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東笠松駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
東笠松駅
廃止前の東笠松駅(2005年1月22日)
ひがしかさまつ
HIGASHI KASAMATSU
木曽川堤 (0.6 km)
(0.6 km) 笠松
所在地 岐阜県羽島郡笠松町
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 名古屋本線
キロ程 94.5 km(豊橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
223人/日
-1992年[1]-
開業年月日 1935年昭和10年)4月29日
廃止年月日 2005年平成17年)1月29日
備考 無人駅
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東笠松駅(ひがしかさまつえき)は、岐阜県羽島郡笠松町にあった、名古屋鉄道名古屋本線廃駅)。

名古屋本線においては岐阜県の最南端にあった駅で、通常は普通列車のみが停車していた。利用客の減少に伴い、2005年平成17年)1月29日に廃止された。

歴史

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駅構造

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相対式ホーム2面2線の地上駅盛土駅)であった。ホームは4両編成分までの対応だった為、6両編成の各駅停車は後ろ2両は締切を行っていた。目立った駅舎はなく駅員無配置(無人駅)であったが、「笠松川まつり」の花火大会開催時などは臨時に笠松駅から駅員が配置されていた。

線路は半径300 mで強くカーブしており、駅が廃止された現在も通過列車は65 km/h(上り名鉄名古屋方面)もしくは70 km/h(下り名鉄岐阜方面)まで減速する。また当駅は、鉄道撮影のスポットである。

配線図

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東笠松駅 構内配線略図

一宮・
名古屋方面
東笠松駅 構内配線略図
岐阜方面
凡例
出典:[4]


利用状況

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『岐阜県統計書』『笠松町統計書』各号によると、年間乗車人員、年間乗降人員、一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。

乗車人員・乗降人員の推移
年間統計一日平均
乗降人員
備考
乗車人員乗降人員
1955(昭和30)年度412588823966[5]
1956(昭和31)年度392476783940[6]
1957(昭和32)年度381458760049[7]
1958(昭和33)年度368791730755[8]
1959(昭和34)年度333648664140[9]
1960(昭和35)年度328681658888[10]
1961(昭和36)年度318455637271[11]
1962(昭和37)年度294123589605[12]
1963(昭和38)年度260940522015[13]
1964(昭和39)年度238292476360[14]
1965(昭和40)年度214253428463[15]
1966(昭和41)年度195301388874[16]
1967(昭和42)年度156444311160[17]
1968(昭和43)年度126921253382[18]
1969(昭和44)年度105222[19]
1970(昭和45)年度89000[20]
1971(昭和46)年度96000[21]
1972(昭和47)年度97000[22]
1973(昭和48)年度
1974(昭和49)年度
1975(昭和50)年度
1976(昭和51)年度
1977(昭和52)年度
1978(昭和53)年度
1979(昭和54)年度
1980(昭和55)年度
1981(昭和56)年度
1982(昭和57)年度
1983(昭和58)年度
1984(昭和59)年度
1985(昭和60)年度
1986(昭和61)年度
1987(昭和62)年度
1988(昭和63)年度
1989(平成元)年度
1990(平成02)年度
1991(平成03)年度
1992(平成04)年度
1993(平成05)年度
1994(平成06)年度
1995(平成07)年度61525170[23]
1996(平成08)年度59994165[23]
1997(平成09)年度57871161[23]
1998(平成10)年度53075145[24]
1999(平成11)年度46219127[24]
2000(平成12)年度43450121[24]
2001(平成13)年度42608117[25]
2002(平成14)年度42251117[25]
2003(平成15)年度39159109[25]
2004(平成16)年度30635102[26]

斜体の値は千人単位(千人未満四捨五入)

駅周辺

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東側を木曽川が流れ、春には奈良津堤の桜花見ができた。営業当時は笠松競馬場の最寄駅であり、競馬開催日には優等列車臨時停車もあった。

隣の駅

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名古屋鉄道
名古屋本線
特急急行
通過
普通
木曽川堤駅 - 東笠松駅 - 笠松駅

脚注

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  1. ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 
  2. ^ a b c 服部重敬『名古屋本線西部・津島線・尾西線』 2巻、フォト・パブリッシング〈昭和-平成時代の名古屋鉄道〉、2024年、124頁。ISBN 978-4802134637 
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、867頁。 
  4. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」
  5. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和30年』、岐阜県、1957年、10 運輸・通信
  6. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和31年』、岐阜県、1958年、11 運輸・通信
  7. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和32年』、岐阜県、1959年、12 運輸・通信
  8. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和33年』、岐阜県、1960年、12 運輸・通信
  9. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和34年』、岐阜県、1961年、12 運輸・通信
  10. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和35年』、岐阜県、1962年、12 運輸・通信
  11. ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和36年』、岐阜県、1963年、12 運輸・通信
  12. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和37年』、岐阜県、1964年、12 運輸・通信
  13. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和38年』、岐阜県、1965年、12 運輸・通信
  14. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和39年』、岐阜県、1966年、269頁
  15. ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和40年』、岐阜県、1967年、275頁
  16. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和41年』、岐阜県、1968年、255頁
  17. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和42年』、岐阜県、1969年、85頁
  18. ^ 岐阜県企画開発部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和43年』、岐阜県、1970年、277頁
  19. ^ 岐阜県企画開発部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和44年』、岐阜県、1971年、11 運輸・通信
  20. ^ 岐阜県企画開発部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和45年』、岐阜県、1972年、11 運輸・通信
  21. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和46年』、岐阜県、1973年、280頁
  22. ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和48年』、岐阜県、1974年、11 運輸・通信
  23. ^ a b c 笠松町役場企画調整課(編)『笠松町統計書 平成10年版』、笠松町役場、1999年、53頁
  24. ^ a b c 笠松町役場企画環境経済部企画課(編)『笠松町統計書 平成13年版』、笠松町役場、2002年、52頁
  25. ^ a b c 笠松町役場企画環境経済部企画課(編)『笠松町統計書 平成16年版』、笠松町役場、2005年、56頁
  26. ^ 笠松町役場企画環境経済部企画課(編)『笠松町統計書 平成19年版』、笠松町役場、2008年、64頁

関連項目

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