中国高速鉄道CR400BF型電車
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中国高速鉄道CR400BF型電車 | |
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柳州駅から発車するCR400BF | |
基本情報 | |
運用者 | 中国鉄路総公司 |
製造所 | 長春軌道客車、唐山軌道客車 |
製造年 | 2015年 | -
運用開始 |
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主要諸元 | |
編成 | |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 | 交流25,000 V 50 Hz |
最高運転速度 | 350 km/h |
設計最高速度 | 420 km/h |
編成定員 |
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編成長 |
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全長 |
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全幅 | 3,360 mm |
全高 | 4,050 mm |
車体 | アルミニウム合金 |
編成出力 |
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制御装置 | 水冷式IGBT素子VVVFインバータ制御 |
制動装置 | 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (応荷重装置付) |
中国高速鉄道CR400BF型電車 (ちゅうごくこうそくてつどうCR400BFがたでんしゃ) は、中華人民共和国の高速鉄道車両である。
概要
[編集]最高運転速度400 km/hを目標として開発された。中国中車グループの長春軌道客車・唐山軌道客車で製造されている。
沿革
[編集]2012年、中国鉄路総公司は企業・大学・研究機関と共同で、中国標準規格の鉄道車両として中国標準動車組の開発を開始した[1]。
2015年6月30日、試作車のCRH-0503 (CR400BF-0503) が落成し、中国国家鉄道試験中心での試験を開始した[1]。
2016年7月15日、鄭徐旅客専用線での試験で420 km/hでのすれ違い (相対速度840 km/h) に成功した[2]。
2016年8月15日、哈大旅客専用線で運行を開始した[3]。
2017年6月26日、「復興号[注釈 1]」としての運行を開始した[4]。
2017年9月21日、350 km/hでの営業運転を開始した[5]。
種類・編成
[編集]2018年7月時点での編成総数は82編成 (CR400BF-A含む) である。
鉄道局 | 編成数 | 編成番号 | 運輸区 | 運用路線 | 備考 |
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CR400BF | |||||
北京局集団 | 17 | 0305、0503、0507 | 北京南 | 京港旅客専用線、京津都市間鉄道 | 量産先行車 |
5029 - 5042 | 京港旅客専用線、石太旅客専用線、徐蘭旅客専用線、西成旅客専用線、京津都市間鉄道 | ||||
3 | 5026 - 5028 | 曹荘 | 京津都市間鉄道、津秦旅客専用線、秦瀋旅客専用線 | ||
上海局集団 | 30 | 5001 - 5025、5043 - 5047 | 上海虹橋 | 京滬高速鉄道、京港旅客専用線、滬寧都市間鉄道、寧安旅客専用線、寧杭旅客専用線、杭甬旅客専用線、滬昆旅客専用線、金温線、合福旅客専用線、福廈線、衡柳線、柳南都市間鉄道 | |
23 | 3001 - 3023 | 南京南 | 滬昆旅客専用線、京港旅客専用線、衡柳線、柳南都市間鉄道 | ||
CR400BF-A | |||||
北京局集団 | 2 | 3024、3025 | 北京南 | 京港旅客専用線、京滬高速鉄道 | |
上海局集団 | 8 | 3026、3027、5048 - 5053 | 上海虹橋 | 滬寧都市間鉄道、寧安旅客専用線、京滬高速鉄道 |
CR400BF
[編集]8両編成となっている。
編成表
[編集]号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
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等級 | 一等・商務合造車 | 二等車 | 二等・食堂合造車 | 二等車 | 二等・商務合造車 | |||
車両番号 | CR400BF-xxxx ZYS xxxx01 |
ZE xxxx02 | ZE xxxx03 | ZE xxxx04 | ZEC xxxx05 | ZE xxxx06 | ZE xxxx07 | CR400BF-xxxx ZES xxxx00 |
動力配置 | 制御車 (Tc) | 電動車 (M) | 付随車・パンタグラフ付き (Tp) | 電動車 (M) | 電動車 (M) | 付随車・パンタグラフ付き (Tp) | 電動車 (M) | 制御車 (Tc) |
定員 | 5+28 | 90 | 90 | 75 | 63 | 90 | 90 | 5+40 |
定員 (BF-C-5145) |
48 | |||||||
定員 (BF-C-5162) |
6+28 | 6+40 | ||||||
定員 (BF-Z・BF-GZ 1次車) |
63 | |||||||
定員 (BF-Z・BF-GZ 2次車) |
5+28 | |||||||
定員 (BF-S・BF-GS) |
5+32 | 93 | 93 | 78 | 83 | 93 | 93 | 6+43 |
ユニット | ユニット1 | ユニット2 |
-
ビジネスクラスの内装
-
一等車の内装
-
二等車の内装
-
座席上方ランプ
-
ビジネスクラスの内装(CR400BF-Z)
-
ビジネスクラスのスタッガード式シート(CR400BF-Z)
-
一等車の内装(CR400BF-Z)
-
二等車の内装(CR400BF-Z)
-
食堂車カウンター(CR400BF-Z)
CR400BF-A
[編集]CR400BFの2倍の16両編成となっている[6]。
編成表
[編集]号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
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等級 | 商務車 | 一等車 | 二等車 | 二等・食堂合造車 | 二等車 | 一等車 | 一等・商務合造車 | |||||||||
