオ放送
  • 東京本局(東京タワー、東京都港区)
    • 呼出符号(コールサイン) - JOUD-FM
    • 呼出名称(コールネーム) - 放送大学学園東京エフエム放送局
    • 周波数 - 77.1MHz、出力 - 10kW
  • 前橋中継局(群馬県高崎市
    • 呼出名称(コールネーム) - 放送大学学園前橋エフエム放送局
    • 周波数 - 78.8MHz、出力 - 1kW
BSデジタル放送
  • 531チャンネル
radiko

ケーブルテレビでの配信

ケーブルテレビでは、テレビとラジオのチャンネルを同一か別々にしているかは局により異なり、テレビのみを配信している局もある。

双方を別に配信している場合、ラジオについてはセットトップボックス等の受信機によっては別途工事が必要な場合もある。同じチャンネルで双方を配信している場合は、主音声でテレビ番組、副音声でラジオ番組を配信する音声多重放送の形式となる(映像はテレビ番組のものを流す)。また、システム上の都合でBS衛星放送のパススルーに対応していない局もある(その場合はSTBで視聴する)。

2011年(平成23年)10月1日のBSデジタル放送の開始後は、従来のCSから順次BSに切り替える局が増えている。

廃局となった過去の放送波

  • 地上アナログ放送[20]
    • 東京本局(放送大学学園東京テレビジョン放送局) 16チャンネル(JOUD-TV)、映像出力50kW/音声出力12.5kW。
      • デジタル放送とは異なり、UHF送信アンテナはテレビ東京のアナログVHF送信アンテナから張り出す形でスキューアンテナを採用していたが、すでに撤去されている(2012年4月時点)。
      • 東京における物理16チャンネルは2012年10月よりTOKYO MXが東京スカイツリーよりデジタル放送として使用することになっている。
      • アナログ放送は在京VHF局と同じ出力だがUHFで送信している上、中継局も1つしかないため、放送区域キー局に比べ若干狭くなる。放送区域内世帯数は約1320万世帯で、在京VHF局に比べて約80万世帯少ない。
    • 前橋中継局(放送大学学園前橋テレビジョン放送局)(群馬県渋川市) 40チャンネル、映像出力1kW/音声出力250W
    • 大井町中継局SHFによる送信)(東京都品川区) 64チャンネル、映像出力50mW/音声出力5mW
    • 山下町中継局(SHFによる送信)(神奈川県横浜市中区) 65チャンネル、映像出力100mW/音声出力10mW
  • スカパー!(2012年3月31日24:00を以って終了)
    • 205チャンネル(テレビ)
    • 500チャンネル(ラジオ)

アナウンサー

放送を通じた教育を行っているため、放送大学学園には常勤のアナウンサーがおかれている。

放送大学学園のアナウンサーは放送大学の学生に対する告知番組『大学の窓』のレポート、放送授業のナレーション[21]を行うほか放送授業担当講師と共に司会、学生役、話し相手として番組進行を担うこともある。

