札幌市議会
札幌市議会 | |
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種類 | |
種類 | |
役職 | |
議長 | 飯島弘之(自由民主党)、 2023年5月18日より現職 |
副議長 | しのだ江里子(民主市民連合)、 2023年5月18日より現職 |
構成 | |
定数 | 68 |
院内勢力 | 市政与党(54)[1] 自由民主党(26)
民主市民連合(17)
公明党(10)
山口かずさ(1)
中立会派(7) 日本維新の会(4)
大地さっぽろ(1)
市民ネットワーク北海道(1)
未来さっぽろ(1)
市政野党(7) 日本共産党(7) |
選挙 | |
中選挙区制 | |
前回選挙 | 2023年4月9日 |
議事堂 | |
日本、北海道札幌市中央区北1条西2丁目 | |
ウェブサイト | |
札幌市議会 |
札幌市議会(さっぽろしぎかい)は、北海道の道庁所在地である札幌市の議会。
概要
[編集]札幌区会を前身とする。
施設
[編集]市議会は札幌市役所の本庁舎16~18階にある。
会派
[編集]会派名 | 議員数 | 所属党派 | 女性議員数 | 女性議員の比率(%) |
---|---|---|---|---|
札幌市議会自由民主党議員会 | 26 | 自由民主党 | 4 | 15.38 |
札幌市議会民主市民連合議員会 | 17 | 立憲民主党 | 7 | 41.17 |
札幌市議会公明党議員会 | 10 | 公明党 | 2 | 20 |
日本共産党札幌市議会議員団 | 7 | 日本共産党 | 6 | 85.71 |
日本維新の会 | 4 | 日本維新の会 | 0 | 0 |
山口かずさ | 1 | 1 | 100 | |
未来さっぽろ | 1 | 0 | 0 | |
大地さっぽろ | 1 | 0 | 0 | |
札幌市議会市民ネットワーク北海道 | 1 | 市民ネットワーク北海道 | 1 | 100 |
計 | 68 | 21 | 30.88 |
(札幌市議会 会派別名簿[2]/2024年3月13日現在)
選挙区・定数
[編集]札幌市議会の選挙制度は、各行政区を選挙区とする中選挙区制(単記非移譲式)である。
選挙区 | 定数 |
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中央区 | 8 |
北区 | 10 |
東区 | 9 |
白石区 | 7 |
厚別区 | 5 |
豊平区 | 7 |
清田区 | 5 |
南区 | 5 |
西区 | 7 |
手稲区 | 5 |
計 | 68 |
出身者
[編集]首長
[編集]国会議員
[編集]元国会議員
[編集]その他
[編集]2019年5月議会での議長選出騒動
[編集]2019年5月13日に招集された臨時市議会の本会議で、臨時議長に選出された最年長市議の松浦忠(白石区選出)が、正式議長の選出にあたり「議長選は立候補制が良いと思う」と発言し[3]、自分1人が開会前に立候補を表明したとして自らを議長に充てる方針を宣言した。札幌市議会では市議の互選で最大会派から議長を選ぶのが慣例となっており、松浦の提案はこの慣例に反するものであった。出席した市議は松浦の議事運営に反発して全員が退席。松浦は議長席を占拠し続けた。
地方自治法では議長空席時に年長議員を臨時議長に置くと定めるが、解任規定がないため、議会事務局が総務省や市法制課などと協議し、「事故が起きた」と判断。13日午後10時10分に本会議が再開され、直後に松浦は臨時議長を解任された。その後、松浦以外の出席市議全員の総意で2番目に年長の議員である自民党の近藤和雄を臨時議長とする異例の措置を取った後、最大会派である自民党の山田一仁を議長に選任した。正常化されるまでに9時間を要した[4]。
