コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

旭川市立大学短期大学部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
旭川市立大学短期大学部
Asahikawa City University
Junior College
旭川大学短期大学部当時(2006年7月)
大学キャンパス内に短期大学部を併設
大学設置 1964年
創立 1898年
(2023年 公立大学に移行)
学校種別 公立
設置者 公立大学法人旭川市立大学
(2023年3月まで学校法人旭川大学
本部所在地 079-8501
北海道旭川市永山3条23丁目1番9号
地図
北緯43度49分0.9秒 東経142度26分44.4秒 / 北緯43.816917度 東経142.445667度 / 43.816917; 142.445667座標: 北緯43度49分0.9秒 東経142度26分44.4秒 / 北緯43.816917度 東経142.445667度 / 43.816917; 142.445667
学生数 184
学部 食物栄養学科
幼児教育学科[注 1]
研究科 なし[注 2]
ウェブサイト www.asahikawa-u.ac.jp/tanki/ ウィキデータを編集
テンプレートを表示

旭川市立大学短期大学部(あさひかわしりつだいがくたんきだいがくぶ、英語: Asahikawa City University Junior College, ACUJC)は、北海道旭川市に本部を置く日本公立短期大学である。略称は旭川短大[注釈 1]。日本最北端の短期大学であり、上川総合振興局管内唯一の短期大学である。

概観

[編集]

大学全体

[編集]

建学の精神(校訓・理念・学是)

[編集]
  • 公立大学に移行する前の旭川大学短期大学部における建学の精神は「地球に根ざし、地域を拓き、地域に開かれた大学」であった[注釈 4]
  • 2023年から現・旭川市立大学短期大学部に移行するにあたり、旭川大学短期大学部当時の建学の精神を踏まえてさらに発展させて「豊かな人間性と国際的な視野を有し自律した人材を育成する大学」「創造と実践で時代を切り拓く大学」「知の拠点として地域社会に貢献する大学」が建学理念に掲げられている[6][7]

学風および特色

[編集]
  • 旭川市立大学短期大学部は自立できる人材養成が教学の基本方針となっている。
  • 旭川市立大学と同じキャンパス内にあるため、両者の交流が深い。

私立から公立への変更

[編集]
  • 2022年8月31日、文部科学省の大学設置・学校法人審議会において、旭川市が先に同年6月22日付けで北海道知事宛てに申請を行っている公立大学法人旭川市立大学の設立が認可されることを前提に、旭川大学短期大学部の設置者に係る同公立大学法人への変更認可を認める答申がなされた[8]。その後、同年9月9日に北海道知事より法人の設立[9]と文部科学大臣より設置者の変更とがそれぞれ認可された[2][3]
  • 大学等の設置者変更とともに、旭川大学は旭川市立大学に、旭川大学短期大学部は旭川市立大学短期大学部にそれぞれ名称が変更された。また、残る私学の側の学校法人旭川大学は学校法人旭川志峯学院に名称が変更された[注釈 5][10]
  • 2023年5月22日、全国公立短期大学協会令和5年度 第73回(春季)通常総会において、旭川市立大学短期大学部に係る同協会への新会員入会が承認された[11]

沿革

[編集]

基礎データ

[編集]

所在地

[編集]
  • 北海道旭川市永山3条23丁目1番9号

交通アクセス

[編集]

象徴

[編集]
  • 2023年に公立大学に移行した後は「旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部」共通の新しいロゴマークが採用されており[68]、漢字の「旭川」と英略称の「ACU」を組み合わせたデザインのマークである[69]
  • 旭川大学短期大学部当時のカレッジマークは、石狩川が流れる様子をイメージして、ブルーを基調に流線形の「川」と「AU」を組み合わせたデザインであった旭川大学のものと同じものを使用していた。その当時のマークについては右記資料も参照のこと[注 19]

教育および研究

[編集]

組織

[編集]

学科

[編集]
  • 食物栄養学科 入学定員50名[1]
  • 幼児教育学科 入学定員100名[1]

