貴広旅客専用線
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貴広旅客専用線 | |||
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基本情報 | |||
通称 | 貴広高速鉄道 | ||
国 | 中華人民共和国 | ||
所在地 | 貴州省・広西チワン族自治区・広東省 | ||
種類 | 旅客専用 | ||
起点 | 貴陽北駅 | ||
終点 | 広州南駅 | ||
駅数 | 21 | ||
開業 | 2014年12月26日 | ||
全通 | 2015年9月20日 | ||
所有者 | 中華人民共和国交通運輸部 | ||
運営者 | 成都鉄路局 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 857 km | ||
軌間 | 1,435 mm (標準軌) | ||
線路数 | 複線 | ||
電化方式 | 電化 | ||
最大勾配 | 18‰ | ||
最小曲線半径 | 5,500m(困難部は4,500m) | ||
閉塞方式 | 自動閉塞 | ||
最高速度 | 250km | ||
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貴広旅客専用線 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 貴廣客運專線 |
簡体字: | 贵广客运专线 |
拼音: | Guìguǎng Kèyùn Zhuānxiàn |
英文: | Guiyang-Guangzhou High-Speed Railway |
貴広旅客専用線 (きこうりょかくせんようせん、中文表記: 贵广客运专线) とは、中国貴州省貴陽市から、広西チワン族自治区桂林を経て、広東省広州を結ぶ高速鉄道路線。別名、貴広高速鉄道。
概要
[編集]全長は857km(貴州省301km、広西チワン族自治区348.5km、広東省207.5km)[1]。2008年10月13日に着工し、総工費858億元で、2014年12月26日に開通した。
貴広旅客専用線は貴陽・広州間をほぼ直線で繋げ、貴陽・成都・重慶・昆明と広州を最短で結ぶ路線となる。本路線の開通前は、貴陽から広州に向かうには、滬昆線・京広線を湖南省株洲経由で北側を迂回するか、または黔桂線・湘桂線・黎湛線・三茂線で南側を大きく迂回せざるを得なかった。そのため、本路線の開通は非常に大きな効果をもたらした[2]。
歴史
[編集]- 2007年5月18日:国家発展改革委員会は貴広線の建設に同意。
- 2008年10月13日:貴広線が正式に着工、当初は旅客列車100往復/日・貨物は毎年2500万トンの輸送を予定[3][4]。
- 2010年4月:貴広線を旅客専用線とし、将来的には旅客列車を1日147~152往復させることが決定され、貨物関連設備の整備が中止される。
- 2014年7月31日:貴州省から広西チワン族自治区が完工[5]。
- 2014年12月26日:南広線と同時に開通。D211次列車は貴陽駅・広州南駅間を4時間9分で移動[6]。ただし開通時点では、桂林西・五通・陽朔・仏山西は未開業だった[7]。
- 2015年9月20日:竜里北駅~貴陽東駅間が完成。在来線を利用した貴陽北~貴陽~竜里北のルートの運行を停止し、貴陽北駅~貴陽東駅~竜洞堡駅~竜里北駅の新ルートに移行[8]。
- 2016年1月10日:桂林西駅が開業[9][10]。
- 2016年1月24日:陽朔駅が開業[11]。
- 2022年06月04日:榕江駅付近で土石流が発生し、線路に流入した土砂に列車がぶつかった。運転手が死亡、乗員乗客8名が怪我[12]。
参考文献
[編集]- ^ “貴広高鉄8月起調試全程4小時 年底望通車”. 2017年5月5日閲覧。
- ^ “高鉄性価比”. 2017年5月5日閲覧。
- ^ “貴広鉄路開工 広州坐火車去桂林只用2小時”. 2017年5月5日閲覧。
- ^ “国家発展改革委関於新建貴陽至広州鉄路可行性研究報告的批覆”. 2017年5月5日閲覧。
- ^ “貴広高鉄貴州至広西段全線貫通 最快年底可通車”. 2017年5月5日閲覧。
- ^ “貴陽至広州只需4小時09分”. 2017年5月5日閲覧。
- ^ 貴広高鉄開通初期桂林西五通陽朔三站暫不弁理客運業務
- ^ “竜洞堡高鉄站啓用”. 2017年5月5日閲覧。
- ^ 欣喜 昨日桂林西站迎送客 鬱悶 公交車接駁趕不上趟
- ^ 高鉄桂林西站開通運営 桂林高鉄枢紐“三足鼎立”
- ^ 貴広高鉄陽朔站今日開通 三地驢友不再受転車之苦
- ^ 中国貴州で高速鉄道脱線 9人死傷、土砂に衝突