この騒動の影響で、当初は5月14日までの予定だった臨時議会の会期が5月31日まで延長され、松浦への懲罰動議が提出された[5]。松浦は1986年にも議場での行動などを理由に懲罰委員会の審議にかけられた前歴があり[6]、2005年には市役所庁舎内で副市長らに暴行して罰金刑を受け、翌年に辞職勧告決議が可決されている。議会での発言も「罵詈雑言ばかり」だと問題視され、議事録から削除されたこともあった[7]。
6月17日、市議会懲罰委員会は松浦に対する懲罰について「除名」が妥当と決定[8]。同月21日に開かれた市議会本会議で、松浦を除く記名投票で採決が行われ、賛成56、反対11となり、除名決定に必要な「4分の3以上の同意」が得られたため、松浦は地方自治法の規定により札幌市議を失職した[9]。松浦の失職に伴い、次点の候補者だった自民党の前市議の繰り上げ当選が決まり、自民党は1議席増の27議席となった[10]。
松浦は除名処分の取り消しを求める訴訟を起こし、札幌地方裁判所は2020年6月22日に「松浦の言動は議員としての身分を失うほど悪質とは言えず、除名処分にしたのは議会の裁量権の範囲をこえていて違法だ」などとして処分の取り消し[11]と議員報酬など約1100万円の支払いを市側に命じる判決を言い渡した[12]。市側は控訴し、12月23日、札幌高等裁判所は「除名の懲罰は裁量権の乱用とはいえない」と述べ、一審判決を取り消した[13]。松浦は上告したが、最高裁判所は2021年8月10日までに上告を受理しないことを決定し、松浦の敗訴が確定した[14][15]。
脚注・出典
[編集]- ^ 札幌市議会、与党会派8割維持 5議席の維新「是々非々で」北海道新聞
- ^ “札幌市議会 会派別名簿”. 2021年1月28日閲覧。
- ^ 臨時議長、立候補制譲らず 札幌市議会空転「退席した議員が悪い」 - 北海道新聞、2019年5月15日8時12分配信
- ^ 札幌市議会が大混乱 最年長議員が勝手に「議長」宣言 議長席を9時間以上占拠 - 毎日新聞、2019年5月14日16時41分配信
- ^ 札幌市議に懲罰動議 議長選出で8時間居座り - 産経新聞、2019年5月15日19時25分配信
- ^ 札幌市議会「居座り」松浦議員に懲罰求める動き - HTB、2019年5月15日18時25分配信
- ^ “議長席8時間占拠で除名処分まで受けたトンデモ「札幌市議」の素顔”. 週刊新潮(デイリー新潮). (2019年8月1日) 2020年6月22日閲覧。
- ^ 松浦氏の除名決定 札幌市議会懲罰委「品位損ねた」 本会議で正式決定へ - 北海道新聞 どうしん電子版 2019年6月17日
- ^ 松浦忠市議の除名決定、失職 札幌市議会 - 北海道新聞 どうしん電子版 2019年6月21日
- ^ 松浦氏除名で阿部氏繰り上げへ 札幌市議会 - 北海道新聞 どうしん電子版 2019年6月21日
- ^ ““居座り除名”処分取り消す判決”. NHKNEWSWEB(北海道NEWSWEB). (2020年6月22日). オリジナルの2020年6月22日時点におけるアーカイブ。 2020年6月22日閲覧。
- ^ “議長席に居座り、議事妨げた前市議の除名「重すぎ」…取り消し判決”. 讀賣新聞. (2020年6月23日) 2020年6月23日閲覧。
- ^ “除名処分の元札幌市議、逆転敗訴 札幌高裁、除名認める”. 朝日新聞. (2020年12月24日). オリジナルの2021年4月11日時点におけるアーカイブ。 2021年3月29日閲覧。
- ^ “議長席占拠、元札幌市議の敗訴確定”. 共同通信. (2021年8月10日). オリジナルの2021年9月20日時点におけるアーカイブ。 2021年8月10日閲覧。
- ^ “議長選出めぐり除名 元札幌市議の処分確定 最高裁が上告退ける”. NHKNEWSWEB. (2021年8月10日). オリジナルの2021年9月20日時点におけるアーカイブ。 2021年9月20日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 札幌市議会 - 公式サイト