学科の変遷

[編集]
  • 家政科→家政学科→生活学科
    • 家政専攻→生活文化専攻 入学定員50名[注 20]
    • 食物栄養専攻→食物栄養学科
    • 生活福祉専攻 入学定員50名[注 21]

専攻科

[編集]
  • 幼児教育専攻 入学定員10名[75]
  • 福祉専攻 入学定員35名[注釈 11]

別科

[編集]
  • 家政専修 入学定員50名[78]

取得資格について

[編集]

資格

教職課程

研究

[編集]
  • 『旭川女子短期大学紀要』[注釈 6]
  • 『北日本学院大学女子短期大学部紀要』[注釈 9] 
  • 『旭川大学女子短期大学部紀要』[86]
  • 『旭川大学短期大学部紀要』[87]

学生生活

[編集]

部活動・クラブ活動・サークル活動

[編集]
  • 旭川市立大学短期大学部のクラブ活動は基本的に、旭川市立大学生と合同であり沢山のクラブがある。

学園祭

[編集]
  • 旭川大学短期大学部当時の学園祭は「北辰祭」と呼ばれ、旭川大学と合同で行われていた。

大学関係者と出身者

[編集]

大学関係者

[編集]
旭川大学短期大学部
旭川市立大学短期大学部

大学の組織

[編集]
  • 旭川大学短期大学部当時の同窓会組織がある。

系列校

[編集]

かつての系列校

[編集]
2022年度までの私立大学当時は、旧設置者の学校法人旭川大学の系列に属していた。

卒業後の進路について

[編集]

就職について

[編集]
  • 最近の状況についてはホームページ等で確認すること[91]

編入学・進学実績

[編集]
  • 旭川大学短期大学部当時は、併設の旭川大学ほか藤女子大学への編入学実績がある[92]。開学当初は、日本大学へ優先編入学できるという特典があった[93]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]

注釈

[編集]

注釈グループ

[編集]
  1. ^ 旭川大学短期大学部当時。
  2. ^ 短大設置時の法人名は学校法人旭川共立学園。数次の改称の後、2023年大学移管までの法人名は学校法人旭川大学。現、学校法人旭川志峯学院
  3. ^ 学校教育法第2条第1項の規定に定める「地方公共団体」に公立大学法人が含まれるため、同条第2項により公立大学法人が設置する学校は「公立学校」にあたる。
  4. ^ 旭川市立大学移行直後の公式ホームページでは、変更無く掲げられていた[5]
  5. ^ 設置者変更及び公立大学法人設立の手続きにあわせて、学校法人旭川大学の寄附行為の変更についても同学校法人が認可申請を行い、2022年9月9日に北海道知事より認可された。
  6. ^ a b 出典[84]
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u のみ
  8. ^ a b 右記資料も参照のこと[24]
  9. ^ a b 出典[85]
  10. ^ a b 昨年度の資料[29]及び本年度のそれ'[30]とを見比べた結果から。
  11. ^ 出典[76][77]2015年度末で廃止。