車両番号 | CR400BF-A-xxxx ZS xxxx01 |
ZY xxxx02 | ZE xxxx03 | ZE xxxx04 | ZE xxxx05 | ZE xxxx06 | ZE xxxx07 | ZE xxxx08 | ZEC xxxx09 | ZE xxxx10 | ZE xxxx11 | ZE xxxx12 | ZE xxxx13 | ZE xxxx14 | ZE xxxx15 | CR400BF-A-xxxx ZES xxxx00 |
動力配置 | 制御車 (Tc) | 電動車 (M) | 付随車・パンタグラフ付き (Tp) | 電動車 (M) | 電動車 (M) | 付随車・パンタグラフ付き (Tp) | 電動車 (M) | 付随車 (T) | 付随車 (T) | 電動車 (M) | 付随車・パンタグラフ付き (Tp) | 電動車 (M) | 電動車 (M) | 付随車・パンタグラフ付き (Tp) | 電動車 (M) | 制御車 (Tc) |
定員 | 5+12 | 60 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 75 | 48 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 60 | 5+28 |
定員 (BF-AZ) |
6+12 | 60 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 75 | 48 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 60 | 6+28 |
ユニット | ユニット1 | ユニット2 | ユニット3 | ユニット4 |
-
CR400BF-A-3024
-
南京駅に停車中のCR400BF-A-5050
CR400BF-B
[編集]CR400BF-Aに中間車を増結した編成。ホーム長や車両基地の設備を考慮した17両編成となり、定員数もCR400BF-Aから90名増加した1283名となった(BF-BZは1285名、そしてBF-BSは1347名)。
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
動力配置 | 制御車 (Tc) | 電動車 (M) | 付随車・パンタグラフ付き (Tp) | 電動車 (M) | 電動車 (M) | 付随車・パンタグラフ付き (Tp) | 電動車 (M) | 付随車 (T) | 付随車 (T) | 電動車 (M) | 付随車・パンタグラフ付き (Tp) | 電動車 (M) | 電動車 (M) | 付随車・パンタグラフ付き (Tp) | 電動車 (M) | 付随車 (T) | 制御車 (Tc) |
ユニット | ユニット1 | ユニット2 | ユニット3 | ユニット4 | |||||||||||||
等級 | 商務車 | 一等車 | 二等車 | 二等・食堂合造車 | 二等車 | 一等車 | 一等・商務合造車 | ||||||||||
等級 (BF-BS) |
商務車 | 一等車 | 二等車 | 二等・食堂合造車 | 二等車 | 一等車 | 優選一等・商務合造車 | ||||||||||
車両番号 | CR400BF-B-xxxx CR400BF-BZ-xxxx CR400BF-BS-xxxx SW xxxx01 |
ZY xxxx02 | ZE xxxx03 | ZE xxxx04 | ZE xxxx05 | ZE xxxx06 | ZE xxxx07 | ZE xxxx08 | ZEC xxxx09 | ZE xxxx10 | ZE xxxx11 | ZE xxxx12 | ZE xxxx13 | ZE xxxx14 | ZE xxxx15 | ZY xxxx16 | CR400BF-B-xxxx CR400BF-BZ-xxxx CR400BF-BS-xxxx ZYS xxxx00 |
定員 | 5+12 | 60 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 75 | 48 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 60 | 5+28 |
定員 (BF-BZ) |
6+12 | 60 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 75 | 48 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 90 | 60 | 6+28 |
定員 (BF-BS) |
6+14 | 62 | 93 | 93 | 93 | 93 | 93 | 78 | 73 | 93 | 93 | 93 | 93 | 93 | 93 | 62 | 5+24 |
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17号車の旧仕様ビジネスクラス座席(CR400BF-BS)
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優選一等車(CR400BF-BS)
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優選一等席(CR400BF-BS)
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優選一等席(CR400BF-BS)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 習近平総書記 (国家主席) の「中華民族の偉大な復興」に由来する。
出典
[編集]- ^ a b “350km/h China Standard EMU Rolled Off the Line”. China Railway (2015年6月30日). 2018年8月23日閲覧。
- ^ “中国高速鉄道が時速420キロのすれ違い走行に成功 世界最速”. 新華社. (2016年7月18日) 2018年8月23日閲覧。
- ^ “China's Standard high-speed EMU enters service”. International Railway Journal (2016年8月15日). 2018年8月23日閲覧。
- ^ “中国で高速鉄道「復興号」デビュー 習近平主席のスローガンから命名、党大会控え「核心」に求心力”. 産経新聞. (2017年6月27日) 2018年5月3日閲覧。
- ^ “高速鉄道350キロ再開へ 中国「復興号」世界最速に”. 産経新聞. (2017年9月21日) 2018年5月3日閲覧。
- ^ “中国高速鉄道列車「復興号」、長さ2倍の400メートルに!”. スプートニク. (2018年3月13日) 2018年5月3日閲覧。