担当アナウンサーについては大学の窓の項目を参照のこと。

  1. ^ この場合、1分間の風景のフィラー映像は30秒に短縮し途中でフェードアウトして画面が消えて地デジ推進コマーシャルが放送される。地デジ推進コマーシャル放送時、民放地デジは一般のCMと同様にウォーターマークを表示しないが、放送大学ではCMオンエア中もウォーターマークが表示されている。
  2. ^ 画面中央に「試験電波発射中」、画面右下に「(ロゴマーク)放送大学学園」と表示され、右斜め下方向に動いたカラーバーがBSデジタル232ch・233chではマルチ編成の試験時、4:3SDのカラーバーを16:9化して右斜め上方向に動いたものが流れる。ちなみに、同時期に開始する当局以外のBSデジタル新規参入局の試験電波発射では全てスカパー!e2に属するチャンネルであることから全チャンネル共通で左斜め上方向に動いたカラーバーが流れ、画面中央に「試験電波発射中」と表示される。
  3. ^ テレビ放送では5:40~6:00までテストパターン、6:00~12:45までブルーバック画面に「放送大学BSデジタル放送」(上部)「きょう午後0:45から(改行)事前放送を開始します」(中央)「(ロゴマーク)放送大学学園」(右下)と表示。ラジオ放送では5:40~12:45までデータによるブルーバック画面に「放送大学BSデジタルラジオ放送」(上部)「きょう午後0:45から(改行)事前放送を開始します」(中央)「放送大学学園」(右下)と表示。また、データ放送もこの日からBS放送でも利用可能となった
  4. ^ a b c BSデジタル放送の開始及びCS放送終了のお知らせ放送大学学園 放送部企画管理課総務係
  5. ^ 地上アナログテレビ放送・FMラジオ、およびスカパー!・ケーブルテレビ局向けCS放送の送出マスターも地上デジタル・BSデジタル統合型に組み込まれている。。これは放送講義末尾の1分間で随時放送される「BSデジタル放送開始のお知らせ」の中でその様子を映像から確認することができる(2010年10月時点)。
  6. ^ アナログ放送ではテレビ東京に充てられるリモコンポジションだったが、テレビ東京はデジタル放送では7を取得したため、空いた12を取得した。
  7. ^ 「平成23年以降に開始される予定の新たなBSデジタル放送等に係る委託放送業務認定申請受付結果(速報)」(別紙)申請者概要 (PDF) 2009年(平成21年)2月24日 総務省
  8. ^ 使用する周波数は2011年(平成23年)7月24日に放送を終了したBSアナログ放送の帯域のうち、BS11chが割り当てられた。
  9. ^ BS1BS2BS-hiの3つから、BS1とBSプレミアムの2つに改編した。
  10. ^ スカパー!のEPGでは『放送開始テスト』(ラジオは放送開始30分前から10分間の『放送開始テスト(モノラル)』と、放送開始15分前からの『放送開始テスト(ステレオ)』)と表示。地上波・BSデジタル放送では無表示。
  11. ^ アナログ放送と2009年3月末までのスカパー!の放送では、これらも含め全てモノラル放送だった。
  12. ^ 地上波・BSとも同じものだが、出力は別。なお、スカパー!、ケーブルテレビ局向けCS配信はアナログ放送と同じ位置のまま。
  13. ^ 地上デジタル放送対応マスターへの更新前の2006年11月26日まで、テレビ画面はテストパターンのあとにカラーバーを流していたが、マスター更新後の現在はカラーバーのみとなっている。
  14. ^ シンセサイザー音楽はテレビ・ラジオとも同じ内容で、テレビはサイドパネルが追加されている。
  15. ^ 地上波テレビ放送でのアナウンスは、「これで、今日の放送は全て終了しました。JOUD-DTV、放送大学学園東京デジタルテレビジョンです」。FMラジオ放送でのアナウンスは、「これで、今日の放送は全て終了しました。JOUD-FM、放送大学学園東京エフエムです」。
  16. ^ 字幕放送のある番組では映像・音声が正常に放送されていても局側の不手際で字幕放送がまったく表示できなかった場合は再放送の対象となる。
  17. ^ 2011年10月1日のBSデジタル放送開始記念番組に伴う編成の変更でも同様の対応がとられる。
  18. ^ テレビの放送は2012年7月16日~21日付けの放送では翌3:00まで(17日火曜日は開始時刻も通常の6:00から5:15に繰り上げ)、ラジオの放送は7月16日~18日付けの放送では翌0:45まで放送時間を延長(18日水曜日は開始時刻も5:15に繰り上げ。)。また、19日・20日も開始時刻を通常の6:00から5:15に繰り上げる措置がとられる(終了時間は通常通り24:00)。これは同年7月13日の1:30(12日深夜25:30)から9:00の間に放送された番組において番組を配信する回線トラブルにより、一部のケーブルテレビで視聴できない状況になっていたためである。
  19. ^ 2011年12月26日0時32分の岡部洋一学長のTwitterの書きこみより。
  20. ^ 平成23年度第1学期授業期間が終了する2011年(平成23年)7月21日をもって終了。正式には7月22日の1:15で通常番組の放送を終了。完全停波は7月24日24:00である。
  21. ^ ラジオ放送では「放送大学(科目名)の時間です。」「平成○○年度開設科目(科目の題名)をお送りします。」など開始冒頭と最後の部分に担当講師やゲストの氏名紹介とともにナレーションが入る。