補足

[編集]
  1. ^ ほか学科も参照のこと。
  2. ^ 専攻科も参照のこと。
  3. ^ 現在の文部科学省
  4. ^ 出典[13][14][15]
  5. ^ 出典[16]。当初は学校法人旭川共立学園が母体となっていた[17]
  6. ^ 旭川日本大学女子短期大学という名称も用いられていた[18]
  7. ^ 出典[22]昨年度の資料[23]及び本年度のそれ[24]も其々参照のこと。
  8. ^ 出典[33]昨年度の資料[34]及び本年度のそれ[35]も其々参照のこと。
  9. ^ 出典[37][38]
  10. ^ 出典[39][40][41]昨年度の資料[42]及び本年度のそれ[43]も其々参照のこと。
  11. ^ 出典[47][48]
  12. ^ 出典[50]。うち1回生 257[51]
  13. ^ 幼児教育専攻を廃止する。
  14. ^ 出典[54][55]
  15. ^ 出典[56][57]。男女共学となる[58]
  16. ^ 令和2年度より学生の募集を停止[62][63]
  17. ^ 2021年3月31日をもって正式に廃止となる[64]
  18. ^ 出典[8][66][67][1]
  19. ^ 出典[70][58]
  20. ^ 最終募集となった2001年における体制[71][72]
  21. ^ 最終募集となった2019年における体制[73][74]
  22. ^ 出典[79][80][81][82]。当初は、教科保健も併設されていた[83]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d 文部科学省高等教育局大学振興課'2023.
  2. ^ a b c 公立大学法人旭川市立大学の設立認可等について』(PDF)(プレスリリース)旭川市、2022年9月13日。オリジナルの2022年9月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20220914161958/https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/700/723/729/d075999_d/fil/0913-02.pdf 
  3. ^ a b 私立旭川大の市立化を認可 文科省」『北海道新聞電子版』2022年9月12日。オリジナルの2022年9月12日時点におけるアーカイブ。
  4. ^ 旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部、開学しました。」『ニュース』旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部、2023年4月1日。
  5. ^ 建学の理念・教育目標”. 旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部 (2023年4月1日). 2023年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月1日閲覧。
  6. ^ 公立大学法人旭川市立大学中期目標 (評価委員会意見反映後)”. 旭川市公立大学法人評価委員会における評価等. 旭川市 (2022年10月25日). 2022年11月27日閲覧。
  7. ^ 建学の理念・教育目標”. 旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部. 2023年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ2023年8月1日閲覧。
  8. ^ a b 大学等の設置者変更に係る答申について(令和4年8月31日)”. 文部科学省 (2022年8月31日). 2022年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ2022年8月31日閲覧。令和5年度 大学等の設置者変更の認可申請一覧” (PDF). 文部科学省 (2022年8月31日). 2022年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ2022年8月31日閲覧。
  9. ^ a b 公立大学法人旭川市立大学の設立認可について(令和4年9月)”. 旭川市 (2022年9月13日). 2022年9月13日閲覧。 “公立大学法人旭川市立大学を令和5年4月1日に設立することについて、令和4年9月9日付けで北海道知事から認可されました。”
  10. ^ 資料3 公立大学法人設立認可等に関わる経過”. 第2回旭川市公立大学法人評価委員会. 旭川市 (2022年9月30日). 2022年11月27日閲覧。 “学校法人から文部科学大臣に対して、大学及び短期大学部の名称変更に関わる届出を設置者変更認可後に実施している。”
  11. ^ 第73回(春季)通常総会(2023.5.22)議事録”. 全国公立短期大学協会 (2023年7月). 2023年7月12日閲覧。
  12. ^ 学校法人名簿 昭和40年度より。
  13. ^ 日本大学大鑑 1977年版より。
  14. ^ 学校法人名簿 昭和58年版より。
  15. ^ 北海道の私学 1964年版より。
  16. ^ 短期大学一覧 昭和39年度 (短期大学資料)より。
  17. ^ 学校法人一覧 昭和38年版より。
  18. ^ 短期大学教育 (18)より。
  19. ^ 文部省'64, p. 24.
  20. ^ 文部省'65, p. 27.
  21. ^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)-別科-より。
