松下正幸
まつした まさゆき 松下 正幸 | |
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生誕 |
1945年10月16日(79歳) 兵庫県西宮市 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
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職業 | 実業家 |
肩書き | パナソニック特別顧問 |
親 | 松下正治(父) |
親戚 |
前田利豁(高祖父) 平田東助(曾祖父) 前田利昭(曾祖父) 平田栄二(祖父) 松下幸之助(祖父) 松下むめの(祖母) 井植歳男(大叔父) 松下弘幸(弟) 関根大介(甥) |
松下 正幸(まつした まさゆき、1945年(昭和20年)10月16日 - )は、日本の実業家。
人物
[編集]パナソニック(旧・松下電器産業)特別顧問、PHP研究所代表取締役会長、公益財団法人松下幸之助記念志財団理事長、関西経済連合会副会長、伊勢神宮崇敬会会長、元関西経済同友会代表幹事。慶應義塾評議員。
経歴
[編集]大阪府出身。第二次世界大戦終結後すぐの松下電器産業がGHQから睨まれた時期、創業者・松下幸之助の娘・幸子と結婚し婿養子となった松下正治の長男として生まれる。姉がいるほか、弟には“ヒロ松下”弘幸がいる。命名は正治が家長であった幸之助に名づけを依頼した際、「正治の“正”と幸之助の“幸”から一字ずつ取ったらええがな」という幸之助の言葉から[1]。
灘高等学校を経て、慶應義塾大学経済学部を卒業後、1968年(昭和43年)に松下電器産業入社。入社の年、松下家の“三代目”として帝王学を身に着けるべく、アメリカのビジネススクールであるウォートン・スクールのMBA課程に留学した。修了後はそのまま現地法人で勤務。 1976年(昭和51年)アメリカ松下電器特品部次長、帰国後の1978年(昭和53年)松下物流倉庫社長[2]。 その後、本社の洗濯機事業部長などを経て取締役となり、常務、専務、副社長を歴任。
次期社長になると目されていたが、2000年6月の人事では中村邦夫が社長に就任し、正幸は代表取締役副会長となった。これにより松下家の世襲による経営体制は崩壊し、後の業績悪化もあって中村は松下一族が築き上げた態勢を一新する大リストラを決行した。そうした事情もあってか、正幸は以後財界活動に身を置くようになった。2004年5月から2年間、関西経済同友会代表幹事を務めたほか、2007年から大阪日米協会会長[3]。2010年には関西経済連合会副会長として総理大臣官邸を訪れ、当時の鳩山由紀夫首相と会談した[4]。
2014年時点では、パナソニック副会長、PHP研究所会長、松下不動産社長、松下幸之助記念財団理事長、ニュー・オータニ社外取締役、ホテルオークラ社外取締役を務めている[5]。
2017年、パナソニックの代表取締役を退任して取締役副会長となり、創業以来初めて松下家出身の代表取締役がいない状態となった[6]。同年、祖父の松下幸之助が第3代会長を、妻の祖父である弘世現(日本生命 社長)が第4代会長をそれぞれ務めた伊勢神宮崇敬会の第8代会長に、豊田章一郎の後任として就任[7]。
2019年2月28日、パナソニックは同年6月27日の株主総会で副会長の退任、取締役からも外れるとの発表を行った。退任後は、非常勤の特別顧問となる[8]。
私生活
[編集]弘世現(日本生命 社長)の孫である岡橋昌子(よしこ)と結婚して4人の子供に恵まれたが、昌子は2009年12月22日に56歳で死去した[9]。
長男(1988年生)は、2011年に慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)を卒業し、パナソニックに勤務している(2021年現在)[10]。
系譜
[編集]脚注
[編集]- ^ 。NHKのテレビドラマにもなった元松下家執事・髙橋誠之助の著書『神様の女房』より。ドラマでもこのエピソードが取り上げられている
- ^ 松下正幸『出身県別 現代人物事典 西日本版』p1002 サン・データ・システム 1980年
- ^ 「歴代会長」 大阪日米協会
- ^ 首相動静―2月23日
- ^ 第88期 定時株主総会招集ご通知-ロイヤルホテル
- ^ 「創業家副会長の代表権外す 経営刷新で初」 毎日新聞 2017年6月29日 19時45分(最終更新 6月29日 19時45分)
- ^ 「伊勢神宮崇敬会会長にパナ副会長・松下正幸さん 松下幸之助は第3代会長」 伊勢志摩経済新聞2017年07月07日
- ^ “パナ創業家、取締役ゼロに 松下副会長6月退任…100周年で区切り”. Sankei Biz (2019年2月28日). 2019年3月5日閲覧。
- ^ “松下昌子さん死去 パナソニック副会長の妻”. 共同通信 (47NEWS). (2009年12月22日) 2011年10月21日閲覧。
- ^ “松下幸之助の長女は無念の死:ゴッドマザーの我執に抵抗し続けた経営陣”. デイリー新潮. 新潮社 (2021年8月16日). 2024年8月10日閲覧。
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