  22. ^ 短期大学一覧 昭和41年度 (短期大学資料)-私立短期大学-より。
  23. ^ 短期大学教育 (19)より。
  24. ^ a b 短期大学教育 (20)より。
  25. ^ 文部省'66, p. 28.
  26. ^ 文部省'67, p. 28.
  27. ^ 文部省学術局'1968.
  28. ^ 文部省'68, p. 30.
  29. ^ a b 短期大学一覧 昭和44年度 (短期大学資料)より。
  30. ^ a b 短期大学一覧 昭和45年度 (短期大学資料)より。
  31. ^ 文部省'70, p. 30.
  32. ^ 短期大学一覧 昭和49年度 (短期大学資料)より。
  33. ^ 短期大学一覧 昭和49年度 (短期大学資料)より。
  34. ^ 短期大学教育 (31)より。
  35. ^ 短期大学教育 (32)より。
  36. ^ 文部省'75, p. 37.
  37. ^ 全国短期大学一覧 昭和55年度より。
  38. ^ 文部省大学局技術教育課'1979.
  39. ^ 全国短期大学一覧 昭和59年度より。
  40. ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和59年度より。
  41. ^ 大学資料 (91)より。
  42. ^ 短期大学教育 (40)より。
  43. ^ 短期大学教育 (41)より。
  44. ^ 全国学校総覧 昭和60年版より。
  45. ^ 文部省'85, p. 48.
  46. ^ 文部省'86, p. 48.
  47. ^ 文教協会'1987, p. 00.
  48. ^ 文部省高等教育局'1987.
  49. ^ 文部省'87, p. 49.
  50. ^ 文部省'92, p. 55.
  51. ^ 旺文社'1992.9, p. 156.
  52. ^ 文教協会'1998.
  53. ^ 文部省'99, p. 59.
  54. ^ 文教協会'2002.
  55. ^ 文部科学省高等教育局'2002.
  56. ^ 文教協会'2011, p. 23.
  57. ^ 文部科学省高等教育局'2011.
  58. ^ a b 日本私立短期大学協会'2010.10, p. 38.
  59. ^ 大学入試センター'2013, p. 26.
  60. ^ 大学入試センター'2014, p. 28.
  61. ^ 大学入試センター'2015, p. 28.
  62. ^ 地域科学研究会'2020.
  63. ^ 文部科学省高等教育局'2020.
  64. ^ 文部科学省高等教育局大学振興課'2021.
  65. ^ 文部科学省高等教育局大学振興課'2022.
  66. ^ 2023(令和5)年度 開学式・入学式について」『ニュース』旭川大学・旭川大学短期大学部、2023年3月22日。
  67. ^ 公立化第一期生、地域貢献を誓う 市立旭川大」『朝日新聞デジタル』2023年4月5日。オリジナルの2023年4月5日時点におけるアーカイブ。
  68. ^ 旭川市立大学・旭川市立大学短期大学部の新しいロゴマークの審査を行いました。」『ニュース』旭川大学・旭川大学短期大学部、2023年1月27日。
  69. ^ 旭川市立大学 4月1日の開学を前にロゴマークお披露目」『NHK NEWS WEB』2023年3月29日。オリジナルの2023年3月29日時点におけるアーカイブ。
  70. ^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 1.
  71. ^ 文教協会'2001.
  72. ^ 文部科学省高等教育局'2001.
  73. ^ 文部科学省高等教育局'2019.
  74. ^ 地域科学研究会'2019.
  75. ^ 文教協会'1997.
  76. ^ 文教協会'2015.
  77. ^ 文部科学省高等教育局'2015.
  78. ^ 短期大学一覧 昭和50年度 (短期大学資料)より。
  79. ^ 第一法規出版'1984.9.
  80. ^ 晶文社'1999.
  81. ^ 梧桐書院'2000.4.
  82. ^ 旺文社'2000.05, p. 166.
  83. ^ 現行法令輯覧 26-2巻 学事2より。
  84. ^ 旭川女子短期大学紀要より。
  85. ^ 北日本学院大学女子短期大学部紀要より。
  86. ^ 旭川大学女子短期大学部紀要より。
  87. ^ 旭川大学短期大学部紀要より。
  88. ^ 学長交代のお知らせ - ウェイバックマシン(2021年4月16日アーカイブ分)
  89. ^ 公立大学の理事長及び学長の予定者について”. 旭川市総合政策部 大学公立化担当 (2021年11月). 2023年3月27日閲覧。
  90. ^ ニュース 旭川商業高校と高大連携協定を締結しました(旭川大学 2016年11月18日)(2022年12月10日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  91. ^ 旭川大学短期大学部 就職データ”. 学校法人旭川大学. 2022年12月15日閲覧。
  92. ^ 旺文社'2000.05, p. 433.
  93. ^ 短期大学教育 (17)より。

参考文献

[編集]

教員養成機関

[編集]

全国学校総覧

[編集]

全国短期大学高等専門学校一覧

[編集]

全国短期大学一覧

[編集]

文部省

[編集]

文部科学省

[編集]

地域科学研究会

[編集]

日本の私立短期大学

[編集]

短期大学受験案内(晶文社)

[編集]

短期大学案内(梧桐書院)

[編集]

蛍雪時代

[編集]

大学入試センター

[編集]